JP3188442U - ゴルフボールの揚球装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴルフ練習場で使用するゴルフボール貸与機内にゴルフボールを供給するための作業を安全に、かつ、肉体的労力に頼ることなく、作業負担を軽減して行うことのできる使い勝手のよいゴルフボールの揚球装置を提供する。
【解決手段】所定高さ位置からゴルフボール貸与機内にゴルフボール3を落下させて供給するためのゴルフボールの揚球装置1であって、移動可能な脚枠4に立設した一対のガイドレール5a間に油圧シリンダにて昇降可能な昇降枠11を装架し、底面部14bに供給孔を穿設した支持体14を昇降枠11に一体に連結するとともに、支持体14に供給孔を覆蓋する蓋部材を開閉可能に設置し、支持体14の供給孔と連通する開口部を底部に穿設したバスケット18を支持体14に固定してなる。
【選択図】図1

Description

本考案はゴルフ練習場において、ゴルフボール貸与機内にゴルフボールを補給するために、一定量のゴルフボールをゴルフボール貸与機の投入口の上方まで揚球し、その位置から排出するゴルフボールの揚球装置に関するものである。
ゴルフは最も競技人口の多いスポーツであるため、ゴルフ練習場も数多く存在し、日々多くのゴルファーが練習に励んでいる。ゴルフ練習場の多くは、練習者が自動販売機スタイルのゴルフボール貸与機から所定数のゴルフボールの貸与を受け、ゴルフ練習場内の指定された打席から、フェンスやネットで囲われた所定の空間に向けてゴルフボールを順次打ち出すことにより、スイングを練習する「打ちっ放し」といわれるスタイルである。かかるゴルフ練習場においては、打ち出されたゴルフボールを回収して洗浄をした後に、次の貸し出しに備えて、ゴルフボール貸与機内に順次補給しておく必要がある。
ゴルフボール貸与機は、そのサイズによっても異なるが、一般に6000個〜8000個のゴルフボールを収納するものが多く、多い日には1台のゴルフボール貸与機のゴルフボールがn回(多くは4〜5回程度)に亘って貸与される。即ち、「(6000〜8000)×n回(多くは4〜5回)」個のゴルフボールをゴルフボール貸与機内に順次補給して行く必要がある。また、規模の大きいゴルフ練習場では、複数台のゴルフボール貸与機が設置されていることも多い。
このゴルフボール貸与機内へのゴルフボールの補給は手作業が多く、回収したゴルフボール600個程度を30cm〜40cmのコンテナに収納し、これを人力で抱え上げ、脚立等を使用してゴルフボール貸与機の上方まで持ち上げて、ゴルフボール貸与機の上面に開口した投入口から補給している。
また、近時はエアの強制噴射によってゴルフボールを送出する手段として、傾斜した支持面を備えた支持架台と、投入された搬送、送出すべきゴルフボールの1個毎を送出位置まで持ち上げ、位置決めさせる傾斜した回転式のボール送出位置決め機構と、送出位置で空気の強制噴射によってゴルフボールを供給管に排出させる空気噴射手段とを備えたゴルフボール送出装置も提供されている(特許文献1)。
特開2001−112902号公報
しかしながら、特許文献1に示すエアを利用したゴルフボール送出装置の設置は設備投資を必要とする上、又構成が複雑であるため、汎用性に欠け普及するに至っていない。即ち、ゴルフボール貸与機毎にゴルフボールをエア搬送するための供給管,エア源,電源等を設備する必要性がある。そのため、一部の大規模なゴルフ練習場を除き、採用することが困難である。
