JP3189189U - 肌着 - Google Patents

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由照 石原
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Abstract

【課題】着用の際に面ファスナーが正確な位置に留められていない場合であっても、着用者に不快感を与えず、着用者の皮膚を傷付けることがない肌着を提供する。【解決手段】肌着10は、互いに着脱可能である第一の構成要素11a〜13aと第二の構成要素11b〜13bをそれぞれ含む、少なくとも一つの面ファスナー11〜15と、第一の構成要素を裏面に備えた第一の生地部分17と、第二の構成要素を表面に備えた第二の生地部分18を備えた肌着であって、第一の構成要素と第二の構成要素が結合したときに、第二の生地部分18が第一の生地部分17より内側となり、第二の構成要素の外周から第二の生地部分18の一つの終端19までの距離が、第一の構成要素の最大径より大きい。【選択図】図2

Description

本考案は、被服に関し、特に、介護用肌着を含む各種の肌着に関する。
現在、複数の面ファスナーを利用して着脱を行う前開き式の介護用肌着が一般に普及している。面ファスナーとは、合成樹脂製などのフック面とループ面を組み合わせて面的に着脱可能にしたファスナーであり、一般にはマジックテープと呼ばれている。
面ファスナーを利用した介護用肌着は、ボタンに代えて面ファスナーを利用しているため介護者及び被介護者(着用者)にとって着脱が容易であるという利点を有する。面ファスナーの形状としては、円形のものが使用されることが多い。一方で、面ファスナーを利用した介護用肌着の欠点として、面ファスナーをずれて留めた場合に被介護者の肌に面ファスナーの構成要素の結合面が直接触れることになるという問題がある。
図3Cは、従来の介護用肌着を着用する際に、面ファスナーがずれて留められた場合を示す説明図である。ここでは、介護用肌着を着用する際に着用者の身体に触れる内側の生地部分58の表面に円形の面ファスナーの構成要素51b,52bが存在しており、外側の生地部分の裏面に円形の面ファスナーの構成要素51a,52aが存在していると仮定する。外側の生地部分については図示を省略している。
構成要素51b,52bは、それぞれ構成要素51a,52aと結合することが想定されており、これらを正しく結合させれば構成要素51a,52aの結合面が着用者の肌に触れることはない。しかし、介護の現場においては介護者が被介護者のために面ファスナーを留めることが多いため、構成要素51a,52aと構成要素51b,52bをずれて留めてしまうことが起こりやすい。また、介護用肌着の着用者自身も高齢者や障害者であることが多いため、着用者自身が構成要素51a,52aと構成要素51b,52bを結合させようとした場合にも、手先や知覚の不自由さから構成要素51a,52aと構成要素51b,52bをずれて結合させがちである。
図3Cのように面ファスナーの構成要素51a,52aと構成要素51b,52bをずれて結合させた場合、介護用肌着の内側の生地部分58からはみ出した面ファスナーの構成要素51a,52aの結合面の一部は、それぞれ着用者の肌に直接当たってしまうことになる。このとき、着用者の肌に当たるのは構成要素51b,52bと結合が予定された構成要素51a,52aのフック面又はループ面であり、これらは通常合成樹脂製であるため肌触りが非常に悪い。
このように、従来の面ファスナーを利用した介護用等の肌着を着用する際に、面ファスナーがずれて留められていると、着用者は継続的に不快感を覚えることになる。また、面ファスナーがずれて取り付けられた状態で肌着を着用していることより面ファスナーが継続的に着用者の肌に触れていると、着用者が高齢者や皮膚の弱い人である場合には皮膚がかぶれたり皮膚に傷が付いたりすることもある。
本考案が解決しようとする課題は、着用の際に面ファスナーが正確な位置に留められていない場合であっても、着用者に不快感を与えず、着用者の皮膚を傷付けることがない、面ファスナーを利用した肌着を提供することである。
本考案による肌着は、互いに着脱可能である第一の構成要素と第二の構成要素をそれぞれ含む、少なくとも一つの面ファスナーと、前記第一の構成要素を裏面に備えた第一の生地部分と、前記第二の構成要素を表面に備えた第二の生地部分を備えた肌着であって、前記第一の構成要素と前記第二の構成要素が結合したときに、前記第二の生地部分が前記第一の生地部分より内側となり、前記第二の構成要素の外周から前記第二の生地部分の一つの終端までの距離が、前記第一の構成要素の最大径より大きいことにより、上記課題を解決する。
上記肌着においては、前記第二の構成要素の外周から、前記第二の構成要素の外周から最短の前記第二の生地部分の終端までの距離が、前記第一の構成要素の最大径より大きくてもよい。また、前記肌着は上半身用の肌着であって、前記第一の生地部分と前記第二の生地部分はいずれも前身頃であってもよい。
