JP3192667U - 掲示・壁用組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置作業、撤収作業が容易且つ簡単で再利用することができ、更に未設置時においても保管スペースを小さくすることができる掲示・壁組立体を提供する。
【解決手段】可撓性を有し、所定方向に巻取り可能に構成された掲示・壁用部材4と、掲示・壁用部材4に取り付けられ、これを拡げた状態に保持するための保持部材と、掲示・壁用部材4を支持するための支柱6と、保持部材を支柱6に連結するための連結機構11と、を備える。連結機構11は、拡げた状態の掲示・壁用部材4を支持補強するための支持補強連結部材40と、保持部材と支持補強連結部材とを解除自在に連結するための第1連結手段と、支持補強連結部材と支柱とを解除自在に連結するための第2連結手段44とを含んでいるのが好ましい。
【選択図】図2

Description

本考案は、選挙用ポスターなどの掲示物を掲示するための掲示用に、また高速道路などにおいて騒音を抑えるための防音用に用いる掲示・壁組立体に関する。
掲示・壁用組立体の一例として、選挙用掲示板が広く知られている。このような選挙用掲示板は、衆議院選挙、参議院選挙、地方自治体の選挙などの際に一時的に設置され、選挙終了後は撤去されて廃棄処分されている。このようなことから、掲示用板としては安価なベニア板などが用いられ、また掲示用板を支持する支柱としては環境にやさしい間伐材などが用いられる。また、掲示用板として古紙を利用したボードなども実用に供されている(例えば、非特許文献1参照)。
このような選挙用掲示板は、選挙期間中にわたって設置され、その掲示部の表面に選挙候補者のポスターが掲示される。また、選挙の候補者が多いときには、横に細長いものが用いられ、例えばユニットとして構成された選挙用掲示板を横方向に連続的につなげて用いられる。
株式会社タナカのインターネットのホームページにおける選挙掲示板の概要の項目(http://www.st-board.jp/01.php)
しかし、従来の選挙用掲示板では、選挙終了後に廃棄処分することを前提に掲示用板及び支柱が製作されているために、金銭面での無駄が多く、税金の無駄使いの一つとなっている。このようなことから、再利用が可能で、選挙がないときにはコンパクトに収納することができ、その保管も簡単に行うことができるとともに、保管スペースも小さくすることができる選挙用掲示板の実現が望まれている。
このようなことは、例えば工事現場などで工事期間中に一時的に設置される工事用掲示板(又は「工事用看板」などとも称される)、また各種イベント会場などでイベント期間中に一時的に設置されるイベント用掲示板(又は「イベント用看板」などとも称される)などにも同様の問題がある。
本考案の目的は、設置作業、撤収作業が容易且つ簡単で再利用することができ、更に未設置時においても保管スペースを小さくすることができる掲示・壁組立体を提供することである。
本考案の請求項1に記載の掲示・壁組立体は、可撓性を有し、所定方向に巻取り可能に構成された掲示・壁用部材と、前記掲示・壁用部材に取り付けられ、これを拡げた状態に保持するための保持部材と、前記掲示・壁用部材を支持するための支柱と、前記保持部材を前記支柱に連結するための連結機構と、を備えたことを特徴とする。
また、本考案の請求項2に記載の掲示・壁組立体では、前記連結機構は、拡げた状態の前記掲示・壁用部材を支持補強するための支持補強連結部材と、前記保持部材と前記支持補強連結部材とを解除自在に連結するための第1連結手段と、前記支持補強連結部材と前記支柱とを解除自在に連結するための第2連結手段とを含んでいることを特徴とする。
また、本考案の請求項3に記載の掲示・壁組立体では、前記掲示・壁用部材は、プレート状の掲示・壁用本体と、前記掲示・壁用本体の背面側に巻き方向に間隔をおいて設けられた複数の補強突部とを備え、前記複数の補強突部は略三角状に形成されて前記巻き方向に対して垂直な方向に延びており、前記掲示・壁用部材を収納するときには、前記複数の補強突部が近接乃至接触するように巻き取られることを特徴とする。
