JP3193354B2 - 仮設防護柵及び仮設防護柵組立工法 - Google Patents

仮設防護柵及び仮設防護柵組立工法

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JP3193354B2 JP08864099A JP8864099A JP3193354B2 JP 3193354 B2 JP3193354 B2 JP 3193354B2 JP 08864099 A JP08864099 A JP 08864099A JP 8864099 A JP8864099 A JP 8864099A JP 3193354 B2 JP3193354 B2 JP 3193354B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路等に設置する
仮設防護柵に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者の創作した実用新案登録第30
08876号に示す発明は、長尺の基礎2に支柱3を脱
着自在に嵌合させ、支柱3にガードレール4を脱着自在
に取り付け、基礎2の上部仕切空間7aにはコンクリー
ト11が充填され、上方向に積むことができるため、保
管場所の節約や運搬効率を高めているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基礎2
は積み上げることができるが、支柱3とガードレール4
の保管場所を取るという問題がある。特に、道路の狭い
場所で施工することも多いため、作業スペースの確保が
要望されている。すなわち、単に材料を分解して材料別
にまとめておくだけであるので、取付、保管の労力が大
変であり、例えば、ガードレール4を別の場所に置いて
おいていちいち運んで取り付けなければならず組立作業
の効率が悪い。とりわけ施工現場でのガードレールの置
き場所が問題である。また、仮設用であるため材料の移
動が激しく、痛みも激しい。すなわち、仮設防護柵1
は、輸送、組立或は分解を頻繁に行わなければならない
ため、それらの作業中に材料、特に、ガードレール4に
傷を付けるおそれがある。そして、1つのトラックでは
規定重量の仮設防護柵が運べない場合、何回も運ばな
ければならず運搬コストも増大する。特に施工現場まで
長距離である場合、問題である。さらに、防護柵の仮設
作業は夜間に行うことも多く、また、諸官庁の規制で作
業時間が限られることが多いため、大量の仮設防護柵1
を施工することが困難である。すなわち、従来のもので
は、支柱3とガードレール4は、基礎2とは別に輸送し
保管しなければならず、搬送効率、組立効率が依然とし
て悪い。従って、本発明の課題は、仮設防護柵の組立作
業の効率を向上させ、施工現場での仮設防護柵の置き場
所不足を解消し、材料の痛みを防ぎ、運搬コストを低減
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記諸課題に鑑み、本発
明者は、仮設防護柵の基礎内部空間をガードレールの収
容に有効に活用させることに着目したものであり、請求
項1に記載の発明は、ガードレール支柱と、ガードレー
ルとを備えた仮設防護柵上部構造と、前記ガードレール
支柱を取付け可能な支柱取付部材を備え、断面H形部材
でなる仮設用長尺連続基礎と、を備え、前記仮設用長尺
連続基礎に前記仮設防護柵上部構造を分解して収容可能
な大きさの収容空間を形成し、前記ガードレールを前記
仮設用長尺連続基礎に脱着可能としたことを特徴とする
仮設防護柵としたものである。これにより、前記諸課題
が解決できるのである。
【0005】請求項2に記載の発明は、ガードレール支
柱と、ガードレールとを備えた仮設防護柵上部構造と、
前記ガードレール支柱を差し込み可能な支柱差込管を上
面に間隔を隔てて備えた、断面H形部材でなる仮設用長
尺連続基礎と、を備え、前記仮設用長尺連続基礎に前記
ガードレールを立てて長手方向に収容可能な収容空間を
設けられるように、前記支柱差込管を前記仮設用長尺連
続基礎の中心から短手方向に偏倚させた配置とするとと
もに前記支柱差込管の径を設定し、前記ガードレールを
前記仮設用長尺連続基礎に脱着可能とするガードレール
取付部材を備えたことを特徴とする仮設防護柵としたも
のである。これにより、前記諸課題が解決できるのであ
る。
【0006】請求項3に記載の発明は、断面H形部材で
ある仮設用長尺連続基礎と、仮設防護柵上部構造と、を
