JP3191172B2 - ブレーキ圧力制御装置 - Google Patents

ブレーキ圧力制御装置

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JP3191172B2 JP09488792A JP9488792A JP3191172B2 JP 3191172 B2 JP3191172 B2 JP 3191172B2 JP 09488792 A JP09488792 A JP 09488792A JP 9488792 A JP9488792 A JP 9488792A JP 3191172 B2 JP3191172 B2 JP 3191172B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンチロックブレーキシ
ステム(ABS)やトラクションコンクトロールシステ
ム(TCS)などに用いられるブレーキ圧力制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧力制御装置としては図8に示
す圧力調整弁が提案されている。この圧力調整弁は制御
時に固定絞り流路へ切り替えるタイプの制御弁で、マス
タシリンダaに連通する入口ポートbと、ホイールブレ
ーキcに連通する出口ポートdと、2ポート2位置弁で
ある電磁弁eに接続する排出口ポートfとを有する。ハ
ウジングgは内部に異径の穿孔を有し、入口ポートbに
連通する孔奥の加圧室h内にばねoを介在してボール弁
iを収容し、大径側の孔内にスプールガイドjを配設
し、またスプールガイドj内に漏斗状のスプールkをば
ねlを介して摺動自在に収容している。スプールk内に
は入口ポートbと排出口ポートfの流路に連通する減圧
室mを形成し、またスプールガイドjとスプールkの周
面間には入口ポートbと出口ポートdの流路を連通する
環状室nを形成している。ばねlよりばね力の小さいば
ねoで付勢されたボール弁iと、スプールk上縁の弁座
pとにより常閉式の第1弁を構成し、またボール弁i
と、スプールガイドj上縁に設けたスロットルq付きの
弁座rとにより常開式の第2弁を構成し、これらの各第
1弁及び第2弁の開閉により各ポート間の流路が切り替
わる。上記第2弁が固定絞りに相当する。そして、アン
チロック制御時の減圧モードにおいては、電磁弁eが開
状態に切り替わり、減圧室m内の圧力を排出する。その
結果、第1弁を閉じた状態のままスプールkとボール弁
iが降下し、ボール弁iが弁座rに着座して第2弁を閉
じる。減圧室mの減圧が続くと、スプールkがさらに降
下して弁座pがボール弁iから離れて第1弁が開き、ホ
イールブレーキcの圧力は環状室n、減圧室m、電磁弁
eを通じてリザーバsへ排出される。この際、加圧室h
から環状室nへはスロットルqを通じてマスタシリンダ
a側の圧力が流入するが、この流入量よりリザーバs側
への排出量が大きくなるように設定してあるので、ホイ
ールブレーキcの減圧が進行する。また増圧モードにお
いては、電磁弁eが閉に切り替わり、加圧室hの圧液が
スロットルqと環状室nを通じてホイールブレーキcへ
流入し、ホイールブレーキcの圧力が徐々に上昇する。
この間、スプールkは液圧やばね力とバランスしながら
第1弁の閉鎖状態を維持する。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来のブレ
ーキ圧力制御技術にあっては次のような問題点がある。
【0004】<イ> ABSの制御ロジックの点からみ
れば、制御時における昇圧速度の変化が少ないことが望
ましい。固定絞りの場合は、絞り開口面積が一定である
ことから、固定絞りを通過する流体の流体速度は、固定
絞りの前後の圧力差、すなわちマスタシリンダ側とホイ
ールブレーキ側との圧力差に大きく影響を受けて変化
し、例えば圧力差が大きいほど流量が増して昇圧速度が
速くなる。そのため、制御時の昇圧速度がブレーキペダ
ルの踏力の強弱に影響を受けて変化するために、適正な
液圧制御を困難化させて、車両の安定性や操舵性の悪化