また、本考案の請求項4に記載の掲示・壁組立体では、前記複数の補強突部は、中空に形成された第1補強突部と、雌ねじ部材が埋設された第2補強突部とから構成され、取付ボルトの雄ねじ部を前記保持部材を貫通して前記雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着することによって、前記保持部材が前記掲示・壁用部材に取り付けられることを特徴とする。
また、本考案の請求項5に記載の掲示・壁組立体では、前記第1連結手段は、前記保持部材側に位置調整自在に連結される第1連結部と、前記支持補強連結部材に位置調整自在に連結される第2連結部とを有し、また前記第2連結手段は、前記支持補強連結部材に位置調整自在に連結される第3連結部と、前記支柱に位置調整自在に連結される第4連結部とを有していることを特徴とする。
更に、本考案の請求項6に記載の掲示・壁組立体では、前記掲示・壁用部材は横方向に隣接して連結可能に構成され、隣接する片方の前記掲示・壁用部材に取り付けられた前記保持部材の端部と隣接する他方の前記掲示・壁用部材に取り付けられた前記保持部材の端部とが保持接続部材を介して連結され、また隣接する片方の前記掲示・壁用部材に取り付けられた前記支持補強連結部材の端部と隣接する他方の前記掲示・壁用部材に取り付けられた前記支持補強連結部材の端部とが連結接続部材を介して連結されることを特徴とする。
本考案の請求項1に記載の掲示・壁組立体によれば、掲示・壁用部材が可撓性を有し、所定方向に巻取り可能に構成されているので、使用するときには掲示・壁用部材を拡げて掲示・壁用として用いることができ、また保管するときには所定方向に巻き取ることができるので、保管スペースを小さくすることができる。また、保持部材が掲示・壁用部材に取り付けられるので、この保持部材によって、掲示・壁用部材を拡げた状態に保持することができる。また、拡げた状態の掲示・壁用部材が連結機構を介して支柱に連結されるので、掲示・壁組立体を容易に且つ簡単に設置することができ、また連結機構及び保持部材を取り外すことにより簡単に撤収することができる。
また、本考案の請求項2に記載の掲示・壁組立体によれば、保持部材が第1連結手段を介して支持補強連結部材に連結されるので、拡げた状態の掲示・壁用部材をこの支持補強連結部材により確実に支持することができる。また、支持補強連結部材が第2連結手段を介して支持されるので、拡げた状態の掲示・壁用部材を支持補強連結部材を介して支柱でもって確実に支持することができる。
また、本考案の請求項3に記載の掲示・壁組立体によれば、掲示・壁用部材は、プレート状の掲示・壁用本体と、掲示・壁用本体の背面側に巻き方向に間隔をおいて設けられた複数の補強突部とを備えているので、掲示・壁用本体の強度を高めることができるとともに、その表面を掲示面として利用することができる。また、掲示・壁本体の背面側の複数の補強突部が略三角状に形成されているので、これらの補強突部が近接乃至接触するようにして掲示・壁用本体を巻き取ることができ、保管の際にコンパクトに収納することができる。
また、本考案の請求項4に記載の掲示・壁組立体によれば、複数の補強突部は、中空に形成された第1補強突部と、雌ねじ部材が埋設された第2補強突部とから構成されているので、強度を保ちながら全体の重量を軽減することができるとともに、第2補強突部の雌ねじ部材に取付ボルトを螺着することによって、保持部材を掲示・壁用部材に簡単に取り付けることができる。
また、本考案の請求項5に記載の掲示・壁組立体によれば、第1連結手段は、保持部材側に位置調整自在に連結される第1連結部と、支持補強連結部材に位置調整自在に連結される第2連結部とを有しているので、保持部材と支持補強連結部材との連結位置を位置調整することができる。また、第2連結手段は、支持補強連結部材に位置調整自在に連結される第3連結部と、支柱に位置調整自在に連結される第4連結部とを有しているので、支持補強連結部材と支柱との連結位置を位置調整することができる。
更に、本考案の請求項6に記載の掲示・壁組立体によれば、掲示・壁用部材を横方向に隣接して配置したときに、片方の掲示・壁用部材の保持部材の端部と他方の掲示・壁用部材の保持部材の端部とが保持接続部材を介して連結され、また片方の掲示・壁用部材の支持補強連結部材の端部と他方の掲示・壁用部材の支持補強連結部材の端部とが連結接続部材を介して連結されるので、隣接する掲示・壁用部材を相互に所要の通りに連結することができる。
