JP3188368B2 - 共通線式インターホン装置 - Google Patents
共通線式インターホン装置Info
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- JP3188368B2 JP3188368B2 JP32711894A JP32711894A JP3188368B2 JP 3188368 B2 JP3188368 B2 JP 3188368B2 JP 32711894 A JP32711894 A JP 32711894A JP 32711894 A JP32711894 A JP 32711894A JP 3188368 B2 JP3188368 B2 JP 3188368B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は共通線式インターホン装
置に関し、特に分岐線路による影響を考慮する必要がな
く広帯域の信号が伝送可能な幹線を実現でき、またノイ
ズに強いシステムを得ることができる共通線式インター
ホン装置に係わる。
置に関し、特に分岐線路による影響を考慮する必要がな
く広帯域の信号が伝送可能な幹線を実現でき、またノイ
ズに強いシステムを得ることができる共通線式インター
ホン装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来から、図9に示す共通線式インター
ホン装置が提案されている。この共通線式インターホン
装置は、制御装置11からラインL11により接続された集
合玄関機12と、共通幹線L20(L21、L22)を経由して分
岐線L301、L302…、L364により接続された居室機301、3
02…、364とを備えている。
ホン装置が提案されている。この共通線式インターホン
装置は、制御装置11からラインL11により接続された集
合玄関機12と、共通幹線L20(L21、L22)を経由して分
岐線L301、L302…、L364により接続された居室機301、3
02…、364とを備えている。
【0003】居室機301、302…、364は同一構成であ
り、その構成を居室機301について説明する。
り、その構成を居室機301について説明する。
【0004】居室機301は、図10に示すように共通幹
線L20(L21、L22)に接続され幹線のコモンモードノイ
ズを除去するコモンモードチョークコイル101、信号の
反射を防ぐためのインピーダンス終端回路102、不平衡
信号を平衡信号に変換する送信回路103、平衡信号を不
平衡信号に変換する受信回路104、音声信号とデータ信
号を加算する加算回路105、音声信号の変調回路106、ベ
ースバンド音声信号を通過させ抽出するローパスフィル
タ回路107、マイクアンプ回路108、レシーバ用スピーカ
アンプ回路109、マイクMとレシーバ用スピーカRをも
ったハンドセット110、データ信号の変調回路111、変調
されたデータ信号を抽出するバンドパスフィルタ回路11
2、データ信号の復調回路113、居室機制御装置(CPU)1
14、フックスイッチ回路115を有している。
線L20(L21、L22)に接続され幹線のコモンモードノイ
ズを除去するコモンモードチョークコイル101、信号の
反射を防ぐためのインピーダンス終端回路102、不平衡
信号を平衡信号に変換する送信回路103、平衡信号を不
平衡信号に変換する受信回路104、音声信号とデータ信
号を加算する加算回路105、音声信号の変調回路106、ベ
ースバンド音声信号を通過させ抽出するローパスフィル
タ回路107、マイクアンプ回路108、レシーバ用スピーカ
アンプ回路109、マイクMとレシーバ用スピーカRをも
ったハンドセット110、データ信号の変調回路111、変調
されたデータ信号を抽出するバンドパスフィルタ回路11
2、データ信号の復調回路113、居室機制御装置(CPU)1
14、フックスイッチ回路115を有している。
【0005】この共通線式インターホン装置において、
集合玄関機12から居室機301、302…、364の何れか、例
えば居室機301を呼出し、通話するにあたり、集合玄関
機12で居室機301を選局操作すれば、集合玄関機12は制
御装置11に居室機番号をデータ送信する。制御装置11は
該当居室機301に呼出データを送出する。即ち、共通幹
線L20(L21、L22)→分岐線L301→コモンモードチョー
クコイル101→インピーダンス終端回路102→受信回路10
4→バンドパスフィルタ回路112→データ信号の復調回路
113→居室機制御装置(CPU)114の経路で呼出データが
受信され、自局番号と照合される。一致した場合はレシ
ーバ用スピーカRから呼出音が鳴動される。なお、図1
0の回路において呼出音の発生および制御回路は省略し
ている。
集合玄関機12から居室機301、302…、364の何れか、例
えば居室機301を呼出し、通話するにあたり、集合玄関
機12で居室機301を選局操作すれば、集合玄関機12は制
御装置11に居室機番号をデータ送信する。制御装置11は
該当居室機301に呼出データを送出する。即ち、共通幹
線L20(L21、L22)→分岐線L301→コモンモードチョー
クコイル101→インピーダンス終端回路102→受信回路10
4→バンドパスフィルタ回路112→データ信号の復調回路
113→居室機制御装置(CPU)114の経路で呼出データが
受信され、自局番号と照合される。一致した場合はレシ
ーバ用スピーカRから呼出音が鳴動される。なお、図1
0の回路において呼出音の発生および制御回路は省略し
ている。
【0006】居室機301でオフフック操作をすれば、フ
ックスイッチ回路115から居室機制御装置(CPU)114は
オフフックを検出しオフフックデータ信号を変調回路11
1→加算回路105→送信回路103→コモンモードチョーク
コイル101の経路で制御装置11に送信する。制御装置11
は集合玄関機12に通話データ信号を送信し通話路を接続
する。
