JP3189054U - ウサギ用マット - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程が簡単で、ウサギの爪研ぎ及びストレス解消の効果をより確実に得られるウサギ用マットを提供する。【解決手段】図柄層2と、図柄層に積層された固めの生地からなる引掻層と、を有するマットで構成され、マットの端部にマットを吊り下げるための吊下げ部4を有することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、ウサギのストレス解消及び爪の手入れに役立つウサギ用マットに関する。
従来より、ペットであるウサギはケージ(カゴ)等の中で飼われており、ときおりケージの外部に出して自由に運動させたりしているが、常に見守っていることも大変なことから、ケージ内外でストレスを解消させるためのグッズが種々考案されている。
そのようなグッズとしては、例えば、噛んで遊ばせるためのおもちゃである牧草のボールやかじり木、また、掘るという習性を利用して遊ばせるためのダンボール等にウッドチップや牧草を敷き詰めたおもちゃ等がある。
例えば、特許文献1(特開2003−319728号公報)においては、産業廃棄物として大量に捨てられている古畳から畳表と畳縁を除去し、糸で刺し固めてある藁の畳床を所定の寸法に切断し、その後、小さく切り分けた畳床を厳重に消毒して製造される動物用かじり材が提案されている。
上記特許文献1に記載の動物用かじり材は、歯牙の伸び過ぎを防止することができ、また、ウサギの爪研ぎ及びストレス解消にはある程度の効果があると考えらえるものの、それらの効果は必ずしも十分ではなく、加えて、薬剤を使用することから製造工程が煩雑であるという問題がある。
そこで、本考案の目的は、製造工程が簡単で、ウサギの爪研ぎ及びストレス解消の効果をより確実に得られるウサギ用グッズを提供することにある。
上記課題を解決すべく、本考案は、図柄層と、前記図柄層に積層された固めの生地からなる引掻層と、を有するマットで構成され、前記マットの端部に前記マットを吊り下げるための吊下げ部を有すること、を特徴とするウサギ用マットを提供する。
このような構成を有する本考案のウサギ用マットによれば、当該ウサギ用マットをケージ内の側部において上から下に垂れるように吊り下げることができ、ウサギは、吊り下げられたウサギ用マットの引掻層側に対して引っ掻くように掘る動作を繰り返すことから、爪研ぎ及びストレス解消の効果が得られる。また、ウサギは、ウサギ用マットを被ったりくるまったりすることによって心地よく過ごし、これによってもストレス解消の効果が得られる。更に、本考案のウサギ用マットはシンプルな構造であるため、製造工程が簡単である。
上記の本考案のウサギ用マットにおいては、前記図柄層がネル生地で構成され、前記引掻層がボア生地、キャンバス生地、デニム生地及び麻生地よりなる群から選択される少なくとも一種で構成されていること、が好ましい。
このような構成によれば、引っ掻くように掘る動作を繰り返すことによる爪研ぎ及びストレス解消の効果を、より確実に得ることができる。
更に、上記の本考案のウサギ用マットにおいては、前記吊下げ部が、孔又は突起で構成されていること、が好ましい。
このような構成によれば、本考案のウサギ用マットを、紐で結びつけたり、突起(例えば鉤状)をケージの線条部分に引っ掛けたりすることにより、より確実にケージ内の側部において上から下に垂れるように吊り下げることができ、より確実に爪研ぎ及びストレス解消の効果を得ることができる。
また、上記の本考案のウサギ用マットにおいては、前記引掻層が内側に位置する筒状部分を少なくとも一部に有すること、が好ましい。即ち、本考案のウサギ用マットは、一部又は全部が筒状に形成されていてもよい。
このような構成によればウサギは、より確実にウサギ用マットを被ったりくるまったりすることによって心地よく過ごすことができ、これによってストレス解消の効果が得られる。
本考案によれば、製造工程が簡単で、ウサギの爪研ぎ及びストレス解消の効果をより確実に得られるウサギ用グッズを提供することができる。
