JP3190643U - 男性の排尿飛散防止用傾斜付踏み台 - Google Patents
男性の排尿飛散防止用傾斜付踏み台 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】床面の排尿飛散問題の対策品となる男性の排尿飛散防止用傾斜付踏み台を提供する。
【解決手段】基礎と成る架台3はプラスチック製の堅牢な構造で約15°の傾斜を持たせて、その上に厚めのゴムマットを載せて架台3と組合せたものである。ゴムマットは架台3への取り付け取り外しが簡単であり、しかも取り扱いも容易、男性用小便器の前に置いて立小便をする時に踏み台として使用するもので、踏み台に傾斜を持たせる。男性が立小便をする時、排尿角度が理想的に成る様に排尿姿勢を自然に変えさせる様に仕向けるもので、約15°の傾斜角度を持たせた踏み台に立たせて立小便させる事で解決を図る。
【選択図】図3
【解決手段】基礎と成る架台3はプラスチック製の堅牢な構造で約15°の傾斜を持たせて、その上に厚めのゴムマットを載せて架台3と組合せたものである。ゴムマットは架台3への取り付け取り外しが簡単であり、しかも取り扱いも容易、男性用小便器の前に置いて立小便をする時に踏み台として使用するもので、踏み台に傾斜を持たせる。男性が立小便をする時、排尿角度が理想的に成る様に排尿姿勢を自然に変えさせる様に仕向けるもので、約15°の傾斜角度を持たせた踏み台に立たせて立小便させる事で解決を図る。
【選択図】図3
Description
男性が洋式の小便器に立小便をする時に、自然に小便器に向かって股間を上向きに突出し尿が小便器の外に飛散しない様に踏み台に傾斜を持たせたもので、男性の立小便時の排尿飛散防止用として男性専用の小便器の前に置いて使う傾斜付踏み台に関するものである。
男性の排尿飛散防止対策の先行技術文献に関しては既に、防止具や立ち位置指定マーク、立体疑似形状体等々が公開されている。しかし男性の個人差により使用上に難点が有るのではとか又は完全に排尿飛散を防止出来る物であろうかとか、何れの対策品にも疑いの余地を感じざるを得ない。
男性トイレの小便器の前の床面が尿で汚れ、時には尿が流れ出している。小便をしたくても足のやり場がない。この様な状況は男性なら誰でも知る周知の事実である。
男性専用の洋式便器には床置小便器(大型、小型)壁掛小便器、等が有るがいずれの便器においても多くの男性が立小便をした後は便器の前の床面が汚れている。特に不特定多数の人が使用する公衆トイレに至っては床置小便器或いは壁掛小便器での排尿飛散状態が余りにも酷く時には尿が床面に流れ出している。この原因を長期に亘る観察事例を基にして問題解決へと結び付けるものである。
第1原因は、殆どの男性に本能的に備わっている排尿時の基本動作にある。つまり不要な排泄物は最後まで完全に排出しないと満足感や安心感が得られず不安になる。その生理的感覚により男性は立小便を終える段階で緊張がほぐれ、尿道の出口に残存した最後の尿の溜りを排出すべく無意識且つ無造作にしかも大きく亀頭を前後に数回振り切ったり、腰を大きく上下に振ったりするその動作で無制御化された排尿が飛散化する、飛散化した尿の一部が股間を抜けて床に落ちてしまう。この時ズボンの股間辺りを排尿飛散で汚す事もある。この立小便を終える段階での動作が床面を汚す引き金である。
第2原因は、小便器に余りにも接近すると前傾姿勢がもとで上着や外套が小便器に触れて汚れる、手荷物も同様に触れると汚れる、その事を恐れて小便器より離れて然も片手で衣服や手荷物を押さえ一方の手の支えで立小便をする。男性によってはフリーハンドで立小便をする。この有様では理想的な排尿角度も制御も取り難く小便器外へ排尿飛散をしてしまう。
第3原因は、小便器の床面が尿で汚れていたり或いは尿が流れ出していては、立つ位置に困り小便器より更に離れて立小便をする様になる。大人は然り子供なら尚更の事小便器の外へ排尿飛散をしてしまう。
