JP3191894U - アームブッシュ抜き取り工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸受ハウジング内に嵌挿されたブッシュの取り外しを、効率的かつ安全に行うことができる工具を提供する。
【解決手段】ブッシュ内径部に挿入が可能で、ハウジング7内においてブッシュ縁部62に着接する引掛け具1と、引掛け具1と共にブッシュ6を軸受ハウジングの外に案内するボルト3及びナット4と、ブッシュ6抜き取り側においてボルト3及びナット4を支持する支持板5と、内部に空洞を有しハウジングのブッシュ抜き取り口71と支持板5との間に狭設されるスリーブ2とによって構成される。引掛け具1はハウジング7の内径と同径である半球体の一部を切削して作成され、寝かせることによりブッシュ6内径部に挿通が可能であり、挿通後に立てることによりハウジング7内でブッシュ縁部62に着接する。
【選択図】図4
【解決手段】ブッシュ内径部に挿入が可能で、ハウジング7内においてブッシュ縁部62に着接する引掛け具1と、引掛け具1と共にブッシュ6を軸受ハウジングの外に案内するボルト3及びナット4と、ブッシュ6抜き取り側においてボルト3及びナット4を支持する支持板5と、内部に空洞を有しハウジングのブッシュ抜き取り口71と支持板5との間に狭設されるスリーブ2とによって構成される。引掛け具1はハウジング7の内径と同径である半球体の一部を切削して作成され、寝かせることによりブッシュ6内径部に挿通が可能であり、挿通後に立てることによりハウジング7内でブッシュ縁部62に着接する。
【選択図】図4
Description
本考案は、アームブッシュ抜き取り工具に関する。
建設作業等に使用される油圧ショベルの作業部分は、土をすくうバケットとバケットを動作させるアームによって構成される。これらアームとバケットはピンという鉄製の丸棒を軸として回転可能に接続されている。しかし、この接続部分は繰り返される摺動により摩耗しやすく、時間の経過と共に回転軸の円滑な回転支持をなし得なくなる。
そこで、前記摺動部分にはアームブッシュ(以降、「ブッシュ」という。)と呼ばれる軸受が着脱自在に嵌挿され、摩耗等が生じた場合には、新たなブッシュに交換して利用されている。
前述のように、ブッシュ摩耗時には交換の作業が行われるが、経時後のブッシュはハウジングの内周面に固着しているため、取り外しには労力を要する。
現在、取り外しのための専用工具が無いため、ブッシュと同じ径のものを当てて、繰り返しハンマーで叩き出したり、バーナー等でブッシュの周辺を加熱・膨張させてから叩き出す等の方法が採られている。
しかしながら、このような方法は確実性に欠け、非効率的であるうえ、作業者の安全性が考慮されていない等の問題がある。
本考案は、油圧ショベルのアームとバケットの結合部分を構成する軸受ハウジング内に嵌挿されたブッシュの取り外しを、効率的かつ安全に行うことができる工具を提供することを課題とする。
上記課題解決のため、本考案に係るブッシュ抜き取り工具は、ブッシュ内径部に挿入が可能で、ハウジング内においてブッシュの抜き取り側ではない縁部に着接する引掛け具と、前記引掛け具と共にブッシュを軸受ハウジングの外に案内するボルト及びナットと、中央に穴を有しブッシュ抜き取り側において前記ボルト及びナットを支持する支持板と、内部に空洞を有しハウジングのブッシュ抜き取り口と支持板との間に狭設されるスリーブと、 によって構成されることを特徴とする。
前記引掛け具はハウジングの内径と同径である半球体の平面部周縁の一部を切削して作成され、平面部を前記ブッシュの軸方向と平行にして寝かせることによりブッシュ内径部に挿入可能であり、ブッシュ内径部を挿通後にブッシュ軸方向と垂直にすることにより前記ブッシュの両縁部の内の抜き取り側ではない縁部に着接する。前記引掛け具は半球体の垂直軸方向にボルトを挿通するための挿通孔を有する。
ブッシュの抜き取り作業は以下のとおりである。引掛け具がブッシュの前記縁部に着接した状態で、ブッシュ抜き取り側と逆の方向からボルトを、引掛け具の挿通孔、スリーブの空洞、支持板の穴の順に挿通し、支持板の穴から表出したボルトの先端に前記ナットを嵌合し周回させることにより、ボルトの頭部がハウジングのブッシュ抜き取り側方向に動き、これと共にボルトの頭部が引掛け具及びブッシュをスリーブの空洞内に導く。
従来の方法は、油圧プレスなどの機械が無い場合、熟練を必要とし、時に危険を伴う作業であったが、この工具を使うことで誰でも安全かつ確実迅速にブッシュを抜き取ることができるようになる。
身近な部材を使用して、安価に工具を作成することができる。
以下、本考案の実施形態について図を用いて説明する。
本抜き取り工具によって引き抜くブッシュは、図1(A)に示すように、油圧ショベルのアーム8とバケット9の接続部分のハウジング7内に嵌入されている。図1(B)はブッシュ6がハウジング7に嵌入されている状態を示す。
本抜き取り工具は、図2に示すように、引掛け具1、ボルト3、ナット4、支持板5、引き抜きスリーブ2によって構成される。
図3(A)は本工具の要である引掛け具1の平面図、(B)は正面図である。本図に示すように、引掛け具1はハウジング7の内径と同径である半球体の両側面を平面部13の周縁から頂点近辺にかけてR型に切削加工してあるため、(B)に示すように切削面11をブッシュ6の軸方向に合わせることにより、ブッシュ6の内径部61に挿入可能となっている。また、引掛け具1の加工前の半球の直径はハウジング7の内径と同径であるため、(C)に示すように、引掛け具1をブッシュ内径部61を挿通後にハウジング7内で90度回転させることにより、平面部13がブッシュの縁部62に着接する(図3(C))。引掛け具1は半球体の垂直軸方向にボルト3を挿通するための挿通孔12を有する。
