JP3194227B2 - シールドマルティプル電気コネクタ組立体 - Google Patents
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- H01R13/658—High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
- H01R13/6581—Shield structure
- H01R13/6582—Shield structure with resilient means for engaging mating connector
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気コネ
クタに係り、より詳細には、シールドマルティプル電気
コネクタ組立体に係る。
クタに係り、より詳細には、シールドマルティプル電気
コネクタ組立体に係る。
【0002】
【従来の技術】あるハードウェアでは、コンピュータボ
ックスの背面のような至近部にマルティプル電気コネク
タを実装することが必要となる。例えば、多数の周辺装
置に各入力/出力接続を与えるためにコンピュータにマ
ルティプルUSBコネクタが設けられる。しかしなが
ら、マルティプル電気コネクタの従来の組立体では、コ
ネクタが長手方向の端−端関係で組み立てられる。この
ようなコネクタ組立体は、通常、コネクタを固定する2
部片のブラケットを備えている。
ックスの背面のような至近部にマルティプル電気コネク
タを実装することが必要となる。例えば、多数の周辺装
置に各入力/出力接続を与えるためにコンピュータにマ
ルティプルUSBコネクタが設けられる。しかしなが
ら、マルティプル電気コネクタの従来の組立体では、コ
ネクタが長手方向の端−端関係で組み立てられる。この
ようなコネクタ組立体は、通常、コネクタを固定する2
部片のブラケットを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】不都合なことに、この
ような従来のコネクタ組立体は、コネクタの横方向配列
のために全巾が大きくなる。これは、コネクタ組立体が
設置される小型の装置を設計する上で著しい制約を与え
る。更に、既知の2部片ブラケットは、製造及び組立が
不当に複雑で且つ高価なものとなる。それ故、改良され
た電気コネクタ組立体が要望される。
ような従来のコネクタ組立体は、コネクタの横方向配列
のために全巾が大きくなる。これは、コネクタ組立体が
設置される小型の装置を設計する上で著しい制約を与え
る。更に、既知の2部片ブラケットは、製造及び組立が
不当に複雑で且つ高価なものとなる。それ故、改良され
た電気コネクタ組立体が要望される。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のコネク
タを一体的なコンパクトな形態に一緒に固定するための
ブラケットを含む改良されたシールド電気コネクタ組立
体を提供する。例えば、1つの実施形態では、電気コネ
クタ組立体が複数の電気コネクタを含み、各コネクタ
は、複数の電気端子を含む絶縁ハウジングを有してい
る。各端子は、相補的な相手プラグコネクタの各端子に
嵌合するための接点部分と、各導体に嵌合するためのテ
ール部分とを有している。各コネクタは、更に、ハウジ
ングをほぼ包囲するか又は少なくとも部分的に包囲する
導電性シールドを備えている。このシールドは、端子の
接点部分の付近に嵌合部分を有する。この嵌合部分は、
各電気コネクタの前方に延びる。電気コネクタ組立体
は、更に、電気コネクタを一体的な形態に一緒に固定す
るための導電性ブラケットも備えている。このブラケッ
トは、1つの実施形態では、上壁と、この上壁から垂下
した対向側壁とを含む。導電性ブラケットは、対向側壁
間で電気コネクタを包囲する。電気コネクタのシールド
の嵌合部分は、対向側壁の前縁から前方に延びる。
タを一体的なコンパクトな形態に一緒に固定するための
ブラケットを含む改良されたシールド電気コネクタ組立
体を提供する。例えば、1つの実施形態では、電気コネ
クタ組立体が複数の電気コネクタを含み、各コネクタ
は、複数の電気端子を含む絶縁ハウジングを有してい
る。各端子は、相補的な相手プラグコネクタの各端子に
嵌合するための接点部分と、各導体に嵌合するためのテ
ール部分とを有している。各コネクタは、更に、ハウジ
ングをほぼ包囲するか又は少なくとも部分的に包囲する
導電性シールドを備えている。このシールドは、端子の
接点部分の付近に嵌合部分を有する。この嵌合部分は、
