JP3191548B2 - プリフォームロッドの製造装置 - Google Patents

プリフォームロッドの製造装置

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    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリフォームロッドの
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリフォームロッドの製造方法として、
コアロッドの周面にコアロッドよりも低屈折率となるド
ーパントを含むスートを吹き付けて堆積させ、クラッド
層を形成するいわゆる外付法が知られている。
【0003】外付法を実施する従来の外付装置として
は、コアロッドの両端を独立したモータで回転させるよ
うにした独立制御方式では同調精度に限界があるため、
コアロッドの片端をチャックで把持し、この片端を1個
のモータを使って回転駆動させ、他端は回転可能なホル
ダ内で把持し両端を回転するようにしたものが提案され
ている(特開平1−242433号公報)。
【0004】具体的には図2に示すように、コアロッド
31の上端を回転可能なチャック32に、下端を回転自
在なホルダ33にそれぞれ把持して、垂直に保持させ
る。コアロッド31を回転させながら上下に移動させて
バーナ34を介してスート35をコアロッド31の周面
に円柱状に成長させる。
【0005】コアロッド31の回転は、コアロッド31
の片端のみを把持してモータ36により回転させ、他端
を回転自在なホルダ33内に把持してホルダ33を追従
して回転させる。下部の移動ブロック37に回転自在に
取り付けたホルダ33にコアロッド31を把持するため
に、コアロッド31の下端にテーパ面となっているスリ
ーブを固定し、内側面をテーパ面としたホルダ33内に
上記スリーブを受け入れて、テーパ面同士の作用により
スリーブ、すなわちコアロッド31とホルダ33との中
心軸を一致させている。
【0006】チャック32とホルダ33とに把持された
コアロッド31の上下移動は、チャック32について
は、これをレール38に沿って上下に移動自在な移動ブ
ロック39に取り付け、そのナット部40をスクリュー
シャフト41に螺合させ、シャフト41の回転により上
下に強制的に移動させる。一方、下部のホルダ33につ
いては、移動ブロック37に回転自在に取り付けて、上
部の移動ブロック39の上下移動に追従してレール38
上を移動させる。下部の移動ブロック37はワイヤ42
で吊り下げ、滑車43を介してバランスウェイト44に
より上下移動を円滑にしている。
【0007】また、下部の移動ブロック37はそのホル
ダ33にコアロッド31を把持していない限り、上下に
独立して移動自在であるから、長さが異なるコアロッド
31を上部のチャック32、下部のホルダ33に装着す
るときに、簡単に上下させることができるようにしてあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の装置には次の様な欠点があった。
【0009】(1) チャックで把持した片端をモータ36
により回転させ、他端を回転自在なホルダ33内に把持
して他端を追従して回転させるには、コアロッド31を
その他端を回転させるための連結棒として使うため、コ
アロッド31にねじりモーメントが掛かり、光ファイバ
母材の形状的な歪みなどを発生させることになって好ま
しくない。
【0010】(2) チャック32とホルダ33とに把持さ
れたコアロッド31の上下移動は、下部のホルダ33に
ついては、コアロッド31を連結棒としてチャック32
に加えられる上下動をホルダ33に伝えることにより、
上部の移動ブロック39の上下移動に追従してレール3
8上を移動させるようになっているため、移動ブロック
37を含む重量がコアロッド31に引張力として働き、
光ファイバ母材の形状的な歪みなどを発生させるため好
ましくない。引張力を低減するには、ホルダ33及び下
部の移動ブロック37の重量を相殺するバランスウェイ
ト44が必要となり、構造を複雑化させる。
【0011】(3) コアロッド31の他端を一端に追従し
て回転させるようにするために、ホルダ33とコアロッ
ド31の下端との把持構造が非常に複雑となり、その複
雑な構造が却ってせん断力、曲げモーメント等の外力を
発生させる原因となり、コアロッドと外付けしたスート
とが偏心して光ファイバ接続時の不良原因を形成するこ
とになる。
【0012】本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消して、コアロッドの両端を高精度に同調回転でき
るプリフォームロッドの製造方法を提供することにあ
る。
