JP3188408B2 - ガス中のミスト除去装置 - Google Patents

ガス中のミスト除去装置

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  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、鉄カ
ーバイド製造装置等のダストを含むガスをスクラバ脱塵
装置で脱塵し、圧縮機で加圧した後に熱交換器で加熱す
る経路において、脱塵して圧縮機に供給するガス中から
ミストを除去することができるガス中のミスト除去装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、ダストを含むガスをスクラバ脱
塵装置で脱塵し、圧縮機で加圧した後に熱交換器で加熱
する経路を有する装置として、例えば特開平9−486
04号公報記載の鉄カーバイドの製造装置がある。以
下、この装置を例に説明すると、この装置は図3に示す
概略構成図のように構成されており、原料と反応ガスか
ら鉄カーバイド(炭化鉄)を製造する流動層式反応器5
1に、この流動層式反応器51の底部ガス入口から反応
ガスを供給する管路52と、頂部ガス出口から反応ガス
を排出する管路53が設けられており、この管路53
は、熱交換器54を介してスクラバ脱塵装置55に接続
されている。
【0003】このスクラバ脱塵装置55では、下部に設
けられたガス導入管58から導入されたガスに上部の管
路59から水を噴霧することにより、ガス温度を下げる
とともにダスト等の不純物を除去する脱塵が行われ、ガ
スは上部のガス排出管60から排出され、除去されたダ
スト等は下部のダスト排出管61から外部に排出され
る。
【0004】そして、このスクラバ脱塵装置55で脱塵
されたガスはガス排出管60から管路62を介して圧縮
機56へと供給されて圧縮された後、上記熱交換器54
で流動層式反応器51から排出されたガスと熱交換さ
れ、加熱器57で所定の温度まで加熱されて管路52か
ら還元及び炭化ガスとして再び流動層式反応器51の底
部ガス入口へと供給されている。
【0005】また、図4の鉄カーバイド製造装置を示す
概略構成図に示すように、上記構成において、スクラバ
脱塵装置55と圧縮機56の間に、冷却されたガス中に
含まれるミスト及びダストを除去するミスト除去機であ
るノックアウトドラム62((Knock out drum)やデミ
スタ等(図中「ノックアウトドラム」を例示)を設ける
場合もある。
【0006】なお、この種の従来技術として、特公昭5
5−30882号公報記載の発明があるが、この発明は
ベーパトラップとミストトラップとを有する複雑な構造
の除去装置によるミスト除去であり、また、特公昭63
−24724号公報記載の発明もあるが、この発明は高
温ガス中に低温ガスを戻して局所的な温度変化を抑えて
目詰まり防止を計るものであり、いずれもこの出願に係
る発明とは技術的思想が全く異なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合、冷却されたガス中のミストとダストを効
果的に除去するためには、図4に示すようなノックアウ
トドラム63等のミスト除去機を設ける必要があり、し
かも、効果的にミストを除去するためには大きなノック
アウトドラム63(ミスト除去機)が必要となるため、
装置費用の大幅な増加を伴ってしまう。また、大きなノ
ックアウトドラム63を設けても極小のミスト(例えば
1μm以下)をほぼ完全に除去することは困難であるた
め、ミストとダストを含むガスが圧縮機56へと流れて
しまう。
【0008】このようにミストとダストを含むガスが圧
縮機56内へ流れると、ミストが媒介となってダストが
圧縮機56内のインペラーやケーシングに付着してしま
う。そして、この付着物が成長するとインペラー等の回
転体の重心位置を偏移させて振動を起こすおそれがあ
る。しかも、このような圧縮機は高速回転するため、小
さな重心偏移量であっても大きな振動を起こす場合があ
