JP3191846U - 茶葉を抽出して味わう茶器 - Google Patents

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【課題】少量の茶葉を誰でもが何時でも、簡単に最高の抽出状態で味わうことができる茶器を提供する。
【解決手段】底11を有する筒状の湯水溜め部12の外周上端全周囲に皿状となるように外周縁を形成した茶器本体1と、湯茶溜め部に略内接して上下移動や回動および着脱できる所定の形状、且つ所定重量を有する重し2を、茶器本体と組み合わせて設ける。筒状湯茶溜め部は少量の茶葉に合わせた湯量と湯温が得られ易い。また上面が開放されているので茶葉の開き具合を観察しながら、抽出時間の見極めを容易にする。重しは、茶葉と抽出液を速やかに分離すると共に、筒内に挿入設置して抽出液を皿部まで押し出すように作用する。従って、茶葉を茶漉し等でで分離する必要がない。
【選択図】図1

Description

本考案は茶器に関するものであって、主として少量の煎茶を絞りながら抽出して直接味わう茶器に関するものである。
煎茶の抽出液の味を決める要因は茶葉の質と量に対して湯量と湯又は水の温度と抽出時間で決まるが、抽出した茶葉が含んだ液を絞り切るように最後の一滴まで注ぐことが求められる。絞り切ることで茶葉が含んだ旨み成分が抽出され、旨みと渋みのバランスが良い最良な抽出液が得られる為である。
日本茶の普及発展を目的に活動するNOP法人、日本茶インストラクターのロゴマークも急須から茶碗に滴る最後の一滴が標され、美味しく淹れる大切なポイントとして、絞りきることを記載している。
しかしながら、急須や土瓶などで最後の一滴まで注ぐことは非常に難しく、急須や土瓶を茶碗に向けて振り下ろし、茶碗上で静止させる動作を行う。この動作は内部に茶の抽出液を含んだ茶葉を茶漉しの部分にぶつけるような感じで絞り出す作業である。
蒸製煎茶は日本独特の加工方法でもあり、茶葉の持つ旨みを引き出す製法であるが、湯温や抽出時間は茶葉に合わせた抽出方法が必要であり、最後の一滴まで絞りきることは特に美味しく淹れる要因であるが、この要因を完全に満たすには、特別な作法が必要である。
従来から、茶器には、各種の急須や茶漉しと茶碗等がある。また、少量の煎茶を味わうための「すすり茶」と称して、茶碗に茶葉と湯を入れ、茶碗の内壁に被せる蓋を少しズラして飲む茶器があるが、この場合は最後の一滴まで絞り切るように抽出することは困難であり、やむを得ず妥協されてきた。また、取り扱い方も微妙なコツを要したり、茶屑が混ざったりするという欠点があった。
煎茶を飲むときは、乾燥した茶葉に湯を注ぎ、茶葉が開く時間を見極めてから、茶葉に多少の圧縮力をかけ、茶葉の内部に含んだ液も完全に絞り切ることによって、最高の味わいに抽出することができるのであるが、こうした動作が美意識や行儀作法などのマイナス要素もあり、技術開発はされることなく現在に至っている。
従来の急須で煎茶を抽出する場合でも抽出液を残せば、薄い味わいになり、注ぎ切ってから茶漉し部分を真下にした状態にして、ヘラ等で茶葉を押さえ茶葉に含んだ抽出液を絞り切れば、一層味わいに濃さが増す。
しかしながら、急須や茶漉しの破損の恐れや行儀も悪く美意識も感じることはない。
以上の例からも理想的な茶葉の抽出には、湯に浸して茶葉が開く時間を経て、急須等や茶漉しによって、抽出時に湯と茶葉を分けて茶葉が含む液も絞り切ることが大切である。
