JP3190492B2 - プラント保守支援システム - Google Patents

プラント保守支援システム

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JP3190492B2
JP3190492B2 JP20427693A JP20427693A JP3190492B2 JP 3190492 B2 JP3190492 B2 JP 3190492B2 JP 20427693 A JP20427693 A JP 20427693A JP 20427693 A JP20427693 A JP 20427693A JP 3190492 B2 JP3190492 B2 JP 3190492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラントからサンプ
ルされた時系列の獲得と、外部から要求された時系列の
リアルタイムな提供を行うプラント保守支援システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば、水沼一郎、大西秀次、島
川博光、竹垣盛一による「リアルタイム・マルチスレッ
ド・プログラミング支援ツールの開発」(信学技報CP
SY92−80,1993年3月)に示された、従来の
プラント保守支援システムを示す構成図である。図にお
いて、1はマルチポート・マルチスレッド・サーバで実
現されたリアルタイム・データサーバである。2はこの
リアルタイム・データサーバ1の親スレッド、3および
4は親スレッド2より起動される子スレッドであり、5
はサンプルデータに時刻印をつけて、後述するリングバ
ッファに記録してゆく獲得スレッドである。6は外部か
らの要求を保持する受信用キュー、7はその要求を受信
用キュー6に格納する受信スレッドであり、8は要求の
実行結果を保持する送信用キュー、9はその実行結果を
送信用キュー8より取り出して送信する送信スレッドで
ある。10は親スレッド2および子スレッド3,4から
読み書き可能な共有メモリ上にあり、獲得スレッド5に
て時刻印がつけられたサンプルデータによる過去からの
時系列を記録しているリングバッファである。11はイ
ーザーネット(Ethernet)などのネットワークを介して
リアルタイム・データサーバ1に接続され、リアルタイ
ム・データサーバ1から受け取った最新の時系列を、音
声は連続音声、画像は動画像、プロセス量はトレンドグ
ラフなどの時間とともに変化するグラフやメータ表示と
して、それぞれ表示する表示クライアントである。
【0003】次に動作について説明する。プラントから
サンプルされるさまざまなデータは、それぞれその値を
示す変数に格納される。この変数を特徴変数と呼ぶこと
にする。複数の特徴変数の値とそれらがサンプルされた
時刻を示す時刻印の組を特に履歴データと呼ぶことにす
る。図6に示されるように、履歴データが時間の順序に
従って並べられたものが前記時系列である。時系列中の
履歴データを特に場面と呼ぶことにする。時系列中の場
面が一定間隔でサンプルされている場合、bを定数、n
を非負の整数、cを定数として、場面の時刻印はb+n
・cで表現できる。この定数cを時系列のレートと呼ぶ
ことにする。レートにより時系列が観測対象の状態遷移
を表現する精度が決定される。
【0004】獲得スレッド5はサンプルされたデータの
組に時刻印を付加して履歴データとし、リングバッファ
10に書き込んで行く。表示クライアント11からリア
ルタイム・データサーバ1への要求は、受信スレッド7
により受信用キュー6に入れられる。親スレッド2は受
信用キュー6から要求を順次取り出し、その内容を解釈
して要求を実現する子スレッド3,4を起動する。それ
ぞれの子スレッド3,4はリングバッファ10の内容を
読み書きしながら自らに与えられた要求を実現する手続
きを実行し、結果を送信用キュー8に入れる。送信スレ
ッド9は送信用キュー8から結果を順次取り出し、表示
クライアント11に転送する。
【0005】子スレッドには周期読みだしスレッド3と
要求駆動読みだしスレッド4の別がある。周期読みだし
スレッド3は、一定時間ごとに動作する。この周期読み
だしスレッド3はリングバッファ10上の指定された個
数の履歴データをいくつかまとめて時系列とし、送信用
キュー8に送ることを一定時間ごとに繰り返す。一方、
要求駆動読みだしスレッド4は表示クライアント11か
ら要求されたときのみ動作する。この要求駆動読みだし
スレッド4は指定された期間の履歴データを時系列とし
て送信用キュー8に送る。
【0006】周期読みだしスレッド3、および獲得スレ
ッド5の行う動作は必ずそれぞれの周期以内に終了する
ことが必要である。これはCPU処理速度が十分である
なら、周期の短いスレッドほどプライオリティを高めて
おけば実現することができる。なお、このことは例え
ば、シー・エル・リュー,ジェイ・ダブリュ・レイラン
ドによる「スケジューリング アルゴリズム フォー
マルチプログラミングイン ア ハード・リアル・タイ
ム エンバイロンメント」(ジャーナル オブザ エイ
シーエム,第20巻,第1号,1973年,第46〜6
1頁)(C.L.Liu and J.W.Layland:Scheduling Algori
thm for Multiprogramming in a Hard-Real-Time Envir
onment,Jounal of the ACM)などに詳しく示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラント保守支
援システムは以上のように構成されているので、履歴デ
ータの獲得と時系列の提供を行うリアルタイム・データ
サーバ1の構成と実現法のみが規定されているだけで、
プラント・オペレータが保守業務を遂行するうえで必要
な時系列の表示を行う表示クライアントについての特別
な規定はなされておらず、そのためリアルタイム・デー
タサーバ1が時系列をリアルタイムに提供していても、
時系列中に含まれる各データを首尾一貫した形で表示す
ることができないという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、最新の時系列に含まれる各種デ
ータを同期して表示でき、時系列中に含まれるデータを
首尾一貫した形で表示することが可能なプラント保守支
援システムを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るプラント保守支援システムは、リアルタイム・デー
タサーバから受け取った最新の時系列を、音声は連続音
声、画像は動画像、プロセス量はトレンドグラフなどの
時間とともに変化するグラフやメータ表示として、時刻
印に基づいて同期させ、かつサンプルと同じスピード
で、処理にかかる時間遅れを除いてはサンプルと同時に
表示する表示クライアントを備えたものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明に係るプラン
ト保守支援システムは、リアルタイム・データサーバよ
り取り込んだ過去の時系列を、その時刻印に基づいて同
期させて表示する表示クライアントを備えたものであ
る。
【0011】また、請求項3に記載の発明に係るプラン
ト保守支援システムは、リアルタイム・データサーバよ
り取り込んだ過去の時系列を、その時刻印に基づいて同
期させて表示する際、過去から現在への方向とその逆方
向とに表示方向を自由に変更可能な表示クライアントを
備えたものである。
【0012】また、請求項4に記載の発明に係るプラン
ト保守支援システムは、リアルタイム・データサーバよ
り取り込んだ過去の時系列を、その時刻印に基づいて同
期させて表示する際の表示スピードが可変である表示ク
ライアントを備えたものである。
【0013】また、請求項5に記載の発明に係るプラン
ト保守支援システムは、リアルタイム・データサーバよ
