JP3191918U - 透光性を有するブロック玩具 - Google Patents

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JP3191918U
JP3191918U JP2014002353U JP2014002353U JP3191918U JP 3191918 U JP3191918 U JP 3191918U JP 2014002353 U JP2014002353 U JP 2014002353U JP 2014002353 U JP2014002353 U JP 2014002353U JP 3191918 U JP3191918 U JP 3191918U
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JP2014002353U
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Inventor
あけみ 加藤
Original Assignee
フジ梱包株式会社
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Abstract

【課題】従来にない様々な遊び方ができ、幼児や高齢者の心身機能の向上に効果の高いブロック玩具を提供する。
【解決手段】ブロック玩具10は、幾何学形状を呈する中空構造のブロック玩具であって、透光性を有する柔軟弾性材からなり、少なくとも一面が開口面12であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、ブロック玩具に関し、より詳しくは、透光性を有する柔軟弾性材からなるブロック玩具に関する。
幼児向けの玩具には多くの種類があるが、積み木、プラスチックブロック等のブロック玩具は、積み上げたり並べたりすることによって、幼児が遊びながら想像力、集中力を育むことができる知育玩具として、永く愛用され続けている。
また、最近では、急速に進行する高齢化社会における、高齢者の心身機能の維持・強化・回復のための道具としても、知育玩具としてのブロック玩具の価値が見直されてきている。
ブロック玩具の近年の傾向として、素材をゴムやシリコン等の柔軟弾性材とすることで、騒音を低減させたり、怪我や破損をなくす工夫が採用されるようになっている。
柔軟弾性材からなるブロック玩具の具体例として、特許文献1には、軟質弾性体のブロック玩具であって、多角形状の環状部材と、環状部材の内部に延出する延出部材とからなるブロック玩具が開示されている。
このブロック玩具は、素材が軟質であるため、幼児が放り投げたり踏みつけたりしても物を破損したり怪我をしたりしないとされている。
また、軟質であるため、環状部材の内周と外周をひっくり返すことができ、ひっくりかえすことでブロック玩具の形状が変化するため、子供の知育の発達や高齢者の心身機能を維持回復させる効果があるとされている。
特開2011−139735号公報
しかし、従来のブロック玩具には、次のような欠点があった。
<1>従来のブロック玩具は、積み上げたり、並べることによって隣り合うブロック玩具同士の形状と色の組合せを変化させる他、遊び方を工夫することができなかった。特に、色と色とを組合わせて、新たな色彩を作ることができなかった。そのため、幼児や高齢者が想像力・集中力を発揮する余地が限られていた。
<2>従来のブロック玩具は、積み上げて構造物を完成させると、表面のブロック玩具に遮られ、内部の構造を見ることができなかった。そのため、内部構造を見て楽しんだり、構造上の工夫を学ぶことができなかった。
<3>従来のブロック玩具は、手指の機能を向上させる等の、身体機能を向上させる機能を有していなかった。そのため、幼児・高齢者の心身機能向上という目的から見ると、その効果が限定的であった。
<4>従来のブロック玩具は、表面が円滑であるため、垂直方向に積み上げてゆくしか遊び方がなかった。例えば三角形のブロック玩具の斜辺に正方形のブロック玩具を積むなど、斜め方向へ積み上げると、斜辺を滑り落ちて崩れてしまった。そのため、積み上げ方、遊び方が限定されていた。
