JP3189334U - ジャケット - Google Patents

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隆生 矢島
隆生 矢島
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フレックスジャパン株式会社
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Abstract

【課題】シャツ生地を用いた従来のジャケットよりも軽い着心地と円滑な袖通しを実現し且つ少なくとも袖の付け根部分におけるシームパッカリングを確実に防止し得るジャケットを提供する。【解決手段】シャツ生地を用いたジャケット1に関し、袖2の付け根部分と袖ぐり3を縫い代を介さずに溶着縫製により接着し、その接着箇所を裏側からシームテープ4を貼着することにより補強する。このようにすれば、縫い代のパイピング処理による袖2の付け根部分の強つきを解消することができて従来より軽い着心地を得ることができ、袖2に腕を通す時に引っ掛かりのない円滑な袖通しを実現することができ、袖2の付け根部分におけるシームパッカリングを確実に防止することもできる。【選択図】図2

Description

本考案は、ジャケットに関するものである。
近年、シャツ生地を用いた軽い着心地のジャケットが提案されており、春や秋の中間シーズンに脱ぎ着して暑さや寒さを調整できる新たなファッションアイテムとして、また、ビジネスシーンにおいても夏場の訪問上着となり得る新たなクールビズ商品として注目されている。
ただし、この種のシャツ生地を用いたジャケットの製作には、従来通りのトラディショナルな製作方法がそのまま踏襲されており、袖の無い状態で胴体周りを縫製しておいてから、筒状に縫製した袖を後付けで袖ぐりに縫い付けるようにしている。
図9は袖付け作業時の様子を示すもので、袖aの無い状態で縫製した胴体周りの縫製品bを裏返した状態とし、筒状に縫製した袖aを前記縫製品bの袖ぐりcから内側へ押し込んで袖aの付け根部分の縫い代dと前記袖ぐりcの縫い代eとを重ね合わせ(図10参照)、その重ね合わせ部分fを全周に亘り縫い付け、然る後に、裏返していた前記縫製品bを元に戻して袖付けを完了するようにしている(図11参照)。
しかしながら、シャツ生地のような薄地の一枚物のジャケットの場合には、袖aの付け根部分の縫い代dと袖ぐりcの縫い代eとの重ね合わせ部分fをバイアステープgで包んで縫い付けるパイピング処理が必須となり、このパイピング処理された縫い代d,eの重ね合わせ部分fが硬くなって袖aの付け根部分に強つきが生じ、これによりシャツ生地を用いたことによる軽い着心地が損なわれてしまうという不具合があった。
また、ジャケットの腕を通す入口部分で前記縫い代d,eの重ね合わせ部分fが襞状に張り出すことになるので、袖aに腕を通す時に前記縫い代d,eの重ね合わせ部分fに手先が引っ掛かり易くなり、これにより円滑な袖通しが難しくなるという不具合もあった。
しかも、シャツ生地を用いたジャケットは家庭で簡単に洗濯できるものとなるが、シャツ生地のような薄地の一枚物のジャケットでは、洗濯によってミシン糸が縮んで縫目に波打ち状のシームパッカリングが発生し易く、縫製時に既に発生していてプレス等で補正されていたシームパッカリングも洗濯により復元し易いため、特に袖aの付け根部分のような目立つ場所におけるシームパッカリングの発生を極力避けたいという要望があった。
本考案は上述の実情に鑑みてなしたもので、シャツ生地を用いた従来のジャケットよりも軽い着心地と円滑な袖通しを実現し且つ少なくとも袖の付け根部分におけるシームパッカリングを確実に防止し得るジャケットを提供することを目的としている。
本考案は、シャツ生地を用いたジャケットであって、袖の付け根部分と袖ぐりを縫い代を介さずに溶着縫製により接着し、その接着箇所を裏側からシームテープを貼着することにより補強したことを特徴とするジャケット、に係るものである。
而して、このようなジャケットとすれば、袖の付け根部分と袖ぐりを縫い代を介さずに溶着縫製によりフラットな連続面として接着することが可能となるので、縫い代のパイピング処理による袖の付け根部分の強つきが解消されて従来より軽い着心地が得られ、しかも、ジャケットの腕を通す入口部分で縫い代の重ね合わせ部分が襞状に張り出すことがなくなるので、袖に腕を通す時に引っ掛かりのない円滑な袖通しが実現され、更には、袖の付け根部分と袖ぐりが溶着縫製により接着されるので、少なくとも袖の付け根部分におけるシームパッカリングが確実に防止されることになる。
更に、本考案においては、袖の付け根部分と袖ぐりの縫製箇所以外の縫製箇所についても溶着縫製とすることが可能であり、このようにすれば、袖の付け根部分と袖ぐりの縫製箇所以外の縫製箇所もフラットな連続面となり、縫い代の重ね合わせ部分をパイピング処理する必要がなくなる。
また、シャツ生地はポリエステル素材から成るものであることが好ましく、このようにすれば、既存の超音波溶着機等を用いて品質の良い溶着縫製を行うことが可能となる。
上記した本考案のジャケットによれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)袖の付け根部分と袖ぐりを縫い代を介さずに溶着縫製によりフラットな連続面として接着することができるので、縫い代のパイピング処理による袖の付け根部分の強つきを解消することができて従来より軽い着心地を得ることができ、しかも、袖の付け根部分の縫い代と袖ぐりの縫い代との重ね合わせ部分がジャケットの腕を通す入口部分で襞状に張り出す不具合を解消することができるので、袖に腕を通す時に引っ掛かりのない円滑な袖通しを実現することができ、更には、袖の付け根部分と袖ぐりを溶着縫製により接着することができるので、少なくとも袖の付け根部分におけるシームパッカリングを確実に防止することもできる。
