JP3192433B2 - 生物細胞に及ぼす物質の相互作用効果の研究及び定量方法及び器具 - Google Patents

生物細胞に及ぼす物質の相互作用効果の研究及び定量方法及び器具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微生物又は他の生物細
胞の成長阻害又は成長促進に及ぼす2種以上の物質の相
互作用効果を研究し定量するための方法及び器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】感染病の治療には多くの場合、抗菌剤が
併用される。広域スペクトル範囲を重病患者に付与する
ために、感染病原体が同定される前に抗菌剤の併用、例
えば2種の抗生物質、抗生物質と化学療法剤との併用、
又は抗生物質の併用、が最も頻繁に行なわれる。多菌性
感染病の場合、これとは異なる現存生物に対してはどの
薬剤も作用を及ぼしてはならない。且つ病原体混合物を
根絶することが、抗生物質の併用には求められる。例え
ば結核治療の場合、何れかの抗生物質に対し耐性が発生
するのを防ぐ、又は少なくとも遅れさすためにも、2種
の抗生物質が投与される。尿路伝染病治療では度々、化
学療法剤の併用、例えばトリメトプリム/サルファーメ
トキサゾール、又はトリメトプリム/サルファージアジ
ンの併用が行なわれる。抗生物質の併用には又、心内膜
炎や敗血症のような重大な感染病治療の場合、相剰効果
が成されることが求められる。原因となる生物がたとえ
判明している場合でも併用治療が単一治療よりも好まし
い、という特殊の場合としては、熱性患者が免疫抑制薬
で治療される場合がある。
【0003】2種以上の薬剤を共に投与する場合、多く
の異なった相互作用効果がみられる。これらの物質は本
質的に互いに影響し合い、例えば1つの抗生物質が他の
抗生物質により不活性化される。具体的には投薬前に同
一の滲出瓶に保管していた場合、ゲンタマイシンがカル
ベニシリンにより不活性化される。その他には、抗腫瘍
剤と既知抗菌剤との相互作用がある。この場合、ガン患
者の治療には逆効果となる。
【0004】バクテリアに及ぼす抗生物質の併用効果
は、主に3種類に分けられる。第1は、両薬剤の活性が
他の薬剤の存在によって影響されない場合、相互作用は
無関係である。第2は、相互作用が相剰的である。即
ち、両薬剤を併用した場合の効果が、何れかの薬剤を単
独で同濃度で使用した場合より遥かに大きい。第3は、
一方の薬剤の活性が他の薬剤の存在により低下される場
合、薬剤の併用は相反する。
【0005】相剰効果は非常に重視されるが、相反性が
発生しないようにすることはこれと同じくらい重要であ
る。抗生物質の併用による相剰効果及び相反効果は、2
種の化合物の比を変化させる際に生ずる。アミノグリコ
サイド類、例えばゲンタマイシンのような潜在的毒性抗
生物質を用いる併用治療では、投与に係る薬剤毒性を避
けるために正確な投薬量で投薬されねばならない。従っ
て、抗生物質の併用効果を研究するためのラボ試験で
は、どの薬剤を併用して処方されるべきであるか、又使
用される薬剤の最適投薬量及び投薬比についての定性的
及び定量的情報が与えられねばならない。微生物及び他
の生物細胞の代謝及び成長を促進させる又は遅らせる他
の物質の相互作用は、抗生物質併用に於ける上記の概念
と同様である。成長促進剤及び他の生物学的栄養剤を含
む研究は、薬剤処方を設定するのに有用である。薬剤併
用による発ガン性、変異原性及び奇形発生効果も又、医
療用新薬の開発に際しては研究される。
【0006】EP−B−O157 071では、活性物
質の相剰効果及び相反効果の測定器具と測定方法が記載