本考案に従う掲示・壁組立体の一実施形態を簡略的に示す正面図。 図1の掲示・壁組立体を簡略的に示す背面図。 図1の掲示・壁組立体を簡略的に示す右側面図。 図1の掲示・壁組立体における掲示・壁用部材を示す平面図。 図4の掲示・壁用部材を横方向に切断した断面図。 図4の掲示・壁用部材に保持部材を装着した状態を示す背面図。 図4の掲示・壁用部材に保持部材を装着した状態を示す右側面図。 掲示・壁用部材と保持部材との装着部位を拡大して示す部分拡大断面図。 図1の掲示・壁組立体における保持部材と支持補強連結部材との連結状態を側面側から見た断面図。 図9の連結状態を背面側から見た図。 図1の掲示・壁組立体における支持補強連結部材と支柱との連結状態を示す斜視図。 掲示・壁用部材を横方向に隣接して配置した設置例を示す背面図。 隣接する掲示・壁用部材の支持補強連結部材の連結状態を示す断面図。 隣接する掲示・壁用部材の保持部材の連結状態を示す図。 図14におけるXV−XV線による断面図。
以下、添付図面を参照して、本考案に従う掲示・壁組立体の一実施形態について説明する。図1〜図3において、図示の掲示・壁組立体2は、掲示・壁用部材4と、この掲示・壁用部材4を支持するための支柱6とを有している。この形態では、一対の支柱6により掲示・壁用部材4を支持しているが、掲示・壁用部材4が横方向(図1及び図2において左右方向、図3において紙面に垂直な方向)に細長いなどのときには、3本以上の支柱6により支持するようにしてもよい。尚、支柱6は、例えば中空状のパイプ部材から構成される。
掲示・壁用部材4は可撓性を有し、後述するように、所定方向(この形態では、上記横方向)に巻取り可能に構成されている。掲示・壁部材4の背面側には、後述するように、上下方向に間隔をおいて3つの保持部材8(図6参照)が取り付けられ、これら保持部材8を取り付けることによって、掲示・壁用部材4は拡がった状態に、換言すると、その表面の掲示面10が平面状となるように保持される。
この保持部材8は、連結機構11を介して一対の支柱6に着脱自在に連結され、このように連結すると、図1〜図3に示すように組み立てられて掲示可能な使用状態となる。この形態では、地中12に一対の取付管部材14が埋設され、それらの上端部が地面16から幾分上方に突出している。取付管部材14は、例えば中空の金属パイプから構成され、各取付管部材14の上面開口を通して挿入することにより支柱6が取り付けられ、このようにして掲示・壁組立体2が所要の通りに設置される。
尚、上述した形態では、簡単且つ容易に設置できるように、地中12に埋設した取付管部材14に支柱6を挿入する設置様式であるが、このような設置様式に限定されず、それ自体周知の他の設置様式を採用する、例えば地中12に杭(図示せず)を打ち込み、この杭に支柱6を巻き付けるようにしてもよく、或いは支柱6を直接的に地中12に打ち込むようにしてもよい。
次ぎに、主として図4及び図5を参照して、掲示・壁用部材4について説明する。図示の掲示・壁用部材4は略矩形状であり、例えば硬質プラスチックから形成することができる。この掲示・壁用部材4は、表面が掲示面10として機能するプレート状の掲示・壁用本体18を備え、この掲示・壁用本体18の背面側(図3において右側、図4及び図5において下側)に、後述する巻き方向(図4及び図5において左右方向)に間隔をおいて複数の補強突部20が設けられている。各補強突部20は、その断面が略三角状に形成され、掲示・壁用本体18の裏面から背面側に向けて略三角状に突出し、各補強突部20は、掲示・壁用部材4における図1〜図3において上端から下端まで直線状に延びている。このように構成することにより、これら補強突部20が内側となる(換言すると、掲示面10が外側となる)ようにして掲示・壁用部材4を略円筒状に巻くことができ、このように巻き取ると、隣接する補強突部20が近接乃至接触する状態となる。