(II)袖の付け根部分と袖ぐりの縫製箇所以外の縫製箇所についても溶着縫製とすれば、袖の付け根部分と袖ぐりの縫製箇所以外の縫製箇所もフラットな連続面となり、縫い代の重ね合わせ部分をパイピング処理する必要がなくなるので、各縫製箇所における強つきが解消されて一層軽い着心地を得ることができる。
(III)シャツ生地をポリエステル素材から成るものとすれば、既存の超音波溶着機等を用いて品質の良い溶着縫製を行うことができるので、耐久性の高いジャケットとすることができる。
本考案を実施する形態の一例を示す斜視図である。 図1の袖の付け根部分と袖ぐりの縫製箇所の断面図である。 超音波溶着機による溶着の様子を示す説明図である。 袖ぐり側に対し袖側を展開した状態を示す断面図である。 袖と袖ぐりとの溶着部をフラットに修正する様子を示す説明図である。 溶着部にシームテープを加熱貼着して補強する様子を示す説明図である。 本形態例のジャケットの各パーツについて説明する展開図である。 本形態例のジャケットの背面図である。 従来例を示す斜視図である。 図9の袖の付け根部分と袖ぐりの縫製箇所の断面図である。 従来の袖付けを完了した状態を示す断面図である。
以下本考案の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は本考案を実施する形態の一例を示すもので、本形態例においては、ポリエステル100%のシャツ生地を用いたジャケット1に関し、袖2の付け根部分と袖ぐり3を縫い代を介さずに既存の超音波溶着機による溶着縫製で接着し、その接着箇所を裏側(図1及び図2はジャケット1を裏返した状態で図示している)からシームテープ4を貼着することにより補強している。
より具体的には、図3のように袖2の付け根部分と袖ぐり3との接合端部同士を、超音波溶着機のホーン5とカットローラ6との間に挟み込んで前記ホーン5からの超音波により極小幅にて溶着し且つその極小幅の溶着部7(接着箇所)を残して溶断し、然る後に、図4のように袖ぐり3側に対し袖2側を同じ平面上に並ぶように展開し、これを図5のように修正ホーン8と修正ローラ9とにより超音波で袖2と袖ぐり3との溶着部7をフラットに修正し、次いで、図6のように溶着部7を被覆するようにシームテープ4を加熱貼着して補強するようにしている。尚、ポリエステル100%のシャツ生地は、既存の超音波溶着機等を用いて品質の良い溶着縫製を行い得ることができ、耐久性の高いジャケット1として製作することが可能である。
また、図7の展開図と図8の背面図に示す如く、本形態例のジャケット1は、該ジャケット1の前を閉じ合わせた時に内側となる正面部分を成す下前身頃11(図7中の10Aはボタン)、前記ジャケット1の前を閉じ合わせた時に外側となる正面部分を成す上前身頃12(図7中の10Bはボタンホール)、ジャケット1の背面部分を成す左右一対の後身頃13、該各後身頃13と下前身頃11及び上前身頃12との間の脇部分を成す左右一対の細腹14、左右の袖2(図7では図示なし:図8参照)、襟15の各パーツで構成されるようになっているが、袖2の付け根部分と袖ぐり3の縫製箇所以外の縫製箇所についても同様の溶着縫製を行い、図7及び図8では図示を省略したシームテープ4(図1参照)により補強したものとなっている。尚、図7中で見返し部分の図示は省略している。
而して、このようなジャケット1とすれば、袖2の付け根部分と袖ぐり3を縫い代を介さずに溶着縫製によりフラットな連続面として接着することができるので、縫い代のパイピング処理による袖2の付け根部分の強つきを解消することができて従来より軽い着心地を得ることができ、しかも、袖2の付け根部分の縫い代と袖ぐり3の縫い代との重ね合わせ部分がジャケット1の腕を通す入口部分で襞状に張り出す不具合を解消することができるので、袖2に腕を通す時に引っ掛かりのない円滑な袖通しを実現することができ、更には、袖2の付け根部分と袖ぐり3を溶着縫製により接着することができるので、袖2の付け根部分におけるシームパッカリングを確実に防止することもできる。
また、特に本形態例においては、袖2の付け根部分と袖ぐり3の縫製箇所以外の縫製箇所についても溶着縫製としているので、袖2の付け根部分と袖ぐり3の縫製箇所以外の縫製箇所もフラットな連続面となり、縫い代の重ね合わせ部分をパイピング処理する必要がなくなるので、各縫製箇所における強つきが解消されて一層軽い着心地を得ることができる。
尚、本考案のジャケットは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、先の形態例では超音波溶着を用いた溶着縫製の場合を例示しているが、高周波溶着、熱溶着、インパルス式溶着、コテ式溶着等の各種方式を採用することが可能であり、また、シャツ生地もポリエステル素材に限定されることなく、熱可塑性合成樹脂繊維が大半を占めるシャツ生地で溶着縫製が可能な素材であれば良いこと、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 ジャケット
2 袖
3 袖ぐり
4 シームテープ
7 溶着部(接着箇所)

Claims (3)

  1. シャツ生地を用いたジャケットであって、袖の付け根部分と袖ぐりを縫い代を介さずに溶着縫製により接着し、その接着箇所を裏側からシームテープを貼着することにより補強したことを特徴とするジャケット。
  2. 袖の付け根部分と袖ぐりの縫製箇所以外の縫製箇所についても溶着縫製としたことを特徴とする請求項1に記載のジャケット。
  3. シャツ生地がポリエステル素材から成るものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のジャケット。
JP2013007312U 2013-12-25 2013-12-25 ジャケット Expired - Lifetime JP3189334U (ja)

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