【0013】また、本発明の目的は、構造が簡単であり
ながらコアロッドの両端を高精度に同調回転でき、しか
もコアロッドにかかる外力を最小限に抑えると共に、コ
アロッドと外付けしたスートとが偏芯しないプリフォー
ムロッドの製造装置を提供することにある。
【0014】また、本発明の目的は、コアロッドの着脱
が容易で、またコアロッドをより安定して軸方向にガイ
ドできるプリフォームロッドの製造装置を提供すること
にある。
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】 本発明のプリフォームロ
ッドの製造装置は、周面にスートを堆積させるコアロッ
ドの両端を把持する2個の把持部と、2個の把持部を回
転させるための1個の回転駆動手段と、1個の回転駆動
手段により軸を回転軸として回転するスプラインシャフ
トと、スプラインシャフトにコアロッドの長さに対応し
た適宜の間隔をおいて嵌められてシャフト上を軸方向に
移動が許容されると共に、スプラインシャフトの回転に
従動して回転する2個のスプラインナットと、2個のス
プラインナットの回転を上記2個の把持部にそれぞれ伝
達して、両端に把持されるコアロッドをその中心軸を回
転軸として回転させる2個の歯車伝達手段と、コアロッ
ドの両端の2個の把持部、歯車伝達手段、スプラインナ
ットを共に同調して移動させて、コアロッドを回転させ
つつ軸方向に移動させる移動手段とを備えたものであ
る。
【0017】この場合において、移動手段は、スクリュ
ーロッドと、スクリューロッドをその軸を回転軸として
回転させる回転駆動手段と、スクリューロッドに上記コ
アロッドの長さに対応した適宜の間隔をおいて螺合され
て、スクリューロッドの回転により該ロッド上を軸方向
に移動する2個のナットと、2個のナットにそれぞれ取
り付けられ、コアロッドの両端の各把持部、歯車伝達装
置、スプラインナットを回転自在に支持して、2個のナ
ットの移動によりスプラインシャフトをガイドとしてコ
アロッドを回転させつつ軸方向に移動させるブラケット
とを備えている構成とすることができる。
【0018】また、スクリューロッドをその両端側から
個別に回転させるために上記回転駆動手段を2個設ける
とともに、これら2個の回転駆動手段とスクリューロッ
ド間、およびナット間に挟まれたスクリューロッドの中
間にそれぞれクラッチを設け、各クラッチの接続、切断
の組み合わせによって、ブラケットに支持された2個の
把持部を個別に、あるいは同時に軸方向に移動させるよ
うにすることが好ましい。
【0019】さらに、各ブラケットにスプラインシャフ
トと平行にガイド軸を挿通して、各ブラケットを上記ガ
イド軸をガイドとして軸方向に移動させるようにするこ
とが好ましい。
【0020】
【0021】本発明装置によれば、コアロッドの両端を
把持部で把持して、コアロッドの周面にスートを堆積さ
せるとき、1個の回転駆動手段を駆動して、スプライン
シャフトを回転させる。この回転に伴ってスプラインシ
ャフトに嵌合した各スプラインナットが一緒に回転し
て、その回転が各歯車伝達装置によって、コアロッドの
両端を把持している各把持部に同調して伝達されて各把
持部は同調回転する。この把持部の同調回転によりコア
ロッドは、ねじりモーメントを一切受けずに、その中心
軸を回転軸として回転する。この回転は、1個の回転駆
動手段によっているので簡単な構成で実現できる。
【0022】また、同時に移動手段を駆動して、コアロ
ッドの両端の各把持部、歯車伝達装置、スプラインナッ
トを共に同調しながら軸方向に移動させると、コアロッ
ドは引張力を一切受けずに回転しながら軸方向に移動し
ていく。したがって、外力が一切かからず、コアロッド
とスートとに偏芯が生じない優れたプリフォームロッド
を製造することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明のプリフォームロッドの製
造装置の実施例を説明するためのVAD外付け製造装置
の構成図である。この製造装置は、コアロッド両端を把
持し、この両端各々に回転駆動力を同調して伝達し、さ
らに軸方向の移動は、両端共に同調しながら駆動され同
一のガイド軸により案内できる構造としたものであり、
コアロッドを回転させる回転手段と、コアロッドを軸方
向に移動させる移動手段から主に構成されている。
【0024】まず、回転手段について説明する。2個の
把持部を構成する上下のチャック13、14は、コアロ
ッド16の両端を把持するようになっている。これら2
個のチャック13、14に両端を把持されたコアロッド
16には、その周面にコアロッド16よりも低屈折率の
ドーパントを含むスート17を堆積させる。その堆積
は、コアロッド16の近傍に設けたバーナ15、15か
らのガラス原料ガスの吹き出しによって行なわれる。