そのため、多くのゴルフ練習場では全くの手作業で、即ち全くの肉体労働によってゴルフボール貸与機内にゴルフボールを順次補給しているのが現状である。かかる手作業によるゴルフボール貸与機内へのゴルフボールの補給は、作業者の肉体的負担が大きい上、脚立を使用して重量物であるゴルフボールを収納したコンテナを高所に持ち上げ、かつ、高所においてコンテナを傾けてゴルフボール貸与機内に投入する作業を常に要求されるため、極めて危険性が高い作業であり、実際に作業中の転倒事故も発生している。転倒事故が発生すると、場合によっては重大な怪我を生じたり、幸い作業者に怪我がなくとも、多数のゴルフボールが散乱してしまい、練習者に多大の迷惑をかけ、ゴルフ練習場としての機能が停止してしまうこととなる。そのため、作業者は専ら男性、しかも体力に自信のある男性に限られていた。考案者はゴルフ練習場において、かかる危険な作業を実際に見聞し、作業者から危険性と肉体的負担をヒアリングした結果、その改善を意図した。
上記事情に鑑み、本考案はゴルフ練習場で使用するゴルフボール貸与機内にゴルフボールを補給するための作業を安全に、かつ、肉体的労力に頼ることなく、作業負担を軽減して行うことができるとともに、女性であっても作業可能で使い勝手のよいゴルフボールの揚球装置を提供することを目的とする。
本考案は上記目的を達成するために、所定高さ位置からゴルフボール貸与機内にゴルフボールを落下させて補給するためのゴルフボールの揚球装置であって、移動可能な脚枠に立設した一対のガイドレール間に油圧シリンダにて昇降可能な昇降枠を装架し、底面部に補給孔を穿設した支持体を昇降枠に一体に連結するとともに、支持体に補給孔を覆蓋する蓋部材を開閉可能に設置し、支持体の補給孔と連通する開口部を底部に穿設したバスケットを支持体に固定してなるゴルフボールの揚球装置を基本として提供する。
そして、脚枠に油圧シリンダを立設し、該油圧シリンダのシリンダロッドの先端にスプロケットを連結するとともに、脚枠と昇降枠との間にスプロケットを介してチェーンを固定することにより、油圧シリンダのシリンダロッドの伸縮に連動して昇降枠を昇降させ、脚枠に足踏み又は手動にて駆動する油圧ポンプを設置し、足踏み又は手動にて駆動する油圧ポンプから圧油を油圧シリンダに供給する。
また、足踏み又は手動にて駆動する油圧ポンプを閉状態として加圧することにより、油圧シリンダを伸長させてバスケットを上昇させるとともに、加圧を停止することによって油圧シリンダを現位置に保持してバスケットを所定高さに保持し、足踏み又は手動にて駆動する油圧ポンプを開状態とすることにより、油圧シリンダから圧油を排出して、油圧シリンダを縮小させてバスケットを下降させる。
バスケット底部に開口部に向けて下降する傾斜面を形成し、蓋部材を摺動自在に支持体の下面に設置し、蓋部材にハンドルを装備した。更に、脚枠に固定キャスターとブレーキ機構を具備した方向転換可能な可動キャスターを設置し、ゴルフボールの揚球装置を手動にて移動自在、かつ、方向転換可能とした。
そして、バスケットに収納した一定量のゴルフボールを所定高さまで揚球し、蓋部材を操作して補給孔を開口し、バスケット内に収納したゴルフボールを開口部及び補給孔から外部に補給可能とした。また、バスケットの下端位置においてバスケット内に一定量のゴルフボールを収納し、バスケットを上昇させてゴルフボールを所定高さまで揚球する。
本考案によれば、ゴルフボールの揚球装置は移動自在、かつ、方向転換可能であるため、「打ちっ放し」式のゴルフ練習場において、回収したゴルフボールの近傍に移動させて、バスケットを下端位置に降下させておけば、回収したゴルフボールを容易にバスケット内に投入することができる。その後、ゴルフボール貸与機の近傍まで移動させ、油圧シリンダのシリンダロッドを伸長させることにより、昇降枠が上昇し、併せて昇降枠に固定した支持体及び支持体に固定したバスケットも上昇する。
ゴルフボール貸与機の上面に設置された投入口より高い位置までバスケットを垂直方向に上昇させた後、油圧シリンダを停止させ、ゴルフボール貸与機の投入口を開くとともに、ゴルフボールの揚球装置を移動させて、バスケットをゴルフボール貸与機の投入口の上方に位置させる。そして、支持体の補給孔を覆蓋している蓋部材を摺動させることにより、補給孔及びバスケット底部に穿設された開口部が開放することによって、バスケット内のゴルフボールがゴルフボール貸与機の投入口から自動的に補給される。
