JP3187813U - ウオーター吸盤 - Google Patents
ウオーター吸盤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3187813U JP3187813U JP2013005974U JP2013005974U JP3187813U JP 3187813 U JP3187813 U JP 3187813U JP 2013005974 U JP2013005974 U JP 2013005974U JP 2013005974 U JP2013005974 U JP 2013005974U JP 3187813 U JP3187813 U JP 3187813U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- suction cup
- adsorbed
- plate
- airtight chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
Abstract
【課題】気密室への空気の流入を確実に阻止して、長時間安定して吸着対象に吸着させることが可能な吸盤を簡単な構造で低価格に実現するウオーター吸盤を提供する。
【解決手段】ドーム形状の吸盤1に、軟質、かつ吸水性を有し、最大外形寸法が(気密室内面長×2)以下の平板状の吸水プレート2を気密室内面に沿わせて気密室底部で固定ピン7により固定する構造とする。吸水プレート2に水を含ませた状態で吸盤1を吸着対象に押し付けることにより、気密室の減圧をに伴う水の滲み出し、水の蒸発により気密室内面に水膜が形成される。
【選択図】図1
【解決手段】ドーム形状の吸盤1に、軟質、かつ吸水性を有し、最大外形寸法が(気密室内面長×2)以下の平板状の吸水プレート2を気密室内面に沿わせて気密室底部で固定ピン7により固定する構造とする。吸水プレート2に水を含ませた状態で吸盤1を吸着対象に押し付けることにより、気密室の減圧をに伴う水の滲み出し、水の蒸発により気密室内面に水膜が形成される。
【選択図】図1
Description
ゴムや弾力性のあるプラスチックでドーム形状に構成し、吸着対象にドームを伏せる向きに押しつけ、ドームを窪ませることでドームと吸着対象との間の空気を抜いてドームの弾性により元の形状に戻ろうとする力により内部の気圧を低い状態に保持して、外の大気圧との差で吸着対象に吸着させる吸盤を長時間安定して吸着対象に吸着させられる吸盤構造。
一般的に、吸盤は吸盤と吸着対象との微細な隙間によってドーム状の気密室に空気が流入することにより吸着対象から脱落しやすく、長時間安定して吸着させることは極めて困難である。
気密室への空気の流入を確実に阻止して、長時間安定して吸着対象に吸着させることが可能な吸盤を簡単な構造で低価格に実現する。
ドーム形状の吸盤に、軟質、かつ吸水性を有し、最大外形寸法が(気密室内面長×2)以下の平板状の吸水プレートを気密室内面に沿わせて気密室底部で固定具により固定する構造とし、吸水プレートに水を含ませた状態で吸盤を吸着対象に押し付けることにより、気密室の減圧をに伴う水の滲み出し、水の蒸発により気密室内面に水膜が形成される。
吸盤を吸着対象に押し付けることにより、気密室の減圧で吸水プレートに含ませた水が滲み出し、蒸発により気密室内面に水膜が形成されるとともに、吸水プレートを機械的に押さず、主に気密室の減圧に依存することにより、吸盤と吸着対象を分離する力も加わらないため、吸盤を長時間安定して吸着対象に吸着させることが可能になる。
吸盤と吸着対象との間に水を付けて気密室への空気の流入を防ぐことで、長時間吸着させるなどの手段は既に公知となっており、特開平11−236912には機械的にスポンジから水を押し出す構造の提案もされている。しかし、機械的に水を押し出す構造では押し圧により吸着対象と吸盤を分離する力が加わるため長時間吸着とは基本的に逆行する。本考案のウオーター吸盤は図1に概念図を示すように、吸盤1の気密室内面に軟質吸水プレート2を沿わせて、固定ピン7で吸盤に固定する構造であり、吸水プレートに水を含ませた状態で吸盤を吸着対象に押し付けることにより、吸盤の減圧により吸水プレートに含まれる水が滲み出て蒸発することにより、吸盤の内面に水膜が形成され吸盤への空気の進入が防がれるとともに、吸水プレートを薄い平板として機械的に押されるのを避けているため、吸盤と吸着対象を分離する力が加わらず長時間吸着が可能になる。図2は吸盤の構成図を示し、3は吸水プレートを固定するために固定ピン7を差し込むための所定の深さの固定穴、Lは気密室内面長を示している。図3は平板状の吸水プレートの例を示し、5は円盤型のプレートであり最大外形寸法を(M<L×2)とする、6は正八角形で形成した場合を示しN<L×2とすることにより、吸水プレートが吸盤の気密室よりはみ出して吸着を妨害することを防いでいる。4は固定ピンを通す穴である。図4は吸水プレートを吸盤の固定穴に固定する固定ピン7を示す。
本考案による吸着盤の具体的な実施例を示す。吸盤はφ40mm、高さ17mmで塩ビ材で形成されており、吸水プレートはφ26mm、厚さ2mmの連続気泡のメラミンスポンジで、中央にφ3mmの穴をあけた円盤状に形成し、穴にφ3.5mmの固定ピンを通し、固定ピンを吸盤の気密室底に設けたφ3mmの固定穴に差し込んで止める。吸水プレートはスポンジ、綿、不織布、紙など軟質で吸水性に富んだ素材であれば良く、中でもメラミンスポンジは表面の平滑さによる気密室内面への沿い易さや吸水性に特に優れている。また吸水プレートの吸盤への固定は、吸着対象から吸盤を外すときに吸着対象に吸水プレートが付着するのを防ぐ意味があり、本実施では固定穴より太径の固定ピンを押し込む構成としたが、固定ピンと吸水プレートを一体形成するなども可能であるなど、各種ディメンジョン、素材などに関しては本考案の趣旨を逸脱しない範囲であれば種々変形実施が可能である。