以下において、本考案のウサギ用マットの代表的な実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明するが、本考案はこれらのみに限定されるものではない。また、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。図面は、本考案を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて寸法、比又は数を誇張又は簡略化して表している場合もある。
≪第一実施形態≫
図1は、本考案のウサギ用マットの第一実施形態の正面図であり、図2は、図1に示す本考案の第一実施形態に係るウサギ用マット1のX−X概略断面図である。これらの図に基づいて第一実施形態のウサギ用マット1について説明する。
図1は、本考案のウサギ用マットの第一実施形態の正面図であり、図2は、図1に示す本考案の第一実施形態に係るウサギ用マット1のX−X概略断面図である。これらの図に基づいて第一実施形態のウサギ用マット1について説明する。
図1及び図2に示すウサギ用マット1は、図柄層2a(ただし、便宜上、図面においては図柄は省略している。)と、図柄層2aに積層された固めの生地からなる引掻層2bと、を有するマット2で構成されており、四隅の角に曲部(R部)が設けられた略長方形状を有する。そして、マット2の上端部の領域にマット2を吊り下げるための吊下げ部4を有している。
本実施形態においては、図柄層2aがネル生地で構成され、引掻層2bがボア生地、キャンバス生地、デニム生地及び麻生地よりなる群から選択される少なくとも一種で構成されているのが好ましい。図柄層2aと引掻層2bとは、互いに積層されて縫製等によって積層されてこのような構成を有することにより、一体化されている。図柄層2aと引掻層2bとの材質によっては、接着剤や熱融着等の方法によっても一体化できる。
なお、ネルとは、綿フランネル(コットン・フランネル、綿ネルとも呼ばれる)の略称である。例えば、甘撚の緯糸を打ち込んで平織、2/1綾織、2/2綾織の綿織物を起毛した布生地が挙げられる。起毛してあるため、肌触りが柔らかくて暖かく、人間用であれば例えばバジャマ、ベビー衣料及びシャツ等に使用されている。よって、ウサギにとっても非常に心地良い肌触りである。
本実施形態のウサギ用マット1において、マット2の上端部の領域に設けられた吊下げ部4は、略円状の孔で構成されている。ここに紐を通して当該紐をケージの特に線条部分に引っ掛けたりすることにより、ケージ内の側部に上から下に垂れるように吊り下げることができる。
上記のような構成を有する本実施形態のウサギ用マット1は、ケージ内の側部において上から下に垂れ下がるように吊り下げることができ、ウサギは、吊り下げられたウサギ用マット1の引掻層2b側に対して引っ掻くように掘る動作を繰り返す(そのように引掻層2bがケージの内側を向くように吊下げる。)。これにより、爪研ぎ及びストレス解消の効果が得られる。また、ウサギは、ウサギ用マット1を被ったりくるまったりすることによって心地よく過ごすことができる。これにより、ストレス解消の効果が得られる。更に、本実施形態のウサギ用マット1はシンプルな構造であるため、製造工程が簡単である。
≪第二実施形態≫
図3は、本考案のウサギ用マットの第二実施形態の正面図であり、図3は、図2に示す本考案の第二実施形態に係るウサギ用マット10のY−Y概略断面図である。これらの図に基づいて第二実施形態のウサギ用マット10について説明する。
図3は、本考案のウサギ用マットの第二実施形態の正面図であり、図3は、図2に示す本考案の第二実施形態に係るウサギ用マット10のY−Y概略断面図である。これらの図に基づいて第二実施形態のウサギ用マット10について説明する。
図3及び図4に示すウサギ用マット10は、図柄層2a(ただし、便宜上、図面においては図柄は省略している。)と、図柄層2aに積層された固めの生地からなる引掻層2bと、を有するマット2で構成されており、マット2の上端部の領域にマット2を吊り下げるための吊下げ部4を有している。
そして、マット2の上側の2つの角には曲部(R部)が設けられており、マット2の下側部分には、大きな外郭が曲線上の凸部12が設けられている。即ち、図柄部2aには大きな外郭が曲線上の凸部12aが設けられており、引掻部2bには、凸部12aに対応して略同形状の外郭が曲線上の凸部12bが設けられておいる。この凸部12が設けられていることにより、ウサギがウサギ用マット10を踏み易く、また、ウサギがウサギ用マット10を被ったりくるまったりしようとした場合、カラダにフィットし易いという効果がある。