その後、ゴルフボールの揚球装置をゴルフボール貸与機から離脱させ、操作杆を操作して油圧シリンダ内の圧油を排出することにより、バスケット,支持体,昇降枠は自重により、下端位置まで降下する。以後、この作業を必要に応じて繰り返せばよい。
よって、ゴルフ練習場で使用するゴルフボール貸与機内にゴルフボールを補給するための作業を安全に、かつ、肉体的労力に頼ることなく、作業負担を軽減して行うことができるとともに、女性であっても作業可能で使い勝手よく作業をすることができる。
本考案にかかるゴルフボールの揚球装置の正面図。 本考案にかかるゴルフボールの揚球装置の右側面図。 本考案にかかるゴルフボールの揚球装置の左側面図。 本考案にかかるゴルフボールの揚球装置の平面図。 使用状態を示す説明図。 可動キャスターの固定時の(a)平面図,(b)側面図。 可動キャスターの可動時の(a)平面図,(b)側面図。 バスケットの(a)平面図,(b)A−A断面図。 傾斜台の(a)平面図,(b)B−B断面図。 支持体の背面図。 支持体の側面図。 支持体の平面図。 支持体の底面図。 移送器具の正面図。 移送器具の左側面図。 移送器具の右側面図。 ゴルフボールの移送状態を示す説明図。
以下図面に基づいて本考案にかかるゴルフボールの揚球装置の実施形態を説明する。図1は本考案にかかるゴルフボールの揚球装置1の正面図、図2はその右側面図、図3はその左側面図、図4はその平面図である。図において、1はゴルフボールの揚球装置であり、一定量のゴルフボール3をゴルフボール貸与機2(図5参照)の上面に形成した投入口2aの上方まで揚球し、その高さ位置からゴルフボール貸与機2内に落下させて補給するものである。
4は平面視H型の脚枠であり、一方方向に一対の長尺の前脚4a,4bを平行に延長し、反対方向に一対の短尺の後脚4c,4dを平行に延長するとともに、両者の間に基枠4eを直交して架設している。この基枠4eの長手方向の両端部には、C形鋼からなる一対のガイドレール5a,5bを、その凹部を対面させて立設するとともに、その開放上端部に上梁6を架設している。
また、基枠4eには、油圧シリンダ7及び油圧シリンダ7に圧油を供給・排出するための足踏み又は手動にて駆動する油圧ポンプ8を装備している。9は、油圧ポンプ8を操作するための操作杆であり、10は、油圧ポンプ8を駆動するための足踏み式のペダルである。操作杆9を操作して足踏みにて駆動する油圧ポンプ8を閉状態として、ペダル10を足で踏むことにより、油圧ポンプ8を加圧することによって、油圧ポンプ8から圧油が油圧シリンダ7に供給される。そして、ペダル10を踏むことを停止すれば、圧油は油圧シリンダ7内に保持されるため、油圧シリンダ7を現位置に留めることができる。また、操作杆9を操作して足踏みにて駆動する油圧ポンプ8を開状態とすることにより、油圧シリンダ7から圧油を排出して、油圧シリンダ7を縮小させることができる。なお、足踏み式のペダル10に代えて、油圧ポンプ8を手動にて駆動して圧油を供給する適宜の加圧部材を設置してもよい。
一対のガイドレール5a,5b間の対面する凹部には、油圧シリンダ7にて昇降可能な昇降枠11を昇降自在に装架している。そして、基枠4eに立設した油圧シリンダ7のシリンダロッド7aの先端にスプロケット12を連結して、基枠4eと昇降枠11との間にスプロケット12を介してチェーン13を固定する。よって、油圧シリンダ7のシリンダロッド7aの伸縮に連動して昇降枠11を一対のガイドレール5a,5bに沿って昇降させることができる。なお、図においてスプロケット12はカバーに被覆された状態として図示している。