特に高級煎茶が持つ味わいには旨み(テアニン等のアミノ酸)も多く含まれ、渋みの成分(カテキン)とのバランスのとれた抽出によって、天然のダシである鰹節や昆布のような味わいを滋味として感じるが、60〜80度の湯温で抽出した時に旨味と渋みが調和して、さわやかな茶の香りと共に豊かな風味として味わうことができる。
尚、本考案の茶器は全く新しいもので、従来の特許文献などを調査したが、類似したものは見当たらなかった。
誰でもが何時でも手軽に、少量の煎茶を絞りながら最高の旨みと香りを同時に直接味わうことができる茶器を提供することである。
底を有する筒状の湯茶溜め部の外周上端全周囲を放射線方向に上昇傾斜面状または凹曲面状に延伸して皿形となるように全周縁を形成した茶器本体と、前記湯茶溜め部の筒壁に略内接して円滑に回動と上下移動および着脱できる形状で所定重量を有する重しを、前記本体と組み合わせて設ける。
本考案による、少量の煎茶を絞りながら抽出して直接味わう茶器は、誰が何時やっても、同じように煎茶を最も美味しく抽出することができる。
その結果、世界に類を見ない味わい、即ち旨味と香りの両方を同時に追求した日本茶本来の風味が楽しめ、茶を媒介とした伝統文化を広めると共に、世界中の沢山の人々に最高のおもてなしをすることができる。
また、高級茶ほど上手に淹れることが難しいと言われる中で1〜2gの茶葉に驚きの風味が在ることを知らしめ、渋味をバランスよく含んだ抽出液を茶葉の香りを楽しみながら手軽に味わうことができる。
更に、シンプルな構造と形状なので、使用後の衛生的な保守管理もしやすく、しかも容易に大量生産することも可能である。
そして、請求項2の茶器によれば、皿の縁に飲み口部を設けたことによって、直接口に当てて飲み易く、抽出液の最後の一滴まで味わうことができる。
請求項3の茶器によれば、突起部を設けたことによって、重しが安定した垂直状態になり、湯水を円筒の湯水溜めに注入し易く、しかも重しの底面を衛生的な状態に保てる。
請求項4の茶器によれば、皿部を水平な面にして、重しを茶器本体内に置き易くし、縁に外壁を設けることによって、抽出液がこぼれ難く、湯水溜めの容量も大きくし易い。
請求項5の茶器によれば、茶器本体を菱形など細長くすることによって、別な飲み口部を必要としないで飲みやすく、しかも手のひらで茶器を持ちやすくなる。
請求項5の茶器によれば、茶器の重しを色々なイメージにデザインすることによって、茶器を使用しないときでも、インテリアとして楽しむことができる。
実施例1の茶器本体と重しを組み合わせた状態の斜視図である。 図1の重しを離脱した状態の縦断面図である。 実施例2の茶器本体と重しを組み合わせた状態の斜視図である。 実施例3の構造を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 実施例4の斜視図で、(a)は茶器本体と重しを組み合わせた状態の斜視図で(b)は(a)の重しを離脱した状態の斜視図である。 同じく実施例4の使用時を示す図で、(a)は茶器本体の水平皿面に重しを置いた状態の正面図で、(b)は(a)における茶葉を入れ湯水を注いだ状態の断面図で、(c)は(b)の重しを湯溜め部に挿し入れた状態の断面図ある。 実施例5の茶器本体の平面図である。 実施例6および実施例7の茶器の重しをインテリアとしてデザインした図で、(a)は富士山をイメージした正面図、(b)は(公序良俗違反につき、不掲載)形の正面図である。 茶器の使用時における、茶を口に含む前の茶器と指の状態を示す斜視図である。
本考案を実施するには、例えば陶土で轆轤によって花瓶などのように底がある円筒を作り、所定の深さに成ったところから、全外周に縁を水平方向に広げながら延伸させ湾曲した凹面を形成する。このとき最も外周端を少し盛り上げておくと好ましい。
