JP3191713B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP3191713B2
JP3191713B2 JP04042997A JP4042997A JP3191713B2 JP 3191713 B2 JP3191713 B2 JP 3191713B2 JP 04042997 A JP04042997 A JP 04042997A JP 4042997 A JP4042997 A JP 4042997A JP 3191713 B2 JP3191713 B2 JP 3191713B2
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマグネトロンを用い
た高周波加熱装置のマグネトロンの駆動用電源に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱装置のマグネトロン駆
動用電源としては、特公平6−77473号公報に記載
されている一石式電圧共振回路と呼ばれる回路構成が用
いられている。上記公報では電源回路図および駆動回路
図が示されている。以下、上記公報とは若干異なるが、
一般的な一石式電圧共振型回路を図17を用いて説明す
る。
【0003】51は例えば60Hzの商用電源、52は全
波整流からなる整流器で商用電源を整流して直流電源を
構成する。53は第3のコンデンサ、54は第1のコン
デンサ、55はリーケージ型トランス、56は半導体ス
イッチング素子、57はマグネトロン、58は半導体ス
イッチング素子56を駆動する発振器を備える駆動回路
である。リーケージ型トランス55と第1のコンデンサ
54とが共振回路を構成し、この作用により、半導体ス
イッチング素子56の電圧波形が正弦波状になる。半導
体スイッチング素子56のコレクタ電圧と電流波形は、
図18(a)、(b)に示されるようになる。
【0004】この共振回路の効果は、電圧がゼロになっ
てから電流が流れ始めるので、オン時のスイッチング損
失が(電圧と電流とが重なり合う部分)低減される。オ
フ時には電流は急峻に切れるが、電圧が正弦波状に立上
るので、その傾きは緩やかになり、オフ時のスイッチン
グ損失が低減される。このように、共振型回路は半導体
スイッチング素子のスイッチング損失を低減する効果を
有する。
【0005】図17の駆動回路58は半導体スイッチン
グ素子56のコレクタ電圧が零になったタイミングでオ
ン信号を与える必要があるので、コレクタの電圧を検知
する電圧検知手段からの信号を受ける入力ポート62と
第3のコンデンサ53の電圧を検知する電圧検知手段か
らの信号を受ける入力ポート59と、両者を比較する比
較手段61とを設けて、コレクタ電圧とコンデンサ電圧
との交点の検知を行っている。この回路部は、コレクタ
電圧と第3のコンデンサの電圧とを比較することによ
り、コレクタ電圧の零電圧近傍を検知し、その信号を発
振回路部60に伝えている。発振回路部60は、この信
号に同期した発振を行い、半導体スイッチング素子56
を駆動する駆動信号をつくる。
【0006】たとえば、第1のコンデンサ54は容量が
0.5μF、リーケージトランス55の一次インダクタ
ンスは50μH、2次インダクタンスは20mH程度で、
駆動回路58からは20KHzから30KHzの駆動信号を半
導体スイッチング素子56に与えている。第2のコンデ
ンサ53は容量が6μFで、第1のコンデンサ54の約
1桁大きい容量値をもたせている。
【0007】図19において、半導体スイッチング素子
56のオン期間(状態イ)にリーケージ型トランス55
に電流が流れ、2次側に電圧が発生する。この電圧と半
波倍電圧整流回路のコンデンサに蓄えられた初期電圧と
が足し合わされマグネトロンを付勢し、マグネトロン5
7に電流が流れる。マグネトロン57は、負の直流電圧
で付勢される。半導体スイッチング素子56がオフする
とリーケージ型トランス55を流れていた電流は、第1
のコンデンサ54に向かって流れ始め共振動作を開始す
る(状態ロ)。このとき、リーケージ型トランス55の
2次側は、半波倍電圧整流回路のコンデンサの充電を行
う。半導体スイッチング素子56の電圧波形は同図
(d)のように正弦波状となる。
【0008】マグネトロン57は約−4KV以上で発振を
開始するカットオフ電圧を持ち、発振すると約300Ω
の低インピーダンスとなる。約−4KV以下の電圧では、
マグネトロンは発振せず、そのインピーダンスは10M
Ω以上の値となる。
【0009】図20(a)は商用電源51の波形で60
Hzの周波数を持つ。同図(b)は商用電源51から供給
される入力電流波形で、同図(c)は商用電源51を整
流器52で整流して得られる直流電源の出力電圧であ
る。
【0010】第3コンデンサ53は、前記直流電源の出
力電圧を整流する効果があるが、容量値が6μFと小さ
いので平滑度合いは小さく、同図(c)に示されるよう
に、電圧Eの商用電源51の周期と同じ周期で大きなリ
ップルを持つ波形となる。このような程度の平滑度合い
にすることにより、入力電流の波形歪みを少ないものと
することができる。
【0011】半導体スイッチング素子は20KHz程度の
周波数で動作しているので、第3のコンデンサには同図
(d)で示される前記周波数の共振電流が流れる。しか
しながら、この周波数の電流は、第3のコンデンサとイ
ンダクタとのフィルタ作用により、入力電流には重畳し
ないようになっている。
【0012】前述したように、本回路は一石式電圧共振
型回路を用いているの、半導体スイッチング素子56の
零電圧のタイミングで駆動信号を与える必要がある。し
かしながら、図18(c)の波形図で示したように、第
1のコンデンサ54とトランス55とで構成される共振
回路と、半導体スイッチング素子56の直列回路に印加
する電圧V1は、ほぼ零から
【0013】
【数1】 E:商用電源電圧 まで変化する大きなリップルを持つものである。このよ
うな電圧V1の低いところは昇圧してもマグネトロンの
カットオフ電圧に達さない。このときのマグネトロンの
インピーダンスは前述したように、高いインピーダンス
を持つ。電圧V1の高いところはカットオフ電圧に達す
るので、マグネトロンのインピーダンスは低くなる。こ
のように、電圧V1の大きさにより、マグネトロンイン
ピーダンスが大きく変化するので、その影響は、零電圧
でのスイッチング動作に影響を与える。すなわち、零電
圧になるタイミングは電圧V1の大きさにより異なるの
で、電圧V1の大きさによって動作周波数が同図(e)
のように変化することになる。
【0014】従って、前述したように駆動回路58は半
導体スイッチング素子56のコレクタ電圧が零になった
タイミングでオン信号を与える必要があるので、コレク
タの電圧を検知する電圧検知手段からの信号を受ける入
力ポート62と第3のコンデンサの電圧を検知する電圧
検知手段からの信号を受ける入力ポート59と、両者を
比較する比較手段61とを設けて、コレクタ電圧とコン
デンサ電圧との交点の検知を行うことにより、コレクタ
電圧の零電圧近傍を検知し、その信号を発振回路部60