【0025】上下のチャック13、14は、回転駆動手
段である1個のモータ19の回転駆動力が伝達されて同
調回転するようになっている。そのために1個のモータ
19はスプラインシャフト8に直接接続されて、シャフ
ト軸を回転軸としてこれを回転する。このスプラインシ
ャフト8には、コアロッド16の長さに対応した適宜の
間隔をおいて上下にスプラインナット9、9が2個嵌め
られている。上下のスプラインナット9、9は、シャフ
ト8上を軸方向に移動が許容されると共に、スプライン
シャフト8の回転に従動して軸廻りに回転するようにな
っている。
【0026】上下のスプラインナット9、9の回転は、
上下2個の歯車伝達手段によって上下のチャック13、
14にそれぞれ同調して伝達されるように構成され、そ
れによって両端に把持されるコアロッド16が、その中
心軸を回転軸として回転するようになっている。
【0027】上下の歯車伝達手段は、横並びに齒合され
た各一対の歯車10、歯車11によって構成されてい
る。上下の歯車10、10は、その回転中心部に上下の
スプラインナット9、9が一体的にはめ込まれており、
スプラインナット9、9の回転によって回転駆動され
る。歯車10、10の回転は、歯車11、11に伝達さ
れて上下の歯車11、11にそれぞれ取り付けられた上
下のチャック13、14を同調して回転させる。すなわ
ち、同一方向かつ同一回転速度で上下のチャック13、
14を回転して、これらにより両端を把持されたコアロ
ッド16を回転させる。
【0028】なお、スプラインナット9と歯車10とは
別体で構成せずに、スプラインナット9の外周の一部を
歯車として一体構成としてもよい。
【0029】次に移動手段について説明する。移動手段
は、コアロッド16の両端の上下のチャック13、1
4、歯車伝達手段、スプラインナット9、9を共に同調
しながら軸方向に移動させて、コアロッドを回転させつ
つ軸方向に移動させるようになっている。
【0030】具体的には、移動手段は、スプラインシャ
フト8と平行に設けたスクリューロッド6を備えてい
る。このスクリューロッド6は、その両端に設けられた
上下2個のモータ1または18のいずれか、又は両方に
よって、その軸を回転軸として回転するようになってい
る。すなわち、上下のモータ1、18とスクリューロッ
ド6間、およびスクリューロッド6の中間にそれぞれク
ラッチ2、3、4を設け、各クラッチの接続、開放の組
み合わせと、モータ1、18の選択とにより、スクリュ
ーロッド6の上半分と下半分とを別々に回転させたり、
あるいは一緒に回転させたりできるようになっている。
【0031】スクリューロッド6には、コアロッド16
の長さに対応した適宜の間隔をおいて螺合された上下2
個のナット7、7が、スクリューロッド6の回転により
ロッド6上を軸方向に移動するようになっている。この
上下のナット7、7には、それぞれブラケット20、2
0が取り付けられ、ナット7、7の軸方向の移動に伴っ
て移動するようになっている。
【0032】この上下のブラケット20、20には、コ
アロッド16の両端のチャック13、14及び歯車1
1、11と、スプラインナット9、9及びこれを嵌め込
んだ歯車10、10を軸受5を介して回転自在に取り付
けられている。これにより、上下のナット7、7の移動
によりスプラインシャフト8をサブガイドとして、コア
ロッド16の回転を許容しつつ軸方向に移動できるよう
になっている。
【0033】なお、上下のブラケット20、20に対す
る上下のチャック13、14の取り付けは、そのチャッ
ク中心間の軸合わせが正確に行われるようにする。歯車
10、11に関しても同様である。
【0034】このようにしてチャック13、14を取り
付けたブラケット20、20をスクリューロッド6に螺
合されたナット7、7に取り付けることによって、各ク
ラッチ2、3、4の接続、開放の組み合わせと、モータ
1、18の選択とにより、チャック13、14を個別に
移動させたり、あるいは同調して移動させたりできるよ
うになっている。
【0035】また、上下のブラケット20、20には、
スプラインシャフト8と平行にガイド軸12がリニヤブ
ッシュ22、22を介して挿通されて、上下のブラケッ
ト20、20をガイド軸12をガイドとして軸方向に円
滑に移動させるようにしてある。このガイド軸12は、
スプラインシャフト8がガイドの役目もしているので必
須のものではないが、スプラインシャフト8の本来の役
目はモータ19の回転伝達にあるから、その役目を有効
に果すことができるように別個に設けている。また、ス
プラインシャフト8、ガイド軸12、およびスクリュー
ロッド6の上下端は、図示するように固定系に取り付け
られた上下の支持部材21、21によって支持されてお
り、そのうち軸回転するスプラインシャフト8とスクリ
