JP3190115B2 - 天井の取り付け構造 - Google Patents

天井の取り付け構造

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JP3190115B2 JP14361692A JP14361692A JP3190115B2 JP 3190115 B2 JP3190115 B2 JP 3190115B2 JP 14361692 A JP14361692 A JP 14361692A JP 14361692 A JP14361692 A JP 14361692A JP 3190115 B2 JP3190115 B2 JP 3190115B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅の天井構造を簡略
化した天井の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の天井の取り付け構造を示
す。
【0003】図4において、符号100は住宅の部屋で
あり、壁部200により画成されている。
【0004】壁部200は、横並びに連接した複数の壁
パネル201を立て起こすことにより形成されている。
【0005】この壁パネル201上に、床パネル300
が敷かれ、この床パネル300の下側に部屋100の天
井部310が形成されている。尚、210は床部外周縁
に取付けた胴差である。
【0006】従来、この天井部310の取り付けは、次
のようにして行っていた。
【0007】まず、作業者が上向きの姿勢で、床パネル
300の下側内部に吊り梁311を取り付けて、吊り梁
311に吊り木312を所定間隔で垂下固定する。
【0008】次に、吊り木312の下端部に野縁材31
3を取り付け、この野縁材313間に横方向の野縁材3
14を通し、周縁野縁材315、315を壁パネル20
1に固着することにより、格子状の野縁320を天井部
位置に形成する。
【0009】そして、最後に、天井仕上げ材としての石
膏ボード400を格子状の野縁320の下面に張り付け
ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の天井の取り付け構造では、床パネル300への吊り梁
311の取り付け、吊り梁311への吊り木312の垂
下固定、吊り木312への格子状の野縁320の吊り下
げ、壁パネル201への周縁野縁材315の固着、野縁
320への石膏ボード400の張り付け、という多工数
の取り付け作業を施工現場で行わなければならず、現場
作業が煩雑なものになっている。
【0011】このため、多数の作業者の作業によっても
施工に長時間を要すると共に、吊り梁311、吊り木3
12、野縁材313、314等の多数の建材を必要と
し、天井取り付け費用が高くついていた。
【0012】しかも、作業者が上向きの姿勢で多工数の
取り付け作業をしなければならないので、作業能率が著
しく悪い、という問題があった。
【0013】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、天井構造を簡略化することに
より、施工現場における天井の取り付け作業の省力化を
図り、作業の能率化と作業費用のコストダウンを図るこ
とができる天井の取り付け構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の天井の取り付け構造は、複数の壁パネルで
一壁部を形成し、この壁部を複数用いて画成した部屋の
天井部位に野縁を組み付け、前記野縁の下面に天井仕上
げ材を張り付けた天井の取り付け構造において、前記野
縁は、長手方向に沿って所定間隔で上向きの切り欠きが
形成され、予め複数の壁パネルを連結して形成された
記一壁部の複数の壁パネルの上部天井形成位置に沿って
全体が前記壁パネル面より突出した状態で予め取り付け
られる周縁野縁材、前記部屋形成時に、対向する前記
壁部に各々取り付けられた前記周縁野縁材間に、両端が
前記切り欠きに上方から嵌め込まれて取り付けられる他
の野縁材とを備えることを特徴とする。
【0015】
【作用】前記構成の本発明においては、周縁野縁材が一
壁部の複数の壁パネルの上部天井形成位置に沿って予め
全体が壁パネル面より突出した状態で取り付けられてい
るので、この壁部を立てて部屋を形成すると同時に、部
屋の天井形成部位に周縁野縁材が枠状に形成される。し
たがって、施工現場で壁部に野縁の周縁材を枠状に取り
付ける作業を必要としない。
【0016】そして、これらの周縁野縁材間に、他の野
縁材の両端を上方から切り欠きに嵌め込んで取り付けれ
ば、天井形成部位に格子状の野縁構造を形成することが
できる。
【0017】従って、前述した従来例のように、天井形
成部位に吊り梁と吊り木とを取り付けて野縁を組み付け
るという多工数の作業を必要とせず、現場作業の省力化
を図ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例に係る天井の取り
付け構造を示す。
【0020】図1において、符号10は住宅の部屋1を
画成する壁部であり、符号20は壁部10上に載置固定
される床パネルであり、符号40は野縁50と石膏ボー
ド60とからなる天井部である。尚、30は床部外周の
胴差である。
【0021】壁部10は、工場において、一壁部分(例
えば3枚)の壁パネル11が横並びに連接され圧着圧締
されて形成されている。
【0022】そして、部屋1において壁部10、10に
は、図2に示すように、野縁50を構成する周縁野縁材
51が取り付けられている。
【0023】具体的には、周縁野縁材51は、例えば縦
幅及び横幅が40mm及び30mmでかつ長さが壁部1
0の幅に略等しい角材で形成されており、その上面部に
はコ字状の切り欠き52が等間隔で複数形成されてい
る。
【0024】そして、この周縁材51が、切り欠き52
を上向きにして、天井部40の高さに位置するように、
3枚の壁パネル11の上部に亘って水平に釘打ち固定さ
れている。
【0025】一方、前記周縁野縁材51が取り付けられ
た壁部に隣り合う壁部10には、図3に示すように、周
縁野縁材53が周縁野縁材51と同高さ位置で釘打ち固
定されている。
【0026】このように、工場で、複数の壁パネル11
が接合された壁部10が形成され、しかも互いに隣り合
う壁部10、10に野縁50の周縁野縁材51、53が