に伝え、発振回路部60はこの信号に同期した周波数で
発振を行い、半導体スイッチング素子56を駆動すると
いうことが不可欠である。その結果、動作周波数は電圧
V1によって図20(e)に示されるように変化するよ
うになる。
【0015】図18は電圧V1のピーク点での半導体ス
イッチング素子56のコレクタ電圧とコレクタ電流の1
周期分を表した波形図である。同図(a)のコレクタ電
圧V2は商用電源電圧Eに対して、4倍程度の電圧とな
るが、これは共振回路の作用によるものである。この電
圧の値は、次のようにして求まる。半導体スイッチング
素子56が動作している時に、リーケージ型トランスの
1次巻線に流れる電流をILとすると、蓄えられるエネ
ルギーは WL=IL2*L1/2(J) (2) と表される(J:ジュール)。半導体スイッチング素子
56がオフすると、1次巻線から第1のコンデンサに向
かって電流が流れ始め、一次巻線のエネルギーが第1の
コンデンサに移るので、次式が成り立つ。
【0016】WL=CV2/2+α (3) C:第1のコンデンサの容量 α:半波倍電圧整流回路のコンデンサを充電するエネル
ギー この式から電圧Vは
【0017】
【数2】 で求められる。
【0018】付勢されたマグネトロン57はマイクロ波
を発生し、このマイクロ波は食品の加熱を行う。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マグネトロン駆動電源は一石式電圧共振型回路を用いて
いるので、共振回路の作用により、半導体スイッチング
素子に印加する電圧が電源電圧Eの4倍程度になる。こ
のため半導体スイッチング素子の耐電圧を十分高くしな
ければならないという課題がある。
【0020】さらに、従来のマグネトロン駆動電源は一
石式電圧共振型回路を用い、かつ、商用電源を整流器で
整流し、ほとんど平滑しないリップルの大きい電圧で、
回路を動作させているので、半導体スイッチング素子の
零電圧スイッチングを実現するために、前記半導体スイ
ッチング素子の電圧と、第2のコンデンサの電圧とを検
知する検知手段と、これらを比較するため比較手段とが
必要になり、駆動回路には、これらの電圧信号の入力ポ
ートを2つ、かつ、比較手段とを設ける必要があり、回
路構成が複雑化するという問題がある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、直流電源と、前記直流電源に接続したリ
ケージ型トランスと、前記リーケージ型トランスの1次
側巻線、第1のコンデンサ並びに直列に接続した第2の
コンデンサおよび第2の半導体スイッチング素子を並列
に結線した並列回路と前記並列回路に直列に接続した第
1の半導体素子とを有する回路と、前記第1の半導体ス
イッチング素子と第2の半導体スイッチング素子とを交
互に駆動する発振器を有する駆動回路と、前記リーケー
ジトランスの2次側に接続される全波倍電圧の整流回路
と、前記整流回路に接続されるマグネトロンとを備え、
前記第2のコンデンサは前記第1のコンデンサよりも容
量を大きくする成とすることにより、第1の半導体ス
イッチング素子に印加する電圧が、第2のコンデンサの
持つ初期電圧と同等になると、第2の半導体スイッチン
グ素子を通して、第2のコンデンサをさらに充電するよ
うになる。このとき、第2のコンデンサの容量が第1の
コンデンサの容量に加えられることになるので、第1の
半導体スイッチング素子の電圧の上昇する傾きが緩やか
になり、電圧をクランプすることができる。
【0022】さらに、第1の半導体スイッチと第2の半
導体スイッチとを用いる構成とすることにより、従来回
路では、共振回路によって決まり、調整できなかった第
1の半導体スイッチング素子のオフ時間を、任意に調整
できるようになるので、上記発明によれば、直流電源は
商用電源を整流する構成としたリップルの大きい電圧で
も、その電圧の大きさに応じて、動作周波数を変化させ
ることなく、第1の半導体スイッチング素子のコレクタ
電圧が零になった時点で、スイッチングさせる動作を実
現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、直流電源と、前記直流
電源に接続したリーケージ型トランスと、前記リーケー
ジ型トランスの1次側巻線、第1のコンデンサ並びに直
列に接続した第2のコンデンサおよび第2の半導体スイ
ッチング素子を並列に結線した並列回路と前記並列回路
に直列に接続した第1の半導体素子とを有する回路と、
前記第1の半導体スイッチング素子と第2の半導体スイ
ッチング素子とを交互に駆動する発振器を有する駆動回
路と、前記リーケージトランスの2次側に接続される全
波倍電圧の整流回路と、前記整流回路に接続されるマグ
ネトロンとを備え、前記第2のコンデンサは前記第1の
コンデンサよりも容量を大きくする構成とすることによ
り、第1の半導体スイッチング素子に印加する電圧を低
減(クランプ)することができる。
【0024】また、直流電源と、前記直流電源に接続し
たリーケージ型トランスと、前記リーケージ型トランス
の1次側巻線、第1のコンデンサ並びに直列に接続した
第2のコンデンサおよび第2の半導体スイッチング素子
を並列に結線した並列回路と前記並列回路に直列に接続
した第1の半導体素子とを有する回路と、前記第1の半
導体スイッチング素子と第2の半導体スイッチング素子
とを駆動する発振器を有する駆動回路と、前記リーケー
ジトランスの2次側に接続される全波倍電圧の整流回路
と、前記整流回路に接続されるマグネトロンとを備え、
前記第2のコンデンサは前記第1のコンデンサよりも容
量を大きく、前記第1の半導体スイッチング素子に印加
される電圧が所定値以上になると前記第2の半導体スイ
ッチング素子が駆動することにより前記第2のコンデン
サの働きで前記第1の半導体スイッチング素子に印加さ
れる電圧のピーク値を低減させる構成とすることによ
り、第1の半導体スイッチング素子に印加する電圧を低
減(クランプ)することができる。
【0025】また、直流電源と、前記直流電源に接続し
たリーケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1
次側巻線および第1のコンデンサの並列回路と第1の半
導体スイッチング素子並びに直列に接続した第2のコン
デンサおよび第2の半導体スイッチ素子の並列回路とを
直列に接続した回路と、前記第1の半導体スイッチング
素子と第2の半導体スイッチング素子とを交互に駆動す
る発振器を有する駆動回路と、前記リーケージトランス
の2次側に接続される全波倍電圧の整流回路と、前記整
流回路に接続されるマグネトロンとを備え、前記第2の
コンデンサは前記第1のコンデンサよりも容量を大きく
する構成とすることにより、第1の半導体スイッチング
素子に印加する電圧を低減(クランプ)することができ
る。
【0026】また、直流電源と、前記直流電源に接続し
たリーケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1
次側巻線および第1のコンデンサの並列回路と第1の半