ックスイッチ回路115から居室機制御装置(CPU)114は
オフフックを検出しオフフックデータ信号を変調回路11
1→加算回路105→送信回路103→コモンモードチョーク
コイル101の経路で制御装置11に送信する。制御装置11
は集合玄関機12に通話データ信号を送信し通話路を接続
する。
【0007】これで集合玄関機12と居室機301で通話が
可能であり、通話信号は居室機301からFM等の変調信
号として制御装置11から集合玄関機12に送出される。集
合玄関機12より通話信号はベースバンド信号として制御
装置11から居室機301に送出される。
可能であり、通話信号は居室機301からFM等の変調信
号として制御装置11から集合玄関機12に送出される。集
合玄関機12より通話信号はベースバンド信号として制御
装置11から居室機301に送出される。
【0008】終話に伴い、居室機301でオンフックすれ
ば、フックスイッチ回路115から居室機制御装置(CPU)
114はオンフックを検出しオンフックデータ信号を変調
回路111→加算回路105→送信回路103→コモンモードチ
ョークコイル101の経路で制御装置11に送信する。制御
装置11は集合玄関機12に終話データ信号を送信し通話路
を閉塞する(図6)。
ば、フックスイッチ回路115から居室機制御装置(CPU)
114はオンフックを検出しオンフックデータ信号を変調
回路111→加算回路105→送信回路103→コモンモードチ
ョークコイル101の経路で制御装置11に送信する。制御
装置11は集合玄関機12に終話データ信号を送信し通話路
を閉塞する(図6)。
【0009】これらの音声信号とデータ信号の流れと各
部の動作についてさらに説明する。
部の動作についてさらに説明する。
【0010】※音声信号(居室機301→制御装置11)の
経路は下記のとおりである。
経路は下記のとおりである。
【0011】 マイクM ↓ マイクアンプ回路108 ↓信号S16 変調回路106(音声信号を例えば50KHzFM変調) ↓信号S15(図11) 加算回路105(送信データ信号と加算) ↓ 送信回路103(不平衡信号を平衡信号に変換) ↓信号S11、S12 分岐線L301 ↓ 共通幹線L20(L21、L22) ※音声信号(制御装置11→居室機301)の経路は下記のとおりである。
【0012】 共通幹線L20(L21、L22) ↓ 分岐線L301 ↓ コモンモードチョークコイル101(幹線のコモンモードノイズ除去) ↓ インピーダンス終端回路102 ↓信号S13、S14 受信回路104(平衡信号を不平衡信号に変換) ↓信号S17(図11) ローパスフィルタ回路107(ベースバンド音声信号抽出) ↓信号S18 レシーバ用スピーカアンプ回路109 ↓ レシーバ用スピーカR ※データ信号(居室機301→制御装置11)の経路は下記のとおりである。
【0013】 居室機制御装置(CPU)114(例えば1200BPS調歩同期式シリアルテ゛ータ出力) ↓信号S20 変調回路111(データ信号を例えば30KHzFSK変調) ↓信号S19(図11) 加算回路105(音声信号と加算) ↓ 送信回路103(不平衡信号を平衡信号に変換) ↓信号S11、S12 分岐線L301 ↓ 共通幹線L20(L21、L22) ※データ信号(制御装置11→居室機301)の経路は下記のとおりである。
【0014】 共通幹線L20(L21、L22) ↓ 分岐線L301 ↓ コモンモードチョークコイル101(幹線のコモンモードノイズ除去) ↓ インピーダンス終端回路102 ↓信号S13、S14 受信回路104(平衡信号を不平衡信号に変換) ↓ バンドパスフィルタ回路112(例えば50KHzFSKデータ信号を抽出) ↓信号S21(図11) 復調回路113(例えば調歩同期式シリアルテ゛ータへ復調) ↓ 居室機制御装置(CPU)114
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような共通線式イ
ンターホン装置では、幹線L20(L21、L22)と居室機30
1、302…、364の間に複数の分岐線L301、L302…、L364
が存在するので容量成分の介在により高域周波数の信号
は減衰が大きく、幹線の信号帯域を広くとれないという
難点があった。また、居室機のインターフェース回路に
はコモンモードチョークコイル101が介挿されている
が、幹線と電気的に絶縁されていないため、居室機と他
の居室機のアース線が抵抗を介して直流的に接続される
ので、共通アース(1990年7月1日、CQ出版株式
会社発行、「トランジスタ技術」SPECIALNo.22
第6頁〜第7頁)によるノイズに弱いという難点があっ
た。
ンターホン装置では、幹線L20(L21、L22)と居室機30
1、302…、364の間に複数の分岐線L301、L302…、L364
が存在するので容量成分の介在により高域周波数の信号
は減衰が大きく、幹線の信号帯域を広くとれないという
難点があった。また、居室機のインターフェース回路に
はコモンモードチョークコイル101が介挿されている
が、幹線と電気的に絶縁されていないため、居室機と他
の居室機のアース線が抵抗を介して直流的に接続される
ので、共通アース(1990年7月1日、CQ出版株式
会社発行、「トランジスタ技術」SPECIALNo.22
第6頁〜第7頁)によるノイズに弱いという難点があっ
た。
【0016】
【発明の目的】本発明は、このような難点を解決するた
めになされたもので、幹線と居室機間の電気的絶縁をと
り、かつ待受時のインピーダンスは高く、通話時は伝送
線路のインピーダンスに一致させるインピーダンス切替
機能を持たせることにより分岐線路による影響を考慮す
る必要がなく広帯域の信号が伝送可能な幹線を実現で
き、またノイズに強いシステムを得ることができる共通
線式インターホン装置を提供することを目的とする。
めになされたもので、幹線と居室機間の電気的絶縁をと
り、かつ待受時のインピーダンスは高く、通話時は伝送
線路のインピーダンスに一致させるインピーダンス切替
