JP3190799B2 - 貯氷検知装置の配設構造 - Google Patents

貯氷検知装置の配設構造

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JP3190799B2
JP3190799B2 JP04245195A JP4245195A JP3190799B2 JP 3190799 B2 JP3190799 B2 JP 3190799B2 JP 04245195 A JP04245195 A JP 04245195A JP 4245195 A JP4245195 A JP 4245195A JP 3190799 B2 JP3190799 B2 JP 3190799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、貯氷検知装置の配設
構造に関し、更に詳しくは、複数の製氷機構や、製氷部
に連通する氷供給管に設けた複数の開口から貯氷室に氷
塊を放出して貯留するよう構成したアイスディスペンサ
や貯氷庫に配設される貯氷検知装置の配設構造に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】所要形状の氷塊を連続的に多数製造する、
殊に卓上型の自動製氷機として、例えば特開平1−24
7976号公報に開示される如く、直立配置した製氷板
の一側面に、その上方から製氷水を流下させることによ
り、該製氷板面に半月状の氷塊を多数形成する水流下式
の製氷方式を採用したものが知られている。また、実公
平5−8429号公報に開示の製氷機は、円筒状冷凍ケ
ーシングの内壁面に氷を層状に氷結させ、この氷層をオ
ーガによりフレーク状に掻き削りつつ上方に移送し、該
フレーク状の氷片を圧縮して形成した柱状氷をカッタに
より所定寸法に切断して塊状圧縮氷を製造するオーガ方
式を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、大量の氷塊の
需要があるレストランやドライブイン等では、製氷能力
を上げるために1つの貯氷室に対して複数の製氷機構を
配設し、これにより氷塊の大量需要に応えるようにして
いる。この場合において、前記水流下式の製氷方式の製
氷機構では、縦長の直立製氷板や該板面の上方に水を供
給するためのポンプ等の付帯設備が必要となるため、複
数の製氷機構を配設すると構成が複雑化すると共に大型
化し、製造コストも高騰する難点があった。またオーガ
方式の製氷機構では、該機構の上方に貯氷庫を備えてい
るため、装置底部に無駄となるスペースが多く存在して
いる。しかも貯氷量を大きく稼ぐためには、貯氷庫の寸
法を高くする必要があり、この場合は装置が大型化する
と共に装置自体が不安定となる問題が指摘される。
【0004】また、貯氷室に貯留されている氷塊は、該
貯氷室に設けられた取出し口に近い個所から順次取出さ
れるため、取出し口に近い個所と離れた個所とでは氷塊
の貯留状態に差を生ずることになる。この場合におい
て、貯氷室内に所要量の氷塊が貯留されたことを検知し
て製氷機構の運転を停止すると共に、貯氷室内から氷塊
が取出されることにより氷塊の貯留量が所要量以下に減
少したことを検知して製氷機構の運転を再開させる貯氷
検知装置を、各製氷機構に夫々配設していると、先に減
少する氷塊群の上方(取出し口に近い個所)に位置する製
氷機構の貯氷検知装置が氷塊の減少を検知して製氷−除
氷運転を開始することになる。すなわち、実際には取出
し口から離れた個所に氷塊が充分に貯留されているにも
拘らず製氷−除氷運転を行なうことになり、製氷機構の
効率的な運転がなされず不経済となる欠点が指摘され
る。また各製氷機構に貯氷検知装置を夫々配設すると部
品点数が多くなると共に制御回路が複雑となる難点もあ
る。
【0005】また、貯氷量を稼ぐために貯氷室を大型化
した際に、該貯氷室内に均一に氷塊を貯留させる手段と
して、氷塊を連続的に製造する製氷部に連通すると共
に、複数の開口を設けた氷供給管を貯氷室内に水平に配
設することが行なわれている。すなわち、氷供給管の各
開口から氷塊が貯氷室内に放出されることにより、貯氷
室内の全体に亘って氷塊が均一に貯留され、貯氷室内に
おける氷塊が貯留されない無駄な空間が減少する。この
場合において、貯氷室内における氷塊の貯留状態を検知
する貯氷検知装置を各開口に近接して配設すると、前述
した如く部品点数が多くなると共に制御回路が複雑とな
る。また貯氷室に開設される氷塊の取出し口は、氷供給
管の各開口から等距離の位置にはないので、該取出し口
に近接する位置の氷塊が早く減少して、この位置に対応
する貯氷検知装置が氷塊の減少を検知して製氷部を運転
させることとなる。これは、前述した如く、実際には取
出し口から離れた個所に氷塊が充分に貯留されているに
も拘らず製氷部の運転を行なうことになり、製氷部の効
率的な運転がなされずに不経済となるものであった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した従来技術に内在する
欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたもの
であって、製氷能力を向上させ得ると共に製氷機構や製
氷部の効率的な運転を達成し得るようにした貯氷検知装
置の配設構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を好適に達成するため本発明は、略水平方向に並
列的に配設された複数の製氷機構と、全ての製氷機構で
製造された氷塊が貯留される貯氷室と、該貯氷室内に貯
留されている氷塊が放出される氷塊放出口とからなるア
イスディスペンサにおいて、前記氷塊放出口から最も離
間して位置する製氷機構にのみ、前記貯氷室内における
氷塊の貯留状態を検知する貯氷検知装置配設され
の貯氷検知装置は、検知板と貯氷完了検知用のスイッチ
とから構成され、該検知板が貯氷室に既に貯留されてい
る氷塊群の頂部に当接した際にスイッチがON作動する
ことで貯氷完了を検知するよう設定されており、 そし
て、前記1基の貯氷検知装置により全ての製氷機構の運
転制御を行なうよう構成したことを特徴とする。
【0008】また前記目的を達成するため本願の別の発
明は、略水平方向に並列的に配設された複数の製氷機構
と、全ての製氷機構で製造された氷塊が貯留される貯氷
室と、該貯氷室内に貯留されている氷塊が放出される氷
塊放出口と、複数の製氷機構の並列方向に延在するよう
貯氷室内に配設され、該貯氷室内に貯留されている氷塊
を前記氷塊放出口に向けて搬送する氷塊搬送用のスクリ
ューとからなるアイスディスペンサにおいて、前記氷塊
搬送用のスクリューによる氷塊の搬送方向下流側に近接
する製氷機構にのみ、前記貯氷室内における氷塊の貯留
状態を検知する貯氷検知装置配設されこの貯氷検知
装置は、検知板と貯氷完了検知用のスイッチとから構成
され、該検知板が貯氷室に既に貯留されている氷塊群の
頂部に当接した際にスイッチがON作動することで貯氷
完了を検知するよう設定されており、 そして、前記1基
の貯氷検知装置により全ての製氷機構の運転制御を行な
うよう構成したことを特徴とする。
【0009】更に前記目的を達成するため本願の更に別
の発明は、製氷部に接続する氷供給管を貯氷室内に略水
平に延在するよう配設し、該氷供給管に長手方向に離間
して設けた複数の開口を介して製氷部で製造された氷塊
を貯氷室に放出貯留すると共に、該貯氷室内に貯留され
た氷塊を氷塊放出口から放出するようにした貯氷庫にお
いて、前記氷供給管における前記氷塊放出口から最も離
間する位置の開口の近傍に、前記貯氷室内における氷塊
の貯留状態を検知する貯氷検知装置配設されこの貯
氷検知装置は、貯氷完了検知用のスイッチと検知レバー
とから構成され、該検知レバーが貯氷室に貯留される氷
塊群に当接した際にスイッチをON作動することで貯氷