前記茶器本体と重しを共に形成し終えたものを、素焼きした後釉薬を塗り、本焼きをして仕上げる。尚、大量に製作する場合には、型にて成形して行うこともできる。
また、材料をガラスやプラスチックとすることも考えられる。
以下の多くの実施例で、各種の実施形態を各図面に従って説明する。
本考案の実施例1を、図1及び図2に基づいて説明する。
図1は本考案の茶器の実施例1の斜視図で、詳しくは本考案の茶器本体と、重しを組み合わせた状態の斜視図であって、図2は図1に於ける、重しを離脱させた状態の縦断面図である。
図1及び図2において、本考案の茶器は茶器本体1と重し2で構成され、当該茶器本体1と重し2の両者がセットで機能するものである。
茶器本体1は底11を有する円筒状の湯水溜め12の上端周囲に皿状となるように外周皿13を形成したものである。詳しくは、茶器本体1は略中央に位置して底11を有する筒で、大きさは例えば直径4〜6cm、深さ1〜4cm程の円筒の湯水溜め12の上端の全周囲縁から外側に向かって凹面状に湾曲させて、前記円筒の中心から半径5〜8cm程に延伸して外周皿13を形成する。当該皿の先端全周を僅かに盛り上げておくと好ましい。
また、前記湯水溜め12と外周皿13の表面はできる限り滑らかにして、使用後の洗浄の容易化を図り、衛生的に保守することである。
一方、重し2は、図のように下部である円錐台の上に逆円錐台を、くびれ部で合体させた、概ねトックリに似た外観形状を成している。ただし、内部には空洞部を持たない無垢で、滑らかな外周壁23の横断面で表れる円形は、前記茶器本体1の円筒である湯水溜め12の内壁に略接すると共に、筒内にて円滑に上下移動や回動できる直径の大きさである。
詳しくは、トックリ状の重し2の底面部である茶葉押さえ面21は円形の平らな面で、最も細くなったクビレ部24から上部は加圧・着脱用の持ち手部22で、クビレ部24から滑らかに拡大する逆円錐台で頂上部は平面、又は僅かに窪んだ凹面が好ましい。
尚、通常は重し2の外周壁23の断面円の直径の最大部は、前記底面に最も近い部位となるが、僅かに上部位であってもよい。少なくとも外周壁23の所定部位における全周囲が茶器本体1の湯水溜め12の内壁に略内接することが必要である。又、持ち手部22は、必ずしも逆円錐台形でなく、円柱形や円環でもよい。外周に皺等滑り止めを施すと良い。
本考案の実施例2を、図3に基づいて説明する。
図3は、実施例1の外周皿13の縁に飲み口部14を設けた正面斜視図である。
図示のように、前記実施例1の外周皿13に飲み口部14を設けたもので、当該飲み口部14は茶器本体1の外周皿13の一部を、人の口の幅より小さめの大きさで滑らかな曲線でなり、上から平面図視すると三日月形となり、それはあたかも人の顎を突出させたような形状で外周皿13と一体的に形成している。
このようにすることによって、抽出された湯茶を直接口に入れ、飲み易くなるばかりでなく、貴重な最後の一滴までも味わうことが可能となる。そして、同時に抽出液を直接口に入れるため、鼻の真下の抽出茶葉の香りを、そのまま嗅ぐこともできる。
尚、飲み口部14は、図示の実施例より簡単に、前記外周皿13の一部縁を三角形に突き出した、通常の片手鍋に用いられている注ぎ口のように形成してもよい。図4を参照
本考案の実施例3を、図4に基づいて説明する。
図4は前述の外周皿13上面に突起部15を設けたもので、(a)は茶器本体の平面図、(b)は(a)におけるA−A断面図である。作用を示すために重し2を想像線で記す。
