JP3188838B2 - レインフロー法による疲労解析用データ採取装置 - Google Patents

レインフロー法による疲労解析用データ採取装置

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JP3188838B2
JP3188838B2 JP07482796A JP7482796A JP3188838B2 JP 3188838 B2 JP3188838 B2 JP 3188838B2 JP 07482796 A JP07482796 A JP 07482796A JP 7482796 A JP7482796 A JP 7482796A JP 3188838 B2 JP3188838 B2 JP 3188838B2
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敬宜 村上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材料、高分子
材料、セラミックなどの長期にわたる荷重の繰返し変動
負荷によって疲労現象を生る材料の繰返しひずみに関
するデータを収集する疲労解析用データ採取装置に関
し、具体的には、疲労現象の解析のために、測定したひ
ずみとその頻度をレインフロー・アルゴリズムによって
データ処理し、記録する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機、車両、各種機械、プラント、建
築物の金属その他の材料の疲労破壊に際して、構造体の
各部にかかる繰返し荷重による疲労に与える影響の評価
手段として、レインフロー法がある。このレインフロー
法は、複雑に変動する応力あるいはひずみの波形を疲労
現象に対応させて分解処理するアルゴリズムである。
【0003】このレインフロー法については、たとえ
ば、遠藤達雄:「Rainflow法で疲労寿命を現場
測定」,NIKKEI MECHANICAL 197
9.10.15, p.p.70−76、 Endo
T. et al., Proc. of the 1
974 Symposium on Mech. Be
havior of Materials, vol.
1, p.371, 1974等に記載されている。
【0004】このレインフロー法は、ひずみ波形をA/
D変換して、ひずみ波形の山(ピーク)の値Pと谷(バ
レイ)の値Vの差P/Vを求め、後述するレインフロー
・アルゴリズムに基づいて処理することにより、疲労被
害の算定を行なうものである。
【0005】特公昭61−028090号公報には、こ
のレインフロー法の原理に基づく疲労損傷の監視装置が
開示されている。
【0006】この監視装置は、サンプリング部、A/D
変換部、インプットキューなどのデータ収集前処理部
と、波形の分解合成を行うデータ解折部分と、出力レジ
スタからの疲労被害を数値で表示する表示部とから構成
されており、これによって、レインフロー法による疲労
現象の解析を実現したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報で開示された監視装置は、以下の改良すべき点があ
る。
【0008】1)ひずみ信号のサンプリングから、デ
ータ解析、疲労被害状況の出力まで同一装置で行なって
いるために装置自体が大型となる。このため、装置の取
付け、設置など取り扱いが困難となり、計測対象機の種
類によってはデータの測定が不可能となる。
【0009】(2)サンプリングしたひずみ信号を全て
メモリに記憶させているためデータ量が膨大となり、長
時間にわたってデータを採取することが困難である。ま
た、サンプリング間隔を変更した場合、同一容量のメモ
リでは、データ採取可能な時間が変化するため、データ
の管理が行いにくいという問題がある。
【0010】(3)監視対象がシャフト、車輪のような
回転体の場合には、検出部を回転させてデータを採取し
なければならないが、装置が大型であるため装置を直接
監視対象に取り付けることはできず、スリップリングあ
るいはFM波による転送を必要とする。このため、ノイ
ズによるデータの信頼性の低下が問題となる。
【0011】(4)採取したデータから、レインフロー
処理するためP/V値の抽出さらにはP/V値を階層化
するための複雑な演算式による処理工程を必須とするも
のであり、多大な処理時間が必要となる。
【0012】そこで本発明の課題は、上記従来のレイン
