JP3194060B2 - 論理回路装置およびそのテスト方法 - Google Patents

論理回路装置およびそのテスト方法

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JP3194060B2 JP00341693A JP341693A JP3194060B2 JP 3194060 B2 JP3194060 B2 JP 3194060B2 JP 00341693 A JP00341693 A JP 00341693A JP 341693 A JP341693 A JP 341693A JP 3194060 B2 JP3194060 B2 JP 3194060B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理回路装置およびそ
のテスト方法に係り、特に、論理回路のテストを容易に
する手段に関する。仕様通りの論理機能が論理回路に正
しく実現されているかどうかを判別する目的で、論理回
路装置は、選別テストを受ける。本発明は、選別テスト
の際に必要となるテストパターンの生成を容易にするた
めに、論理回路に付加する手段および論理回路装置のテ
スト方法に関する。
【0002】なお、本明細書において、「論理回路装
置」とは、論理回路を少なくとも1個搭載した装置また
は含む装置をいう。
【0003】
【従来の技術】Proceedings of 1986 International Co
nference on Computer Aided Design,(1986), pp.98-10
1 において論じられているスキャンバス方式において
は、スキャン機能に加え、クロック制御機能を記憶素子
に備えさせ、クロック回路に関する論理設計制約を論理
設計者が意識することなく守れるようにしている。
【0004】図14は、スキャン機能およびクロック制
御機能をともに有する記憶素子を用いた従来のスキャン
バス方式に基づく論理回路の構成の一例を示す図であ
り、図15は、図14のスキャンバス方式で用いる従来
の記憶素子の一般的構成の一例を示す図である。図14
の論理回路7には、スキャン機能およびクロック制御機
能をともに有する記憶素子8が用いられる。図15にお
いて、テスト用クロック制御信号30は、スキャン用制
御信号31,32,34を用いてスキャン入力データ信
号33を記憶素子11の内部状態として取り込む際に、
通常入力信号20〜23の機能を抑止する。また、こう
して設定された初期状態のもとで、記憶素子11の通常
入力信号20〜23まで伝播された故障の影響を記憶素
子11の内部状態として取り込む際に、通常入力信号2
0〜23の機能を動作させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スキャンバス方式で
は、例えば、図16に示す記憶素子41と同様の通常論
理動作を行なうには、図17に示すスキャン機能を有す
る記憶素子61を用いる必要がある。したがって、回路
を実現する上での工夫により、スキャン機能を有する記
憶素子61をコンパクトに作ったとしても、スキャン機
能を持たない記憶素子41と比べると、論理回路のサイ
ズには、かなりのオーバーヘッドがある。
【0006】また、伝播遅延時間に関しても、スキャン
機能を持たない記憶素子41と比べて、スキャン機能を
有する記憶素子61では、スレーブラッチ部63を経由
して通常信号が伝播するので、多少のオーバーヘッドが
ある。その結果、高集積が必要となる場合、または高速
動作が必要となる場合は、これらのオーバーヘッドが障
害となるという問題があった。
【0007】本発明の目的は、高集積かつ高速動作が必
要な論理回路について、論理設計者に大きな負担をかけ
ずにテストパターンを容易に作成できる手段を備えた論
理回路装置とその論理回路装置のテスト方法を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、クロック信号に同期しない制御信号の変
化により内部状態が変化する非同期動作が可能な記憶素
子を含めて少なくとも1つの記憶素子を有する論理回路
装置において、非同期動作が可能な記憶素子は、制御信
号が入力される制御端子と、クロック信号が入力される
第1のクロック端子と、テスト用クロック信号が入力さ