図示のように、茶器本体1の湯水溜め12の円筒上端縁近隣の外周皿13の上面に、小さな円錐形の突起部15を二箇所に設けたもので、両者の隔たりは前記重し2の底面直径よりも内側且つ、茶器本体1の中心軸に対象的な直線上の位置とする。前記突起部15の大きさは、例えば円錐底面の直径3〜7mm、高さ5〜7mmが好ましいが、重し2が当たる外周皿13の湾曲面に応じて、突起部15に重し2を置いた時、三点支持されて、重し2が略垂直状態になる高さとする。勿論、突起部15の表面は円滑とする。
このようにすることによって、図の想像線で示した、重し2を前記突起部15の二箇所と同じ高さの外周皿13の曲面の立ち上がり部の三箇所で水平に保持することができる。
従って、重し2が垂直状態になり、湯水を円筒の湯水溜め12に注入し易く、しかも重し2の底面である茶葉押さえ面21を衛生的な状態に保つことができる。
本考案の実施例4を、図5および図6に基づいて説明する。
図5(a)は茶器本体1と重し2を組み合わせた状態の斜視図で、図5(b)は、(a)における重し2を離脱した状態の斜視図である。また、図6(a)は、重し2を茶器本体1の外周皿13の平面上に置いた状態の正面外観図で、図6(b)と図6(c)は茶器を使用する状態の断面図。但し、理解を容易化し、重し2は断面ではなく外観で示した。
図5および図6で示すように、茶器本体1の外周皿13を水平面に形成すると共に、皿の先端部全周縁に外壁16を設けたものである。
詳しくは、前記外周皿13は、円筒の湯水溜め12の上端の全周囲縁から放射線状に外側に向かって水平に、前記円筒の中心から半径5〜8cm程に延伸して、円筒に接続したドーナツ板状に形成し、その水平な外周皿13の先端部の全周囲の縁に、上部が開放されて外側に拡大傾斜する外壁16を設ける。
このようにすることによって、図6で示す、重し2を茶器本体内の外周皿13の平面のどこでも置くことができ、茶器使用時に茶葉Aを筒内に入れ易く、湯水Bも注入し易くし、外壁16を設けることによって、抽出液Cが溢れたり、こぼれたり、し難くなる。
従って、湯水溜め12の容量も大きくし易く。茶器全体寸法も大きくできやすい。
図6(c)で示すように、重し2を湯水溜め12に入れると、ふやけた茶葉Aは適度に圧搾され、注がれた湯水Bは速やかに美味しい抽出液Cとなって、内壁との隙間から外周皿13上に押し出される。故に茶漉しなしで、茶葉Aと抽出液Cは分離されることになる。
本考案の実施例5を、図7に基づいて説明する。
図7は菱形の茶器本体の平面図であって、本考案の茶器本体1を応用変形したもので、茶器本体1を菱形に形成したものである。
詳しくは、茶器本体1の外周皿13を菱形の平面として、その中心部に底付き円筒状の湯水溜め12を設け、外周皿13の全周を囲むように外側に拡大傾斜した外壁16を設けている。そこでは自ずと、長軸の先端部が飲み口部14となる。そして、中央の湯水溜め12は円筒としているが、重し2の底面である茶葉押さえ面21と相似形であれば、三角、四角、および多角の角筒や楕円・卵型筒でもよい。
そして、外周皿13も、必ずしも菱形でなくてもよく、四角形や三角形でもよい。
この他の変形例としては、楕円形や卵形も考えられる。いずれも、茶葉Aの抽出液Cが口元に流れやすく、水洗いが簡単な形状が良い。
このようにすることによって、特別な飲み口部14の形成を必要としないで、抽出液Cを飲みやすく、しかも手のひらで茶器を持ち易くなる。
本考案の実施例6および実施例7を、図8に基づいて説明する。
本考案の茶器における、重し2のデザインをインテリア風にアレンジしたもので、
図8(a)は富士山をイメージした重しの正面図で、図8(b)は(公序良俗違反につき、不掲載)をイメージした重しの正面図である。
