JP3189515U - キノコ茸廃菌床の乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水分を多く含むエノキ茸の廃菌床の塊状物を破砕・混合・乾燥操作において低水分量にするキノコ茸廃菌床の乾燥装置を提供する。
【解決手段】50重量%以上の水分を含有しているエノキ茸の廃菌床体1を、熱風を供給しながら撹拌アームを回転することにより撹拌・乾燥できる乾燥装置において、エノキ茸の廃菌床体粉末を貯蔵して一定量供給する原料貯蔵破砕器2と、破砕器から供給された廃菌床体を乾燥する、撹拌アーム羽根に掻き混ぜ具を取り付けたスパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器4と、容器内で廃菌床体の紛体を噴霧状態にできるようにジェット流気体を加温する、水蒸気流通蛇管による空気流加熱室と、加温される空気噴射吹き込みノズル付きパイプによって混合乾燥容器内に加温空気吹込みできる空気送風管5を、具備されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、特に水分などを含むキノコの廃菌床の廃棄物の、掻き出し撹拌機付きの乾燥機に関する、特に水分を多く含むエノキ茸の廃菌床の塊状物を破砕・混合・乾燥操作において低水分量にする乾燥装置に関する。
貯蔵ホッパー内に回転羽根軸を設けて、水分を多量に含有する収納物の流動性を増しているが、高い粘着性を持つ物質には適性ではなく、回転軸・羽根に張り付き、ケースとの間に物質が挟まり取出しを困難にしている。回転軸が止まる場合がある。これに対して種々提案がある(特許文献1〜3参照)。今で水分の高いエノキ茸菌床体については、乾燥時に破砕、掻き出し機において十分な結果が得られていない。
またオカラは高たんぱくの食品加工残渣であり、養魚用飼料や畜産飼料として広く採用されている。このオカラを発酵処理して使用する手段として、オカラを繊維分解酵素枯草菌で予備発酵させて脱水乾燥させ、これに他の原料を添加混合する混合飼料が開示されている(特許文献1参照)。
またイカ肝臓が摂餌誘引効果を有することが知られているが、生のまま乾燥配合飼料として利用されることは無く、一旦粉末状に形成した後に配合飼料の原料として使用している。また、他の配合原料との混合物を混練、加熱、加圧処理して製出する魚類飼料が開示されている(特許文献2参照)。
また好熱性みろく菌種を海産物残渣等の有機素材に添加し好気性条件下高温発酵させることを特徴とした飼料添加物、液状飼料添加物、飼料およびそれらの製造方法が開示されており(特許文献3参照)、好熱性種菌PTA−1773をエビ及び/またはカニの残渣等の有機素材に添加し、好気条件下かつ50〜90℃で発酵させることによって得られる生態環境改良資材が開示されている(特許文献4参照)。
エノキ茸の菌床に関する乾燥装置については、堆肥への利用がほとんどであって、菌床、燃料での再利用としての情報は存在していない。とくにエノキ茸廃菌床の再利用については菌床としての活用はほとんど知られていない。
特開平11−289994号公報。 特許3023534号公報。 特許3314302号公報。 特開2003−219864号公報。
高含水のキノコ廃菌床体の粘性の高い塊状廃棄物を処理する場合において、貯蔵ホッパの下部に排出スクリューコンベヤ、押出し用の縦板付コンベヤ、パンコンベヤ、スクレーパコンベヤ等の搬送機での切り出し装置が提案されているが、廃棄物を貯蔵する貯蔵ホッパでは、ホッパ内に多量の塊状物質を堆積させると、熱処理を施す場合に破砕、撹拌・切り出し、掻き出し装置に、物質を排出するための負荷だけでなく、堆積した物質の重量が余分な負荷として加えて、十分な撹拌・排出処理ができないのが現状である。また乾燥時の操作状態によってムラガあって十分な乾燥物を得ることが難しい。