れる第2のクロック端子とを備え、通常動作時には、非
同期動作が可能な記憶素子が、制御信号の変化に応じて
変化した内部状態を第1のクロック信号と非同期に出力
し、論理回路装置は、非同期式順序回路装置として動作
し、テスト動作時には、非同期動作が可能な記憶素子が
制御信号の変化による内部状態の変化をテスト用クロッ
ク信号に同期させ、論理回路装置は、テスト用クロック
信号に同期する同期式順序回路装置として動作する論理
回路装置を提案する。
【0009】本発明は、また、上記目的を達成するため
に、クロック信号に同期しない制御信号の変化により
部状態が変化する非同期動作が可能な記憶素子を含めて
少なくとも1つの記憶素子を有する論理回路装置におい
て、非同期動作が可能な記憶素子が、通常入力信号線の
他にテスト用クロック信号線を備え、テスト時にはテス
ト用クロック信号線から供給されるクロック信号に同期
して通常の記憶素子としての動作を実行し、通常動作時
にはテスト用クロック信号線を所定値に固定され通常入
力信号線から供給されるクロック信号により動作するク
ロック切換え機能付き記憶素子からなり、論理回路装置
が、クロック切換え機能付き記憶素子にテスト用クロッ
ク信号を印加するためのテスト用クロック入力端子を備
え、テスト時にテスト用クロック入力端子から供給され
るクロック信号に同期する同期式順序回路装置として動
作する論理回路装置である論理回路装置を提案する。
【0010】本発明は、さらに、上記目的を達成するた
めに、少なくとも2つの記憶素子がデータ転送経路で接
続され、少なくとも2つの記憶素子の状態変化が同時に
発生し得る論理構成を持ち、記憶素子を含めて少なくと
も2つの記憶素子を有する論理回路装置において、デー
タ転送経路で接続された記憶素子が、通常入力信号線の
他にテスト用クロック信号線を備え、テスト時にはテス
ト用クロック信号線から供給されるクロック信号に同期
して通常の記憶素子としての動作を実行し、通常動作時
にはテスト用クロック信号線を所定値に固定され通常入
力信号線から供給されるクロック信号により動作するク
ロック切換え機能付き記憶素子からなり、論理回路装置
が、クロック切換え機能付き記憶素子にテスト用クロッ
ク信号を印加するためのテスト用クロック入力端子と、
データ転送経路で接続された記憶素子にテスト用クロッ
ク信号の位相を分けてそれぞれ供給する相分け回路とを
備え、テスト時にテスト用クロック入力端子から供給さ
れるクロック信号に同期する同期式順序回路装置として
動作する論理回路装置である論理回路装置を提案する。
【0011】本発明は、上記目的を達成するために、ク
ロック信号に同期しない制御信号の変化により内部状態
が変化する非同期動作が可能な記憶素子を含めて少なく
とも1つの記憶素子を有する論理回路装置において、通
常入力信号線の他にテスト用クロック信号線を備え、テ
スト時にはテスト用クロック信号線から供給されるクロ
ック信号に同期して通常の記憶素子としての動作を実行
し、通常動作時にはテスト用クロック信号線を所定値に
固定され通常入力信号線から供給されるクロック信号に
より動作するクロック切換え機能付き記憶素子である非
同期動作が可能な記憶素子を提案する。
【0012】本発明は、上記目的を達成するために、ク
ロック信号に同期せずに内部状態が変化する非同期動作
が可能な記憶素子であってテスト時にテスト用クロック
信号の値を所定値にすると通常の動作が可能になるクロ
ック切換え機能付き記憶素子を含めて少なくとも1つの
記憶素子を有する論理回路装置のテスト方法において、
テスト時に、クロック切換え機能付き記憶素子にテスト
用クロック信号を印加し、論理回路装置をクロック信号
に同期する同期式順序回路装置として動作させる論理回
路装置のテスト方法を提案する。
【0013】本発明は、また、上記目的を達成するため
に、クロック信号に同期せずに内部状態が変化する非同
期動作が可能な記憶素子であってテスト時にテスト用ク
ロック信号の値を所定値にすると通常の動作が可能にな
クロック切換え機能付き記憶素子を含めて少なくとも
1つの記憶素子を有する論理回路装置のテスト方法にお
いて、テスト時には、クロック切換え機能付き記憶素子
にテスト用クロック信号を印加し、論理回路装置をクロ
ック信号に同期する同期式順序回路装置として動作さ
せ、通常動作時には、テスト用クロック信号を所定値に
