JP3192608U - コンクリート型枠における主筋部のノロ止め構造 - Google Patents

コンクリート型枠における主筋部のノロ止め構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3192608U
JP3192608U JP2014003118U JP2014003118U JP3192608U JP 3192608 U JP3192608 U JP 3192608U JP 2014003118 U JP2014003118 U JP 2014003118U JP 2014003118 U JP2014003118 U JP 2014003118U JP 3192608 U JP3192608 U JP 3192608U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
centering ring
reinforcing bar
concrete
formwork
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2014003118U
Other languages
English (en)
Inventor
誠司 安保
誠司 安保
Original Assignee
東京機工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東京機工株式会社 filed Critical 東京機工株式会社
Priority to JP2014003118U priority Critical patent/JP3192608U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3192608U publication Critical patent/JP3192608U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

【課題】コンクリート型枠における主筋部の周囲の間隙を塞ぐパッキンを介在させて、当該パッキンによりコンクリートノロ漏れを防止するノロ止め構造を提供する。【解決手段】コンクリート型枠1の型枠板1aの穴2の内周に芯出しリング3を設けて芯出しリング3のリング孔10から鉄筋9を外部に突出させ、芯出しリング3は型枠板1aの上に載せる環状本体3aと環状本体3aの下面に設けられた小径の環状突出部3bとから成り、芯出しリング3の環状本体3aの少なくとも一箇所を型枠板1aにボルト止めする型枠における主筋部の芯出し部分において、中央部に鉄筋9の外径より小さな径の孔11aを有する、追従性の高い薄板状のゴムパッキン11を芯出しリング3の下面と芯出しリング3の環状突出部3bを嵌める穴2の周囲の型枠板1a上面との間に介在させ、当該ゴムパッキン11のリング孔11aに鉄筋9を通した。【選択図】図1