本考案はこのような水分の多い塊状物で粘性を持つエノキの廃菌床を乾燥装置に適用される乾燥撹拌容器と熱処理装置を持つことが重要である。前記問題点を解決した装置を提供することを課題として、特に50%以上多量の水分を含有し、粘性のあるエノキ茸菌床塊状物を再利用する場合に、粉砕した後十分に均一に乾燥できる高温の熱風で処理して、処理物が水分を均一に10%以下にすること、雑菌を含有していないことなどの熱処理方法によって有効な菌床物に仕上げることが可能な乾燥装置を確立することに目的を持っている。
50重量%以上の水分を含有しているエノキ茸の廃菌床体を、熱風を供給しながら撹拌アームを回転することにより撹拌・乾燥できる乾燥装置において、エノキ茸の廃菌床体を貯蔵して一定量供給しながら、粉砕して次の乾燥容器に投入する粉砕機付原料貯蔵槽と、前記粉砕機付貯蔵槽から供給された廃菌床体を乾燥する、撹拌アーム羽根に掻き混ぜ具を取り付けたスパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器と、前記混合乾燥容器の上部全体に取り付けている。
容器内で廃菌床体の紛体を噴流状態にできるようにジェット流気体を加温する、水蒸気流通蛇管による空気流加熱室と、前記加熱室に設置されている空気パイプに取り付けている加温空気ジェット流噴射吹き込みノズルによって混合乾燥容器内に加温空気吹込みできる空気送風管と、混合容器内に熱風を送風できる送風機付スチームボイラー室と、混合乾燥容器から排出される菌床粉塵を混じっている熱風から菌床粉末を回収するサイクロン装置とを、具備されているキノコ茸廃菌床の乾燥装置である。
50重量%以上の水分を含有しているエノキ茸の廃菌床体を、熱風を供給しながら撹拌アームを回転することにより撹拌・乾燥できる乾燥装置において、エノキ茸の廃菌床体を貯蔵して一定量供給しながら、粉砕して次の乾燥容器に投入する粉砕機付原料貯蔵槽は、原料エノキ茸の廃菌床体をサイロ槽内搬出出口にある回転ロラーによって前記廃菌床体塊部を一次的粗破砕した後、スクリューコンベアによって定量的に搬送して、次にカッター棒付き高速回転粉砕機によって二次的粉末化して、二段粉砕して乾燥混合容器に定量的に供給できるようになっている。
50重量%以上の水分を含有しているエノキ茸の廃菌床体を、熱風の供給と撹拌羽根アームの回転により噴流状態で乾燥・撹拌できる乾燥装置において、原料貯蔵破砕器から供給されたエノキ茸の廃菌床の粉末状体を乾燥する、スパイラル形状の撹拌アーム羽根は、混合乾燥容器と羽根との隙間を20〜70mmにして、スパイラル状撹拌アーム羽根に50〜100mmの間隔で掻き混ぜ具を取り付けて、混合乾燥容器内には、ノズルによって圧縮空気による熱風を噴射して、混合容器内に120〜150℃の温度で流動的にエノキ茸の廃菌床の粉末状体を噴流掻き混ぜることができるように、掻き混ぜ具を取り付けているスパイラル状撹拌羽根と、空気送風管に熱風噴射できるノズルとを設置されている。
容積1〜5m3のU字円筒様形状で、上面はフラットな形をしている混合乾燥容器内に設置されているスパイラル形状の撹拌アーム羽根は、1m3容積当たりスパイラル個数5〜20個を取り付け、羽根の角度を5〜30°に傾けて、300〜1000mmφ直径のスパラル状の羽根にして、各羽根の一周当たり4〜10個のアングル型の掻き混ぜ具を取り付けている。