備えた仮設防護柵を組み立てる仮設防護柵組立工法であ
って、前記仮設用長尺連続基礎の取付部材から前記仮設
防護柵上部構造を取り外し分解し、前記分解された仮設
防護柵上部構造を前記仮設用長尺連続基礎に収容し、
仮設防護柵を縦方向に積み上げ、前積み上げられた
仮設防護柵を設置場所まで搬送し、前記仮設防護柵を前
記設置場所に降ろし、前記取付部材に前記仮設防護柵上
部構造を取り付け、前記仮設防護柵を仮設することを特
徴とする仮設防護柵組立工法としたものである。これに
より、前記諸課題が解決できるのである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の仮設防
護柵1を図1ないし図6を参照して説明する。仮設防護
柵1は、断面H形部材であり、ガードレールの支柱差込
部材2とガードレール取付部材3とが所定の間隔で複数
溶接接続されて立設された仮設用長尺連続基礎4と、仮
設用長尺連続基礎4に脱着可能に取り付けられる仮設防
護柵上部構造5とから構成されたものである。この仮設
防護柵上部構造5は、ガードレール支柱51と、ガード
レール52と、ガードレール支柱51に取り付けられた
ブラケット53とから構成されたものである。図1、図
2は、組立完成状態を示し、図9、図10は収容状態を
示すものであり、仮設防護柵1は、仮設、保管、運搬等
に伴い、2つの状態を相互に移り変わるものである。以
下、各部を詳細に説明する。
【0008】図7、図8に示す仮設用長尺連続基礎4
(以下、単に連続基礎4という)は、横板6a、第1縦
板6b、及び第2縦板6cとが溶接接続されて垂直断面
がH型をなし、側面から見ると横長の長方形をなしたH
型鋼材6を備え、横板6aの上側領域と第1縦板6b及
び第2縦板6cの上半部内側領域に角型の上側収容空間
7aが形成されるとともに、横板6aの下側領域と第1
縦板6b及び第2縦板6cの下半部内側領域に角型の下
側収容空間7bとが形成され、それらは同等の容積であ
る。横板6aの上面8に複数の支柱差込部材2と、ガー
ドレール52を脱着可能に取り付けできる複数のガード
レール取付部材3が図示の位置に溶接されて固定されて
いる。この上側収容空間7aがガードレール52を立て
て長手方向に収容可能な収容空間となるように、支柱差
込部材2を連続基礎4の中心から短手方向に偏倚させた
配置とするとともに支柱差込部材2の径を設定している
ものである。また、ガードレール52の高さも考慮して
いる。即ち、連続基礎4を積み上げた場合に、ガードレ
ール52に連続基礎4の荷重が直接加わらないように、
連続基礎4の上下間隔を空けるため、基礎連結部材9
19(図9ないし図11参照)を設けている。従って、
この基礎連結部材9,19は、H型鋼材6の支持部材を
も兼用している。
【0009】この基礎連結部材9は、図9の収容状態に
示す通り、ガードレール52を上側収容空間7a、下側
収容空間7bにより形成される収容空間7に収容される
場合に、ガードレール52が収容できるような高さを確
保すると共に上側のH型鋼材6の荷重がガードレール5
2に加わらないように、高さ(基礎の上下方向間隔)の
調整を行うものであり、4箇所に設けられるものであ
る。即ち、図9に示す基礎連結部材9は、四角形の板材
からなる、ねじ孔91を備えた高さ調整部材92(図1
1(a)参照)と、上下のH型鋼材6を連結する、四角
形の板材からなる、ねじ孔93a,93bを備えた上下
連結部材94(図11(b)参照)と、ねじ孔91,9
3aにねじ込まれ、高さ調整部材92と上下連結部材9
4とを連結するボルト・ナット95と、ねじ孔93a,
93bに対応しての4箇所に穿孔されたねじ孔96(図
1参照)と、ねじ孔93b,96にねじ込まれ、上下連
結部材94と第1縦板6b、第2縦板6cを連結するボ
ルト・ナット97と、を備えたものである。なお、変更
例としては、上下連結部材94の下部を予めH型鋼材6
の上部に溶接しておき、ねじ孔93b,96を無くした
構造とすることもできる。
【0010】図10(b)に示す通り、ねじ孔191が
形成された四角形板材からなる支柱連結部材192が備
えられている。この支柱連結部材192は、図10
(a)に示す通り、ガードレール52を取り付けない
で、保管状態で連続基礎4を積み上げて管理する場合に
利用されるものであり、ボルト・ナット195がねじ孔
191、ねじ孔96にねじ込まれるようになっている。
【0011】支柱差込部材2は、図2及び図3に示す通
り半径方向に一対の丸孔21が穿孔された支柱差込鋼管