や減速度不足の問題が指摘されている。
【0005】<ロ> 凍結路等の低μ路において高踏力
でブレーキをかけた場合を想定し、この想定の基で適正
な昇圧速度を得る方法としては、固定絞りの絞り面積を
超微小に形成することが考えられる。ところが、固定絞
りの絞り面積が小さくなるほど、異物が詰まり易くなる
ことや、加工精度の点で不安が残る。くわえて、絞り開
口面積を小さく設計すると逆に高μ路での昇圧速度に遅
れを生じて制動力が不足したり、ブレーキ液の粘度が低
温環境下において高く変化することから昇圧速度の遅れ
による減速度不足の問題が発生する。
【0006】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、車両の安
定性、操舵性及び減速度の向上が図れる、ブレーキ圧力
制御装置を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明は、圧力発生源
とホイ−ルブレ−キとを結ぶ主流路の途上に介在し、車
輪の回転状態を検出するコントロ−ルユニットからの信
号に応答して、ホイ−ルブレ−キ圧力を減圧するための
圧力排出手段と、制御された割合でホイ−ルブレ−キ圧
力を再増圧するための流量調整弁とを有するブレ−キ圧
力制御装置において、流量調整弁は、ピストンとピスト
ンガイドを同心円状に配置してなり、ピストンはピスト
ンガイドに対して摺動可能であり、ピストン及びピスト
ンガイドは径方向に向けて形成した複数の孔を有し、
りは可変絞りのみで、ピストンの孔とピストンガイドの
で第1可変絞りと第2可変絞りと連通路を形成し、第
1可変絞りと第2可変絞りと連通路は、上流側から下流
側に順次配置され、ピストンの相対的移動は、第2可変
絞りの上流側と連通路の下流側との圧力差によって制御
され、この圧力差が増加すると第1可変絞りの開口面積
を減少するようにしたことを特徴とする、ブレ−キ圧力
制御装置である。
【0008】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0009】<イ>全体の構成 図1はブレーキ圧力制御装置を備えたブレーキシステム
の一例を示す。ブレーキ圧力制御装置は流量調整弁10
と排出弁30を基本の構成要素とする。 ブレーキペダ
ル20の踏み込み量に応じて作動する加圧源であるマス
タシリンダ21は、主流路23を介してホイールブレー
キ24と連通している。主流路23から排出流路25が
分岐し、この分岐位置に流体作動式の流量調整弁10及
び電磁作動式の排出弁30とを、バルブブロック26に
直列に設置している。排出流路25はリザーバ27を介
して公知のポンプ28と連通し、このポンプ28は戻り
流路29を介してマスタシリンダ21と連通している。
【0010】<ロ>流量調整弁 流量調整弁10の構造について説明すると、バルブブロ
ック26に収容孔22を穿設し、この収容孔22内に流
量調整弁10のピストンガイド11を収容すると共に、
収容孔22の入口側を排出弁30が離脱を防止した状態
で閉塞している。 収容孔22とピストンガイド11の
周面間に、マスタシリンダ21側の主流路23と連通す
る入口12を形成すると共に、ホイールブレーキ24側
の主流路23と連通する第1出口13を形成している。
またピストンガイド11には、入口12と径方向に連通
する入口ポート14を穿設すると共に、第1出口13と
連通する第1導入路15、第2導入路16、第3導入路
17を夫々穿設している。またピストンガイド11内に
は軸方向に摺動するピストン40を収容しており、この
ピストン40の隔壁41を隔てて上半に入口室42を画
成し、下半に減圧室43を夫々画成している。ピストン
40には、入口ポート14と入口室42とを径方向に常
時連通する第1通液路44と、第1導入路15または第
2導入路16と入口室42とを択一的に径方向に連通す
る第2通液路45と、減圧室43と常時連通し、かつ第
3導入路17と径方向に連通可能な第3通液路46を夫
々穿設している。本実施例では、第1通液路44と入口