導体スイッチング素子並びに直列に接続した第2のコン
デンサおよび第2の半導体スイッチ素子の並列回路とを
直列に接続した回路と、前記第1の半導体スイッチング
素子と第2の半導体スイッチング素子とを駆動する発振
器を有する駆動回路と、前記リーケージトランスの2次
側に接続される全波倍電圧の整流回路と、前記整流回路
に接続されるマグネトロンとを備え、前記第2のコンデ
ンサは前記第1のコンデンサよりも容量を大きく、前記
第1の半導体スイッチング素子に印加される電圧が所定
値以上になると前記第2の半導体スイッチング素子が駆
動することにより前記第2のコンデンサの働きで前記第
1の半導体スイッチング素子に印加される電圧のピーク
値を低減させる構成とすることにより、第1の半導体ス
イッチング素子に印加する電圧を低減(クランプ)する
ことができる。
【0027】また、直流電源と、前記直流電源に接続し
たリーケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1
次側巻線並びに直列に接続した第2のコンデンサおよび
第2の半導体スイッチ素子の並列回路と第1の半導体ス
イッチング素子および第1のコンデンサの並列回路とを
直列に接続した回路と、前記第1の半導体スイッチング
素子と第2の半導体スイッチング素子とを交互に駆動す
る発振器を有する駆動回路と、前記リーケージトランス
の2次側に接続される全波倍電圧の整流回路と、前記整
流回路に接続されるマグネトロンとを備え、前記第2の
コンデンサは前記第1のコンデンサよりも容量を大きく
する構成とすることにより、第1の半導体スイッチング
素子に印加する電圧を低減(クランプ)することができ
る。
【0028】また、直流電源と、前記直流電源に接続し
たリーケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1
次側巻線並びに直列に接続した第2のコンデンサおよび
第2の半導体スイッチ素子の並列回路と第1の半導体ス
イッチング素子および第1のコンデンサの並列回路とを
直列に接続した回路と、前記第1の半導体スイッチング
素子と第2の半導体スイッチング素子とを駆動する発振
器を有する駆動回路と、前記リーケージトランスの2次
側に接続される全波倍電圧の整流回路と、前記 整流回路
に接続されるマグネトロンとを備え、前記第2のコンデ
ンサは前記第1のコンデンサよりも容量を大きく、前記
第1の半導体スイッチング素子に印加される電圧が所定
値以上になると前記第2の半導体スイッチング素子が駆
動することにより前記第2のコンデンサの働きで前記第
1の半導体スイッチング素子に印加される電圧のピーク
値を低減させる構成とすることにより、第1の半導体ス
イッチング素子に印加する電圧を低減(クランプ)する
ことができる。
【0029】また、直流電源と、前記直流電源に接続し
たリーケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1
次側巻線と第1のコンデンサ、第1の半導体スイッチン
グ素子並びに直列に接続した第2のコンデンサと第2の
半導体スイッチ素子とを備えた並列回路とを直列に接続
する回路と、前記第1の半導体スイッチング素子と第2
の半導体スイッチング素子とを交互に駆動する発振器を
有する駆動回路と、前記リーケージトランスの2次側に
接続される全波倍電圧の整流回路と、前記整流回路に接
続されるマグネトロンとを備え、前記第2のコンデンサ
は前記第1のコンデンサよりも容量を大きくする構成と
することにより、第1の半導体スイッチング素子に印加
する電圧を低減(クランプ)することができる。
【0030】また、直流電源と、前記直流電源に接続し
たリーケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1
次側巻線と第1のコンデンサ、第1の半導体スイッチン
グ素子並びに直列に接続した第2のコンデンサと第2の
半導体スイッチ素子とを備えた並列回路とを直列に接続
する回路と、前記第1の半導体スイッチング素子と第2
の半導体スイッチング素子とを駆動する発振器を有する
駆動回路と、前記リーケージトランスの2次側に接続さ
れる全波倍電圧の整流回路と、前記整流回路に接続され
るマグネトロンとを備え、前記第2のコンデンサは前記
第1のコンデンサよりも容量を大きく、前記第1の半導
体スイッチング素子に印加される電圧が所定値以上にな
ると前記第2の半導体スイッチング素子が駆動すること
により前記第2のコンデンサの働きで前記第1の半導体
スイッチング素子に印加される電圧のピーク値を低減さ
せる構成とすることにより、第1の半導体スイッチング
素子に印加する電圧を低減(クランプ)することができ
る。
【0031】また、発振器は所定周波数のパルスを発生
し、第1のコンデンサに第1の半導体スイッチング素子
が零電圧スイッチングできるだけのエネルギーを蓄えて
おけるように、第1の半導体スイッチと第2の半導体ス
イッチとを駆動する構成とすることにより、従来回路で
は、共振回路によって決まり、調整できなかった第1の
半導体スイッチング素子のオフ時間を、任意に調整でき
るようになる。
【0032】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。 (実施例1) 図1は本発明の実施例1のマグネトロン駆動用電源の回
路図である。
【0033】図1において、1は直流電源、2はリーケ
ージ型トランス、3は第1の半導体スイッチング素子、
4は第1のコンデンサ、5は第2のコンデンサ、6は第
2の半導体スイッチング素子、7は駆動回路、8は全波
倍電圧整流回路、9はマグネトロンである。
【0034】駆動回路7は、その内部に第1の半導体ス
イッチング素子3と第2の半導体スイッチング素子6の
駆動信号をつくるための発振部11が構成されている。
この発振部で所定周波数とデューティーの信号が発生さ
れ、第1の半導体スイッチング素子3に駆動信号を与え
ている。第2の半導体スイッチング素子6には、第1の
半導体スイッチング素子3の駆動信号の反転信号に遅延
回路12により遅れ時間を持たせた信号が与えられてい
る。
【0035】この回路の動作について図2および図3を
参照して説明する。まず、第1の半導体スイッチング素
子3がオンしている場合、直流電源1以降の主要回路部
分の等価回路は図2(a)のようになり、コレクタ電流
Icがリーケージ型トランスの1次側を通って第3のコ
ンデンサ11から供給される{図3(a)状態
(イ)}。この時、リーケージ型トランスの2次側出力
は全波倍電圧整流回路のコンデンサ13を充電し始め
る。コンデンサ14には初期電圧V2が蓄えられている
ので、コンデンサ13の電圧V3とが V2+V3>Vcut (5) Vcut:マグネトロンのカットオフ電圧 の関係になるとマグネトロンを発振させることができマ
グネトロン9に図3(b)のように電流Iaが流れ始め
る。
【0036】第1の半導体スイッチがオフすると、等価
回路は図2(b)のようになり、リーケージ型トランス
2の1次側に流れていた電流は第1のコンデンサ4に向