される。しかし、そこで記載される器具及び方法は、相
互作用効果を定量的に測定するものではなく、従って活
性物質の治療投薬量の決定には使用することが出来な
い。
【0007】「ラボ医学に於ける抗生物質」[クログスタ
ッド(Krogstad)等、ローリアン(Lorian)、1986
年]に記載されるように、抗生物質の併用効果の定量的
測定は主にチェッカー板法又はチェス板法によって行な
われる。これらの方法は、技術的に厄介で、時間がかか
り、そして実施するには非常に高価である。
【0008】チェッカー板滴定法は、2種の抗生物質に
よる2重連続稀釈液に生物検体をさらす。これにより、
(用いた稀釈濃度範囲内に於いて)薬剤濃度のあらゆる可
能な組合せが試験される。この試験法は、予想される最
小阻害濃度(MIC)のすぐ上の濃度から下の10種以上
の稀釈濃度液を、各薬剤から調製することを含む。チェ
ッカー板は、試験管又は寒天板の縦列と横列から成る。
縦列に於いては、1つの薬剤が同量含まれる。又この薬
剤はX軸に沿って稀釈される。各横列に於いては、もう
一方の薬剤が各同量含まれる。そしてこの薬剤はY軸に
沿って稀釈される。これは図1に示される。尚図1は、
上から見たときの試験管の各横列を示す。各試験管に於
いて、2種の被試験抗生物質の濃度は図示するように矢
印方向に増大し、左側底部の試験管に於いては両物質の
濃度は最小である。一方、上部横列中右側の試験管は両
物質濃度は最大である。従ってチェッカー板中の各区画
(試験管)は、2種の薬剤から成る唯一無二の併用(濃度)
剤である。使用する抗菌剤稀釈液は、普通ブイヨン又は
寒天で調製される。上記の図に示した具体例では、無地
の試験管には阻害が存在し(非成長)、斜線で示した混濁
試験管には成長がある。
【0009】チェッカー板滴定法は非常に労力を要し、
又時宜を得て実施されねばならない。第1に、適切な稀
釈範囲を選択するために、併用される2種の抗生物質の
MICを決定せねばならない。
【0010】例えば各物質について15種類の稀釈液を
持つようにチェッカー板を作製しようとすると、225
個の試験管又は寒天板が測定用に必要となる。作業工程
は、多くの手作業段階を含む。従って、例えば不正確な
稀釈及び使用溶液の汚染等のラボエラーを招き、これは
不正確な又は誤りでさえもある結果を生ずる。チェッカ
ー板の研究結果を得るには少なくとも1〜2週間はかか
る。このことは重病患者の場合には、大きな欠点であ
る。この場合、治療法の選択が遅れたり、潜在的に相反
する抗生物質の組合わせを経験により選択するために誤
った治療が行なわれると、致命的な結果を招く。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明に於いては、2
種以上の抗菌剤の相互作用を1〜2日以内に正確に定量
出来、それにより医者が適切な抗生物質併用剤を最適な
投薬量比で選択出来る。前述のチェッカー板法に於ける
欠点は本発明により解消される。本発明は、既製品を含
み、最少の補助的なラボ材料を必要とするだけで容易に
試験システムを使用出来、数段階で素速く作製出来、直
接読んで判定出来る結果を与える。従って本発明方法
は、専門的でない研究者でさえもルーチーンに使用出
来、抗菌剤の併用効果に関する重要な医療情報を与え、
それにより重い感染病に対して安全で効果的な治療を容
易に且つ素速く行なえる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明方法の一態様に於
いて、固体培地上で生育される微生物又は他の生物細胞
の成長促進又は成長阻害に及ぼす2種以上の物質の相互