各電気コネクタの前方に延びる。電気コネクタ組立体
は、更に、電気コネクタを一体的な形態に一緒に固定す
るための導電性ブラケットも備えている。このブラケッ
トは、1つの実施形態では、上壁と、この上壁から垂下
した対向側壁とを含む。導電性ブラケットは、対向側壁
間で電気コネクタを包囲する。電気コネクタのシールド
の嵌合部分は、対向側壁の前縁から前方に延びる。
【0005】ブラケットは、複数のフランジ又はタブを
含み、これらは、コネクタをクランプしてコネクタの周
りにブラケットを固定する。1つの実施形態では、タブ
又はフランジの少なくとも幾つかがコネクタに対して内
方に可塑的に曲げられ、ブラケットの壁で画成された内
部空洞内にコネクタを保持する。例えば、1つの実施形
態では、ブラケットは、対向側壁の前縁から内方に延び
る一対のフランジを含む。各内方フランジは、1つの電
気コネクタの各縁を各前方嵌合部分に対してクランプす
る。
含み、これらは、コネクタをクランプしてコネクタの周
りにブラケットを固定する。1つの実施形態では、タブ
又はフランジの少なくとも幾つかがコネクタに対して内
方に可塑的に曲げられ、ブラケットの壁で画成された内
部空洞内にコネクタを保持する。例えば、1つの実施形
態では、ブラケットは、対向側壁の前縁から内方に延び
る一対のフランジを含む。各内方フランジは、1つの電
気コネクタの各縁を各前方嵌合部分に対してクランプす
る。
【0006】又、各電気コネクタのシールドは、シール
ドの嵌合部分の外側に前面を有し、そして各電気コネク
タの前面に内方フランジが係合する。1つの実施形態で
は、ブラケットは、上壁の前縁から下方に延びるフィン
ガを含み、このフィンガは、隣接する電気コネクタの前
面をクランプする。又、1つの実施形態では、ブラケッ
トは、ブラケットの後部を電気コネクタにしっかり固定
するために1つ以上の後部フランジ又は後壁を含む。更
に、コネクタの下面をしっかり固定するためにブラケッ
トの横下縁から1つ以上のタブが延びている。
ドの嵌合部分の外側に前面を有し、そして各電気コネク
タの前面に内方フランジが係合する。1つの実施形態で
は、ブラケットは、上壁の前縁から下方に延びるフィン
ガを含み、このフィンガは、隣接する電気コネクタの前
面をクランプする。又、1つの実施形態では、ブラケッ
トは、ブラケットの後部を電気コネクタにしっかり固定
するために1つ以上の後部フランジ又は後壁を含む。更
に、コネクタの下面をしっかり固定するためにブラケッ
トの横下縁から1つ以上のタブが延びている。
【0007】ブラケットの後部は、コネクタの後面を保
持するための1つ以上のタブ又は壁部分を含む。例え
ば、ブラケットは、各側壁の後縁から内方に延びる一対
の後壁を含む。これら後壁は、コネクタの後部をほぼカ
バーし、コネクタの後部に改良されたシールド作用を与
える。
持するための1つ以上のタブ又は壁部分を含む。例え
ば、ブラケットは、各側壁の後縁から内方に延びる一対
の後壁を含む。これら後壁は、コネクタの後部をほぼカ
バーし、コネクタの後部に改良されたシールド作用を与
える。
【0008】1つの実施形態では、少なくとも1つの電
気コネクタのシールドは、コネクタ組立体が実装される
回路基板に係合するための1つ以上の足を含む。この足
は、回路基板の穴を通して延びる挿入型の取付脚の形態
である。又、この足は、表面取付型の取付構造を有して
もよい。
気コネクタのシールドは、コネクタ組立体が実装される
回路基板に係合するための1つ以上の足を含む。この足
は、回路基板の穴を通して延びる挿入型の取付脚の形態
である。又、この足は、表面取付型の取付構造を有して
もよい。
【0009】本発明の効果は、少なくとも2つの垂直に
直立したコネクタが並置関係で一体的に固定されたマル
ティプル電気コネクタ組立体が提供されることである。
本発明の別の効果は、製造及び組立が容易なことであ
る。本発明の更に別の効果は、電気コネクタの全体的な
サイズが減少されたことである。本発明の更に別の効果
は、電気コネクタが設置位置から緩みにくくされたこと
である。本発明の更に別の特徴及び効果は、添付図面を
参照した以下の詳細な説明から明らかとなろう。
直立したコネクタが並置関係で一体的に固定されたマル
ティプル電気コネクタ組立体が提供されることである。
本発明の別の効果は、製造及び組立が容易なことであ
る。本発明の更に別の効果は、電気コネクタの全体的な
サイズが減少されたことである。本発明の更に別の効果
は、電気コネクタが設置位置から緩みにくくされたこと
である。本発明の更に別の特徴及び効果は、添付図面を