昇降枠11には、支持体14を連結し、この支持体14は昇降枠11と一体に昇降する。図10は、支持体14の背面図、図11はその側面図、図12はその平面図、図13はその底面図である。支持体14は、昇降枠11に連結するための背面部14aと、背面部14aから水平方向に延長した底面部14bと、底面部14bに穿設した補給孔14cから構成している。14dは孔部であり、軽量化のために背面部14aの中央部を穿設している。底面部14bの下面には、補給孔14cの両側に一対の摺動ガイド15a,15bが付設され、この摺動ガイド15a,15bに平板状の蓋部材16を摺動自在に係合させ、補給孔14cを開閉可能に覆蓋している。17は、蓋部材16を摺動させるためのハンドルである。なお、摺動ガイド15a,15bの開放端部にはストッパとしての凸部を突設し、蓋部材16が摺動時に抜け落ちないようにしている。
支持体14には、補給孔14cと連通する開口部18aを底部18bに穿設したバスケット18を固定する。図8(a)はバスケット18の平面図,図8(b)はA−A断面図、図9(a)は傾斜台19の平面図,図9(b)はB−B断面図である。バスケット18はゴルフボール3を600個〜800個程度収納可能であり、開口部18aの開口縁部に向けて下降する傾斜面19aを有する傾斜台19を底部18bに設置している。20は、円柱体の内部に螺子溝を刻設したボルト留具であり、傾斜台19の下面に溶接等によって複数個を固着している。そして、バスケット18の底部18bに設置した傾斜台19の底部から前記した複数のボルト留具20を外方に突出させて支持体14に載置し、支持体14の底面部14bから固定具としてのボルト(図示略)をボルト留具20に螺合させることによって、支持体14にバスケット18,傾斜台19を一体として固着する。
図示例では、バスケット18を平面視において矩形状とし、傾斜台19もバスケット18の形状に合わせて4分割したものを一体に連結してバスケット18の底部18bに設置したが、特に形状に限定はなく、バスケット18は平面視において円形であっても、多角形状であってもよく、傾斜台19もバスケット18の底部18bの形状に応じて設置すればよい。
脚枠4の前脚4a,4bの先端部には、それぞれ固定キャスター21a,21bが回転可能に設置され、又後脚4c,4dにはブレーキ機構(図示略)を具備した方向転換可能な可動キャスター22a,22bが回転可能に設置されている。なお、ブレーキ機構は可動キャスターの一方又は双方に装備する。更に、ガイドレール5a,5bの中間部分には移動ハンドル23a,23bが突設されている。よって、作業者は移動ハンドル23a,23bを握持して、ゴルフボールの揚球装置1を押動することにより、手動にて移動自在、かつ、方向転換可能である。
図6(a)は可動キャスター22a,22bの固定時の平面図,図6(b)はその側面図、図7(a)は可動キャスター22a,22bの可動時の平面図,図7(b)はその側面図である。図に示すように、後脚4c(4d)に、可動キャスター22a(22b)が縦軸24を介して水平方向に回動可能に軸支されており、方向転換可能である。25は下面が開口した断面コ字状のストッパであり、後脚4c(4d)に摺動自在に跨座しており、螺子26を締め付けることにより、現位置に固定され、螺子26を緩めることにより、後脚4c(4d)上を長孔29に沿って摺動可能である。よって、図6(a)(b)に示すように、螺子26を緩め、ストッパ25を長孔29に沿って摺動させて、可動キャスター22a(22b)を軸支するブラケット27を係止し、その位置で螺子26を締め付けることにより、可動キャスター22a(22b)の水平方向の回転を規制することができ、可動キャスター22a(22b)の進行方向を固定することができる。