床面の排尿飛散での汚れは不衛生である、しかも清掃員の負担は元より多額の維持管理費は無視できない。おもてなしの心を持つ日本人としてトイレを常に美しく利用し保つ為にもこの排尿飛散問題は火急的に解決を要する事から、その対策品として本考案の傾斜付踏み台を提供する。
本考案の傾斜付踏み台は男性用小便器の前に置いて男性の排尿飛散防止用として使う物で、架台の上にゴムマットを載せて架台と組合せをした踏み台とする。この踏み台は傾斜角度を約15°小便器に向かって下降させている事を特徴とする。
傾斜角度を取った狙いは、約15°の傾斜角度で小便器に向かって下降させているので、踏み台の上に立って立小便器に向かった男性は何れも本人の体形に区別なく従来の前傾姿勢、或いは直立姿勢から人間工学的に体の重心を自然に取ろうとするので必然的に小便器に向かって股間を大きく上向きに突き出し体全体が弓なりの様な姿勢を取るので、排尿軌道を外さない理想的な角度が得られる。この様に男性に自然に仕向けるのが狙いである。
上向きに突き出した股間と共に体全体が自然に一体化し、理想的な排尿角度を維持するので小便器に体を接近させても、上半身が上向きに傾斜している事で手荷物や着ている上着類が前面に垂れて小便器に触れる事は無くなる。
習慣化されている従来通りの排尿動作をしても、小便器から外れた排尿飛散はしなくなる。よって排尿飛散に繋がる種々の原因は単純な発想に依る本考案の傾斜付踏み台の使用で無理がなく解決が出来る。
更に傾斜付踏み台には、排尿時の足元の滑り止めと駆け込んできて排尿開始をした時に失敗で起こす排尿飛散などを考慮して、ゴムマットの表面には碁盤の目の様に縦横にゴムマットの縁の近くまで溝の切り込を入れ更に排尿を溝の中に取り込める様にしている。取り込んだ尿は外部に流れ出さない構造なので、全て自然に最下方の爪先の尿溜め溝に流れ込む様になる。
又理想的な立つ位置を知らしめす為に、ゴムマットには靴跡の形を色付けで示しゴムマットの表面色とは色違いにして直ぐ目に付きやすくしている。靴跡の爪先に当たるゴムマットの端は架台側でせり出しを設けて滑り止めのストッパーとしての機能を持たせている。
本考案の傾斜付踏み台は約15°の傾斜角度で小便器方向に下降させているので小便器に立った男性は個人の体形に区別なく人間工学的に必然的に体の重心を取ろうと小便器に向かって股間を上向きに突出し排尿を開始するので最初から理想的な排尿角度で小便器に当たり排尿飛散の防止が出来る。
床面を排尿で汚す一番の原因であった、立小便を終える段階で無意識に且つ無造作に大きく亀頭を前後に数回振り切る動作と腰を上下に大きく振る動作は自ら無理して矯正する事もなく、従来通りの排尿動作であっても小便器から外れて排尿飛散を起こす事は無い。
更にトイレに駆け込み、慌てて排尿を開始した事で小便器の前に排尿飛散をさせた時はゴムマットの表面に滑り止めとして切り込んだ溝で排尿は受け止められて、下降先の尿溜め溝へと自然に流れるので床を汚す事はない。
更にゴムマットには立つ位置を靴跡の形で知らしめている事と、ゴムマットの先端には架台側で滑り止めとしてせり出しのストッパーを備えている等で、立つ位置も直ぐ分り且つゴムマットの上で足が滑る事もなく安定した姿勢で終始安心して排尿が出来る。
従来通りの排尿動作をしても以前から気がかりだったズボンの股間辺りを排尿で汚す事も無い。
本考案の傾斜付踏み台は基本的に廃棄物のリサイクル品を使用する。以下図面に基づいて説明する。傾斜付踏み台は廃棄タイヤ及びプラスチックの資源ごみのリサイクル品を材料に製作する、先ずプラスチックで図3の通り約15°の傾斜角を持った堅牢な構造の架台を作り大人の体重に十分耐えるものとする。更に滑り止めストッパーとして3aを具備し床面と接する架台の底全面には滑り止めの加工を施すなど架台が動かない様にする。
更に表面の傾斜と成る部分にはゴムマットを敷くのでゴムマットのズレ防止用としての突起3bを4ヶ所に具備する。