前記混合乾燥容器の上部に設置されている水蒸気流通蛇管による空気流加熱室は、エノキ茸の廃菌床の粉末状体を容器にて高温で噴流状態にするために、スパイラル撹拌羽根に取り付けているアングル型の掻き混ぜ具によって廃菌床粉末を掻き上げて、さらに加温ジェット気流を混合容器の内部に吹き付けできるように圧縮空気を加温するために、当該室内に水蒸気を流通できる2〜6系列の20〜80mmφの太さの蛇管式配管を混合乾燥容器の上部全面に設置されている。
加熱室によって加温される空気吹込みノズル付きパイプを持つ空気送風管は、混合容器内のエノキ茸の廃菌床の粉末状体を浮遊状態で噴流撹拌的に接して乾燥できるようにするために、コンプレッサーから空気を配管に入れ、空気流加熱室内に加温された温風を噴射できるノズルを先端に持つ直径3〜10mmφのパイプである2〜5本の温風配管に100〜300mmの間隔で設置されている。
加熱室によって加温される空気吹込みノズル付きパイプを持つ空気送風管は、コンプレッサーから空気を配管に入れ、空気送風配管の先端にノズルを持ち、加温のために加熱室を経由して 容器内のエノキ茸の廃菌床の粉末状体に接して、浮遊状態で加温できるようにしている。
混合乾燥容器から排出される菌床粉塵を混じっている熱風から菌床粉末を回収するサイクロン装置は、コンプレッサーから空気を配管に入れ、空気流加熱室内に加温された温風を噴射できるノズルによって混合乾燥容器内で熱風で掻き混ぜられて、排出された菌床粉末を同伴している温風を、菌床粉末と温風とを分離して、菌床粉末を粉砕機付原料貯蔵槽にサイクルできるようになっている。
エノキ茸の栽培において、保温バッチ式発酵槽内で、乾燥オカラ、又はトウモロコシ芯、又米糠あるいは双方の混合物からなる菌床に植え付け、培養温度を50℃以下に維持しながら攪拌を行って低温菌繁殖を行い、Sphingomonas paucimobilis、 Pseudomonas fluorescens、 Leclercia adecarboxylata、Shewanella putrifaciens、 Pseudomonas putidaを含む菌体群を製出し、更に前記菌体群及び既知の環境菌であるバチルス・サブチリス、バチルスsp、バチルス・バリスモルテイス、バチルス・リケニフォルミス、バチルス・プミルス、パニエニバチルスspの菌体群を、保温バッチ式発酵槽内で、乾燥オカラまたは、トウモロコシ殻、米糠あるいは双方の混合物からなる菌床に植え付け、製出するものである。
エノキ茸の菌糸体が作り出した菌床であるが、発酵処理によって前記原料のセルロースが分解された各種糖(オリゴ糖なども含む)を作り出し、これらの糖を複合発酵菌体が食べてアミノ酸や酵素を出し、高速で世代交代したバクテリアの細胞壁がタンパク質(窒素物)として残すものである。
エノキ茸菌糸体を利用するのは、トウモロコシの殻(セルロース)は固くバイオエタノールの製造工程では分解しないが、エノキ茸の菌糸体がセルロースを糖に分解する作用を利用した既存の分解手段である。またトウモロコシの殻に含まれるフィチン酸は、リンを取り巻き、動物の体内では吸収されず排泄物の臭いが悪臭となるが、複合発酵菌体は、フィチン酸を分解してイノシトールに変えるため、穀物中に含まれるリン、カルシウム、鉄、マグネシウムなどの微量元素が動物の体内に消化吸収されるものである。
エノキ茸の菌床としては、乾燥オカラ、又はトウモロコシ芯、又米糠が一般に使用されている。
トウモロコシの殻を含むエノキ茸廃菌床は、水分を60%持っており、本装置で乾燥することによって、菌床として再利用できる。また乾燥処理によって、水分を10%以下にしてバイオ燃料にもなり、ビニールハウス、温室の暖房の燃料源となった。
エノキ茸菌糸体を利用するのは、トウモロコシの殻(セルロース)、乾燥オカラ、米糠であって、トウモロコシの殻は固くバイオエタノールの製造工程では分解しないが、エノキ茸の菌糸体がセルロースを糖に分解する作用を利用した既存の分解手段であり、このトウモロコシの殻(セルロース)が再利用として菌床として利用できた。