機能を持たせることにより分岐線路による影響を考慮す
る必要がなく広帯域の信号が伝送可能な幹線を実現で
き、またノイズに強いシステムを得ることができる共通
線式インターホン装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明の共通線式インターホン装置は、制御装置
から共通幹線を経由して分岐器を介し分岐線により接続
された居室機を備え、分岐線にはには居室機から待受時
に待受電圧レベル、通話時に通話電圧レベルがそれぞれ
印加され、居室機がデータおよび音声の送受を行なう共
通線式インターホン装置において、分岐器は、分岐線が
待受電圧レベルに維持されているとき共通幹線上のデー
タを高インピーダンスで受信する高インピーダンス受信
回路と、分岐線が通話電圧レベルに維持されているとき
動作するライン開閉制御トランジスタ回路と、分岐線の
各線にそれぞれ介在されライン開閉制御トランジスタ回
路によりそれぞれ導通されるゲート素子とを有し、居室
機は、データおよび音声を変復調するダイオードブリッ
ジ回路と、ダイオードブリッジ回路に接続された絶縁ト
ランスと、絶縁トランスを所定周波数でスイッチしデー
タおよび音声を変復調するアナログスイッチ回路とを有
する。
るため本発明の共通線式インターホン装置は、制御装置
から共通幹線を経由して分岐器を介し分岐線により接続
された居室機を備え、分岐線にはには居室機から待受時
に待受電圧レベル、通話時に通話電圧レベルがそれぞれ
印加され、居室機がデータおよび音声の送受を行なう共
通線式インターホン装置において、分岐器は、分岐線が
待受電圧レベルに維持されているとき共通幹線上のデー
タを高インピーダンスで受信する高インピーダンス受信
回路と、分岐線が通話電圧レベルに維持されているとき
動作するライン開閉制御トランジスタ回路と、分岐線の
各線にそれぞれ介在されライン開閉制御トランジスタ回
路によりそれぞれ導通されるゲート素子とを有し、居室
機は、データおよび音声を変復調するダイオードブリッ
ジ回路と、ダイオードブリッジ回路に接続された絶縁ト
ランスと、絶縁トランスを所定周波数でスイッチしデー
タおよび音声を変復調するアナログスイッチ回路とを有
する。
【0018】また、本発明は、制御装置から共通幹線を
経由して分岐器を介し分岐線により接続された居室機を
備え、居室機が待受時にデータ、通話時にデータおよび
音声の送受を行なう共通線式インターホン装置におい
て、分岐器は、分岐線に介在され待受時に共通幹線上の
データを高インピーダンスで受信する高インピーダンス
受信回路と、通話時に居室機からの制御により動作する
ライン開閉制御フォトカプラ回路と、分岐線の各線にそ
れぞれ介在されライン開閉制御フォトカプラ回路により
それぞれ導通されるゲート素子とを有し、居室機は、デ
ータおよび音声を変復調するダイオードブリッジ回路
と、ダイオードブリッジ回路に接続された絶縁トランス
と、絶縁トランスを所定周波数でスイッチしデータおよ
び音声を変復調するアナログスイッチ回路とを有する。
経由して分岐器を介し分岐線により接続された居室機を
備え、居室機が待受時にデータ、通話時にデータおよび
音声の送受を行なう共通線式インターホン装置におい
て、分岐器は、分岐線に介在され待受時に共通幹線上の
データを高インピーダンスで受信する高インピーダンス
受信回路と、通話時に居室機からの制御により動作する
ライン開閉制御フォトカプラ回路と、分岐線の各線にそ
れぞれ介在されライン開閉制御フォトカプラ回路により
それぞれ導通されるゲート素子とを有し、居室機は、デ
ータおよび音声を変復調するダイオードブリッジ回路
と、ダイオードブリッジ回路に接続された絶縁トランス
と、絶縁トランスを所定周波数でスイッチしデータおよ
び音声を変復調するアナログスイッチ回路とを有する。
【0019】
【作用】この共通線式インターホン装置において、制御
装置から共通幹線を経由して分岐器を介し居室機に接続
する分岐線は居室機が待受時に待受電圧レベルに、居室
機が通話時に通話電圧レベルがそれぞれ印加され、居室
機はデータおよび音声の送受を行なう。分岐器は、高イ
ンピーダンス受信回路で分岐線が待受電圧レベルに維持
されているとき共通幹線上のデータを高インピーダンス
で受信し、ライン開閉制御トランジスタ回路により分岐
線が通話電圧レベルに維持されているとき動作し、分岐
線の各線にそれぞれ介在されたゲート素子を導通し伝送
線路のインピーダンスに一致させる。
装置から共通幹線を経由して分岐器を介し居室機に接続
する分岐線は居室機が待受時に待受電圧レベルに、居室
機が通話時に通話電圧レベルがそれぞれ印加され、居室
機はデータおよび音声の送受を行なう。分岐器は、高イ
ンピーダンス受信回路で分岐線が待受電圧レベルに維持
されているとき共通幹線上のデータを高インピーダンス
で受信し、ライン開閉制御トランジスタ回路により分岐
線が通話電圧レベルに維持されているとき動作し、分岐
線の各線にそれぞれ介在されたゲート素子を導通し伝送
線路のインピーダンスに一致させる。
【0020】居室機では、ダイオードブリッジ回路でデ
ータおよび音声を変復調し、ダイオードブリッジ回路に
接続された絶縁トランスで分岐器と居室機を直流的に絶
縁し、アナログスイッチ回路により絶縁トランスを所定
周波数でスイッチしデータおよび音声を変復調する。
ータおよび音声を変復調し、ダイオードブリッジ回路に
接続された絶縁トランスで分岐器と居室機を直流的に絶
縁し、アナログスイッチ回路により絶縁トランスを所定
周波数でスイッチしデータおよび音声を変復調する。
【0021】また、他の例としての共通線式インターホ
ン装置において、分岐器は、高インピーダンス受信回路
により待受時に共通幹線上のデータを高インピーダンス
で受信し、ライン開閉制御フォトカプラ回路が通話時に
居室機からの制御により動作し、分岐線の各線にそれぞ
れ介在されたゲート素子をそれぞれ導通し伝送線路のイ
ンピーダンスに一致させる。
