JP3191607U - バーベキュー用コンロ - Google Patents
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Abstract
【課題】設置場所が傾斜面や凹凸面でも略水平に安定して設置可能とし、且つコンロ本体の高さを自由に変更することができ、しかも火力調整のための網テーブルの高さ調整がコンロ本体構造を変更することなく容易に行えるバーベキュー用コンロを提供する。【解決手段】コンロ本体1と複数の脚部2からなるバーベキュー用コンロにおいて、複数の脚部それぞれに対しコンロ本体を任意の高さ位置で係止固定させるための脚部調整機構Qと、コンロ本体の上部開口縁に脱着可能に差し込まれ、網テーブル3を任意の高さ位置に支持させる支持機構Pとを具備する。脚部調整機構は、コンロ本体の側壁に固定された中央支持板11に対し、脚部の挿通孔15が形成されたフランジを上下に備えた略コ字枠状のブラケット14と、上下方向に揺動自在で脚部の外径よりも若干大きな挿通孔が形成された係止レバー17と、係止レバーと下部フランジ13との間に介装させた発条体18と、を備える。【選択図】図2
Description
本考案は、例えば屋外ガーデンや野外キャンプ地等で各種の食材を焼くために使用されるスタンドタイプのバーベキュー用コンロに関する。
従来、この種のバーベキュー用コンロとしては、例えば特許文献1に開示されているように、上方が開口した受皿が枠体内方に収容可能とされるよう、受皿の開口端に形成された庇状の係止部が、枠体に形成された保持部に係止できるように構成され、また脚部は、基脚及び下脚により構成され、枠体と着脱自在とされており、基脚と下脚並びに脚部と枠体を連結する部材として蝶ネジを使って連結・分解可能とされて成る組立式バーベキュー用コンロが提案されている。
また、特許文献2に開示されているように、コンロ本体が、金属パイプにより略逆U字状に曲成された脚部に支えられ、焼き網が、コンロ本体に備えた収納胴体の上端開口部に着脱可能に装着されており、前記脚部には、同一高さ位置に四組の蝶ナットおよび締付ボルトを当該脚部の軸直角方向の止め部材として取付けられて成るバーベキュー用コンロ装置も提案されている。
さらに、特許文献3に開示されているように、火床部を内設し且つ周壁適宜位置に空気孔を設けた箱状本体に脚を備え、該箱状本体の上部に食品の加熱調理が行えるよう調理部を配置し、さらに調理部には、箱状本体周壁に沿う支持脚部を垂設し、該支持脚部と周壁との間に、調理部の上下方向へのスライド移動のためのガイド機構及び調理部の高さ位置設定を行う係止機構を設けてなるバーベキュー用コンロも提案されている。
しかしながら、上記した特許文献1による構成では、蝶ネジによって基脚に対する下脚の引き出し長さ調整が可能とされているが、基脚自体の長さ寸法はかなり長いため、例えば利用者が座って調理するときなどの際には、当該基脚の長さ以下に高さ調整することは困難である。また、元より基脚の長さを短くした場合では、下脚の最大引き出し長さはせいぜい基脚の長さ程度に限定されてしまうため、例えば利用者が立ったまま調理するときの場合には不便である。
しかも、特許文献1による構成では、受皿が所定高さの枠体内で垂下された状態とされているため、調理時の火力調整のための高さ調整ができない構成となっている。
また、上記した特許文献2による構成では、コンロ本体を支えている略逆U字状に曲成された脚部は、高さ調整ができない構成となっていることから、設置場所が傾斜面や凹凸面であった場合には、コンロ本体自体を略水平となるように安定して設置させることは不可能である。
しかも、特許文献2による構成では、焼き網が、コンロ本体に備えた収納胴体の上端開口部に焼き網が装着されているだけであるので、調理時の火力調整のための高さ調整ができない構成となっている。
さらに、上記した特許文献3による構成では、箱状本体に備えている脚は高さ調整ができない構成となっていることから、設置場所が傾斜面や凹凸面であった場合には、コンロ本体自体を略水平となるように安定して設置させることは不可能である。
しかも、特許文献3による構成では、調理部の上下方向へのスライド移動のためのガイド機構及び調理部の高さ位置設定を行う係止機構を形成するには、傾斜ガイド孔を箱状本体周壁側に穿設したり、箱状本体の周壁側にガイド枠を設けたりするなど、箱状本体に対し煩雑な機構を付与すべく構造自体の変更を余儀なくされる。