エノキ茸廃菌床等の原料は、乾燥処理によって菌床として有効利用されて、乾燥処理が困難であった原料の粉砕・破砕処理によって、前記の廃棄物を有効に利用できた。エノキ茸廃菌床は乾燥処理を行った発酵菌体群は、再度菌床として活用できる状態になった。
エノキ茸廃菌床の乾燥装置の全体図。 エノキ茸廃菌床塊の粉砕・原料貯蔵する粉砕機付原料貯蔵槽の図。 粉砕機付原料貯蔵槽における破砕・搬送アーム羽根の状態図。A:平面図、B:側面図 アングル付きスパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器、及び空気流加熱室の状態図。 スパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器内部の状態図。
次に本発明の実施の形態について説明する。図1にエノキ茸廃菌床の乾燥装置の全体図を示し、図2はエノキ茸廃菌床塊の粉砕・原料貯蔵する粉砕機付原料貯蔵槽、図3は粉砕機付原料貯蔵槽のアーム羽根の状態図、図4は、アングル付きスパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器の状態図、図5はスパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器内部の状態を示した。
所定の原料等を粉砕機付原料貯蔵槽に入れ、さらに混合乾燥容器で所定時間攪拌混合を連続的に実施して、菌床の塊状物の粉砕・乾燥処理を行うものである。
平均的60重量%以上の水分を含有したエノキ茸の廃菌床体を、熱風を供給しながら撹拌アームを回転することにより撹拌・乾燥できる乾燥するものである。
まず図1に示すように、全体のキノコ茸廃菌床の乾燥装置フローは、粉砕機付原料貯蔵槽と、撹拌アーム羽根に掻き混ぜ具を取り付けたスパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器と、水蒸気流通蛇管による空気流加熱室と、ノズルによって混合乾燥容器内に加温空気吹込みできる空気送風管と、混合容器内に熱風を送風できる送風機付スチームボイラー室と、粉塵を回収するサイクロンとからなっており、上記のキノコ茸廃菌床の乾燥装置を製作した。
図2、3に示すように、粉砕機付原料貯蔵槽は、エノキ茸の廃菌床体を3m3貯蔵できるものであり、1.5m3のエノキ茸廃菌床体を供給しながら、粉砕して次の乾燥容器に投入した。前記粉砕機付原料貯蔵槽は、原料エノキ茸の廃菌床体をサイロ槽内搬出出口にある回転羽根によって前記廃菌床体塊部を、図2の3で一次的粗破砕した後、スパイラル供給器によって定量的に搬送して、次に図2の10のカッター棒付き高速回転粉砕機によって二次的粗粉末化して、二段粉砕して粒径1〜10mm程度の破砕物にして、図4の26を通して、乾燥混合容器に定量的に供給した。この混合乾燥容器で3回流通させて、乾燥度を進行させた。
粉砕機付原料貯蔵槽から供給されたエノキ茸の廃菌床の粉末状体は、図4,5に示すように乾燥混合容器の乾燥装置中に存在している、スパイラル形状の撹拌アーム羽根付き回転撹拌機になって、この装置は混合乾燥容器壁面と羽根との隙間を10mmにして、スパイラル状撹拌アーム羽根に150mmの間隔で掻き混ぜ具を取り付けて、混合乾燥容器内には、ノズルからの圧縮空気によって130℃の熱風を噴射して、混合容器内に130℃の温度で流動的にエノキ茸の廃菌床の粉末状体を噴流掻き混ぜることができるようになっているスパイラル状撹拌羽根と、空気送風管に熱風噴射できるノズルとを乾燥混合容器内に設置した。