この形態では、補強突部20は、内部が中空に形成された第1補強突部20aと、内部まで硬質プラスチックが存在する第2補強突部20bとから構成され、隣接する第2補強突部20bの間に3つの第1補強突部20aが配置されるように構成され、第1補強突部20aと第2補強突部20bとは、3:1の割合で設けられている。尚、第1補強突部20aと第2補強突部20bとの割合は適宜に設定することができ、第2補強突部20bの割合が大きくなるほど掲示・壁用部材4の重量は重くなるが、その強度は強くなる。
各第2補強突部20bには、図5に示すように、その長手方向(図4及び図5において紙面に垂直な方向)に間隔をおいて3つの雌ねじ部材22が埋設され、各雌ねじ部材22の内周面には雌ねじ部24が設けられている。
これらの雌ねじ部材24を利用して、掲示・壁用部材4の背面側に、上述した保持部材8が取り付けられる。主として図6〜図8を参照して、保持部材8は細長いプレート状であり、その長手方向に間隔をおいて(換言すると、第2補強突部20bに埋設された雌ねじ部材22の配置間隔に対応して)、複数の貫通孔26が設けられている。また、各保持部材8の両側部には、略L字状に突出する係止突条28が一体的に設けられている。このような保持部材8は、例えば、金属プレートから形成することができる。
この保持部材8は、取付ボルト30の軸部に設けられた雄ねじ部32を保持部材8の貫通孔26を通して挿入し、この雄ねじ部32を第2補強突部20bの対応する雌ねじ部材22の雌ねじ部24に螺着することによって、平面状に拡げた掲示・壁用部材4の背面側に取り付けられ、この形態では、図6及び図7に示すように、これらの図において上下方向(即ち、掲示・壁用部材4の巻き方向に対して垂直な方向)に間隔をおいて3つの保持部材8が取り付けられる。
このように保持部材8を取り付けた状態では、図6及び図7から理解されるように、補助突部20(第1補助突部20a及び第2補助突部20b)の先端部が保持部材8に押し付けられるようになり、これにより、可撓性の掲示・壁用部材4は平面状に拡げられた状態に保持され、掲示・壁用部材4の表面を掲示面10として利用することができる。
この形態では、連結機構11は、掲示・壁用部材4を支柱6に取り付けるために用いる支持補強連結部材40と、保持部材8と支持補強連結部材40とを解除自在に連結する第1連結手段42(図9及び図10参照)と、支持補強連結部材40と支柱6とを連結するための第2連結手段44とから構成され、支持補強連結部材40は、例えば中空状のパイプ部材から構成される。尚、この形態では、2本の支持補強連結部材40を介して掲示・壁用部材4を設置しているが、3本以上の支持補強連結部材40を介して設置するようにしてもよい。
まず、主として図9及び図10を参照して第1連結手段42について説明すると、図示の第1連結手段42は、保持部材8に位置調整自在に連結される第1連結部46と、支持補強連結部材40に位置調整自在に連結される第2連結部48とを有し、第1連結部46及び第2連結部48が例えば溶接などにより固定される。第1連結部46は略矩形状であり、その両端部(図9及び図10において上下方向の端部)に内側に開口する一対の第1受け部50が設けられ、かかる第1受け部50に保持部材8の係止突条28が移動自在に受け入れられ、保持部材8に対して第1連結部46を移動させることにより、保持部材8に対する第1連結手段42の連結位置を調整することができる。
また、第2連結部48は、第1連結部46に接続された接続部52と、この接続部52の両端部にピン54を介して旋回自在に装着された一対の挟持部56,58とを含み、これら接続部52及び一対の挟持部56,58によって第2受け部57を規定し、支持補強連結部材40は、かかる第2受け部57に長手方向に移動自在に受け入れられる。一方の挟持部56の先端部にはスリット59が設けられ、このスリット59にピン60を介して雄ねじ部材62が旋回自在に連結され、また他方の挟持部56の先端部にはスリット64が設けられている。
支持補強連結部材40との連結は、第2連結部48の一対の挟持部56,58間に支持補強連結部材40を挿入し、雄ねじ部材62を旋回させて他方の挟持部58のスリット64に挿入し、その後、雄ねじ部材62におけるスリット64から突出する先端部にナット66を螺着すればよく、このようにナット66を螺着すると、一対の挟持部56,58が支持補強連結部材40を挟持固定し、このようにして支持補強連結部材40に対して第1連結手段42が位置調整自在に連結される。
