JP3187221B2 - 映像ミュート処理回路 - Google Patents

映像ミュート処理回路

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JP3187221B2 JP26066193A JP26066193A JP3187221B2 JP 3187221 B2 JP3187221 B2 JP 3187221B2 JP 26066193 A JP26066193 A JP 26066193A JP 26066193 A JP26066193 A JP 26066193A JP 3187221 B2 JP3187221 B2 JP 3187221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高品位テレビジョン信
号の受信装置における映像ミュート処理回路に関するも
のである。即ち、高品位テレビジョン信号(以下、ハイ
ビジョン信号ということもある)を受信し、受信した該
テレビジョン信号の中に含まれる同期信号の位相が、受
信の途中で、例えば放送番組の切り替え(放送局の切り
替え)などが行われて、それまでの第1の位相から第2
の位相に切り替わっていることが検出されたとき、受信
した前記テレビジョン信号をディジタル的に処理して得
られる映像信号が表示回路へ出力されるのを一時的に止
めてミュートをかけることにより、放送番組の切り替え
(放送局の切り替え)等に伴って一時的に乱れた画像の
表示がなされるのを阻止する映像ミュート処理回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】広帯域のテレビジョン信号(ハイビジョ
ン信号)を、帯域圧縮して伝送する方式の一つとしてM
USE方式が知られている。このMUSE方式について
は、二宮祐一著・平成2年12月1日・社団法人 電子
情報通信学会発行の書物「MUSE−ハイビジョン伝送
方式」に詳しく記載されている。
【0003】このMUSE方式テレビジョン信号を受信
し、元の広帯域なテレビジョン信号(ハイビジョン信
号)に戻すMUSEデコーダまたはハイビジョン受像機
器において、そこに用いられている映像ミュート回路の
従来例としては、特開平2−113788号公報に記載
の方式を挙げることができる。
【0004】この従来技術による映像ミュート回路で
は、MUSE信号内に多重されている同期信号であるフ
レームパルスを検出するフレームパルス検出回路と、M
USE信号デコード後の出力信号(映像信号)と或るパ
ターン信号とを切り替えて何れか一方を出力する切替手
段を設けておき、例えば前記フレームパルス検出回路で
正常にフレームパルス(同期信号)を検出できない場合
に、同期はずれ、つまり放送番組の切り替え(放送局の
切り替え)などがあったと判断し、その同期はずれの検
出信号によって切替手段を制御し、それまでの映像信号
をパターン信号に一時的に切り替えて表示回路に出力す
ることで、乱れた画像に代わるパターン信号の一時的な
表示を行い、映像ミュート処理を施すというものであっ
た。
【0005】この従来技術による映像ミュート回路で
は、フレームパルス検出回路で検出したフレームパルス
(同期信号)が所定のタイミングで検出されない場合
に、同期はずれと判断しているが、衛星放送における降
雨などでの影響による受信C/Nの劣化や、飛行物体に
よる放送電波の瞬時の遮断などにより、同期はずれが起
きているわけではないのに、フレームパルス検出回路で
フレームパルスが一時的にそのときだけ検出されないこ
とがある。
【0006】このような場合にも、同期はずれと判断し
て、受信機側の同期再引き込み動作を開始してしまう
と、その間、受像画面が非常に見づらい画面となるの
で、そのようなことが起きないようにするため、一般に
は、フレームパルス検出回路でフレームパルスが検出さ
れない状態が数フレームにわたって連続する場合に、同
期はずれと判断し、同期はずれ検出信号を出力するよう
に工夫されている。(以下このように工夫された処理を
フォワードプロテクション処理と呼び、フレームパルス
が検出されなくても同期はずれと判定しない連続フレー
ム数を、プロテクト回数と記す。)
【0007】このようにフォワードプロテクション処理
を経て同期はずれが判断されると、フレームパルス検出
回路は、新たなフレームパルスの検出を開始し、このよ
うにして検出された新たなフレームパルスを基準に、受