図5に示すように、容積3m3のU字円筒様形状は、寸法として径450mm、長さ3500mmであり、上面をフラットにした混合乾燥容器内にスパイラル形状の撹拌アーム羽根が設置された。1.5m3容積当たりスパイラル個数20個を取り付け、羽根の角度を15°に傾けて、430mmφ直径のスパイラル状の羽根にして、各羽根の一周当たり8個の60mmのL字アングル型の掻き混ぜ具を取り付けた。
前記混合乾燥容器の上部に設置されている水蒸気流通蛇管による空気流加熱室は、エノキ茸の廃菌床の粉末状体を容器内にて高温で噴流状態に混合するために、スパイラル撹拌羽根に取り付けているアングル型の掻き混ぜ具によって廃菌床粉末を掻き上げて、さらに加温ジェット気流を混合容器の内部に吹き付けできるように圧縮空気を加温するために、当該室内に水蒸気を流通できる2系列の42mmφの太さの蛇管式配管を混合乾燥容器の上部全面に設置した。
加熱室によって加温される空気吹込みノズル付きパイプを持つ空気送風管は、混合容器内のエノキ茸の廃菌床の粉末状体を浮遊状態で噴流撹拌的に接して乾燥できるようにするために、コンプレッサーから空気を配管に入れ、空気流加熱室内に加温された温風を噴射できるノズルを先端に持つ直径5mmφのパイプである45本の温風配管に200mmの間隔で設置した。混合乾燥容器から排出される菌床粉塵を混じっている熱風から菌床粉末を回収する径75mmφ*2200mm高さのサイクロン装置を設置して、菌床の微粉末は粉砕機付原料貯蔵槽に返して、再利用した。
上記装置によって、この混合乾燥容器で3回流通させて、乾燥度を進行させ、60%の廃エノキ茸菌床を10%までに減少させることができた。この乾燥エノキ茸菌床紛体は、一部エノキ茸菌床に再使用され、またバイオマス燃料としても利用できた。
平均的58重量%以上の水分を含有したエノキ茸の廃菌床体を、熱風を供給しながら撹拌アームを回転することにより撹拌・乾燥できる乾燥するものである。
まず図1に示すように、全体のキノコ茸廃菌床の乾燥装置フローは、粉砕機付原料貯蔵槽と、撹拌アーム羽根に掻き混ぜ具を取り付けたスパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器と、水蒸気流通蛇管による空気流加熱室と、ノズルによって混合乾燥容器内に加温空気吹込みできる空気送風管と、混合容器内に熱風を送風できる送風機付スチームボイラー室と、粉塵を回収するサイクロンとからなっており、上記のキノコ茸廃菌床の乾燥装置を製作した。
図2、3に示すように、粉砕機付原料貯蔵槽は、エノキ茸の廃菌床体を5m3貯蔵できるものであり、2m3のエノキ茸廃菌床体を供給しながら、粉砕して次の乾燥容器に投入した。前記粉砕機付原料貯蔵槽は、原料エノキ茸の廃菌床体をサイロ槽内搬出出口にある回転羽根によって前記廃菌床体塊部を、図2の3で一次的粗破砕した後、スパイラル供給器によって定量的に搬送して、次に図2の10のカッター棒付き高速回転粉砕機によって二次的粗粉末化して、二段粉砕して粒径1〜10mm程度の破砕物にして、図4の26を通して、乾燥混合容器に定量的に供給した。
粉砕機付原料貯蔵槽から供給されたエノキ茸の廃菌床の粉末状体は、図4,5に示すように乾燥混合容器の乾燥装置中に存在している、スパイラル形状の撹拌アーム羽根付き回転撹拌機になって、この装置は混合乾燥容器壁面と羽根との隙間を10mmにして、スパイラル状撹拌アーム羽根に150mmの間隔で掻き混ぜ具を取り付けて、混合乾燥容器内には、ノズルからの圧縮空気によって130℃の熱風を噴射して、混合容器内に130℃の温度で流動的にエノキ茸の廃菌床の粉末状体を噴流掻き混ぜることができるようになっているスパイラル状撹拌羽根と、空気送風管に熱風噴射できるノズルとを乾燥混合容器内に設置した。この混合乾燥容器で2回流通させて、乾燥度を進行させた。