<5>従来のブロック玩具は、高く積み上げると、崩れ落ちた際の重量エネルギーにより床を傷つけたり、幼児に怪我をさせることがあった。これを避けるために、素材を弾性のある材料にして、枠状体にするなど、特許文献1のような工夫がなされた。しかし、この場合、積み上げた際に、基礎のブロック玩具が、上方のブロックの重みに耐えられず変形しやすいため、崩れやすく、高く積み上げることができなかった。
上記のような課題を解決するための、本考案のブロック玩具は、幾何学形状を呈する中空構造のブロック玩具であって、透光性を有する柔軟弾性材からなり、少なくとも一面が開口面であることを特徴とする。
本考案のブロック玩具は、相対する両面が開口面であることを特徴とする。
本考案のブロック玩具は、柔軟弾性材が着色されていることを特徴とする。
本考案のブロック玩具は、以上説明した構造であるため、次の効果を少なくともひとつ備えている。
<1>本考案のブロック玩具は、透光性を有するため、隣り合うブロック玩具同士の形状と色彩を組合せるだけでなく、手前のブロック玩具を透かして見える背後のブロック玩具の形状と色彩とを組合せて遊ぶことができる(図2)。特に、色と色とを組み合わせることによって新たな色彩を生むことができるため、遊びながらにして自然に、想像力、美感、感受性、情緒性などの様々な能力を養うことができる。また、背後や下方から光を当てたり、内部にLED等の発光体を入れることで、様々な色彩の光をブロック玩具の内部に反射させ、美的効果を飛躍的に高めることができる(図3)。
<2>本考案のブロック玩具は、透光性を有するため、積み上げて構造物を完成させた後、外面のブロックを透かして内部の構造を観察することができる(図2)。そのため、構造物の構造上の工夫に注意を向けることができ、幼児や高齢者の創造力・空間把握能力等を養うことができる。
<3>本考案のブロック玩具は、柔軟弾性材製であり、握りやすい大きさに作られている。また、片面に開口を有する中空構造であるため、遊ぶために握る過程で、自然に手指の力を強化することができる。そのため、使用者の想像力・集中力等を養いながら、同時に手指の機能強化を図ることができる。手指の運動は脳の活性化にも大きな影響力を与えるため、双方の相乗効果によって、幼児・高齢者の心身両機能の向上を同時に達成することができる。
<4>本考案のブロック玩具は、摩擦係数の高いシリコン等の柔軟弾性材からなるため、ブロック玩具を積み重ねる際、接触面同士が滑りにくく、崩れにくい。そのため、例えば下方のブロック玩具の斜辺に上方のブロック玩具の底辺を乗せる等して、斜め上方に積み上げることができる。したがって、従来のブロック玩具に比べて遊び方のバリエーションが多彩であり、幼児・高齢者の想像力を高めることができる。
<5>本考案のブロック玩具は、柔軟弾性材からなり、片面に開口を設けた中空構造からなる。そのため、従来のブロック玩具に比べ重量が軽く、柔らかいため、崩れ落ちた際に周囲を傷つけたり怪我をさせにくい。また、軽量でありながら枠状体ではなく、開口部の反対側に面を有するため、該平面が垂直負荷を支え、ブロック玩具を高く積み上げても下部のブロック玩具の形状が変形しにくい。したがって、軽量かつ柔軟でありながら、高く積み上げることができる。
本考案に係るブロック玩具の説明図 本考案に係るブロック玩具の第一実施例の説明図 本考案に係るブロック玩具の第一実施例の説明図 本考案に係るブロック玩具の第二実施例の説明図
以下、図面を参照しながら本考案のブロック玩具について詳細に説明する。
<1>ブロック玩具の形状(図1)。
本考案のブロック玩具10は、幾何学形状を有する立方体である。
具体的には、例えば、四角柱、三角柱等の多面体や、円柱等の形状がある。
ブロック玩具10は、天面10a、側面10b、底面10cの面からなり、天面10aは開口12を有する開口面とする。
本例において、開口12は、天面10aから底面10c近辺まで延びるが、底面10cを貫通しない。例えば、四角柱型のブロック玩具10は、枡形の形状を呈する。
本例において、開口12の形状は天面10aの形状と相似形である。すなわち、例えば、四角柱の天面10aには四角形の開口12を設け、円柱の天面10aには円形の開口12を設ける。