そこで、本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、設置場所が傾斜面や凹凸面であってもコンロ本体自体を略水平となるように安定して設置可能とし、且つ利用者の立ち姿勢による調理であっても座り姿勢による調理であってもこれに十分に対応できるようコンロ本体の高さを自由に変更することができ、しかも調理時の火力調整のための網テーブルの高さ調整がコンロ本体自体の構造を何等変更することなく容易に行えるようにしたバーベキュー用コンロを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本考案にあっては、コンロ本体と複数の脚部からなるバーベキュー用コンロにおいて、前記複数の脚部それぞれに対し前記コンロ本体を任意の高さ位置で係止固定させるよう当該コンロ本体に各脚部に対応した脚部調整機構を備えたことを特徴とする。
脚部調整機構は、前記コンロ本体の側壁表面に固定された中央支持板に対し、ロッド状の脚部を挿通させる挿通孔が各形成された上部フランジ及び下部フランジを上下に備えて成る略コ字枠状のブラケットと、前記上下部フランジ相互間における前記中央支持板の外面で上下方向に揺動自在となして付設され且つ前記脚部の外径よりも若干大きな挿通孔が形成されてなる係止レバーと、該係止レバーと下部フランジとの間に介装させた発条体と、を備えて成る。
コンロ本体は、その上部開口縁に脱着可能に差し込まれ、網テーブルを任意の高さ位置に支持させる支持機構を具備させて成る。
支持機構は、下部側がコンロ本体の上部開口縁から内面に沿って挿入配置され、上部側には網テーブルを載せるための水平な載置部を備え且つ当該載置部の上面には前記網テーブルの網目に挿入される突起を有して成る略L字枠状の起立片と、該起立片の前記下部側の長手方向に沿って所定間隔ごとに設けられた複数のネジ孔のうちのいずれかに蝶ネジのねじ込みによって上端部が固定され、コンロ本体の外面に下端部が圧接保持されて成る保持片と、を備えて成る。
支持機構は、コンロ本体の開口上縁部より起立方向に揺動可能となって配置され、且つコンロ本体の開口上縁部に形成された係止溝に当該支持機構を所定の傾斜角度で係止することで網テーブルを任意の高さ位置に支持させるものとして成る。
支持機構は、ロッドを略逆U字状もしくは略コ字状に折曲することで中央支持部と左右脚部とから成り、左右脚部の各下端部に形成された両支持アーム部がコンロ本体の側面に開けられた支持孔に各挿入され、一方の支持アーム部の端部には、支持機構を手で揺動操作するためのハンドル部が設けられ、他方の支持アーム部側の脚部の上端は中央支持部の高さ位置よりも上方に突出して、網テーブルの網目に挿入させる突起部となっている。
網テーブル上には、串材を任意の高さで掛架保持せておくための保持枠部材を具備して成る。
本考案によれば、設置場所が傾斜面や凹凸面であってもコンロ本体自体を略水平となるように安定して設置可能とし、且つ利用者の立ち姿勢による調理であっても座り姿勢による調理であってもこれに十分に対応できるようコンロ本体の高さを自由に変更することができ、しかも調理時の火力調整のための網テーブルの高さ調整がコンロ本体自体の構造を何等変更することなく容易に行える。
すなわち本考案では、複数の脚部それぞれに対し前記コンロ本体を任意の高さ位置で係止固定させるよう当該コンロ本体に各脚部に対応した脚部調整機構を備えているので、設置場所が傾斜面や凹凸面であっても、各脚部をそれぞれの脚部調整機構によって個別に調整することで、コンロ本体自体を略水平となるように安定して設置可能となる。また、利用者の立ち姿勢による調理であっても座り姿勢による調理であっても、各脚部それぞれの脚部調整機構によって十分に対応させることができる。
脚部調整機構は、前記コンロ本体の側壁表面に固定された中央支持板に対し、ロッド状の脚部を挿通させる挿通孔が各形成された上部フランジ及び下部フランジを上下に備えて成る略コ字枠状のブラケットと、前記上下部フランジ相互間における前記中央支持板の外面で上下方向に揺動自在に枢着され且つ前記脚部の外径よりも若干大きな挿通孔が形成されてなる係止レバーと、該係止レバーと下部フランジとの間に介装させたバネ部材と、を備えて成るので、バネ部材の弾発力によって係止レバーが上方に揺動された状態では、当該係止レバーの挿通孔の傾向によって脚部が保持されることでコンロ本体を確実に係止固定させることができる。また、バネ部材の弾発力に抗して係止レバーを押下させた状態では、係止レバーの挿通孔は水平となることによって脚部が解放され、コンロ本体を確実に任意の高さに移動させることができる。而して、複数の脚部それぞれの高さ調整がワンタッチで迅速に行うことができる。