図5に示すように、容積3m3のU字円筒様形状は、寸法として径450mm、長さ3500mmであり、上面をフラットにした混合乾燥容器内にスパイラル形状の撹拌アーム羽根が設置された。1.5m3容積当たりスパイラル個数20個を取り付け、羽根の角度を15°に傾けて、430mmφ直径のスパイラル状の羽根にして、各羽根の一周当たり8個の60mmのL字アングル型の掻き混ぜ具を取り付けた。
前記混合乾燥容器の上部に設置されている水蒸気流通蛇管による空気流加熱室は、エノキ茸の廃菌床の粉末状体を容器内にて高温で噴流状態に混合するために、スパイラル撹拌羽根に取り付けているアングル型の掻き混ぜ具によって廃菌床粉末を掻き上げて、さらに加温ジェット気流を混合容器の内部に吹き付けできるように圧縮空気を加温するために、当該室内に水蒸気を流通できる2系列の42mmφの太さの蛇管式配管を混合乾燥容器の上部全面に設置した。この混合乾燥容器で2回流通させて、乾燥度を進行させた
加熱室によって加温される空気吹込みノズル付きパイプを持つ空気送風管は、混合容器内のエノキ茸の廃菌床の粉末状体を浮遊状態で噴流撹拌的に接して乾燥できるようにするために、コンプレッサーから空気を配管に入れ、空気流加熱室内に加温された温風を噴射できるノズルを先端に持つ直径5mmφのパイプである45本の温風配管に200mmの間隔で設置した。混合乾燥容器から排出される菌床粉塵を混じっている熱風から菌床粉末を回収する径75mmφ*2200mm高さのサイクロン装置を設置して、菌床の微粉末は粉砕機付原料貯蔵槽に返して、再利用した。
上記装置によって、58%の廃エノキ茸菌床を8%までに減少させることができて、一部エノキ茸菌床に再使用され、またバイオマス燃料としても利用できた。
55重量%以上の水分を含有しているエノキ茸の廃菌床体を、熱風を供給しながら撹拌アームを回転することにより撹拌・乾燥できる乾燥装置において、エノキ茸の廃菌床体を貯蔵して一定量供給しながら、粉砕して次の乾燥容器に投入する原料貯蔵破砕器は、エノキ茸の廃菌床体のサイロ内搬出出口にある回転ロラーによって前記廃菌床体塊部を粗破砕した後、スパイラル供給器によって定量的に搬送して、次にカッター棒付き高速回転粉砕機によって微粉末化して、乾燥混合容器に定量的に供給できるようになっている。
図1に示すように、前記乾燥装置の混合容器内に存在している、撹拌アーム羽根に10mmの間隔で掻き取り具を取り付けたスパイラル形状の撹拌機と、前記混合容器の上面に水蒸気管による加熱室と、加熱室に沿って加温される空気吹込みノズル付きパイプによって混合容器内に加温空気吹込みできる空気送風管と、混合容器内に熱風を送風できる送風機付スチームボイラー室と、混合乾燥容器から排出される菌床粉塵を混じっている熱風から菌床粉末を回収するサイクロン装置とを具備された。
エノキ茸の廃菌床体を、熱風の供給と撹拌羽根アームの回転により乾燥・撹拌できる乾燥装置において、エノキ茸の廃菌床の粉末状体を乾燥する、スパイラル形状の撹拌アーム羽根は、混合容器と羽根との隙間を50mmにして、スパイラル状撹拌アーム羽根に100mmの間隔でアングル型掻き取り具を取り付けて、混合容器内には、ノズルによって圧縮空気による熱風を噴射して、混合容器内に135℃の温度で流動的にエノキ茸の廃菌床の粉末状体を掻き混ぜることができるように、掻き取り具を取り付けているスパイラル状撹拌羽根と、熱風噴射できるノズルとを設置した。
前記のスパイラル形状の撹拌アームは、回転軸に1列に配置して各攪拌アームには、16個の幅40mm、高さ40mmの羽根を取り付けており、羽根を角度で15°傾けて、1000mmφ直径のスパラル状の羽根に一周10個のL字形のアングル掻き取り具を取り付けた。