り、圧縮機の保護を計るとともに信頼性を向上させるた
めにはガス中のダストが付着するための媒介となるミス
トをほぼ完全に除去する必要がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために、この出願に係る発明は、熱交換器の加熱側
出口の熱交換した少量の高温ガスを、スクラバ脱塵装置
の出側に戻すようにしている。これにより、スクラバ脱
塵装置で冷却されたガス中のミストを圧縮機へ供給する
前に蒸発気化させて除去することができるので、ミスト
を除去したガスを圧縮機へ供給してダストの付着を防止
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この出願に係る発明は、ダストを
含むガスをスクラバ脱塵装置で脱塵し、ミスト除去機を
通して圧縮機で加圧した後に熱交換器で加熱する経路に
おいて、熱交換器の加熱側出口管路とスクラバ脱塵装置
の出側管路とを連通させるリサイクル管路を設け、この
リサイクル管路で熱交換器の加熱側出口の熱交換した少
量の高温ガスをスクラバ脱塵装置の出側に戻してガス中
のミストを蒸発気化させて除去するように構成し、前記
圧縮機の入側の管路にミスト量検出手段を設け、このミ
スト量検出手段で検出したミスト量に応じて高温ガスの
戻し量を調整する流量調整弁をリサイクル管路に設け
いる。このようにリサイクル管路で熱交換器出口から少
量の高温ガスをスクラバ脱塵装置出口へ戻すことによ
り、スクラバ脱塵装置で冷却されたガスを加熱してガス
中のミストを除去してから圧縮機へ供給することができ
る。このミスト除去は、水ミスト以外にオイルミストで
あっても同様に可能であり、極小さな数μm程度のミス
トを蒸発気化させて除去することができる。
【0011】
【0012】この構成において、圧縮機の入側の管路に
ミスト量検出手段、例えば露点計(露点計はガスの露点
と温度から過飽和分をミストとしてミスト量を理論上計
算するもので、実際のミスト存在量との相関を求めてお
きミスト量を検知する方法)や凝縮水分量を計測してミ
スト量を検出する機構を設け、このミスト量検出手段で
検出したミスト量に応じて高温ガスの戻し量を調整する
流量調整弁をリサイクル管路に設ければ、ミスト量に応
じた高温ガス量を戻すことができる。
【0013】さらに、製鉄用含鉄原料を還元及び炭化さ
せる流動層式反応器から排出したダストを含むガスをス
クラバ脱塵装置で脱塵し、ミスト除去機を通して圧縮機
で加圧した後に熱交換器で加熱して流動層式反応器に戻
す循環経路を有する鉄カーバイド製造装置においても、
熱交換器の加熱側出口の管路とスクラバ脱塵装置の出側
管路とを連通させるリサイクル管路を設け、このリサイ
クル管路で熱交換器の加熱側出口の熱交換した少量の高
温ガスをスクラバ脱塵装置の出側に戻してガス中のミス
トを蒸発気化させて除去するように構成し、前記圧縮機
の入側の管路にミスト量検出手段を設け、このミスト量
検出手段で検出したミスト量に応じて高温ガスの戻し量
を調整する流量調整弁をリサイクル管路に設ければ、ス
クラバ脱塵装置で冷却されたガスを加熱してガス中のミ
ストを除去してから圧縮機へ供給することができる。
【0014】
【0015】
【実施例】以下、この出願に係る発明の一実施例を図面
に基づいて説明する。なお、以下の実施例でも、鉄カー
バイド(炭化鉄)を主成分とする製鉄、製鋼用の原料を
製造する鉄カーバイド製造装置を例に説明する。
【0016】図1はこの出願に係る発明の第1実施例の
ミスト除去装置を用いた鉄カーバイド製造装置を示す概
略構成図であり、図示するように、鉄カーバイド製造装
置Cには流動層式反応器1が設けられており、この流動
層式反応器1の底部ガス入口に接続された管路2から反
応ガスが供給されて、頂部ガス出口の管路3からガスが
排出される。この排出される反応ガスは、管路3から熱
交換器4に供給された後、管路5を介してスクラバ脱塵
装置6に供給され、このスクラバ脱塵装置6で冷却され
て脱塵されたガスは、上部のガス排出管7から管路8へ