本考案の肌着は、着用の際に面ファスナーが正確な位置に留められていない場合であっても、面ファスナーと着用者の肌の間に肌着の生地が介在することになるため、面ファスナーが着用者の肌に触れることがなく、そのため着用者に刺激を与えたり着用者の肌を傷付けたりすることがない。
そのため、被介護者に肌着を着せる介護者が面ファスナーを正確な位置に留められなかった場合であっても、被介護者が肌に刺激を受けたり肌を傷付けてしまうことはない。また、着用者自身が肌着を着用しようとする場合に、手先を正確に動かすことが困難であるため面ファスナーを正確に留められなかったとしても、面ファスナーにより肌を傷付けてしまうことが防止される。
以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案による肌着の外観及び仕様を説明するための平面図である。肌着10は、複数の面ファスナー11〜15を備えた人間の上半身に直に着用するための肌着であり、好適には被介護者が着用する介護用肌着として販売されるものである。
肌着10は、カッターシャツ、ブラウスなどと同様の前開きの仕様であるが、留め具としてボタンの代わりに面ファスナーを備えている点において、一般のカッターシャツ等とは仕様が異なる。図1において点線は隠れ線であり、面ファスナー11〜15は表面から見えることはない。点線19は、肌着10の着用時に前身頃の内側、すなわち着用者の身体側に来る生地部分18の終端を示す。
肌着10は、一般の前開きのシャツと同様に両袖、前身頃及び後身頃を備えているが、図1には着用時の前方から見た両袖と前身頃のみが示されている。後身頃については、一般の前開きのシャツと同様であるため図示を省略する。一般の前開きのシャツと同様に、前身頃と後身頃は1枚の連続した生地であってもよい。説明の簡略化のため、本明細書においては肌着10の各部は一重の生地から構成されていることと仮定するが、生地を二重化した場合や各終端において生地の折り返しを行った場合、さらに縫製により二枚以上の生地を接続した場合も、本考案の範囲に含まれる。
図2は、本考案による肌着の一部を開いたところを示す平面図である。図2においても、面ファスナー14,15及び生地部分18の終端19を示す点線は隠れ線であり、面ファスナー14,15は表面から見えることはない。なお、後述する部分Xを示す一点鎖線は便宜上示したものであり隠れ線ではない。
面ファスナー11〜15はそれぞれ二つの構成要素が対になったものであり、例えば面ファスナー11の場合には構成要素11aと構成要素11bが結合及び離脱するようになっている。面ファスナー11が一般的な面ファスナーである場合には、構成要素11aはフック面であり、構成要素11bはループ面である。しかし、本考案においては面ファスナーの仕様は任意であり、面ファスナー11はフック面とループ面の組み合わせ以外の面ファスナーであってもよい。
面ファスナー11と同様に、面ファスナー12も互いに着脱可能な構成要素12a,12bを備えており、面ファスナー13も互いに着脱可能な構成要素13a,13bを備えている。面ファスナー14,15については構成要素の図示を省略するが、面ファスナー11〜13と同様に互いに着脱可能な二つの構成要素を備えている。
図1及び図2から明らかであるように、肌着10の着用の際には、着用者又は着用者の介護を行う介護者は、生地部分17が生地部分18よりも外側になるように、各面ファスナー11〜15の二つの構成要素(例えば構成要素11aと構成要素11b)を結合させる。反対に、着用者が肌着10を脱ぐ際には、着用者又は着用者の介護を行う介護者は、各面ファスナー11〜15の二つの構成要素を離脱させる。
図3Aは、図2の部分Xの拡大平面図である。図3Aにおける点線部分11a´,12a´は隠れ線ではなく、それぞれ面ファスナー11,12の構成要素11a,12aの平面形状と同じ平面形状(この場合には構成要素11a,12aと同じ直径の円)を便宜上示したものである。図3Aに示されるように、面ファスナー11,12の構成要素11b,12bの右端から肌着10の生地部分18の終端19までの距離は、点線部分11a´,12a´の最大径、すなわち構成要素11a,12aの最大径より大きい。
図示は省略するが、面ファスナー13についても構成要素13bの右端から終端19までの距離は構成要素13aの最大径よりも大きい。面ファスナー14,15についても、構成要素11b,12b,13bと同じく生地部分18の表面に並べて取り付けられた各構成要素の右端から終端19までの距離は、構成要素11b,12b,13bと同じく生地部分17の裏面に並べて取り付けられた各構成要素の各最大径より大きい。
図3Bは、図2の部分Xにおいて面ファスナーがずれて結合された場合の拡大図である。図示の簡略化のため、図3Bにおいては生地部分17を省略して生地部分17の裏面に備えられた構成要素11a,12aのみを表示している。