フロー法による疲労現象の解祈装置における問題点を解
決することにあり、レインフロー法による材料の疲労現
象の解祈のためにデータ収集と解析をより正確且つより
簡単に実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のレインフロー法
による疲労解析用データ採取装置は、疲労を解析する対
象物に取り付けられたひずみ検出手段からのひずみ信号
を所定間隔でA/D変換する手段と、A/D変換された
ひずみ信号のピークを抽出し、そのピーク値を検出する
手段と、A/D変換されたひずみ信号のバレイを抽出
し、そのバレイ値を検出する手段と、前記ピーク値と前
記バレイ値の差を求める手段と、前記差の大きさに応じ
て、予め設定されている複数の階層のいずれかに発生回
数としてカウントする手段と、少なくとも前記A/D変
換する手段、ピーク値を検出する手段、バレイ値を検出
する手段、差を求める手段、カウントする手段が含まれ
るデータ採取装置本体に対して着脱自在に設けられたメ
モリカードと、前記階層毎のカウント値を前記メモリカ
ードに書き込む手段とを備えていることを特徴とする。
【0014】また、本発明のレインフロー法による疲労
解析用データ採取装置は、初期負荷時のA/D変換され
たひずみ信号の値を補正値として記憶する手段と、疲労
解析用データ採取時に、A/D変換されたひずみ信号を
前記補正値により補正する手段とを更に備えていること
を特徴とする。
【0015】レインフロー法においては、ひずみ信号の
サンプリング、P/V値の抽出、P/V値の階層化、疲
労被害の演算等の各種の処理を必要とするが、本発明に
おいては、P/V値を階層化した時点でデータ量が大幅
に減少すること、及び、P/V値を階層化するまでの処
理は比較的単純なアルゴリズムで実現可能であることに
着目し、ひずみ信号のサンプリングからP/V値の階層
化までの回路を疲労解析用データ採取装置本体内に設
け、P/V値を階層化したデータを、データ採取装置本
体に対して着脱自在に設けられたメモリカードに書き込
むようにしている。
【0016】これにより、装置が小型化、軽量化され、
取付・持運び等の取り扱いが簡単になり、また、回転体
にも取付られる。また、単位時間当たりの記憶すべきデ
ータの量が減少するので、長時間に渡ってデータの採取
が可能となる。
【0017】また、初期負荷時のA/D変換されたひず
み信号の値を補正値として記憶し、疲労解析用データ採
取時に、A/D変換されたひずみ信号を前記補正値によ
り補正することにより、零点調整が自動的に行なわれ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の疲労解析用デー
タ採取装置の実施例を前面から見た外観を示す概略斜視
図、図2は、図1の疲労解析用データ採取装置を背面か
ら見た外観を示す概略斜視図である。
【0019】疲労解析用データ採取装置は、疲労解析用
データ採取装置本体1と、この疲労解析用データ採取装
置本体1に対して着脱自在に装着されるSRAM(スタ
ティックランダムアクセスメモリ)からなるメモリカー
ド2とから構成されている。図1に示されるように、疲
労解析用データ採取装置本体1の上面には、計測開始を
指示するスタートスイッチ4、計測が開始されたことを
示すスタートランプ3、後述するひずみゲージの零点調
整を行なう零点調整スイッチ6、零点調整が完了したこ
とを示す零点調整ランプ5等が設けられている。また、
疲労解析用データ採取装置本体1の前面には、メモリカ
ード2を挿入するためのカード挿入孔7が設けられてい
る。また、図2に示されるように、疲労解析用データ採
取装置本体1の背面には、電源電圧が供給される電源供
給口8、後述するひずみゲージが接続されるひずみゲー
ジ接続口9a,9b,9c等が設けられている。
【0020】図3は、図1及び図2に示される疲労解析
用データ採取装置の電気回路を示すブロック図である。
ひずみゲージ接続口9a,9b,9cには、3線式のひ
ずみゲージ10が接続されている。このひずみゲージ1
0は、ブリッジ回路11の一つのアームを構成してい
る。すなわち、ひずみゲージ10、抵抗器12、抵抗器
13、抵抗器14によりブリッジが構成されており、抵
抗器12と抵抗器13の接続点P1と、ひずみゲージ1
0と抵抗器14の接続点P2との間には、定電圧素子1
5により安定化された定電圧、たとえば、2.5Vが印
加される。抵抗器12、13、14の抵抗値は、無負荷