ポート14とにより第1可変絞りAを構成し、第2通液
路45と第2導入路16とにより第2可変絞りBを構成
し、これらの第1第2可変絞りA、Bは一方の絞り面積
が増加すると他方が縮小する位置関係にある。(図3及
び図4参照) 第2導入路16及び第3導入路17は励磁コイル36に
給電しない非制御時において、ピストン40の躯体で閉
鎖されて入口室42と減圧室43との間を遮蔽できる位
置に形成される。尚、47は減圧室43に面するピスト
ン40と後述する排出弁30との間に縮設した戻しばね
で、第1可変絞りAを拡張する方向に付勢している。
【0011】<ハ>排出弁 排出弁30は、ハウジング31内に摺動自在に収容した
アマチュア35と、アマチュア35と一体に摺動する可
動弁体34と、アマチュア35に外装した励磁コイル3
6と、ハウジングの開口を閉鎖するステータ37と、可
動弁体34を弁座33の着座方向に付勢する押しばね3
8を基本の構成要素とし、励磁コイル36への給電時の
み流路を開く公知の常閉式の電磁弁である。収容孔22
の開口側を閉塞して取付ける排出弁30のハウジング3
1の内部には、減圧室43と排出流路25とをむすぶ流
路を第2出口32として穿設し、第2出口の途上に弁座
33を配設し、この弁座33に可動弁体34が離着して
流路を開閉する。
【0012】
【作用】つぎにブレーキ圧力制御装置の作用について説
明する。
【0013】<イ>通常ブレーキ時(非制御時) 図1は通常ブレーキ時の作動を示すもので、排出弁30
は給電されず、可動弁体34は押しばね38のばね力を
受けて弁座33に着座して第2出口33と排出流路25
の間を閉鎖している。ポンプ28は非作動状態にあり、
ピストン40は戻しばね47のばね力で収容孔22の底
部に当接した非作動位置にある。入口12と入口室42
は入口ポート14と第1通液路44の整合により連通
し、入口室42と第1出口13は第2通液路45と第1
導入路15の整合により連通し、またピストン40の下
半の外周面が各第2、第3導入路16、17の封鎖位置
に位置して、第1出口13と減圧室43間の連通を閉鎖
している。したがって、流量調整弁10の入口12と第
1出口13の間に、減圧室43を通らずに大流量の作動
液を通過できる大流路が形成されている。この状態でブ
レーキペダル20を踏み込みと、ブレーキペダル20の
踏み込み量に応じた作動液が主流路23を通じてホイー
ルブレーキ24へ給液される。
【0014】<ロ>ABS制御時(減圧初期) 図1は入口室42を含む主流路23と減圧室43の連通
が閉鎖されている通常ブレーキ時の作動状態を示す。こ
の状態において、車輪のロック傾向が検知されると、図
示しないコントロールユニットからの制御信号により排
出弁30は給電を受けて閉弁状態から開弁状態に切り替
わり、減圧室43と低圧のリザーバ27が第2出口32
及び排出流路25を介して連通すると同時に、ポンプ2
8が駆動を開始する。そのため入口室42内の圧力に対
して減圧室43内の圧力が低下し、両室42、43間に
圧力差を生じ、この圧力差によって生じるピストン40
を降下させる力が戻しばね47のばね力を越えると、図
2に示すようにピストン40は減圧室43の作動液をリ
ザーバ27へ排出しながら下降する。より正確にはピス
トン40にかかる下向きの力F1 (入口室42の内圧と
ピストン40受圧面積の積)がピストン40にかかる上
向きの力F2 (減圧室43の内圧とピストン40受圧面
積の積に、戻しばね47のばね力を加えた力)を越えた
ときに、ピストン40が下降を開始する。ピストン40
が降下するに従い、第1導入路15と第2通液路45の
連通面積が減少していき、ピストン40が図2に示す位
置まで降下すると、第1導入路15と第2通液路45の
連通を遮断する。その結果、入口12と第1出口13と
の間を連通していた大流路を閉じ、ホイールブレーキ2
4への給液を停止する。
【0015】<ハ>制御減圧時 さらに減圧室43から排出流路25への作動液の流出が
進行し、ピストン40が降下すると、図3に示すように
入口ポート14と第1通液路44の間に微小流路である
第1可変絞りAを形成すると共に、第2通液路45と第
2導入路16が連通して微小流路である第2可変絞りB
を形成して入口12と第1出口13との間を直列に経由
する絞り流路を形成する。また第3通液路46が第3導
入路17に連通して、第1出口13と減圧室43との間
を連通する減圧流路を形成する。これによりホイールブ
レーキ24の作動液がこの減圧流路を経て排出流路25
へ排出され、ホイールブレーキ24の減圧が進む。この
減圧工程において、第1、第2可変絞りA、Bで構成さ
れる絞り流路により流量を調整された作動液が入口12
から入口室42を経て第1出口13へ流入するが、ホイ
ールブレーキ24とリザーバ27を結ぶ減圧流路によっ
て排出されるために、ホイールブレーキ24の圧力は上
昇せずに、低圧力状態を維持する。一方、減圧時(減圧
初期を含む)にリザーバ27へ排出されたた作動液は、
ポンプ28によって汲み上げられマスタシリンダ21側
の主流路23へ還流される。
【0016】<ニ>制御再増圧時 図4は再増圧時の作動状態を示す。排出弁30が閉弁状
態に切り替わると、減圧室43と排出流路25との間の
連通を遮断する。マスタシリンダ21側からは前記した
制御減圧時の項で記載したように、第1可変絞りAと第
2可変絞りBを直列に経由して流量を調整された作動液
が、第1出口13、主流路23通じてホイールブレーキ
24へ流入してホイールブレーキ24の液圧を上昇す
る。この再増圧工程をより詳細に説明すると、マスタシ
リンダ21側の圧力と、ホイールブレーキ24に連通状
態の減圧室43内の圧力との差が一定値を越えている間
はピストンガイド11内のピストン40は入口室42の
内圧にピストン40の受圧面積を掛け合わせた下向きの
力と、減圧室43の内圧にピストン40の受圧面積を掛
け合わせ、これに戻しばね47のばね力を付加した上向
きの力とが均衡し、図4に示す第1可変絞りA及び第2
可変絞りBの形成状態を維持する。つまり入口室42と
減圧室43の圧力差、換言すると第2可変絞りBの前後
の圧力差が戻しばね47のばね力をピストン40の受圧
面積で割った値より小さくなると、ピストン40は上方
へ移動して第1可変絞りAの絞り開口面積が増し、入口
12から入口室42への作動液の流入量が増す。尚、ピ
ストン40の上方への移動に伴い、第2可変絞りBの絞
り開口面積が減少する。入口室42への流入量が増加す
ると入口室42の圧力が増加し、両室42、43の圧力
差が戻しばね47のばね力をピストン40の受圧面積で
割った値よりも大きくなるとピストン40は下方へ移動
する。すると第1可変絞りAの絞り開口面積が小さくな
り、入口12から入口室42への作動液の流入量が減少
すると共に、可変絞りBの絞り開口面積が大きくなり、
両室42、43の圧力差が小さくなり、ピストン40は
再び上方へ移動する。このように再増圧時においては、
ピストン40が上下運動を繰り返して流量を調整する。
そして、マスタシリンダ21側とホイールブレーキ24
と連通状態の減圧室43の圧力差が、戻しばね47のば
ね力をピストン40の受圧面積で割った値よりも小さく
なるとピストン40は戻しばね47によって上昇し、図
1の非制御状態に復帰する。尚、ピストン40を非制御
位置へ復帰させる際、減圧室43内に負圧を生じないよ
う、必要に応じて微小の流路等を設けておくことは従来
と同様である。
【0017】
【実施例2】図5から図7にかけて流路を変更した他の
流量調整弁110を示す。本実施例の説明に際し、前記
実施例の流量調整弁10と同一の部位は100の位の符
号を付して、その説明を省略する。図5は非制御状態を
示し、図6は減圧時の作動状態を示し、図7は再増圧時
の作動状態を示す。入口ポート114と第1通液路14
4とにより第1可変絞りを構成すると共に、第2導入路
116と第2通液路145とにより第2可変絞りを構成
する。本実施例の場合は、ピストンガイド111の第2
導入路116を減圧室143に連通させて形成し、かつ