ン装置において、分岐器は、高インピーダンス受信回路
により待受時に共通幹線上のデータを高インピーダンス
で受信し、ライン開閉制御フォトカプラ回路が通話時に
居室機からの制御により動作し、分岐線の各線にそれぞ
れ介在されたゲート素子をそれぞれ導通し伝送線路のイ
ンピーダンスに一致させる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の共通線式インターホン装置を
集合住宅インターホン装置に適用した好ましい実施例に
ついて図面にしたがって詳述する。
集合住宅インターホン装置に適用した好ましい実施例に
ついて図面にしたがって詳述する。
【0023】図1に示すように、本発明の共通線式イン
ターホン装置は、制御装置1からラインL1により接続さ
れた集合玄関機2と、共通幹線L2(L21、L22)を経由し
て分岐器401、402…、464を介し分岐線L501、L502…、L
564により接続された居室機501、502…、564とを備え、
分岐線L501、L502…、L564には居室機501、502…、564
が待受時に待受電圧レベルに、居室機が通話時に通話電
圧レベルにそれぞれ維持され、居室機がデータおよび音
声の送受を行なうものである。
ターホン装置は、制御装置1からラインL1により接続さ
れた集合玄関機2と、共通幹線L2(L21、L22)を経由し
て分岐器401、402…、464を介し分岐線L501、L502…、L
564により接続された居室機501、502…、564とを備え、
分岐線L501、L502…、L564には居室機501、502…、564
が待受時に待受電圧レベルに、居室機が通話時に通話電
圧レベルにそれぞれ維持され、居室機がデータおよび音
声の送受を行なうものである。
【0024】分岐器401、402…、464は同一構成である
ので、その構成を分岐器401について説明する。
ので、その構成を分岐器401について説明する。
【0025】図2に示すように、分岐器401は、直流の
みを流すためのインダクタンス回路201と、分岐線L501
が待受電圧レベルに維持されているときコンデンサC
1、C2を介して高インピーダンスで受信する高インピー
ダンス受信回路205と、分岐線が通話電圧レベルに維持
されているとき動作するライン開閉制御トランジスタ回
路204と、分岐線の各線にそれぞれコンデンサC3、C4
を介して介在されライン開閉制御トランジスタ回路204
によりそれぞれ導通され、それぞれPNPトランジスタ、N
PNトランジスタからなるゲート素子202、203とを有して
いる。
みを流すためのインダクタンス回路201と、分岐線L501
が待受電圧レベルに維持されているときコンデンサC
1、C2を介して高インピーダンスで受信する高インピー
ダンス受信回路205と、分岐線が通話電圧レベルに維持
されているとき動作するライン開閉制御トランジスタ回
路204と、分岐線の各線にそれぞれコンデンサC3、C4
を介して介在されライン開閉制御トランジスタ回路204
によりそれぞれ導通され、それぞれPNPトランジスタ、N
PNトランジスタからなるゲート素子202、203とを有して
いる。
【0026】居室機501、502…、564は同一構成である
ので、その構成を居室機501について説明する。
ので、その構成を居室機501について説明する。
【0027】居室機501は、データおよび音声を変復調
するダイオードブリッジ回路211と、ダイオードブリッ
ジ回路211に一方のトランス部212aで接続された絶縁ト
ランス212と、絶縁トランス212の他方のトランス部212
bを所定周波数、例えば500KHzでスイッチしデー
タおよび音声を変復調するアナログスイッチ回路213
と、アナログスイッチ駆動回路214と、例えば500K
Hzの周波数でスイッチイング信号を発生するアナログ
スイッチ開閉信号発生回路215と、電源供給・信号送信
する電源供給・信号送信回路216と、信号受信回路217と
を有する。
するダイオードブリッジ回路211と、ダイオードブリッ
ジ回路211に一方のトランス部212aで接続された絶縁ト
ランス212と、絶縁トランス212の他方のトランス部212
bを所定周波数、例えば500KHzでスイッチしデー
タおよび音声を変復調するアナログスイッチ回路213
と、アナログスイッチ駆動回路214と、例えば500K
Hzの周波数でスイッチイング信号を発生するアナログ
スイッチ開閉信号発生回路215と、電源供給・信号送信
する電源供給・信号送信回路216と、信号受信回路217と
を有する。
【0028】アナログスイッチ回路213は4素子213a、
213b、213c、213dからなり、アナログスイッチ開閉
信号発生回路215により2素子213a、213bは直接、2
素子213c、213dはアナログスイッチ駆動回路214を介
して交互に開閉され、絶縁トランス212の他方のトラン
ス部212bに流れる電流の方向を交互に反転させるよう
に構成されている。
213b、213c、213dからなり、アナログスイッチ開閉
信号発生回路215により2素子213a、213bは直接、2
素子213c、213dはアナログスイッチ駆動回路214を介
して交互に開閉され、絶縁トランス212の他方のトラン
ス部212bに流れる電流の方向を交互に反転させるよう
に構成されている。
【0029】さらに、居室機501は、従来の共通線式イ
ンターホン装置と同様に、音声信号とデータ信号を加算
する加算回路105、音声信号の変調回路106、ベースバン
ド音声信号を通過させ抽出するローパスフィルタ回路10
7、マイクアンプ回路108、レシーバ用スピーカアンプ回
路109、マイクMとレシーバ用スピーカRをもったハン
ドセット110、データ信号の変調回路111、変調されたデ
ータ信号を抽出するバンドパスフィルタ回路112、デー
タ信号の復調回路113、居室機制御装置(CPU)114、フ
ックスイッチ回路115を有している。
ンターホン装置と同様に、音声信号とデータ信号を加算
