JP3192461U - 回転直動装置 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、軸方向への直線的な移動を可能とする装置としてはボールネジ装置があり、軸方向への直線的な移動を許容しつつ周方向への回転を防止する装置としてはボールスプライン装置がある。
ボールネジ軸2の表面には、螺旋状にボールネジ溝2−1が設けられている。ナット部4の中空部内壁には、ボールネジ溝2−1に嵌まり込んで移動するようにしたボール3が設けられている。なおボール3は、図示してはいないが、公知の如く循環路を循環するようにされている。
直線移動用モータ1はボールネジ軸2を回転させるモータである。上記のようにボールスプライン軸7の一部に形成されたナット部4は、ボールネジ軸2に連られて回転しないので、ボールネジ軸2の回転によりナット部4は軸方向(矢印C方向)へ移動する。回転方向を逆にすると、移動方向も逆になる。直線移動用モータ1の回転を制御することにより、ナット部4を軸方向へ任意に直線移動させることが出来る。
ボールスプライン軸7の表面には、軸方向にスプライン溝7−1が複数条設けられている。ボールスプライン軸7は外筒8に挿通される。外筒8の内壁面には、軸方向に整列させられたボール9の列が、前記スプライン溝7−1に対応するよう複数列設けられている。外筒8にボールスプライン軸7を挿通する際、ボール9の列がスプライン溝7−1に嵌まるようにして挿通される。
そして、このような回転直動装置において、回転させたい場合はボールスプライン装置の部分を作動させ、直線移動させたい場合はボールネジ装置の部分を作動させていた。
第1の問題点は、2つの軸を単に継ぎ足すことによって構成していたので、軸方向に長くなってしまうという点である。
第2の問題点は、軸方向に長くなってしまうので、回転直動装置を設置するのに大きなスペースを必要とするという点である。
第3の問題点は、ボールネジのナットをボールスプライン軸と結合させる為、大きなスペースを必要とするという点である。
本考案は、このような問題点を解決することを課題とするものである。
図1は本考案の回転直動装置を示す図である。符号は図3,図4のものに対応し、7−2は中空部である。
なお、ここでは、ボールスプライン軸7の周方向への回転動作は必要としないという装置の場合を例にとって説明する。言い換えれば、ボールスプライン軸7を挿通している外筒8は、図示しない手段により位置が固定されているものとする。
本考案の回転直動装置では、ボールスプライン軸7として以下に述べるような独特の構造をしたものを用いる。即ち、従来のような中が詰まっている中実の軸ではなく、軸芯に中空部7−2を形成し、その径をボールネジ軸2を出入自在にねじ込み得る径とした中空の軸とする。そして、中空部7−2の内壁の一部に、ボールネジ軸2の外周面のボールネジ溝2−1に嵌まり合って循環転動するボール3を設ける。なお、ボールスプライン軸7の外表面には、当然のことながら軸方向にスプライン溝7−1が設けられている。
そして、そのようなボールスプライン軸7に外筒8が嵌装される。
本考案の回転直動装置は、図2(2)に示されるボールスプライン軸7に図2(1)のボールネジ軸2をねじ込み、図2(3)の外筒8を図2(2)のボールスプライン軸7に嵌装することにより完成される。
しかし図示した例では、ボールスプライン軸7に嵌装されている外筒8は位置が固定されていて周方向への回転は出来ないとしているから、ボールスプライン軸7は、ボールネジ軸2に沿って直線的に移動する。ボールスプライン軸7の外筒8に対する直線的移動は、ボール9の転動により滑らかに行われる。
Claims (1)
- 外周面に螺旋状のボールネジ溝が施されたボールネジ軸と、
軸芯に前記ボールネジ軸を出入自在にねじ込み得る径の中空部が形成され、該中空部の内壁の一部に前記ボールネジ溝に嵌まり合って循環転動するボールが設けられ、且つ外表面に軸方向のスプライン溝が設けられたボールスプライン軸と、
該ボールスプライン軸に嵌装された外筒と
を具えることにより構成され、
前記ボールネジ軸を回転させることにより前記ボールスプライン軸を軸方向へ直線的に移動させるようにしたことを特徴とする回転直動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014002976U JP3192461U (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 回転直動装置 |
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JP2014002976U JP3192461U (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 回転直動装置 |
Publications (1)
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JP3192461U true JP3192461U (ja) | 2014-08-14 |
Family
ID=78225480
Family Applications (1)
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JP2014002976U Expired - Lifetime JP3192461U (ja) | 2014-06-05 | 2014-06-05 | 回転直動装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3192461U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104534039A (zh) * | 2014-12-23 | 2015-04-22 | 威海乐嘉轩自动化设备有限公司 | 一种改良花键轴 |
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2014
- 2014-06-05 JP JP2014002976U patent/JP3192461U/ja not_active Expired - Lifetime
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