参照した以下の詳細な説明から明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】同じ部品が同じ番号で示された添
付図面の図1は、従来の電気コネクタ組立体10を示
す。この電気コネクタ組立体では、2つのコネクタ12
が上部及び下部の取付殻部材14及び16により横方向
の端−端配列で固定される。上部の取付殻部材14と、
下部の取付殻部材16は、横方向に配列された2つのコ
ネクタ12をしっかりと包囲するように互いに嵌合され
る。図示されたコネクタ12は、標準的なUSB A型
コネクタである。上部の取付殻部材14は、両端に配置
された一対の端壁18を含む。上部の取付殻部材14の
端壁18は、下部の取付殻部材16の一対の端壁20に
各々係合する。更に、上部の取付殻部材14は、端壁1
8間の中央に配置された中間壁22を有する。下部の取
付殻部材16は、その中間壁24が上部の取付殻部材1
4の中間壁22に係合するように配置される。上部及び
下部の取付殻部材14、16は、2つのコネクタ12を
受け入れるための2つのくぼみスペース26を画成する
ように互いに嵌合される。しかしながら、従来の電気コ
ネクタ組立体10の全巾Wは、コネクタ12が横方向に
端−端配置されるために不必要に大きくなる。更に、コ
ネクタ12の間に配置される中間壁22、24も、巾W
に大きく貢献する。従って、従来の電気コネクタ組立体
10を使用する電気装置(図示せず)は、そのサイズ減
少が制約される。更に、従来の電気コネクタ組立体10
の上部及び下部の取付殻部材14、16は、製造及び組
立経費が高くなる。
付図面の図1は、従来の電気コネクタ組立体10を示
す。この電気コネクタ組立体では、2つのコネクタ12
が上部及び下部の取付殻部材14及び16により横方向
の端−端配列で固定される。上部の取付殻部材14と、
下部の取付殻部材16は、横方向に配列された2つのコ
ネクタ12をしっかりと包囲するように互いに嵌合され
る。図示されたコネクタ12は、標準的なUSB A型
コネクタである。上部の取付殻部材14は、両端に配置
された一対の端壁18を含む。上部の取付殻部材14の
端壁18は、下部の取付殻部材16の一対の端壁20に
各々係合する。更に、上部の取付殻部材14は、端壁1
8間の中央に配置された中間壁22を有する。下部の取
付殻部材16は、その中間壁24が上部の取付殻部材1
4の中間壁22に係合するように配置される。上部及び
下部の取付殻部材14、16は、2つのコネクタ12を
受け入れるための2つのくぼみスペース26を画成する
ように互いに嵌合される。しかしながら、従来の電気コ
ネクタ組立体10の全巾Wは、コネクタ12が横方向に
端−端配置されるために不必要に大きくなる。更に、コ
ネクタ12の間に配置される中間壁22、24も、巾W
に大きく貢献する。従って、従来の電気コネクタ組立体
10を使用する電気装置(図示せず)は、そのサイズ減
少が制約される。更に、従来の電気コネクタ組立体10
の上部及び下部の取付殻部材14、16は、製造及び組
立経費が高くなる。
【0011】図2、4及び5には、本発明により構成さ
れた電気コネクタ組立体30が示されている。このコネ
クタ組立体30は、ブラケット34内に固定された少な
くとも2つの垂直に直立したコネクタ32を備えてい
る。1つの実施形態において、ブラケット34は、シー
ルド作用を改善するように導電性材料で一体的に形成さ
れる。
れた電気コネクタ組立体30が示されている。このコネ
クタ組立体30は、ブラケット34内に固定された少な
くとも2つの垂直に直立したコネクタ32を備えてい
る。1つの実施形態において、ブラケット34は、シー
ルド作用を改善するように導電性材料で一体的に形成さ
れる。
【0012】コネクタ32は、1つの実施形態では、垂
直に直立した構成のUSB A型のコネクタであるが、
本発明は、他の形式のコネクタにも使用できる。一般的
に知られたように、そして図3に示すように、コネクタ
32は、絶縁ハウジング36及び複数の導電性端子38
を有している。各端子38をしっかり保持するためにハ
ウジングには複数の端子支持空洞40が形成される。各
端子は、相補的な相手プラグコネクタ(図示せず)の各
端子に嵌合するための接点部分42と、回路基板46
(図5)の各導体に嵌合するためのテール部分44とを
有している。接点部分42は、ハウジング36の端子支
持部分47に垂直の列に配置される。
直に直立した構成のUSB A型のコネクタであるが、
本発明は、他の形式のコネクタにも使用できる。一般的