作用効果は、以下のようにして測定される。即ち、増殖
培地表面上の方形試験領域に物質を予め定められた濃度
パターンで塗布する。尚このパターンに於いては、第1
物質の最小周界濃度が方形に於ける1辺のエッジ上にあ
り且つ最大周界濃度が反対側のエッジ上にある。又第2
物質の最小周界濃度が第3のエッジ上にあり且つ最大周
界濃度がその反対側のエッジ上にある。その後この処理
板を培養し、阻害パターンを読み、次いで予め定められ
た物質の濃度パターンに適合した読み目盛を用いて関連
する終点に於いて2種の物質の求めようとする濃度を測
定することにより、相互作用効果が測定される。従っ
て、第1物質は濃度勾配がY軸(即ち垂直方向)に沿って
あり、最大値が最小値の上方に存在する。又第2物質は
濃度勾配がX軸(即ち水平方向)に沿ってあり、最小濃度
がX軸の左側に且つ最大濃度が右側にある。このよう
に、2種の物質の濃度勾配の方向は互いに垂直である。
【0013】本発明方法の別の態様に於いては、1種の
物質が増殖培地上の方形試験領域内に均一濃度で塗布さ
れ、第2以上の物質が上述のような濃度勾配をもって塗
布される。
【0014】2種の物質は、増殖培地表面の方形試験領
域上に、不活性キャリヤーを培地に接触させることによ
り塗布される。キャリヤーは非孔質材料である。このキ
ャリヤー上に両物質が所望の濃度パターンで塗布されて
いる。従って、キャリヤーを寒天表面に接触させれば、
両物質の予め定められた濃度勾配が寒天培地に移され形
成される。キャリヤーは又、異なった物質がそれぞれ別
々に定着された別個のキャリヤーであってよい。この場
合、2種の物質の予め定められた所望の濃度パターン
は、以下のようにして寒天表面上につくられる。即ち、
第1物質を有するキャリヤーを培地表面の方形試験領域
上に貼付け、物質が培地中に完全に移動するに十分な時
間経過した後キャリヤーを剥す。その後第2物質を有す
る第2キャリヤーを、寒天表面上の第1物質の印影上
に、2種の物質の濃度勾配方向が互いに垂直になるよう
に、載せる。これにより第2物質が塗布される。
【0015】3種以上の物質を同時に試験する場合、全
ての物質が所望の濃度パターンで塗布された1枚のキャ
リヤーを用いて、全ての物質を寒天上に塗布してよい。
同様に1種以上の物質を所望の濃度パターンで同一キャ
リヤー上に塗布してよいし、又寒天中の他の物質の濃度
勾配印影上に連続して塗布してよい。
【0016】本発明の使用に好適なキャリヤーの具体例
としては、不活性非孔質材料製、例えばポリアクリルア
ミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアミド、ポリ
カーボネート又はその類似材料製の薄いシート類が挙げ
られる。
【0017】本発明の器具の一態様に於いて、キャリヤ
ー上の方形試験領域は以下のように1種の物質で塗布さ
れる。即ちこの領域に於いては、1種の物質は、その最
小周界濃度が存する1辺のエッジから最大周界濃度が存
する反対側のエッジまで連続的に濃度勾配を有する。
【0018】本発明の器具の他の態様に於いて、2種の
物質がキャリヤー上の方形領域に以下のように塗布され
る。即ちこの領域に於いては、第1物質の最小周界濃度
が1辺のエッジ上にあり、最大周界濃度が反対側のエッ
ジ上にある。又第2物質の濃度勾配は第1物質のそれと
垂直な方向にあり、且つ第2物質の最小周界濃度は第3
エッジ上にあり最大周界濃度はこれと反対側のエッジ上
にある。
【0019】本発明の器具の別の態様において、3種以
上の物質がキャリヤー上の方形領域に塗布される。最初
の2種の物質は上述のように塗布される。次いで別の物
