JP3187334B2 - Simmモジュール基板、ソケットおよびsimmモジュール基板脱着装置 - Google Patents

Simmモジュール基板、ソケットおよびsimmモジュール基板脱着装置

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JP3187334B2 JP00590397A JP590397A JP3187334B2 JP 3187334 B2 JP3187334 B2 JP 3187334B2 JP 00590397 A JP00590397 A JP 00590397A JP 590397 A JP590397 A JP 590397A JP 3187334 B2 JP3187334 B2 JP 3187334B2
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K1/115Via connections; Lands around holes or via connections
    • H05K1/116Lands, clearance holes or other lay-out details concerning the surrounding of a via
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SIMM(シング
ル・インライン・メモリ・モジュール)と呼ばれるメモ
リモジュールなどに使用して好適なSIMMモジュール
基板、ソケットおよびSIMMモジュール基板脱着装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メモリモジュールとしてSIMM
規格のモジュールが知られている。図14に示すよう
に、72ピンのSIMM1は、基板2上にいくつかのメ
モリチップ3を載置して構成され、上記基板における長
手方向の一方の縁部1aには短冊状の端子4が均等間隔
に72個の形成されている。また、同縁部1aの中程に
は位置決め用の凹部1bが形成されるとともに長手方向
の両端にも位置決め用の丸穴1c,1cがそれぞれ形成
されている。
【0003】一方、かかるSIMM1を脱着されるソケ
ット5には上記縁部1aが挿入される溝部5aが形成さ
れるとともに、この溝部5aの側壁には上記端子4と接
触して導通するためのコンタクト6が72個だけ配置さ
れているとともに中程には上記凹部1bに入り込んで位
置決めするための凸部5bが形成されている。さらに、
SIMM1の両端に形成した丸穴1c,1cに入り込ん
で固定するための一対の固定用突起5c,5cも形成さ
れている。
【0004】実際に脱着する際にはこの固定用突起5
c,5cとSIMM1の基板2とが干渉しないようにし
て縁部1aだけを溝部5aの奥に突き当たるまで押し込
み、図15に示すように基板2を回転させるようにして
固定用突起5c,5cの側に押しつける。すると、同固
定用突起5c,5cが上記丸穴1c,1cに入り込み、
溝部5aに対する基板2の抜け方向への移動を規制す
る。なお、回転方向を規制するために所定の弾性係合機
構7を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のSIM
Mモジュール基板脱着装置においては次のような課題が
あった。SIMMの規格の場合、縁部の一部だけがソケ
ットの溝部に挿入され、基板における一方の丸穴に一方
の固定用突起だけが入り込んで固定される斜め挿入の状
態が起こりうる。斜め挿入の状態ではコンタクトと端子
とは本来の位置よりも横方向にずれつつ斜めに対面する
ことになり、図16に示すようにコンタクトの間に端子
が入り込んでいくつかのコンタクトが導通してしまうこ
とがある。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、規格によっては端子の並びとコンタクトの並び
によって同コンタクト間が導通するような場合に、正常
挿入時には正規の接続が可能であるとともに異常挿入時
にはコンタクト間が導通しにくくなるようにすることが
可能なSIMMモジュール基板、ソケットおよびSIM
Mモジュール基板脱着装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、多数のコンタクトを所定
間隔で密に並設配置した溝部を有するソケットに対し、
同溝部に挿入される縁部を有するとともに同縁部表面に
は上記コンタクトに対面して接触する多数の短冊状の端
子を密に並設形成したSIMMモジュール基板であっ
て、上記SIMMモジュール基板のグランド用端子と電