図3Bにおいては、面ファスナー11の構成要素11aの左端の一部のみが構成要素11bの表面に結合しており、構成要素11aの右側の大半の部分は構成要素11bとは結合していない。面ファスナー12についても、面ファスナー11と同様に構成要素12aの左端の一部のみが構成要素12bの表面に結合している。背景技術について上述したように、介護者が介護用肌着を被介護者に着せる場合などに、このような面ファスナーの構成要素の位置のずれが生じがちである。
しかし、図3Bの場合においては、背景技術について上述した図3Cの場合とは異なり、ずれて結合した面ファスナーの構成要素11a,12aは依然生地部分18の上に存在している。そのため、構成要素11a,12aの結合面(図2において斜線により示される面)が肌着10の着用者の肌に直接触れることはない。これは、図3Aについて上述したように、面ファスナー11,12の構成要素11b,12bの右端から生地部分18の終端19までの距離が構成要素11a,12aの最大径よりも大きいため、構成要素11a,12aが終端19を右に越えた状態にて構成要素11b,12bに結合されることがないからである。
このように、本考案の肌着10を着用する場合においては、面ファスナー11,12を留める際の位置のずれが生じた場合でも構成要素11a,12aの結合面が着用者の肌に触れることはないため、前記結合面の突起が肌に刺さって着用者に刺激を与えたり、着用者の肌を傷付けてしまうことがない。面ファスナー13〜15については図示しないが、面ファスナー11,12と同様に、生地部分18の上に存在する面ファスナー13〜15の構成要素(例えば構成要素13a)の右端から生地部分18の終端19までの距離が、生地部分17の裏面に備えられたファスナー13〜15の構成要素(例えば構成要素13b)の最大径よりも大きいため、面ファスナー13〜15の構成要素の結合面が肌着10の着用者の肌に直接触れることはない。
以上の説明においては、面ファスナー11〜15及びその各構成要素の平面形状が円形であることを前提に説明を行ったが、面ファスナー11〜15の平面形状は円形には限られず、三角形、四角形、楕円等の任意の形状が採用されうる。面ファスナー11〜15及びその各構成要素の平面形状が円形であるとき、その最大径は直径である。また、面ファスナー11〜15は同一の形状の構成要素の組み合わせである必要はなく、例えば構成要素11aと構成要素12aの形状が異なっていてもよい。
また、図示された例においては、生地部分18の首回りの終端21は面ファスナー11の構成要素11bの外周に近接しているが、終端21と構成要素11bの外周の距離を構成要素11aの最大径より大きく設計すれば、構成要素11aが上方にずれて構成要素11bに結合された場合であっても、構成要素11bの結合面による着用者の首付近への刺激を防止することが可能である。
さらに、上述の実施例においては肌着が前開きの上半身用肌着であることを前提としたが、本考案は後開き、横開きなど、面ファスナーを利用して着脱を行う任意の形態の上半身用肌着、下半身用肌着及び全身用肌着等に適用することが可能である。
肌着を含む被服に適用することができる。特に、介護用肌着への適用が想定されている。
本考案による肌着の外観及び仕様を説明するための平面図である。 本考案による肌着の一部を開いたところを示す平面図である。 図2の部分Xの拡大平面図である。 図2の部分Xにおいて面ファスナーがずれて結合された場合の拡大図である。 従来の介護用肌着を着用する際に面ファスナーがずれて留められた場合を示す説明図である。
10 肌着
11〜15 面ファスナー
11a,11b,12a,12b,13a,13b,51a,51b,52a,52b 構成要素
11a´,12a´ 円形部分
17,18,58 生地部分
19,59 終端
X 部分

Claims (3)

  1. 互いに着脱可能である第一の構成要素と第二の構成要素をそれぞれ含む、少なくとも一つの面ファスナーと、
    前記第一の構成要素を裏面に備えた第一の生地部分と、
    前記第二の構成要素を表面に備えた第二の生地部分
    を備えた肌着であって、
    前記第一の構成要素と前記第二の構成要素が結合したときに、前記第二の生地部分が前記第一の生地部分より内側となり、
    前記第二の構成要素の外周から前記第二の生地部分の一つの終端までの距離が、前記第一の構成要素の最大径より大きい肌着。
  2. 前記第二の構成要素の外周から、前記第二の構成要素の外周から最短の前記第二の生地部分の終端までの距離が、前記第一の構成要素の最大径より大きい、請求項1に記載の肌着。
  3. 上半身用の肌着であって、前記第一の生地部分と前記第二の生地部分がいずれも前身頃である、請求項1又は2に記載の肌着。
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