かって流れ始める。このとき、リーケージ型トランス2
の2次側出力はコンデンサ14の充電を始める(状態
ロ)。このとき、式(5)を満たすと、再びマグネトロ
ン9は発振を開始し、アノード電流が流れ始める。リー
ケージ型トランス2の1次側の電流は図3(c)のよう
になる。第1の半導体スイッチング素子3の電圧は同図
(d)のようになる。この電圧が第二のコンデンサ5の
初期電圧に到達すると、第2の半導体スイッチング素子
6を構成するダイオードがオンし、第2のコンデンサ5
の充電が開始される。このときの等価回路は図2(c)
のようになる。
【0037】第2のコンデンサ5は第1のコンデンサ4
に比べて、その容量値を大きくしてあるので、第1の半
導体スイッチング素子3の電圧の傾きが、急激に緩やか
になり図3(d)の状態(ハ)に移行する。リーケージ
型トランス2の一次側から第2のコンデンサ5に向かっ
て流れていた電流が、反対に、第2のコンデンサ5から
1次側に向かって流れるようになると、状態(ニ)に移
行する。この時点で、第2の半導体スイッチング素子6
を構成するトランジスタをオンさせておく必要がある。
任意の時間T1で第2の半導体スイッチング素子を構成
するトランジスタを遮断すると、第1のコンデンサ4か
らリーケージ型トランス2の1次側に向かって電流が流
れ始める状態(ホ)に移行する。この時の第1の半導体
スイッチング素子の電圧の傾きは急になり、第1のコン
デンサ4の持つエネルギーによって零に向かって下がっ
ていく。この電圧が零になった時点で、第1の半導体ス
イッチング素子3を再び駆動させると、状態(イ)から
同様な動作を繰り返すことになり、スイッチング損失を
低減させるスイッチング動作が実現できる。前述した第
2のコンデンサの初期電圧は、状態(ニ)で、第2の半
導体スイッチング素子6を任意の時間T1の間、オンる
ことにより決定される。すなわち、第2の半導体スイッ
チング素子6のオン時間を長くすればするほど、第2の
コンデンサ5の初期電圧が下がり、結果として第1の半
導体スイッチング素子3の電圧を下げる事ができる。こ
のように、従来の回路構成では実現できなかった、第1
の半導体スイッチング素子3のオフ時間、言い換えれ
ば、第2の半導体スイッチング素子6のオン時間を任意
に設定することができるようになり、さらに、第2のコ
ンデンサ5の容量を第1のコンデンサ4に比べて十分大
きな容量値とすることにより、第1の半導体スイッチン
グ素子3の電圧を低減(クランプ)することができる。
【0038】(実施例2) 図4は本発明の実施例2のマグネトロン駆動用電源の回
路図である。
【0039】図4において、実施例1と同等な構成要素
には同一符号を用い説明は省略する。
【0040】実施例1と異なる点は直列接続された第2
の半導体スイッチング素子6と第2のコンデンサ5と
が、リーケージ型トランス2の一次側に直列に接続され
ていることである。この回路の動作について図5およ
び、波形は実施例1と同等なので図3を参照して説明す
る。まず、第1の半導体スイッチング素子3がオンして
いる場合、直流電源1以降の主要回路部分の等価回路は
図5(a)のようになり、コレクタ電流Icがリーケー
ジ型トランスの1次側を通って第3のコンデンサ11か
ら供給される{図3(a)状態(イ)}。この時、リー
ケージ型トランスの2次側出力は全波倍電圧整流回路の
コンデンサ13を充電し始める。コンデンサ14には初
期電圧V2が蓄えられているので、コンデンサ13の電
圧V3とが式(5)の関係になるとマグネトロンを発振
させることができマグネトロン9に図3(b)のように
電流Iaが流れ始める。
【0041】第1の半導体スイッチがオフすると、等価
回路は図5(b)のようになり、リーケージ型トランス
2の1次側に流れていた電流は第1のコンデンサ4に向
かって流れ始める。このとき、リーケージ型トランス2
の2次側出力はコンデンサ14の充電を始める(状態
ロ)。このとき、式(5)を満たすと、再びマグネトロ
ン9は発振を開始し、アノード電流が流れ始める。リー
ケージ型トランス2の1次側の電流は図3(c)のよう
になる。第1の半導体スイッチング素子3の電圧は同図
(d)のようになる。この電圧が第二のコンデンサ5の
初期電圧に到達すると、第2の半導体スイッチング素子
6を構成するダイオードがオンし、第2のコンデンサ5
の充電が開始される。このときの等価回路は図2(c)
のようになる。
【0042】実施例1と異なるのは、第2のコンデンサ
5の充電電流が第3のコンデンサ11を介して流れる点
である。このため、第3のコンデンサの電流は実施例1
より増加することになる。第2のコンデンサ5は第1の
コンデンサ4に比べて、その容量値を大きくしてあるの
で、第1の半導体スイッチング素子3の電圧の傾きが、
急激に緩やかになり図3(d)の状態(ハ)に移行す
る。リーケージ型トランス2の一次側から第2のコンデ
ンサ5に向かって流れていた電流が、反対に、第2のコ
ンデンサ5から1次側に向かって流れるようになると、
状態(ニ)に移行する。この時の電流も第3のコンデン
サ11を介して流れることになる。この時点で、第2の
半導体スイッチング素子6を構成するトランジスタをオ
ンさせておく必要がある。任意の時間T1で第2の半導
体スイッチング素子を構成するトランジスタを遮断する
と、第1のコンデンサ4からリーケージ型トランス2の
1次側に向かって電流が流れ始める状態(ホ)に移行す
る。この時の第1の半導体スイッチング素子の電圧の傾
きは急になり、第1のコンデンサ4の持つエネルギーに
よって零に向かって下がっていく。この電圧が零になっ
た時点で、第1の半導体スイッチング素子3を再び駆動
させると、状態(イ)から同様な動作を繰り返すことに
なり、スイッチング損失を低減させるスイッチング動作
が実現できる。
【0043】前述した第2のコンデンサの初期電圧は、
状態(ニ)で、第2の半導体スイッチング素子6を任意
の時間T1の間、オンることにより決定される。すなわ
ち、第2の半導体スイッチング素子6のオン時間を長く
すればするほど、第2のコンデンサ5の初期電圧が下が
り、結果として第1の半導体スイッチング素子3の電圧
を下げる事ができる。
【0044】このように、従来の回路構成では実現でき
なかった、第1の半導体スイッチング素子3のオフ時
間、言い換えれば、第2の半導体スイッチング素子6の
オン時間を任意に設定することができるようになり、さ
らに、第2のコンデンサ5の容量を第1のコンデンサ4
に比べて十分大きな容量値とすることにより、第1の半
導体スイッチング素子3の電圧を低減(クランプ)する
ことができる。
【0045】(実施例3) 図6は本発明の実施例3のマグネトロン駆動用電源の回
路図である。
【0046】図6において、実施例1と同等な構成要素
には同一符号を用い説明は省略する。
【0047】実施例1と異なる点は第1のコンデンサ4
が、リーケージ型トランス2の一次側に直列に接続され
ていることである。この回路の動作について図7およ
び、波形は実施例1と同等なので図3を参照して説明す
る。まず、第1の半導体スイッチング素子3がオンして