完了を検知するよう設定されており、そして、前記貯氷
検知装置により製氷部の運転制御を行なうよう構成した
ことを特徴とする。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る貯氷検知装置の配設構造
につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなが
ら以下説明する。なお本願の要旨は、貯氷検知装置の配
設構造にあるが、全体の理解に資するため該貯氷検知装
置が配設される好適な実施例としてのアイスディスペン
サの概略構成について先ず説明する。
【0011】(アイスディスペンサについて)図1は、実
施例に係るアイスディスペンサの全体的な構成を概略的
に示す断面図、図2はアイスディスペンサの正面図であ
る。図に示すアイスディスペンサ(以下「ディスペンサ」
と云う)10本体を構成する筐体12の内部下方に、圧
縮機や凝縮器で構成される冷凍機構14が収納された下
部機械室16が画成されると共に、その上方に貯氷室1
8を内部画成した箱状の貯氷庫20が配設されている。
この貯氷庫20の内部上方には、図2に示す如く、複数
(実施例では2基)の製氷ユニット(製氷機構)22,24
が水平方向に並列的に配設されている。なお、両製氷ユ
ニット22,24の構成は同一であるので、図2におい
て左側に位置する第1製氷ユニット22の構成につき説
明し、右側に位置する第2製氷ユニット24の同一部材
には同じ符号を付すこととする。
【0012】前記第1製氷ユニット22は、図3に示す
如く、製氷水を所定レベルで貯留する水皿26と、この
製氷水中に浸漬される多数の製氷突起28を備えると共
に、上面に前記冷凍機構14から導出した蒸発管30を
配設した製氷基板32とを備えている。前記水皿26
は、製氷運転から除氷運転に切換わると水平姿勢から所
定角度傾動(下死点まで傾動)して、該水皿26中の製氷
水を排水受部34および排水管36を介して機外に排出
すると共に、製氷突起28の周囲に形成されたドーム状
の氷塊を前記貯氷室18へ放出し得るようになってい
る。また、水皿26の内部に揺動板38が揺動自在に配
置され、該揺動板38は製氷運転に際して後述する揺動
機構48により上下に揺動されて、水皿26に貯留され
ている製氷水に動きを付与して氷塊の白濁を防止するよ
う構成される。なお揺動板38は、製氷突起28に形成
された所要寸法の氷塊に当接してその揺動が規制された
ときに、製氷完了検知用のスイッチSW1の接点を切換
えて、第1製氷ユニット22での製氷完了を検知する機
能も備えている。更に、揺動板38は、図4に示すよう
に、水皿26が下死点(二点鎖線で示す位置)まで傾動し
た際に、該水皿26における傾動下側の上端より上方に
延出して、製氷突起28から落下する氷塊を貯氷室18
に案内するべく機能する。なお前記筐体12の内部背面
側に配設した給水弁WVの吐出口に、前記製氷基板32
の適宜位置に配設した第1供給管40が連通接続され、
また吸込口には筐体12内に配管されて外部水道系に連
通する第2供給管42が接続されている。従って、給水
弁WVを適宜のタイミングで開閉制御することにより、
水皿26に所定量の製氷水が供給される。
【0013】前記貯氷庫20の正面側にカバー体44が
着脱自在に配設され、このカバー体44の前面側におけ
る第1製氷ユニット22と対応する位置に、図1に示す
如く、該ユニット22における水皿26の傾動機構46
と、前記揺動板38の揺動機構48とが纏めて配設され
ている。傾動機構46はアクチュエータモータAMを、
また揺動機構48は揺動用モータRMを備え、両モータ
AM,RMは筐体12内に配設される電気制御回路によ
り制御される。なお、カバー体44の第2製氷ユニット
24と対応する位置にも同様に傾動機構46および揺動
機構48が配設される。前記貯氷庫20における正面端
部近傍の底面には、図2に示す如く、両製氷ユニット2
2,24の中間から第2製氷ユニット24側に偏位した