ューロッド6とは、軸受5を介して取り付けられるよう
になっている。
【0036】さて、次に上記のような構成における作用
を説明する。
【0037】まず、コアロッド16の装着を行なう。ス
クリューロッド6の中間部に設けたクラッチ3を開放
し、上下に設けたクラッチ2、4を接続して、モータ1
および18を回転させることにより、ブラケット20、
20を介して上下のチャック13と14を単独にガイド
軸12に沿って上下移動させる。このようにしてコアロ
ッド16の長さによってチャック13、14間の距離を
変えてやる。そして、チャック13、14の間にコアロ
ッド16の両端を同一軸上にセッティングして把持させ
る。この様に、クラッチ2、3、4の切替えと2個のモ
ータ1、18の回転とによって容易かつ自動的にコアロ
ッド16を装着することができるので、装着時に芯ズレ
やダメージをコアロッド16に与える虞れがない。
【0038】次に、上下のチャック13、14により把
持されたコアロッド16を回転させつつ軸方向に移動し
て、コアロッド16の周面に低屈折率のドーパントを含
むスートを堆積させる。そのために、まず、軸方向の移
動を下部のモータ18でスクリューロッド6を回転する
ことによって行なう様にセッティングする。このときモ
ータ1は不要となるから、クラッチ2は開放し、クラッ
チ3を接続し、クラッチ4は接続状態のままとする。モ
ータ18の回転によって、上下のナット7、7が移動
し、これらに取り付けたブラケット20、20を介して
チャック13、14が同調して上下移動する。なお、軸
方向の移動は上部のモータ1によって行なってもよい。
【0039】一方、コアロッド16の軸方向の回転は、
スプラインシャフト8の下部に設けた1個のモータ19
を駆動して、スプラインシャフト8を回転させることに
よって行なう。この回転に伴ってスプラインシャフト8
に嵌合した各スプラインナット9、9が一緒に回転し
て、その回転が各歯車10、11によって、コアロッド
16の両端を把持している各チャック13、14に同調
して伝達されて、各チャック13、14は回転する。歯
車10、11によるチャック13、14の回転は、ブラ
ケット20、20に設けた軸受5を介して行なわれるの
で、ブラケット20、20によるコアロッド16の上下
移動は拘束されず、回転と軸方向移動は同時に許容され
る。
【0040】したがって、コアロッド16は回転しなが
ら軸方向に移動していくので、バーナ15を介してスー
ト17がコアロッド16の周面と軸方向とに堆積してい
き、プリフォームロッドが製造できる。
【0041】プリフォームロッド製造後、上記コアロッ
ド16の装着とは逆の手順でプリフォームロッドの取外
しを行なう。
【0042】以上述べたように本実施例は、コアロッド
の回転は、チャック13、14の両端を共に駆動回転す
ることができ、その回転動作はスプラインシャフト8に
嵌合したスプラインナット9、及び歯車伝達手段により
高精度に同調できるため、回転中のコアロッド16に対
してねじりモーメントが一切掛からない。また、コアロ
ッド16はチャック13、14によって両端を同一軸上
に把持されているため、バーナ15からのガラス原料ガ
スの吹き出しによる曲げモーメントに耐え得る。
【0043】また、コアロッド16の軸方向の移動は、
モータ18によってガイド軸12の軸上を軸方向に移動
するブラケット20、20によりチャック13、14が
同調しながら同時に移動するため、コアロッド16に対
し引張力等が一切生じることがなく、均一な太さのプリ
フォームロッドを製造できる。
【0044】また、スクリューロッド6の両端に2個の
モータ1と18とを設けると共に、クラッチ2、3、4
を介設するようにして、チャック13、14を同時にガ
イド軸12に沿って移動させることも、あるいは単独に
ガイド軸12に沿って移動させることもできるようにし
てあるので、チャック13、14間へのコアロッドのセ
ッティングが容易となる。
【0045】なお、上記実施例ではVAD外付け法の製
造装置について説明したが、OVD法の製造装置にも適
用できる。
【0046】
【発明の効果】(1) 本発明によれば、コアロッドの両端
把持部に1個の回転駆動源からの回転駆動力を同調して
伝達するようにしたので、他端を追従回転させる場合に
比して、はるかに高精度の同調回転が可能となり、優れ
たプリフォームロッドを製造することができる。
【0047】(2) 本発明によれば、1個の回転駆動源か
らの回転駆動力をコアロッドの両端に同調して伝達する
手段を、スプラインと歯車伝達手段で構成したので、構
造も制御も簡単で、しかもコアロッドにねじりモーメン
トを掛けずに正確な同調回転を実現できる。
【0048】(3) 本発明によれば、コアロッドを軸方向
に移動する移動手段をスクリューロッドとブラケットで