いる場合、直流電源1以降の主要回路部分の等価回路は
図7(a)のようになり、コレクタ電流Icがリーケー
ジ型トランスの1次側を通って第3のコンデンサ11か
ら供給される{図3(a)状態(イ)}。この時、リー
ケージ型トランスの2次側出力は全波倍電圧整流回路の
コンデンサ13を充電し始める。コンデンサ14には初
期電圧V2が蓄えられているので、コンデンサ13の電
圧V3とが式5の関係になるとマグネトロンを発振させ
ることができマグネトロン9に図3(b)のように電流
Iaが流れ始める。
【0048】第1の半導体スイッチがオフすると、等価
回路は図7(b)のようになり、リーケージ型トランス
2の1次側に流れていた電流は第1のコンデンサ4に向
かって流れ始める。実施例1と異なるのは、第1のコン
デンサ4の充電電流が第3のコンデンサ11を介して流
れる点である。このため、第3のコンデンサの電流は実
施例1より増加することになる。
【0049】このとき、リーケージ型トランス2の2次
側出力はコンデンサ14の充電を始める(状態ロ)。こ
のとき、式(5)を満たすと、再びマグネトロン9は発
振を開始し、アノード電流が流れ始める。リーケージ型
トランス2の1次側の電流は図3(c)のようになる。
第1の半導体スイッチング素子3の電圧は同図(d)の
ようになる。この電圧が第二のコンデンサ5の初期電圧
に到達すると、第2の半導体スイッチング素子6を構成
するダイオードがオンし、第2のコンデンサ5の充電が
開始される。このときの等価回路は図2(c)のように
なる。。第2のコンデンサ5は第1のコンデンサ4に比
べて、その容量値を大きくしてあるので、第1の半導体
スイッチング素子3の電圧の傾きが、急激に緩やかにな
り図3(d)の状態(ハ)に移行する。リーケージ型ト
ランス2の一次側から第2のコンデンサ5に向かって流
れていた電流が、反対に、第2のコンデンサ5から1次
側に向かって流れるようになると、状態(ニ)に移行す
る。この時点で、第2の半導体スイッチング素子6を構
成するトランジスタをオンさせておく必要がある。任意
の時間T1で第2の半導体スイッチング素子を構成する
トランジスタを遮断すると、第1のコンデンサ4からリ
ーケージ型トランス2の1次側に向かって電流が流れ始
める状態(ホ)に移行する。この時の電流も第3のコン
デンサ11を介して流れることになる。この時の第1の
半導体スイッチング素子の電圧の傾きは急になり、第1
のコンデンサ4の持つエネルギーによって零に向かって
下がっていく。この電圧が零になった時点で、第1の半
導体スイッチング素子3を再び駆動させると、状態
(イ)から同様な動作を繰り返すことになり、スイッチ
ング損失を低減させるスイッチング動作が実現できる。
【0050】前述した第2のコンデンサの初期電圧は、
状態(ニ)で、第2の半導体スイッチング素子6を任意
の時間T1の間、オンることにより決定される。すなわ
ち、第2の半導体スイッチング素子6のオン時間を長く
すればするほど、第2のコンデンサ5の初期電圧が下が
り、結果として第1の半導体スイッチング素子3の電圧
を下げる事ができる。このように、従来の回路構成では
実現できなかった、第1の半導体スイッチング素子3の
オフ時間、言い換えれば、第2の半導体スイッチング素
子6のオン時間を任意に設定することができるようにな
り、さらに、第2のコンデンサ5の容量を第1のコンデ
ンサ4に比べて十分大きな容量値とすることにより、第
1の半導体スイッチング素子3の電圧を低減(クラン
プ)することができる。
【0051】(実施例4) 図8は本発明の実施例4のマグネトロン駆動用電源の回
路図である。
【0052】図8において、実施例1と同等な構成要素
には同一符号を用い説明は省略する。
【0053】実施例1と異なる点は直列接続された第2
の半導体スイッチング素子6と第2のコンデンサ5と
が、リーケージ型トランス2の一次側に直列に接続され
ていることと、第2のコンデンサ4がリーケージ型トラ
ンス2の一次側に直列に接続されていることである。こ
の回路の動作について図9および、波形は実施例1と同
等なので図3を参照して説明する。
【0054】まず、第1の半導体スイッチング素子3が
オンしている場合、直流電源1以降の主要回路部分の等
価回路は図9(a)のようになり、コレクタ電流Icが
リーケージ型トランスの1次側を通って第3のコンデン
サ11から供給される{図3(a)状態(イ)}。この
時、リーケージ型トランスの2次側出力は全波倍電圧整
流回路のコンデンサ13を充電し始める。コンデンサ1
4には初期電圧V2が蓄えられているので、コンデンサ
13の電圧V3とが式5の関係になるとマグネトロンを
発振させることができマグネトロン9に図3(b)のよ
うに電流Iaが流れ始める。
【0055】第1の半導体スイッチがオフすると、等価
回路は図9(b)のようになり、リーケージ型トランス
2の1次側に流れていた電流は第1のコンデンサ4に向
かって流れ始める。実施例1と異なるのは、第1のコン
デンサ4の充電電流が第3のコンデンサ11を介して流
れる点である。このため、第3のコンデンサの電流は実
施例1より増加することになる。
【0056】このとき、リーケージ型トランス2の2次
側出力はコンデンサ14の充電を始める(状態ロ)。式
(5)を満たすと、再びマグネトロン9は発振を開始
し、アノード電流が流れ始める。リーケージ型トランス
2の1次側の電流は図3(c)のようになる。第1の半
導体スイッチング素子3の電圧は同図(d)のようにな
る。この電圧が第二のコンデンサ5の初期電圧に到達す
ると、第2の半導体スイッチング素子6を構成するダイ
オードがオンし、第2のコンデンサ5の充電が開始され
る。このときの等価回路は図9(c)のようになる。
【0057】実施例1と異なるのは、第2のコンデンサ
5の充電電流が第3のコンデンサ11を介して流れる点
である。このため、第3のコンデンサの電流は実施例1
よりさらに増加することになる。第2のコンデンサ5は
第1のコンデンサ4に比べて、その容量値を大きくして
あるので、第1の半導体スイッチング素子3の電圧の傾
きが、急激に緩やかになり図3(d)の状態(ハ)に移
行する。リーケージ型トランス2の一次側から第2のコ
ンデンサ5に向かって流れていた電流が、反対に、第2
のコンデンサ5から1次側に向かって流れるようになる
と、状態(ニ)に移行する。この時の電流も第3のコン
デンサ11を介して流れることになる。この時点で、第
2の半導体スイッチング素子6を構成するトランジスタ
をオンさせておく必要がある。任意の時間T1で第2の
半導体スイッチング素子を構成するトランジスタを遮断
すると、第1のコンデンサ4からリーケージ型トランス
2の1次側に向かって電流が流れ始める状態(ホ)に移
行する。この電流も第3のコンデンサ11を介して流れ
ることになる。この時の第1の半導体スイッチング素子
の電圧の傾きは急になり、第1のコンデンサ4の持つエ
ネルギーによって零に向かって下がっていく。この電圧
が零になった時点で、第1の半導体スイッチング素子3
を再び駆動させると、状態(イ)から同様な動作を繰り