固定し、通常入力信号線から供給されるクロック信号に
より通常動作させる論理回路装置のテスト方法を提案す
る。
【0014】本発明は、さらに、上記目的を達成するた
めに、クロック信号に同期せずに内部状態が変化する非
同期動作が可能な記憶素子であってテスト時にテスト用
クロック信号の値を所定値にすると通常の動作が可能に
なる少なくとも2つのクロック切換え機能付き記憶素子
がデータ転送経路で接続され、前記少なくとも2つのク
ロック切換え機能付き記憶素子の状態変化が同時に発生
し得る論理構成を持ち、記憶素子を含めて少なくとも2
つの記憶素子を有する論理回路装置のテスト方法におい
て、テスト時には、クロック切換え機能付き記憶素子に
テスト用クロック信号の位相を分けてそれぞれ供給し、
クロック信号に同期する同期式順序回路装置として動作
させ、通常動作時には、テスト用クロック信号線を所定
値に固定し、通常入力信号線から供給されるクロック信
号により通常動作させる論理回路装置のテスト方法を提
案する。
【0015】
【作用】図13は、論理回路装置を論理テストするテス
トシステムの構成の一例を示すブロック図である。論理
回路装置の一般的な選別テストにおいては、論理テスト
装置202の記憶部203に記憶された入力パターン2
04を選別対象である論理回路装置201内の論理回路
に印加する。このとき、論理回路装置201から出力さ
れる出力パターン205を論理テスト装置202の比較
部207に送り込む。比較部207は、その出力パター
ン205と記憶部203に記憶された期待出力パターン
206とを比較し、論理回路装置201の論理回路の良
否を判定する。論理テスト装置202の記憶部203に
記憶されるべきパターン209は、近年は、一般に計算
機208により作成される。
【0016】論理回路の選別テスト用のテストパターン
作成は、テスト対象となる論理回路の大規模化/高機能
化とともに、困難さが増している。
【0017】ただし、回路の内部状態を持たない組合せ
回路では、回路の内部状態を考慮する必要が無いので、
大規模回路についても高品質のテストパターンを容易に
生成できる。また、単一のクロックのみにより制御され
る同期式順序回路では、回路の内部状態がクロックパル
スに同期して変化するから、かなり高品質のテストパタ
ーンを比較的容易に生成できる場合もある。
【0018】しかし、非同期式順序回路等の一般の順序
回路については、複雑に変化する回路の内部状態を考慮
してテストパターンを作成する必要があり、高品質のテ
ストパターンを短期間かつ容易に作成することは望めな
い。
【0019】したがって、このような回路については、
テストを容易にする工夫が不可欠である。
【0020】論理回路のテストを容易にする方法の代表
的なものとして、スキャン設計方式がある。論理回路
は、一般に組合せ回路部と記憶素子部とからなる順序回
路として構成される。スキャン設計方式では、この論理
回路に対して記憶素子部の内部状態を論理回路の外部端
子から直接的に設定し観測するためのスキャン回路を付
加回路として設けるとともに、記憶素子としてはスキャ
ン機能を有する記憶素子すなわち前記スキャン回路を利
用して内部状態を設定し観測できる機能を持つ記憶素子
を用いる必要がある。
【0021】スキャン機能を持たない順序回路に対する
テストパターン生成は、内部状態の設定および観測を含
めて考慮することが必要であり、かなり複雑な処理とな
る。一方、スキャン設計方式においては、これらの複雑
な処理を必要としないので、組合せ回路に対するテスト
パターン生成が利用できるようになる。
【0022】すなわち、順序回路についてのテストパタ
ーン生成では、論理回路にある種の故障が存在する場
合、その故障の存在を顕現化できるように回路の内部状
態を設定するための初期化パターン系列と、その顕現化
された故障の影響が記憶素子に伝播した場合に、その影
響をさらに伝播して外部端子から直接観測できるように
するための故障伝播パターン系列との両方を見つけるこ
とが必要である。
【0023】一方、組合せ回路に対するテストパターン
生成では、必要な回路の内部状態が外部端子から直接設
定できるので、初期化パターンが不必要になり、また、
記憶素子に伝播した故障の影響を外部端子から直接観測
できるため、故障伝播パターンも不必要になることか
ら、複雑な処理はなくなる。