質が、上記2種の物質の上面上に引続いて塗布される。
上記別の物質も又、最小周界濃度と最大周界濃度が互い
に反対側の各エッジ上に存する。
【0020】本発明の器具の更に別の態様に於いて、1
種の物質が一定濃度でキャリヤーの方形領域上に塗布さ
れる。一方第2以上の物質が上述のように濃度勾配をも
って塗布される。
【0021】各物質は、自体公知の方法でキャリヤー表
面上に塗布される。例えば、濃度が決定された各抗生物
質の溶液を、徐々に量を増やしながら特定体積だけミク
ロピペットで正確に採って予め定められた濃度勾配に沿
って連続的な間隔でキャリヤーに移す。
【0022】物質の別の塗布法としては、インク−ジェ
ット印刷、コンピューター制御された精密噴霧法又は他
の精密塗装法が挙げられる。
【0023】キャリヤーは種々の形状、例えば正方形、
長方形又は円形の種々の大きさのものであってよい。各
物質はキャリヤーの方形試験領域上に塗布される。この
方形試験領域はキャリヤーの全体又は一部を含んでよ
い。
【0024】物質の濃度勾配に適合した読み目盛りは、
キャリヤーから分離していてもよく、又キャリヤーと一
体であってもよい。読み目盛りはキャリヤーの上面側、
即ち物質が塗布される面とは反対側に貼られる。更にキ
ャリヤーの上面には又、物質名や他の関連情報でラベル
してよい。
【0025】
【実施例】本発明を添付の図面を用い更に具体的に説明
する。図2〜図5で示されるチェッカー板の構成は、2
種の物質の予め定められた濃度パターンに適合した読み
目盛りによって囲まれる。図2及び図3は、1種の物質
が塗布された本発明器具の一態様を示す。図2は器具の
読み目盛りをもつ側を示す。図3はこの同じ器具のもう
一方の側を示す。尚図3に於いて、ドット(dot)密度
は、器具上部に於ける最大周界から底部に於ける最小周
界まで延びる物質の濃度勾配を表わす。図4及び図5
は、2種の物質が器具上に存在してチェッカー板を構成
する一態様を示す。図4は器具の読み目盛りが付いた側
を示し、図5はこの器具のもう一方側を示す。尚ドット
密度は、チェッカー板構成物中に於ける2種物質の濃度
パターンを表わす。図4に於いて、矢印は各物質の濃度
勾配の方向が垂直であることを示す。具体的に説明する
と、Xは物質Aの濃度が12μg/mlに等しく且つ物質
Bが0.016μg/mlである点を示す。
【0026】図6及び図7は、本発明のチェッカー板構
成の他の態様を示す。この正方形のチェッカー板は読み
目盛りで囲まれる。これにより、正方形内の如何なる場
所に於いても正確に2種の物質濃度を容易に書入れる事
が出来る。図6は、2種の物質の濃度勾配範囲が等しい
(即ち、A及びBが0.016〜256μg/mlで存在す
る。)態様を示す。一方図7では、各物質の濃度勾配範
囲が互いに異なる(即ち、Aは0.004〜64μg/ml
で存在し、Bは0.16〜256μg/mlで存在する。)
2種の物質A及びBの濃度勾配方向が垂直である結果、
正方形の4つの隅は以下の濃度を有する。即ち低部左側
の隅は、Aの最小濃度/Bの最小濃度であり、ここより
時計回り方向に各隅はそれぞれ、Aの最大濃度/Bの最
小濃度、Aの最大濃度/Bの最大濃度、及びBの最大濃
度/Aの最小濃度、である。図6及び図7は、イソボー
ル(isobol)を示す。即ち各点を結ぶラインは、物質Aと
物質Bとの比が一定であることを示す。イソボールの1
例は、最小濃度と最大濃度との間の対角線である。ここ
では一定比のAとBが含まれる。対角線に平行な各ライ
ンは、別のイソボールを構成する。
【0027】図8と図9は、バクテリア菌が自体公知の