図4に示すように、ハウジング7内で引掛け具1を回転させてブッシュの縁部62に着接させた後、抜き取り側と逆の方向からボルト3を挿通する。
一方、抜き取り側では、抜き取り口71に穴開きの支持板5を設置し、支持板5の穴にボルト3の末端を通し、これにナット4を嵌め支持板5に着接させながらナット4を回転させることによりボルト3・引掛け具1・ブッシュ6を集合的にハウジング7の外に導く仕組みであるが、抜き取り口71と支持板5との間にはハウジング7から出てくるブッシュ6を受け入れるスペースが必要となる。このため、抜き取り口71と支持板5との間に、中が空洞のスリーブ2を狭設する構成となっている。スリーブ2は、出てくるブッシュ6が収容可能なパイプであれば、どのような部材を使用しても構わない。
図4は、上述の構成で作業をして、ブッシュ6がスリーブ2内に出てきた状態を示す。
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を、上記実施形態に記載したが、本考案は、本考案の原理の範囲内で、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味にまで広げて実施することが可能である。特に引掛け具を作成するときに切削する部分、スリーブ、支持板及びナットの形状については様々な実施形態が可能であり、それらは本考案の技術的範囲に含まれるものと解する。
1 引掛け具
11 切削面
12 挿通孔
13 平面部
2 引き抜きスリーブ
3 ボルト
31 ボルト頭部
4 ナット
5 支持板
6 ブッシュ
61 ブッシュ内径部
62 ブッシュ縁部
7 ハウジング
71 ブッシュ抜き取り口
8 アーム
9 バケット
10 ピン
11 切削面
12 挿通孔
13 平面部
2 引き抜きスリーブ
3 ボルト
31 ボルト頭部
4 ナット
5 支持板
6 ブッシュ
61 ブッシュ内径部
62 ブッシュ縁部
7 ハウジング
71 ブッシュ抜き取り口
8 アーム
9 バケット
10 ピン
Claims (3)
- 軸受ハウジングの内周面に固着したブッシュの抜き取り工具であって、
前記ブッシュの軸方向の両縁部の内の抜き取り側ではない縁部に着接する引掛け具と、
前記ひっかけ具と共に前記ブッシュを前記軸受ハウジングの外に案内するボルト及びナットと、
中央に穴を有し前記ハウジングの前記ブッシュ抜き取り側において前記ボルト及びナットを支持する支持板と、
内部に空洞を有し前記軸受ハウジングのブッシュ抜き取り口と前記支持板との間に狭設されるスリーブと、
によって構成されることを特徴とする抜き取り工具。 - 前記引掛け具は前記ハウジングの内径と同径である半球体の平面部周縁の一部を切削して作成され、
前記平面部を前記ブッシュの軸方向と平行にすることにより前記ブッシュ内径部に挿入可能であり、
前記平面部を前記ハウジング内径部において前記ブッシュの軸方向と垂直にすることにより前記平面部が前記ブッシュの両縁部の内の抜き取り側ではない前記縁部に着接することを特徴とする請求項1記載の抜き取り工具。 - 前記引掛け具は前記平面部に対しての垂直軸方向に挿通孔を有し、
前記引掛け具が前記ブッシュの前記縁部に着接した状態で前記ボルトを、前記ハウジングのブッシュ抜き取り側と逆の方向から、前記引掛け具の前記挿通孔、前記スリーブの前記空洞及び前記支持板の前記穴に挿通し、
前記ボルトの前記支持板の前記穴からの表出部分に前記ナットを嵌合し、
前記ナットを前記支持板上にて周回させることにより前記ボルトの頭部が前記ハウジングのブッシュ抜き取り側方向に移動し、
前記ボルトの前記頭部が前記引掛け具及び前記ブッシュを前記スリーブの前記空洞内に移動させることを特徴とする請求項1又は2記載の抜き取り工具。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3191894U true JP3191894U (ja) | 2014-07-17 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180000074U (ko) * | 2016-06-28 | 2018-01-05 | 주식회사 한국가스기술공사 | 정압기 코어의 조립용 지그 |
CN109132914A (zh) * | 2018-08-17 | 2019-01-04 | 中冶宝钢技术服务有限公司 | 联轴器下半部轴瓦的拆除方法 |
JP2019152047A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 株式会社Lixil | 水栓金具の取り外し冶具 |
CN111043170A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-21 | 龙岩烟草工业有限责任公司 | 滚动轴承拆卸工具 |
CN112008648A (zh) * | 2020-09-25 | 2020-12-01 | 中船动力有限公司 | 柴油机的火焰圈拆卸工装及拆卸方法 |
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JP2019152047A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 株式会社Lixil | 水栓金具の取り外し冶具 |
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