と流れ、管路8に設けられたノックアウトドラム9を介
して管路10から圧縮機11へと供給される。そして、
この圧縮機11によって加圧された後、管路12を介し
て熱交換器4で流動層式反応器1から排出された反応終
了後のガスと熱交換されて加熱されると共に加熱側出口
管路13から加熱器14に供給されて所定の温度まで加
熱され、管路2から流動層式反応器1の底部ガス入口へ
と供給されている。
【0017】上記スクラバ脱塵装置6は、例えば、ベン
チュリー式脱塵装置や、充填物を詰めた充填層に散水し
てガスと向流接触させる装置、ないしそれらの組み合せ
で構成される方法であって、本体6aと、この本体中の
ガスに水を噴射する管路6bと、噴射した本体6a内の
水と共にダストを排出する排出管6cによって構成さ
れ、反応器1から流出したガスを冷却し、ガス中の水蒸
気を凝縮させて除去すると共に脱塵している。また、ノ
ックアウトドラム9は、スクラバ脱塵装置6から圧縮機
11に供給されるガス中から水分を除去するためのもの
であり、下部には除去した水を排出する管路9aが設け
られている。
【0018】このように鉄カーバイド製造装置Cにおい
ては、流動層式反応器1の底部から塔頂に流動する反応
ガスを、圧縮機11によって循環させる循環経路Rが形
成されている。
【0019】さらに、管路8と管路10との連結部分に
連結した管路15により循環経路Rに所定の組成のガス
を補給し、ガス排出管7と管路8の連結部分に連結した
管路16により循環経路Rから所定量のガスを抜き出す
ようにしている。この補給ガス及び排出ガスを調整する
ことにより、反応器1に流入する反応ガスの組成が一定
となるようにし、反応によりガス組成が変化して反応速
度が低下することを防止している。
【0020】なお、流動層式反応器1へ供給される反応
器フィード(原料)は、粉状にした鉄鉱石を装入管17
から流動層式反応器1内に定常的に供給し、所定の還元
反応が完了したフィードは流動層式反応器1の下部の排
出管18から順次排出され、所定の還元反応と炭化反応
が行われて転化した鉄カーバイド(炭化鉄)が得られ
る。
【0021】そして、この出願に係る発明では、上記熱
交換器4の加熱側出口管路13とスクラバ脱塵装置6の
ガス排出管7に連通する管路8との間に、これら管路1
3と管路8とを連通させるリサイクル管路19を設けて
いる。このリサイクル管路19は、熱交換器4の加熱側
を出た高温ガスの極少量(例えばメインガス量の数パー
セント)を管路8に戻すものであり、所定位置に戻しガ
ス量を調整するための流量調整弁20が設けられてい
る。
【0022】以上のように構成された第1実施例のミス
ト除去装置M1 によれば、圧縮機11で加圧した後、熱
交換器4によって加熱された高温ガスの一部が管路19
を介してスクラバ脱塵装置6の出側である管路8に供給
されるので、スクラバ脱塵装置6で冷却されて若干のミ
ストを含んでいる状態のガスが加熱されて、ガス中のミ
ストが蒸発気化して除去される。この時の温度関係とミ
ストの一例としては、スクラバ脱塵装置6の出側におけ
る数ミクロンのミストを含んだ約70℃程度のガス中
に、熱交換器4の加熱側出口の約500℃〜600℃の
ガスを管路13のメインガス量に対して数パーセント
(例えば3〜5パーセント程度)を戻すことにより、こ
れらのガス温度に約500℃度の温度差があるため、管
路8中の約70℃のガス温度が数℃(例えば2〜3℃)
上昇して数ミクロンのミストは蒸発気化してミスト除去
がなされる。このミストとしては、10ミクロン以下
の、例えば5〜6ミクロンや1ミクロン以下であるた
め、数℃の温度上昇でも蒸発気化させることができる。
【0023】従って、スクラバ脱塵装置6から圧縮機1
1へ供給されるガス中からミストを除去して圧縮機11
に乾燥ガスを供給することができるので、ガス中のダス
トを圧縮機11内のインペラーやケーシングに付着させ
ることなく圧縮機内を通過させて、回転体の重心位置を
偏芯させることなく安定した圧縮機の運転を行うことが
可能となる。
【0024】また、スクラバ脱塵装置6のガス排出管7