Description

この考案は、コンクリート型枠工事においてコンクリート打設時に型枠から突出する主筋部の周囲の隙間からのノロ止め構造に関するものである。
従来、コンクリート型枠工事において、コンクリート打設時に型枠の隙間からコンクリートノロが外部に出てきてしまう恐れがあり、これによって、鉄筋コンクリート自体にすが発生し、構造物として不適格なものとなる。この様な事態とならないように種々の対策が採られている。
特許文献1のものは、コンクリート型枠対向間隔保持具のセパレータの両端にコーンを設け、当該コーンでノロ止めをすると共に、再利用を可能にするため、コーンとセパレータの螺合部分が錆等で癒着しない材質の組み合わせで構成し、コーン部分に電動工具と適合する要素部分を具備することで、電動工具を利用可能にし、さらに、コーンと対応する止水栓を複数のリブを持つ孔にセパレータを挿入することで固定するものである。
また、特許文献2のものは、コンクリート型枠工事において、コンクリート打設時に壁型枠や柱型枠の下面とコンクリート床面の隙間から漏れ出すコンクリートノロを止めるため、薄板を断面L型に形成した長尺状のノロ止め材本体の垂直辺に折曲部を長手方向に沿って一体的に形成して、ノロ止め材本体の断面が略コの字状に折曲げ自在にしたものである。
特開2010−24640号公報 特開2001−73552号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2は型枠の間隙からのノロ対策ではあるが、コンクリート型枠から突出する主筋の周囲の隙間からのノロ止め対策ではない。
一方、従来コンクリート型枠から突出する主筋部としての鉄筋は、型枠に設けた穴に通し、当該穴の内周と鉄筋外周との間に、型枠に固定した芯出しリングを介在させて突出させている。この芯出しリングと鉄筋外周との隙間からコンクリートノロが出てくるおそれがある。当該コンクリートノロが出てくると、上述のように、コンクリートにすが生じ、製品として適合しなくなる
これとともに、芯出しリング箇所のコンクリートが他の箇所より早く硬化し、当該リングにコンクリートが付着して後から芯出しリングを外せないことが出てくる。また、前記コンクリートノロが鉄筋と芯出しリングとの間隙に付着し、これによっても芯出しリングが外せないおそれがある。このようなコンクリート型枠から突出する主筋の周囲の隙間からのノロ止め対策が行われていないのが現状である。
そこで、この考案はこれらの点に着目し、コンクリート型枠における主筋部の周囲の間隙を塞ぐパッキンを介在させて、当該パッキンによりコンクリートノロ漏れを防止する、ノロ止め構造を提供することを目的としたものである。
請求項1の考案は、コンクリート型枠の型枠板に穴をあけ、当該穴の内周に芯出しリングを設けて当該芯出しリングのリング孔から鉄筋を外部に突出させ、前記芯出しリングは前記型枠板の上に載せる平板状の本体と当該本体の下面に設けられ、本体より小径の環状突出部とから成り、前記当該芯出しリングの本体の少なくとも一箇所を前記型枠板にボルト止めする型枠における主筋部の芯出し部分において、中央部に前記鉄筋の外径より小さな径の孔を有し、追従性の高い薄板状のゴムパッキンを前記芯出しリングの下面と前記芯出しリングの環状突出部を嵌める穴の周囲の型枠板上面との間に介在させ、当該ゴムパッキンの孔に前記鉄筋を通した、コンクリート型枠の主筋部におけるノロ止め構造とした。
また、請求項2の考案は、前記ゴムパッキンはその外周縁が前記芯出しリングの本体の下面に位置し、中央部は環状突出部の側面及び下面を被い、前記芯出しリングのボルト止めにより前記型枠板と芯出しリングとでゴムパッキンを押圧し、当該ゴムパッキンの中央部の孔の周縁は鉄筋の外周に一定幅はり付いている構成とした、請求項1に記載のコンクリート型枠の主筋部におけるノロ止め構造とした。
請求項1の考案によれば、鉄筋が貫通する穴の周囲の型枠板と芯出しリングとの間にゴムパッキンを挟み、中央部の孔の径を前記鉄筋の外径より小さくしているため、ゴムパッキンの中央部の孔は鉄筋外周に密着し、主筋部の周囲からコンクリートノロが漏れ出ることがない。
また、請求項2の考案によれば、ゴムパッキンは芯出しリングのボルト止めにより穴周囲の型枠板の上面と芯出しリングの下面との間で押圧され、また、ゴムパッキンの中央部の孔の周縁は一定幅鉄筋外周にはり付いているため、芯出しリングと型枠板の穴との嵌合箇所及び芯出しリングのリング孔と鉄筋の貫通箇所の2箇所とも前記ゴムパッキンが十分に密着して塞がれ、コンクリートノロ止め対策は完全となる。
この考案の実施の形態例1の主筋部のノロ止め構造の断面図である。 この考案の実施の形態例1の主筋部のノロ止め構造に使用する部材の斜視図である。 この考案の実施の形態例1の主筋部のノロ止め構造に使用する部材の分解断面図である。 (a)図はこの考案の実施の形態例1の主筋部のノロ止め構造に使用する芯出しリングの正面図、(b)図は2分割された芯出しリングの正面図である。
(実施の形態例1)
この考案の実施の形態例1の主筋部のノロ止め構造を図1〜4に基づいて説明する。
図1に示すように、鋼製のコンクリート型枠1の型枠板1aに穴2を設け、当該穴2に芯出しリング3が嵌っている。この芯出しリング3は、その膨出部4の孔5を貫通するボルト6の先端を、前記型枠板1aに穿ったねじ穴7に螺着して型枠板1aに固定されている。当該コンクリート型枠1内にはコンクリート8が打設され、この打設されたコンクリート8内の主筋である鉄筋9が前記芯出しリング3にガイドされてリング孔10からコンクリート型枠1の外部に突出している。
前記芯出しリング3は、図2及び図3に示すように、平板からなる環状本体3aの下面に、環状本体3aより小径の突出部3bを有し、前記型枠板1の穴2に嵌合した際、環状本体3aの下面が前記穴2の周囲の型枠板1aの上面に当接し、環状突出部3bが前記穴2内に嵌まる構成となっている。
そして前記型枠板1aの穴2と芯出しリング3との間に、弾力性に富み、追従性の高い薄板からなるゴムパッキン(アメゴムパッキン)11が設けられている。当該ゴムパッキン11は略四辺形の中央部に、前記鉄筋9の外径より小さい径の孔11aを有している。
前記ゴムパッキン11は、芯出しリング3のボルト6による型枠板1aのねじ穴7への締め付けにより、穴2の周囲の型枠板1aの上面と芯出しリング3の下面との間で押圧され、また、ゴムパッキン11の中央部の孔11aの周縁は一定幅鉄筋9の外周にはり付いているため、芯出しリング3と型枠板1aの穴2との嵌合箇所及び芯出しリング3のリング孔10と鉄筋9の貫通箇所の2箇所とも前記ゴムパッキン11が十分に密着して塞がれている。
その際、たとえ鉄筋9の外周に凹凸があっても、前記ゴムパッキン11は弾力性に富み、追従性が高いためゴムパッキン11の孔11aは鉄筋9の外周に密着して塞がれている。
これにより、コンクリート型枠1内に打設されたコンクリートの水分が芯出しリング3の箇所から流出することはない。その結果、でき上がったコンクリートにすができることがなく、また、コンクリート硬化後に、芯出しリング等にノロが付着し、芯出しリングが抜けなくなるといったおそれがない。
これは、図4の(b)図のように、芯出しリング3´が二つ割の場合であっても、(a)図の一体型の芯出しリング3の場合と同様に当該箇所を密閉することができる。この二つ割の場合は、各片を型枠板1aにそれぞれボルト止めする。
なお、上記実施の形態例1では、ゴムパッキン11の中央部の孔11aは、鉄筋9の外周に一定幅はり付いているが、必ずしも張り付いていなくても良い。孔11aが鉄筋9の外周に密着していればよい。また、上記実施の形態例1では、芯出しリング3の本体を環状本体3aとしたが、当該本体は必ずしも環状でなくても良く、矩形等種々の形状のものを適用できる。
また、上記ゴムパッキン11の形状も四辺形ではなく、円形等、適宜の形状のものが使用できる。ただし、芯出しリング3と型枠板1aの穴2の間に嵌めた場合、芯出しリング3の本体と型枠板1aとの間で押圧される大きさ、即ち、ゴムパッキン11を穴2に嵌めた際、ゴムパッキン11の外周縁が穴2の周囲の型枠板1aに載っている大きさが必要である。
1 コンクリート型枠 1a 型枠板
2 穴 3 芯出しリング
3a 環状本体 3b 環状突出部
4 膨出部 5 孔
6 ボルト 7 ねじ穴
8 コンクリート 9 鉄筋
10 リング孔 11 ゴムパッキン
11a 孔 3´ 芯出しリング