【0024】このように、スキャン設計方式は、テスト
を容易にする方法としては有効であるが、一般にこれを
利用するには、論理回路設計において、種々の論理設計
制約を考慮する必要がある。
【0025】この論理設計制約は、記憶素子の状態の更
新を制御するクロック回路に関連して、多く設定されて
いる。その論理設計制約は、スキャン回路を利用して記
憶素子の状態を設定しようとする際に、クロック回路の
動作により、一旦設定した状態が更新されてしまうよう
な現象が発生することを抑止するために設定される。こ
れらの論理設計制約の存在は、論理設計者に大きな負担
となる。さらに、論理回路のサイズや伝播遅延時間に関
しても、かなりのオーバーヘッドが生じるという問題も
ある。
【0026】これに対して、本発明の論理回路装置にお
いては、テスト時には、テスト用外部入力端子からクロ
ックパルスを印加され、このテスト用クロックパルスに
同期して動作するので、単一クロック同期式順序回路と
して論理動作する。したがって、テストパターンは、こ
の同期式順序回路を対象として容易に作成できることに
なる。
【0027】一方、通常動作時に、テスト用外部入力端
子が所定値に固定されており、各記憶素子は通常信号線
からクロック信号を供給されるので、通常の機能で支障
無く動作できる。
【0028】
【実施例】次に、図1〜図12を参照して、本発明によ
る論理回路装置およびそのテスト方法の実施例を説明す
る。
【0029】図1は、本発明によるテストを容易にする
手段を備えた論理回路装置の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例の論理回路1においては、記憶
素子として、クロック切換え機能を有する記憶素子2を
用いる。
【0030】図2は、図1の実施例のクロック切換え機
能を有する記憶素子2の一般的構成を示すブロック図で
ある。クロック切換え機能を有する記憶素子2は、入力
信号線として、通常入力信号線92の他に、テスト用ク
ロック信号線91を備えている。出力信号線としては、
通常出力信号線93だけを備えていればよい。
【0031】通常動作時に、テスト用クロック入力端子
10からテスト用クロック信号線91に供給される信号
レベルは、所定値に固定されたままである。このとき、
クロック切換え機能を有する記憶素子2は、通常入力信
号線92から供給されるクロック信号のみに応じて動作
する。
【0032】一方、テスト時に、クロック切換え機能を
有する記憶素子2は、テスト用クロック入力端子10か
らテスト用クロック信号線91に供給されるテスト用ク
ロック信号に応じて動作する。
【0033】図3は、クロック切換え機能を有する記憶
素子2の一例として、クロック切換え機能を有するセッ
トリセット付きDラッチ100の等価回路を示す図であ
る。通常動作時にテスト用クロック信号線101は、
‘1’レベルに固定される。クロック切換え機能を有す
るセットリセット付きDラッチ100の通常動作時の動
作は、図4に示す一般的なDラッチ110と論理的に等
価となる。
【0034】一方、テスト時には、テスト用クロック信
号線101にクロック信号がパルス信号として印加され
る。この時、通常クロック信号線104が‘1’レベル
である場合、通常動作時に通常クロック信号が印加され
た場合と同様に、セットリセット付きDラッチ100
は、通常データ信号線103に印加されている信号を取
り込む。さらに、通常セット信号線102または通常リ
セット信号線105が‘1’レベルである場合、セット
リセット付きDラッチ100は、通常動作時に通常セッ
ト信号または通常リセット信号が印加された場合と同様
に、セットまたはリセットされる。
【0035】図5は、通常動作時のセットリセット付き
Dラッチ100の論理動作を示すタイムチャートであ
り、図6はテスト時のセットリセット付きDラッチ10
0の論理動作を示すタイムチャートである。図5の通常
動作では、セット信号102aやリセット信号105aの
印加により、セットリセット付きDラッチ100の出力
信号106a,107aが、クロック信号104aとは非
同期に変化している。これに対して、図6のテスト動作
では、セットリセット付きDラッチ100の出力信号1
06a,107aが、必ずテスト用クロック信号101a
に同期して変化している。