一方、図7(a)(b)に示すように、螺子26を緩め、ストッパ25を長孔29に沿って摺動させて、可動キャスター22a(22b)を軸支するブラケット27と係合しない位置において、螺子26を締め付けることにより、可動キャスター22a(22b)を水平方向に自由に回転させることができ、可動キャスター22a(22b)の進行方向を任意に方向転換することができる。
次に回収したゴルフボール3をゴルフボールの揚球装置1のバスケット18に移送するための移送器具41について説明する。図14は移送器具41の正面図、図15はその左側面図、図16はその右側面図である。移送器具41は、升状の容器の1つの側面を切除した開放面41a(図14における左側面)とする断面逆L字状の容器であって、開放面41aと対向する対向面41b(図14における右側面)の高さを高くし、他の正面及び背面を対向面41bに向けて上方に傾斜した傾斜正面41c,傾斜背面41dとして形成する。よって、開放面41aは完全に切り欠かれて切除されており、開放面41aと連続する上面も開口し、底面41eが対向面41b,傾斜正面41c,傾斜背面41d間に形成されている。また、対向面41bに、所定面積の矩形状の移送孔41fが穿設されている。41gは底面41eの開放端部に延設された回動ハンドルであり、41hは移送孔41fの開口縁部の強度を補強するために付設した補強リブである。
42はスタンドであり、逆U字状の一対の支持枠42a,42bを上桟42cと下桟42dで連結し、支持枠42a,42bの上端部に立設したブラケット43a,43bに回転軸44を軸支している。この回転軸44に移送器具41の対向面41bの背面を溶接等の適宜の手段で固着する。よって、移送器具41は回転軸44を中心として時計方向に回動自在であり、回動させることにより、対向面が時計方向に90度回動し、ストッパに(図示略)によって停止する。
この移送器具41を使用して、回収したゴルフボールをゴルフボールの揚球装置1のバスケット18に移送し、その後所定高さまで揚球し、ゴルフボール貸与機2に補給する。先ず、ゴルフ練習場から回収したゴルフボール3を所定個数(概ね600個〜800個)だけ収納した収納容器28を図17に示すように、移送器具41の底面41eに抱え上げて載置させる。次に、ゴルフボールの揚球装置1の移動ハンドル23a,23bを握持して、手動にてゴルフボールの揚球装置1を移送器具41の近傍に隣接する所定の位置に移動させる。
前記したように、ゴルフボールの揚球装置1は、ゴルフボールの揚球装置1の可動キャスター22a,22bのストッパ25をブラケット27から離脱させて自由に方向転換を行えるようにするとともにブレーキ機構を解除した状態で移動する。また、ゴルフボールの揚球装置1の作業時には、安全のため、可動キャスター22a,22bのストッパ25をブラケット27に係合させるとともにブレーキ機構を作動させて位置を固定する。このことは以下に示すゴルフボール貸与機2へのゴルフボール3の補給作業その他の作業に於いても同様である。
次に、図17に示すように、移送器具41の回動ハンドル41gを操作して、移送器具41を回転軸44を中心として時計方向に90度回転させることにより、対向面41bが下面となり、底面41eに載置した収納容器28も時計方向に90度回転するため収納容器28内のゴルフボール3が収納容器28から転がり出て、移送器具41の対向面41bに穿設した移送孔41fから、ゴルフボールの揚球装置1の下端位置まで降下させたバスケット18内に転がり落ちることとなり、所定数のゴルフボール3をバスケット18内に移送することができる。
そして、バスケット18に回収したゴルフボール3を収納したゴルフボールの揚球装置1を、ゴルフボール貸与機2の近傍まで移動させ、操作杆9を操作して、圧油を供給可能な状態に油圧ポンプ8をセットし、ペダル10を必要回数踏み込めば、油圧シリンダ7のシリンダロッド7aが伸長し、シリンダロッド7aの先端に付設したスプロケット12が上昇するとともに、スプロケット12を介して油圧シリンダ7と昇降枠11との間に配置したチェーン13が駆動され、昇降枠11が上昇する。併せて昇降枠11に固定した支持体14及び支持体14に固定したバスケット18も図1の矢印Yに示すように上昇する。