開口12と側面10bの間に側壁11が形成される。
開口12は天面10aの中央に設けるため、側壁11の厚みは均一である。
側壁11の厚みは、ブロック玩具10を積み上げる際に、上方のブロック玩具10の重さを支持し得る程度の厚みであって、かつ、ブロック玩具10の透光性を損なわない程度の厚みであるのが望ましい。
<2>ブロック玩具の素材。
本考案のブロック玩具10は、透光性の柔軟弾性材からなる。
柔軟弾性材として具体的には、シリコン系樹脂や軟質プラスチック等を採用することができる。
本例ではシリコンゴムを採用する。シリコンゴムは半透明色であり、柔軟性・弾性・着色性・耐熱性・耐水性に優れており、摩擦係数が高い。また、口に入れても無害であるため、乳児用のおしゃぶりなどにも使用されている。
<2.1>透光性。
シリコンゴムは透光性を有するため、成型前に顔料を添加することで、淡い半透明色に着色することができる。シリコンゴムを着色する際には、透光性を失わない程度の着色とする点に注意する。
すなわち、側壁11や底面11cの厚みにもよるが、ブロック玩具10を並べた時に、背後のブロック玩具10の形状が、手前のブロック玩具10を通して透けて見える程度の彩色とするのが望ましい。
また、背後のブロック玩具10の色彩が手前のブロック玩具10の色彩と重なって、新たな色彩を生じる程度の透明度に彩色するのが望ましい。
<2.2>柔軟性・弾性。
シリコンゴムは、柔軟性・弾性に優れており、また軽量であるため、人や物にぶつけても怪我や破損を起こしにくい。
シリコンゴムの柔軟性・弾性は、ブロック玩具としての用途に耐え得る程度の定型性を持つように設定する必要がある点に注意する。
すなわち、ブロック玩具10を積み上げた場合において、下部のブロック玩具10が、上部のブロック玩具10の荷重により変形して崩れ落ちない程度の硬さを保持する必要がある。
<3>ブロック玩具を用いた遊び方(図2、3)。
本願のブロック玩具10は、透光性を有する柔軟弾性材からなり、一面に開口を有するため、従来の遊び方に加えて、以下のように様々な方法で遊ぶことができる。
なお、以下の説明では、主に幼児・高齢者が使用する場合について説明するが、実際の使用はこれに限られず、老若男女を問わず広く使用することができる。
例えば、本願のブロック玩具10を、身体障害者のリハビリの目的に使用する場合にも、下記の顕著な効果を奏する。
<3.1>色の組合せを楽しむ遊び方。
本願のブロック玩具10は、透光性を有する素材で形成されるため、ブロック玩具10同士を組み合わせたとき、前面のブロック玩具10の色彩と、背後のブロック玩具10の色彩が重なり、新たな色彩を生じる。
よって、色彩の組み合わせを楽しみながら、遊ぶことができる。
たとえば、黄色のブロック玩具10を積み上げてカエルの形状を作った後、この前面に重ねるように青色のブロック玩具10を積むことによって、正面から見ると緑色のカエルが現れる、といった遊び方ができる。
また、積み上げたブロック玩具10の内部にLED等の発光体20を入れて発光させることで、ステンドグラスに光を当てた時のような視覚効果を楽しむことができる(図3)。しかも、ステンドグラスと違い、見る方向によって光の色が異なるため、美的効果はさらに高い。
このように、隣り合うブロックの色の組み合わせによって、さまざまな色彩が生じるため、組合せを工夫する余地が大きく、知育の発達に著しい効果がある。また、美的感覚や感受性を育む効果も高い。さらに、発光体20と組み合わせて、オブジェとして楽しむこともできる。
<3.2>内部を透かして見る遊び方。
本願のブロック玩具10は、透光性を有する素材で形成されるため、ブロック玩具10同士を組み合わせたとき、前面のブロック玩具10を透かして、背後のブロック玩具10の形状が見える。
よって、内部と外部のブロック玩具10の組み上げ方を変えたり、内部に小部屋や階段状の構造を設けるなどの遊び方ができる。
また、本願のブロック玩具10は、中空構造であるため、積み上げたブロック玩具10の内部に他のおもちゃや昆虫を入れ、外から眺めて遊ぶなどの遊び方もできる。