返すことになり、スイッチング損失を低減させるスイッ
チング動作が実現できる。
【0058】前述した第2のコンデンサの初期電圧は、
状態(ニ)で、第2の半導体スイッチング素子6を任意
の時間T1の間、オンることにより決定される。すなわ
ち、第2の半導体スイッチング素子6のオン時間を長く
すればするほど、第2のコンデンサ5の初期電圧が下が
り、結果として第1の半導体スイッチング素子3の電圧
を下げる事ができる。このように、従来の回路構成では
実現できなかった、第1の半導体スイッチング素子3の
オフ時間、言い換えれば、第2の半導体スイッチング素
子6のオン時間を任意に設定することができるようにな
り、さらに、第2のコンデンサ5の容量を第1のコンデ
ンサ4に比べて十分大きな容量値とすることにより、第
1の半導体スイッチング素子3の電圧を低減(クラン
プ)することができる。
【0059】(参考例1) 図10において、図1と同等な要素には同一符号を用い
ている。
【0060】リーケージ型トランス2の2次側出力は半
波倍電圧整流回路15により整流され、この直流電圧で
マグネトロン9を付勢する。図11(a)は第1の半導
体スイッチング素子3の電流波形、同図(b)はマグネ
トロン9のアノード電流波形、同図(c)はリーケージ
型トランス2の1次側電流、同図(d)は第1の半導体
スイッチング素子3の電圧波形である。第1の半導体ス
イッチング素子3がオンしているとき{図11の状態
(イ)}リーケージ型トランス2の1次側に電流が流
れ、2次側に図10の矢印の向きに電圧が発生し、この
電圧と、半波倍電圧整流回路のコンデンサに蓄えられて
いる電圧とがたされてマグネトロン9を付勢する。第1
の半導体スイッチング素子3がオフすると、リーケージ
型トランス2の1次側に流れていた電流が、第1のコン
デンサ4に向かって流れ始め{図11の状態(ロ)}、
このコンデンサの電圧が第2のコンデンサ5の初期電圧
に達したら、第2のコンデンサ5にも電流が流れ始める
ことにより{図11の状態(ハ)}、第1の半導体スイ
ッチング素子3に印加する電圧がクランプすることは、
第1の実施例と同様である。第2のコンデンサ5からリ
ーケージ型トランス2の1次巻線に向かって電流が流れ
始め{図11の状態(ニ)}、任意の時間T1で第2の
半導体スイッチング素子6をオフさせると、第1のコン
デンサ4からだけの電流となり、第1の半導体スイッチ
ング素子3の電圧が急な傾きで、零に向かって下がる
{図11の状態(ホ)}。この状態(ロ)から(ホ)の
期間に、リーケージ型トランスの2次側に発生する電圧
により、半波倍電圧整流回路15のコンデンサが充電さ
れる。
【0061】(参考例2) 図12において、図1と同等な要素には同一符号を用い
ている。
【0062】リーケージ型トランス2の2次巻線出力は
全波整流回路16により整流され、この直流電圧でマグ
ネトロン9を付勢する。図13(a)は第1の半導体ス
イッチング素子3の電流波形、同図(b)はマグネトロ
ン9のアノード電流波形、同図(c)はリーケージ型ト
ランス2の1次巻線電流、同図(d)は第1の半導体ス
イッチング素子3の電圧波形である。第1の半導体スイ
ッチング素子3がオンしているとき{図13の状態
(イ)}リーケージ型トランス2の1次側に電流が流
れ、2次側に図12の矢印の向きに電圧が発生し、マグ
ネトロン9を付勢する。第1の半導体スイッチング素子
3がオフすると、リーケージ型トランス2の1次巻線に
流れていた電流が、第1のコンデンサ4に向かって流れ
始め{図13の状態(ロ)}、このコンデンサの電圧が
第2のコンデンサ5の初期電圧に達したら、第2のコン
デンサ5にも電流が流れ始めることにより{図13の状
態(ハ)}、第1の半導体スイッチング素子3に印加す
る電圧がクランプすることは、第1の実施例と同様であ
る。第2のコンデンサ5からリーケージ型トランス2の
1次側に向かって電流が流れ始め{図13の状態
(ニ)}、任意の時間で第2の半導体スイッチング素子
6をオフさせると、第1のコンデンサ4からだけの電流
となり、第1の半導体スイッチング素子3の電圧が急な
傾きで、零に向かって下がる{図13の状態(ホ)}。
この状態(ロ)から(ホ)の期間に、リーケージ型トラ
ンスの2次側に発生する電圧により、全波整流回路16
で整流されマグネトロン9を付勢する。
【0063】(参考例3) 図14において、図1と同等な要素には同一符号を用い
ている。
【0064】リーケージ型トランス18は2次側に中点
タップを持つ2巻線式の構成をしている。2次側出力は
ダイオードを介してマグネトロン9に接続される。図1
5(a)は第1の半導体スイッチング素子3の電流波
形、同図(b)はマグネトロン9のアノード電流波形、
同図(c)はリーケージ型トランス2の1次側電流、同
図(d)は第1の半導体スイッチング素子3の電圧波形
である。第1の半導体スイッチング素子3がオンしてい
るとき{図15の状態(イ)}リーケージ型トランス2
の1次側に電流が流れ、2つの2次側巻線に、それぞれ
図14の矢印の向きに電圧が発生する、このときダイオ
ード19は順方向になるのでオンし、マグネトロン9が
付勢される。ダイオード20は逆方向なのでオフしてい
る。第1の半導体スイッチング素子3がオフすると、リ
ーケージ型トランス2の1次側に流れていた電流が、第
1のコンデンサ4に向かって流れ始め{図15の状態
(ロ)}、このコンデンサの電圧が第2のコンデンサ5
の初期電圧に達したら、第2のコンデンサ5にも電流が
流れ始めることにより{図15の状態(ハ)}、第1の
半導体スイッチング素子3に印加する電圧がクランプす
ることは、第1の実施例と同様である。第2のコンデン
サ5からリーケージ型トランス2の1次巻線に向かって
電流が流れ始め{図15の状態(ニ)}、任意の時間T
1で第2の半導体スイッチング素子6をオフさせると、
第1のコンデンサ4からだけの電流となり、第1の半導
体スイッチング素子3の電圧が急な傾きで、零に向かっ
て下がる{図15の状態(ホ)}。この状態(ロ)から
(ホ)の期間に、リーケージ型トランス2の2つの2次
側巻線に発生する電圧する電圧は、先ほどの方向とは逆
になり、ダイオード20が順方向となってオンし、マグ
ネトロン9を付勢する。ダイオード19は逆バイアスと
なってオフする。
【0065】以下、本発明の回路動作について図16の
波形図を参照して実施例5について説明する。
【0066】図16(a)は商用電源の電圧波形で60
Hzの周波数を持つ。同図(b)は商用電源から供給され
る入力電流波形で、同図(c)は商用電源を整流器で整
流して得られる直流電源1の出力電圧である。
【0067】第3のコンデンサ11は、前記直流電源の
出力電圧を整流する効果があるが、容量値が小さいので
平滑度合いは小さく、同図(c)に示されるように、電
圧Eの商用電源の周期と同じ周期で大きなリップルを持
つ波形V1となる。このような程度の平滑度合いにする
ことにより、入力電流の波形歪みを少ないものとするこ
とができる。
【0068】第1の半導体スイッチング素子3は数10
KHz程度の周波数で動作しているので、第3のコンデン