ゴルフボール貸与機2の上面に設置された投入口2a(図5参照)より高い位置までバスケット18を垂直方向に上昇させて、油圧ポンプ8の駆動を停止する。このとき圧油は油圧シリンダ7内に保持されるため、バスケット18は上昇した位置に留まる。
ゴルフボール貸与機2は図5に示すように、所定間隔で離間して設置した一対の枕木30(一方の枕木は図示略)の間に載置しておくことにより、接地面GLとゴルフボール貸与機2の底面との間に所定高さの空間31を形成するように設置する。この空間31はゴルフボールの揚球装置1の前脚4a,4bが侵入可能な高さを有している。なお、枕木30の設置方向や位置は限定はなく、ゴルフボールの揚球装置1の前脚4a,4bが侵入可能な空間31が形成されていればよい。
そして、所定数のゴルフボール3を収納して、ゴルフボール貸与機2の上面に設置された投入口2a(図5参照)より高い位置にバスケット18を上昇させて保持したゴルフボールの揚球装置1を移動させ、ゴルフボール貸与機2の投入口2aを開くとともに、図5に示すように前脚4a,4bをゴルフボールの揚球装置1と接地面GLとの空間31に侵入させてバスケット18をゴルフボール貸与機2の投入口2aの上方に位置させる。この状態で、支持体14の補給孔14cを覆蓋している蓋部材16をハンドル17を操作して摺動させることにより、補給孔14c及びバスケット底部18bに穿設された開口部18aが開放することによって、バスケット18内のゴルフボール3がゴルフボール貸与機2の投入口2aから自動的に補給される。
その後、ゴルフボールの揚球装置1をゴルフボール貸与機2から離脱させ、操作杆9を操作して油圧シリンダ7内の圧油を排出することにより、バスケット18,支持体14,昇降枠11は自重により、下端位置まで降下する。以後、この作業を必要に応じて繰り返せばよい。
ゴルフボール貸与機の上面に設置された投入口より高い位置までバスケットを垂直方向に上昇させた後、油圧シリンダを停止させ、ゴルフボール貸与機の投入口を開くとともに、ゴルフボールの揚球装置を移動させて、バスケットをゴルフボール貸与機の投入口の上方に位置させる。そして、支持体の補給孔を覆蓋している蓋部材を摺動させることにより、補給孔及びバスケット底部に穿設された開口部が開放することによって、バスケット内のゴルフボールがゴルフボール貸与機の投入口から自動的に補給される。
その後、ゴルフボールの揚球装置をゴルフボール貸与機から離脱させ、操作杆を操作して油圧シリンダ内の圧油を排出することにより、バスケット,支持体,昇降枠は自重により、下端位置まで降下する。以後、この作業を必要に応じて繰り返せばよい。
よって、ゴルフ練習場で使用するゴルフボール貸与機内にゴルフボールを補給するための作業を安全に、かつ、肉体的労力に頼ることなく、作業負担を軽減して行うことができるとともに、女性であっても作業可能で使い勝手よく作業をすることができる。
1…ゴルフボールの揚球装置
2…ゴルフボール貸与機
3…ゴルフボール
4…脚枠
4a,4b…前脚
4c,4d…後脚
4e…基枠
5a,5b…ガイドレール
6…上梁
7…油圧シリンダ
7a…シリンダロッド
8…油圧ポンプ
9…操作杆
10…ペダル
11…昇降枠
12…スプロケット
13…チェーン
14…支持体
14a…背面部
14b…底面部
14c…補給孔
14d…孔部
15a,15b…摺動ガイド
16…蓋部材
17…ハンドル
18…バスケット
18a…開口部
18b…底部
19…傾斜台
19a…傾斜面
20…ボルト留具
21a,21b…固定キャスター
22a,22b…可動キャスター
23a,23b…移動ハンドル
24…縦軸
25…ストッパ