次いで、図11を参照して第2連結手段44について説明すると、図示の第2連結手段44は、支持補強連結部材40に位置調整自在に連結される第3連結部72と、支柱6に位置調整自在に連結される第4連結部74とから構成されている。この形態では、第3連結部72及び第4連結部74が直交して固定されているが、このような構成に変えて、第3連結部72及び第4連結部74が相互に旋回自在に連結されるものでもよい。
第3及び第4連結部72,74は、第2連結部48と実質上同一の構成である。即ち、第3連結部72(第4連結部74)は、第4連結部74(第3連結部72)に接続された接続部76(78)と、この接続部76(78)の両端部にピン80(82)を介して旋回自在に装着された一対の挟持部84,86(88,90)とを含み、これら接続部76(78)及び一対の挟持部84,86(88,90)によって第3受け部92(第4受け部94)を規定し、支持補強連結部材40(支柱6)は、かかる第3受け部92(第4受け部94)に長手方向に移動自在に受け入れられる。一方の挟持部84(88)の先端部にはピン96(98)を介して雄ねじ部材100(102)が旋回自在に連結され、また他方の挟持部86(90)の先端部にはスリット104(106)が設けられている。
支持補強連結部材40(支柱6)との連結は、第3連結部72(第4連結部74)の一対の挟持部84,86(88,90)間に支持補強連結部材40(支柱8)を挿入し、雄ねじ部材100(102)を旋回させて他方の挟持部86(90)のスリット104(106)に挿入し、その後、雄ねじ部材100(102)におけるスリット104(106)から突出する先端部にナット108(110)を螺着すればよく、このようにナット108(110)を螺着すると、一対の挟持部84,86(88,90)が支持補強連結部材40(支柱6)を挟持固定し、このようにして支持補強連結部材40(支柱6)に対して第2連結手段44が位置調整自在に連結される。
このような掲示・壁組立体2は、次のようにして設置される。主として図1〜図3、図6,図9及び図11を参照して、設置するには、まず、一対の取付管部材14の下端部を所定の間隔をおいて地中に埋設し、この取付管部材14に支柱6の下端部を挿入して支柱6を立てる(図1〜図3参照)。
また、掲示・壁用部材4を平面状となるように拡げ、その裏面に保持部材8を取り付ける(図6参照)。この保持部材8の取付けは、掲示・壁用部材4の裏面側の所定位置に保持部材8を位置付け、その貫通孔26を通して取付ボルト30を雌ねじ部材22に螺着すればよく(図8参照)、このようにして掲示・壁用部材4が平面プレート状に組み立てられる。
次に、この掲示・壁用部材4の背面側に支持補強連結部材40を取り付ける。この取付付けは、掲示・壁用部材4の背面側に取り付けた保持部材8の所定部位に、上述したようにして第1連結手段42の第1連結部46を取り付け、その後、これら第1連結手段42の第2連結部48に上述したようにして支持補強連結部材40を取り付ければよく(図9参照)、このようにして支持補強連結部材40が掲示・壁用部材4に取り付けられる。
しかる後、この支持補強連結部材40を一対の支柱6に連結する。この連結は、支持補強連結部材40の所定部位に上述したようにして第2連結手段44の第3連結部72を取り付け、その後、これら第2連結手段44の第4連結部74に上述したようにして支柱6を取り付ければよく(図11参照)、このようにして掲示・壁用部材4が一対の支柱6に取り付けられる。
このようにして掲示・壁組立体2を所要の通りに設置することができ(図1〜図3参照)、この設置状態においては、掲示・壁用部材4の表面が掲示面10となり、この掲示面10の選挙用ポスターなどの掲示物K(図1参照)を掲示することができる。
この掲示・壁組立体2を撤収するには、上述したとは反対に、次のようにすればよい。即ち、支柱6と第2連結手段44の第4連結部74との連結を解除して一対の支柱6から掲示・壁用部材4を取り外し、かく取り外した後に、これら支柱6を取付管部材14から上方に抜いて外す。