サ14には同図(d)で示される前記周波数の振動電流
が流れる。しかしながら、この周波数の電流は、第3の
コンデンサ14とインダクタとのフィルタ作用により、
入力電流には重畳しないようになっている。
【0069】前述したように、本回路は第2の半導体ス
イッチング素子6を構成するトランジスタのオン時間T
1を任意に設定することができることを特長としてい
る。第1の半導体スイッチング素子3の零電圧でのスイ
ッチングを実現するには、たとえば図3における領域
(ホ)の動作が重要となってくる。第1の半導体スイッ
チング素子3の電圧が零に向かって下がっていくのは、
第1のコンデンサ4の持つエネルギーによって決まって
くるので、第1の半導体スイッチング素子3の電圧が零
に到達するだけのエネルギーを第1のコンデンサに蓄え
ておく必要がある。エネルギーは式(3)で表されるが
容量値Cは不変であるので、エネルギーを電圧に置き換
えることができる。第1のコンデンサ4の電圧は第2の
コンデンサ5の電圧によって決まる。すなわち、第2の
半導体スイッチング素子6を構成するトランジスタのオ
ン時間で決定することができる。従って、第1の半導体
スイッチング素子3を電圧V1の変化に対して一定周波
数で動作させても、第2の半導体スイッチング素子6を
構成するトランジスタのオン時間を調整することによ
り、第1のコンデンサに第1の半導体スイッチング素子
3が零電圧ができるだけのエネルギーを蓄えておくこと
ができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1の半
導体スイッチング素子に印加する電圧が、第2のコンデ
ンサの持つ初期電圧と同等になると、第2の半導体スイ
ッチング素子を通して、第2のコンデンサをさらに充電
するようになる。このとき、第2のコンデンサの容量が
第1のコンデンサの容量に加えられることになるので、
第1の半導体スイッチング素子の電圧の上昇する傾きが
緩やかになり、電圧を低減(クランプ)することができ
るという効果を有する。
【0071】また、従来回路では、共振回路によって決
まり、調整できなかった第1の半導体スイッチング素子
のオフ時間を、任意に調整できるようになるので、直流
電源は商用電源を整流する構成としたリップルの大きい
電圧でも、その電圧の大きさに応じて、動作周波数を変
化させることなく、第1の半導体スイッチング素子のコ
レクタ電圧が零になった時点で、スイッチングさせるこ
とができ、スイッチング損失を低減することができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の高周波加熱装置のマグネト
ロン駆動用電源の回路図
【図2】(a)同高周波加熱装置の主要回路部の動作状
態の等価回路図 (b)同高周波加熱装置の主要回路部の等価回路図 (c)同高周波加熱装置の主要回路部の等価回路図
【図3】同高周波加熱装置の主要回路部の波形図
【図4】本発明の実施例2の高周波加熱装置のマグネト
ロン駆動用電源の回路図
【図5】(a)同高周波加熱装置の主要回路部の動作状
態の等価回路図 (b)同高周波加熱装置の主要回路部の等価回路図 (c)同高周波加熱装置の主要回路部の等価回路図
【図6】本発明の実施例3の高周波加熱装置のマグネト
ロン駆動用電源の回路図
【図7】(a)同高周波加熱装置の主要回路部の等価回
路図 (b)同高周波加熱装置の主要回路部の等価回路図 (c)同高周波加熱装置の主要回路部の等価回路図
【図8】本発明の実施例4の高周波加熱装置のマグネト
ロン駆動用電源の回路図
【図9】(a)同高周波加熱装置の主要回路部の動作状
態の等価回路図 (b)同高周波加熱装置の主要回路部の等価回路図 (a)同高周波加熱装置の主要回路部の等価回路図
【図10】本発明の参考例1の高周波加熱装置のマグネ
トロン駆動用電源装置の回路図
【図11】同高周波加熱装置の主要回路部の波形図
【図12】本発明の参考例2の高周波加熱装置のマグネ
トロン駆動用電源装置の回路図
【図13】同高周波加熱装置の主要回路部の波形図
【図14】本発明の参考例3の高周波加熱装置のマグネ
トロン駆動用電源装置の回路図
【図15】同高周波加熱装置の主要回路部の波形図
【図16】本発明の実施例5の回路動作を説明する波形
【図17】従来の高周波加熱装置のマグネトロン用駆動
用電源装置の回路図
【図18】従来の半導体スイッチング素子の電圧と電流
の波形図
【図19】同高周波加熱装置の主要回路部の波形図
【図20】従来の回路動作を説明する波形図
【符号の説明】
1 直流電源 2 リーケージ型トランス 3 第1の半導体スイッチング素子 4 第1のコンデンサ 5 第2のコンデンサ 6 第2の半導体スイッチング素子 7 駆動回路 8 整流回路 9 マグネトロン 15 半波倍電圧整流回路 16 全波整流回路 17 中点タップ方式整流回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石尾 嘉朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 安井 健治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 大森 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−199758(JP,A) 特開 昭49−70503(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/66 - 6/68

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と、前記直流電源に接続したリー
    ケージ型トランスと、前記リーケージ型トランスの1次
    側巻線、第1のコンデンサ並びに直列に接続した第2の
    コンデンサおよび第2の半導体スイッチング素子を並列
    に結線した並列回路と前記並列回路に直列に接続した第
    1の半導体素子とを有する回路と、前記第1の半導体ス
    イッチング素子と第2の半導体スイッチング素子とを
    互に駆動する発振器を有する駆動回路と、前記リーケー
    ジトランスの2次側に接続される全波倍電圧の整流回路
    と、前記整流回路に接続されるマグネトロンとを備え
    前記第2のコンデンサは前記第1のコンデンサよりも容
    量を大きくする構成とした高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】直流電源と、前記直流電源に接続したリー
    ケージ型トランスと、前記リーケージ型トランスの1次
    側巻線、第1のコンデンサ並びに直列に接続した第2の
    コンデンサおよび第2の半導体スイッチング素子を並列
    に結線した並列回路と前記並列回路に直列に接続した第
    1の半導体素子とを有する回路と、前記第1の半導体ス
    イッチング素子と第2の半導体スイッチング素子とを駆
    動する発振器を有する駆動回路と、前記リーケージトラ
    ンスの2次側に接続される全波倍電圧の整流回路と、前