する加算回路105、音声信号の変調回路106、ベースバン
ド音声信号を通過させ抽出するローパスフィルタ回路10
7、マイクアンプ回路108、レシーバ用スピーカアンプ回
路109、マイクMとレシーバ用スピーカRをもったハン
ドセット110、データ信号の変調回路111、変調されたデ
ータ信号を抽出するバンドパスフィルタ回路112、デー
タ信号の復調回路113、居室機制御装置(CPU)114、フ
ックスイッチ回路115を有している。
【0030】このように構成された共通線式インターホ
ン装置において、集合玄関機2から居室機501、502…、5
64の何れか、例えば居室機501を呼出し、通話するにあ
たり、集合玄関機2で居室機501を選局操作すれば、集合
玄関機2は制御装置11に居室機番号をデータ送信する。
制御装置1は分岐器401を介して該当居室機501に呼出デ
ータを送出する。即ち、共通幹線L2(L21、L22)→分岐
器401のコンデンサC1、C2、高インピーダンス受信回
路205→居室機501のダイオードブリッジ回路211→絶縁
トランス212→アナログスイッチ回路213→信号受信回路
217→バンドパスフィルタ回路112→データ信号の復調回
路113→居室機制御装置(CPU)114の経路で呼出データ
が受信され、自局番号照合し、一致した場合はレシーバ
用スピーカRから呼出音が鳴動される。なお、図2の回
路において呼出音の発生および制御回路は省略してい
る。
ン装置において、集合玄関機2から居室機501、502…、5
64の何れか、例えば居室機501を呼出し、通話するにあ
たり、集合玄関機2で居室機501を選局操作すれば、集合
玄関機2は制御装置11に居室機番号をデータ送信する。
制御装置1は分岐器401を介して該当居室機501に呼出デ
ータを送出する。即ち、共通幹線L2(L21、L22)→分岐
器401のコンデンサC1、C2、高インピーダンス受信回
路205→居室機501のダイオードブリッジ回路211→絶縁
トランス212→アナログスイッチ回路213→信号受信回路
217→バンドパスフィルタ回路112→データ信号の復調回
路113→居室機制御装置(CPU)114の経路で呼出データ
が受信され、自局番号照合し、一致した場合はレシーバ
用スピーカRから呼出音が鳴動される。なお、図2の回
路において呼出音の発生および制御回路は省略してい
る。
【0031】居室機501でオフフック操作をすれば、フ
ックスイッチ回路115から居室機制御装置(CPU)114は
オフフックを検出し、居室機制御装置(CPU)114は電源
供給・信号送信回路216より分岐器401の電圧を上げゲー
ト素子202、203をオンしてオフフックデータ信号を変調
回路111→加算回路105→電源供給・信号送信回路216→
アナログスイッチ回路213→絶縁トランス212→ダイオー
ドブリッジ回路211→分岐器401のゲート素子202、203→
コンデンサC3、C4→分岐線L501→共通幹線L2(L21、L
22)の経路で制御装置1に送信する。制御装置1は集合玄
関機2に通話データ信号を送信し通話路を接続する。
ックスイッチ回路115から居室機制御装置(CPU)114は
オフフックを検出し、居室機制御装置(CPU)114は電源
供給・信号送信回路216より分岐器401の電圧を上げゲー
ト素子202、203をオンしてオフフックデータ信号を変調
回路111→加算回路105→電源供給・信号送信回路216→
アナログスイッチ回路213→絶縁トランス212→ダイオー
ドブリッジ回路211→分岐器401のゲート素子202、203→
コンデンサC3、C4→分岐線L501→共通幹線L2(L21、L
22)の経路で制御装置1に送信する。制御装置1は集合玄
関機2に通話データ信号を送信し通話路を接続する。
【0032】これで集合玄関機2と居室機501で通話が可
能であり、通話信号は居室機501からFM等の変調信号
として制御装置1から集合玄関機2に送出される。集合玄
関機2より通話信号はベースバンド信号として制御装置1
から居室機501に送出される。
能であり、通話信号は居室機501からFM等の変調信号
として制御装置1から集合玄関機2に送出される。集合玄
関機2より通話信号はベースバンド信号として制御装置1
から居室機501に送出される。
【0033】終話に伴い、居室機501でオンフックすれ
ば、フックスイッチ回路115から居室機制御装置(CPU)
114はオンフックを検出しオンフックデータ信号を変調
回路111→加算回路105→電源供給・信号送信回路216→
アナログスイッチ回路213→絶縁トランス212→ダイオー
ドブリッジ回路211→分岐器401のゲート素子202、203→
コンデンサC3、C4→共通幹線L2(L21、L22)の経路で
制御装置1に送信した後、居室機制御装置(CPU)114は
電源供給・信号送信回路216より分岐器401の電圧を下げ
る。制御装置1は集合玄関機2に終話データ信号を送信し
通話路を閉塞する(図6)。
ば、フックスイッチ回路115から居室機制御装置(CPU)
114はオンフックを検出しオンフックデータ信号を変調
回路111→加算回路105→電源供給・信号送信回路216→
アナログスイッチ回路213→絶縁トランス212→ダイオー
ドブリッジ回路211→分岐器401のゲート素子202、203→
コンデンサC3、C4→共通幹線L2(L21、L22)の経路で
制御装置1に送信した後、居室機制御装置(CPU)114は
電源供給・信号送信回路216より分岐器401の電圧を下げ
る。制御装置1は集合玄関機2に終話データ信号を送信し
通話路を閉塞する(図6)。
【0034】図2を参照して、各部の動作についてさら
に説明する。
に説明する。
【0035】※電源供給と分岐器401のインピーダンス
切替は図4を参照して下記のとおりである。
切替は図4を参照して下記のとおりである。