種々の方法で植えられた寒天板の表面上に、2種の物質
が如何して塗布されるかを示す。尚上記方法としては、
バクテリア懸濁液による寒天表面のフラッジング又はス
ワッビング、又は寒天へのバクテリア接種(即ちバクテ
リアの溶解寒天懸濁液を寒天表面上に注ぎこの層を固化
させる。)が、挙げられる。円はペトリ皿を表わす。図
8では、第1物質、たとえば抗生物質がキャリヤーを用
いて寒天表面上に塗布される。尚このキャリヤーに於い
ては、第1物質が予め定められた濃度パターンで方形領
域内に塗布されており、最小周界濃度がこの方形領域の
底部エッジ上にあり且つ最大周界濃度が頂部エッジ上に
ある。抗生物質をキャリヤー表面から寒天マトリックス
中に完全に移すのに要する時間が経過した後、即ち殆ど
の抗生物質を移すために約1時間経過させた後、キャリ
ヤーを剥す。次いで第2物質を含む第2キャリヤーを、
寒天表面と第1物質の印影上面上で正確に接触させる
(図9)。即ち、第2物質、例えば他の抗生物質の濃度勾
配の方向が第1物質のそれと垂直となり且つ第2物質の
最小濃度が方形の左側エッジ上に、最大濃度が反対側、
即ち右側のエッジ上に存するように、第2キャリヤーを
接触させる。濃度勾配が互いに垂直になるように各物質
を塗布するのを容易にするために、面上に濃度勾配の方
向がマークされたキャリヤーを用い、第1物質の塗布の
際にその濃度勾配の方向をペトリ皿上にマークするの
が、有利である。各物質が寒天中に移動した後にキャリ
ヤーを剥し、次いで新たな物質が塗布された新たなキャ
リヤーに取換えこれを前の物質の印影上の寒天に載せ
る、という操作を引続き行なう事により、更に別の物質
を塗布することが出来る。好気性バクテリアを正確に試
験する場合は、最後のキャリヤーを1時間後に剥し、フ
レーム状の読目盛りを方形濃度勾配印影のまわりに配置
し、その後この板を培養する。嫌気性及び通性嫌気性バ
クテリアに対しては、最後のキャリヤーはそのまま適当
に培養期間中放置し、読み目盛りとして利用する。一般
に、チェッカー板構成に於ける予め定められた濃度パタ
ーンに適合した読み目盛りは、物質の塗布前又は後に寒
天板上に貼られる。終夜培養後、阻害パターンを読む。
【0028】図10〜図13は、例えば2種の抗生物質
(A及びB)の相互作用の判定を示す。微生物の成長はド
ットで示す。一方、阻害領域、即ち全く成長が起こらな
い領域は空白部分である。これらの図及び図15〜図1
7中、破線は単に結果の読みを容易にするための説明的
なものである。破線は、個々の物質のMIC(最小阻害
濃度)値又はMBC(最小殺菌濃度)値を表わす。阻害領
域中の湾入部の最も深い点(これは矢印で示される。)
は、被試験物質間の相互作用が最大である点を示す、こ
とがこれらの図から明らかである。図10は被試験物質
の無関係な効果、図11は追加効果を示す。又図12は
相反効果、図13は相剰効果を示す。図14は、図13
と同じ2種の物質A及びBに及ぼす第3物質Cの効果を
示す。物質Cを寒天板の方形試験領域内に均一濃度で塗
布する。その後、物質A及びBを図13のように塗布す
る。物質Cは物質Aの活性とは相反するが、物質Bの活
性に無関係である。図14から明らかなように全体とし
て、物質CはAとBとの相剰効果を阻害する。
【0029】図15及び図16は、如何して殺菌相互作
用を研究するかを示す。これは、ベルベット状パッド又
は類似の器具を用い薬剤が全く存在しない別の板上に成
長阻害パターン(図15)を複製し、或るいは寒天中に現
存する抗生物質を特定の不活性化化学物質、例えばアミ
ノグリコシドを不活性にするポリアネトール硫酸ナトリ
ウム若しくはβ−ラクタム抗生物質を不活性にする酵素