コンロ本体は、その上部開口縁に脱着可能に差し込まれ、網テーブルを任意の高さ位置に支持させる支持機構を具備させて成るので、調理時の火力調整のための網テーブルの高さ調整がコンロ本体自体の構造を何等変更することなく容易に行える。
支持機構は、下部側がコンロ本体の上部開口縁から内面に沿って挿入配置され、上部側には網テーブルを載せるための水平な載置部を備え且つ当該載置部の上面には前記網テーブルの網目に挿入される突起を有して成る略L字枠状の起立片と、該起立片の前記下部側の長手方向に沿って所定間隔ごとに設けられた複数のネジ孔のうちのいずれかに蝶ネジのねじ込みによって上端部が固定され、コンロ本体の外面に下端部が圧接保持されて成る保持片と、を備えて成るので、起立片下部側の適宜選択されたネジ孔に蝶ネジを介して保持片を固定させることができ、コンロ本体自体の構造を何等変更することなく網テーブルの高さ調整が上記支持機構によって容易に行える。
支持機構は、コンロ本体の開口上縁部より起立方向に揺動可能となって配置され、且つコンロ本体の開口上縁部に形成された係止溝に当該支持機構を所定の傾斜角度で係止することで網テーブルを任意の高さ位置に支持させるものとして成るので、調理時の火力調整のための網テーブルの高さ調整がコンロ本体自体の構造を何等変更することなく、支持機構の傾斜角度を変更させるだけで容易に行える。
支持機構は、ロッドを略逆U字状もしくは略コ字状に折曲することで中央支持部と左右脚部とから成り、左右脚部の各下端部に形成された両支持アーム部がコンロ本体の側面に開けられた支持孔に各挿入され、一方の支持アーム部の端部には、支持機構を手で揺動操作するためのハンドル部が設けられ、他方の支持アーム部側の脚部の上端は中央支持部の高さ位置よりも上方に突出して、網テーブルの網目に挿入させる突起部となっているので、ハンドル部の手動操作によって支持機構の傾斜角度を変更させることで、網テーブルの高さ調整が容易に行える。
網テーブル上には、串材を任意の高さで掛架保持せておくための保持枠部材を具備して成るので、前記支持機構による網テーブルの高さ調整に加えて、調理時の更なる火力調整が容易に行える。
以下、図面を参照して本考案の実施の一形態を詳細に説明する。
本考案に係るバーベキュー用コンロは、図1及び図2に示すように、内部に例えば備長炭等の火力燃料を収容する長方形板状のロストル8を敷設し且つ相対向する外側面に複数の吸気孔1aを形成し、さらに相対向する他の外側面に取っ手1bを備えたコンロ本体1と、該コンロ本体1を所定の場所で任意の高さに支持させておくための4本のロッド状の脚部2とから概ね構成されている。なお、コンロ本体1自体の高さは例えば約15cmであり、コンロ本体1を構成する前後左右壁及び底壁の各厚さは例えば約3.2mmに構成されている。また、ロストル8は、その長辺部分が折り曲げられており、これにより、備長炭等の火力燃料によって焼かれたときにロストル本体が曲がらないようにされている。
コンロ本体1の上部開口縁の例えば左右側壁面の前後対称位置もしくは前後側壁面の左右対称位置の、合計4箇所には、網テーブル3を当該上部開口縁から任意の高さ位置に支持させておくための支持機構Pが脱着可能に差し込まれ、またコンロ本体1の側壁表面には、前記4本の脚部2に対応した個別の脚部調整機構Qを備えている。
脚部調整機構Qは、脚部2に対するコンロ本体1の高さ範囲が約70cm程度まで自在に調整でき、利用者の立ち姿勢による調理であっても座り姿勢による調理であってもこれに十分に対応できるようにしてある。
また、この脚部調整機構Qは、コンロ本体1に対し、4本の脚部2を個別に上下移動できることから、設置場所が傾斜面や凹凸面であってもコンロ本体1自体を略水平となるように安定して設置可能となるようにしてある。
さらに、図4に示すように、網テーブル3の上には、コンロ本体1の上部開口面積よりも小さい角筒状となった保持枠部材4が載置可能となっており、当該保持枠部材4の相対向する上部開口縁には、バーベキュー用の串材Rを掛架保持せておくための溝部5が形成されている。この保持枠部材4は、上記支持機構Pによる網テーブル3の高さ調整に加えて、調理時の更なる火力調整を行うために使用される。