【0036】 居室機制御装置(CPU)114(通話時は信号S10をHighにする) ↓信号S10 電源供給・信号送信回路216(待受時、通話時で直流出力電圧レベル切替) ↓信号S08(図5) アナログスイッチ回路213(例えば500KHzの駆動信号S09で4素子213 a、 213b、213c、213dからなるアナログスイッチ 回路213の2素子213a-213b、213c-213dを 交互に開閉し絶縁トランス212の他方のトランス 部212bから、一方のトランス部212aへ通過 できるAC電流に変換する) ↓信号S07 絶縁トランス212(分岐器401と居室機501の回路を直流的に絶縁) ↓ ダイオードブリッジ回路211(前記AC信号を直流に戻す) ↓信号S05 ライン開閉制御トランジスタ回路204(電源供給・信号送信回路216から待受 時、通話時で直流出力電圧レベルを切 替えて送られ絶縁トランス212、アナ ログスイッチ回路213で変換された AC信号をダイオードブリッジ回路211 で直流に戻された直流出力電圧レベ ルを監視し、待受時は一定の閾値レベ ルVs以下の電圧レベルVLなので、 以下のトランジスタをオフし続け、通 話時は閾値レベルVsを越えるので 以下のトランジスタをオンする) ↓信号S03、信号S04 ゲート素子202(PNPトランシ゛スタ)(信号S03がLowレベルになるとオンする) ゲート素子203(NPNトランシ゛スタ)(信号S04がHighレベルになるとオンする) ※分岐器401の待受時の直流経路は図7の(a)、通話時の経路は図7の(c )に示す。 図5を参照して、音声信号とデータ信号の流れと各部の
動作についてさらに説明する。
動作についてさらに説明する。
【0037】※音声信号(居室機501→制御装置1)の経
路は下記のとおりである。
路は下記のとおりである。
【0038】 マイクM ↓ マイクアンプ回路108 ↓信号S16 変調回路106(音声信号を例えば50KHzFM変調) ↓信号S15(図3) 加算回路105(送信データ信号と加算) ↓ 電源供給・信号送信回路216(不平衡信号を平衡信号に変換) ↓信号S08 アナログスイッチ回路213(DC/AC変換)(変調) ↓信号S07 絶縁トランス212(分岐器401と居室機501の回路を直流的に絶縁) ↓ ダイオードブリッジ回路211(AC/DC変換)(復調) ↓信号S05 分岐線L501 ↓ 分岐器401(図7の経路(c)) ↓信号S15(図3) 共通幹線L2(L21、L22) ※音声信号(制御装置1→居室機501)の経路は下記のとおりである。
【0039】 共通幹線L2(L21、L22) ↓ 分岐器401(図7の経路(d)) ↓信号S17(図3) 分岐線L501 ↓信号S05 ダイオードブリッジ回路211(DC/AC変換)(変調) ↓ 絶縁トランス212(分岐器401と居室機501の回路を直流的に絶縁) ↓信号S07 アナログスイッチ回路213(AC/DC変換)(復調) ↓信号S08 信号受信回路217 ↓信号S17(図3) ローパスフィルタ回路107(ベースバンド音声信号抽出) ↓信号S18 レシーバ用スピーカアンプ回路109 ↓ レシーバ用スピーカR ※データ信号(居室機501→制御装置1)の経路は下記のとおりである。
【0040】 居室機制御装置(CPU)114(例えば1200BPS調歩同期式シリアルテ゛ータ出力) ↓信号S20 変調回路111(データ信号を例えば30KHzFSK変調) ↓信号S19(図3) 加算回路105(音声信号と加算) ↓ 電源供給・信号送信回路216(不平衡信号を平衡信号に変換) ↓信号S08 アナログスイッチ回路213(DC/AC変換)(変調) ↓信号S07 絶縁トランス212(分岐器401と居室機501の回路を直流的に絶縁) ↓ ダイオードブリッジ回路211(AC/DC変換)(復調) ↓信号S05 分岐線L501 ↓ 分岐器401(図7の経路(c)) ↓ 共通幹線L2(L21、L22) ※データ信号(制御装置1→居室機501)の経路は下記のとおりである。
【0041】 共通幹線L2(L21、L22) ↓ 分岐器401(待受時は図7の経路(b)、通話時は経路(d)) ↓信号S21 分岐線L501 ↓信号S05 ダイオードブリッジ回路211(DC/AC変換)(変調) ↓ 絶縁トランス212(分岐器401と居室機501の回路を直流的に絶縁) ↓信号S07 アナログスイッチ回路213(AC/DC変換)(復調) ↓信号S08 信号受信回路217 ↓ バンドパスフィルタ回路112(例えば50KHzFSKデータ信号を抽出) ↓信号S21(図3) 復調回路113(例えば調歩同期式シリアルテ゛ータへ復調) ↓ 居室機制御装置(CPU)114 また、本発明の共通線式インターホン装置は、他の実施
例として図8に示すように制御装置1から共通幹線L2(L
21、L22)を経由して分岐器401…を介し分岐線L501…に
より接続された居室機501…を備え、居室機501…が待受
時にデータ、通話時にデータおよび音声の送受を行なう
共通線式インターホン装置において、分岐器401…は、
上記実施例の分岐線L501が待受電圧レベルに維持されて
いるとき高インピーダンスで受信する高インピーダンス
受信回路205と、ライン開閉制御トランジスタ回路204
と、分岐線L501の各線にそれぞれ介在されライン開閉制
御トランジスタ回路204によりそれぞれ導通され、それ
ぞれPNPトランジスタ、NPNトランジスタからなるゲート
素子202、203とからなる構成の代りに、分岐線L501…に
介在され待受時に高インピーダンスで受信する高インピ
ーダンス受信回路205と、通話時に居室機501…の居室機
制御装置(CPU)114からの制御により動作するライン開
閉制御フォトカプラ回路204aと、分岐線L501の各線にそ
れぞれ介在されライン開閉制御フォトカプラ回路204aに
よりそれぞれ導通されるゲート素子202a、203aとで構成
してもよい。この場合、ゲート素子202a、203aを導通、
非導通にしてライン開閉制御するライン開閉制御フォト
カプラ回路204aは居室機制御装置(CPU)114により制御
され、即ち分岐器401は、高インピーダンス受信回路205