前記混合容器の上面に蒸気管による加熱室は、エノキ茸の廃菌床の粉末状体を容器ケース内壁に張り付くことを防止するために、80℃加温された圧縮空気を混合容器の内部に吹き付けできるように、当該室内に水蒸気を流通できる2系列の蛇管式配管を設置した。
加熱室によって加温される空気吹込みノズル付きパイプを持つ空気送風管は、混合容器内のエノキ茸の廃菌床の粉末状体を浮遊状態で噴霧撹拌的に接して乾燥できるようにするために、コンプレッサーから空気を配管に入れ、加熱室にて加温された温風を噴霧できるノズルを先端に持つ直径5mmφのパイプである温風配管を混合容器内100mmの間隔で配置した。
上記装置によって、55%の廃エノキ茸菌床を9%までに減少させることができて、一部エノキ茸菌床に再使用され、またバイオマス燃料としても利用できた。
1 廃エノキ茸菌床
2 粉砕機付原料貯蔵槽
3 破砕・搬送アーム羽根
4 混合乾燥容器
5 空気送風管
6 送風機(ファン)
7 アングル型掻き混ぜ具
8 サイクロン
9 バイオマス炊きスチームボイラー
10 カッター棒付き高速回転粉砕機
11 スクリューコンベア
12 リングブロア式空気送風機
13 熱風噴射ノズル
14 スパイラル状撹拌アーム羽根
15 粉砕機
16 空気流加熱室
17 熱風
18 スチームボイラー
19 スチーム配管
20 排出空気
21 回転モーター
22 熱交換器
23 リターン用送風器
24 粉塵回収管
25 エノキ茸菌床微粉末粒
26 投入口
27 排出口
28 プーリー
29 ダンパー
30 乾燥品取り出し容器
31 ヒーター
32 遠赤外線照射
エノキ茸廃菌床の乾燥装置の全体図。 エノキ茸廃菌床塊の原料貯蔵、並びに粉砕における粉砕機付原料貯蔵槽の図。 粉砕機付原料貯蔵槽における破砕・搬送アーム羽根付き回転ローラーの状態図。A:平面図、B:側面図 アングル付きスパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器、及び空気流加熱室の状態図。 スパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器内部断面の状態図。

Claims (7)

  1. 50重量%以上の水分を含有しているエノキ茸の廃菌床体を、熱風を供給しながら撹拌アームを回転することにより撹拌・乾燥できる乾燥装置において、エノキ茸の廃菌床体を貯蔵して一定量供給しながら、粉砕して次の乾燥容器に投入する粉砕機付原料貯蔵槽と、前記粉砕機付貯蔵槽から供給された廃菌床体を乾燥する、撹拌アーム羽根にアングル型掻き混ぜ具を取り付けたスパイラル状の撹拌機を内装している混合乾燥容器と、前記混合乾燥容器の上部全体に取り付けており、容器内で廃菌床体の紛体を噴流状態にできるようにジェット流気体を加温する、水蒸気流通蛇管による空気流加熱室と、前記加熱室に設置されている空気パイプに取り付けている加温空気ジェット流噴射吹き込みノズルによって混合乾燥容器内に加温空気吹込みできる空気送風管と、混合容器内に熱風を送風できる送風機付スチームボイラー室と、混合乾燥容器から排出される菌床粉塵を混じっている熱風から菌床粉末を回収するサイクロン装置とを、具備されていることを特徴とするキノコ茸廃菌床の乾燥装置
  2. 50重量%以上の水分を含有しているエノキ茸の廃菌床体を、熱風を供給しながら撹拌アームを回転することにより撹拌・乾燥できる乾燥装置において、エノキ茸の廃菌床体を貯蔵して一定量供給しながら、粉砕して次の乾燥容器に投入する粉砕機付原料貯蔵槽は、原料エノキ茸の廃菌床体をサイロ槽内搬出出口にある回転ロラーによって前記廃菌床体塊部を一次的粗破砕した後、スクリューコンベアによって定量的に搬送して、次にカッター棒付き高速回転粉砕機によって二次的粉末化して、二段粉砕して乾燥混合容器に定量的に供給できるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のキノコ茸廃菌床の乾燥装置