また、支持補強連結部材40と第2連結手段44の第3連結部72との連結を解除して支持補強連結部材40から第2連結手段44を取り外し、次いで支持補強連結部材40と第1連結手段42の第2連結部48との連結を解除して掲示・壁用部材4から支持補強連結部材40を取り外し、更に保持部材8と第1連結手段42の第1連結部46との連結を解除して保持部材8から第1連結手段42を取り外す。その後、掲示・壁用部材4と保持部材8との連結を解除し、掲示・壁用部材4から第1連結手段42を取り外し、このようにして設置した掲示・壁組立体4を所要の通りに撤収することができ、撤収した掲示・壁用部材4については、掲示面10が外側となるように円筒状に巻き込み、例えば紐などにより巻いた状態に保持し、このように巻き込んだ状態にすることによって、不使用ときの保管が容易となる。
尚、撤収後の取付管部材14の上端部にキャップ部材(図示せず)を取り付けるのが望ましく、キャップ部材を装着することにより、不使用時に取付管部材14内に小石、砂などが入るのを防止することができ、不使用時の管理も容易となる。
このような掲示・壁組立体2を一つの掲示・壁ユニットとして構成し、この掲示・壁ユニットを横方向に連続的に設置して掲示面の面積を大きくすることができる。尚、この実施形態では、図1〜図11に示す実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
図12〜図15を参照して、この掲示・壁組立体2Aは、上述した構成のものを一つのユニッとトして構成して横方向に二つ並べて設置しているが、三つ以上設置することも可能である。
第1及び第2掲示・壁ユニット120,122は、上述した通りにして横方向に連続して設置され、第1掲示・壁ユニット120の支柱6Aは取付管部材14Aに挿入して設置され、第2掲示・壁ユニット122の支柱6Bは取付管部材14Bに挿入して設置される。このように設置したときには、隣接する掲示・壁ユニット120,122(即ち、第1掲示・壁ユニット120及び第2掲示・壁ユニット122)は、相互に連結して設置強度を大きくするのが望ましい。
第1及び第2掲示・壁ユニット120,122の支持補強連結部材40A,40Bが連結接続部材124を介して相互に連結される。主として図13を参照して、連結接続部材124は中空の円筒状部材から構成され、その一端部(図13において左端部)には第1挿入連結受け部126が設けられ、その他端部(図13において右端部)には第2挿入連結受け部128が設けられている。第1掲示・壁ユニット120の支持補強連結部材40Aの隣接する一端部は、連結接続部材124の第1挿入連結受け部126に挿入連結され、また第2掲示・壁ユニット122の支持補強連結部材40Bの隣接する一端部は、この連結接続部材124の第2挿入連結受け部128に挿入連結され、このように挿入連結することにより、隣接する掲示・壁ユニット120,122の支持補強連結部材40A,40Bは、連結接続部材124を介して相互に連結される。尚、第1掲示・壁ユニット120の支持補強連結部材40Aと連結接続部材124の第1挿入連結受け部126とは、また第2掲示・壁ユニット122の支持補強連結部材40Bと連結接続部材124の第2挿入連結受け部128とは、それらの離脱を確実に防止するために、例えば、これらを貫通して取り付けられる連結ボルト及びナット(図示せず)により連結するようにしてもよい。
また、第1及び第2掲示・壁ユニット120,122の保持部材8A,8Bが保持接続部材130を介して相互に連結される。主として図14及び図15を参照して、保持接続部材130は、上述した第1連結手段42の第1連結部46と略同様に構成され、その一端部(図14において左端部)には第1挿入保持受け部132が設けられ、その他端部(図14において右端部)には第2挿入保持受け部134が設けられている。第1掲示・壁ユニット120の保持部材8Aの隣接する一端部は、保持接続部材130の第1挿入保持受け部132に挿入連結され、また第2掲示・壁ユニット122の保持部材8Bの隣接する一端部は、この保持接続部材130の第2挿入保持受け部134に挿入連結され、このように挿入連結することにより、隣接する掲示・壁ユニット120,122の保持部材8A,8Bは、連結接続部材130を介して相互に連結される。尚、第1掲示・壁ユニット120の保持部材8Aと保持接続部材130の第1挿入保持受け部132とは、また第2掲示・壁ユニット122の保持部材8Bと保持接続部材130の第2挿入保持受け部134とは、連結接続部材124と同様に、例えば、これらを貫通して取り付けられる連結ボルト及びナット(図示せず)により連結するようにしてもよい。