22と、丸孔21に水平に挿通されるボルト23と、ボ
ルト23と螺合するナット24と、丸管である支柱差込
鋼管22を補強するため、基礎の長手方向の端部に形成
された三角板状のリブ25と、中央部の支柱差込鋼管2
2の内側端部に設けた角型の吊上用孔26が形成された
リブ27とから構成されたものである。支柱差込鋼管2
2の高さは、縦板6b,6cの高さの半分以上になって
いる。支柱差込鋼管22にガードレール支柱51を上方
から差し込んで、支持するとともにその下限位置を規制
している。支柱差込鋼管22は、上面8に4箇所設置さ
れ、その間隔は、ガードレール支柱51の長さよりも長
く設定され、また支柱差込鋼管22は全体のバランスで
等分に配置している。仮設防護柵1を分解して保管或は
運搬等をする場合、それらの間に寝かせてガードレール
支柱51を収容するためである。
【0012】図9に示すガードレール取付部材3は、上
面8に2箇所、支柱差込鋼管22の中間位置に設置さ
れ、横断面がL字状のアングルを立設したものである。
その上部に孔31が設けられ、この孔31とガードレー
ル52の孔52a(図3参照)とにボルト32が挿通さ
れ、ナット33で脱着可能となっている。ガードレール
取付部材3の取付位置、個数、構造等は適宜設定可能で
あり、例えば、上面8に限らず、収容空間の横面或は支
柱差込部材2に取り付けても良いし、さらには、支柱差
込部材2でガードレール取付部材3を兼用させるような
構造等、様々な実施が可能である。ガードレール取付部
材3の位置は、ガードレール52が丁度縦に収容されて
第1縦板6bと当接するように間隔Dが設定されるよう
なものとする。この場合、完成状態では、H面とガード
レール面がそろっていて美観が向上する。なお、この間
隔Dは上記状態に制限されるものではなく、その他、適
宜の間隔を設定できる。
【0013】図2に示す通り、また、支柱差込鋼管22
の底部内部領域の中央付近において、水抜孔10が、横
板6aに穿孔されて形成され、支柱差込鋼管22の内部
空間と下側収容空間7bが連通され、雨水を道路に排出
できるようになっている。
【0014】図1及び図4に示す通り、連続基礎4の第
1縦板6b、第2縦板6cの下端にはジョイント取付孔
11が4個ずつ所定間隔で穿孔され、そこにジョイント
用ボルト111が横方向にジョイント取付孔11に対応
する孔が形成された連結用プレート112を介装させて
挿通され、ボルト113で固定されるようになってい
る。
【0015】図5(a),(b)に示す通り、連続基礎
4の上面8に2箇所、2個ずつアンカー打込孔12が穿
孔され、そこにL字形状のアンカーピン121が上方か
ら打ちこまれ、連続基礎4が地面に固定されるようにな
っている。
【0016】図1に示す通り、連続基礎4の第1縦板6
b、第2縦板6cの下端にはアングル取付孔13が2個
ずつ所定間隔で4箇所に穿孔され、そこに図6(a)〜
(c)に示すアングル131は取付孔132と、打込孔
133とが穿孔され、取付孔132、アングル取付孔1
3にボルト134(図2参照)がねじ込まれ、またアン
カーピン135が打込孔133へ打ち込まれることによ
り、アングル131が地面に固定できるようになってい
る。仮設防護柵1の設置面積大とする場合、夏に舗装に
傷がつきやすいので、舗装面を保護するためである。
【0017】図1(b)に示す通り、アングル取付孔1
3の間において、第1縦板6b、第2縦板6cの下端に
水抜き用の切欠14が2箇所設けられている。
【0018】図1(b)に示す通り、連続基礎4の第1
縦板6b、第2縦板6cの上端には太陽電池付ライトの
取付孔15が穿孔されている。
【0019】仮設防護柵上部構造5は、図2、図3に示
す通り、ガードレール支柱51に取り付けられたブラケ
ット53にガードレール52が取り付けられたものであ
る。即ち、ガードレール取付ボルト54がガードレール
52の孔52aとブラケットの孔(図示略)に水平方向
に嵌挿されて、ガードレール取付ボルト54の端部がナ
ット55で複数個所締められて固定されるとともに、ブ
ラケット53がボルト・ナット56によりガードレール
支柱51に締められて固定されている。
【0020】さらに、図1(a),(b)に示す通り、
ガードレール支柱51の内部空間内に、支柱固定具57
をガードレール取付ボルト54に配設し、目隠しネット
支柱58を支柱固定具57に取りつけている。目隠しネ
ット支柱58には、グリーン色の目隠しネット59(6
mm目合)が取りつけられている。