に連通する管路8でガス中のミストを除去できるので、
ノックアウトドラム9を小型化ないし省略することによ
り、装置費用の大幅な削減も可能となる。
【0025】図2は、この出願に係る発明のミスト除去
装置を設けた第2実施例の鉄カーバイド製造装置を示す
概略構成図である。なお、上記第1実施例の鉄カーバイ
ド製造装置Cと同一の構成には同一符号を付して、その
説明は省略する。
【0026】図示するように、この第2実施例は、上記
第1実施例における構成からノックアウトドラム9を省
略したものであり、熱交換器4の加熱側出口管路13か
らスクラバ脱塵装置6の出側管路である管路8へ戻す高
温ガスの戻し量を調節することにより、管路8内でのミ
スト除去効率をより向上させたものである
【0027】この第2実施例のミスト除去装置M2
よっても、上記第1実施例と同様に、熱交換器4によっ
て加熱された高温ガスの一部が管路19を介してスクラ
バ脱塵装置6の出側管路である管路8に供給されるの
で、スクラバ脱塵装置6で冷却されたガスが加熱されて
ガス中の極微量なミストが蒸発気化して除去される。従
って、スクラバ脱塵装置6から圧縮機11へミストを含
まない乾燥ガスを供給し、ガス中のダストを圧縮機11
内のインペラーやケーシングに付着させることなく圧縮
機11内を通過させて、安定した圧縮機11の運転を行
うことが可能となる。しかも、ノックアウトドラム9を
省略可能とすることにより、装置費用の大幅な削減も可
能となる。
【0028】また、上記いずれの実施例においても、圧
縮機11の入側の管路10(管路8又はガス排出管7で
あってもよい)にガス中のミスト量検出手段を設け、こ
のミスト量検出手段で検出したミスト量の信号に基づい
て図示しない制御装置によって流量調整弁20の開度を
制御するようにすれば、ミスト量に応じて高温ガスの戻
し量を調整し、管路8内のガス中からミストを確実に除
去することが可能となる。しかも、このように構成した
場合には自動制御を行うことも容易に可能となる。
【0029】この場合も、ガス中からミストを除去する
ので、ガスは圧縮機内に付着する媒介となるミストのな
い乾燥ガスとなり、ガス中のダストがインペラー等に付
着することなく圧縮機内を通過して、回転体の重心位置
を偏位させることなく安定した圧縮機の運転を行うこと
が可能となる。
【0030】なお、上記いずれの実施例も酸化鉄と天然
ガスから炭化鉄を製造する鉄カーバイド製造装置に用い
たミスト除去装置M1,M2を例に説明したが、他の装
置、例えば銑鉄を製造する製銑関係の装置にも利用する
ことができ、この出願に係る発明のミスト除去装置は上
記実施例における鉄カーバイド製造装置への適用に限定
されるものではない。
【0031】また、上記実施例では鉄カーバイド製造装
置を例に説明したので水ミストの場合を例示している
が、オイルミストであっても同様にミストを除去するこ
とができ、この出願に係る発明は水ミストの除去に限定
されるものではない。
【0032】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うな形態で実施され、以下に記載するような効果を奏す
る。
【0033】リサイクル管路を設けて熱交換器の加熱側
出口の熱交換した少量の高温ガスをスクラバ脱塵装置の
出側に戻すことにより、スクラバ脱塵装置で冷却された
ガスを加熱してガス中のミストを除去してから圧縮機へ
供給することができるので、ミストが媒介となって圧縮
機内にダストが付着するのを防止して、圧縮機の信頼性
を向上させた運転が可能となる。
【0034】また、圧縮機の入側の管路にミスト量検出
手段を設け、検出したミスト量に応じて高温ガスの戻し
量を調整する流量調整弁をリサイクル管路に設けたの
、ミスト量に応じた高温ガス量を戻してミストの効果
的な除去が可能となる
【0035】さらに、製鉄用含鉄原料を還元及び炭化さ
せる流動層式反応器から排出したダストを含むガスを脱
塵して加圧した後に加熱して流動層式反応器に戻す循環
経路を有する鉄カーバイド製造装置においても、リサイ