位置に、所要開口寸法の氷塊放出口20aが開設されて
いる。また貯氷室18内における前記氷塊放出口20a
と対応する位置には、該貯氷室18に貯留されている氷
塊を氷塊放出口20aに向けて搬送する氷塊放出装置5
0が配設される。この氷塊放出装置50は、カバー体4
4の裏面から貯氷室18の後側に向けて延出する氷塊搬
出用のスクリュー52と、該カバー体44の前面に配設
されたモータGMとから構成され、該モータGMを介し
てスクリュー52を回転させることにより、貯氷室18
に貯留されている氷塊が氷塊放出口20aに向けて搬送
される。
【0014】(貯氷検知装置について)実施例に係るディ
スペンサ10では、前記貯氷室18内に所要量の氷塊が
貯留されていることを検知する貯氷検知装置54を、前
記氷塊放出口20aから最も離間して位置する第1製氷
ユニット22にのみ配設することによって、両製氷ユニ
ット22,24の効率的な運転を行ない得るようになっ
ている。すなわち貯氷検知装置54は、図1に示す如
く、前記水皿26の下面に回動自在に枢支される検知板
56と、水皿26の一側面(ディスペンサの正面側)に配
設される貯氷完了検知用のスイッチSW2とから主に構
成されている。このスイッチSW2は、水皿26の傾動
過程において、検知板56が貯氷室18に既に貯留され
ている氷塊群の頂部に当接し、その傾動が阻止された際
にON作動することで貯氷完了を検知するよう設定して
ある。そしてスイッチSW2がON作動している状態で
は、両製氷ユニット22,24の製氷−除氷運転が停止
される。また、貯氷室18内の氷塊が前記スクリュー5
2を介して氷塊放出口20aに向けて搬送されて放出さ
れることにより消費され、第1製氷ユニット22の下方
に貯留されている氷塊が氷塊放出口20aに順次移動す
ることで、検知板56から氷塊群が離間してスイッチS
2がOFF作動されることにより両製氷ユニット22,
24の製氷−除氷運転を再開するよう設定されている。
【0015】
【実施例の作用】次に、実施例に係るディスペンサに配
設された貯氷検知装置の作用につき説明する。前記第1
製氷ユニット22および第2製氷ユニット24での製氷
−除氷運転が反復して貯氷室18に所要量の氷塊が貯留
された状態で、製氷運転が完了して第1製氷ユニット2
4の水皿26が傾動すると、その傾動過程において前記
検知板56が氷塊群に当接して傾動が阻止されることに
より、前記貯氷完了検知用のスイッチSW2がON作動
する。これにより、両製氷ユニット22,24の運転が
停止される。
【0016】前記氷塊放出装置50を作動させてスクリ
ュー52を回転させると、貯氷室18に貯留されている
氷塊は氷塊放出口20aに向けて搬送されて、該放出口
20aから外部に放出される。前述した如く、スクリュ
ー52および氷塊放出口20aは、両製氷ユニット2
2,24の中間位置から第2製氷ユニット24側に偏位
している(図2参照)から、スクリュー52を介して氷塊
が貯氷室外に放出されると、図5に示す如く、第2製氷
ユニット24の下方側の氷塊群の方が早く減少する。し
かしこのときには、第1製氷ユニット22の下方側の氷
塊群は減少していないので、前記貯氷検知装置54の検
知板56は氷塊群に当接した状態を維持しており、スイ
ッチSW2がON作動を継続して両製氷ユニット22,2
4の運転を停止させている。
【0017】そして、氷塊の消費が進んで第1製氷ユニ
ット22の下方側の氷塊群が減少し、前記検知板56か
ら氷塊群が離間してスイッチSW2がOFF作動される
ことにより、両製氷ユニット22,24の運転が再開さ
れる。このように、氷塊放出口20aから最も離間する
第1製氷ユニット22にのみ貯氷検知装置54を配設す
ることで、貯氷室18内に氷塊が充分に貯留されている
にも拘らず製氷ユニットが製氷−除氷運転を開始するこ
とを防止することができる。すなわち、製氷ユニット2
2,24を効率的に運転してランニングコストを低減し