り取り込んだ過去の時系列を、その時刻印に基づいて同
期させて表示する際、外部からのトリガ信号を受ける都
度、次のサンプル時点のデータを順番に表示する表示ク
ライアントを備えたものである。
【0014】また、請求項6に記載の発明に係るプラン
ト保守支援システムは、トリガ信号の受信によって次の
サンプル時点のデータを順番に表示してゆく際の、1回
のトリガ信号で進行するサンプル時点数が可変な表示ク
ライアントを備えたものである。
【0015】また、請求項7に記載の発明に係るプラン
ト保守支援システムは、リアルタイム・データサーバよ
り取り込んだ過去の時系列を、その時刻印に基づいて同
期させて表示する際の表示の中断を、指定された中断時
刻で行う表示クライアントを備えたものである。
【0016】また、請求項8に記載の発明に係るプラン
ト保守支援システムは、リアルタイム・データサーバよ
り取り込んだ過去の時系列を、その時刻印に基づいて同
期させて表示する際の表示の中断を、外部からのトリガ
信号を受けた時に行う表示クライアントを備えたもので
ある。
【0017】また、請求項9に記載の発明に係るプラン
ト保守支援システムは、リアルタイム・データサーバよ
り取り込んだ過去の時系列を、そのサンプル間隔より粗
い表示間隔で表示する際に、その粗い表示間隔内での1
つの値を代表値として表示する表示クライアントを備え
たものである。
【0018】また、請求項10に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、その代表値として、表示間隔
内での平均値を用いて表示する表示クライアントを備え
たものである。
【0019】また、請求項11に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、その代表値として、表示間隔
内での最大値や最小値などのピーク値を用いて表示する
表示クライアントを備えたものである。
【0020】また、請求項12に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、表示間隔内での代表値を決定
するための手続きを指定することができる表示クライア
ントを備えたものである。
【0021】また、請求項13に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、リアルタイム・データサーバ
より取り込んだ過去の時系列を、その時刻印に基づいて
同期させて表示する際に、表示される時系列をあらかじ
め指定されたルールに基づいて解釈して、その解釈も当
該時系列と並行して表示する表示クライアントを備えた
ものである。
【0022】また、請求項14に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、表示される時系列の解釈を、
その時系列内の最新のサンプルデータの値に基づいて行
う表示クライアントを備えたものである。
【0023】また、請求項15に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、表示される時系列の解釈を、
サンプルデータが変化した順序に基づいて行う表示クラ
イアントを備えたものである。
【0024】また、請求項16に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、表示される時系列の解釈を、
サンプルデータが一定である期間の長さに基づいて行う
表示クライアントを備えたものである。
【0025】また、請求項17に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、複数のリアルタイム・データ
サーバよりさまざまな最新の時系列を取り込み、それを
時刻印に基づいて同期させ、かつサンプルと同じスピー
ドで、処理にかかる時間遅れを除いてはサンプルと同時
に表示する表示クライアントを備えたものである。
【0026】また、請求項18に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、1つ以上のリアルタイム・デ
ータサーバよりさまざまな最新の時系列を取り込み、そ
れを時刻印に基づいて同期させ、かつサンプルと同じス
ピードで、処理にかかる時間遅れを除いてはサンプルと
同時に表示し、さらに、その表示データを指定された間
隔で帳票として出力する表示クライアントを備えたもの
である。
【0027】また、請求項19に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、1つ以上のリアルタイム・デ
ータサーバよりサンプル間隔の異なるさまざまな過去の
時系列を取り込み、それを1つの時系列に合成してから
表示・解釈を行う表示クライアントを備えたものであ
る。
【0028】また、請求項20に記載の発明に係るプラ
ント保守支援システムは、取り込んだサンプル間隔の異
なるさまざまな過去の時系列を1つの時系列に合成して
から表示・解釈を行うとともに、表示されたデータを帳
票として出力する表示クライアントを備えたものであ
る。
【0029】
【作用】請求項1に記載の発明における表示クライアン
トは、最新の時系列をリアルタイム・データサーバから
受け、音声は連続音声として、画像は動画像として、プ
ロセス量はトレンドグラフなどの時間とともに変化する
グラフやメータ表示として、それぞれ時刻印に基づいて
同期させ、かつサンプルと同じスピードで、処理にかか
る時間遅れを除いてはサンプルと同時に表示することに
より、オペレータに最新の時系列に含まれる各種データ
を同期して表示することができるプラント保守支援シス
テムを実現する。
【0030】また、請求項2に記載の発明における表示
クライアントは、過去の時系列をリアルタイム・データ
サーバより取り込んで、それをその時刻印に基づいて同
期させて表示することにより、過去の時系列を再生して
表示する際に、オペレータに対してきめ細かなサービス
の提供を可能とする。
【0031】また、請求項3に記載の発明における表示
クライアントは、過去の時系列をリアルタイム・データ
サーバより取り込んで、それをその時刻印に基づいて同
期させて表示する際、表示方向を過去から現在への方向
とその逆方向とに自由に変更可能とすることにより、過
去の時系列を再生して表示する際に、オペレータに対し
てきめ細かなサービスの提供を可能とする。
【0032】また、請求項4に記載の発明における表示
クライアントは、過去の時系列をリアルタイム・データ
サーバより取り込んで、それをその時刻印に基づいて同
期させて表示する際の表示スピードを変更可能とするこ
とにより、過去の時系列を再生して表示する際に、オペ
レータに対してきめ細かなサービスの提供を可能とす
る。
【0033】また、請求項5に記載の発明における表示
クライアントは、過去の時系列をリアルタイム・データ
サーバより取り込んで、それをその時刻印に基づいて同
期させて表示する際、外部からトリガ信号を受け取る度
に次のサンプル時点のデータを順番に表示することによ
り、過去の時系列を再生して表示する際に、オペレータ
に対してきめ細かなサービスの提供を可能とする。
【0034】また、請求項6に記載の発明における表示
クライアントは、1回のトリガ信号で進行するサンプル
時点数を可変とすることにより、過去の時系列を再生し
て表示する際のオペレータに提供するサービスを、さら
にきめ細かなものとする。
【0035】また、請求項7に記載の発明における表示
クライアントは、過去の時系列をリアルタイム・データ
サーバより取り込んで、それをその時刻印に基づいて同
期させて表示する際、指定された中断時刻において表示
を中断させ、さらにその表示を再開することにより、過
去の時系列を再生して表示する際に、オペレータに対し
てきめ細かなサービスの提供を可能とする。
【0036】また、請求項8に記載の発明における表示
クライアントは、過去の時系列をリアルタイム・データ
サーバより取り込んで、それをその時刻印に基づいて同
期させて表示する際、外部からのトリガ信号を受けた時
に表示を中断させ、さらにその表示を再開することによ
り、過去の時系列を再生して表示する際に、オペレータ
に対してきめ細かなサービスの提供を可能とする。
【0037】また、請求項9に記載の発明における表示
クライアントは、過去の時系列をリアルタイム・データ
サーバより取り込んで、それをそのサンプル間隔より粗
い表示間隔で表示する際に、その粗い表示間隔内での1
つの値を代表値として表示することにより、過去の時系
列を再生して表示する際に、オペレータに対してきめ細
かなサービスの提供を可能とする。
【0038】また、請求項10に記載の発明における表
示クライアントは、その代表値として表示間隔内での平
均値を用いることにより、過去の時系列を再生して表示
する際に、オペレータに対してきめ細かなサービスの提
供を可能とする。
【0039】また、請求項11に記載の発明における表
示クライアントは、その代表値として表示間隔内での最
大値や最小値などのピーク値を用いることにより、過去
の時系列を再生して表示する際に、オペレータに対して
きめ細かなサービスの提供を可能とする。
【0040】また、請求項12に記載の発明における表
示クライアントは、表示間隔内での代表値を決定するた
めの手続を指定できるようにしたことにより、過去の時
系列を再生して表示する際のオペレータに対するサービ
スを、さらにきめ細かなものとする。
【0041】また、請求項13に記載の発明における表
示クライアントは、過去の時系列をリアルタイム・デー
タサーバより取り込んで、それをその時刻印に基づいて
同期させて表示する際に、あらかじめ指定されたルール
に基づいてその時系列の解釈を行い、当該時系列と並行
してその解釈も表示することにより、過去の時系列を再
生して表示する際に、オペレータに対してきめ細かなサ
ービスの提供を可能とする。
【0042】また、請求項14に記載の発明における表
示クライアントは、表示される時系列内の最新のサンプ
ルデータの値に基づいてその解釈を行うことにより、過
去の時系列を再生して表示する際に、オペレータに対し
てきめ細かなサービスの提供を可能とする。
【0043】また、請求項15に記載の発明における表
示クライアントは、サンプルデータが変化した順序に基
づいて表示される時系列を解釈することにより、過去の
時系列を再生して表示する際に、オペレータに対してき
め細かなサービスの提供を可能とする。
【0044】また、請求項16に記載の発明における表
示クライアントは、サンプルデータが一定である期間の
長さに基づいて表示される時系列を解釈することによ
り、過去の時系列を再生して表示する際に、オペレータ
に対してきめ細かなサービスの提供を可能とする。
【0045】また、請求項17に記載の発明における表
示クライアントは、複数のリアルタイム・データサーバ
より取り込んださまざまな最新の時系列を、時刻印に基
づいて同期させ、かつサンプルと同じスピードで、処理
にかかる時間遅れを除いてはサンプルと同時に表示する
ことにより、分散型のプラント保守支援システムの実現
を可能とする。
【0046】また、請求項18に記載の発明における表
示クライアントは、1つ以上のリアルタイム・データサ
ーバより取り込んださまざまな最新の時系列を、時刻印
に基づいて同期させ、かつサンプルと同じスピードで、
処理にかかる時間遅れを除いてはサンプルと同時に表示
するとともに、その表示されたデータを指定された間隔
で帳票として出力することにより、さらに、表示データ
を帳票として残すことを可能とする。
【0047】また、請求項19に記載の発明における表
示クライアントは、1つ以上のリアルタイム・データサ
ーバより取り込んだ、サンプル間隔の異なる過去の時系
列を1つの時系列に合成してから表示・解釈することに
より、分散型のプラント保守支援システムの実現を可能
とする。
【0048】また、請求項20に記載の発明における表
示クライアントは、取り込んだサンプル間隔の異なる過
去の時系列を、1つの時系列に合成してから表示・解釈
するとともに、その表示されたデータを帳票として出力
することにより、さらに、表示データを帳票として残す
ことを可能とする。
【0049】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す構成図であり、
図において、1は図5に同一の符号を付して示した従来
のそれに相当するリアルタイム・データサーバで、その
内部構造は図5のそれと同一であるためその表記を省略
している。また、11はこのリアルタイム・データサー
バ1とネットワークによって接続された表示クライアン
トである。
【0050】この表示クライアント11内において、1
2は表示クライアント11内のすべての要素を同期させ
て動作させる仮想時刻管理モジュールであり、13はリ
アルタイム・データサーバ1に対して時系列の送信を要
求する時系列要求モジュールである。14は送られてき
た時系列の表示を行う表示ツール、15は前記時系列の
解釈を行う解釈ツールであり、16は表示されたデータ
を帳票として出力する帳票ツールである。17は一定間
隔で仮想時刻管理モジュール12にタイマーイベントを
送るタイマーモジュールであり、18は時系列要求モジ
ュール13で受けとった時系列が格納される共有メモリ
である。19はタイマーモジュール17が発生するタイ
マーイベント、20は外部より仮想時刻管理モジュール
12に与えられるトリガ信号であり、21はこれらタイ
マーイベント19またはトリガ信号20に基づいて仮想
時刻管理モジュール12が発生するイベントである。2
2は時系列要求モジュール13の要求によってリアルタ
イム・データサーバ1より送られてくる時系列である。
【0051】次に動作について説明する。仮想時刻管理
モジュール12は当該表示クライアント11内のすべて
の要素を同期させて動作させるために、タイマーモジュ
ール17からのタイマーイベント19や外部からのトリ
ガ信号20を受けとり、イベント21を発生してこれを
時系列要求モジュール13、表示ツール14、解釈ツー
ル15、帳票ツール16に送る。タイマーモジュール1
7は定期的なイベント21の発生のために使用され、ト
リガ信号20はオペレータがキーボード上の特定キーを
押下するなど非定期なイベント21の発生に用いられ
る。時系列要求モジュール13はイベント21を受け取
るとリアルタイム・データサーバ1に時系列22を要求
し、受け取った時系列22を共有メモリ18上に書き込
む。表示ツール14は仮想時刻管理モジュール12から
のイベント21を受け取ると、時系列要求モジュール1
3が書き込んだ時系列22を共有メモリ18から読み出
し、それをトレンドグラフやレーダチャートなどの図表
としてディスプレイ上に表示したり、もしくは動画、音
声などとして再生する。帳票ツール16は共有メモリ1
8上の時系列22をもとに受け取ったイベント21ごと
に帳票を作成する。
【0052】次に、仮想時刻管理モジュール12の詳細
な動作を説明する。ここで、図2はその仮想時刻管理モ
ジュール12を示す構成図であり、図において、23は
イベント送信表である。仮想時刻管理モジュール12
は、タイマーモジュール17からのタイマーイベント1
9や外部からのトリガ信号20を受け取って、表示クラ
イアント11内の同期をとるために仮想時刻を設定す
る。仮想時刻とは表示クライアント11内だけで有効な
時刻で、表示クライアント11内のすべての要素はこの
仮想時刻を現在時刻とみなして動作する。仮想時刻は実
際の時刻とは異なり、(1)過去から現在の方向に進ん
だり、これとは逆方向に戻ることもできる。また、
(2)進行速度を早くしたり、遅くすることも可能であ
る。定期的に進むのではなく、(3)外部からのトリガ
信号20を受け取ったときのみ進行することもできる。
【0053】これら(1),(2),(3)の各条件を
実現のために、仮想時刻管理モジュール12は仮想時刻
を表す変数τ、仮想時刻の進行方向を記憶する変数ω、
タイマーイベント19もしくはトリガ信号20を1つ受
け取ったときに仮想時刻の変化する幅を記録した変数δ
をもつ。タイマーモジュール17からのタイマーイベン
ト19や外部からのトリガ信号20を受け取ったとき、
仮想時刻管理モジュール12はωで示された方向にδだ
けτを変化させる。仮想時刻管理モジュール12は、タ
イマーモジュール17や外部からタイマーイベント19
もしくはトリガ信号20を受け取るごとにすべての要素
にイベント21を送るのではない。あらかじめ各要素に
イベント21を送るべき条件が定められており、この条
件が各ツールごとにイベント送信表23に登録されてい
る。イベント送信表23を参照しながら仮想時刻管理モ
ジュール12は、例えば一部の表示ツール14と帳票ツ
ール16にはタイマーモジュール17からのタイマーイ
ベント19に基づくイベント21を毎回送信するが、そ
の他の表示ツール14には2回に1度イベント21を送
信するなどのようにする。
【0054】ここで、この仮想時刻を変更するための信
号はタイマーイベント19とトリガ信号20がある。こ
の発明にかかるプラント保守支援システムのオペレータ
は、表示クライアント11が仮想時刻を用いて過去の時
系列22を表示している場合、変数τ,ω,δとイベン
ト送信表23の内容を自由に設定でき、仮想時刻を更新
するための信号をタイマーイベント19とトリガ信号2
0のいずれか一方と切り替えることができるものとす
る。オペレータが変数τ,ω,δの値を変更した場合は
時系列要求モジュール13にそのむねが通知される。表
示クライアント11が現在の時系列22を表示している
場合、仮想時刻は現在の時刻に設定される。なお、この
タイマーモジュール17は、表示クライアント11が仮
想時刻を用いて過去の時系列22を表示している場合、
タイマーイベント19を送る間隔やタイマーの開始と停
止はオペレータが自由に設定できるものとなっている。
【0055】次に、時系列要求モジュール13の詳細な
動作を説明する。ここで、図3は時系列要求モジュール
13を示す構成図であり、図において、24は時系列2
2の間引きを行う間引き機能、25は時系列22の合成
を行う合成機能である。なお、時系列要求モジュール1
3は、表示クライアント11が現在の時系列22を表示
しているか、もしくは仮想時刻をつかって過去の時系列
22を表示しているかで動作が異なる。現在の時系列2
2を表示している場合には、時系列要求モジュール13
はリアルタイム・データサーバ1に周期読み出しで現在
の時系列22を読み出すことを要求する。読み出された
時系列22は共有メモリ18に書き込まれる。
【0056】一方、表示クライアント11が仮想時刻を
つかって過去の時系列22を表示している場合には、時
系列要求モジュール13は次に共有メモリ18に書き出
すべき時系列22を常に保持しているものとする。い
ま、仮想時刻をτ0 として、時系列要求モジュール13
が次式で示される期間の時系列22を持っているものと
する。
【0057】[τ0 −δ0 ,τ0 +2δ0
【0058】時系列要求モジュール13は、仮想時刻管
理モジュール12からイベント21を受け取ったとき、
変数τ,ω,δを参照する。いま、これらの値をτ1
ω1,δ1 とする。オペレータがこれら変数の値を変更
していなければ、仮想時刻が現在もしくは未来へ進行す
ることを変数ωの値が示しているときτ1 =τ0 +δ0
で、過去へ進行することを示しているときτ1 =τ0
δ0 となる。次に、時系列管理モジュール13は保持し
ている時系列22のうち、τ0 とτ1 の間の時系列22
を共有メモリ18に書き出し、さらに次のイベント21
を受け取ったときに共有メモリ18に書き出すべき時系
列22をリアルタイム・データサーバ1から獲得する。
すなわち、時系列管理モジュール13は、仮想時刻が現
在もしくは未来へ進行するなら、時系列要求モジュール
13の保持している時系列22のうち、次式で示される
期間のものを共有メモリ18上に書き出す。
【0059】[τ0 ,τ1 )=[τ0 ,τ0 +δ0
【0060】それと同時に、リアルタイム・データサー
バ1に対して、次式で示される期間の時系列22の要求
駆動読み出しすることを要求する。
【0061】[τ1 +δ0 ,τ1 +2δ0 )=[τ0
2δ0 ,τ0 +3δ0
【0062】従って、結果的には次式で示される期間の
時系列22を保持することとなる。
【0063】[τ1 −δ0 ,τ1 +2δ0 )=[τ0
τ0 +3δ0
【0064】一方、仮想時刻が過去へ進行するなら、時
系列要求モジュール13の保持している時系列22のう
ち、次式で示される期間のものを共有メモリ18上に書
き出す。
【0065】[τ1 ,τ0 )=[τ0 −δ0 ,τ0
【0066】それと同時に、リアルタイム・データサー
バ1に対して、次式で示される期間の時系列22を要求
駆動読み出しすることを要求する。
【0067】 [τ1 −δ0 ,τ1 )=[τ0 −2δ0 ,τ0 −δ0
【0068】従って、結果的には次式で示される期間の
時系列22を保持することとなる。
【0069】[τ1 −δ0 ,τ1 +2δ0 )=[τ0
2δ0 ,τ0 +δ0
【0070】オペレータが変数τ,ω,δの値を変更し
たときは、仮想時刻管理モジュール12よりそのむねが
通知される。このとき、時系列要求モジュール13は新
しい変数τ,ω,δの値をもとに次に共有メモリ18に
書き出すべき時系列22を保持するために必要な時系列
22をリアルタイム・データサーバ1に要求する。
【0071】細かいレート(サンプル間隔)で記録され
ている時系列22を粗いレート(表示間隔)で表示する
ような場合、粗いレートの中には複数の場面が存在する
ため、どの場面の特徴変数を有効とするかを決めなけれ
ばならない。この機能を間引き機能24と呼び、間引き
により選ばれた特徴変数の値をレート内におけるその特
徴変数の代表値と呼ぶことにする。時系列要求モジュー
ル13の間引き機能24は手続きの集合として実現され
る。各手続きは、レート内の複数の場面から、指定され
た特徴変数の特性をもっとも良く示している1つの場面
を選びその中の特徴変数の値を出力するものか、レート
内の複数の場面のいくつかから平均などの手段により指
定された特徴変数の特性を示す値を出力するものであ
る。
【0072】また、時系列要求モジュール13は複数の
リアルタイム・データサーバ1から時系列22を入手す
るので、これらを合成して1つの時系列22とする合成
機能25が必要となる。図4はそのような時系列合成の
概念を示す説明図であり、時系列要求モジュール13内
の合成機能25も手続きの集合として実現される。2つ
の時系列22の合成を拡張すれば複数の時系列22の合
成が実現できるので、ここでは2つの時系列22の合成
について説明する。合成される時系列22をσ1 ,σ2
とし、合成されてできる時系列σ0 のレートをcとす
る。bをある基準の時点として、次式で示される期間に
入るσ1 ,σ2 内の場面を考える。
【0073】[b+n・c,b+(n+1)c)
【0074】これらの場面は複数あると考えられるの
で、先に説明した間引き機能24を用いて、これら場面
の集合より、各特徴変数について代表値を含む場面をそ
れぞれ1つ選び、σ0 内の場面s0 の特徴変数の値を決
定する。σ1 ,σ2 内の特徴変数の代表値から場面s0
内の1つの特徴変数の値を求める手続きを場面s0 内の
各特徴変数ごとに指定することにより合成が可能とな
る。
【0075】次に、表示ツール14は仮想時刻管理モジ
ュール12からイベント21を受け取ったときに共有メ
モリ18上の時系列22を取り込む。共有メモリ18へ
の参照は時系列要求モジュール13が優先され、時系列
要求モジュール13が書き終ってから表示ツール14が
読み出す。したがって各表示ツール14は、共有メモリ
18上に時系列要求モジュール13が書き込んだ、仮想
時刻に対応する時系列22を読み出す。
【0076】一方、解釈ツール15は仮想時刻管理モジ
ュール12からイベント21を受け取ったときに共有メ
モリ18上の時系列22を取り込む。ここでも時系列要
求モジュール13の書き込みが終ってから解釈ツール1
5が読み出しを行う。解釈ツール15はルールベースを
内部に持っており、取り込んだ時系列22の解釈をルー
ルベース内のルールに基づいて行う。各ルールは以下に
示す形式をもち、条件は時系列22内の場面すべてを対
象とする。
【0077】if(条件) then(時系列の意味)
【0078】ここで、以下に示す状態となった場合を
「炉内過熱ぎみ」と定義し、解釈ツール15の動作を説
明する。
【0079】 (炉内温度>570℃)&&(炉内圧力>10気圧)
【0080】この場合、上記ルールとしては、例えば以
下のように記述される。
【0081】if(炉内過熱ぎみが10秒以上継続) then(炉内過熱状態)
【0082】解釈ツール15は得られた時系列22中の
各場面について「炉内過熱ぎみ」かどうかを検査し、場
面の時刻印から「炉内過熱ぎみが10秒以上継続」かど
うかを判定する。得られた時系列22の長さが十分でな
いときは、解釈ツール15は解釈途中結果を保持して次
のイベント21が発生した時点で続きを実行することも
できる。例えば、「炉内過熱ぎみ」の状態が7秒続いて
いたときには、次のイベント21で以下に示すルールが
成立するか否かを検査する。
【0083】if(炉内過熱ぎみが3秒以上継続) then(炉内過熱状態)
【0084】次に帳票ツール16について説明する。帳
票ツール16は仮想時刻管理モジュール12からイベン
ト21を受け取ったとき、共有メモリ18上の時系列2
2を時系列要求モジュール13が書き終ってから取り込
む。帳票ツール16は得られた時系列22をもとに帳票
を作成する。帳票ツール16は表示ツール14や解釈ツ
ール15とは異なり、一般に長い間隔で帳票を出力す
る。しかし、その間に他のツールが取り込んだ時系列2
2すべてを蓄積しておかなければならない。従って、帳
票ツール16はすべてのイベント21を受けつけ、その
度に他のツールが取り込んだ時系列22を内部に蓄積す
る。何回かのイベント21に1度、これら蓄積された時
系列22を帳票として出力する。さらに、時系列22に
ついてその特性をまとめた帳票が望まれることも多い。
このような場合、帳票ツール16は時系列要求モジュー
ル13内に存在する間引き機能24を用いて、全体の時
系列22内の場面を間引いてから帳票として出力する。
【0085】実施例2.上記実施例1において説明し
た、各機能の以上のような機能をふまえて、タイマーモ
ジュール17が一定時間毎にタイマーイベント19を発
生させ、かつ仮想時刻管理モジュール12が仮想時刻を
現在時刻に設定し、時系列要求モジュール13がリアル
タイム・データサーバ1に現在の時系列22の周期読み
出しを依頼することにより、リアルタイム・データサー
バ1から受け取った最新の時系列22を、音声は連続音
声、画像は動画像、プロセス量はトレンドグラフなどの
時間とともに変化するグラフやメータ表示として、時刻
印に基づいて同期させ、かつサンプルと同じスピード
で、処理にかかる時間遅れを除いてはサンプルと同時に
表示する、請求項1に記載した発明に係るプラント保守
支援システムを実現することができる。
【0086】実施例3.また、同様にして、タイマーモ
ジュール17が一定時間毎にタイマーイベント19を発
生させ、かつ仮想時刻管理モジュール12が設定した仮
想時刻に基づいて、時系列要求モジュール13がリアル
タイム・データサーバ1に対して過去の時系列22の要
求駆動読み出しを依頼することにより、リアルタイム・
データサーバ1より取り込んだ過去の時系列22を、そ
の時刻印に基づいて同期させて表示する、請求項2に記
載した発明に係るプラント保守支援システムを実現する
ことができる。
【0087】実施例4.また、タイマーモジュール17
が一定時間毎にタイマーイベント19を発生させ、かつ
仮想時刻管理モジュール12内の変数ωの値を変更する
ことにより、取り込んだ過去の時系列22をその時刻印
に基づいて同期させて表示する際の表示方向が、過去か
ら現在への方向とその逆方向とに自由に変更できる、請
求項3に記載した発明に係るプラント保守支援システム
を実現することができる。
【0088】実施例5.また、タイマーモジュール17
がタイマーイベント19を発生させる間隔を可変とする
ことにより、取り込んだ過去の時系列22をその時刻印
に基づいて同期させて表示する際の表示スピードを変え
て表示することができる、請求項4に記載した発明に係
るプラント保守支援システムを実現することができる。
【0089】実施例6.また、仮想時刻管理モジュール
12が仮想時刻を更新させるタイミングを、タイマーモ
ジュール17のタイマーイベント19より外部からのト
リガ信号20に切り替えることにより、表示する過去の
時系列22のサンプル時点を、トリガ信号20を受ける
度に順番に歩進させながら、時刻印に基づいて同期させ
て表示する、請求項5に記載した発明に係るプラント保
守支援システムを実現することができる。
【0090】実施例7.また、仮想時刻管理モジュール
12内の変数δの値を変更することにより、トリガ信号
20の受信によって次のサンプル時点のデータを順番に
表示してゆく際の、1回のトリガ信号20で進行するサ
ンプル時点数を可変とした、請求項6に記載した発明に
係るプラント保守支援システムを実現することができ
る。
【0091】実施例8.また、タイマーモジュール17
が一定時間毎にタイマーイベント19を発生させている
ときに変数τの値が指定された時刻と等しくなった場合
に、仮想時刻管理モジュール12にイベント21の発生
を停止・再開させることにより、取り込んだ過去の時系
列22をその時刻印に基づいて同期させた表示を、指定
された中断時刻において中断させる、請求項7に記載し
た発明に係るプラント保守支援システムを実現すること
ができる。
【0092】実施例9.また、タイマーモジュール17
が一定時間毎にタイマーイベント19を発生させている
ときに外部よりのトリガ信号20を受けた場合に、仮想
時刻管理モジュール12にイベント21の発生を停止・
再開させることにより、取り込んだ過去の時系列22の
時刻印に基づいて同期させた表示をトリガ信号20によ
って中断させる、請求項8に記載した発明に係るプラン
ト保守支援システムを実現することができる。
【0093】実施例10.また、時系列要求モジュール
13内の間引き機能24に、サンプル間隔より粗い表示
間隔内に含まれる複数の特徴変数の中の1つを選択させ
ることにより、取り込んだ過去の時系列22をそのサン
プル間隔より粗い表示間隔で表示する際、その表示間隔
内での1つの値を代表値として表示する、請求項9に記
載した発明に係るプラント保守支援システムを実現する
ことができる。
【0094】実施例11.また、時系列要求モジュール
13内の間引き機能24にサンプル間隔より粗い表示間
隔内に含まれる複数の特徴変数の値の平均値を計算させ
ることにより、取り込んだ過去の時系列22をサンプル
間隔より粗い表示間隔で表示する際、その平均値を代表
値として表示する、請求項10に記載した発明に係るプ
ラント保守支援システムを実現することができる。
【0095】実施例12.また、時系列要求モジュール
13内の間引き機能24にサンプル間隔より粗い表示間
隔内に含まれる複数の特徴変数の中の1つを選択させる
手続を、その特徴変数中の最大値や最小値等のピーク値
を選択する手続に設定することにより、取り込んだ過去
の時系列22をサンプル間隔より粗い表示間隔で表示す
る際、そのピーク値を代表値として表示する、請求項1
1に記載した発明に係るプラント保守支援システムを実
現することができる。
【0096】実施例13.また、時系列要求モジュール
13内の間引き機能24にサンプル間隔より粗い表示間
隔内に含まれる複数の特徴変数の中の1つを選択させる
手続を複数用意しておき、オペレータがそれらの中より
適当なものを選べるようにしておくことにより、取り込
んだ過去の時系列22をサンプル間隔より粗い表示間隔
で表示する際、代表値を決定するための手続をオペレー
タが指定できる、請求項12に記載した発明に係るプラ
ント保守支援システムを実現することができる。
【0097】実施例14.また、解釈ツール15を表示
ツール14と並行して動作させることにより、表示され
る時系列22をあらかじめ指定されたルールに基づいて
解釈し、当該時系列22と並行してその解釈も表示す
る、請求項13に記載した発明に係るプラント保守支援
システムを実現することができる。
【0098】実施例15.また、解釈ツール15が時系
列22を解釈するのに使用するルールの条件部を場面1
個のみを検査する条件に設定し、かつ実施例2で示した
方法を用いて時系列要求モジュール13が、場面1個か
らなる最新の時系列22を共有メモリ18上に書くこと
により、表示される時系列22の解釈をその時系列22
内の最新のサンプルデータの値に基づいて行う、請求項
14に記載した発明に係るプラント保守支援システムを
実現することができる。
【0099】実施例16.また、解釈ツール15が時系
列22の解釈のために用いるルールについて、条件を満
たす場面の順序を検査するルールに設定することによ
り、表示される時系列22の解釈をサンプルデータが変
化した順序に基づいて行う、請求項15に記載した発明
に係るプラント保守支援システムを実現することができ
る。
【0100】実施例17.また、解釈ツール15が時系
列22の解釈のために用いるルールについて、条件が満
たされる継続時間を検査するルールに設定することによ
り、表示される時系列22の解釈をサンプルデータが一
定である期間の長さに基づいて行う、請求項16に記載
した発明に係るプラント保守支援システムを実現するこ
とができる。
【0101】実施例18.また、時系列要求モジュール
13の合成機能25によって、複数のリアルタイム・デ
ータサーバ1から取り込んだ最新の時系列22を合成す
ることにより、表示クライアント11が、取り込まれた
さまざまな時系列22をその時刻印に基づいて同期さ
せ、かつサンプルと同じスピードで、処理にかかる時間
遅れを除いてはサンプルと同時に表示する、請求項17
に記載した発明に係るプラント保守支援システムを実現
することができる。
【0102】実施例19.また、時系列要求モジュール
13が実施例2に示した方法を用いて、最新の時系列2
2を共有メモリ18上に定期的に書き込み、帳票ツール
16が何回かのイベント21毎に1回、帳票を出力する
ために共有メモリ18上の時系列22を各イベント21
毎に取り込むことにより、取り込んださまざまな最新の
時系列22を時刻印に基づいて同期させ、かつサンプル
と同じスピードで、処理にかかる時間遅れを除いてはサ
ンプルと同時に表示し、さらに、その表示データを指定
された間隔で帳票として出力する、請求項18に記載し
た発明に係るプラント保守支援システムを実現すること
ができる。
【0103】実施例20.また、サンプル間隔の異なる
過去の時系列22を時系列要求モジュール13の合成機
能25によって合成してから共有メモリ18上に書き出
すことにより、1つ以上のリアルタイム・データサーバ
1から取り込まれたサンプル間隔の異なるさまざまな過
去の時系列22を、1つの時系列22に合成した後に表
示・解釈を行う、請求項19に記載した発明に係るプラ
ント保守支援システムを実現することができる。
【0104】実施例21.また、サンプル間隔の異なる
過去の時系列22を時系列要求モジュール13の合成機
能25によって合成してから共有メモリ18上に書き出
し、かつ帳票ツール16が何回かのイベント21毎に1
回、帳票を出力するために共有メモリ18上の時系列2
2を各イベント21毎に取り込むことにより、1つ以上
のリアルタイム・データサーバ1から取り込まれたサン
プル間隔の異なるさまざまな過去の時系列22を、1つ
の時系列22に合成した後に表示・解釈を行うととも
に、その表示データを帳票として出力する、請求項20
に記載した発明に係るプラント保守支援システムを実現
することができる。
【0105】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、リアルタイム・データサーバより最新の時系列
を受け取って、音声は連続音声、画像は動画像、プロセ
ス量はトレンドグラフ等のグラフやメータ表示として、
それぞれ時刻印に基づいて同期させ、かつサンプルと同
じスピードで、処理にかかる時間遅れを除いてはサンプ
ルと同時に表示するように構成したので、オペレータに
最新の時系列に含まれる各種データを同期して表示する
ことができるプラント保守支援システムが得られる効果
がある。
【0106】また、請求項2に記載の発明によれば、リ
アルタイム・データサーバより取り込んだ過去の時系列
を、その時刻印に基づいて同期させて表示するように構
成したので、過去の時系列を再生して表示する際に、オ
ペレータに対してきめ細かなサービスを提供することが
できるプラント保守支援システムが得られる効果があ
る。
【0107】また、請求項3に記載の発明によれば、リ
アルタイム・データサーバより取り込んだ過去の時系列
を、その時刻印に基づいて同期させて表示する際の表示
方向を、過去から現在への方向とその逆方向とに自由に
変更可能とするように構成したので、過去の時系列を再
生して表示する際に、オペレータに対してきめ細かなサ
ービスを提供することができるプラント保守支援システ
ムが得られる効果がある。
【0108】また、請求項4に記載の発明によれば、リ
アルタイム・データサーバより取り込んだ過去の時系列
を、その時刻印に基づいて同期させて表示する際の表示
スピードを変更可能とするように構成したので、過去の
時系列を再生して表示する際に、オペレータに対してき
め細かなサービスを提供することができるプラント保守
支援システムが得られる効果がある。
【0109】また、請求項5に記載の発明によれば、リ
アルタイム・データサーバより取り込んだ過去の時系列
を、その時刻印に基づいて同期させて表示する場合に、
外部からトリガ信号を受け取る度に次のサンプル時点の
データを順番に表示するように構成したので、過去の時
系列を再生して表示する際に、オペレータに対してきめ
細かなサービスを提供することができるプラント保守支
援システムが得られる効果がある。
【0110】また、請求項6に記載の発明によれば、そ
の1回のトリガ信号で進行するサンプル時点数を可変と
するように構成したので、過去の時系列を再生して表示
する際のオペレータに提供するサービスを、さらにきめ
細かなものとすることができるプラント保守支援システ
ムが得られる効果がある。
【0111】また、請求項7に記載の発明によれば、リ
アルタイム・データサーバより取り込んだ過去の時系列
を、その時刻印に基づいて同期させて表示する場合に、
指定された中断時刻において表示を中断させ、さらにそ
の表示を再開できるように構成したので、過去の時系列
を再生して表示する際に、オペレータに対してきめ細か
なサービスを提供することができるプラント保守支援シ
ステムが得られる効果がある。
【0112】また、請求項8に記載の発明によれば、リ
アルタイム・データサーバより取り込んだ過去の時系列
を、その時刻印に基づいて同期させて表示する場合に、
外部からのトリガ信号を受けた時に表示を中断させ、さ
らにその表示を再開できるように構成したので、過去の
時系列を再生して表示する際に、オペレータに対してき
め細かなサービスを提供することができるプラント保守
支援システムが得られる効果がある。
【0113】また、請求項9に記載の発明によれば、リ