あるいは、図5に示すように、網テーブル3の上には、コンロ本体1の上部開口幅よりも小さい一対のアングル状となった保持枠部材6が対向載置可能となっており、当該保持枠部材6の相対向する上部縁には、バーベキュー用の串材Rを互いに斜め方向に合掌する所謂タスキ掛状に保持させておくための複数の溝部7が形成されている。また、保持枠部材6の、網テーブル3と接する部分には、溝部7ごとに一対の孔6a,6bが形成されており(図6参照)、当該一対の孔6a,6bのいずれかにバーベキュー用の串材Rの基端部を挿入して保持することができるようにされている。そして、このように溝部7ごとに一対の孔6a,6bを形成したことにより、バーベキュー用の串材Rを所謂タスキ掛状に保持させたときの当該バーベキュー用の串材Rの角度を、肉等の食材の焼け具合に応じて変えることができるようにされている。この場合、バーベキュー用の串材Rは、肉等の食材の重みによってしっかりと固定される。この保持枠部材6は、上記支持機構Pによる網テーブル3の高さ調整に加えて、調理時の更なる火力調整を行うために使用される。
この保持枠部材6を網テーブル3上に設置する場合には、図6に示すように、保持枠部材6の2個所にL字片状の固定部材6cの各一端がネジ留め固定され、固定部材6cの各他端側が網テーブル3の網目に着脱自在となって差し込まれることで網テーブル3上に固定支持されるものとしている。
なお、固定部材6cの各他端側を網テーブル3の網目に着脱自在となって差し込まれるものとする代わりに、固定部材6cの各他端側が当初から網テーブル3上に溶接等で固定されていて、必要に応じて後から保持枠部材6の2個所を固定部材6cの各一端にネジ留め固定するようにしても良い。
脚部調整機構Qは、図1、図2に示すように、コンロ本体1の例えば左右側壁面の前後対称位置もしくは前後側壁面の左右対称位置の、合計4箇所に付設されている。すなわち、脚部調整機構Qは、縦長の中央支持板11を介して、長手方向上端側に上部フランジ12が形成され且つ長手方向下端側に下部フランジ13が形成された略コ字枠状のブラケット14を備え、前記中央支持板11が、コンロ本体1の側壁面に付設されている。
そして、前記ブラケット14の上下両フランジ12,13には、ロッド状の脚部2を挿通させるための挿通孔15が各形成されており、下部フランジ13を上部フランジ12よりも若干長くしてあることで、各脚部2は下方に行くに従って互いに外側に広がる(下方に向かって末広がりとなる)ように若干傾斜している。
また、脚部調整機構Qは、図10に示すように、前記ブラケット14の上下両フランジ12,13相互間において、前記中央支持板11の外面に支持軸16を介して上下方向に揺動自在に枢着された矩形板状の係止レバー17を備え、該係止レバー17には、脚部2の外径よりも若干大きな挿通孔17aが形成されている。
この係止レバー17と下部フランジ13との間には、その間の脚部2を巻回させるようにして介装させた例えばコイル状のバネ部材18を備え、下部フランジ13に対して係止レバー17を常時上方に揺動付勢させることで、当該係止レバー17の挿通孔17aの傾向によって脚部2が保持されるものとなっている。すなわち、脚部2の外径よりも若干大きな挿通孔17aが傾向すると当該挿通孔17aに通されている脚部2は挿通孔17aの前後対称位置における内周面によって圧接挟持されるものとなり、ブラケット14に対する脚部2の上下移動が阻止される。
そして、バネ部材18の弾発力に抗して係止レバー17を手で押下させる(係止レバー17と下部フランジ13とを互いに圧縮させる)と、係止レバー17の挿通孔17aは水平となることによって、脚部2は挿通孔17aの前後対称位置における内周面による圧接挟持状態から解放され、ブラケット14に対する脚部2の上下移動が可能となる。
例えば、図11に示すように、利用者の座り姿勢による調理の際には、4箇所の脚部調整機構Qの各係止レバー17を押下して、ブラケット14すなわちコンロ本体1に対して各脚部2を上方に移動させることで、これに十分に対応できるものとなる。
前記支持機構Pは、図3に示すように、略L字枠状の起立片21の下部側がコンロ本体1の上部開口縁から内面に沿って挿入配置され、上部側は網テーブル3を載せるための水平な載置部22となっている。なお、載置部22の上面には網テーブル3の網目に挿入される突起23を備えることで、網テーブル3自体の脱落を防止できるようにしてある。