クル管路で熱交換器の加熱側出口の熱交換した少量の高
温ガスをスクラバ脱塵装置の出側に戻してスクラバ脱塵
装置で冷却されたガスを加熱してガス中のミストを除去
してから圧縮機へ供給することができるので、ミストが
媒介となって圧縮機内にダストが付着することを防止し
て圧縮機の信頼性を向上させた運転が可能となる。
【0036】この鉄カーバイド製造装置の場合も、圧縮
機の入側の管路にミスト量検出手段を設け、このミスト
量検出手段で検出したミスト量に応じて高温ガスの戻し
量を調整する流量調整弁をリサイクル管路に設けたの
、ミスト量に応じた高温ガス量を戻してミストを除去
することが可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る発明のミスト除去装置を設けた
第1実施例の鉄カーバイド製造装置を示す概略構成図で
ある。
【図2】この出願に係る発明のミスト除去装置を設けた
第2実施例の鉄カーバイド製造装置を示す概略構成図で
ある。
【図3】従来の鉄カーバイド製造装置を示す概略構成図
である。
【図4】ミスト除去機を付加した従来の鉄カーバイド製
造装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…流動層式反応器 2,3…管路 4…熱交換器 5…管路 6…スクラバ脱塵装置 7…ガス排出管 8…管路 9…ノックアウトドラム 10…管路 11…圧縮機 12…管路 13…加熱側出口管路 14…加熱器 15,16…管路 17…装入管 18…排出管 19…リサイクル管路 20…流量調整弁 C…鉄カーバイド製造装置 M1,M2…ミスト除去装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−143129(JP,A) 特開 平9−48604(JP,A) 特開 昭50−84933(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 47/06 - 47/10 B01D 53/26 C21B 11/00 - 15/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダストを含むガスをスクラバ脱塵装置で
    脱塵し、ミスト除去機を通して圧縮機で加圧した後に熱
    交換器で加熱する経路におけるガス中のミスト除去装置
    であって、 前記熱交換器の加熱側出口管路と前記スクラバ脱塵装置
    の出側管路とを連通させるリサイクル管路を設け、該リ
    サイクル管路で熱交換器の加熱側出口の熱交換した少量
    の高温ガスをスクラバ脱塵装置の出側に戻してガス中の
    ミストを蒸発気化させて除去するように構成し、前記圧
    縮機の入側の管路にミスト量検出手段を設け、該ミスト
    量検出手段で検出したミスト量に応じて高温ガスの戻し
    量を調整する流量調整弁をリサイクル管路に設けたこと
    を特徴とするガス中のミスト除去装置。
  2. 【請求項2】 製鉄用含鉄原料を還元及び炭化させる流
    動層式反応器から排出したダストを含むガスをスクラバ
    脱塵装置で脱塵し、ミスト除去機を通して圧縮機で加圧
    した後に熱交換器で加熱して流動層式反応器に戻す循環
    経路を有する鉄カーバイド製造装置において、 前記熱交換器の加熱側出口管路と前記スクラバ脱塵装置
    の出側管路とを連通させるリサイクル管路を設け、該リ
    サイクル管路で熱交換器の加熱側出口の熱交換した少量
    の高温ガスをスクラバ脱塵装置の出側に戻してガス中の
    ミストを蒸発気化させて除去するように構成し、前記圧
    縮機の入側の管路にミスト量検出手段を設け、該ミスト
    量検出手段で検出したミスト量に応じて高温ガスの戻し
    量を調整する流量調整弁をリサイクル管路に設けたこと
    を特徴とするガス中のミスト除去装置。
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