アルタイム・データサーバより取り込んだ過去の時系列
を、そのサンプル間隔より粗い表示間隔で表示する場合
に、その表示間隔内での1つの値を代表値として表示す
るように構成したので、過去の時系列を再生して表示す
る際に、オペレータに対してきめ細かなサービスを提供
することができるプラント保守支援システムが得られる
効果がある。
【0114】また、請求項10に記載の発明によれば、
その代表値として表示間隔内での平均値を用いるように
構成したので、過去の時系列を再生して表示する際に、
オペレータに対してきめ細かなサービスを提供すること
ができるプラント保守支援システムが得られる効果があ
る。
【0115】また、請求項11に記載の発明によれば、
その代表値として表示間隔内での最大値や最小値などの
ピーク値を用いるように構成したので、過去の時系列を
再生して表示する際に、オペレータに対してきめ細かな
サービスを提供することができるプラント保守支援シス
テムが得られる効果がある。
【0116】また、請求項12に記載の発明によれば、
表示間隔内での代表値を決定するための手続をオペレー
タが指定できるように構成したので、過去の時系列を再
生して表示する際のオペレータに提供するサービスを、
さらにきめ細かなものとすることができるプラント保守
支援システムが得られる効果がある。
【0117】また、請求項13に記載の発明によれば、
リアルタイム・データサーバより取り込んだ過去の時系
列を、その時刻印に基づいて同期させて表示する場合
に、あらかじめ指定されたルールに基づいてその時系列
の解釈を行い、その解釈を当該時系列と並行して表示す
るように構成したので、過去の時系列を再生して表示す
る際に、オペレータに対してきめ細かなサービスを提供
することができるプラント保守支援システムが得られる
効果がある。
【0118】また、請求項14に記載の発明によれば、
表示される時系列の解釈を、当該時系列内の最新のサン
プルデータの値に基づいて行うように構成したので、過
去の時系列を再生して表示する際に、オペレータに対し
てきめ細かなサービスを提供することができるプラント
保守支援システムが得られる効果がある。
【0119】また、請求項15に記載の発明によれば、
表示される時系列の解釈を、サンプルデータが変化した
順序に基づいて行うように構成したので、過去の時系列
を再生して表示する際に、オペレータに対してきめ細か
なサービスを提供することができるプラント保守支援シ
ステムが得られる効果がある。
【0120】また、請求項16に記載の発明によれば、
表示される時系列の解釈を、サンプルデータが一定であ
る期間の長さに基づいて行うように構成したので、過去
の時系列を再生して表示する際に、オペレータに対して
きめ細かなサービスを提供することができるプラント保
守支援システムが得られる効果がある。
【0121】また、請求項17に記載の発明によれば、
複数のリアルタイム・データサーバより取り込んださま
ざまな最新の時系列を、時刻印に基づいて同期させ、か
つサンプルと同じスピードで、処理にかかる時間遅れを
除いてはサンプルと同時に表示するように構成したの
で、分散型のプラント保守支援システムを構築すること
が可能となる効果がある。
【0122】また、請求項18に記載の発明によれば、
1つ以上のリアルタイム・データサーバより取り込んだ
さまざまな最新の時系列を、時刻印に基づいて同期さ
せ、かつサンプルと同じスピードで、処理にかかる時間
遅れを除いてはサンプルと同時に表示するとともに、表
示されたデータを指定された間隔で帳票として出力する
ように構成したので、さらに、表示データを帳票として
残すことも可能となる効果がある。
【0123】また、請求項19に記載の発明によれば、
1つ以上のリアルタイム・データサーバより取り込ん
だ、サンプル間隔の異なる過去の時系列を1つの時系列
に合成してから表示・解釈するように構成したので、分
散型のプラント保守支援システムを構築することが可能
となる効果がある。
【0124】また、請求項20に記載の発明によれば、
取り込んだサンプル間隔の異なる過去の時系列を1つの
時系列に合成してから表示・解釈するとともに、表示さ
れたデータを帳票として出力するように構成したので、
さらに、表示データを帳票として残すことも可能となる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるプラント保守支援シ
ステムを示す構成図である。
【図2】上記実施例における仮想時刻管理モジュールを
示す構成図である。
【図3】上記実施例における時系列要求モジュールを示
す構成図である。
【図4】上記実施例における時系列合成の概念を示す説
明図である。
【図5】従来のプラント保守支援システムを示す構成図
である。
【図6】時系列のデータ構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 リアルタイム・データサーバ 2 親スレッド 3 子スレッド(周期読みだしスレッド) 4 子スレッド(要求駆動読みだしスレッド) 5 獲得スレッド 6 受信用キュー 7 受信スレッド 8 送信用キュー 9 送信スレッド 10 リングバッファ 11 表示クライアント 20 トリガ信号 22 時系列

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントからサンプルされたプロセス
    量、音声、画像などのサンプルデータに、サンプルされ
    た時刻の時刻印をつけて時刻の順序に並べたデータであ
    る時系列に対して、外部からの要求を保持する受信用キ
    ュー、前記要求を前記受信用キューに格納する受信スレ
    ッド、前記要求の実行結果を保持する送信用キュー、前
    記実行結果を前記送信用キューにより取り出して送信す
    る送信スレッド、前記サンプルデータに前記時刻印をつ
    ける獲得スレッド、前記獲得スレッドにて時刻印がつけ
    られたサンプルデータによる過去からの時系列を記録し
    ているリングバッファ、前記リングバッファの読み書き
    を行いながら前記要求を満たすための関数を実行し、実
    行結果を前記送信用キューに格納する子スレッド、およ
    び前記受信用キュー内の前記要求を順次取り出して、そ
    れぞれの要求に応じて新しい前記子スレッドの起動を要
    求する親スレッドを有し、前記時系列の獲得および外部
    から要求された時系列のリアルタイムな提供を行うリア
    ルタイム・データサーバと、前記リアルタイム・データ
    サーバから受け取った最新の時系列を、前記音声は連続
    音声として、画像は動画像として、プロセス量はトレン
    ドグラフなどの時間とともに変化するグラフやメータ表
    示として、前記時刻印に基づいて同期させ、かつサンプ
    ルと同じスピードで、処理にかかる時間遅れを除いては
    サンプルと同時に表示する表示クライアントとを備えた
    プラント保守支援システム。
  2. 【請求項2】 前記表示クライアントが、過去の期間の
    時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて表
    示する機能を有するものであることを特徴とする、請求
    項1に記載のプラント保守支援システム。
  3. 【請求項3】 前記表示クライアントが、過去の期間の
    時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて表
    示する際に、表示方向を過去から現在への方向とその逆
    方向とで自由に変更できる機能を有するものであること
    を特徴とする、請求項2に記載のプラント保守支援シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記表示クライアントが、過去の期間の