【0036】このように、本実施例によれば、通常動作
時には、非同期式順序回路として動作する順序回路を、
テスト時には、同期式順序回路として動作させ、テスト
できることになる。
【0037】さて、同期式順序回路については、故障検
査用のテストパターン系列を生成する有効な方法とし
て、時間軸展開モデルを用いる方法が知られている。
【0038】この方法は、図7に示すように、組合せ回
路部121と記憶素子部122とに分離してモデル化し
た順序回路120において、ある時刻の記憶素子の入力
信号線123の値が、その次の時刻のその記憶素子の出
力信号線124の値となることに着目し、図8に示すよ
うに、複数時刻分に対応する組合せ回路部131-0等
をつなぎ合わせた回路130としてモデル化する方法で
ある。
【0039】このモデルを利用すると、展開時刻数の範
囲内でテストパターンを生成できる故障に対しては、組
合せ回路を対象とするテストパターン生成手法を拡張し
て使用できる。
【0040】しかし、非同期式順序回路では、非同期信
号により記憶素子の内部状態が変わり得るので、ある時
刻の記憶素子の入力値がその次の時刻のその記憶素子の
出力信号であることが保証されない。したがって、この
ような時間軸展開モデルは使用できない。
【0041】一方、本実施例の場合は、図7に対応する
モデルとして図9のモデルを採用すると、時間軸展開モ
デルを用いることが可能になる。図9は、記憶素子とし
て用いられるクロック切換え機能を有する記憶素子14
5を入力設定部分146と記憶要素部分147とに分離
し、入力設定部分146は組合せ回路部141に含ま
せ、記憶要素部分147のみを取り出して記憶素子部1
42とし、図7のモデルと等価なモデルを実現してい
る。
【0042】図10は、クロック切換え機能付きセット
リセット付きDラッチ150における入力設定部分15
1の等価回路モデルの真理値を示す図である。
【0043】論理オーバーヘッドの点から考えると、例
えば2入力NANDゲートを1ゲートとして換算した値
は、図3のクロック切換え機能を有するセットリセット
付きDラッチ100の場合は9.5ゲート、図4の通常
のセットリセット付きDラッチ110の場合は7.5ゲ
ートとなり、記憶素子1個あたりのゲート数の増分が約
30%となる。記憶素子が通常論理の全ゲート数の半数
を占め、しかも、すべての記憶素子がセットリセット付
きDラッチであると仮定した場合、本実施例使用による
ゲート数の増分は、通常論理の全ゲート数の約15%程
度で済む。
【0044】セットリセットなしのDラッチの場合、記
憶素子1個あたりのゲート数の増分は、約15%となる
ため、記憶素子が通常論理の全ゲート数の半数を占め、
しかも、すべての記憶素子がセットリセットなしのDラ
ッチであると仮定した場合、本実施例使用によるゲート
数の増分は、通常論理の全ゲート数の約7.5%程度で
済む。
【0045】これらを合わせて考えると、実際には10
%程度のゲート増で済むと推定される。したがって、本
実施例によれば、少ないオーバーヘッドで、一般の順序
回路に対する故障検出用テストパターンの生成を容易に
することができる。
【0046】図11は、本発明によるテストを容易にす
る手段を備えた論理回路装置の他の実施例の構成を示す
ブロック図である。本実施例は、クロック相分け回路1
64を設けた実施例である。クロック切換え機能を有す
る記憶素子2-1から他のクロック切換え機能を有する
記憶素子2-2へのデータ転送経路163が存在し、し
かも、その2つの記憶素子の通常クロック信号線に同時
にクロック信号を受け取り得る場合、それぞれのテスト
クロック信号線に同時にテスト用クロック信号が印加さ
れて、2つの記憶素子2−1,2−2が同時に動作し、
その結果、記憶素子2-2が記憶素子2-1の動作に影響
され、さらに動作してしまう。クロック相分け回路16
4は、この影響を防止するために設けてあり、記憶素子
2-1には第1相のテスト用クロック信号165を供給
し、記憶素子2-2には第2相のテスト用クロック信号
166を供給する。また、テスト用クロックを相分けす
るためのテスト用クロック入力端子162も設けてあ
る。
【0047】図12は、クロック相分け回路164の等
価回路を示す図である。テスト用クロック信号171
は、クロック相分け信号172により、第1相クロック
