JP3190951B2 - 掘削方法 - Google Patents

掘削方法

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JP3190951B2
JP3190951B2 JP13890196A JP13890196A JP3190951B2 JP 3190951 B2 JP3190951 B2 JP 3190951B2 JP 13890196 A JP13890196 A JP 13890196A JP 13890196 A JP13890196 A JP 13890196A JP 3190951 B2 JP3190951 B2 JP 3190951B2
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陽一 北原
義和 木戸
弘文 達
昇 中▲じょう▼
亮 永田
汎友 河内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水底トンネ
ルを構築する際の掘削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海底トンネルなどの水底トンネル
を構築する際には、例えば、先端に掘削刃を有する掘削
機を用い、掘削刃を回転させて水底を削るようにして掘
削していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来技術のように、掘削刃で掘削する方法によれば、掘
削時に、掘削刃で削られた土砂等によって水中,水面を
汚してしまうという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
掘削方法は、掘削機(1,70)の前方に設けられたバ
ケット(回転バケット9、油圧バケット70d,70d
・・・)を作動させてこのバケットで掘削される土砂や
泥などを掘削機に設けられた収容空間(1g、70e)
に取り込んだ後にこの収容空間を上記バケットで密封
し、上記収容空間に収容された土砂や泥などを排出系
(排出ポンプ13、管13a,13b)を介して陸上ま
たは船上に排出した後に、上記バケットで密封された収
容空間に給水して、その後上記バケットを作動させて上
記収容空間を開放するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、図1ないし図3に基づいて本発明
の実施の形態1を説明する。尚、以下、海底トンネルを
施工する際の海底を掘削する場合を例にして説明する。
各図において、1は掘削機であり、後部には、頭部推進
部2及び長手筒状の函体(沈埋管)3a〜3e・・・が
連続的に接続されていて、海底4の土5中を掘削しなが
ら推進し、所定の位置で函体3a〜3e・・・を設置し
て海底トンネルを構築するものである。頭部推進部2
は、図2に示すように、先端側に推進機構を有し、この
推進機構で前方に推進する筒体状の推進体6を備えた長
手筒状の函体2Aより成る。函体2Aの先端は蓋体2t
で塞がれ、この蓋体2tに推進機構としてのジャッキ7
が取付けられている。そして、この函体2Aの前方側に
は外筒2aが位置し、この外筒2aの内側に上記蓋体2
tと平行な基板6bを有するスライドレール筒6aが位
置し、このスライドレール筒6aの先端側に隔壁6tが
位置し、この隔壁6tから前方に突出する握持部8によ
り、上記掘削機1の先端側に設けられた断面C字状,す
なわち、ほぼ半球の外周殻の形状を有する回転バケット
9が保持されている。この回転バケット9はほぼ往復半
回転するよう駆動される。すなわち、例えば、回転バケ
ット9の側部に図示しない側板を取付け、これを軸受け
で支承し、一方の側板に図示しない駆動機構で回転バケ
ット9に回転力を伝達する如く構成されている。尚、握
持部8で収容空間1gが形成され、上記スライドレール
筒6aと握持部8とにより推進体6が構成される。ま
た、図1において、14はジャッキ、15は函体3a〜
3e・・・の推進のための給,排水による作動空間であ
り、各函体3a〜3e・・・間に形成されている。
【0006】上記ジャッキ7の油圧シリンダ7aは上記
基板6bに取付けられ、ジャッキ7の作動で基板6bが
前方に推進して掘削機1が前進する。そして、土砂,
泥,海水を収容空間1gに取り込みつつ、図3(a)の
ように先端が開口した状態の回転バケット9を図3
(b)に示すようにほぼ半回転させることにより、収容
空間1gに取り込まれた土砂,泥5aに回転バケット9
が食い込む。これにより、土砂,泥5aおよび海水11
は、回転バケット9が閉じられて密閉状態となった収容
空間1gに収容されることになる。つまり、回転バケッ
ト9を作動させてこの回転バケット9で掘削される土砂
や泥などを収容空間1gに取り込んだ後にこの収容空間
1gを回転バケット9で密封するわけである。
【0007】収容空間1gの上部に溜まる海水11は、
管12aを介して収容空間1gの上部に接続された給,
排水ポンプ12により、管12bを介して外部に排水さ
れる(図2参照)。つまり、これら給,排水ポンプ12
及び管12a,12bにより給,排水系が構成されてお
り、給,排水ポンプ12を排水側に駆動させることによ
り、図3(c)に示すように、海水11が海中に排水さ
れる。尚、上記管12bは、一端が給,排水ポンプ12
に接続され、他端が上記外筒2aを介して海中に臨むよ
う当該外筒2aに取り付けられたもので、推進体6の移
動に追従できる長さのホース管より成る。
【0008】そして、収容空間1gに収容された土砂,
泥5aは、収容空間1gの下部から頭部推進部2,及び
これに後続する各函体3a〜3c・・・を経由して、陸
上の土砂堆積場やあるいは土砂運搬船に排土される。す
なわち、収容空間1gの下部側に管13aを介して排出
ポンプ13が接続されており、収容空間1gに収容され
た土砂,泥5aは、この排出ポンプ13により管13b
を介して陸上の土砂堆積場やあるいは土砂運搬船に排土
される。つまり、これら排出ポンプ13および管13
a,13bにより排出系が構成されており、排出ポンプ
13を駆動させることにより、図3(d)に示すよう
に、土砂,泥5aが陸上の土砂堆積場やあるいは土砂運
搬船に排出される。以上により、土砂,泥5aが海中に
投棄されることはないので、海を汚すことなく、海底を
掘削できる。
【0009】次に、図3(e)に示すように、給,排水
ポンプ12を給水側に駆動させることにより、海水11
を収容空間1g中に取り込みつつ、ジャッキ7を縮め
る。このとき、函体2Aの後部に取り付けられている推