に知られたように、そして図3に示すように、コネクタ
32は、絶縁ハウジング36及び複数の導電性端子38
を有している。各端子38をしっかり保持するためにハ
ウジングには複数の端子支持空洞40が形成される。各
端子は、相補的な相手プラグコネクタ(図示せず)の各
端子に嵌合するための接点部分42と、回路基板46
(図5)の各導体に嵌合するためのテール部分44とを
有している。接点部分42は、ハウジング36の端子支
持部分47に垂直の列に配置される。
【0013】更に、図3を参照すれば、各コネクタ32
は、ハウジング36を少なくとも部分的に包囲する導電
性シールド48も備えている。このシールド48の嵌合
部分50は、端子の接点部分42の付近にあり、挿入さ
れる相手プラグを受け入れるための開口を画成する。嵌
合部分50は、各電気コネクタ32においてシールド4
8の前面51(図2、4)から前方に突出する。又、各
コネクタ32は、回路基板46(図5)にコネクタ32
を取り付けるための1つ以上の足52も含む。図示され
た実施形態では、各コネクタ32は、一対の後足52
と、前足53とを含み、これらの足は、シールド48か
ら下方に延び、回路基板46の穴54、55を通して延
びるように取付脚として形成される。別の実施形態で
は、足52、53は、この技術でよく知られたように、
表面取付構造で形成されて、回路板の表面に半田やネジ
でしっかりと固定されてもよい。
は、ハウジング36を少なくとも部分的に包囲する導電
性シールド48も備えている。このシールド48の嵌合
部分50は、端子の接点部分42の付近にあり、挿入さ
れる相手プラグを受け入れるための開口を画成する。嵌
合部分50は、各電気コネクタ32においてシールド4
8の前面51(図2、4)から前方に突出する。又、各
コネクタ32は、回路基板46(図5)にコネクタ32
を取り付けるための1つ以上の足52も含む。図示され
た実施形態では、各コネクタ32は、一対の後足52
と、前足53とを含み、これらの足は、シールド48か
ら下方に延び、回路基板46の穴54、55を通して延
びるように取付脚として形成される。別の実施形態で
は、足52、53は、この技術でよく知られたように、
表面取付構造で形成されて、回路板の表面に半田やネジ
でしっかりと固定されてもよい。
【0014】本発明によれば、コネクタ32をコンパク
トに且つ頑丈に取り付けるために、ブラケット34は、
図2、4及び5に示すように、電気コネクタ32を一体
的に固定して組立体30を構成する。図示された組立体
30は、多数のコネクタ32をブラケット34により縦
の取付方向で隣接並置状態に保持する。図4に示すよう
に、ブラケット34は、1つの実施形態では、上壁56
と、この上壁56から垂下する対向側壁58とを備えて
いる。側壁58は、上壁56の側縁からそれにほぼ垂直
に下方に延びる。側壁58間には内部空洞60(図4)
が形成される。ブラケット34は、対向側壁58間で空
洞60内に電気コネクタ32をぴったり受け入れ、図2
に示すように、コネクタ32を並置関係で一緒に包囲す
る。コネクタ32は、その占有スペースを最小にするた
めに互いに隣接保持される。
トに且つ頑丈に取り付けるために、ブラケット34は、
図2、4及び5に示すように、電気コネクタ32を一体
的に固定して組立体30を構成する。図示された組立体
30は、多数のコネクタ32をブラケット34により縦
の取付方向で隣接並置状態に保持する。図4に示すよう
に、ブラケット34は、1つの実施形態では、上壁56
と、この上壁56から垂下する対向側壁58とを備えて
いる。側壁58は、上壁56の側縁からそれにほぼ垂直
に下方に延びる。側壁58間には内部空洞60(図4)
が形成される。ブラケット34は、対向側壁58間で空
洞60内に電気コネクタ32をぴったり受け入れ、図2
に示すように、コネクタ32を並置関係で一緒に包囲す
る。コネクタ32は、その占有スペースを最小にするた
めに互いに隣接保持される。
【0015】両コネクタ32の各々が各相手プラグコネ
クタを受け入れ、そしてブラケット34によって妨げら
れずにコンピュータボックス(図示せず)の穴に取り付
けられるように、各シールド48の嵌合部分50は、ブ
ラケット34の対向側壁58及び上壁56の前縁63か
ら前方に突出する。これは、導電性ブラケット34に組
み立てられたコネクタ32を示す図2及び5に示されて
いる。
クタを受け入れ、そしてブラケット34によって妨げら
れずにコンピュータボックス(図示せず)の穴に取り付
けられるように、各シールド48の嵌合部分50は、ブ