また、起立片21には、下部側の長手方向に沿って所定間隔ごとに複数のネジ孔24が設けられ、このうちのいずれかのネジ孔24に、保持片25の上端部に形成されている1個の取付孔26を合致させ、当該取付孔26からネジ孔24へ蝶ネジ27をねじ込ませることによって当該保持片25の上端部が固定されるようにしてある。ここで上端部の固定は、蝶ネジ27のようなネジではなく、溝がないビスや溶接で固定されてもよい。この保持片25の下端側は、起立片21下部側に向けて略くの字形に屈曲もしくは弓なりに湾曲しており、コンロ本体1の外面に当該保持片25の下端部が圧接保持されるようにしてある。
次に、以上のように構成された脚部調整機構Qの使用の一例について説明すると、先ず、図12(a)に示すように、係止レバー17を手で押下させる前では、バネ部材18の弾発力によって係止レバー17が上方に揺動されている状態であり、当該係止レバー17の挿通孔17aの傾向によって脚部2が保持されている。すなわち、この場合、脚部2の外径よりも若干大きな挿通孔17aが傾向されており、当該挿通孔17aに通されている脚部2は挿通孔17aの前後対称位置における内周面によって圧接挟持され、ブラケット14に対する脚部2の上下移動が阻止された状態となっている。
図12(b)に示すように、バネ部材18の弾発力に抗して係止レバー17を押下させた状態では、係止レバー17の挿通孔17aは水平となることによって脚部2は挿通孔17aの前後対称位置における内周面による圧接挟持状態から解放され、ブラケット14に対する脚部2の上下移動が可能となる。これによって脚部2に対しコンロ本体1を確実に任意の高さに移動させることができる。
ブラケット14に対し脚部2が所望の位置に移動したときに手から係止レバー17を放せば、上記したように、挿通孔17aに通されている脚部2は当該挿通孔17aの前後対称位置における内周面によって再度圧接挟持され、ブラケット14に対する脚部2の上下移動が阻止された状態となる。
次に、以上のように構成された支持機構Pの使用の一例について説明すると、先ず、図3(a)に示すように、コンロ本体1の開口上縁部に対して起立片21上端の載置部22が所望の高さとなるよう起立片21下部側の複数のネジ孔24のうちのいずれかを予め選択しておく。そして、この選択されたネジ孔24に、保持片25の上端部に形成されている1個の取付孔26を合致させ、当該取付孔26からネジ孔24へ蝶ネジ27をねじ込ませることによって当該保持片25の上端部を起立片21下部側に固定する。
図3(b)に示すように、起立片21下部側と保持片25下端側とによって形成された二股間に、コンロ本体1の開口上縁部を装着することで、保持片25の下端部はコンロ本体1の外面に圧接保持される。すなわち、起立片21下部側と保持片25下端側とによってコンロ本体1の開口上縁部が挟持される。このようにコンロ本体1の上部開口縁の例えば左右側壁面の前後対称位置もしくは前後側壁面の左右対称位置の、合計4箇所に支持機構Pが差込固定される。
そして、載置部22上面の突起23を網テーブル3の網目に挿入させるようにして、当該載置部22に網テーブル3を載せる。こうして、網テーブル3はコンロ本体1の上部開口縁から任意の高さ位置で支持されるものとなる。
また、コンロ本体1の上部開口縁からの網テーブル3の高さ位置を変更する場合には、コンロ本体1の開口上縁部から支持機構Pを抜脱し、蝶ネジ27を外して起立片21と保持片25とを分解し、コンロ本体1の開口上縁部に対して起立片21上端の載置部22が所望の変更高さとなるよう起立片21下部側の複数のネジ孔24のうちのいずれかを選択し、以後は上記と同様にして蝶ネジ27を介して保持片25の上端部を起立片21下部側に固定してからコンロ本体1の開口上縁部に装着れば良い。
図7乃至図9には、支持機構Pの他例が示されている。すなわち、支持機構Pは、図7に示すように、金属製のロッドを略逆U字状もしくは略コ字状に折曲することで中央支持部31と左右脚部32a,32bとから成り、左右脚部32a,32bの各下端部には水平な支持アーム部33a,33bが形成され、両支持アーム部33a,33bはコンロ本体1の前後側面に開けられた支持孔34a,34bに各挿入され、支持機構P自体はコンロ本体1の開口上縁部より上方すなわち起立方向に揺動可能となっている。