により待受時に高インピーダンスで受信し、ライン開閉
制御フォトカプラ回路204aが通話時に居室機501…から
の制御により動作し、分岐線L501の各線にそれぞれ介在
されたゲート素子202a、203aをそれぞれ導通し伝送線路
のインピーダンスに一致させる。図8に示す実施例にお
いて、その他の構成は上記実施例と同様であり、その動
作も上記実施例と同様である。
例として図8に示すように制御装置1から共通幹線L2(L
21、L22)を経由して分岐器401…を介し分岐線L501…に
より接続された居室機501…を備え、居室機501…が待受
時にデータ、通話時にデータおよび音声の送受を行なう
共通線式インターホン装置において、分岐器401…は、
上記実施例の分岐線L501が待受電圧レベルに維持されて
いるとき高インピーダンスで受信する高インピーダンス
受信回路205と、ライン開閉制御トランジスタ回路204
と、分岐線L501の各線にそれぞれ介在されライン開閉制
御トランジスタ回路204によりそれぞれ導通され、それ
ぞれPNPトランジスタ、NPNトランジスタからなるゲート
素子202、203とからなる構成の代りに、分岐線L501…に
介在され待受時に高インピーダンスで受信する高インピ
ーダンス受信回路205と、通話時に居室機501…の居室機
制御装置(CPU)114からの制御により動作するライン開
閉制御フォトカプラ回路204aと、分岐線L501の各線にそ
れぞれ介在されライン開閉制御フォトカプラ回路204aに
よりそれぞれ導通されるゲート素子202a、203aとで構成
してもよい。この場合、ゲート素子202a、203aを導通、
非導通にしてライン開閉制御するライン開閉制御フォト
カプラ回路204aは居室機制御装置(CPU)114により制御
され、即ち分岐器401は、高インピーダンス受信回路205
により待受時に高インピーダンスで受信し、ライン開閉
制御フォトカプラ回路204aが通話時に居室機501…から
の制御により動作し、分岐線L501の各線にそれぞれ介在
されたゲート素子202a、203aをそれぞれ導通し伝送線路
のインピーダンスに一致させる。図8に示す実施例にお
いて、その他の構成は上記実施例と同様であり、その動
作も上記実施例と同様である。
【0042】なお、上記実施例では居室機が64台接続
した場合について説明したが、居室機の台数はこれに限
定されるものではない。上記実施例ではデータ信号がFS
K変調形式について説明したが、ASK、PSK変調形式を使
用することもできる。上記実施例では音声信号を制御装
置→居室機をベースバンド、居室機→制御装置をFM変調
する場合について説明したが、逆の場合でも同様の効果
を奏する。また、FM変調以外の変調方式(AM変調等)を
採用することもできる。上記実施例では集合住宅インタ
ーホン装置について説明したが、共通線式ナースコール
インターホン装置に適用することもできる。
した場合について説明したが、居室機の台数はこれに限
定されるものではない。上記実施例ではデータ信号がFS
K変調形式について説明したが、ASK、PSK変調形式を使
用することもできる。上記実施例では音声信号を制御装
置→居室機をベースバンド、居室機→制御装置をFM変調
する場合について説明したが、逆の場合でも同様の効果
を奏する。また、FM変調以外の変調方式(AM変調等)を
採用することもできる。上記実施例では集合住宅インタ
ーホン装置について説明したが、共通線式ナースコール
インターホン装置に適用することもできる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
共通線式インターホン装置によれば、幹線と居室機間の
電気的絶縁をとり、かつ待受時のインピーダンスは高
く、通話時は伝送線路のインピーダンスに一致させるイ
ンピーダンス切替機能を持たせることにより分岐線路に
よる影響を考慮する必要がなく広帯域の信号が伝送可能
な幹線を実現でき、またノイズに強いシステムを得るこ
とができる。
共通線式インターホン装置によれば、幹線と居室機間の
電気的絶縁をとり、かつ待受時のインピーダンスは高
く、通話時は伝送線路のインピーダンスに一致させるイ
ンピーダンス切替機能を持たせることにより分岐線路に
よる影響を考慮する必要がなく広帯域の信号が伝送可能
な幹線を実現でき、またノイズに強いシステムを得るこ
とができる。
【図1】本発明による共通線式インターホン装置の一実
施例を示すブロック図。
施例を示すブロック図。
【図2】本発明による共通線式インターホン装置の回路
図。
図。
【図3】本発明による共通線式インターホン装置におい
て使用される音声、データ信号を示す説明図。
て使用される音声、データ信号を示す説明図。
【図4】本発明による共通線式インターホン装置の無信
号時の動作波形図。
号時の動作波形図。
【図5】本発明による共通線式インターホン装置の信号
送受信時の動作波形図。
送受信時の動作波形図。
【図6】共通線式インターホン装置の通信シーケンスを
示す説明図。
示す説明図。
【図7】本発明による共通線式インターホン装置の信号
経路を示す説明図。
経路を示す説明図。
【図8】本発明による共通線式インターホン装置の他の
実施例を示す回路図。
実施例を示す回路図。
【図9】従来の共通線式インターホン装置のブロック
図。
図。
【図10】従来の共通線式インターホン装置の回路図。
【図11】従来の共通線式インターホン装置において使
用される音声、データ信号を示す説明図。
用される音声、データ信号を示す説明図。