ピストン140内にピストンガイド111の第1導入路
115と減圧室143とを連通可能な第3通液路146
を穿設することによって、実施例1のピストンガイド1
1の第3導入路17を省略できる。そのため、前記実施
例1と比較して流量調整弁110の軸方向の寸法を短く
設計できる。
【0018】
【実施例3】以上の実施例1、2は固定式のピストンガ
イド11、111に対してピストン40、140を摺動
可能に構成する場合について説明したが、ピストンガイ
ド11、111をピストン40、140に対して摺動可
能に構成することも可能である。要は、ピストンガイド
11、111、ピストン40、140の少なくとも一方
が摺動可能に構成してあればよい。
【0019】
【実施例4】バルブロックをピストンガイドの代わり用
いて直接ピストンをバルブロックに摺動自在に組み込む
ことも可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0021】<イ> 固定オリフィスによる流量調節方
法にあっては、マスタシリンダ側とホイールブレーキ側
の圧力差に影響を受けて作動液の流入量(増圧速度)の
変化が大きかった。これに対して2つの可変絞りを直列
に配設したことでマスタシリンダ側とホイールブレーキ
側の圧力差に対して作動液の流入量(増圧速度)の変化
を小さく抑制できる。そのため、ABS等の制御がし易
く、良好な安定性、操舵性を確保できると同時に、適正
な減速度を得ることができる。
【0022】<ロ> 微小な絞りを必要としないから、
加工性や低温持性に優れ、しかも可変絞りの流路が拡径
変化するために自浄作用がはたらきコンタミの問題も解
消できる。
【0023】<ハ> 可変絞りで作動液の流量を調節で
きるから、従来の固定絞りと比較して高μ路においても
十分な減速度が得られ、良好な安定性、操舵性を確保で
きる。
【0024】<ニ> 以上の効果を簡単でコンパクトか
つ安価な構造で達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係るブレーキ圧力制御装
置の全体図
【図2】 減圧初期の作動を説明するためのモデル図
【図3】 減圧時の作動を説明するためモデル図
【図4】 再増圧時の作動を説明するためモデル図
【図5】 実施例2に係るブレーキ圧力制御装置の全体
【図6】 減圧時の作動を説明するためモデル図
【図7】 再増圧時の作動を説明するためモデル図
【図8】 本発明が前提とするブレーキ圧力制御装置の
全体図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/00 - 8/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力発生源とホイ−ルブレ−キとを結
    ぶ主流路の途上に介在し、車輪の回転状態を検出するコ
    ントロ−ルユニットからの信号に応答して、ホイ−ルブ
    レ−キ圧力を減圧するための圧力排出手段と、制御され
    た割合でホイ−ルブレ−キ圧力を再増圧するための流量
    調整弁とを有するブレ−キ圧力制御装置において、 流量調整弁は、ピストンとピストンガイドを同心円状に
    配置してなり、 ピストンはピストンガイドに対して 摺動可能であり、ピストン及びピストンガイド は径方向に向けて形成した
    複数の孔を有し、 絞りは可変絞りのみで、ピストンの孔とピストンガイド
    の孔で第1可変絞りと第2可変絞りと連通路を形成し、 第1可変絞りと第2可変絞りと連通路は、上流側から下
    流側に順次配置され、 ピストンの相対的移動は、第2可変絞りの上流側と連通
    路の下流側と の圧力差によって制御され、 この圧力差が増加すると第1可変絞りの開口面積を減少
    するようにしたことを特徴とする、 ブレ−キ圧力制御装置。
  2. 【請求項2】 圧力発生源とホイールブレーキとを結
    ぶ主流路から分岐して排出流路を設け、 該分岐部に流量調整弁及び排出流路との連通を開閉する