取り付けられているので、施工現場で壁部10の壁パネ
ル11を立て起こせば、図1に示すように、隣り合う壁
部10、10の周縁野縁材51、53の端部が互いに一
致し、必然的に野縁50の枠状の周縁部が天井部10の
位置に形成される。
【0027】したがって、図4に示した従来の天井の取
り付け構造のように、施工現場で周縁野縁材を壁パネル
に取り付ける必要がない。
【0028】天井部40の野縁50はこの周縁野縁材5
1に一方向の野縁材54を取り付けることにより形成さ
れる。
【0029】具体的には、野縁材54は、例えば縦幅及
び横幅が64mm及び38mmの角材で形成されてお
り、その両端部には周縁野縁材51の切り欠き52に嵌
め込むための突出部55が形成され、上面部所定箇所に
はコ字状の切り欠き56が形成されている。
【0030】この野縁材54の突出部55が周縁野縁材
51の切り欠き52に上から順次嵌め込まれ接着剤等で
固定されて、複数の野縁材54が対向する周縁野縁材5
1、51間に横格子状に取り付けられる。
【0031】そして、これら複数の野縁材54の切り欠
き56に上から矯正材57が嵌め込まれ、接着剤等で固
定されて、野縁材54の撓みが防止されている。尚、周
縁野縁材53の矯正材57対応位置上面には、矯正材5
7の端部を受け入れる切り欠き(図示せず)が形成され
ている。
【0032】すなわち、野縁50は、図4に示した従来
の天井の取り付け構造において必要不可欠であった吊り
梁311や吊り木312を使用せずに、形成されてい
る。
【0033】このように形成された野縁50の野縁材5
4の下側に天井仕上げ材としての石膏ボード60が張り
付け固定されて、天井部40の仕上げ処理がなされる。
【0034】このように、天井部40の構造が、野縁5
0の構造が野縁材54と矯正材57とを周縁野縁材51
の切り欠き52と野縁材54の切り欠き56とに嵌め込
むだけの著しく簡略化された構造になっているので、そ
の取り付け作業において、前述した従来例のように、天
井部位に吊り梁と吊り木とを取り付けて野縁を組み付け
るという仰向きでの工数の作業を必要とせず、現場作業
の省力化を図ることができる。
【0035】このため、少数の作業者が短時間の施工で
天井部40の取り付け作業を行うことができ、作業能率
が向上する。
【0036】さらに、吊り梁311、吊り木312等の
建材を必要としないので、天井取り付け費用のコストダ
ウンと図ることができる。
【0037】また、図示しないが、階上の部屋の天井部
においても前述した天井部40と同様の構造になってい
る。
【0038】なお、本実施例においては、野縁材54の
撓みを防止するために矯正材57を取り付けたが、部屋
1があまり広くなく、野縁材54の撓みが生じないよう
な天井部40においては、矯正材57を野縁材54上に
取り付ける必要はない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の天井の取
り付け構造においては、周縁野縁材が予め取り付けられ
た壁部を立てて部屋を形成すると同時に、部屋の天井形
成部位に周縁野縁材が枠状に形成されるので、施工現場
において、壁部に周縁野縁材を枠状に取り付けるという
作業を省くことができる。
【0040】また、全体が壁パネル面より突出した周縁
野縁材間に、他の野縁材を上方から嵌め込んで取り付け
るだけで、天井形成部位に野縁を形成することができる
ので、従来のように天井形成部位に吊り梁と吊り木とを
取り付けて野縁を組み付けるという仰向きでの多工数の
作業を必要とせず、施工現場における天井の取り付け作
業の省力化を図ることができる。
【0041】さらに、天井構造材が少なくて済むので、
天井取り付け作業の能率化と費用のコストダウンを図る
ことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る天井の取り付け構造を
示す斜視図である。
【図2】切り欠きを有した周縁野縁材を複数の壁パネル
で構成された壁部に取り付けた状態を示す平面図であ
る。
【図3】切り欠きを有しない周縁野縁材を複数の壁パネ
ルで構成された壁部に取り付けた状態を示す平面図であ
る。
【図4】従来の天井の取り付け構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 部屋 10 壁部 11 壁パネル 40 天井部 50 野縁 51、53 周縁野縁材 52、56 切り欠き 54 野縁材 57 矯正材 60 石膏ボード
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−43547(JP,A) 特開 平4−47059(JP,A) 実開 昭57−32417(JP,U) 実開 昭59−138615(JP,U) 実開 昭53−82215(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/06 E04B 9/22 E04B 9/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の壁パネルで一壁部を形成し、この
    壁部を複数用いて画成した部屋の天井部位に野縁を組み
    付け、 前記野縁の下面に天井仕上げ材を張り付けた天井の取り
    付け構造において、 前記野縁は、長手方向に沿って所定間隔で上向きの切り
    欠きが形成され、予め複数の壁パネルを連結して形成さ
    れた前記一壁部の複数の壁パネルの上部天井形成位置に
    沿って全体が前記壁パネル面より突出した状態で予め
    り付けられる周縁野縁材、 前記部屋形成時に、対向する前記壁部に各々取り付けら
    れた前記周縁野縁材間に、両端が前記切り欠きに上方か
    嵌め込まれて取り付けられる他の野縁材とを備えるこ
    とを特徴とする天井の取り付け構造。
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CN108049555B (zh) * 2017-12-30 2023-08-22 浙江亚厦装饰股份有限公司 悬臂吊顶及安装方法
CN110812079B (zh) * 2019-11-09 2021-08-27 张志刚 一种双眼皮手术配套系统

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