1・・・・・・制御装置 L2・・・・・・共通幹線 401、402…、464・・・・・・分岐器 L501、L502…、L564・・・・・・分岐線 501、502…、564・・・・・・居室機 205・・・・・・高インピーダンス受信回路 204・・・・・・ライン開閉制御トランジスタ回路 204a・・・・・・ライン開閉制御フォトカプラ回路 202、203・・・・・・ゲート素子 202a、203a・・・・・・ゲート素子 211・・・・・・ダイオードブリッジ回路 212・・・・・・絶縁トランス 213・・・・・・アナログスイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−202288(JP,A) 特開 平8−130451(JP,A) 特開 昭63−272286(JP,A) 特開 昭56−19255(JP,A) 特開 平5−191416(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 9/00 - 9/10
Claims (2)
- 【請求項1】制御装置(1)から共通幹線(L2)を経由し
て分岐器(401、402…、464)を介し分岐線(L501、L502
…、L564)により接続された居室機(501、502…、564)
を備え、前記分岐線には前記居室機から待受時に待受電
圧レベル(V L )、通話時に通話電圧レベル(V H )がそれ
ぞれ印加され、前記居室機がデータおよび音声の送受を
行なう共通線式インターホン装置において、 前記分岐器は、前記分岐線が前記待受電圧レベルに維持
されているとき前記共通幹線上のデータを高インピーダ
ンスで受信する高インピーダンス受信回路(205)と、前
記分岐線が前記通話電圧レベルに維持されているとき動
作するライン開閉制御トランジスタ回路(204)と、前記
分岐線の各線にそれぞれ介在され前記ライン開閉制御ト
ランジスタ回路によりそれぞれ導通されるゲート素子(2
02、203)とを有し、 前記居室機は、前記データおよび音声を変復調するダイ
オードブリッジ回路(211)と、前記ダイオードブリッジ
回路に接続された絶縁トランス(212)と、前記絶縁トラ
ンスを所定周波数でスイッチし前記データおよび音声を
変復調するアナログスイッチ回路(213)とを有すること
を特徴とする共通線式インターホン装置。 - 【請求項2】制御装置(1)から共通幹線(L2)を経由し
て分岐器(401、402…、464)を介し分岐線(L501、L502
…、L564)により接続された居室機(501、502…、564)
を備え、前記居室機が待受時にデータ、通話時にデータ
および音声の送受を行なう共通線式インターホン装置に
おいて、 前記分岐器は、前記分岐線に介在され前記待受時に前記
共通幹線上のデータを高インピーダンスで受信する高イ
ンピーダンス受信回路(205)と、前記通話時に前記居室
機からの制御により動作するライン開閉制御フォトカプ
ラ回路(204a)と、前記分岐線の各線にそれぞれ介在され
前記ライン開閉制御フォトカプラ回路によりそれぞれ導
通されるゲート素子(202a、203a)とを有し、 前記居室機は、前記データおよび音声を変復調するダイ
オードブリッジ回路(211)と、前記ダイオードブリッジ
回路に接続された絶縁トランス(212)と、前記絶縁トラ
ンスを所定周波数でスイッチし前記データおよび音声を
変復調するアナログスイッチ回路(213)とを有すること
を特徴とする共通線式インターホン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32711894A JP3188368B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 共通線式インターホン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32711894A JP3188368B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 共通線式インターホン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08186650A JPH08186650A (ja) | 1996-07-16 |
JP3188368B2 true JP3188368B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=18195508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32711894A Expired - Fee Related JP3188368B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 共通線式インターホン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3188368B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002247219A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-30 | Aiphone Co Ltd | 集合住宅用インターホンシステム |
JP5319869B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2013-10-16 | パナソニック株式会社 | 集合住宅用インターホンシステム |
JP5342475B2 (ja) * | 2010-02-25 | 2013-11-13 | 三菱電機株式会社 | Ofdm方式モデム |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32711894A patent/JP3188368B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08186650A (ja) | 1996-07-16 |
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---|---|---|---|
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