【0021】仮設防護柵1の収容状態について図9を参
照して説明する。 (1)図9に示す通り、連続基礎4のガードレール取付部
材3にガードレール52を取り付け、支柱差込鋼管22
の間にガードレール支柱51を収容し、ガードレール取
付ボルト54を支柱差込鋼管22内部に収容する。そし
て、連続基礎4を連続基礎4の上に縦に重ねて積み上
げ、基礎連結部材9で連結・支持をする。図9に示す状
態で保管或は運搬等を行い、これにより保管スペース、
運搬スペースが著しく節約できることとなる。 (2)図15に示すクレーン付き自動車200等の仮設防
護柵積込装置付荷役自動車のクレーン210で吊り上
げ、仮設防護柵1を積載する。或は、クレーン付き自動
車200の荷台の上で積み上げて連結しても良い。な
お、220は杭打機である。 (3)そうした状態で仮設防護柵1を設置現場へ運搬す
る。 なお、例示であるが、図12ないし図14に示す通り、
仮設防護柵1の重量は1ブロックが1トン、4段7列で
合計28トンが自動車に積み込むことができる。図10
の保管状態は、ガードレールが支給品である場合であ
り、図10から組み上げることは稀である。
【0022】本実施形態の仮設防護柵1による仮設防護
柵組立工法を説明する。仮設防護柵1の道路への設置は
次のように行われる。 (1)施工現場でクレーン210により仮設防護柵1を
レーン付き自動車200から仮設防護柵設置場所に降ろ
す(図15(a)、図16(a)参照)。 (2)ガードレール52をガードレール取付部材3から外
し、支柱差込鋼管22にガードレール支柱51を差込
み、取り付け、ガードレール支柱51にガードレール5
2を取り付ける(図15(b)、図16(b)参照)。 (3)基礎連結部材9を外し、他の仮設防護柵1を吊り上
げて、道路の端部に沿って所望数だけ隣接して、順次延
設させる。 (4)ジョイント用ボルト111、連結用プレート112
により連続基礎4同士を連結する(図4参照)。 (5)アンカーピン121をアンカー打込孔12(図5
(a),(b)参照)に差し込んで上から叩いて道路に
刺し、必要に応じて、アングル131とボルト134と
アンカーピン135とにより連続基礎4を道路に固定す
る(図2参照)。 (6)目隠しネット支柱58と支柱固定具57をガードレ
ール支柱51に差し込んで固定し(図17参照)、目隠
しネット支柱58に目隠しネット59を張る(図1
(a),(b)参照)。 以上で、設置作業が終了する。なお、仮設防護柵1の解
体作業は、上記と逆の手順を踏めば良い。解体作業の後
は、仮設防護柵1を自動車に積み込んで、保管場所に運
搬し、そのままの状態で保管するか、或は、他の仮設場
所まで移動して、再び仮設を行なう。
【0023】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、連続基礎4と仮設防護柵上部構造5を保管、運搬、
組立、分解を通じて、いつも近くに配置することがで
き、材料があちこちに分散することが防止できる。即
ち、保管或は運搬時に、連続基礎4の空間の中に仮設防
護柵上部構造5を収容でき、仮設防護柵上部構造5の収
容場所を減らすことができる。また、連続基礎4と仮設
防護柵上部構造5をあちこちに配る必要が無く現場の組
立・分解作業が非常に楽になり、組立・分解の工数を著
しく低減することができる。また、現場での仮設防護柵
1の組立は、材料を設置場所に直接的に置くことができ
るので、保管場所が不要となる。ガードレール52が連
続基礎4の内部にあるので、ガードレール52の移動距
離が著しく少なくなり、運搬の手間が省け、傷みも皆無
である。従って、取付作業が非常に簡単であり仮設防護
柵1の組立作業の効率を向上させ、施工現場での仮設防
護柵1の置き場所不足を解消し、材料の痛みを防ぎ、運
搬コストを低減することができる。また、トラックの容
量一杯に仮設防護柵1が積めるので、運搬回数の低減に
より運賃コストが低減する。さらに連続基礎4であるた
め、工事場所から道路に物が飛散するおそれがなく安全
性に優れる。
【0024】以上、本実施形態を説明したが、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で本発明の構成を適宜変更できる
ことは当然である。
【0025】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の発明によれば、
設用長尺連続基礎の内部空間をガードレール等のガード