信号173および第2相クロック信号174のいずれか
一方のみを供給する。
【0048】本実施例によれば、通常動作で、図11に
示したような同時に動作し得る記憶素子間でデータを転
送する回路を構成した場合でも、テスト時には、一方の
記憶素子の動作により他の記憶素子がさらに動作してし
まうことを抑止できるため、テスト時に誤動作を起こす
ことがない。したがって、論理設計において、上記のよ
うな回路構成を避ける必要がなくなる。この点から、本
実施例を用いると、論理設計者に負担をかけることな
く、一般の順序回路に対するテストパターンの生成を容
易にすることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、非同期回路を含む一般
の順序回路に対して、テストパターンの生成を容易にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテストを容易にする手段を備えた
論理回路装置の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施例のクロック切換え機能を有する記
憶素子の一般的構成を示すブロック図である。
【図3】クロック切換え機能を有する記憶素子の一例と
して、クロック切換え機能を有するセットリセット付き
Dラッチの等価回路を示す図である。
【図4】図3のクロック切換え機能を有するセットリセ
ット付きDラッチの通常動作における回路と論理的に等
価な回路を示す図である。
【図5】セットリセット付きDラッチの通常動作時の論
理動作を示すタイムチャートである。
【図6】セットリセット付きDラッチのテスト時の論理
動作を示すタイムチャートである。
【図7】組合せ回路部と記憶素子部とに分離してモデル
化した従来の同期式順序回路モデルを示す図である。
【図8】複数時刻分に対応する組合せ回路部等をつなぎ
合わせた回路としてモデル化する従来の同期式順序回路
の時間軸展開モデルを示す図である。
【図9】クロック切換え機能を有する記憶素子を入力設
定部分と記憶要素部分とに分離し、入力設定部分は組合
せ回路部に含ませ、記憶要素部分のみを取り出して記憶
素子部とし、図7のモデルと等価なモデルを実現した本
発明による順序回路モデルを示す図である。
【図10】クロック切換え機能付きセットリセット付き
Dラッチにおける入力設定部分の等価回路モデルの真理
値を示す図である。
【図11】本発明によるテストを容易にする手段を備え
た論理回路装置の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図12】図11の装置に用いるクロック相分け回路の
等価回路を示す図である。
【図13】論理回路装置を論理テストするテストシステ
ムの構成の一例を示すブロック図である。
【図14】スキャン機能およびクロック制御機能をとも
に有する記憶素子を用いた従来のスキャンバス方式に基
づく論理回路の構成の一例を示す図である。
【図15】図14のスキャンバス方式で用いる従来の記
憶素子の一般的構成の一例を示す図である。
【図16】スキャン機能を持たない従来の記憶素子の構
成の一例を示す図である。
【図17】スキャン機能を有する従来の記憶素子の構成
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 論理回路 2 クロック切換え機能を有する記憶素子 2−1 記憶素子 2−2 記憶素子 3 論理回路 7 スキャンバス方式に基づく論理回路 8 スキャン機能およびクロック制御機能をともに有す
る記憶素子 10 テスト用クロック入力端子 11 記憶素子 20 通常入力信号 21 通常入力信号 22 通常入力信号 23 通常入力信号 30 テスト用クロック制御信号 31 スキャン用制御信号 32 スキャン用制御信号 33 スキャン入力データ信号 34 スキャン用制御信号スキャン入力データ信号 41 スキャン機能を持たない記憶素子 61 スキャン機能を有する記憶素子 63 スレーブラッチ部 91 テスト用クロック信号線 92 通常入力信号線 93 通常出力信号線 100 セットリセット付きDラッチ 101 テスト用クロック信号線 102 通常セット信号線 103 通常データ信号線 104 通常クロック信号線 105 通常リセット信号線 106 Dラッチの出力信号 107 Dラッチの出力信号 110 通常のDラッチ 112 通常セット信号線 113 通常データ信号線 114 通常クロック信号線 115 通常リセット信号線 116 Dラッチの出力信号 117 Dラッチの出力信号 120 順序回路 121 組合せ回路部 122 記憶素子部 123 入力信号線 124 出力信号線 130 つなぎ合わせ回路 131 組合せ回路 141 組合せ回路部 142 記憶素子部 145 記憶素子 146 入力設定部分 147 記憶要素部分 150 クロック切換え機能付きセットリセット付きD