本実施形態においても、上記第一実施形態と同様に、図柄層2aがネル生地で構成され、引掻層2bがボア生地、キャンバス生地、デニム生地及び麻生地よりなる群から選択される少なくとも一種で構成されているのが好ましい。図柄層2aと引掻層2bとは、互いに積層されて縫製等によって積層されてこのような構成を有することにより、一体化されている。図柄層2aと引掻層2bとの材質によっては、接着剤や熱融着等の方法によっても一体化できる。
また、本実施形態のウサギ用マット10において、マット2の上端部の領域に設けられた吊下げ部4は、略楕円状の孔で構成されている。ここに紐を通して当該紐をケージの特に線条部分に引っ掛けたりすることにより、ケージ内の側部に上から下に垂れるように吊り下げることができる。
上記のような構成を有する本実施形態のウサギ用マット10は、ケージ内の側部において上から下に垂れ下がるように吊り下げることができ、ウサギは、吊り下げられたウサギ用マット10の引掻層2b側に対して引っ掻くように掘る動作を繰り返す(そのように引掻層2bがケージの内側を向くように吊下げる。)。これにより、爪研ぎ及びストレス解消の効果が得られる。また、凸部12の部分があることから、ウサギは、ウサギ用マット10をより確実に被ったりくるまったりすることによって心地よく過ごすことができる。これにより、ストレス解消の効果が得られる。更に、本実施形態のウサギ用マット10はシンプルな構造であるため、製造工程が簡単である。
以上、本考案のウサギ用マットの代表的な実施形態について説明したが、本考案の技術的思想を具現化していれば種々の設計変更が可能であり、それらはすべて本考案の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態においては、ウサギ用マットの形状が略長方形状で一枚のシート状の場合について説明したが、ケージの上から下に向けて垂れるように吊り下げることができれば、種々の形状を有していてよい。例えば、円状、正方形状、楕円状、ウサギやその他の動物の顔や体の形状であってもよい(二次元形状)。
また、本考案のウサギ用マットは、三次元形状を有していてもよい。例えば全体が筒状であってもよく、例えば下側部分だけが筒状であってもよい。更には袋状であってもよい。このような筒状の部分があれば、ウサギは本考案のウサギ用マットに更に密接に接触して安心感をもって休むことができ、ストレス解消に繋がる。
1、10・・・ウサギ用マット、
2・・・図柄層、
4・・・吊下げ部、
12、12a、12b・・・凸部。
2・・・図柄層、
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12、12a、12b・・・凸部。
Claims (4)
- 図柄層と、前記図柄層に積層された固めの生地からなる引掻層と、を有するマットで構成され、前記マットの端部に前記マットを吊り下げるための吊下げ部を有すること、を特徴とするウサギ用マット。
- 前記図柄層がネル生地で構成され、前記引掻層がボア生地、キャンバス生地、デニム生地及び麻生地よりなる群から選択される少なくとも一種で構成されていること、を特徴とする請求項1に記載のウサギ用マット。
- 前記吊下げ部が、孔又は突起で構成されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載のウサギ用マット。
- 前記引掻層が内側に位置する筒状部分を少なくとも一部に有すること、を特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載のウサギ用マット。
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- 2013-12-09 JP JP2013006973U patent/JP3189054U/ja not_active Expired - Lifetime
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