    記整流回路に接続されるマグネトロンとを備え、前記第
    2のコンデンサは前記第1のコンデンサよりも容量を大
    きく、前記第1の半導体スイッチング素子に印加される
    電圧が所定値以上になると前記第2の半導体スイッチン
    グ素子が駆動することにより前記第2のコンデンサの働
    きで前記第1の半導体スイッチング素子に印加される電
    圧のピーク値を低減させる構成とした高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】直流電源と、前記直流電源に接続したリー
    ケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1次側巻
    線および第1のコンデンサの並列回路と第1の半導体ス
    イッチング素子並びに直列に接続した第2のコンデンサ
    および第2の半導体スイッチ素子の並列回路とを直列に
    接続した回路と、前記第1の半導体スイッチング素子と
    第2の半導体スイッチング素子とを交互に駆動する発振
    器を有する駆動回路と、前記リーケージトランスの2次
    側に接続される全波倍電圧の整流回路と、前記整流回路
    に接続されるマグネトロンとを備え、前記第2のコンデ
    ンサは前記第1のコンデンサよりも容量を大きくする
    成とした高周波加熱装置。
  4. 【請求項4】直流電源と、前記直流電源に接続したリー
    ケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1次側巻
    線および第1のコンデンサの並列回路と第1の半導体ス
    イッチング素子並びに直列に接続した第2のコンデンサ
    および第2の半導体スイッチ素子の並列回路とを直列に
    接続した回路と、前記第1の半導体スイッチング素子と
    第2の半導体スイッチング素子とを駆動する発振器を有
    する駆動回路と、前記リーケージトランスの2次側に接
    続される全波倍電圧の整流回路と、前記整流回路に接続
    されるマグネトロンとを備え、前記第2のコンデンサは
    前記第1のコンデンサよりも容量を大きく、前記第1の
    半導体スイッチング素子に印加される電圧が所定値以上
    になると前記第2の半導体スイッチング素子が駆動する
    ことにより前記第2のコンデンサの働きで前記第1の半
    導体スイッチング素子に印加される電圧のピーク値を低
    減させる構成とした高周波加熱装置。
  5. 【請求項5】直流電源と、前記直流電源に接続したリー
    ケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1次側巻
    線並びに直列に接続した第2のコンデンサおよび第2の
    半導体スイッチ素子の並列回路と第1の半導体スイッチ
    ング素子および第1のコンデンサの並列回路とを直列に
    接続した回路と、前記第1の半導体スイッチング素子と
    第2の半導体スイッチング素子とを交互に駆動する発振
    器を有する駆動回路と、前記リーケージトランスの2次
    側に接続される全波倍電圧の整流回路と、前記整流回路
    に接続されるマグネトロンとを備え、前記第2のコンデ
    ンサは前記第1のコンデンサよりも容量を大きくする
    成とした高周波加熱装置。
  6. 【請求項6】直流電源と、前記直流電源に接続したリー
    ケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1次側巻
    線並びに直列に接続した第2のコンデンサおよび第2の
    半導体スイッチ素子の並列回路と第1の半導体スイッチ
    ング素子および第1のコンデンサの並列回路とを直列に
    接続した回路と、前記第1の半導体スイッチング素子と
    第2の半導体スイッチング素子とを駆動する発振器を有
    する駆動回路と、前記リーケージトランスの2次側に接
    続される全波倍電圧の整流回路と、前記整流回路に接続
    されるマグネトロンとを備え、前記第2のコンデンサは
    記第1のコンデンサよりも容量を大きく、前記第1の
    半導体スイッチング素子に印加される電圧が所定値以上
    になると前記第2の半導体スイッチング素子が駆動する
    ことにより前記第2のコンデンサの働きで前記第1の半
    導体スイッチング素子に印加される電圧のピーク値を低
    減させる構成とした高周波加熱装置。
  7. 【請求項7】直流電源と、前記直流電源に接続したリー
    ケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1次側巻
    線と第1のコンデンサ、第1の半導体スイッチング素子
    並びに直列に接続した第2のコンデンサと第2の半導体
    スイッチ素子とを備えた並列回路とを直列に接続する回
    路と、前記第1の半導体スイッチング素子と第2の半導
    体スイッチング素子とを交互に駆動する発振器を有する
    駆動回路と、前記リーケージトランスの2次側に接続さ
    れる全波倍電圧の整流回路と、前記整流回路に接続され
    るマグネトロンとを備え、前記第2のコンデンサは前記
    第1のコンデンサよりも容量を大きくする構成とした高
    周波加熱装置。
  8. 【請求項8】直流電源と、前記直流電源に接続したリー
    ケージ型トランスと、リーケージ型トランスの1次側巻
    線と第1のコンデンサ、第1の半導体スイッチング素子
    並びに直列に接続した第2のコンデンサと第2の半導体
    スイッチ素子とを備えた並列回路とを直列に接続する回
    路と、前記第1の半導体スイッチング素子と第2の半導
    体スイッチング素子とを駆動する発振器を有する駆動回
    路と、前記リーケージトランスの2次側に接続される全
    波倍電圧の整流回路と、前記整流回路に接続されるマグ
    ネトロンとを備え、前記第2のコンデンサは前記第1の
    コンデンサよりも容量を大きく、前記第1の半導体スイ
    ッチング素子に印加される電圧が所定値以上になると前
    記第2の半導体スイッチング素子が駆動することにより
    前記第2のコンデンサの働きで前記第1の半導体スイッ
    チング素子に印加される電圧のピーク値を低減させる構
    成とした高周波加熱装置。
  9. 【請求項9】直流電源は商用電源を整流する構成とし、
    発振器は所定周波数のパルスを発生し、第1のコンデン
    サに第1の半導体スイッチング素子が零電圧スイッチン
    グできるだけのエネルギーを蓄えておけるように、第1
    の半導体スイッチと第2の半導体スイッチとを駆動する
    構成とした請求項1ないしのいずれか1項に記載の高
    周波加熱装置
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