得るものである。また貯氷検知装置54を1基とするこ
とができ、部品点数を少なくし得ると共に制御回路を簡
素化することが可能となる。なお、貯氷庫20の底部を
漏斗状に形成すると共にその底部に氷塊放出口20aを
形成し、該氷塊放出口20aをシャッター等により開閉
自在に構成することで、貯氷室18に貯留されている氷
塊を自重により氷塊放出口20aから落下放出させる構
成のディスペンサにも、本願の貯氷検知装置の配設構造
を採用することができる。
【0018】(別実施例について)図6は、別実施例に係
るディスペンサを示すものであって、該ディスペンサ1
0における貯氷庫20の正面底部に所要開口寸法の氷塊
放出口20aが開設されると共に、前記氷塊放出口20
aと対応する貯氷室18内に、該貯氷室18に貯留され
ている氷塊を後側から氷塊放出口20aに向けて搬送す
る氷塊搬出用のスクリュー52が配設される。このスク
リュー52は、前述した実施例と同様にカバー体に配設
したモータ(何れも図示せず)により回転されるようにな
っている。そして、貯氷庫20の内部上方に、第1製氷
ユニット22と第2製氷ユニット24とが、スクリュー
52による氷塊の搬送方向(前後方向)に略水平に並列配
置されている。各製氷ユニット22,24は、前述した
実施例と同一の構成を有し、氷塊搬送方向下流側に近接
する第1製氷ユニット22に、貯氷検知装置54を配設
してある。
【0019】すなわち、図6に示す別実施例に係るディ
スペンサ10では、前記貯氷検知装置54が氷塊を検知
して両ユニット22,24の運転を停止させている状態
から、前記スクリュー52による氷塊の放出がなされる
と、貯氷室18の後側の氷塊が前側に搬送される。これ
により、前側の氷塊群よりも早く奥側の氷塊群が減少す
るが、第1製氷ユニット22の下方には充分な氷塊が貯
留されているので、該ユニット22に配設した貯氷検知
装置54は氷塊の減少を検知しない。そして、氷塊の消
費が進んで第1製氷ユニット22の下方側の氷塊群が減
少したことを貯氷検知装置54が検知した時点で、両製
氷ユニット22,24の運転が再開される。すなわち、
この別実施例においても、貯氷室18内に氷塊が充分に
貯留されているにも拘らず製氷ユニットが製氷−除氷運
転を開始することを防止することができ、製氷ユニット
22,24を効率的に運転し得ると共に、部品点数の低
減および制御回路の簡素化を達成し得るものである。
【0020】図7は、本発明に係る貯氷検知装置の配設
構造が採用される好適な実施例としての貯氷庫を示すも
のであって、貯氷庫62の外部に、氷塊を連続的に製造
する製氷部としての製氷ユニット60が配設されてい
る。このユニット60に一端が連通接続する氷供給管5
8が、貯氷庫62の内部に画成した貯氷室18内におけ
る上方に水平に延在するよう配設される。氷供給管58
には、その長手方向に離間して複数(実施例では2個)の
開口58a,58bが設けられており、製氷ユニット6
0で製造された氷塊を各開口58a,58bを介して貯
氷室18内に放出するよう構成されている。これによ
り、貯氷室18の内部全体に氷塊が均一に貯留されるよ
うになっている。
【0021】前記貯氷室18における底部には、図7に
示す如く、前記氷供給管58における両開口58a,5
8bの中間から前記製氷ユニット60に近接する開口5
8b側に偏位した位置に氷塊放出口64が形成されてお
り、貯氷室18に貯留された氷塊を該放出口20aを介
して外部に放出するよう構成している。また氷供給管5
8における氷塊放出口64から最も離間する側の開口5
8aに近接して貯氷検知装置54が配設され、該装置5
4により貯氷室18内における氷塊の貯留状態を検知し
て製氷ユニット60の運転制御を行なうようになってい
る。この貯氷検知装置54としては、図8に示す如く、
氷供給管58に配設した貯氷完了検知用のスイッチSW
2に、検知レバー66の上端を揺動自在に枢支した構成
のものが好適に使用される。この貯氷検知装置54で