(具体的にはβ−ラクタマーゼ)で不活性にし、その後更
にこの試験板を再培養することにより、行なわれる。こ
のように抗生物質が存在しない環境に於いて、一度阻害
を受けたがまだ十分に生育可能なバクテリア細胞は阻害
を受けた領域内で今度は成長し、新たな成長パターン
(図16)を形成する。このパターンは抗生物質併用剤の
殺菌効果又は死滅効果を反映する。
【0030】即ち図15は成長阻害パターンを、図16
は死滅パターンを示す。これらの具体例では、成長阻害
パターンは被試験物質間の相互作用が無関係であること
を示し、死滅パターンは2種の物質の殺菌相互作用が相
剰的であることを示す。
【0031】図17は、如何して結果が判定され定量さ
れるかを示す。読み目盛りを用いて各化合物(例えば2
種の抗生物質)間の相互作用が定量され、又異なった値
が読まれる。抗生物質の相互作用を定量し判定する場
合、個々の抗生物質は単独に使用したときのそれぞれの
MIC値又はMBC値を、これらの物質を併用して用い
たときのそれぞれの濃度と比較する。次いでこれらの値
を用いて分数(fractional)阻害濃度(FIC)指数又は分
数殺菌濃度(FBC)指数を以下の式: FIC=FICA+FICB=(CA/B/MICA)+(CB/A/MICB) [式中、A及びBは2種の物質であり、CA/Bは相互作用
最大点に於けるB存在下のAの濃度でありCB/Aは相互
作用最大点におけるA存在下のBの濃度であり、MIC
AはAの最小阻害濃度でありMICBはBの最小阻害濃度
である。] FBC=FBCA+FBCB=(CA/B/MBCA)+(CB/A/MBCB) [式中、A、B、CA/B及びCB/Aは前記と同意義であ
り、MBCAはAの最小殺菌濃度でありMBCBはBの最
小殺菌濃度である。]に従って計算する。これらの定義
は、「ラボ医薬に於ける抗生物質」[クログスタッド(Kro
gstad)等、ローリアン(Lorian)、1986年、第54
5頁]に記載される。
【0032】FIC指数の勾配は読み目盛りの対角線に
沿って(図17参照)、又は対角線に平行な線に沿って求
められる。FIC指数が0.5以下の場合は相剰的効果
であり、ほぼ1の場合は無関係又は付加的効果であり、
2.0以上のときは相反的効果であることが、一般に認
められている。このようにAとBとの併用効果は、FI
C指数項を用い、チェッカー板内側の阻害パターンの境
界ラインとFIC指数勾配の対角線との交点を読むこと
により、直接判定され定量される。例えば図示した例で
は、個々の抗生物質A及びBのMIC値はそれぞれ境界
ラインと垂直目盛り又は水平目盛りとの交点から読まれ
る。図17中相互作用が最適である点、即ち阻害パター
ンに於ける湾入部の最も入り込んだところ(矢印で示
す。)に於いては、CA/Bは0.5μg/mlでありCB/A
0.5μg/mlである。更に図17に於いては、MICA
は8μg/mlでありMICBは8μg/mlである。従って
前記式に従って、この点に於いては: FIC=(0.5/8)+(0.5/8)=0.125 である。図17の場合、FIC指数が0.125である
ことは、阻害パターンの境界ラインとFIC指数勾配と
の交点を単に読むだけで直接判り、物質AとBとの相剰
効果に関し直ちに定量的な答えが与えられる。
【0033】本発明の「チェッカー板」測定法を実施する
場合、FIC値は阻害パターンの最も入り込んだ湾入部
に於いてFIC目盛りを読むことで直接与えられる。尚
FIC目盛りは、試験キャリヤー上に予め印刷されてい
てもよく、又別個の読み目盛りとしてキャリヤーとは分
離して存在してもよい。
【0034】成長促進剤及び他の栄養剤間の相互作用を