以上、本考案に従う掲示・壁組立体を選挙ポスターなどの掲示物を掲示する掲示用組立体に適用して説明したが、このような掲示・壁組立体は、高速道路などにおいて騒音を抑えるための防音壁などの壁用組立体としても適用することができる。
2,2A 掲示・壁組立体
4,4A,4B 掲示・壁用部材
6,6A,6B 支柱
8,8A,8B 保持部材
10 掲示面
11 連結機構
14,14A,14B 取付管部材
18 掲示・壁用本体
20 補強突部
40,40A,40B 支持補強連結部材
42 第1連結手段
44,44A,44B 第2連結手段
46 第1連結部
48 第2連結部
72 第3連結部
74 第4連結部
120,122 掲示・壁ユニット
124 連結接続部材
130 保持接続部材


Claims (6)

  1. 可撓性を有し、所定方向に巻取り可能に構成された掲示・壁用部材と、前記掲示・壁用部材に取り付けられ、これを拡げた状態に保持するための保持部材と、前記掲示・壁用部材を支持するための支柱と、前記保持部材を前記支柱に連結するための連結機構と、を備えたことを特徴とする掲示・壁組立体。
  2. 前記連結機構は、拡げた状態の前記掲示・壁用部材を支持補強するための支持補強連結部材と、前記保持部材と前記支持補強連結部材とを解除自在に連結するための第1連結手段と、前記支持補強連結部材と前記支柱とを解除自在に連結するための第2連結手段とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の掲示・壁組立体。
  3. 前記掲示・壁用部材は、プレート状の掲示・壁用本体と、前記掲示・壁用本体の背面側に巻き方向に間隔をおいて設けられた複数の補強突部をとを備え、前記複数の補強突部は略三角状に形成されて前記巻き方向に対して垂直な方向に延びており、前記掲示・壁用部材を収納するときには、前記複数の補強突部が近接乃至接触するように巻き取られることを特徴とする請求項1又は2に記載の掲示・壁組立体。
  4. 前記複数の補強突部は、中空に形成された第1補強突部と、雌ねじ部材が埋設された第2補強突部とから構成され、取付ボルトの雄ねじ部を前記保持部材を貫通して前記雌ねじ部材の雌ねじ部に螺着することによって、前記保持部材が前記掲示・壁用部材に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の掲示・壁組立体。
  5. 前記第1連結手段は、前記保持部材側に位置調整自在に連結される第1連結部と、前記支持補強連結部材に位置調整自在に連結される第2連結部とを有し、また前記第2連結手段は、前記支持補強連結部材に位置調整自在に連結される第3連結部と、前記支柱に位置調整自在に連結される第4連結部とを有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の掲示・壁組立体。
  6. 前記掲示・壁用部材は横方向に隣接して連結可能に構成され、隣接する片方の前記掲示・壁用部材に取り付けられた前記保持部材の端部と隣接する他方の前記掲示・壁用部材に取り付けられた前記保持部材の端部とが保持接続部材を介して連結され、また隣接する片方の前記掲示・壁用部材に取り付けられた前記支持補強連結部材の端部と隣接する他方の前記掲示・壁用部材に取り付けられた前記支持補強連結部材の端部とが連結接続部材を介して連結されることを特徴とする請求項2に記載の掲示・壁組立体。














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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112878218A (zh) * 2020-11-27 2021-06-01 代文兵 一种具有广告功能的自发电轨道隔音屏障

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