ラッチ 151 入力設定部分 162 テスト用クロック入力端子 163 データ転送経路 164 クロック相分け回路 165 第1相のテスト用クロック信号 166 第2相のテスト用クロック信号 171 テスト用クロック信号 172 クロック相分け信号 173 第1相クロック信号 174 第2相クロック信号 201 論理回路装置 202 論理テスト装置 203 記憶部 204 入力パターン 205 出力パターン 206 期待出力パターン 207 比較部 208 計算機 209 記憶部203に記憶されるべきパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 照峯 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 平5−341016(JP,A) 特開 昭62−91871(JP,A) 特開 平5−333104(JP,A) 特開 昭63−38182(JP,A) 特開 昭61−240174(JP,A) 特開 平3−285436(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3193

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号に同期しない制御信号の変
    化により内部状態が変化する非同期動作が可能な記憶素
    子を含めて少なくとも1つの記憶素子を有する論理回路
    装置において、 前記非同期動作が可能な記憶素子は、前記制御信号が入
    力される制御端子と、前記クロック信号が入力される第
    1のクロック端子と、テスト用クロック信号が入力され
    る第2のクロック端子とを備え、 通常動作時には、前記非同期動作が可能な記憶素子が、
    前記制御信号の変化に応じて変化した内部状態を前記第
    1のクロック信号と非同期に出力し、前記論理回路装置
    は、非同期式順序回路装置として動作し、 テスト動作時には、前記非同期動作が可能な記憶素子が
    前記制御信号の変化による内部状態の変化を前記テスト
    用クロック信号に同期させ、前記論理回路装置は、前記
    テスト用クロック信号に同期する同期式順序回路装置と
    して動作する ことを特徴とする論理回路装置。
  2. 【請求項2】 クロック信号に同期しない制御信号の変
    化により内部状態が変化する非同期動作が可能な記憶素
    子を含めて少なくとも1つの記憶素子を有する論理回路
    装置において、 前記非同期動作が可能な記憶素子が、通常入力信号線の
    他にテスト用クロック信号線を備え、テスト時には前記
    テスト用クロック信号線から供給されるクロック信号に
    同期して通常の記憶素子としての動作を実行し、通常動
    作時には前記テスト用クロック信号線を所定値に固定さ
    れ前記通常入力信号線から供給されるクロック信号によ
    り動作するクロック切換え機能付き記憶素子からなり、 前記論理回路装置が、前記クロック切換え機能付き記憶
    素子にテスト用クロック信号を印加するためのテスト用
    クロック入力端子を備え、テスト時に前記テスト用クロ
    ック入力端子から供給されるクロック信号に同期する同
    期式順序回路装置として動作する論理回路装置であるこ
    とを特徴とする論理回路装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つの記憶素子がデータ転送
    経路で接続され、前記少なくとも2つの記憶素子の状態
    変化が同時に発生し得る論理構成を持ち、前記記憶素子
    を含めて少なくとも2つの記憶素子を有する論理回路装
    置において、 前記データ転送経路で接続された記憶素子が、通常入力
    信号線の他にテスト用クロック信号線を備え、テスト時
    には前記テスト用クロック信号線から供給されるクロッ
    ク信号に同期して通常の記憶素子としての動作を実行
    し、通常動作時には前記テスト用クロック信号線を所定
    値に固定され前記通常入力信号線から供給されるクロッ
    ク信号により動作するクロック切換え機能付き記憶素子
    からなり、 前記論理回路装置が、前記クロック切換え機能付き記憶
    素子にテスト用クロック信号を印加するためのテスト用
    クロック入力端子と、前記データ転送経路で接続された
    記憶素子に前記テスト用クロック信号の位相を分けてそ
    れぞれ供給する相分け回路とを備え、テスト時に前記テ
    スト用クロック入力端子から供給されるクロック信号に
    同期する同期式順序回路装置として動作する論理回路装
    置であることを特徴とする論理回路装置。
  4. 【請求項4】 クロック信号に同期しない制御信号の変
    化により内部状態が変化する非同期動作が可能な記憶素
    子を含めて少なくとも1つの記憶素子を有する論理回路
    装置において、 通常入力信号線の他にテスト用クロック信号線を備え、
    テスト時には前記テスト用クロック信号線から供給され
    るクロック信号に同期して通常の記憶素子としての動作
    を実行し、通常動作時には前記テスト用クロック信号線
    を所定値に固定され前記通常入力信号線から供給される
    クロック信号により動作するクロック切換え機能付き記
    憶素子であることを特徴とする前記非同期動作が可能な
    記憶素子。
  5. 【請求項5】 クロック信号に同期せずに内部状態が変
    化する非同期動作が可能な記憶素子であってテスト時に
    テスト用クロック信号の値を所定値にすると通常の動作
    が可能になるクロック切換え機能付き記憶素子を含めて
    少なくとも1つの記憶素子を有する論理回路装置のテス
    ト方法において、 テスト時に、前記クロック切換え機能付き記憶素子にテ
    スト用クロック信号を印加し、前記論理回路装置を前記
    クロック信号に同期する同期式順序回路装置として動作
    させることを特徴とする論理回路装置のテスト方法。
  6. 【請求項6】 クロック信号に同期せずに内部状態が変
    化する非同期動作が可能な記憶素子であってテスト時に
    テスト用クロック信号の値を所定値にすると通常の動作
    が可能になるクロック切換え機能付き記憶素子を含めて
    少なくとも1つの記憶素子を有する論理回路装置のテス
    ト方法において、 テスト時には、前記クロック切換え機能付き記憶素子に
    テスト用クロック信号を印加し、前記論理回路装置を前
    記クロック信号に同期する同期式順序回路装置として動
    作させ、 通常動作時には、前記テスト用クロック信号を所定値に
    固定し、通常入力信号線から供給されるクロック信号に
    より通常動作させることを特徴とする論理回路装置のテ
    スト方法。
  7. 【請求項7】 クロック信号に同期せずに内部状態が変
    化する非同期動作が可能な記憶素子であってテスト時に
    テスト用クロック信号の値を所定値にすると通常の動作
    が可能になる少なくとも2つのクロック切換え機能付き
    記憶素子がデータ転送経路で接続され、前記少なくとも
    2つのクロック切換え機能付き記憶素子の状態変化が同
    時に発生し得る論理構成を持ち、前記記憶素子を含めて
    少なくとも2つの記憶素子を有する論理回路装置のテス
    ト方法において、 テスト時には、前記クロック切換え機能付き記憶素子に
    前記テスト用クロック信号の位相を分けてそれぞれ供給
    し、クロック信号に同期する同期式順序回路装置として
    動作させ、 通常動作時には、前記テスト用クロック信号線を所定値
    に固定し、通常入力信号線から供給されるクロック信号
    により通常動作させることを特徴とする論理回路装置の
    テスト方法。
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