    時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて表
    示する際に、表示スピードを可変とする機能を有するも
    のであることを特徴とする、請求項2に記載のプラント
    保守支援システム。
  5. 【請求項5】 前記表示クライアントが、過去の期間の
    時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて表
    示する際に、外部からのトリガ信号を受ける度に次のサ
    ンプル時点のデータを順番に表示する機能を有するもの
    であることを特徴とする、請求項2に記載のプラント保
    守支援システム。
  6. 【請求項6】 前記表示クライアントが、過去の期間の
    時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて、
    外部からのトリガ信号を受ける度に次のサンプル時点の
    データを順番に表示する際に、1回のトリガ信号で進行
    するサンプル時点数を可変とする機能を有するものであ
    ることを特徴とする、請求項5に記載のプラント保守支
    援システム。
  7. 【請求項7】 前記表示クライアントが、過去の期間の
    時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて表
    示する際に、指定された中断時刻で表示を中断し、中断
    した表示を再開させる機能を有するものであることを特
    徴とする、請求項2に記載のプラント保守支援システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記表示クライアントが、過去の期間の
    時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて表
    示する際に、外部からのトリガ信号を受け取った時に表
    示を中断し、中断した表示を再開させる機能を有するも
    のであることを特徴とする、請求項2に記載のプラント
    保守支援システム。
  9. 【請求項9】 前記表示クライアントが、過去の期間の
    時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、細かいサンプル間隔でサンプルされた時系列を粗い
    表示間隔で表示する際に、前記粗い表示間隔内での1つ
    の値を代表値として表示する機能を有するものであるこ
    とを特徴とする、請求項2に記載のプラント保守支援シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記表示クライアントが、過去の期間
    の時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、細かいサンプル間隔でサンプルされた時系列を粗い
    表示間隔で表示する際に、前記粗い表示間隔内での平均
    値を代表値として表示するものであることを特徴とす
    る、請求項9に記載のプラント保守支援システム。
  11. 【請求項11】 前記表示クライアントが、過去の期間
    の時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、細かいサンプル間隔でサンプルされた時系列を粗い
    表示間隔で表示する際に、前記粗い表示間隔内での最大
    値や最小値などのピーク値を代表値として表示するもの
    であることを特徴とする、請求項9に記載のプラント保
    守支援システム。
  12. 【請求項12】 前記表示クライアントが、過去の期間
    の時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、細かいサンプル間隔でサンプルされた時系列を粗い
    表示間隔で表示する際に、前記粗い表示間隔内での代表
    値を決定するための手続を指定する機能を有するもので
    あることを特徴とする、請求項9に記載のプラント保守
    支援システム。
  13. 【請求項13】 前記表示クライアントが、過去の期間
    の時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて表
    示する際に、あらかじめ指定されたルールに基づいて、
    表示される時系列の解釈を行い、その解釈も当該時系列
    と並行して表示する機能を有するものであることを特徴
    とする、請求項2に記載のプラント保守支援システム。
  14. 【請求項14】 前記表示クライアントが、過去の期間
    の時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて表
    示するとともに、あらかじめ指定されたルールに基づい
    た前記時系列の解釈も並行して表示する際に、当該時系
    列の解釈を、その時系列内の最新のサンプルデータの値
    に基づいて行うものであることを特徴とする、請求項1
    3に記載のプラント保守支援システム。
  15. 【請求項15】 前記表示クライアントが、過去の期間
    の時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて表
    示するとともに、あらかじめ指定されたルールに基づい
    た前記時系列の解釈も並行して表示する際に、当該時系
    列の解釈を、前記サンプルデータが変化した順序に基づ
    いて行うものであることを特徴とする、請求項13に記
    載のプラント保守支援システム。
  16. 【請求項16】 前記表示クライアントが、過去の期間
    の時系列を前記リアルタイム・データサーバから取り込
    み、過去の時系列をその時刻印に基づいて同期させて表
    示するとともに、あらかじめ指定されたルールに基づい
    た前記時系列の解釈も並行して表示する際に、当該時系
    列の解釈を、前記サンプルデータが一定である期間の長
    さに基づいて行うものであることを特徴とする、請求項
    13に記載のプラント保守支援システム。
  17. 【請求項17】 前記表示クライアントが、複数の前記
    リアルタイム・データサーバから取り込んださまざまな
    最新の時系列を、前記時刻印に基づいて同期させ、かつ
    サンプルと同じスピードで、処理にかかる時間遅れを除
    いてはサンプルと同時に表示するものであることを特徴
    とする、請求項1に記載のプラント保守支援システム。
  18. 【請求項18】 前記表示クライアントが、1つ以上の
    前記リアルタイム・データサーバから取り込んださまざ
    まな最新の時系列を、前記時刻印に基づいて同期させ、
    かつサンプルと同じスピードで、処理にかかる時間遅れ
    を除いてはサンプルと同時に表示するとともに、指定さ
    れた間隔で表示データを帳票として出力するものである
    ことを特徴とする、請求項1に記載のプラント保守支援
    システム。
  19. 【請求項19】 前記表示クライアントが、1つ以上の
    前記リアルタイム・データサーバから取り込んだ、サン
    プル間隔の異なるさまざまな過去の時系列を1つの時系
    列に合成した後、表示・解釈を行うものであることを特
    徴とする、請求項2に記載のプラント保守支援システ
    ム。
  20. 【請求項20】 前記表示クライアントが、表示された
    データを帳票として出力する機能を有するものであるこ
    とを特徴とする、請求項19に記載のプラント保守支援
    システム。
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