ゴムマットは廃棄タイヤのリサイクル品を材料として厚めのゴムマットを作り図1の通りズレ防止用の孔2bを4か所にあける。更にズレ防止用として図2の通りL形の引っ掛け代2aと尿溜め溝2dを具備する。
又ゴムマットの表面は2cの通り利用者が立った時の滑り止めと排尿飛散の受け止め用として碁盤の目の様に縦横に溝を切り受け止めた尿は自然に流れて下降先の尿止め溝2d流れ込む様にしている。
ゴムマットには利用者に最適な立つ位置を促すために靴跡の形2eを目立つ色付けで示しゴムマットの表面色とは色違いにしている。
本考案の傾斜付踏み台の設置例を図1に示す。踏み台の置く位置は小便器の尿受け部全体の形状が多種類に亘る為に小便器に向かって各々立つ位置が理想的に成る様に予め設置する。
尿溜め溝2dに溜った尿は定期的にモップ或いはバキュムで吸い取る程度で良く、本考案の傾斜付踏み台は基礎となる架台にゴムマットを簡単に取り付け取り外しが出来るので水洗い、消毒等が容易にでき且つ取り扱いも容易である。
本考案の傾斜付踏み台は、約15°の傾斜角が付いた踏み台なので利用者としては初めての経験と成る。その事から安全面に配慮する必要があるので管理者側としては、排尿飛散対策として傾斜付踏み台を設置したので御注意下さい、等の掲示を必ずする。この様にして一般社会でも傾斜付踏み台を話題にして男性の小便器には傾斜台付と言う新しい文化を広める必要がある。
図4で利用者が傾斜付踏み台に立って立小便している時の想定姿勢を概念図で示す。本考案は傾斜付踏み台である事から利用者は自然に膝5を前に突出し股間6は大きく上向きに突出す、更に体全体が自然に弓なりの様な姿勢を取るので理想的な排尿軌道を終始とれる様になる。習慣化されている従来通りの排尿動作をしても小便器外への排尿飛散は起こらない。
本考案は傾斜付踏み台にも拘わらず、踏み台やゴムマットのズレ或いは足元が滑る様な事も無く終始安心して排尿が出来るので、排尿飛散を起こす事も無く更に股間辺りも汚す事もない。又急用でうっかり足元に排尿飛散をさせてもゴムマットが受け止めてくれる。
トイレの清掃作業も軽微で済む様になり労務費その他、排尿飛沫に起因する維持管理費用も激減する。
本考案の傾斜付踏み台は、廃棄物のリサイクル品を使用する事から再資源化と環境保全に貢献が出来ると共に地球に優しく、更に構造的に簡単であり製作も容易でコストも安い。
トイレの排尿飛散問題は日本全国トイレの有る所は全て潜在的に抱えている。特に男性用専用トイレに於いては小便器の前は尿で酷く汚れており非常に不衛生で有るにも拘わらず、スリッパーや靴で無神経に踏み歩くのが日常的で既に慢性化している。この状況は男性なら周知の事実である。おもてなしの心を持つ日本人に有るまじきこと、外国人観光客の増加や東京オリンピックを控えている今日、旧来から見過ごされ未解決に成っているこの排尿飛散問題は、本考案の傾斜付踏み台よって産業界が見直す動機に成るであろうと期待する。
本考案の傾斜付踏み台は、構造的に簡単であり製作も容易でコストも安く量産が出来る。需要先は全国津々浦々に及びその潜在需要量は膨大である。従って高い生産性の期待が出来る。廃棄物の回収、再資源化、商品化、物流、販売、広告と多くの産業に大いに貢献ができる。よって傾斜付踏み台が持つ機能から鑑み産業上の利用の可能性は十分にある。
1 据置形小便器
2 ゴムマット
2a ゴムマットのズレ防止用L形の引っ掛け代
2b ゴムマットのズレ防止用孔
2c 滑り止めと排尿受け止め用縦横の溝切り
2d 尿溜め溝
2e 靴跡の形
3 基礎と成る架台
3a 滑り止めストッパー
3b ゴムマットのズレ防止用突起
4 足元
5 膝
6 股間
7 肩
2 ゴムマット
2a ゴムマットのズレ防止用L形の引っ掛け代
2b ゴムマットのズレ防止用孔
2c 滑り止めと排尿受け止め用縦横の溝切り
2d 尿溜め溝
2e 靴跡の形
3 基礎と成る架台
3a 滑り止めストッパー
3b ゴムマットのズレ防止用突起
4 足元
5 膝
6 股間
7 肩
