JP3188621U - ツーピース型ゴルフクラブヘッド - Google Patents

Abstract

【課題】良好な弾性と適度な重量を併せもつツーピース型ゴルフクラブヘッドを提供する。【解決手段】ヘッド主体部１０は、開口１８に底部ユニット２０が嵌合する。ヘッド主体部１０は、頂面１１の周りに位置する周面１２と、頂面１１の一側に形成されたネック部１６と、周面１２の底端に形成された開口１８と、周面１２の一部から形成された打球面１３とを有する。ヘッド主体部１０は、打球面１３の底辺から伸びて形成された底面１４を有し、底面１４は一端に突起辺縁部１５を有し、周面１２は底端に突起辺縁部１７を有し、周面の突起辺縁部１７と底面の突起辺縁部１５とは繋がり、環状突起辺縁部を構成する。底部ユニット２０は、ヘッド主体部１０の周面１２の底辺に装着され、周りに突起辺縁部２２を有する。この突起辺縁部２２は、ヘッド主体部１０の周面の突起辺縁部１７に連結される。【選択図】図２

Description

本考案は、ゴルフクラブヘッド、特にツーピース型ゴルフクラブヘッドに関するものである。

一般に、ゴルフクラブを振ってボールを打つ際の操作性を向上させるために、ゴルフクラブヘッドの重心は低ければ低いほどよい。重心を降下させるには、製造工程において比重が比較的大きい材料、例えばステンレスを採用すればヘッドの重心を降下させることができる。しかしながら、比重が大きい材料は比較的硬いため、弾性が良くない。一方、クラブヘッドの弾性を向上するには弾性が比較的良い材料、例えばチタンを使用しなければならない。しかしながら、弾性の良い材料は一般に重量が不足する。従って、ゴルフクラブヘッドを製作する際、上述した二つの難問に臨まなければならない。

本考案は、上述した問題点に鑑み、良好な弾性と適度な重量を併せもつツーピース型ゴルフクラブヘッドを提供することを主な目的とする。

上述の目的を達成するために、本考案によるツーピース型ゴルフクラブヘッドは、ヘッド主体部および底部ユニットを備える。ヘッド主体部は頂面と、頂面の周りに位置する周面と、頂面の一側に形成されたネック部と、周面の底端に形成された開口と、周面の一部から形成された打球面とを有する。ヘッド主体部は、打球面の底辺から伸びて形成された底面を有し、底面は一端に突起辺縁部を有し、周面は底端に突起辺縁部を有し、周面の突起辺縁部と底面の突起辺縁部とは繋がり、環状突起辺縁部を構成する。
底部ユニットは、ヘッド主体部の周面の底辺に装着され、周りに突起辺縁部を有する。この突起辺縁部は、ヘッド主体部の周面の突起辺縁部に連結される

本考案の一実施形態によるツーピース型ゴルフクラブヘッドを示す斜視図である。 本考案の一実施形態によるツーピース型ゴルフクラブヘッドを示す分解図である。 本考案の一実施形態によるツーピース型ゴルフクラブヘッドを示す断面図である。

以下、本考案によるツーピース型ゴルフクラブヘッドを図面に基づいて説明する。
（一実施形態）
図１から図３に示すように、本考案の一実施形態によるツーピース型ゴルフクラブヘッドは、ヘッド主体部１０および底部ユニット２０を備える。

ヘッド主体部１０は、頂面１１と、頂面１１の周りから一側へ伸びて形成された周面１２と、周面１２の一部から形成された打球面１３と、打球面１３の底辺から伸びて形成された底面１４と、底面１４の一端に形成された打球面側の突起辺縁部１５および反打球面側の突起辺縁部１７とを有する。ヘッド主体部１０の頂面１１は一側にネック部１６を有する。ネック部１６はシャフト（図中未表示）に連結される。周面１２は底端に形成された突起辺縁部１７を有する。周面１２の突起辺縁部１７と底面１４の突起辺縁部１５とは環状に繋がり、開口１８を有する突起辺縁部１５、１７を構成する。

底部ユニット２０は、一側の辺縁に嵌合溝２１を有し、それ以外の辺縁に突起辺縁部２２を有する。突起辺縁部２２および嵌合溝２１は環状に繋がるように底部ユニット２０の辺縁に位置付けられる。底部ユニット２０はヘッド主体部１０の周面１２の底辺に装着される。底部ユニット２０の嵌合溝２１と打球面１４の突起辺縁部１５とが噛み合う際、底部２０は打球面１３から離れた方の一側が突起辺縁部２２によってヘッド主体部１０の突起辺縁部１７に当接する。このとき底部ユニット２０の突起辺縁部２２はヘッド主体部１０の突起辺縁部１７に被さる。

底部ユニット２０およびヘッド主体部１０を固定する際、溶接または爆発溶接など連結方式を採用することができる。底部ユニット２０およびヘッド主体部１０は二つの別々の付属品であるため、構造および材料が一致しなくてもよい。ヘッド主体部１０を製造する際、底部ユニット２０に使用した材料または比重によってヘッドの重量を変えるか、異なる物理特性を果たすことができる。

一方、ヘッド主体部１０の打球面１３、底面１４および頂面１１は一体構造物であるため、打球面１３は頂面１１および底面１４によって支えられ、良好な変形復元力を果たすことができる。言い換えれば、ボールを打つ際、打球面１３は良好な弾性を果たすことができる。従って、本考案の上記実施形態によるツーピース型ゴルフクラブヘッドは従来の製品の欠点を有効的に改善し、製造上の問題を解決することができる。

１０：ヘッド主体部、
１１：頂面、
１２：周面、
１３：打球面、
１４：底面、
１５：突起辺縁部、
１６：ネック部、
１７：突起辺縁部、
２０：底部ユニット、
２１：嵌合溝、
２２：突起辺縁部。

Claims (4)

1. ヘッド主体部と、該ヘッド主体部の開口に嵌合する底部ユニットとを備え、
   ヘッド主体部は、頂面と、頂面の一側に形成されたネック部と、頂面の周りから一側へ伸びて形成された周面と、周面の一部から形成された平坦な打球面と、打球面の底辺から伸びて形成された底面とを有し、底面は一端に突起辺縁部を有し、周面は底端に突起辺縁部を有し、周面の突起辺縁部と底面の突起辺縁部とは繋がって環状突起辺縁部を構成し、
   底部ユニットは、ヘッド主体部の周面の底辺に装着され、周りに突起辺縁部を有し、底部ユニットの突起辺縁部は主体部の周面の突起辺縁部に連結されることを特徴とするツーピース型ゴルフクラブヘッド。
2. 底部ユニットの突起辺縁部は、主体部の突起辺縁部の外側に被さることを特徴とする請求項１に記載のツーピース型ゴルフクラブヘッド。
3. 底部ユニットは、一側の辺縁に嵌合溝を有し、それ以外の辺縁に突起辺縁部を有し、突起辺縁部および嵌合溝は繋がるように底部ユニットの辺縁に位置付けられることを特徴とする請求項１に記載のツーピース型ゴルフクラブヘッド。
4. 底部ユニットの嵌合溝は、打球面の底面の突起辺縁部と噛み合うことを特徴とする請求項３に記載のツーピース型ゴルフクラブヘッド。

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