レール上部構造の収容場所として有効に活用でき、仮設
防護柵を設置する際の施行能率、運搬コスト、現場の設
置スペースを大幅に改善することができる構造物を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施形態の仮設防護柵の仮設状態
(組立完成状態)の平面図、(b)は正面図である。
【図2】図1(a)のII−II線に沿って切断した断
面図である。
【図3】(a)は同正面部分拡大図、(b)はガードレ
ールの正面拡大図である。
【図4】図1(b)のIV−IV線に沿って切断した断
面図である。
【図5】(a)は図1(b)のV−V線に沿って切断し
た断面図、(b)はアンカーピンの正面図である。
【図6】(a)はアングルの正面図、(b)は同右側面
図、(c)は同断面図、(d)はアンカーピンの正面図
である。
【図7】(a)は本実施形態の仮設防護柵の仮設用長尺
連続基礎の平面図、(b)は同正面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】本実施形態の仮設防護柵の収容状態を示す部分
拡大側面図である。
【図10】(a)は同保管状態の仮設用長尺連続基礎の
側面図、(b)は上下連結部材の正面図である。
【図11】(a)は高さ調整部材の正面図、(b)は上
下連結部材の正面図である。
【図12】本実施形態の仮設防護柵の収容状態を示す正
面図である。
【図13】同側面図である。
【図14】同平面図である。
【図15】(a)はクレーン付き自動車から施工場所へ
仮設防護柵を移す状態を示す施工図、(b)は仮設防護
柵を組み上げた状態を示す施工図である。
【図16】(a)は組立前の仮設防護柵の側面図、
(b)は組立後の仮設防護柵の側面図である。
【図17】支柱固定具付近の斜視図である。
【符号の説明】
1・・・仮設防護柵,2・・・支柱差込部材,3・・・
ガードレール取付部材,4・・・仮設用長尺連続基礎,
5・・・仮設防護柵上部構造,51・・・ガードレール
支柱,52・・・ガードレール,53・・・ブラケッ
ト,54・・・ガードレール取付ボルト,55・・・ナ
ット,56・・・ボルト・ナット,6・・・H型鋼材,
6a・・・横板,6b・・・第1縦板,6c・・・第2
縦板,7a・・・上側収容空間,7b・・・下側収容空
間,8・・・上面,9・・・基礎連結部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガードレール支柱と、ガードレールとを
    備えた仮設防護柵上部構造と、 前記ガードレール支柱を取付け可能な支柱取付部材を備
    え、断面H形部材でなる仮設用長尺連続基礎と、を備
    え、 前記仮設用長尺連続基礎に前記仮設防護柵上部構造を分
    解して収容可能な大きさの収容空間を形成し、 前記ガードレールを前記仮設用長尺連続基礎に脱着可能
    としたことを特徴とする仮設防護柵。
  2. 【請求項2】 ガードレール支柱と、ガードレールとを
    備えた仮設防護柵上部構造と、 前記ガードレール支柱を差し込み可能な支柱差込管を上
    面に間隔を隔てて備えた、断面H形部材でなる仮設用長
    尺連続基礎と、を備え、 前記仮設用長尺連続基礎に前記ガードレールを立てて長
    手方向に収容可能な収容空間を設けられるように、前記
    支柱差込管を前記仮設用長尺連続基礎の中心から短手方
    向に偏倚させた配置とするとともに前記支柱差込管の径
    を設定し、 前記ガードレールを前記仮設用長尺連続基礎に脱着可能
    とするガードレール取付部材を備えたことを特徴とする
    仮設防護柵。
  3. 【請求項3】 断面H形部材である仮設用長尺連続基礎
    と、仮設防護柵上部構造と、を備えた仮設防護柵を組み
    立てる仮設防護柵組立工法であって、 前記仮設用長尺連続基礎の取付部材から前記仮設防護柵
    上部構造を取り外し 分解し 前記分解された仮設防護柵上部構造を 、下側の仮設用長
    尺連続基礎の上側収容空間と上側の仮設用長尺連続基礎
    の下側空間に収容し 前記仮設防護柵を縦方向に積み上げ 積み上げられた仮設防護柵を設置場所まで搬送し、 前記仮設防護柵を前記設置場所に降ろし、 前記取付部材に前記仮設防護柵上部構造を取り付け 前記 仮設防護柵を仮設することを特徴とする仮設防護柵
    組立工法。
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