また、一方の支持アーム部33aの端部には、支持機構Pを手で揺動操作するためのL字状のハンドル部Hが設けられ、他方の支持アーム部33b側の脚部32bの上端は中央支持部31の高さ位置よりも上方に突出して、網テーブル3の網目に挿入させる突起部35となっている(図8参照)。
さらに、コンロ本体1の開口上縁部には、上記一方の支持アーム部33a側の脚部32aを所定の傾斜角度保持したまま係止するための例えば2個の係止溝36a,36bが斜め水平方向に形成されている。例えば、ハンドル部Hを手で持ちながらコンロ本体1の内側方向に押込むと、一方の支持アーム部33a側の脚部32aが係止溝36a,36bのいずれかから離脱されることで支持機構P自体が揺動可能となる。そして、係止溝36a,36bのいずれかに脚部32aが位置した際に、ハンドル部Hを引き出せば、当該脚部32aが傾斜した係止溝36a,36bの奥部側にスライド導入されて係止される。
この他、例えば、ハンドル部Hを手で持ちながらコンロ本体1の内側方向に押込むと中央支持部31を基点として左右脚部32a,32bが互いに内方に窄められ、一方の支持アーム部33a側の脚部32aが係止溝36a,36bのいずれかから離脱されることで支持機構P自体が揺動可能となるようにしても良い。そして、係止溝36a,36bのいずれかに脚部32aが位置した際に、ハンドル部Hから手を離せば、中央支持部31を基点として左右脚部32a,32bが互いに拡開する方向へ弾性復帰して当該脚部32aが係止溝36a,36bのいずれかに係止される。この場合、不図示のコイルスプリング等を他方の支持アーム部33b側に巻装させても良い。
上記構成による支持機構Pは、コンロ本体1の開口上縁部において左右一対となって取付けられ、網テーブル3の高さを2段階(網テーブル3の直置きを含めれば3段階)に変えられるようにしてある。この場合、上記した両係止溝36a,36bが左右では互いに逆向の斜め水平方向となって形成される。
また、図9に示すように、大型のコンロ本体1の場合、開口上縁部における右半分と左半分とに、上記左右一対となった支持機構Pを各設けることで網置を半分ずつにして使用しても良い。これにより、人数が少ない時には、支持機構Pを片方だけを使うことで燃料の無駄を省く、いわゆる省エネタイプとすることができる。
以上、説明したように本実施形態においては、上記構成による個別の脚部調整機構Qによってコンロ本体1に対する各脚部2の上下移動を可能としたことから、設置場所が傾斜面や凹凸面であってもコンロ本体1自体を略水平となるように安定して設置可能とし、且つ利用者の立ち姿勢による調理であっても座り姿勢による調理であってもこれに十分に対応させることができる。また、上記構成による支持機構Pによって、調理時の火力調整のための網テーブル3の高さ調整がコンロ本体1自体の構造を何等変更することなく容易に行えるものとなる。
P…支持機構
Q…脚部調整機構
R…串材
H…ハンドル部
1…コンロ本体
1a…吸気孔
1b…取っ手
2…脚部
3…網テーブル
4,6…保持枠部材
6a,6b…一対の孔
6c…固定部材
5,7…溝部
8…ロストル
11…中央支持板
12…上部フランジ
13…下部フランジ
14…ブラケット
15…挿通孔
16…支持軸
17…係止レバー
17a…挿通孔
18…バネ部材
21…起立片
22…載置部
23…突起
24…ネジ孔
25…保持片
26…取付孔
27…蝶ネジ
31…中央支持部
32a,33b…左右脚部
33a,33b…両支持アーム部
34a,34b…支持孔
35…突起部
36a,36b…係止溝
Q…脚部調整機構
R…串材
H…ハンドル部
1…コンロ本体
1a…吸気孔
1b…取っ手
2…脚部
3…網テーブル
4,6…保持枠部材
6a,6b…一対の孔
6c…固定部材
5,7…溝部
8…ロストル
11…中央支持板
12…上部フランジ
13…下部フランジ
14…ブラケット
15…挿通孔
16…支持軸
17…係止レバー
17a…挿通孔
18…バネ部材
21…起立片
22…載置部
23…突起
24…ネジ孔
25…保持片
26…取付孔
27…蝶ネジ
31…中央支持部
32a,33b…左右脚部
33a,33b…両支持アーム部
34a,34b…支持孔
35…突起部
36a,36b…係止溝
Claims (7)
