JP3189928U - 木製合成素材を用いた鞄 - Google Patents
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Abstract
【課題】天然木の木目をデザインに利用した鞄を提供する。
【解決手段】木製合成素材１は、木製シート１０と、弾性素材２０と、芯素材３０と、縁取り素材４０とを有する。なお、木製シート１０と弾性素材２０との間及び弾性素材２０と芯素材３０との間は、接着剤により接着されている。木製シート１０は、天然木を薄くスライスして得た薄板材である。弾性素材２０は、一定の弾性を有する素材である。弾性素材２０は、木製シート１０に弾性を付与し、木製シート１０の感触を良くする。芯素材３０は、一定の耐折強さを有する素材である。芯素材３０は、木製シート１０が折れ曲がるのを防止する。縁取り素材４０は、一定の強度を有する素材である。縁取り素材４０は、接着された木製シート１０、弾性素材２０、及び芯素材３０の外周を補強する。このような木製合成素材１が、貼り合わせの技法により鞄の胴体のパーツとして用いられる。
【選択図】図１
【解決手段】木製合成素材１は、木製シート１０と、弾性素材２０と、芯素材３０と、縁取り素材４０とを有する。なお、木製シート１０と弾性素材２０との間及び弾性素材２０と芯素材３０との間は、接着剤により接着されている。木製シート１０は、天然木を薄くスライスして得た薄板材である。弾性素材２０は、一定の弾性を有する素材である。弾性素材２０は、木製シート１０に弾性を付与し、木製シート１０の感触を良くする。芯素材３０は、一定の耐折強さを有する素材である。芯素材３０は、木製シート１０が折れ曲がるのを防止する。縁取り素材４０は、一定の強度を有する素材である。縁取り素材４０は、接着された木製シート１０、弾性素材２０、及び芯素材３０の外周を補強する。このような木製合成素材１が、貼り合わせの技法により鞄の胴体のパーツとして用いられる。
【選択図】図１
Description
本考案は、木製合成素材を用いた鞄に関するものである。
例えば、特許文献１には、天然木薄板材を用いた用具が開示されている。
天然木の木目をデザインに利用した鞄を提供する。
本考案に係る鞄は、天然木で構成された木製シートと、弾性素材と、芯素材と、縁取り素材とから形成された木製合成素材を用いて作成されてなる。
好適には、木製シートは、表面がコーティングされずに天然木の表面が露出し、柔軟加工されたものである。
好適には、貼り合わせの技法により前記木製合成素材を用いて作成されてなる。
本考案によれば、天然木の木目を鞄のデザインに利用することができる。
図１は、木製合成素材１の垂直断面図である。
図１に例示するように、木製合成素材１は、木製シート１０と、弾性素材２０と、芯素材３０と、縁取り素材４０とを有する。なお、木製シート１０と弾性素材２０との間及び弾性素材２０と芯素材３０との間は、接着剤により接着されている。接着剤は、特に限定するものではないが、木製シート１０の柔軟性を阻害しないものであることが望ましい。
図１に例示するように、木製合成素材１は、木製シート１０と、弾性素材２０と、芯素材３０と、縁取り素材４０とを有する。なお、木製シート１０と弾性素材２０との間及び弾性素材２０と芯素材３０との間は、接着剤により接着されている。接着剤は、特に限定するものではないが、木製シート１０の柔軟性を阻害しないものであることが望ましい。
木製シート１０は、天然木を薄くスライスして得た薄板材である。木製シート１０の厚さは、天然木の種類により最適値が異なり、０．０５ｍｍ〜０．３ｍｍの範囲である。例えば、木製シート１０の厚さの最適値は、黒柿の場合は０．１５ｍｍ、黒丹の場合は０．１１ｍｍ、桐の場合は０．１３〜０．１４ｍｍ、カバの場合は０．１７〜０．１８ｍｍ、ナラの場合は０．２ｍｍ、ケヤキの場合は０．２５〜０．２８ｍｍである。また、木製シート１０は、既知の方法により柔軟加工されていることが望ましい。木製シート１０を柔軟加工するには、例えば、高分子化合物を木製シート１０の導管に含浸させる。これにより、木製シート１０は、鞄の使用に耐えうる柔軟性を獲得することができる。さらに、木製シート１０は、含浸させる高分子化合物により、防水性と耐腐食性を高めることができる。
弾性素材２０は、一定の弾性を有する素材である。弾性素材２０は、木製シート１０に弾性を付与し、木製シート１０の感触を良くする。例えば、弾性素材２０は、不織布、メッシュ素材シート、又は発砲シートなどである。
芯素材３０は、一定の耐折強さを有する素材である。芯素材３０は、木製シート１０が折れ曲がるのを防止する。例えば、芯素材３０は、ボール紙又は合成樹脂板などである。
縁取り素材４０は、一定の強度を有する素材である。縁取り素材４０は、接着された木製シート１０、弾性素材２０、及び芯素材３０の外周を補強する。例えば、縁取り素材４０は、革などである。また、縁取り素材４０は、木製シート１０の上面で折り返して縫い付けられる。このとき、ミシン目は、木製シート１０の柔軟性を考慮して、通常より大きめであることが望ましい。
図２は、木製合成素材１の上面図である。
図２に例示するように、木製合成素材１の表面には、木製シート１０の木目が現れる。
また、木製合成素材１は、天然木の質感及び匂いを有している。なお、木製合成素材１の大きさは、用いる対象に応じて、任意である。
図２に例示するように、木製合成素材１の表面には、木製シート１０の木目が現れる。
また、木製合成素材１は、天然木の質感及び匂いを有している。なお、木製合成素材１の大きさは、用いる対象に応じて、任意である。
以上説明した構成により、木製合成素材１は、鞄に必要な柔軟性、防水性、耐腐食性、及び耐折強さを有している。また、木製合成素材１の木目は、鞄のデザインに利用できる。さらに、木製合成素材１が有する天然木の質感及び匂いが、鞄の付加価値を高めてくれる。
図３は、木製合成素材１を用いた鞄の模式図である。
図３に例示するように、鞄１００は、胴体部分に木製合成素材１を利用している。鞄１００は、通常の革の鞄のように縫製してひっくり返す技法では、木製シート１０への負荷が大きく、木製シート１０を傷める恐れがあるので、鞄をひっくり返さずに形にする「貼り合わせ」という伝統工芸の技法を用いて作成される。貼り合わせの技法とは、鞄のパーツを接着剤により貼り合わせて組み立てていく技法のことである。本実施例では、木製合成素材１は、鞄１００の胴体のパーツとして貼り合わされている。
図３に例示するように、鞄１００は、胴体部分に木製合成素材１を利用している。鞄１００は、通常の革の鞄のように縫製してひっくり返す技法では、木製シート１０への負荷が大きく、木製シート１０を傷める恐れがあるので、鞄をひっくり返さずに形にする「貼り合わせ」という伝統工芸の技法を用いて作成される。貼り合わせの技法とは、鞄のパーツを接着剤により貼り合わせて組み立てていく技法のことである。本実施例では、木製合成素材１は、鞄１００の胴体のパーツとして貼り合わされている。
以上説明したように、鞄１００は、貼り合わせの技法により、胴体部分に用いられる木製合成素材１を傷めることなく、作成される。
１ 木製合成素材
１０ 木製シート
２０ 弾性素材
３０ 芯素材
４０ 縁取り素材
１００ 鞄
１０ 木製シート
２０ 弾性素材
３０ 芯素材
４０ 縁取り素材
１００ 鞄
Claims (3)
- 天然木で構成された木製シートと、
弾性素材と、
芯素材と、
縁取り素材とから形成された木製合成素材を用いて作成されてなる鞄。 - 前記木製シートは、表面がコーティングされずに天然木の表面が露出し、柔軟加工されたものである
請求項１に記載の鞄。 - 貼り合わせの技法により前記木製合成素材を用いて作成されてなる
請求項１又は２に記載の鞄。
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009136761A Continuation JP2010279626A (ja) | 2009-06-06 | 2009-06-06 | 木製合成素材を用いた鞄 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3189928U true JP3189928U (ja) | 2014-04-10 |
Family
ID=
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105212491A (zh) * | 2015-09-10 | 2016-01-06 | 安徽冠宜箱包有限公司 | 一种拉杆箱包的外壳 |
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