1 吸盤
2 吸水プレート
3 固定穴
4 吸水プレート穴
5 円盤型吸水プレート
6 正八角形型吸水プレート
7 固定ピン
L 気密室内面長
M、N 最大外形寸法
2 吸水プレート
3 固定穴
4 吸水プレート穴
5 円盤型吸水プレート
6 正八角形型吸水プレート
7 固定ピン
L 気密室内面長
M、N 最大外形寸法
Claims (1)
- ゴム材や弾力性のあるプラスチック材で形成するドーム形状の吸盤に、軟質、かつ吸水性を有し、最大外形寸法が(気密室内面長×2)以下の平板状の吸水プレートを気密室内面に沿わせて気密室底部で固定具により固定する構造とし、吸水プレートに水を含ませた状態で吸盤を吸着対象に押し付けることにより、気密室の減圧に伴う水の滲み出し、水の蒸発により気密室内面に水膜が形成され、長時間安定した吸着を持続させることが可能なウオーター吸盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005974U JP3187813U (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | ウオーター吸盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005974U JP3187813U (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | ウオーター吸盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3187813U true JP3187813U (ja) | 2013-12-19 |
Family
ID=50431349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013005974U Expired - Fee Related JP3187813U (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | ウオーター吸盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3187813U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111645602A (zh) * | 2020-06-10 | 2020-09-11 | 同济大学 | 一种车载用图像识别装置 |
-
2013
- 2013-09-30 JP JP2013005974U patent/JP3187813U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111645602A (zh) * | 2020-06-10 | 2020-09-11 | 同济大学 | 一种车载用图像识别装置 |
CN111645602B (zh) * | 2020-06-10 | 2021-10-29 | 安徽诺乐知识产权服务有限公司 | 一种车载用图像识别装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9157573B1 (en) | Magnetic holding device | |
JP6186157B2 (ja) | 吸着機構 | |
US8885290B1 (en) | Disk drive with removably externally fixed canister under a hermetic seal | |
JP2011094715A (ja) | 吸盤装置 | |
CN106419769B (zh) | 一种滑动式吸盘 | |
TW201805537A (zh) | 吸盤裝置 | |
JP2017082991A5 (ja) | ||
US20120085879A1 (en) | Dual-layer sucking disc | |
KR100967516B1 (ko) | 진공흡착기 | |
JP3187813U (ja) | ウオーター吸盤 | |
JP2015519093A (ja) | 吸着カップ付き吸着装置及びそのガラス拭き取り装置 | |
JP2017518464A (ja) | 真空吸着装置 | |
JP2006027795A5 (ja) | ||
KR101640743B1 (ko) | 자유변형 흡착척 | |
CN205350020U (zh) | 一种新型真空吸盘 | |
WO2015077658A1 (en) | Suction system with reversible dome spring | |
JP2012009751A (ja) | 真空ピンセット | |
PH12020500495A1 (en) | Sheet for suction fixing | |
KR20160043687A (ko) | 자유변형 흡착척 | |
WO2019228409A1 (zh) | 手机支架 | |
JP2016038078A (ja) | 真空式吸着装置 | |
TWM454399U (zh) | 吸附裝置 | |
JP2018524048A5 (ja) | ||
CN105455722A (zh) | 吸附装置及带有该吸附装置的表面处理装置 | |
US9637375B2 (en) | MEMS device having a getter structure and method of forming the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3187813 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |