JP3188040U - ペット用引き綱 - Google Patents
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Abstract
【課題】ペットが噛んだとしても決して切断されることがなく、手で持ちやすく感触のよい引き綱を提供する。
【解決手段】連結具が片側端に取り付けられ、反対側端には手で握るための環状の把持部が形成された紐状体1からなるペット用の引き綱であって、紐状体1は、金属ワイヤ1aと、金属ワイヤ1aの外側を被覆する樹脂製のカバー1bと、樹脂カバー1bの外側を被覆する繊維製の組紐1cとからなる三重構造を有した構成とする。
【選択図】図2
【解決手段】連結具が片側端に取り付けられ、反対側端には手で握るための環状の把持部が形成された紐状体1からなるペット用の引き綱であって、紐状体1は、金属ワイヤ1aと、金属ワイヤ1aの外側を被覆する樹脂製のカバー1bと、樹脂カバー1bの外側を被覆する繊維製の組紐1cとからなる三重構造を有した構成とする。
【選択図】図2
Description
本考案は、ペット用の引き綱に関する。特に本考案は、犬等を散歩に連れていくときの使用に適した引き綱に関する。
飼い犬の場合、犬小屋に係留したり、散歩に連れていったりするときには、周囲の人々を安心させるとともに、犬自身の安全を守るために、引き綱(引き紐、リードともいう)が使用されている。現在では多種類の引き綱が市販されているが、引き綱の紐部分に用いられる素材は、主として金属(ワイヤ、鎖)、皮革、繊維(組紐状のもの)のいずれかである。
これらのうち、ワイヤ等の金属製の引き綱は丈夫であり、噛み癖がある犬でも噛み切られることがないので非常に安全であるが、素材自体が硬くて径が細いため手で持つときの感触はよくない。また、防錆を兼ねて、ワイヤの外側を樹脂カバーで被覆したものもあるが、後述する皮革製や繊維製に比べると感触は劣っている。そのため、金属製の引き綱は、手で持って使用する散歩用ではなく、犬小屋等への係留用としての使用に適している。
なお、散歩用に用いる場合には、例えば特許文献1に記載されているように、部分的に把持部だけを皮革製等に変更すればよいが、その場合、加工工数や部品点数が増えるとともに構造が複雑になる。
なお、散歩用に用いる場合には、例えば特許文献1に記載されているように、部分的に把持部だけを皮革製等に変更すればよいが、その場合、加工工数や部品点数が増えるとともに構造が複雑になる。
一方、皮革製品や繊維製品のものは、素材が比較的柔らかく、また、軽量であるため持ちやすく、手で持つときの感触も優れているため、犬を連れて散歩するときの使用に適している。しかしながら、噛み癖のある犬の場合には噛み切られてしまうことがあるので、皮部分や紐部分に噛み傷が生じている場合には、安全のため早めに交換することが必要になる。
上述したように、散歩用の引き綱では、引き綱を手で持つときの持ちやすさ、感触のよさとともに、犬等のペットによって噛まれたり、強く引っ張られたりした場合であっても、紐部分が絶対に切断されない丈夫さを備えていることが要求されている。特に、大型犬の引き綱が切断されてしまうと、周囲の人に重大な危害を与えるおそれが生じることになるため、強度は重要である。
そこで本考案は、たとえ犬等のペットが噛んだとしても決して切断されず、しかも手で持ちやすく感触のよい引き綱を提供することを目的とする。また引き綱の把持部から紐部分までを同じ素材で形成するようにして、加工工数や部品点数を増やすことなく製造できる引き綱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本考案のペット用の引き綱は、ペットの首輪又は胴輪に取り付けられた係合部材に連結するための連結具が片側端に取り付けられ、反対側端には手で握るための環状の把持部が形成された紐状体からなるペット用の引き綱であって、前記紐状体は、金属ワイヤと、前記金属ワイヤの外側を被覆する樹脂製のカバーと、前記樹脂カバーの外側を被覆する繊維製の組紐とからなる三重構造を有していることを特徴とする。