このように茶器の重し2を色々なイメージにデザインすることによって、本考案の茶器を使用しないときでも、インテリアとして楽しむことができる。
尚、この他、底面を四角にした(公序良俗違反につき、不掲載)をイメージしたもの等も考えられる。
更に、前記茶器本体1と重し2をセットとして、各種の形状や模様と色彩を色々にデザインすること、例えば茶器本体1の筒部の外周皿13を細長い舟形とし、重し2の上部を屋根形にして屋形船のようにすることも面白い。
作用
煎茶を美味しく淹れる抽出ポイントに対する、本考案の茶器の作用を以下に記す。
1) 茶器本体の主要部である筒状湯茶溜め部は少量の茶葉に合わせた 湯量と湯温が得られ易い。少量の湯は熱湯でも直ぐに適温まで冷める。
2) 茶器本体の上面が開放されているので茶葉の開き具合を観察しな がら、抽出時間の見極めを容易にする。
3) 筒部に略内接する重しは、茶葉と抽出液を速やかに分離すると共 に、筒内に挿入設置して抽出液を皿部まで押し出すように作用する。
従って、茶葉を茶漉し等でで分離する必要がない。
そして、重しは深さ1〜4cmの筒形の湯水溜めにぴったりハマる相 似する形状なので、皿状の器を口に運ぶ時も重しがズレルことが無い。
また、重しを上下に移動させて、抽出液を好みの濃さとする。
4) 前記重しの所定重量や重しを指先で抑えることは、茶葉が含んだ 液の絞り切りをする作用や、ふやけた茶葉をすり潰す作用がある。
5) 手のひらサイズで広い縁の外周皿は、例え高温な熱湯を注いでも 、短時間に適温に冷ます作用と共に、茶器本体に直接口と鼻を近づけ、 茶の香を楽しみながら抽出したてを飲み味わうことを可能としている。
本考案の茶器の使用方法を、図9に基づいて説明する。
図9は茶器の使用時における、茶を口に含む前の茶器と指の状態を示す斜視図である。
本考案の茶器を使用するときは、以下の手順で行う。
1)使用の前には先ず、セットにされた茶器本体1から重し2を離脱させる。
2)茶器本体1の底付き筒部である湯水溜め12に1〜2gの茶葉Aを入れ、5〜20m lの湯水Bを注ぐ。この湯水Bの温度は熱湯に近い高温でもよい。
2)茶葉Aが開く様子を観察しながら充分に開いたことを確認し、重し2をゆっくりと湯 水溜め12に差し込む。そして、必要に応じて湯水溜め12の筒の深さの範囲で上下に 数回移動させる。
3)重し2が差し込まれた状態の茶器全体を、一方の手に乗せ、他方の手の人差し指で、 湯水溜め12に挿入された重し2の頂部を押さえる。
4)口元に前記茶器全体を運び、茶器本体1の縁または飲み口部14を口につけ、口元を 起点に茶器全体を傾斜させて、茶の香を楽しみながら一煎目の抽出液Cを飲み味わう。
5)飲み終わったら、前記の重し2を円筒の後部となる飲み口の反対側へ置き、再び湯水 溜め12に5〜20mlの熱い湯を注ぐ。
6)湯を注ぎ終えたら、直ちに重し2をゆっくりと湯水溜め12に差し込む。
7)重し2を、上下に3〜4回往復移動させ、茶器本体1と共に片手に乗せ、他方の手の 人差し指で、前記の重し2の上端から加圧しながら押さえる。更に、重し2を湯水溜め 12の筒の中で上下に3〜4回移動させれば、より一層濃い味わいの抽出液Cとなる。
8)口元に茶器全体1と2を運び、再び口元を起点に茶器全体を傾斜させて、茶の香を楽 しみながら二煎目の抽出液Cを飲み味わう。
9)三煎目も前述と同じ要領で抽出液Cを飲み味わうこともできるが、最後に前記の重し 2を湯水溜め12に差し込んだ状態で、より強い圧を掛けながら円弧を描くように回動 させて茶葉Aの繊維質を柔らくし、そのまま茶葉Aを食すのも楽しい。
1 茶器本体
11 底
12 湯水溜め
13 外周皿
14 飲み口部
15 突起部
16 外壁
2 重し
21 茶葉押さえ面
22 持ち手部
23 外周壁
24 クビレ部
25 富士山形重し
26 (公序良俗違反につき、不掲載)形重し
A 茶葉
B 湯水
C 抽出液
実施例1の茶器本体と重しを組み合わせた状態の斜視図である。 図1の重しを離脱した状態の縦断面図である。 実施例2の茶器本体と重しを組み合わせた状態の斜視図である。 実施例3の構造を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 実施例4の斜視図で、(a)は茶器本体と重しを組み合わせた状態の斜視図で(b)は(a)の重しを離脱した状態の斜視図である。 同じく実施例4の使用時を示す図で、(a)は茶器本体の水平皿面に重しを置いた状態の正面図で、(b)は(a)における茶葉を入れ湯水を注いだ状態の断面図で、(c)は(b)の重しを湯溜め部に挿し入れた状態の断面図ある。 実施例5の茶器本体の平面図である。 実施例6および実施例7の茶器の重しをインテリアとしてデザインした図で、(a)は富士山をイメージした正面図、(b)は電波鉄塔形の正面図である。 茶器の使用時における、茶を口に含む前の茶器と指の状態を示す斜視図である。
本考案の実施例6および実施例7を、図8に基づいて説明する。
本考案の茶器における、重し2のデザインをインテリア風にアレンジしたもので、
図8(a)は富士山をイメージした重しの正面図で、図8(b)は電波鉄塔をイメージした重しの正面図である。
このように茶器の重し2を色々なイメージにデザインすることによって、本考案の茶器を使用しないときでも、インテリアとして楽しむことができる。
尚、この他、底面を四角にした有名な電波鉄塔やシンボル的な鉄塔をイメージしたもの等も考えられる。
更に、前記茶器本体1と重し2をセットとして、各種の形状や模様と色彩を色々にデザインすること、例えば茶器本体1の筒部の外周皿13を細長い舟形とし、重し2の上部を屋根形にして屋形船のようにすることも面白い。
1 茶器本体
11 底
12 湯水溜め
13 外周皿
14 飲み口部
15 突起部
16 外壁
2 重し
21 茶葉押さえ面
22 持ち手部
23 外周壁
24 クビレ部
25 富士山形重し
26 電波鉄塔形重し
A 茶葉
B 湯水
C 抽出液

Claims (5)

  1. 底を有する筒状の湯水溜め部の外周上端全周囲に皿状となるように外周縁面板を形成した茶器本体と、前記湯茶溜め部に略内接して上下移動や回動および着脱できる所定の形状且つ所定重量を有する重しを、前記茶器本体と組み合わせて設けたことを特徴とする茶器。
  2. 前記茶器本体の外周縁の一部に、一体的に突出させた飲み口部を形成したものである、請求項1に記載の茶器。
  3. 前記茶器本体の筒状の湯水溜め部の上端の皿状外周縁面板の上面に、前記重しを乗せるための、少なくとも二箇所の突起部を設けたものである、請求項1または請求項2に記載の茶器。
  4. 前記茶器本体の筒状の湯水溜め部の上端の皿状外周縁面板を水平面板状に形成するとともに、当該皿状板の全外周端縁に外壁を設けたものである、請求項1または請求項2に記載の茶器。
  5. 前記茶器本体と組み合わせて設けた重しを、富士山形または(公序良俗違反につき、不掲載)形に形成したものである、請求項1、請求項2、請求項3、および請求項4に記載の茶器。
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