  3. 50重量%以上の水分を含有しているエノキ茸の廃菌床体を、熱風の供給と撹拌羽根アームの回転により噴流状態で乾燥・撹拌できる乾燥装置において、粉砕機付原料貯蔵槽から供給されたエノキ茸の廃菌床の粉末状体を乾燥する、スパイラル形状の撹拌アーム羽根は、混合乾燥容器の壁面と羽根との隙間を20〜70mmにして、スパイラル状撹拌アーム羽根に50〜100mmの間隔でアングル型の掻き混ぜ具を取り付けて、混合乾燥容器内には、ノズルによって圧縮空気による熱風を噴射して、混合容器内に120〜150℃の温度で流動的にエノキ茸の廃菌床の粉末状体を噴流掻き混ぜることができるように、掻き混ぜ具を取り付けているスパイラル状撹拌羽根と、空気送風管に熱風噴射できるノズルとを設置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキノコ茸廃菌床の乾燥装置。
  4. 容積1〜5m3のU字円筒様形状で、上面はフラットな形をしている混合乾燥容器内に設置されているスパイラル形状の撹拌アーム羽根は、1m3容積当たりスパイラル個数5〜20個を取り付け、羽根の角度を5〜30°に傾けて、300〜1000mmφ直径のスパラル状の羽根にして、各羽根の一周当たり4〜10個のアンクル型の掻き混ぜ具を取り付けていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のキノコ茸廃菌床の乾燥装置。
  5. 前記混合乾燥容器の上部に設置されている水蒸気流通蛇管による空気流加熱室は、エノキ茸の廃菌床の粉末状体を容器にて高温で噴流状態にするために、スパイラル撹拌羽根に取り付けているアングル型の掻き混ぜ具によって廃菌床粉末を掻き上げて、さらに加温ジェット気流を混合容器の内部に吹き付けできるように圧縮空気を加温するために、当該室内に水蒸気を流通できる2〜6系列の20〜80mmφの太さの蛇管式配管を混合乾燥容器の上部全面に設置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の高キノコ茸廃菌床の乾燥装置。
  6. 加熱室によって加温される空気吹込みノズル付きパイプを持つ空気送風管は、混合容器内のエノキ茸の廃菌床の粉末状体を浮遊状態で噴流撹拌的に接して乾燥できるようにするために、コンプレッサーから空気を配管に入れ、空気流加熱室内に加温された温風を噴射できるノズルを先端に持つ直径3〜10mmφのパイプである2〜5本の温風配管に100〜300mmの間隔で設置されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の高キノコ茸廃菌床の乾燥装置。
  7. 混合乾燥容器から排出される菌床粉塵を混じっている熱風から菌床粉末を回収するサイクロン装置は、コンプレッサーから空気を配管に入れ、空気流加熱室内に加温された温風を噴射できるノズルによって混合乾燥容器内で熱風で掻き混ぜられて、排出された菌床粉末を同伴している温風を、菌床粉末と温風とを分離して、菌床粉末を粉砕機付原料貯蔵槽にサイクルできるようになっていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の高キノコ茸廃菌床の乾燥装置。
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