    通常閉の電磁作動の排出弁を設け、 流量調整弁は、圧力発生源と連通する入口ポート、ホイ
    ールブレーキと連通する第1導入路、第2導入路、第3
    導入路とを形成したピストンガイドを有し、 前記ピストンガイド内にはピストンを軸方向摺動自在に
    嵌合して、前記入口ポート側に入口室を画成すると共
    に、前記排出弁側に排出弁と連通する減圧室を画成し、 ピストンには入口ポートと入口室間を連通する第1通液
    路と、 第1導入路又は第2導入路と入口室間を連通可能な第2
    通液路を設けると共に、 第3導入路と減圧室間を連通
    可能な第3通液路を設け、 減圧室内にピストンを入口室方向に付勢する戻しばねを
    配設し、 前記ピストンガイドとピストンの軸方向の相対移動によ
    り、非制御時には、入口ポート、第1通液路、入口室、
    第2通液路、第1導入路を経由して圧力発生源側とホイ
    ールブレーキ側を連通する大流路を開き、 排出弁開の制御減圧時には、第1導入路と第2通液路の
    連通を遮断して、大流路を閉鎖すると共に、第3導入路
    と第3通液路を連通してホイールブレーキ側と減圧室を
    結ぶ減圧流路を開き、 排出弁閉鎖後の制御再増圧時には、入口ポートと第1通
    液路の端縁部で、第1可変絞りを形成すると共に、第2
    導入路と第2通液路の端縁部で第2可変絞りを形成し
    て、第1及び第2可変絞りを直列に経由してのみ圧力発
    生源側とホイールブレーキ側を連通する絞り流路を形成
    し、 圧力発生源側圧力とホイールブレーキ側圧力の差が一定
    値以下になると、戻しばねにより非制御位置に戻るよう
    に構成したことを特徴とする、 請求項1に記載のブレーキ圧力制御装置。
  3. 【請求項3】 圧力発生源とホイールブレーキとを結
    ぶ主流路から分岐して排出流路を設け、 該分岐部に流量調整弁及び排出流路との連通を開閉する
    通常閉の電磁作動の排出弁を設け、 流量調整弁はマスタシリンダと連通する入口ポート、ホ
    イールブレーキと連通する第1導入路及び排出弁と連通
    する第2導入路を有するピストンガイドの内孔内に、ピ
    ストンを軸方向摺動自在に嵌合して、前記入口ポート側
    に入口室を画成すると共に前記第2導入路側に排出弁と
    連通する減圧室を画成し、 ピストンに入口ポートと入口室間を連通する第1通液路
    と、第1導入路又は第2導入路と入口室間を連通可能な
    第2通液路と、第1導入路と減圧室間を連通可能な第3
    通液路を設け、 減圧室内にピストンを入口室方向に付勢する戻しばねを
    配設し、前記ピストンガイドとピストンの軸方向相対移
    動により、 非制御時には入口ポート、第1通液路、入口室、第2通
    液路、第1導入路を経由して圧力発生源側とホイールブ
    レーキ側を連通する大流路を開き、 排出弁開の制御減圧時には、第1導入路と第2通液路の
    連通を遮断して大流路を閉鎖すると共に、第1導入路と
    第3通液路を連通してホイールブレーキ側と減圧室を結
    ぶ減圧流路を開き、 排出弁閉鎖後の制御再増圧時には、入口ポートと第1通
    液路の端縁部で第1可変絞りを形成すると同時に、第2
    導入路と第2通液路の端縁部で第2可変絞りを形成し
    て、第1及び第2可変絞りを直列に経由し、かつ減圧
    室、第3通液路、第1導入路を経由してのみ圧力発生源
    側とホイールブレーキ側を連通する絞り流路を形成し、 圧力発生源圧力とホイールブレーキ圧力の差が一定値以
    下になると、戻しばねにより非制御位置に戻るように構
    成したことを特徴とする、 請求項1に記載のブレーキ圧力制御装置。
  4. 【請求項4】 非制御時に第2可変絞りが閉鎖してい
    ることを特徴とする請求項1〜3に記載のブレーキ圧力
    制御装置。
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