ラケット34の対向側壁58及び上壁56の前縁63か
ら前方に突出する。これは、導電性ブラケット34に組
み立てられたコネクタ32を示す図2及び5に示されて
いる。
【0016】ブラケット34は、コネクタ組立体30を
一体的に保持するためにコネクタ32をクランプする複
数の突出した素子を含む。例えば、図2、4及び5に示
す実施形態では、ブラケット34は、対向側壁58の前
縁から内方に延びる一対のフランジ62を含む。各フラ
ンジ62は、各電気コネクタ32をクランプする。より
詳細には、各フランジ62は、シールド48の嵌合部分
50に沿ったシールド48の前面51(図2、4)にお
いてシールド48に係合される。別の実施形態では、対
向側壁58の後縁67からも一対のフランジ(図示せ
ず)が内方に延びるようにしてもよい。同じ側壁58の
前部及び後部のフランジは、それらの間にコネクタ32
をクランプするように協働することができる。加えて、
図示された組立体30では、フィンガ64が、隣接コネ
クタ32の嵌合部分50間において上壁56の前縁から
下方に延びる。フィンガ64は、電気コネクタ32の前
面を係合式にクランプする。図2、図4及び図5の実施
形態では、フィンガ64は、ほぼコネクタ32の高さに
わたって下方に延び、フィンガ64の下部65は、コネ
クタ32の下面をクランプするように内方に曲げること
ができる。
一体的に保持するためにコネクタ32をクランプする複
数の突出した素子を含む。例えば、図2、4及び5に示
す実施形態では、ブラケット34は、対向側壁58の前
縁から内方に延びる一対のフランジ62を含む。各フラ
ンジ62は、各電気コネクタ32をクランプする。より
詳細には、各フランジ62は、シールド48の嵌合部分
50に沿ったシールド48の前面51(図2、4)にお
いてシールド48に係合される。別の実施形態では、対
向側壁58の後縁67からも一対のフランジ(図示せ
ず)が内方に延びるようにしてもよい。同じ側壁58の
前部及び後部のフランジは、それらの間にコネクタ32
をクランプするように協働することができる。加えて、
図示された組立体30では、フィンガ64が、隣接コネ
クタ32の嵌合部分50間において上壁56の前縁から
下方に延びる。フィンガ64は、電気コネクタ32の前
面を係合式にクランプする。図2、図4及び図5の実施
形態では、フィンガ64は、ほぼコネクタ32の高さに
わたって下方に延び、フィンガ64の下部65は、コネ
クタ32の下面をクランプするように内方に曲げること
ができる。
【0017】更に、ブラケット34は一対のタブ66を
含み、各タブ66は、各側壁58の下縁から下方に突出
する。図2に示すように、タブ66は、各コネクタ32
の下面に係合するように内方に曲げられる。別の実施形
態において、ブラケット34は、コネクタ32の後部に
クランプするために上壁56の後縁から延びる少なくと
も1つの後部フランジ又はタブ壁(図示せず)を含んで
もよい。
含み、各タブ66は、各側壁58の下縁から下方に突出
する。図2に示すように、タブ66は、各コネクタ32
の下面に係合するように内方に曲げられる。別の実施形
態において、ブラケット34は、コネクタ32の後部に
クランプするために上壁56の後縁から延びる少なくと
も1つの後部フランジ又はタブ壁(図示せず)を含んで
もよい。
【0018】フランジ62、フィンガ64及びタブ66
は、曲げることができ、ブラケット34をコネクタ32
の周りに容易に組み立てることができる。更に、ブラケ
ット34は、所望の形状のシートから一体的に容易に型
抜きしそして曲げ加工によって整形できるので、比較的
製造経費が安価である。ブラケット34は、図1に示す
従来の組立体に関連して必要とされる工程、即ち上部及
び下部の取付殻部材14、16を別々に製造して互いに
固定する工程を排除する。
は、曲げることができ、ブラケット34をコネクタ32
の周りに容易に組み立てることができる。更に、ブラケ
ット34は、所望の形状のシートから一体的に容易に型
抜きしそして曲げ加工によって整形できるので、比較的
製造経費が安価である。ブラケット34は、図1に示す
従来の組立体に関連して必要とされる工程、即ち上部及
び下部の取付殻部材14、16を別々に製造して互いに
固定する工程を排除する。
【0019】図5に示す組み立てられた状態において
は、一体的な組立体30は、コンパクトなサイズであっ
て且つ構造が頑丈である。組立体30は、回路基板46
の穴54、55に足52、53を挿入し、そして回路基
板46の接点部分に端子38のテール部分44を接触さ
せることにより、回路基板46に取り付けることができ