時のひずみゲージ10の抵抗値と略等しく選定されてお
り、無負荷時には、抵抗器12とひずみゲージ10の接
続点P3の電位と、抵抗器13と抵抗器14の接続点P
4の電位は略等しくなる。
【0021】接続点P3の出力は差動増幅器16の正側
入力端子に供給され、接続点P4の出力は差動増幅器1
6の負側入力端子に供給される。上述したように、ひず
みゲージ10が無負荷であるときには、差動増幅器16
の両方の入力端子の電位は略等しいので差動増幅器16
の出力は零となり、ひずみゲージ10に圧力が加わる
と、この圧力に応じたレベルの出力が発生する。この差
動増幅器16の出力が、ひずみの量を表すひずみ信号と
なる。差動増幅器16の出力は、雑音除去用のローパス
フィルタ17を介して加算器18の一方の入力端子に供
給される。また、加算器18の他方の入力端子には、定
電圧素子19から定電圧が供給される。この加算器18
により、零を挟んで正負に変化する入力信号が、一方の
極性の出力信号に変換され、後述するA/D変換器で処
理可能となる。
【0022】加算器18の出力は、CPU(中央処理装
置)20のアナログポートに入力される。CPU20
は、A/D変換器を内蔵しており、アナログポートに入
力されたアナログ信号をディジタル信号に変換してCP
U20内で処理する。このCPU20には、バスを介し
て、プログラム等が書き込まれたROM(読み出し専用
メモリ)21、作業領域等として使用されるRAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)22が接続されている。また、
CPU20には、図1に示されるスタートスイッチ4、
スタートランプ3、零点調整スイッチ6、零点調整ラン
プ5がバスを介して接続されている。更に、CPU20
に対して、ソケットを介してメモリカード2が着脱可能
に接続されている。
【0023】上述した疲労解析用データ採取装置本体1
の電源供給口8には、商用電源が利用できる場所ではA
Cアダプタ(図示せず)が接続され、商用電源が利用で
きない場所ではバッテリ(図示せず)が接続される。な
お。図3においては、定電圧素子15,19に対する電
流供給路は図示されていない。
【0024】次に、上述した疲労解析用データ採取装置
の動作について説明する。
【0025】先ず、測定対象物にひずみゲージ10を取
り付け、無負荷状態、或いは、所定の初期圧力が印加さ
れた状態とする。なお、ここでは両方の状態を併せて初
期負荷状態と呼ぶものとする。
【0026】次に、零点調整を行なう。図4は、零点調
整の処理を示すフローチャートである。
【0027】零点調整スイッチ6が押されると(ステッ
プ101)、CPU20は、現在加算器18からCPU
20に供給されているひずみ信号の値、すなわち、初期
負荷状態のひずみ信号の値S0を測定し(ステップ10
2)、補正値をCとしたとき、S0−Cの値が零となる
ように補正値Cを決定する。すなわち、C=S0とす
る。そして、このS0を補正値CとしてRAM22に格
納する(ステップ103)。これ以後の動作において
は、現在加算器18からのひずみ信号の値S1から補正
値Cを引いた値(S1−C)を、ひずみ信号の値S2に
基づいて各種の演算を行なう。上述の補正処理により、
ひずみゲージ10の零点調整をソフトウェアにより自動
的に行なうことができる。零点調整の処理が終了する
と、零点調整ランプ5が点灯し(ステップ104)、零
点調整が終了したことを使用者に知らせる。
【0028】次に、疲労解析用データの採取を行なう。
図5は、疲労解析用データ採取の処理を示すフローチャ
ートである。また、図6は、P/V差算出を説明するた
めの説明図である。
【0029】スタートスイッチ4が押されると(ステッ
プ201)、スタートランプ3が点灯し(ステップ20
2)、測定が開始されたことを使用者に知らせる。次い
で、CPU20は、ひずみ信号の値S2を一定周期でサ
ンプリングしてひずみ信号データを採取する。CPU2
0は、ひずみ信号の山すなわちピーク(たとえば、図6
に示すP1)を抽出し(ステップ203)、そのピーク
値Pを記録する。次に、CPU20は、ひずみ信号の谷
すなわちバレイ(たとえば、図6に示すV1)を抽出し
(ステップ204)、そのバレイ値Vを記録する。次
に、CPU20は、ピーク値Pとバレイ値Vと差の絶対
値(|P−V|)(以下、P/V差と呼ぶ)を算出する
(ステップ205)。このP/V差のデータに基づい
て、後述するレインフロー処理を行なう(ステップ20
6)。次に、次のピーク(たとえば、図6に示すP2)
を抽出し(ステップ207)、そのピーク値Pを記録す
る。次に、P/V差を算出し(ステップ208)、この
P/V差のデータに基づいてレインフロー処理を行なう
(ステップ209)。次に、ステップ204に戻って次
のバレイ(たとえば、図6に示すV2)を抽出しそのバ
レイ値Vを記録する。以下、上述の動作を繰り返す。
【0030】ここで、レインフロー法について簡単に説
明する。図7は、レインフロー法を説明するためのグラ
フである。図7(a)は時間とひずみの関係を示し、図
7(b)はひずみと応力のの関係を示す。
【0031】レインフロー法による波形の分解は、次の
ような手続きによって実行される。まず時間軸を縦にと
り,分解すべきひずみの時間的変化を、図7(a)のよ
うな多重になった屋根構造1−2−・・・−9にみたて
る。その各屋根のつけ根の位置から山・谷の番号の順に
雨滴を流すことを想像する。雨滴は、以下の3つの条件
を満たして流れ落ち、停止するものとする。そして、雨
滴が停止するまでに流れた横座標を測って、これに相当
する大きさのひずみ幅を分解して疲労に有効なひずみ振
幅とする。
【0032】[条件1] 雨滴は、屋根のつけ根から番
号の順に流れ始め、停止条件が満たされるまで下の屋根
に流れ落ち続ける。
【0033】[条件2](停止条件) 軒先から落下中
の雨滴は、次の2条件の一方を満足したとき落下を停止
する。
【0034】a)右向き流れの場合:右向きに流れる雨
滴の出発点より左側に他の屋根の軒先が現れたとき。
【0035】b)左向き流れの場合:左向きに流れる雨
滴の出発点より右側に他の屋根の軒先が現れたとき。
【0036】たとえば、図7(a)において、6から右
への流れは7の軒先で落下するが、出発点6より左側に
軒先8が現れるので、流れは軒先7からの落下中に停止
する。
【0037】[条件3] 屋根の一部をすでに雨滴が流
れていたら、その流れは停止する。たとえば、5を出発
点とする屋根5−6上の流れは4’まできて、そこで停
止する。
【0038】このようにして、雨滴の流れのモデルから
波形は分解され、ひずみ振幅が決定されていく。ここ
で、ひずみの時間的変化の情報は、山・谷間の時間的経
過を一切無視して処理される。結局、山・谷の大きさと
それらの出現順序だけを考慮することによって、ひずみ
振幅(P/V差)とその頻度が取り出されることにな
る。
【0039】レインフローアルゴリズムによってひずみ
波形が分解されると、Coffin−Mansonの関
係、または、従来のS(全歪幅値)/N(破断に至る回
数)関係などを用いて、それぞれのひずみ振幅の1回当
たりに対応する疲労被害率を計算することができる。そ
して、ひずみ波形が入力されるごとに計算した疲労被害
率を次々と加算することによつて、測定開始時を起点と
した累積疲労被害率が得られる。マイナーの法則によれ
ば、この累積疲労被害率が100%に達する時点を破壊
が起こる理論時点とすることができる。このため、疲労
寿命の予測が可能となる。
【0040】以上、レインフロー法について簡単に説明
したが、上述したレインフロー法においては、P/V差
の大きさに応じた複数の階層が用意されており、P/V
差が発生したときに、P/V差の大きさに応じて、予め
設定されている複数の階層のいずれかに、発生回数とし
てカウントされる。この階層毎のカウント値は、メモリ
カード2内に書き込まれる。
【0041】すなわち、本実施例においては、ひずみゲ
ージ10から得られたひずみ信号の全部のサンプリング
値を記憶しておく必要はなく、P/V差が発生したとき
に階層毎のカウント値をメモリカード2に書き込めばよ
い。したがって、メモリカード2に書き込まれるデータ
の量が大幅に減少する。これにより、同じ容量のメモリ
カード2を考えた場合、長時間間に渡って疲労寿命の測
定に必要なデータを採取することができる。
【0042】そして、メモリカード2を定期的に交換
し、疲労解析用データ採取装置から取り外したメモリカ
ード2を、別の箇所に設けられたパソコン等に接続し、
メモリカード2内のデータ、すなわち、階層毎のカウン
ト値に基づいて、疲労被害率を計算することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏する。
【0044】(1)単位時間当たりの記憶すべきデータ
の量が減少するので、長時間に渡ってデータの採取が可
能となる。
【0045】(2)レインフロー処理におけるP/V値
を階層化するまでの処理を、データ採取装置行なうよ
うにしたので、演算が簡単化されるとともに回路が簡単
化される。これにより、装置における消費電力が減少
し、市販品の電池を用いて長時間にわたって連続測定が
可能となる。
【0046】(3)装置全体を小型・軽量とすることが
できるので、回転体や作業中の機械、構造物に取付ける
ことが可能である。
【0047】(4)メモリカードを使用することによ
り、別の箇所に設けられたパソコン等を使用して疲労被
害率を計算することができる。
【0048】(5)初期負荷時のA/D変換されたひず
み信号の値を補正値として記憶し、疲労解析用データ採
取時に、A/D変換されたひずみ信号を前記補正値によ
り補正することにより、零点調整が自動的に行なわれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の疲労解析用データ採取装置の実施例
を前面から見た外観を示す概略斜視図、
【図2】 図1の疲労解析用データ採取装置を背面から
見た外観を示す概略斜視図である。
【図3】 図1及び図2に示される疲労解析用データ採
取装置の電気回路を示すブロック図である。
【図4】 零点調整の処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】 疲労解析用データ採取の処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】 P/V差算出を説明するための説明図であ
る。
【図7】 レインフロー法を説明するためのグラフであ
る。
【符号の説明】
1…疲労解析用データ採取装置本体、2…メモリカー
ド、3…スタートランプ、4…スタートスイッチ、5…
零点調整ランプ、6…零点調整スイッチ、7…カード挿
入孔、8…電源供給口、9a,9b,9c…ひずみゲー
ジ接続口、10…ひずみゲージ、11…ブリッジ回路、
12…抵抗器、13…抵抗器、14…抵抗器、15…定
電圧素子、16…差動増幅器、17…ローパスフィル
タ、18…加算器、19…定電圧素子、20…CPU
(中央処理装置)、21…ROM、22…RAM、P1
…接続点、P2…接続点、P3…接続点、P4…接続点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−143285(JP,A) 特開 平7−306061(JP,A) 特開 昭47−28951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34 102 G01N 3/00 - 3/62 G01D 9/00 - 9/42 G01D 15/00 - 15/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疲労を解析する対象物に取り付けられた
    ひずみ検出手段からのひずみ信号を所定間隔でA/D変
    換する手段と、 A/D変換されたひずみ信号のピークを抽出し、そのピ
    ーク値を検出する手段と、 A/D変換されたひずみ信号のバレイを抽出し、そのバ
    レイ値を検出する手段と、 前記ピーク値と前記バレイ値の差を求める手段と、 前記差の大きさに応じて、予め設定されている複数の階
    層のいずれかに発生回数としてカウントする手段と、前記階層毎のカウント値をメモリカードに書き込む手段
    とが含まれる、回転体に取り付けることができるデータ
    採取装置本体、およびデータ採取装置本体に対して着脱
    自在に設けられた、前記階層毎のカウント値が書き込ま
    れるメモリカード を備えていることを特徴とするレイン
    フロー法による疲労解析用データ採取装置。
  2. 【請求項2】 初期負荷時のA/D変換されたひずみ信
    号の値を補正値として記憶する手段と、 疲労解析用データ採取時に、A/D変換されたひずみ信
    号を前記補正値により補正する手段とを更に備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の疲労解析用データ採取
    装置。
JP07482796A 1996-03-28 1996-03-28 レインフロー法による疲労解析用データ採取装置 Expired - Lifetime JP3188838B2 (ja)

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