源供給端子間に存在する複数の端子のうち少なくとも1
つの非使用端子を削除することにより、上記ソケットの
コンタクト配列と当該SIMMモジュール基板の端子配
列とが所定角度の傾斜状態で対面したときに、当該SI
MMモジュール基板の端子が上記コンタクト間に対面し
ても、上記グランド用端子に対応するコンタクトと上記
電源供給端子に対応するコンタクト間を導通させないよ
うに構成してある。
【0008】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、ソケットの溝部にモジュール基板の縁部
を挿入すると、当該溝部内にて所定間隔で密に並設配置
した多数のコンタクトに対して同縁部表面に密に並設形
成した多数の短冊状の端子が対面して接触するが、上記
ソケットに対して上記モジュール基板を斜めに挿入した
場合、同ソケットのコンタクト配列と同モジュール基板
の端子配列とは傾斜状態で対面することになり、このよ
うな傾斜状態のときにはコンタクト間に端子が対面して
も同コンタクト間を導通させないようにしている。
【0009】すなわち、グランド用端子と電源供給端子
間に存在する複数の端子のうち少なくとも1つの非使用
端子を削除しているので、コンタクト間に端子が対面す
る状況になったとしてもいくつかのコンタクト間で導通
はするものの、削除した端子の部分で導通が途切れるこ
とになる。従って、グランドと電源供給端子とを短絡さ
せることがない。
【0010】コンタクトや端子が密に配設されている場
合に傾斜状態でコンタクト間を導通させないようにする
には、上記縁部を上記溝部内に挿入したときに上記コン
タクトとの所定対面高さ位置で端子幅を広くするととも
に同高さ位置をずれたところでは端子幅を短くした構成
としてもよい。かかる構成においては、端子におけるコ
ンタクトの対面高さ位置は幅広となっており、正規に挿
入した状態では規格範囲内で左右にずれても許容度を確
保している。しかしながら、この高さ位置をずれたとこ
ろでは端子幅は狭くなっており、斜め挿入した状態では
端の方では端子とコンタクトが概ね対面するもののそれ
以外の部位では傾斜によって高さがずれてしまう。従っ
て、コンタクト間に端子間が対面したとしても両コンタ
クトを導通せしめることはない。
【0011】この場合、端子幅が広くなっているのは必
ずしも一カ所である必要はなく、ソケットの側でコンタ
クトの高さ位置が異なる場合があるならば、複数の高さ
位置で幅広にしておいても良い。また、幅広とするにあ
たっては必ずしも同一幅とする必要はなく、例えば、高
さ方向でのずれの許容範囲内における中心高さで最も幅
広とし、上下にずれるに従って幅狭とすることも可能で
ある。
【0012】また、別の一例として、各端子自身を幅狭
にした構成も可能である。すなわち、各端子自身が幅狭
となっていると、コンタクト間に対面してもコンタクト
同士を導通させることはなく、また、端子が幅狭となっ
ているので端子間にコンタクトが対面しても端子同士を
導通させることもない。なお、これらにおいて、必ずし
も全ての端子で各種の態様を取る必要はない。例えば、
斜め挿入が生じうる態様としてある幅を持つ縁部の一方
の端部だけが溝部内に入り込み、他方が抜け出ている状
況が起こる。このような場合、挿入されるのは端部だけ
であるから、そのような部分にのみ対策を施すようにし
ても良い。
【0013】また、以上はモジュール基板の側の対策に
関するものであるが、ソケット側における対策も可能で
ある。このため、請求項2にかかる発明は、縁部表面に
多数の短冊状の端子が密に並設形成されたSIMMモジ
ュール基板における同縁部を挿入可能な溝部を有すると
ともに同溝部内には上記端子に対面して接触する多数の
コンタクトを所定間隔で密に並設配置したソケットであ
って、上記コンタクトの高さ位置を上下に千鳥状に配設
することにより、上記SIMMモジュール基板の端子配
列と当該ソケットのコンタクト配列とが所定角度の傾斜
状態で対面したときに上記コンタクト間に上記端子が対
面しても同コンタクト間を導通させないようにした構成
としてある。
【0014】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においても、ソケットの溝部にモジュール基板の縁部
を挿入すると、当該溝部内にて所定間隔で密に並設配置
した多数のコンタクトに対して同縁部表面に密に並設形
成した多数の短冊状の端子が対面して接触するが、上記
ソケットに対して上記モジュール基板を斜めに挿入した
場合、同ソケットのコンタクト配列と同モジュール基板
の端子配列とは傾斜状態で対面することになり、このよ