このように、表面のブロック玩具10だけでなく、内部のブロック玩具10の積み上げ方や構造上の工夫にも注意を向けることができるため、幼児・高齢者の創造力・空間把握能力を養うことができる。
<3.3>握って弾力を楽しむ遊び方。
本願のブロック玩具10は、柔軟性と弾性に優れているため、使用者が遊びながら握ることで手指の機能を鍛えることができる。
これは、ブロック玩具10の利用による知的活動と同時に手指を鍛えることになるため、特に幼児の手指の発育や、高齢者の身体機能の維持向上にきわめて効果がある。また、身体障害者のリハビリ運動としての効果も高い。
ブロック玩具10は、使用者が意識して握ることもあるが、むしろ、ブロック玩具10で遊ぶ過程において、その手触りの良さから、無意識のうちにブロック玩具10を握りしめることが多い。
そのため、幼児や高齢者が、特に運動を意識することなく、ブロック玩具10での遊びを楽しみながら、自然に手指を鍛えることができる。
<3.4>斜めに積み上げる遊び方。
本願のブロック玩具10は、摩擦係数が高いシリコンゴムで形成されるため、ブロック玩具10の面同士を合わせて積み上げた際に、面同士が滑りにくい。
そのため、例えば下方のブロック玩具10の斜面に、上方のブロック玩具10の下面を合わせて斜めに積み上げても、従来のブロック玩具のように上方のブロック玩具10が滑り落ちて崩れることがない。
したがって、ブロック玩具10を斜め上方に積み上げ、更にその上にブロック玩具10を積み上げるなど、多彩な遊び方ができる(図2)。
[開口の形状と天面の形状が異なる例]
開口12の形状を天面10aの形状と異なる形状とする実施例について説明する。
本実施例においては、開口12の形状を天面10aの形状と異なる形状とする。
例えば、円柱形状のブロック玩具10に多角形状の開口12を設けたり(図4(a))、四角柱形状のブロック玩具10に円形の開口12を設けることができる(図4(b))。
本実施例においては、側壁11の厚みが均一でないため、使用者がブロック玩具10を握る位置によって、ブロック玩具10が使用者の指に与える弾力が異なる。
したがって、使用者は自分の握力にあわせて、ブロック玩具10を握る位置を変え、弾力を使い分けて手指の訓練をすることができる。
[開口を両面に設ける例]
開口12を天面11aと底面11cの両面に設ける実施例について説明する。
本実施例においては、開口12を天面11aだけでなく、底面11cにも設け、両面を開口面とする。すなわち、開口12がブロック玩具10の両面を貫通する。
そのため、ブロック玩具10の天面11aと底面11c同士をつなげて、筒状やトンネル状の構造物を作ったり、開口12内にボールを通らせるなど、多彩な遊び方ができる。
10 玩具ブロック
10a 天面
10b 側面
10c 底面
11 側壁
12 開口
20 発光体

Claims (3)

  1. 幾何学形状を呈する中空構造のブロック玩具であって、
    透光性を有する柔軟弾性材からなり、
    少なくとも一面が開口面であることを特徴とする、
    ブロック玩具。
  2. 相対する両面が開口面であることを特徴とする、請求項1に記載のブロック玩具。
  3. 前記柔軟弾性材は、着色されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のブロック玩具。
JP2014002353U 2014-05-08 透光性を有するブロック玩具 Expired - Lifetime JP3191918U (ja)

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JP3191918U true JP3191918U (ja) 2014-07-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112309292A (zh) * 2019-07-24 2021-02-02 悠图有限公司 交互装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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