Claims (2)

  1. コンクリート型枠の型枠板に穴をあけ、当該穴の内周に芯出しリングを嵌めて当該芯出しリングのリング孔から鉄筋を外部に突出させ、前記芯出しリングは前記型枠板の上に載せる平板状の本体と当該本体の下面に設けられ、本体より小径の環状突出部とから成り、
    前記当該芯出しリングの本体の少なくとも一箇所を前記型枠板にボルト止めする型枠における主筋部の芯出し部分において、
    中央部に前記鉄筋の外径より小さな径の孔を有し、追従性の高い薄板状のゴムパッキンを前記芯出しリングの下面と前記芯出しリングの環状突出部を嵌める穴の周囲の型枠板上面との間に介在させ、当該ゴムパッキンの孔に前記鉄筋を通したことを特徴とする、コンクリート型枠の主筋部におけるノロ止め構造。
  2. 前記ゴムパッキンはその外周縁が前記芯出しリングの本体の下面に位置し、中央部は環状突出部の側面及び下面を被い、前記芯出しリングのボルト止めにより前記型枠板と芯出しリングとで前記ゴムパッキンを押圧し、当該ゴムパッキンの中央部の孔の周縁は一定幅鉄筋の外周にはり付いている構成としたことを特徴とする、請求項1に記載のコンクリート型枠の主筋部におけるノロ止め構造。
JP2014003118U 2014-06-12 2014-06-12 コンクリート型枠における主筋部のノロ止め構造 Expired - Lifetime JP3192608U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014003118U JP3192608U (ja) 2014-06-12 2014-06-12 コンクリート型枠における主筋部のノロ止め構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014003118U JP3192608U (ja) 2014-06-12 2014-06-12 コンクリート型枠における主筋部のノロ止め構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3192608U true JP3192608U (ja) 2014-08-21

Family

ID=78225535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014003118U Expired - Lifetime JP3192608U (ja) 2014-06-12 2014-06-12 コンクリート型枠における主筋部のノロ止め構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3192608U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2743037B1 (en) Vibration dampened hammer
US20230150174A1 (en) Adjustable locator retaining wall block and mold apparatus
PE20201137A1 (es) Metodo y dispositivo de fijacion para fijar un elemento de revestimiento
KR200463949Y1 (ko) 거푸집용 플렛타이홀 마개
JP3192608U (ja) コンクリート型枠における主筋部のノロ止め構造
MX2017002481A (es) Metodo para producir superficies selladas contra el agua a partir de materiales a base de cemento.
JP3197226U (ja) グラウト型枠
MX2016012946A (es) Techo para un contenedor de transporte modular.
KR20110077384A (ko) 탄성체결편이 구비된 거푸집 체결핀
JP6781458B2 (ja) 壁の亀裂補修用ノズルの座板具
MY175580A (en) Protective element, concrete element, and method for producing a concrete element
JP5804640B2 (ja) コンクリート強度試験用型枠
GB2543016A (en) Packing box
PH12017550085A1 (en) Column-pile connecting method and connecting structure
JP2007198071A5 (ja)
JP5704276B1 (ja) 型枠のクランプ
JP6434632B2 (ja) 樹脂成形方法及び成形型
KR101564427B1 (ko) 거푸집 틈새 매움용 필러
KR101652067B1 (ko) 콘크리트 수분의 누수 방지장치
KR200447273Y1 (ko) 유로폼 거푸집용 줄눈 성형장치
JP3162898U7 (ja)
JP3169544U (ja) グラウト型枠
KR200469048Y1 (ko) 콘크리트 거푸집의 간격 유지장치용 본체볼트 유닛
KR200381348Y1 (ko) 콘크리트 거푸집용 간격조절구조
JP2009299372A (ja) コンクリート製柱等のコーナー保護材およびコーナー保護材埋設装置。

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3192608

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250