JP3189667U - 工芸アロマボトル - Google Patents

Abstract

【課題】工芸装飾品として使用可能であると共に、アロマボトルとしても使用可能であり、且つ、構造が簡単で、使用が容易で、安全性及び清潔性を有し、さらに、美観性及び実用性を有する工芸アロマボトルを提供する。
【解決手段】工芸アロマボトルは、セラミックスボトル体１と、ボトル蓋２とを備え、セラミックスボトル体においてボトル口１１を設けており、セラミックスボトル体は、少なくとも、セラミックス釉１２により被覆されていない部分を有し、セラミックス釉により被覆されていない部分における微細孔１６は、外表面に連通する。
【選択図】図１

Description

本考案は、アロマ装置に関し、特に工芸アロマボトルに関する。

家庭、バー、喫茶店等の場所、特に、祝祭の行事や誕生日パーティでは、人々がアロマオイルを使用して、優雅、喜びの雰囲気を醸し出すことを好んでいる。通常、加熱装置を使用してオイルの揮発を加速させたり、ボトルの芯を使用し又はボトルの蓋を開けることでオイルを自然に揮発させたりするが、このようなアロマオイル装置は、構造が複雑で、安全性が低く、外力により転倒しやすい。その結果、テーブルを汚し、さらに、火災を引き起こす危険性も潜んでいる。また、装飾の効果が劣るため、現代の文明生活へ追求する人々のニーズが満たされない。

上述した欠点を克服するために、本考案は、工芸装飾品として使用可能であると共に、アロマボトルとしても使用可能であり、且つ、構造が簡単で、使用が容易で、安全性及び清潔性を有し、さらに、美観性及び実用性を有するアロマボトルを提供する。これにより、祝祭の喜び雰囲気を醸し出し、日常生活における人々の需要を満たす。

本考案がその技術的課題を解決するために用いる技術手段は以下に示す。すなわち、工芸アロマボトルは、セラミックスボトル体と、ボトル蓋とを備え、前記セラミックスボトル体においてボトル口を設けており、前記セラミックスボトル体は、少なくとも、セラミックス釉により被覆されていない部分を有し、前記セラミックス釉により被覆されていない部分における微細孔は、外表面に連通する。

前記微細孔は、セラミックスボトル体を焼成する過程において形成されている。

前記セラミックス釉により被覆されていない部分は、セラミックスボトル体を加工する過程において、セラミックスボトル体の外表面がセラミックス釉を塗布しないことにより形成されている。

前記セラミックス釉により被覆されていない部分は、セラミックスボトル体に対して、彫刻又は研磨することにより、セラミックスボトル体の外表面におけるセラミックス釉の所定の部分を除去して形成された装飾的模様である。

前記セラミックス釉により被覆されていない部分は、セラミックスボトル体の底部において設けられた凹溝及び透かし彫り模様であり、前記凹溝の外表面は、セラミックス釉により被覆されず、前記凹溝の周縁部において２つ以上の切欠きが設けられる。

前記セラミックスボトル体は、動物、人、花又は果物の形状を有する。

前記セラミックスボトル体は、円形状、楕円形状、多角形状、不規則形状又はケトル形状を有する。

前記セラミックスボトル体には、立体的な装飾模様が更に貼り付けられている。

前記立体的な装飾模様は、動物、人又は花の形状である。

前記ボトル蓋には、リフティングリング又はフックが設けられている。

本考案によれば、セラミックス材料は、焼成過程において微細孔を形成し、セラミックス釉により被覆されていない部分における微細孔は、外表面に連通するため、ボトル体内のアロマオイルがボトル体又は底部の微細孔を通じて滲み出て、空気中に揮発する。これにより、アロマオイルにより芳香な香りが揮発し、さらに、アロマボトルは、構造が簡単で、容易に使用可能であり、安全性及び清潔性を有する。また、外表面に対して所望の模様又は立体的な装飾模様を加工することで、装飾効果が向上する。また、セラミックスボトル体は、動物、人又は花の形状を有してもよく、装飾品としても使用可能であり、芸術的な装飾性及び実用性を増し、祝祭時の喜びの雰囲気を醸し出し、且つ日常生活上の需要を満たす。

本考案のアロマボトルの一実施形態の構造原理の模式図である。 本考案のアロマボトルの他の実施形態の構造原理の模式図である。 本考案のアロマボトルの更に別の実施形態の構造原理の模式図である。