構成したので、構造も制御も簡単で、しかもコアロッド
に引張力を与えずに軸方向の正確な同調を実現できる。
その結果、コアロッドに引張力、せん断力、ねじりモー
メント等を一切掛けずにコアロッドとスートとに偏芯が
生じない優れたスート母材の製造ができる。
【0049】(4) 本発明によれば、スクリューロッドを
両端側から個別に回転できるようにすると共に、複数の
クラッチをスクリューロッドに設けて、コアロッドの両
端を把持する把持部を独立して軸方向に移動できるよう
にしたので、把持部に対するコアロッドの着脱が容易で
ある。
【0050】(5) 本発明によれば、スプラインシャフト
とは別にガイド軸を設けたので、コアロッドをより安定
して軸方向にガイドできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリフォームロッドの製造装置の実施
例を説明するためのVAD外付け製造装置の構成図。
【図2】従来のプリフォームロッドの製造装置の構成
図。
【符号の説明】
1 モータ 2 クラッチ 3 クラッチ 4 クラッチ 5 軸受 6 スクリューロッド 7 ナット 8 スプラインシャフト 9 スプラインナット 10 歯車 11 歯車 12 ガイド軸 13 チャック 14 チャック 15 バーナ 16 コアロッド 17 スート 18 モータ 19 モータ 20 ブラケット 21 支持部材 22 リニアブッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 和也 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社オプトロシステム研究所 内 (56)参考文献 特開 平5−186237(JP,A) 特開 昭62−34108(JP,A) 特開 平1−242433(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 37/018 C03B 8/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面にスートを堆積させるコアロッドの両
    端を把持する2個の把持部と、上記2個の把持部を回転
    させるための1個の回転駆動手段と、該1個の回転駆動
    手段により軸を回転軸として回転するスプラインシャフ
    トと、該スプラインシャフトに上記コアロッドの長さに
    対応した適宜の間隔をおいて嵌められてシャフト上を軸
    方向に移動が許容されると共に、スプラインシャフトの
    回転に従動して回転する2個のスプラインナットと、該
    2個のスプラインナットの回転を上記2個の把持部にそ
    れぞれ伝達して、両端に把持されるコアロッドをその中
    心軸を回転軸として回転させる2個の歯車伝達手段と、
    上記コアロッドの両端の2個の把持部、歯車伝達手段、
    スプラインナットを共に同調して移動させて、コアロッ
    ドを回転させつつ軸方向に移動させる移動手段とを備
    え、上記移動手段は、スクリューロッドと、該スクリュ
    ーロッドをその軸を回転軸として回転させる回転駆動手
    段と、上記スクリューロッドに上記コアロッドの長さに
    対応した適宜の間隔をおいて螺合されて、スクリューロ
    ッドの回転により該ロッド上を軸方向に移動する2個の
    ナットと、該2個のナットにそれぞれ取り付けられ、上
    記コアロッドの両端の各把持部、歯車伝達装置、スプラ
    インナットを回転自在に支持して、上記2個のナットの
    移動により上記スプラインシャフトをガイドとして上記
    コアロッドを回転させつつ軸方向に移動させるブラケッ
    トとを備えており、上記スクリューロッドをその両端側
    から個別に回転させるために上記回転駆動手段を2個設
    けるとともに、これら2個の回転駆動手段とスクリュー
    ロッド間、および上記ナット間に挟まれたスクリューロ
    ッドの中間にそれぞれクラッチを設け、各クラッチの接
    続、切断の組み合わせによって、上記ブラケットに支持
    された2個の把持部を個別に、あるいは同時に軸方向に
    移動させるようにしたことを特徴とするプリフォームロ
    ッドの製造装置。
  2. 【請求項2】上記各ブラケットに上記スプラインシャフ
    トと平行にガイド軸を挿通して、各ブラケットを上記ガ
    イド軸をガイドとして軸方向に移動させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプリフォームロッドの
    製造装置。
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