- コンロ本体と複数の脚部からなるバーベキュー用コンロにおいて、前記複数の脚部それぞれに対し前記コンロ本体を任意の高さ位置で係止固定させるよう当該コンロ本体に各脚部に対応した脚部調整機構を備えたことを特徴とするバーベキュー用コンロ。
- 脚部調整機構は、前記コンロ本体の側壁表面に固定された中央支持板に対し、ロッド状の脚部を挿通させる挿通孔が各形成された上部フランジ及び下部フランジを上下に備えて成る略コ字枠状のブラケットと、前記上下部フランジ相互間における前記中央支持板の外面で上下方向に揺動自在となして付設され且つ前記脚部の外径よりも若干大きな挿通孔が形成されてなる係止レバーと、該係止レバーと下部フランジとの間に介装させた発条体と、を備えて成る請求項1記載のバーベキュー用コンロ。
- コンロ本体は、その上部開口縁に脱着可能に差し込まれ、網テーブルを任意の高さ位置に支持させる支持機構を具備させて成る請求項1または2記載のバーベキュー用コンロ。
- 支持機構は、下部側がコンロ本体の上部開口縁から内面に沿って挿入配置され、上部側には網テーブルを載せるための水平な載置部を備え且つ当該載置部の上面には前記網テーブルの網目に挿入される突起を有して成る略L字枠状の起立片と、該起立片の前記下部側の長手方向に沿って所定間隔ごとに設けられた複数のネジ孔のうちのいずれかに蝶ネジのねじ込みによって上端部が固定され、コンロ本体の外面に下端部が圧接保持されて成る保持片と、を備えて成る請求項3記載のバーベキュー用コンロ。
- 支持機構は、コンロ本体の開口上縁部より起立方向に揺動可能となって配置され、且つコンロ本体の開口上縁部に形成された係止溝に当該支持機構を所定の傾斜角度で係止することで網テーブルを任意の高さ位置に支持させるものとして成る請求項1または2記載のバーベキュー用コンロ。
- 支持機構は、ロッドを略逆U字状もしくは略コ字状に折曲することで中央支持部と左右脚部とから成り、左右脚部の各下端部に形成された両支持アーム部がコンロ本体の側面に開けられた支持孔に各挿入され、一方の支持アーム部の端部には、支持機構を手で揺動操作するためのハンドル部が設けられ、他方の支持アーム部側の脚部の上端は中央支持部の高さ位置よりも上方に突出して、網テーブルの網目に挿入させる突起部となっている請求項5記載のバーベキュー用コンロ。
- 網テーブル上には、串材を任意の高さで掛架保持せておくための保持枠部材を具備して成る請求項3乃至6のいずれか記載のバーベキュー用コンロ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014001957U JP3191607U (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | バーベキュー用コンロ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014001957U JP3191607U (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | バーベキュー用コンロ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3191607U true JP3191607U (ja) | 2014-07-03 |
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ID=78224420
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JP (1) | JP3191607U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020146156A (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | パール金属株式会社 | バーベキューコンロの脚構造 |
JP7569067B2 (ja) | 2020-08-20 | 2024-10-17 | 株式会社ロゴスコーポレーション | 固形燃料保持具及びこれを備えた屋外用加熱調理装置 |
-
2014
- 2014-04-15 JP JP2014001957U patent/JP3191607U/ja not_active Expired - Fee Related
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