は、検知レバー66が貯氷室18に貯留される氷塊群に
当接して揺動した際(図8の二点鎖線で示す状態)に、ス
イッチSW2をON作動することで貯氷完了を検知して
製氷ユニット60の運転を停止すると共に、氷塊が減少
して検知レバー66が氷塊から離間した際に、スイッチ
SW2をOFF作動して製氷ユニット60の運転を再開
させるよう設定されている。
【0022】すなわち、図7に示す実施例に係る貯氷庫
62では、前記貯氷検知装置54が氷塊を検知して製氷
ユニット60の運転を停止させている状態で、前記氷塊
放出口64から氷塊の放出がなされると、前記氷供給管
58における開口58aの下方側よりも開口58bの下
方側の氷塊が早く減少する。そして、氷塊の消費が進ん
で開口58aの下方側の氷塊群が減少したことを貯氷検
知装置54が検知した時点で、製氷ユニット60の運転
が再開される。従って、この実施例においては、貯氷室
18内に氷塊が充分に貯留されているにも拘らず製氷ユ
ニット60が運転を開始することを防止することがで
き、製氷ユニット60を効率的に運転してランニングコ
ストを低減し得る。
【0023】なお、図1および図6に示す実施例のディ
スペンサ10では、貯氷庫20内に2基の製氷ユニット
22,24を配設した場合につき説明したが、3基以上
の製氷ユニットを配設したものであってもよい。また、
図7に示す実施例の貯氷庫62においては、氷供給管5
8に3個以上の開口を設けたものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る貯氷検
知装置の配設構造によれば、複数の製氷機構を配設した
アイスディスペンサにおいて、氷塊放出口から最も離間
した位置の製氷機構、または氷塊搬送用のスクリューに
よる氷塊の搬送方向下流側に近接する位置の製氷機構に
のみ貯氷検知装置を配設することで、貯氷室内に氷塊が
充分に貯留されているにも拘らず製氷機構が運転される
ことを防止し得る。これにより、複数の製氷機構の効率
的な運転を達成してランニングコストを低減することが
できる。また貯氷検知装置を1基のみとすることがで
き、部品点数を低減すると共に、制御回路を簡素化し得
る利点がある。
【0025】また、製氷部に連通する氷供給管に複数の
開口を設けた貯氷庫において、氷塊放出口から最も離間
する開口に近接する位置にのみ貯氷検知装置を配設する
ことで、貯氷室内に氷塊が充分に貯留されているにも拘
らず製氷部が運転されることを防止し得る。これによ
り、製氷部の効率的な運転を達成してランニングコスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る貯氷検知装置の配設構造が採用
される実施例としてのアイスディスペンサを示す概略縦
断面図である。
【図2】 実施例に係るアイスディスペンサの正面図で
ある。
【図3】 実施例に係るアイスディスペンサの製氷ユニ
ットを示す概略斜視図である。
【図4】 実施例に係るアイスディスペンサの製氷ユニ
ットを示す縦断側面図である。
【図5】 実施例に係るアイスディスペンサの概略縦断
正面図である。
【図6】 本発明に係る貯氷検知装置の配設構造が採用
される別実施例としてのアイスディスペンサを示す要部
縦断側面図である。
【図7】 本発明に係る貯氷検知装置の配設構造が採用
される実施例としての貯氷庫を示す要部縦断面図であ
る。
【図8】 図7の貯氷庫に配設される貯氷検知装置の説
明図である。
【符号の説明】
18…貯水室,20a…氷塊放出口,22…第1製氷ユ
ニット 24…第2製氷ユニット,52…スクリュー,54…貯
氷検知装置56…検知板, 58…氷供給管,58a,58b…開
口,60…製氷ユニット 64…氷塊放出口,66…検知レバー,SW 2 …貯氷完