うな傾斜状態のときにはコンタクト間に端子が対面して
も同コンタクト間を導通させないようにしている。
【0015】すなわち、コンタクトの高さ位置が上下に
千鳥状に配設されているので、斜め挿入が生じたときに
この傾斜と相互に隣接するコンタクトを結ぶ傾斜とが一
致する場合には相対的にコンタクト同士の間が広まる
し、反対の傾斜になるときには相対的にコンタクト同士
の間が狭まる。従って、コンタクト間の並び幅が不均等
となり、連続的にコンタクト間を導通させてしまうこと
がなくなる。
【0016】この他にも、上記コンタクトにおいて、生
じうる傾斜状態と反対の傾斜となるように高さ位置が斜
めに配置された構成とすれば、斜め挿入されたときに実
際の傾斜以上にコンタクトと端子とが傾斜することにな
り、相対的な間隔が大きくずれるため、連続的に多数の
コンタクト間を導通させてしまうことがなくなる。
【0017】そして、これらは一方的にソケットの側あ
るいはモジュール基板の側だけで対策しなければならな
いわけではなく、そのため請求項3にかかる発明は、多
数のコンタクトを所定間隔で密に並設配置した溝部を有
するソケットと、このソケットにおける上記溝部に挿入
される縁部を有するとともに同縁部表面には上記コンタ
クトに対面して接触する多数の短冊状の端子を密に並設
形成したSIMMモジュール基板とからなるSIMMモ
ジュール基板脱着装置であって、上記SIMMモジュー
ル基板のグランド用端子と電源供給端子間に存在する複
数の端子のうち少なくとも1つの非使用端子を削除する
ことにより、上記ソケットのコンタクト配列と当該SI
MMモジュール基板の端子配列とが所定角度の傾斜状態
で対面したときに当該SIMMモジュール基板の端子が
上記コンタクト間に対面しても、上記グランド用端子に
対応するコンタクトと上記電源供給端子に対応するコン
タクト間を導通させないようにした構成としてある。従
って、ソケット基板とモジュール基板の双方からなるS
IMMモジュール基板脱着装置として対策を施すことに
より、コンタクト間に端子が対面しても同コンタクト間
を導通させないようにする。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明は、斜め挿入をしてしまった場合でもコンタクト間が
導通してしまうことを防止することが可能なSIMMモ
ジュール基板を提供することができる。特に、SIMM
モジュール基板においては、規格通りに製造することに
よって異常な使用時にコンタクト間が導通することにな
るような場合には、かかる事態を未然に防ぎ、有効であ
る。また、現状において不要な端子を削除するだけであ
るので、なんら支障もないし、コンタクトの連続的な導
通を阻止するだけでよい場合には極めて簡易に実行可能
である。さらに、請求項2にかかる発明によれば、コン
タクトの高さを千鳥状に配設するだけであり、構成が簡
易になる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、斜
め挿入をしてしまった場合でもコンタクト間が導通して
しまうことを防止することが可能なモジュール基板脱着
装置を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるモジュール基板とソケットとからなるモジュール基
板脱着装置であるSIMMを斜視図により示している。
【0020】同図において、メモリモジュール基板10
は略帯板状のプリント基板11を有するとともに、同プ
リント基板11の表面上には八個のメモリチップ12を
配設してある。プリント基板11の外形はSIMM規格
に準じて形成され、図に示す下端の縁部11aの中程に
は位置決め用の凹部11bが形成されており、当該縁部
11aを二分している。二分された縁部11aには、そ
れぞれ短冊状に形成された72ピンの端子13がそれぞ
れ36ピンずつ備えられており、また、一方の縁部11
aの端部には逆挿入を防止するための位置決め用の切り
欠き11cも形成されている。さらに、両端には抜け止
め用の穴11d,11dを形成してある。
【0021】また、ソケット20は上記プリント基板1
1の縁部11aを挿入可能なように上面にスリット状の
溝部21を有するとともに、同溝部21内には図2およ
び図3に示すコンタクト22を端子13に対応して備え
ている。コンタクト22は略コの字形に形成され、その
開口を溝部21の開口と一致させる向きで溝部21内に
挿入されることにより、当該溝部21の側壁から内側に
向かって突き出る二本のアーム部22a,22bを有す
るとともに各アーム部22a,22bの端部内側にはそ
れぞれ接触部22a1,22b1を形成してある。
【0022】メモリモジュール基板10の縁部11aに
ついては、図2および図3に示すように斜めに挿入して
から垂直方向に起立せしめるように回転させるため、当
該プリント基板11を起立せしめるときに近づく奥側の
アーム部22aの方が長くなっている。なお、それぞれ
の接触部22a1,22b1については溝部21の内側
に向かって山形に突き出ており、先端断面形状は略方形
形状となっている。
【0023】ソケット20の両端には上方に突き出る固
定柱23,23を形成してあり、各固定柱23,23は
プリント基板11を起立させたときには裏面に当接する
とともに同プリント基板11の両端に形成した抜け止め
用の穴11d,11dに入り込むための固定用突起23
a,23aも形成してある。さらに、プリント基板11
を斜めの状態から起立せしめるときに戻りを防止するた
めのくさび形の突起と可撓片とからなる止め金具24,
24を備えている。
【0024】さらに、溝部21の中央にはプリント基板
11の中央に形成した凹部11bに入り込んで位置決め
する凸部25が形成されるとともに、同溝部21の一方
の端には逆挿入防止の切り欠き11cに対応して逆挿入
防止凸部26が形成されている。本実施形態において
は、いわゆるSIMMのメモリモジュールとSIMMソ
ケットとから構成されているが、必ずしもSIMMに限
る必要はなく、他のモジュール基板の縁部をソケットの
溝部に挿入せしめるような組み合わせのモジュール基板
脱着装置であれば適用可能である。そして、特にその端
子密度やコンタクト密度の高い配列が必要となる場合に
おいて有効であり、その意味では72ピンのSIMM規
格においては有意義である。
【0025】図4はモジュール基板10における縁部1
1aを拡大して示しており、当該縁部11aに形成され
た端子13と、正常な挿入状態のときの同端子13と上
記コンタクト22の接触部22a1との当接位置を示し
ている。なお、以下において特にこだわりなくコンタク
ト22と呼ぶときには、この接触部22a1を指すもの
とする。また、図において当該端子13から各メモリチ
ップ12に配設される線路については省略して示してい
る。
【0026】同図に示すように、端子13はコンタクト
22の高さ位置において円形に形成されて幅広となって
いるものの、それ以外の部分では導通線路を形成するに
過ぎない幅狭のものとなっている。また、図中において
一点鎖線で示しているのは溝部21の底面である。すな
わち、モジュール基板10をソケット20に装着させる
にあたり、縁部11aを溝部21に挿入するが、左右の
位置決めのために中央の凸部25が凹部11bに入り込
み、この部分で突き当たる。従って、本来的には図4に
示すように縁部11aの下端は溝部21の底面に対して
ほぼ当接する程度に押し込まれる。そして、前述したよ
うにモジュール基板10を垂直に起立せしめたときに各
コンタクト22が端子13の円形部分中央に当接し、電
気的に接続される。
【0027】しかしながら、図5に示すようにモジュー
ル基板10を斜めに挿入した場合は、当該モジュール基
板10が傾斜していることにより端子13の円形部分の
高さ位置はコンタクト22の高さ位置とずれてくる。円
形部分を除く上下の部分には幅狭の端子13しか形成さ
れていないため、端子13が隣接するコンタクト22の
間を導通せしめてしまうどころか、一方のコンタクト2
2に接触することさえ難しくなる。
【0028】本実施形態においては、端子13における
幅広部分は円形となっているが、必ずしも円形である必
要はなく、一定幅の矩形形状であっても良い。ただし、
上下変動の可能性から最も頻度の高い標準高さ部分で最
大幅となるとともに上下にずれるとともに幅狭となるよ
うにすれば、端子13の幅広部分が少なくなり、コンタ
クト22間を導通させにくくなる。むろん、コンタクト
22間を導通させないようにするか端子13間を導通さ
せないようにするかは相対的なものであるし、どちらの
側に端子があってどちらの側にコンタクトがあるかも相
対的な問題に過ぎず、いずれの場合も本来的に本発明に
含まれることはいうまでもない。
【0029】斜め挿入が生じたときにコンタクト22間
を導通させないようにする手段はこれ以外にも可能であ
る。図6および図7は本発明の実施例を示している。従
来のものでは、1ピン端子13aがグランド用であって
対応するコンタクト22aは接地されており、7ピン端
子13bが電源供給端子で対応するコンタクト22bに
+Vccが供給されていた。そして、斜め挿入が生じた
ときに2ピン端子から7ピン端子13bが1ピン対応コ
ンタクト22aから7ピン対応コンタクト22bの間に
対面することにより、グランドと+Vccとが導通して
しまうこともあった。
【0030】これに対し、本実施形態においては、非使
用の4ピン端子を削除してある。従って、図7に示すよ
うに斜め挿入によって2ピン端子から7ピン端子13b
が1ピン対応コンタクト22aから7ピン対応コンタク
ト22bの間に対面することになっても4ピン端子がな
いので4ピン対応コンタクト22cと5ピン対応コンタ
クト22dの間で導通線路が途切れることになる。この
場合、斜め挿入が生じているので正常稼働はしないもの
の、グランドと+Vccが導通することは防止できる。
むろん、このような状況としては電源とグランドとが接
続しないようにする場合に限らず、互いにアイソレート
されるべきコンタクト22同士が接続されないようにそ
の途中の端子13のうち非使用のものを削除するもので
あっても構わない。
【0031】さらに、図8および図9に示すものにおい
ては、コンタクト22の間隔よりも端子13の幅を狭め
てある。このようにすれば、たとえ斜め挿入して端子1
3の並びとコンタクト22の並びとが幅方向にずれたと
しても各コンタクト22同士の間は導通されない。な
お、斜め挿入が生じた場合、縁部11aにおける幅方向
の中央部分は溝部21から外れやすいため、幅狭とする
端子13は少なくとも幅方向の端部寄りのものだけであ
っても構わない。
【0032】一方、これまではモジュール基板10の側
で端子13形状を規格外の形状に変更する例を示してい
るが、ソケット20の側で対策することも可能である。
図10および図11はその一例を示している。上述した
ものや従来のものでは、コンタクト22の高さは幅方向
にわたって同一であったが、本実施形態においては、高
さ位置を上下に千鳥状に配設してある。正常な挿入状態
では、図10に示すように各端子13は各コンタクト2
2に接続する。しかしながら、斜め挿入状態が生じたと
き、この千鳥配列は次のように作用する。隣接するコン
タクト22同士を結ぶ直線が傾斜方向と反対側であると
きには、モジュール基板20の側から見ると両コンタク
ト22の間隔は本来の間隔よりも短くなる。一方、逆
に、隣接するコンタクト22同士を結ぶ直線が傾斜方向
と同一の側であるときには、モジュール基板20の側か
ら見ると両コンタクト22の間隔は本来の間隔よりも長
くなる。従って、ある端子13が隣接するコンタクト2
2の間を導通させる位置になったとしても、その隣の端
子13は次のコンタクト22までの相対的な距離が違う
ために導通させることはない。すなわち、二つのコンタ
クト22は導通しても次のコンタクトは導通しないこと
になる。
【0033】むろん、このように高さを変える配列のう
ち千鳥配列は一例に過ぎず、ランダムに高さを変えたり
するものであっても構わない。次に、図12および図1
3に示す変形例では、ソケット20の側でコンタクト2
2を斜めに配置した例を示している。この斜めの配列
は、さらに、生じうる斜め挿入の傾斜とは反対の傾斜と
なっている。従って、正常な挿入状態では、図12に示
すようになんら問題なく端子13とコンタクト22とが
当接するものの、斜め挿入が生じたときには、図13に
示すようになる。ここでは、コンタクト22の配列が斜
め挿入の傾斜と反対であるが故にわずかに斜めになった
としても相対的に大きな傾斜に見え、隣接するコンタク
ト22の間隔が先程と同様に狂ってくる。さらに、傾斜
が反対であると、わずかに斜めになるだけでもコンタク
ト22の一部は縁部11aから外れてしまう。これによ
り、できる限り少ないコンタクト22間だけでの導通で
済むことになる。
【0034】このように、ソケット20に形成した溝部
21には密に並設するようにコンタクト22を配設する
とともに、同溝部21に挿入される縁部11aの表面に
同様に密に端子13を並設形成したモジュール基板10
とが互いに電気的に接続されるにあたり、端子13の幅
を高さ位置によって変えたり、不使用端子13を削除し
たり、端子13を幅狭にしたり、コンタクト22の高さ
を変えて配置したり、コンタクト22を斜め挿入とは反
対の傾斜で配置するようにすることにより、斜め挿入し
たとしても端子13がコンタクト22間を導通せしめな
いようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるモジュール基板と
ソケットとからなるモジュール基板脱着装置の斜視図で
ある。
【図2】同モジュール基板脱着装置にてモジュール基板
の縁部を溝部に挿入した直後の状態を示す断面図であ
る。
【図3】同モジュール基板脱着装置にてモジュール基板
の縁部を溝部に挿入して垂直に起立せしめた状態を示す
断面図である。
