JP3187654U - 物品落下防止ベルト - Google Patents

Abstract

【課題】図書館の本棚、倉庫の棚、商品展示用の陳列棚等からの地震による物品の落下を防止する物品落下防止ベルトを提供する。
【解決手段】固定金具を有する本体５と、接合金具１を有するベルト２とからなる物品落下防止ベルトにおいて、前記本体は巻き取り可能なローラー３を内部に備える。棚に物品を並べるさいには、ベルトは本体に巻き取られており作業に支障はきたさない。また並べ終わったときにはすぐにベルトを張ることが可能である。さらに支え板方式と異なり、常にベルトがしっかりと物品を支えるので、確実に物品の落下防止の機能を維持する。
【選択図】図１

Description

この考案は図書館の本棚、倉庫の棚、商品展示用の陳列棚等からの地震による物品の落下を防止するベルトに関する。

従来この対策として、棚の下端に針金を波状に曲げた形の防止柵を取り付ける方法等があり、一部に実用化されている。ただし、その効果、設置費用、見栄え、取扱いの不便という面から普及していない。

しかしながら、以上の技術によれば、ある程度の揺れの大きな地震に遭遇したさい、前記の種々の棚から物品が床に落下し、その物品の多くが破損あるいは損傷している。この落下物の処理に多大な労力が必要で、さらにそのさい負傷する恐れも生じる。

そこで、この考案は、棚の両側の端にある縦板に装着された本体から、ある程度の幅を持ち、棚板と並行に引き出されたベルトを張り、これにより物品の落下を防止することを課題とする。なおベルトの材質は用途によって、網状のもの、透明なフィルム状のもの、普通の布等である。

以上の課題を解決するため、棚の一方の縦板に、ベルトがバネにより引き出し、巻き取り可能なローラーを内部に持つ本体を設置する。このベルトの先端には接続用の金具がついており、これを用いて反対側の縦板に固定することも、また反対側から引き出されたベルトの先端と接合することも出来る。

とくに棚板が長い場合には、両側の縦板に本体を設置し、それぞれがベルトを伸ばして、中央部分で接合させる。これによりベルトの張力が２倍となり、ベルトをしっかりと張ることができる。

第一考案によれば、棚の物品は地震の揺れにあっても、棚自体が転倒しない限り、張力のかけられたベルトによって支えられ、棚から落下する可能性は大幅に減少する。

この考案による落下防止ベルトの本体には、縦板に固定するための固定用金具が付けられている。またこの固定金具と外付けの金具を組み合わせることによって、縦板の形状に左右されることなく、取り付けが可能となる。

この考案の一実施形態を示す正面図である。

この考案の一実施形態は図１のとおりである。
物品の寸法、形などにより、本体の大きさ、ベルトの幅、ベルトの形状、バネの強さ等は、変更されるが、考案の方式の基本は変わらない。

「実施形態の効果」
この実施形態では、棚の下方の支え板と異なり、棚に置かれた物品を高い位置で固定するため、地震の揺れに対して大きな効果を発揮する。さらにベルトにはバネによる張力が生じているため、衝撃の緩和についても効果的である。

１ 物品落下防止ベルト ２ ベルト
３ バネ ４ ローラー
５ 固定用金具 ６ 引き出し巻き取り軸ローラー

Claims (1)

1. 固定用金具が装着されている本体から、引き出し巻き取りが可能な物品落下防止用ベルト

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