る。組立体30は、好都合なことに、低背型で巾も狭
く、僅かなスペースしか占有しない。従って、コネクタ
組立体30が使用される装置は、非常にコンパクトに設
計することができる。
は、一体的な組立体30は、コンパクトなサイズであっ
て且つ構造が頑丈である。組立体30は、回路基板46
の穴54、55に足52、53を挿入し、そして回路基
板46の接点部分に端子38のテール部分44を接触さ
せることにより、回路基板46に取り付けることができ
る。組立体30は、好都合なことに、低背型で巾も狭
く、僅かなスペースしか占有しない。従って、コネクタ
組立体30が使用される装置は、非常にコンパクトに設
計することができる。
【0020】図6及び図7には、本発明による別のコネ
クタ組立体130が示されている。この組立体130
は、一対のコネクタ32のような多数のコネクタを一緒
に固定するためのブラケット134を含む。このブラケ
ット134は、図2、図4及び図5を参照して説明した
ブラケット34の上壁56、側壁58及び前縁63と同
様に、上壁156、対向側壁158及び前縁163を有
する。各側壁158から一対のタブ166が下方に突出
している。これらのタブ166は、コネクタ32の下面
を係合式にクランプするように内方に曲げられる。
クタ組立体130が示されている。この組立体130
は、一対のコネクタ32のような多数のコネクタを一緒
に固定するためのブラケット134を含む。このブラケ
ット134は、図2、図4及び図5を参照して説明した
ブラケット34の上壁56、側壁58及び前縁63と同
様に、上壁156、対向側壁158及び前縁163を有
する。各側壁158から一対のタブ166が下方に突出
している。これらのタブ166は、コネクタ32の下面
を係合式にクランプするように内方に曲げられる。
【0021】図6に示すように、ブラケット134は、
側壁158から内方に延びる前部フランジ162と、上
壁156の前縁から下方に延びる中央フィンガ164も
含む。フィンガ164は、隣接コネクタ32の嵌合部分
50間に延びる。フィンガ164は、その長さがコネク
タ32の高さの一部分に過ぎず、コネクタ32の下部ま
で延びない。
側壁158から内方に延びる前部フランジ162と、上
壁156の前縁から下方に延びる中央フィンガ164も
含む。フィンガ164は、隣接コネクタ32の嵌合部分
50間に延びる。フィンガ164は、その長さがコネク
タ32の高さの一部分に過ぎず、コネクタ32の下部ま
で延びない。
【0022】多数のコネクタ32を組立体130の後部
においてブラケット34内に固定するために、ブラケッ
ト134の後部は、一対の後壁170を含む。各後壁1
70は、各側壁158の後縁167から内方に延びる。
後壁170は、組立体130のほぼ中央で合流し、後壁
170とフィンガ164と各前部フランジ162との間
にコネクタ32をクランプする。後壁170は、組立体
130の後部においてコネクタ132をほぼカバーし、
良好なシールド作用を与える。
においてブラケット34内に固定するために、ブラケッ
ト134の後部は、一対の後壁170を含む。各後壁1
70は、各側壁158の後縁167から内方に延びる。
後壁170は、組立体130のほぼ中央で合流し、後壁
170とフィンガ164と各前部フランジ162との間
にコネクタ32をクランプする。後壁170は、組立体
130の後部においてコネクタ132をほぼカバーし、
良好なシールド作用を与える。
【0023】好適な実施形態を参照して本発明を以上に
説明したが、種々の置き換えや変更が当業者に明らかで
あろう。例えば、本発明のある実施形態は、種々の形状
をもつタブ及びフランジを備えることができ、そして別
の実施形態では、ブラケットが3つ以上のコネクタを包
囲するように構成することができる。このような置き換
えや変更は、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに行う
ことができる。それ故、このような置き換えや変更は、
全て、請求の範囲内に包含されるものとする。
説明したが、種々の置き換えや変更が当業者に明らかで
あろう。例えば、本発明のある実施形態は、種々の形状
をもつタブ及びフランジを備えることができ、そして別
の実施形態では、ブラケットが3つ以上のコネクタを包
囲するように構成することができる。このような置き換
えや変更は、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに行う
ことができる。それ故、このような置き換えや変更は、