以下、図面を参照し、本考案の構造原理についてより詳細に説明する。

図１に示すように、工芸アロマボトルは、動物形状を有するセラミックスボトル体１とボトル蓋２とを備える。セラミックスボトル体１において、ボトル口１１が設けられ、セラミックスボトル体１の外表面において、セラミックス釉１２が被覆されており、前記セラミックスボトル体１の底部において凹溝１３が設けられ、凹溝１３の外表面においては、セラミックス釉が被覆されていない。凹溝１３の周縁部１４において、４つの切欠き１５が設けられ、セラミックス釉により被覆されていない底部凹溝１３における微細孔１６が外表面に連通することで、ボトル体１内のオイルは、底部の凹溝の微細孔１６を通じて滲み出て、さらに凹溝の周縁部に設けられた切欠き１５を通じて空気中に揮発する。

図２に示すように、工芸アロマボトルは、円形状のセラミックスボトル体１とボトル蓋２とを備え、セラミックスボトル体１は、ボトル体２１とボトル口２２とから構成されている。セラミックスボトル体１の外表面においてセラミックス釉２３が被覆されており、ボトル体２１を加工する過程において、ボトル体２１の外表面は、セラミックス釉により被覆されていない２つの円形状の部分を有し、セラミックスボトル体１は、焼成過程において多数の微細孔１１２を形成しており、ボトル体２１の外表面において、セラミックス釉により被覆されていない２つの円形状範囲１１１における微細孔１１２は、外表面に連通する。これにより、セラミックスボトル体１内に収容されたアロマオイルが微細孔１１２を通じて外表面に滲み出て揮発する。

図３に示すように、工芸アロマボトルは、楕円形状のセラミックスボトル体１と、ボトル蓋２とを備え、セラミックスボトル体１は、ボトル体３１とボトル口３２とから構成される。セラミックスボトル体１の外表面において一層のセラミックス釉３３が被覆されており、ボトル体３１を加工する過程において、研磨工程により、ボトル体３１の外表面のセラミックス釉に対して所定の面積を除去する。除去した部分は、模様３１１を形成し、セラミックスボトル体１は、焼成過程で多数の微細孔３１２を形成し、ボトル体３１における、セラミックス釉が除去されて模様３１１を形成した部分における微細孔３１２は、外表面に連通する。これにより、セラミックスボトル体１内に収容されたアロマオイルが微細孔３１２を通じて外表面に滲み出て揮発する。前記ボトル蓋２においてリフティングリング３２１が設けられている。

上述したことは、本考案を説明するためのより好ましい実施例に過ぎず、本考案を制限するものではない。同様な創作思想のもとで、本創作について行われたいかなる修飾又は変更は、本考案の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (10)

1. セラミックスボトル体と、ボトル蓋とを備え、前記セラミックスボトル体においてボトル口を設けるアロマボトルであって、
   前記セラミックスボトル体は、少なくとも、セラミックス釉により被覆されていない部分を有し、前記セラミックス釉により被覆されていない部分における微細孔は、外表面に連通することを特徴とする、工芸アロマボトル。
2. 前記微細孔は、前記セラミックスボトル体を焼成する過程において形成されていることを特徴とする、請求項１に記載の工芸アロマボトル。
3. 前記セラミックス釉により被覆されていない部分は、前記セラミックスボトル体を加工する過程において、前記セラミックスボトル体の外表面にセラミックス釉を塗布しないことにより形成されていることを特徴とする、請求項１に記載の工芸アロマボトル。
4. 前記セラミックス釉により被覆されていない部分は、前記セラミックスボトル体に対して、彫刻又は研磨することにより、前記セラミックスボトル体の外表面におけるセラミックス釉の所定の部分を除去して形成された装飾的模様であることを特徴とする、請求項１に記載の工芸アロマボトル。
5. 前記セラミックス釉により被覆されていない部分は、前記セラミックスボトル体の底部において設けられた凹溝及び透かし彫り模様であり、前記凹溝の外表面は、セラミックス釉により被覆されず、前記凹溝の周縁部において２つ以上の切欠きが設けられることを特徴とする、請求項１に記載の工芸アロマボトル。
6. 前記セラミックスボトル体は、動物、人、花又は果物の形状を有することを特徴とする、請求項１に記載の工芸アロマボトル。
7. 前記セラミックスボトル体は、円形状、楕円形状、多角形状、不規則形状又はケトル形状を有することを特徴とする、請求項１に記載の工芸アロマボトル。
8. 前記セラミックスボトル体には、立体的な装飾模様が更に貼り付けられていることを特徴とする、請求項１に記載の工芸アロマボトル。
9. 前記立体的な装飾模様は、動物、人又は花の形状であることを特徴とする、請求項８に記載の工芸アロマボトル。
10. 前記ボトル蓋には、リフティングリング又はフックが設けられていることを特徴とする、請求項１に記載の工芸アロマボトル。