26…螺子
27…ブラケット
28…収納容器
29…長孔
30…枕木
31…空間
41…移送器具
41a…開放面
41b…対向面
41c…傾斜正面
41d…傾斜背面
41e…底面
41f…移送孔
41g…回動ハンドル
41h…補強リブ
42…スタンド
42a,42b…支持枠
42c…上桟
42d…下桟
43a,43b…ブラケット
44…回転軸

Claims (12)

  1. 所定高さ位置からゴルフボール貸与機内にゴルフボールを落下させて補給するためのゴルフボールの揚球装置であって、
    移動可能な脚枠に立設した一対のガイドレール間に油圧シリンダにて昇降可能な昇降枠を装架し、底面部に補給孔を穿設した支持体を昇降枠に一体に連結するとともに、支持体に補給孔を覆蓋する蓋部材を開閉可能に設置し、支持体の補給孔と連通する開口部を底部に穿設したバスケットを支持体に固定してなることを特徴とするゴルフボールの揚球装置。
  2. 脚枠に油圧シリンダを立設し、該油圧シリンダのシリンダロッドの先端にスプロケットを連結するとともに、脚枠と昇降枠との間にスプロケットを介してチェーンを固定することにより、油圧シリンダのシリンダロッドの伸縮に連動して昇降枠を昇降させる請求項1記載のゴルフボールの揚球装置。
  3. 脚枠に足踏み又は手動にて駆動する油圧ポンプを設置し、足踏み又は手動にて駆動する油圧ポンプから圧油を油圧シリンダに供給する請求項1又は2記載のゴルフボールの揚球装置。
  4. 足踏み又は手動にて駆動する油圧ポンプを閉状態として加圧することにより、油圧シリンダを伸長させてバスケットを上昇させるとともに、加圧を停止することによって油圧シリンダを現位置に保持してバスケットを所定高さに保持する請求項3記載のゴルフボールの揚球装置。
  5. 足踏み又は手動にて駆動する油圧ポンプを開状態とすることにより、油圧シリンダから圧油を排出して、油圧シリンダを縮小させてバスケットを下降させる請求項3又は4記載のゴルフボールの揚球装置。
  6. バスケット底部に開口部に向けて下降する傾斜面を形成した請求項1,2,3,4又は5記載のゴルフボールの揚球装置。
  7. 蓋部材を摺動自在に支持体の下面に設置した請求項1,2,3,4,5又は6記載のゴルフボールの揚球装置。
  8. 蓋部材にハンドルを装備した請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のゴルフボールの揚球装置。
  9. 脚枠に固定キャスターとブレーキ機構を具備した方向転換可能な可動キャスターを設置した請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載のゴルフボールの揚球装置。
  10. ゴルフボールの揚球装置を手動にて移動自在、かつ、方向転換可能とした請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載のゴルフボールの揚球装置。
  11. バスケットに収納した一定量のゴルフボールを所定高さまで揚球し、蓋部材を操作して補給孔を開口し、バスケット内に収納したゴルフボールを開口部及び補給孔から外部に補給可能とした請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10記載のゴルフボールの揚球装置。
  12. バスケットの下端位置においてバスケット内に一定量のゴルフボールを収納し、バスケットを上昇させてゴルフボールを所定高さまで揚球する請求項11記載のゴルフボールの揚球装置。
JP2013006328U 2013-11-05 ゴルフボールの揚球装置 Expired - Lifetime JP3188442U (ja)

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