全て、請求の範囲内に包含されるものとする。
【図1】従来のマルティプル電気コネクタ組立体を示す
分解図である。
分解図である。
【図2】本発明の1つの実施形態によるマルティプル電
気コネクタ組立体を示す斜視図である。
気コネクタ組立体を示す斜視図である。
【図3】図1に示す電気コネクタ組立体の1つの電気コ
ネクタを示す分解斜視図である。
ネクタを示す分解斜視図である。
【図4】本発明のマルティプル電気コネクタ組立体の分
解斜視図であって、ブラケット及び多数のコネクタを示
す図である。
解斜視図であって、ブラケット及び多数のコネクタを示
す図である。
【図5】回路基板に実装された電気コネクタ組立体の斜
視図である。
視図である。
【図6】本発明の別の実施形態による電気コネクタ組立
体の分解斜視図である。
体の分解斜視図である。
【図7】図6のコネクタ組立体を組立状態で示す後方の
下から見た斜視図である。
下から見た斜視図である。
【符号の説明】
30、130 シールドマルチプル電気コネクタ組立体
32 電気コネクタ
34 導電性ブラケット
36 絶縁ハウジング
38 電気端子
42 接点部分
44 テール部分
48 導電性シールド
50 嵌合部分
56、156 上壁
58、158 対向側壁
63、163 前縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/00 H01R 13/514 H01R 13/658 H01R 24/08
Claims (13)
- 【請求項1】 複数の電気コネクタ(32)を備え、そ
の各々は複数の電気端子(38)を含む絶縁ハウジング
(36)を有し、各電気端子(38)は、相補的な相手
コネクタの各端子に嵌合する接点部分(42)と、各導
体に嵌合するテール部分(44)とを有し、各電気コネ
クタ(32)は、上記絶縁ハウジング(36)を少なく
とも部分的に包囲する導電性シールド(48)を有し、
導電性シールド(48)の各々は、上記複数の電気端子
(38)の上記接点部分(42)に接近した嵌合部分
(50)を有し、相手コネクタと嵌合する夫々の嵌合部
分(50)は、各電気コネクタ(32)の前方に延び、 更に、上壁(56、156)及びこの上壁から垂下する
対向側壁(58、158)を含む導電性ブラケット(3
4、134)を備え、この導電性ブラケットは、上記対
向側壁(58、158)間に上記複数の電気コネクタ
(32)を包囲し、上記対向側壁(58、158)は前
縁(63、163)を有し、そして上記電気コネクタ
(32)の上記導電性シールド(48)の嵌合部分(5
0)は、上記対向側壁(58、158)の前縁(63、
163)の前方に延びることを特徴とするシールドマル
ティプル電気コネクタ組立体(30、130)。 - 【請求項2】 上記導電性ブラケット(34、134)
は、上記複数の電気コネクタ(32)の各々をクランプ
するために上記対向側壁(58、158)の上記前縁
(63、163)から延びる内側フランジ(62、16
2)を含む請求項1に記載のシールドマルティプル電気
コネクタ組立体(30、130)。 - 【請求項3】 上記複数の電気コネクタ(32)各々の
上記導電性シールド(48)は、その嵌合部分(50)
の外側に前面(51)を有し、そして上記内側フランジ
(62、162)は、上記複数の電気コネクタ(32)
各々の上記前面(51)に係合する請求項2に記載のシ
ールドマルティプル電気コネクタ組立体(30、13
0)。 - 【請求項4】 上記上壁(56、156)の前縁(6
3、163)から延びるフィンガ(64、164)が、
隣接する電気コネクタ(32)の前面(51)をクラン
プする請求項3に記載のシールドマルティプル電気コネ
クタ組立体(30、130)。 - 【請求項5】 上記フィンガ(64、164)は、隣接
する電気コネクタ(32)の嵌合部分間の中央を下方に
延びる請求項4に記載のシールドマルティプル電気コネ
クタ組立体(30、130)。 - 【請求項6】 上記導電性ブラケット(134)は、対
応する電気コネクタ(32)をクランプするための後壁
(170)を含む請求項3に記載のシールドマルティプ
ル電気コネクタ組立体(130)。 - 【請求項7】 上記後壁(170)は、上記対向側壁
(158)各々の後縁から延び、そして上記対向する電
気コネクタ(32)に係合する請求項6に記載のシール
ドマルティプル電気コネクタ組立体(130)。 - 【請求項8】 各側壁(58、158)の横縁は、上記
複数の電気コネクタ(32)の各々をクランプするため
のタブ(66、166)を含む請求項1に記載のシール