ここで、金属ワイヤは、具体的にはステンレス線、鋼線の細線を束ねたものが屈曲性も備えていて好ましいが、犬等のペットに噛み切られない程度の強度を有する金属ワイヤであれば使用することができる。特にステンレス線は防錆性をも有している点で好ましく、鋼線は価格面で好ましい素材である。また、樹脂カバーにはビニール、ポリエステル、ポリプロピレンなどを用いることができ、繊維製の組紐には、天然繊維又は化学繊維を用いることができる。
本考案によれば、引き綱の紐状体を、金属ワイヤ、樹脂カバー、繊維製の組紐の三重構造で構成するようにしたので、ペットが噛んでも金属ワイヤは決して切断されない。また、外側を組紐で覆っているため手で持つときの感触がよく、散歩のときの使用に適している。さらに、金属ワイヤの外側を樹脂カバーで被覆しているので防錆効果を有するとともに、何らかの理由で金属ワイヤの細線がほぐれた場合でも外側の組紐の外側に飛び出すことがなく安全である。また、組紐は軽い材料であり、外装となる組紐の径を太くすれば(内側の金属ワイヤ径を太くしなければ)、紐状体の全体重量を軽量にすることができ、軽くて握りやすい太さの引き綱にすることができる。
以下、本考案の引き綱の詳細を、図に示した実施例に基づいて説明する。
図1は、本考案に係る引き綱Aの全体構造を示す図であり、図2はその紐状体を分解した図である。また、図3は本考案に係る引き綱Aの使用状態を示す図である。
なお、本実施例では、犬用の引き綱を例として述べる。
図1は、本考案に係る引き綱Aの全体構造を示す図であり、図2はその紐状体を分解した図である。また、図3は本考案に係る引き綱Aの使用状態を示す図である。
なお、本実施例では、犬用の引き綱を例として述べる。
犬用の引き綱Aは、紐状体1と、紐状体1の片側端に設けた連結具2とからなる。
紐状体1について説明する。紐状体1は、図2に示すように、金属ワイヤ1aと、樹脂カバー1bと、繊維製の組紐1cとの三重構造からなる。金属ワイヤ1aは、ステンレス細線を多数束ねることによって直径が2〜3mm程度のワイヤにしたものを用いている。このように細線を束ねた金属ワイヤを用いることで屈曲しやすくしてある。
金属ワイヤ1aの外側はビニール製の樹脂カバー1bで被覆してある。この被覆の存在により防錆効果とともに、ステンレス細線からなる金属ワイヤ1aが簡単にほぐれないようにしてあり、また、ほぐれた場合でも樹脂カバー1bの外側に飛び出ないようにしてある。
さらに、樹脂カバー1bの外側は繊維製の組紐1cで被覆してある。組紐1cは中空状に編み込まれ、上述した金属ワイヤ1a、樹脂カバー1bが芯材として内側に入れられるようにしてある。組紐1cにはナイロン、ポリエステル、ポリエチレン等の強度に優れた化繊素材を用いるようにして、組紐1cの直径(すなわち内部の金属ワイヤ1aおよび樹脂カバー2も含めた紐状体1の径)が10〜30mm程度になるようにしている。このようにして形成した紐状体1は、芯材となる2〜3mm程度の細い金属ワイヤ1aの存在によって犬が噛んでも噛み切られることがなくなり、しかも軽量の組紐1cによって紐状体1の直径が10〜30mm程度にしてあるので握りやすくなっている。
また、紐状体1の片端側には把持部8が形成されており、把持部8は紐状体1を環状に屈曲させて端部を固定してある。
また、紐状体1の片端側には把持部8が形成されており、把持部8は紐状体1を環状に屈曲させて端部を固定してある。
図4は把持部8を形成するための紐状体1の端部の固定方法を示す図である。まず、紐状体1の端部の金属ワイヤ1aを少し露出させ、組紐1cの端面11を斜めにカットする(図4(a))。紐状体1には形成する把持部8の輪の大きさに合わせて貫通孔12を形成し、金属ワイヤの露出部分13を通過させる(図4(b))。このとき、貫通した金属ワイヤの先端部14が貫通孔12を突き出るようにしておく。続いて、貫通孔12から突き出たワイヤ先端部14に圧着用の金属パイプ15を被せる(図4(c))。さらに、この金属パイプ15を圧着して平板状にして、紐状体1の外側面に面接するように屈曲させる(図4(d))。このとき貫通孔12よりも圧着部分の幅が大きくなるようにして、決して抜けないようにしておく。最後に、金属パイプ15を被せた部分を覆うようにゴムカバー16を被せる(図4(e))。