【図4】モジュール基板の端子幅を変化させる例の正常
挿入状態でのコンタクトとの関係を示す説明図である。
【図5】モジュール基板の端子幅を変化させる例の斜め
挿入状態でのコンタクトとの関係を示す説明図である。
【図6】不使用端子を削除する例の正常挿入状態でのコ
ンタクトとの関係を示す説明図である。
【図7】不使用端子を削除する例の斜め挿入状態でのコ
ンタクトとの関係を示す説明図である。
【図8】端子幅を幅狭とする例の正常挿入状態でのコン
タクトとの関係を示す説明図である。
【図9】端子幅を幅狭とする例の斜め挿入状態でのコン
タクトとの関係を示す説明図である。
【図10】ソケットの側でコンタクトの高さ位置を変え
る例の正常挿入状態でのコンタクトとの関係を示す説明
図である。
【図11】ソケットの側でコンタクトの高さ位置を変え
る例の斜め挿入状態でのコンタクトとの関係を示す説明
図である。
【図12】モジュール基板の端子幅を変化させる例の正
常挿入状態でのコンタクトとの関係を示す説明図であ
る。
【図13】モジュール基板の端子幅を変化させる例の斜
め挿入状態でのコンタクトとの関係を示す説明図であ
る。
【図14】従来のモジュール基板の正面図である。
【図15】同モジュール基板をソケットに装着する過程
を示す断面図である。
【図16】従来のモジュール基板とソケットで電源供給
端子からグランドまで導通する場合を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10…メモリモジュール基板 11a…縁部 13…端子 20…ソケット 21…溝部 22…コンタクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/16 H01L 23/32 H01R 13/64 H01R 24/00 H05K 1/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のコンタクトを所定間隔で密に並設
    配置した溝部を有するソケットに対し、同溝部に挿入さ
    れる縁部を有するとともに同縁部表面には上記コンタク
    トに対面して接触する多数の短冊状の端子を密に並設形
    成したSIMMモジュール基板であって、 上記SIMMモジュール基板のグランド用端子と電源供
    給端子間に存在する複数の端子のうち少なくとも1つの
    非使用端子を削除することにより、上記ソケットのコン
    タクト配列と当該SIMMモジュール基板の端子配列と
    が所定角度の傾斜状態で対面したときに、当該SIMM
    モジュール基板の端子が上記コンタクト間に対面して
    も、上記グランド用端子に対応するコンタクトと上記電
    源供給端子に対応するコンタクト間を導通させないよう
    にしたことを特徴とするSIMMモジュール基板。
  2. 【請求項2】 縁部表面に多数の短冊状の端子が密に並
    設形成されたSIMMモジュール基板における同縁部を
    挿入可能な溝部を有するとともに同溝部内には上記端子
    に対面して接触する多数のコンタクトを所定間隔で密に
    並設配置したソケットであって、 上記コンタクトの高さ位置を上下に千鳥状に配設するこ
    とにより、上記SIMMモジュール基板の端子配列と当
    該ソケットのコンタクト配列とが所定角度の傾斜状態で
    対面したときに上記コンタクト間に上記端子が対面して
    も同コンタクト間を導通させないようにしたことを特徴
    とするソケット。
  3. 【請求項3】 多数のコンタクトを所定間隔で密に並設
    配置した溝部を有するソケットと、このソケットにおけ
    る上記溝部に挿入される縁部を有するとともに同縁部表
    面には上記コンタクトに対面して接触する多数の短冊状
    の端子を密に並設形成したSIMMモジュール基板とか
    らなるSIMMモジュール基板脱着装置であって、 上記SIMMモジュール基板のグランド用端子と電源供
    給端子間に存在する複数の端子のうち少なくとも1つの
    非使用端子を削除することにより、上記ソケットのコン
    タクト配列と当該SIMMモジュール基板の端子配列と
    が所定角度の傾斜状態で対面したときに当該SIMMモ
    ジュール基板の端子が上記コンタクト間に対面しても、
    上記グランド用端子に対応するコンタクトと上記電源供
    給端子に対応するコンタクト間を導通させないようにし
    たことを特徴とするSIMMモジュール基板脱着装置。
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