男性が洋式の小便器に立小便をする際に、自然に小便器に向かって股間を上向きに突出し尿が小便器の外に飛散しない様に踏み台に傾斜を持たせたもので、男性の立小便時の尿飛散防止対策用として男性専用の小便器の前に置いて使う傾斜付踏み台に関するものである。
男性の排尿飛散防止対策の先行技術文献に関しては既に、防止具や立ち位置指定マーク、立体疑似形状体等々が公開されている。しかし男性の個人差により使用上に難点が有るのではとか又は完全に排尿飛散を防止出来る物であろうかとか、何れの対策品にも疑いの余地を感じざるを得ない。
男性トイレの小便器の前の床面が尿で汚れ、時には尿が流れ出している。小便をしたくても足のやり場がない。この様な状況は男性なら誰でも知る周知の事実である。
男性専用の洋式便器には床置小便器(大型、小型)壁掛小便器、等が有るがいずれの便器においても多くの男性が立小便をした後は便器の前の床面が汚れている。特に不特定多数の人が使用する公衆トイレに至っては床置小便器或いは壁掛小便器での排尿飛散状態が余りにも酷く時には尿が床面に流れ出している。この原因を長期に亘る観察事例を基にして問題解決へと結び付けるものである。
第1原因は、殆どの男性に本能的に備わっている排尿時の基本動作にある。つまり不要な排泄物は最後まで完全に排出しないと満足感や安心感が得られず不安になる。その生理的感覚により男性は立小便を終える段階で緊張がほぐれ、尿道の出口に残存した最後の尿の溜りを排出すべく無意識且つ無造作にしかも大きく亀頭を前後に数回振り切ったり、腰を大きく上下に振ったりするその動作で無制御化された排尿が飛散化する、飛散化した尿の一部が股間を抜けて床に落ちてしまう。この時ズボンの股間辺りを排尿飛散で汚す事もある。この立小便を終える段階での動作が床面を汚す引き金である。
第2原因は、小便器に余りにも接近すると前傾姿勢がもとで上着や外套が小便器に触れて汚れる、手荷物も同様に触れると汚れる、その事を恐れて小便器より離れて然も片手で衣服や手荷物を押さえ一方の手の支えで立小便をする。男性によってはフリーハンドで立小便をする。この有様では理想的な排尿角度も制御も取り難く小便器外へ排尿飛散をしてしまう。
第3原因は、小便器の床面が尿で汚れていたり或いは尿が流れ出していては、立つ位置に困り小便器より更に離れて立小便をする様になる。大人は然り子供なら尚更の事小便器の外へ排尿飛散をしてしまう。
床面の排尿飛散での汚れは不衛生である、しかも清掃員の負担は元より多額の維持管理費は無視できない。おもてなしの心を持つ日本人としてトイレを常に美しく利用し保つ為にもこの排尿飛散問題は火急的に解決を要する事から、その対策品として本考案の傾斜付踏み台を提供する。
本考案の傾斜付踏み台は男性用小便器の前に置いて男性の排尿飛散防止用として使う物で、架台の上にゴムマットを載せて架台と組合せをした踏み台とする。この踏み台は傾斜角度を約15°小便器に向かって下降させている事を特徴とする。
傾斜角度を取った狙いは、約15°の傾斜角度で小便器に向かって下降させているので、踏み台の上に立って小便器に向かった男性は、何れも本人の体形に区別なく従来の前傾姿勢、或いは直立姿勢から人間工学的に体の重心を自然に取ろうとするので必然的に小便器に向かって股間を大きく上向きに突き出し体全体が弓なりの様な姿勢を取るので、排尿軌道を外さない理想的な角度が得られる。この様に男性に自然に仕向けるのが狙いである。
上向きに突き出した股間と共に体全体が自然に一体化し、理想的な排尿角度を維持するので小便器に体を接近させても、上半身が上向きに傾斜している事で手荷物や着ている上着類が前面に垂れて小便器に触れる事は無くなる。
習慣化されている従来通りの排尿動作をしても、小便器から外れた排尿飛散はしなくなる。よって排尿飛散に繋がる種々の原因は単純な発想に依る本考案の傾斜付踏み台の使用で無理がなく解決が出来る。
更に傾斜付踏み台には、排尿時の足元の滑り止めと駆け込んできて排尿開始をした時に失敗で起こす排尿飛散などを考慮して、ゴムマットの表面には碁盤の目の様に縦横にゴムマットの縁の近くまで溝の切り込を入れ更に排尿を溝の中に取り込める様にしている。取り込んだ尿は外部に流れ出さない構造なので、全て自然に最下方の爪先の尿溜め溝に流れ込む様になる。
又理想的な立つ位置を知らしめす為に、ゴムマットには靴跡の形を色付けで示しゴムマットの表面色とは色違いにして直ぐ目に付きやすくしている。靴跡の爪先に当たるゴムマットの端は架台側でせり出しを設けて滑り止めのストッパーとしての機能を持たせている。
本考案の傾斜付踏み台は約15°の傾斜角度で小便器方向に下降させているので小便器に立った男性は個人の体形に区別なく人間工学的に必然的に体の重心を取ろうと小便器に向かって股間を上向きに突出し排尿を開始するので最初から理想的な排尿角度で小便器に当たり排尿飛散の防止が出来る。
床面を排尿で汚す一番の原因であった、立小便を終える段階で無意識に且つ無造作に大きく亀頭を前後に数回振り切る動作と腰を上下に大きく振る動作は自ら無理して矯正する事もなく、従来通りの排尿動作であっても小便器から外れて排尿飛散を起こす事は無い。
更にトイレに駆け込み、慌てて排尿を開始した事で小便器の前に排尿飛散をさせた時はゴムマットの表面に滑り止めとして切り込んだ溝で排尿は受け止められて、下降先の尿溜め溝へと自然に流れるので床を汚す事はない。
更にゴムマットには立つ位置を靴跡の形で知らしめている事と、ゴムマットの先端には架台側で滑り止めとしてせり出しのストッパーを備えている等で、立つ位置も直ぐ分り且つゴムマットの上で足が滑る事もなく安定した姿勢で終始安心して排尿が出来る。
従来通りの排尿動作をしても以前から気がかりだったズボンの股間辺りを排尿で汚す事も無い。
図4で利用者が傾斜付踏み台に立って立小便している時の想定姿勢を概念図で示す。本考案は傾斜付踏み台である事から利用者は自然に膝5を前に突出し股間6は大きく上向きに突出す、更に体全体が自然に弓なりの様な姿勢を取るので理想的な排尿軌道を終始とれる様になる。習慣化されている従来通りの排尿動作をしても小便器外への排尿飛散は起こらない。
本考案は傾斜付踏み台にも拘わらず、踏み台やゴムマットのズレ或いは足元が滑る様な事も無く終始安心して排尿が出来るので、排尿飛散を起こす事も無く更に股間辺りも汚す事もない。又急用でうっかり足元に排尿飛散をさせてもゴムマットが受け止めてくれる。
トイレの清掃作業も軽微で済む様になり労務費その他、排尿飛沫に起因する維持管理費用も激減する。
本考案の傾斜付踏み台は、廃棄物のリサイクル品を使用する事から再資源化と環境保全に貢献が出来ると共に地球に優しく、更に構造的に簡単であり製作も容易でコストも安い。
本考案の傾斜付踏み台は基本的に廃棄物のリサイクル品を使用する。以下図面に基づいて説明する。傾斜付踏み台は廃棄タイヤ及びプラスチックの資源ごみのリサイクル品を材料に製作する、先ずプラスチックで図3の通り約15°の傾斜角を持った堅牢な構造の架台を作り大人の体重に十分耐えるものとする。更に滑り止めストッパーとして3aを具備し床面と接する架台の底全面には滑り止めの加工を施すなど架台が動かない様にする。
更に表面の傾斜と成る部分にはゴムマットを敷くのでゴムマットのズレ防止用としての突起3bを4ヶ所に具備する。
ゴムマットは廃棄タイヤのリサイクル品を材料として厚めのゴムマットを作り図1の通りズレ防止用の孔2bを4か所にあける。更にズレ防止用として図2の通りL形の引っ掛け代2aと尿溜め溝2dを具備する。
又ゴムマットの表面は2cの通り利用者が立った時の滑り止めと排尿飛散の受け止め用として碁盤の目の様に縦横に溝を切り受け止めた尿は自然に流れて下降先の尿止め溝2dに流れ込む様にしている。
ゴムマットには利用者に最適な立つ位置を促すために靴跡の形2eを目立つ色付けで示しゴムマットの表面色とは色違いにしている。
本考案の傾斜付踏み台の設置例を図1に示す。踏み台の置く位置は小便器の尿受け部全体の形状が多種類に亘る為に小便器に向かって各々立つ位置が理想的に成る様に設置する。
尿溜め溝2dに溜った尿は定期的にモップ或いはバキュムで吸い取る程度で良く、本考案の傾斜付踏み台は基礎となる架台にゴムマットを簡単に取り付け取り外しが出来るので水洗い、消毒等が容易にでき且つ取り扱いも簡単である。
本考案の傾斜付踏み台は、約15°の傾斜角が付いた踏み台なので利用者としては初めての経験と成る。その事から安全面に配慮する必要があるので管理者側としては、排尿飛散対策として傾斜付踏み台を設置したので御注意下さい、等の掲示を必ずする。この様にして一般社会でも傾斜付踏み台を話題にして男性の小便器には傾斜台付と言う新しい文化を広める必要がある。
トイレの排尿飛散問題は日本全国トイレの有る所は全て潜在的に抱えている。特に男性用専用トイレに於いては小便器の前は尿で酷く汚れており非常に不衛生で有るにも拘わらず、スリッパーや靴で無神経に踏み歩くのが日常的で既に慢性化している。この状況は男性なら周知の事実である。おもてなしの心を持つ日本人に有るまじきこと、外国人観光客の増加や東京オリンピックを控えている今日、旧来から見過ごされ未解決に成っているこの排尿飛散問題は、本考案の傾斜付踏み台よって産業界が見直す動機に成るであろうと期待する。
本考案の傾斜付踏み台は、構造的に簡単であり製作も容易でコストも安く量産が出来る。需要先は全国津々浦々に及びその潜在需要量は膨大である。従って高い生産性の期待が出来る。廃棄物の回収、再資源化、商品化、物流、販売、広告と多くの産業に大いに貢献ができる。よって傾斜付踏み台が持つ機能から鑑み産業上の利用の可能性は十分にある。
1 据置形小便器
2 ゴムマット
2a ゴムマットのズレ防止用L形の引っ掛け代
2b ゴムマットのズレ防止用孔
2c 滑り止めと排尿受け止め用縦横の溝切り
2d 尿溜め溝
2e 靴跡の形
3 基礎と成る架台
3a 滑り止めストッパー
3b ゴムマットのズレ防止用突起
4 足元
5 膝
6 股間
7 肩
2 ゴムマット
2a ゴムマットのズレ防止用L形の引っ掛け代
2b ゴムマットのズレ防止用孔
2c 滑り止めと排尿受け止め用縦横の溝切り
2d 尿溜め溝
2e 靴跡の形
3 基礎と成る架台
3a 滑り止めストッパー
3b ゴムマットのズレ防止用突起
4 足元
5 膝
6 股間
7 肩
Claims (2)
- 傾斜角度を持った踏み台は、基礎と成る架台部分はプラスチック製の堅牢な構造で約15°の傾斜を持たせている、その上に厚めのゴムマットを載せて架台と組合せをしたもので、ゴムマットは架台への取り付け取り外しが簡単でありしかも取り扱いも容易、男性用小便器の前に置いて立小便をする時に踏み台として使用するもので踏み台に傾斜を持たせた事を特徴とする、男性の排尿飛散防止用傾斜付踏み台である。
- ゴムマットには滑り止め用として碁盤の目の様に縦横に溝を切ると共にL形の引っ掛け代を具備し更にゴムマットのズレ防止の穴を持ち且つ尿溜め溝を設けた事を特徴とする、請求項1記載の男性の排尿飛散防止用傾斜付踏み台である。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3190643U true JP3190643U (ja) | 2014-05-22 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5946947B1 (ja) * | 2015-09-14 | 2016-07-06 | 株式会社白水館 | 男子便所用小便器ユニット |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5946947B1 (ja) * | 2015-09-14 | 2016-07-06 | 株式会社白水館 | 男子便所用小便器ユニット |
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