了検知用のスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−64603(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 5/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平方向に並列的に配設された複数の
    製氷機構(22,24)と、全ての製氷機構(22,24)で製造され
    た氷塊が貯留される貯氷室(18)と、該貯氷室(18)内に貯
    留されている氷塊が放出される氷塊放出口(20a)とから
    なるアイスディスペンサにおいて、 前記氷塊放出口(20a)から最も離間して位置する製氷機
    構(22)にのみ、前記貯氷室(18)内における氷塊の貯留状
    態を検知する貯氷検知装置(54)配設されこの貯氷検知装置(54)は、検知板(56)と貯氷完了検知用
    のスイッチ(SW 2 )とから構成され、該検知板(56)が貯氷
    室(18)に既に貯留されている氷塊群の頂部に当接した際
    にスイッチ(SW 2 )がON作動することで貯氷完了を検知
    するよう設定されており、 そして、前記 1基の貯氷検知装置(54)により全ての製氷
    機構(22,24)の運転制御を行なうよう構成したことを特
    徴とする貯氷検知装置の配設構造。
  2. 【請求項2】 略水平方向に並列的に配設された複数の
    製氷機構(22,24)と、全ての製氷機構(22,24)で製造され
    た氷塊が貯留される貯氷室(18)と、該貯氷室(18)内に貯
    留されている氷塊が放出される氷塊放出口(20a)と、複
    数の製氷機構(22,24)の並列方向に延在するよう貯氷室
    (18)内に配設され、該貯氷室(18)内に貯留されている氷
    塊を前記氷塊放出口(20a)に向けて搬送する氷塊搬送用
    のスクリュー(52)とからなるアイスディスペンサにおい
    て、 前記氷塊搬送用のスクリュー(52)による氷塊の搬送方向
    下流側に近接する製氷機構(22)にのみ、前記貯氷室(18)
    内における氷塊の貯留状態を検知する貯氷検知装置(54)
    配設されこの貯氷検知装置(54)は、検知板(56)と貯氷完了検知用
    のスイッチ(SW 2 )とから構成され、該検知板(56)が貯氷
    室(18)に既に貯留されている氷塊群の頂部に当接した際
    にスイッチ(SW 2 )がON作動することで貯氷完了を検知
    するよう設定されており、 そして、前記 1基の貯氷検知装置(54)により全ての製氷
    機構(22,24)の運転制御を行なうよう構成したことを特
    徴とする貯氷検知装置の配設構造。
  3. 【請求項3】 製氷部(60)に接続する氷供給管(58)を貯
    氷室(18)内に略水平に延在するよう配設し、該氷供給管
    (58)に長手方向に離間して設けた複数の開口(58a,58b)
    を介して製氷部(60)で製造された氷塊を貯氷室(18)に放
    出貯留すると共に、該貯氷室(18)内に貯留された氷塊を
    氷塊放出口(64)から放出するようにした貯氷庫におい
    て、 前記氷供給管(58)における前記氷塊放出口(64)から最も
    離間する位置の開口(58a)の近傍に、前記貯氷室(18)内
    における氷塊の貯留状態を検知する貯氷検知装置(54)
    配設されこの貯氷検知装置(54)は、貯氷完了検知用のスイッチ(S
    W 2 )と検知レバー(66)とから構成され、該検知レバー(6
    6)が貯氷室(18)に貯留される氷塊群に当接した際にスイ
    ッチ(SW 2 )をON作動することで貯氷完了を検知するよ
    う設定されており、 そして、 前記貯氷検知装置(54)により製氷部(60)の運転
    制御を行なうよう構成したことを特徴とする貯氷検知装
    置の配設構造。
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