このようにすることで、金属パイプ15の圧着部分が貫通孔12を通過できなくなり、強固な把持部8が形成される。特に、引き綱の長手方向(紐状体1の軸線方向)に引っ張る力が働いた場合でも、圧着された金属パイプ15が抵抗となって簡単に固定部分が抜けなくなる。
なお、貫通孔12を形成した側(端面11が面接される側)の紐状体1には、貫通孔12の近傍で金属ワイヤ1aが貫通孔12と交差するように配置されているので、組紐1cの一部が破損して圧着された金属パイプ15が貫通孔12に入り込んだとしても、この金属ワイヤ1aに接した段階で、それ以上に貫通孔12に金属パイプ15が入り込むことはない。
このようにすることで、金属パイプ15の圧着部分が貫通孔12を通過できなくなり、強固な把持部8が形成される。特に、引き綱の長手方向(紐状体1の軸線方向)に引っ張る力が働いた場合でも、圧着された金属パイプ15が抵抗となって簡単に固定部分が抜けなくなる。
なお、貫通孔12を形成した側(端面11が面接される側)の紐状体1には、貫通孔12の近傍で金属ワイヤ1aが貫通孔12と交差するように配置されているので、組紐1cの一部が破損して圧着された金属パイプ15が貫通孔12に入り込んだとしても、この金属ワイヤ1aに接した段階で、それ以上に貫通孔12に金属パイプ15が入り込むことはない。
次に連結具2について説明する。連結具2はナス環2aおよびナス環2aに対し回転自在に固定された連結リング2bからなり、図3に示すように、首輪6(胴輪でもよい)に取り付けられたリング(係合部材)7にナス環2aを係合させることで連結できるようにしてある。
連結具2の連結リング2bと紐状体1との接続部分3は、上述した把持部8と同様の方法で固定するようにしてあり、ゴムカバー5で覆ってある。
連結具2の連結リング2bと紐状体1との接続部分3は、上述した把持部8と同様の方法で固定するようにしてあり、ゴムカバー5で覆ってある。
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で変形実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では把持部8を形成するために圧着用の金属パイプ15を締結具として使用しているが、これに代えて、さらに端面11と化繊素材からなる組紐1cとの接合部分を溶着させて環状にしてもよい。
例えば、上記実施形態では把持部8を形成するために圧着用の金属パイプ15を締結具として使用しているが、これに代えて、さらに端面11と化繊素材からなる組紐1cとの接合部分を溶着させて環状にしてもよい。
本考案の引き綱は、犬などのペットを散歩させるときの引き綱に適用される。
A 引き綱
1 紐状体
1a 金属ワイヤ
1b 樹脂カバー
1c 組紐
2 連結具
6 首輪
7 リング(係合部材)
8 把持部
1 紐状体
1a 金属ワイヤ
1b 樹脂カバー
1c 組紐
2 連結具
6 首輪
7 リング(係合部材)
8 把持部
Claims (2)
- ペットの首輪又は胴輪に取り付けられた係合部材に連結するための連結具が片側端に取り付けられ、反対側端には手で握るための環状の把持部が形成された紐状体からなるペット用の引き綱であって、
前記紐状体は、金属ワイヤと、前記金属ワイヤの外側を被覆する樹脂製のカバーと、前記樹脂カバーの外側を被覆する繊維製の組紐とからなる三重構造を有するペット用の引き綱。 - 前記金属ワイヤの径が2〜3mmであり、前記組紐の径が10〜30mmである請求項1に記載の引き綱。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3188040U true JP3188040U (ja) | 2013-12-26 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7134415B1 (ja) * | 2022-02-08 | 2022-09-12 | 純裕 松本 | 紐状部材 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7134415B1 (ja) * | 2022-02-08 | 2022-09-12 | 純裕 松本 | 紐状部材 |
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