ドマルティプル電気コネクタ組立体(30、130)。 - 【請求項9】 上記複数の電気コネクタ(32)各々の
導電性シールド(48)は、電気コネクタ組立体(3
0、130)が実装される回路基板(46)に係合する
ための足(52)を含む請求項1に記載のシールドマル
ティプル電気コネクタ組立体(30、130)。 - 【請求項10】 複数の電気コネクタ(32)を備え、
その各々は電気端子(38)を含む絶縁ハウジング(3
6)を有し、電気端子(38)は、相補的な相手コネク
タの各端子に嵌合する接点部分(42)と、各導体に嵌
合するテール部分(44)とを有し、上記絶縁ハウジン
グ(36)の各々には導電性シールド(48)が取り付
けられ、導電性シールド(48)の各々は、上記電気端
子(38)の接点部分(42)に接近し相手コネクタと
嵌合する嵌合部分(50)と、この嵌合部分の外側の前
面(51)とを有し、嵌合部分(50)は、各電気コネ
クタ(32)の前方に延び、 更に、上壁(56、156)及びこの上壁から垂下する
対向側壁(58、158)を含む導電性ブラケット(3
4、134)を備え、この導電性ブラケットは、上記対
向側壁(58、158)間に上記複数の電気コネクタ
(32)を包囲し、上記対向側壁(58、158)の各
々は前縁(63、163)を有し、各前縁から内側フラ
ンジ(62、162)が延びて対応する電気コネクタ
(32)の上記前面(51)に係合し、更に、上記対向
側壁(58、158)及び上記上壁(56、156)の
1つの後縁から後壁(170)が垂下し、この後壁は、
各電気コネクタ(32)に係合し、そして上記電気コネ
クタ(32)の導電性シールド(48)の嵌合部分(5
0)は、上記対向側壁(58、158)の上記前縁(6
3、163)の前方に延びることを特徴とするシールド
マルティプル電気コネクタ組立体(30、130)。 - 【請求項11】 上記上壁(56、156)の前縁(6
3、163)から延びるフィンガ(64、164)が、
隣接する電気コネクタ(32)の前面(51)をクラン
プする請求項10に記載のシールドマルティプル電気コ
ネクタ組立体(30、130)。 - 【請求項12】 上記複数の電気コネクタ(32)の各
々をクランプするために各側壁(58、158)の横縁
からタブ(66、166)が延びている請求項10に記
載のシールドマルティプル電気コネクタ組立体(30、
130)。 - 【請求項13】 上記複数の電気コネクタ32各々の導
電性シールド(48)は、電気コネクタ組立体(30、
130)が実装される回路基板(46)に係合するため
の足(52)を含む請求項10に記載のシールドマルテ
ィプル電気コネクタ組立体(30、130)。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW87218698 | 1998-11-11 | ||
TW087218698U TW405762U (en) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | Connector |
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---|---|
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JP3194227B2 true JP3194227B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=21637554
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP35345899A Expired - Fee Related JP3194227B2 (ja) | 1998-11-11 | 1999-11-08 | シールドマルティプル電気コネクタ組立体 |
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---|---|
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JP (1) | JP3194227B2 (ja) |
DE (1) | DE19954501A1 (ja) |
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-
1999
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