研究する場合、上記抗生物質の併用物に対する場合と同
様の方法が用いられる。図18に成長パターンを示す。
ここで、成長促進濃度は成長を支えるのに要する濃度、
並びに2種物質の濃度と比を意味する。尚2種物質の相
互作用効果は任意である。
【0035】「微生物」とは、バクテリア、例えば腸内細
菌、ブドウ球菌、連鎖球菌、ヘモフィールス(hemofilu
s)、ネイセリア科、バクテリオイド及びクロストリジウ
ム、マイコバクテリア、放線菌、マイコブラズマ、ノカ
ルジア、ウィルス、及び真菌、例えば糸状菌、イースト
菌及びカンジダを云う。「生物細胞」としては、ガン細
胞、正常な人間の細胞、動物細胞及び植物細胞、「幹細
胞」タイプのもの、が挙げられる。
【0036】「物質」とは、成長促進剤及び成長阻害剤、
並びに自体本質的に活性ではないが別の物質の活性に対
し増強(相剰)効果又は相反効果を及ぼす物質を云う。成
長阻害剤の例としては、抗菌物質、例えば抗生物質、具
体的にはアミノグリコサイド、β−ラクタム抗生物質、
マクロライド抗生物質、ポリミキシン、ポリペプチド及
び他の化学療法剤、例えばスルホンアミド、抗真菌剤、
具体的には5−フルオロシトシン、アムホテリシン、抗
ウィルス剤、例えばアデニンアラビノシド(Ana−A)、
トリフルオロチミジン;抗結核剤、例えばイソニアジド
及びシクロセリン;抗ガン剤、例えばシクロホスホアミ
ド,メトトレキサート、5−フルオロウラシル及びマイ
トマイシン、消毒剤、防腐剤及び保存剤、例えばクロロ
ヘキシジン、エタノール及び塩化ベンズアルコニウム、
が挙げられる。β−ラクタマーゼ酵素インヒビターのよ
うな物質、例えばクラブラン酸(clavulanic acid)及び
pH−調整化合物、例えば緩衝液は、本質的には活性を
有さないが、他の物質の効果を増大又は低減し得る。
【0037】成長促進剤としては、例えばビタミン、ホ
ルモン、アミノ酸及び稀少成分が挙げられる。栄養剤と
しては、炭水化物、ペプトン、窒素化合物及び脂肪酸が
挙げられる。発ガン性、変異原性及び奇形発生効果を有
する薬剤としては、シクロホスホアミド、ヒドロキシル
アミン及びメトトレキサートが挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の試験管を用いたチェッカー板滴定法を
示す。
【図2】 1種の物質が塗布された器具を示す。
【図3】 1種の物質が塗布された器具を示す。
【図4】 連続的チェッカー板構成を示す。
【図5】 連続的チェッカー板構成を示す。
【図6】 図4と同じチェッカー板構成であるが、各物
質の最大及び最小周界濃度、並びにそれらの濃度比のイ
ソボールを示す。
【図7】 図4と同じチェッカー板構成であるが、各物
質の最大及び最小周界濃度、並びにそれらの濃度比のイ
ソボールを示す。
【図8】 図2及び図3の器具を用いて、如何して各物
質が培地表面上に連続的に塗布されるかを示す。
【図9】 図2及び図3の器具を用いて、如何して各物
質が培地表面上に連続的に塗布されるかを示す。
【図10】 各物質間の相互作用の判定を示す。
【図11】 各物質間の相互作用の判定を示す。
【図12】 各物質間の相互作用の判定を示す。
【図13】 各物質間の相互作用の判定を示す。
【図14】 各物質間の相互作用の判定を示す。
【図15】 如何して殺菌相互作用が研究されるかを示
す。
【図16】 如何して殺菌相互作用が研究されるかを示
す。
【図17】 各物質間の相互作用の定量法を示す。
【図18】 成長促進剤間の相互作用を示す。
【符号の説明】
X 物質Aの濃度が12μg/mlで物質Bの濃度が0.