進ジャッキ14で函体2Aが前方に押圧されるので、函
体2Aを推進できる。
【0010】次に、図3(e)に示す状態から回転バケ
ット9を逆転させて前方を開くと、収容空間1gには海
水11が満たされていたので、土砂,泥が海水とともに
勢いよく収容空間1g内に入り込んできて海水と土砂,
泥が混ざり合うので、海中を汚すことはない。
【0011】次の段階で、図3(a)に示すように、回
転バケット9を押圧しつつ、回転バケット9を半回転さ
せ、以後、図3(b)〜3(e)と同様な作業を繰り返
すことにより掘削作業を進める。
【0012】以上、収容空間1gに収容された土砂や泥
などを排出系を介して陸上または船上に排出した後(図
3(d)の後)に、回転バケット9で密封された収容空
間1gに給水して、その後に、回転バケット9を作動さ
せて収容空間1gを海中に開放することにより、次の掘
削作業の段階に移行するときに、土砂や泥などが収容空
間1gに効率よく取り込まれ、次に、ほぼ半球の外周殻
の形状を有する回転バケット9により、一度に大量の土
砂や泥など掘削できるので、海中を汚すことなく、掘削
作業を効率的に進めることができる。
【0013】実施の形態1による掘削方法によれば、水
中,水面を汚さずに、水底トンネル構築のための掘削作
業を行え、さらに、この掘削作業を効率的に進めること
ができる。
【0014】実施の形態2.以下、図4〜図6に基づい
て本発明の実施の形態2を説明する。各図において、7
0は実施の形態2による掘削方法を実現するための掘削
機であり、頭部推進部2の函体2Aの先端側外周にシー
ル部材70sを介して接するとともに、先端が尖鋭とな
った外筒70aと、この外筒70aの中央に設けられた
基板70bと、隔壁6zに取り付けられて上記基板70
bを押圧するジャッキ70cと、上記基板70bに取り
付けられて前方を向くように位置される油圧バケット7
0d,70d・・・と、より成る。掘削される土砂は上
記バケット70dを横並びに配列する土砂収容空間70
e方向にガイド70fでガイドされることになる。尚、
土砂収容空間70eに対応する基板70bの下部には管
13aが取り付けられており、この管13aと,排出ポ
ンプ13と,管13bと,により、図2の掘削機1と同
様の排出系が構成される。このような構成において、図
4のようにバケット70dが開いた状態から図5のよう
にジャッキ70cで基板70bに前方への押圧力を加え
つつバケット70dを閉じると、このバケット70dが
土砂50を噛み込み、土砂は収容空間70eへと引き込
まれて密封される。この収容空間70eに収容された土
砂はポンプ13の働きにより、管13aを介して後方へ
吸い出されて、管13bを介して陸上の土砂堆積場に送
られたり、船に堆積される。
【0015】実施の形態2による掘削方法においても、
バケット70dにより土砂を一旦収容空間70eに引き
込んで密封した後、排出ポンプ13で水中以外の外部に
排出するので、掘削中に土砂が攪拌してしまって水中,
水面を汚してしまうようなことがない。従って、水中,
水面を汚さずに、水底トンネル構築のための掘削作業が
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による掘削方法を説
明するための説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による掘削方法を実
現するための掘削機の詳細構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による掘削方法を説
明するための動作説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による掘削方法を実
現するための掘削機の内部構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による掘削方法を実
現するための掘削機の内部構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による掘削方法を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1,70 掘削機、1g,70e 収容空間、9 回転
バケット、70d 油圧バケット、13 排出ポンプ
(排出系)、13a,13b 管(排出系)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 達 弘文 東京都新宿区津久戸町1番8号 株式会 社熊谷組 東京支店内 (72)発明者 中▲じょう▼ 昇 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組 東京本社内 (72)発明者 永田 亮 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組 東京本社内 (72)発明者 河内 汎友 東京都新宿区津久戸町1番8号 株式会 社熊谷組 東京支店内 (56)参考文献 特開 昭60−233294(JP,A) 特開 平6−299779(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/063 - 29/077

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水面下の土を掘削機で掘削する掘削方法
    であって、 掘削機の前方に設けられたバケットを作動
    させてこのバケットで掘削される土砂や泥などを掘削機
    に設けられた収容空間に取り込んだ後にこの収容空間を
    上記バケットで密封し、上記収容空間に収容された土砂
    や泥などを排出系を介して陸上または船上に排出した後
    に、上記バケットで密封された収容空間に給水して、そ
    の後上記バケットを作動させて上記収容空間を開放する
    ことを特徴とする掘削方法。
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FR2870269B1 (fr) * 2004-05-12 2006-08-11 Bouygues Travaux Publics Sa Procede et dispositif pour realiser un tunnel immerge, sur un sol, sous une nappe d'eau

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