016μg/mlである点 FIC 分数阻害濃度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12M 1/34 C12Q 1/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体培地上で成育される微生物又は他の
    生物細胞の成長促進又は成長阻害に及ぼす2種以上の物
    質の相互作用効果を定量測定するための器具に於いて、
    器具が不活性非孔質キャリヤーを含み、該キャリヤーの
    一方の面上の方形試験領域上に2種の物質が存在し、該
    方形試験領域がキャリヤーの全体又は一部を含み、第1
    物質の最小周界濃度が方形試験領域の1辺のエッジ上に
    存在し且つ最大周界濃度が反対側の第2エッジ上に存在
    し、第2物質の濃度勾配が第1物質のそれとは垂直な方
    向に延び第2物質の最小周界濃度が方形試験領域の第3
    エッジ上に存在し且つ最大周界濃度が反対側の第4エッ
    ジ上に存在する、ことを特徴とする相互作用効果を定量
    測定するための器具。
  2. 【請求項2】 固体培地上で成育される微生物又は他の
    生物細胞の成長促進又は成長阻害に及ぼす2種以上の物
    質の相互作用効果を定量測定するための器具に於いて、
    器具が不活性非孔質キャリヤーを含み、該キャリヤーの
    一方の面上の方形試験領域上に3種以上の物質が存在
    し、該方形試験領域がキャリヤーの全体又は一部を含
    み、第1物質の最小周界濃度が方形試験領域の1辺のエ
    ッジ上に存在し且つ最大周界濃度が反対側の第2エッジ
    上に存在し、第2物質の濃度勾配が第1物質のそれとは
    垂直な方向に延び第2物質の最小周界濃度が方形試験領
    域の第3エッジに存在し且つ最大周界濃度が反対側の第
    4エッジ上に存在し、初めの2種物質の表面上に第3又
    はそれ以上の物質が存在し且つそれらの最小及び最大周
    界濃度も又方形試験領域の相対する両側のエッジ上に存
    在する、ことを特徴とする相互作用効果を定量測定する
    ための器具。
  3. 【請求項3】 固体培地上で成育される微生物又は他の
    生物細胞の成長促進又は成長阻害に及ぼす3種以上の物
    質の相互作用効果を定量測定するための器具に於いて、
    器具が不活性非孔質キャリヤーを含み、該キャリヤーの
    一方の面上の方形試験領域上に3種以上の物質が存在
    し、該方形試験領域がキャリヤーの全体又は一部を含
    み、第1物質が方形試験領域内に均一濃度で存在し、第
    2物質の最小周界濃度が方形試験領域の1辺のエッジ上
    に存在し且つ最大周界濃度が反対側のエッジ上に存在
    し、初めの2種物質の表面上に第3又はそれ以上の物質
    が存在し且つそれらの最小及び最大周界濃度も又方形試
    験領域の相対する両側のエッジ上に存在する、ことを特
    徴とする相互作用効果を定量測定するための器具。
  4. 【請求項4】 器具がキャリヤーに取付けられた読み目
    盛りを更に含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか
    1項記載の器具。
  5. 【請求項5】 器具が物質濃度用読み目盛り、並びに分
    数阻害濃度指数用及び/又は分数殺菌濃度指数用読み目
    盛りを含む、ことを特徴とする請求項4記載の器具。
  6. 【請求項6】 固体培地上で成育される微生物又は他の
    生物細胞の成長促進又は成長阻害に及ぼす2種以上の物
    質の相互作用効果を定量測定するための方法に於いて、
    固体培地表面上の方形試験領域内に物質を予め定められ
    た濃度パターンで塗布し、該パターンに於いて第1物質
    の最小周界濃度が方形試験領域の1辺のエッジ上に存在
    し且つ最大周界濃度が反対側の第2エッジ上に存在しそ
    して第2物質の最小周界濃度が第3エッジ上に存在し且
    つ最大周界濃度が反対側の第4エッジ上に存在し、この
    処理板を培養し、阻害、死滅又は促進パターンを読み、
    そして物質の予め定められた濃度パターンに適合された
    読み目盛りを用いて物質濃度を関連する終点に於いて測
    定する各段階、を特徴とする相互作用効果を定量測定す
    るための方法。
  7. 【請求項7】 第3以上の物質が、固体培地表面上の同
    じ方形試験領域内に初めの2種物質と同様に塗布され最
    小及び最大周界濃度が方形試験領域に於ける相対するエ
    ッジ上に存在する、ことを特徴とする請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 各物質の濃度パターンが固体培地表面上
    に同時に塗布される、ことを特徴とする請求項6〜7の
    何れかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 1種の物質が固体培地表面上の方形試験
    領域内に先ず塗布され、その後第2物質が同じ方形試験
    領域内に塗布され、両物質が濃度勾配をもって塗布され
    る場合には第2物質の濃度勾配の方向が第1物質のそれ
    と垂直になるように各物質が塗布される、ことを特徴と
    する請求項6〜7の何れかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 第3以上の物質が、固体培地の表面上
    の同じ方形試験領域内に初めの2種物質と同様にして引
    続き塗布され最小及び最大周界濃度が方形試験領域に於
    ける相対するエッジ上に存在する、ことを特徴とする請
    求項9記載の方法。
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