信機側の同期の再引き込みを行うようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて一般にテレビ放送
において、先にも述べた通り、例えば番組切り替えの時
などに、その番組を放送する送信局を切り替えることが
ある。特に衛星放送の場合には、送信局を切り替える時
に、切り替え後の信号(番組)と切り替え前の信号(番
組)とは同期がとれない場合がある。
【0009】この場合、受信機側の従来の同期方式で
は、番組が切り替わってから、切り替わり後の番組の同
期に再引き込みがなされるまでの間は、切り替え後の番
組(映像信号)を切り替え前の同期のままで、受信機に
取り込む処理をすることになるので、実際は同期がとれ
ていないことになる。
【0010】MUSE信号は、NTSC信号のような周
波数分割多重方式の信号と違って、映像輝度信号、映像
クロマ信号、音声信号、及び各種制御信号などが時間分
割多重された信号であり、受信側では、その内部フレー
ム同期信号を基準に、到来信号(MUSE信号)の中か
ら、それぞれのデータ(映像輝度信号、映像クロマ信
号、音声信号、及び各種制御信号など)を取り込み処理
するため、同期がはずれると、誤ったデータを取り込ん
でそれぞれ処理してしまうことになる。
【0011】特に本来映像クロマ信号でないデータを、
クロマ処理したときには、色が無秩序で、映像として意
味の無い、非常に見づらい映像表示となる。このよう
な、色が無秩序な映像表示は、それが1、2フレームの
期間しか表示されなくても、非常によく目立ち、見づら
い映像表示となる。
【0012】一般には同期はずれの場合、前述の通り、
C/Nの劣化やフレーム同期信号の欠落などに対する保
護として、数回連続して同期はずれが起きてはじめて同
期はずれと判断するフォワードプロテクション処理を施
しているので、この見づらい映像表示を、そのプロテク
ト回数のフレーム期間表示しつづけることになる。
【0013】かかる見づらい映像の表示を防ぐには、先
に述べた従来技術のように、その間、映像処理回路から
の映像信号を遮断して画面に表示しないようにしたり、
或いは乱れのない特定パターンを表示するなどして、映
像ミュート処理を施すことが考えられるが、先に述べた
従来技術の場合、フォワードプロテクション処理を経て
同期はずれと判定されてからミュート処理を施すことに
なるものであったから、到来信号の同期の切り替わり
(番組の切り替わり)を契機に起きるフォワードプロテ
クション処理の期間に表示される、無秩序に色がついた
見づらい映像表示に対しては、映像ミュート処理を利か
せることができないという問題があった。
【0014】本発明の目的は、衛星放送によるMUSE
ハイビジョン放送の受信に際し、送信局の切り替え(放
送番組の切り替え)などに伴う同期信号の切り替えを正
確かつ迅速に検出し、これにより逸早く映像ミュート処
理を施すことを可能にして、従来フォワードプロテクシ
ョン処理の施される期間中は少なくとも見づらい映像表
示がなされていたのを解消することのできる映像ミュー
ト処理回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決する手段】上記目的達成のため、本発明で
は、高品位テレビジョン信号を受信し、受信した該テレ
ビジョン信号の中に含まれる同期信号の位相の切り替わ
りを検出して、受信した前記テレビジョン信号をディジ
タル的に処理して得られる映像信号が表示回路へ出力さ
れるのを一時的に止めてミュートをかける映像ミュート
処理回路において、
【0016】フレーム同期信号検出手段と、内部同期発
生手段と、第1の同期判定手段と、第2の同期判定手段
と、ミュートをかける手段と、を第1の解決手段として
具備することとした。
【0017】また上記目的達成のため、本発明では、映
像ミュート処理回路において、フレーム同期信号検出手
段と、水平同期信号検出手段と、内部同期発生手段と、
第1の同期判定手段と、第2の同期判定手段と、ミュー
トをかける手段と、を第2の解決手段として具備するこ
ととした。
【0018】
【作用】前記第1の解決手段において、フレーム同期信
号検出手段は、受信した前記高品位テレビジョン信号に
含まれるフレーム同期信号を検出して出力する。内部同
期発生手段は、前記フレーム同期信号検出手段から出力
された検出フレーム同期信号を基準として内部フレーム
同期信号を発生して出力する。第1の同期判定手段は、
前記内部同期発生手段から出力された内部フレーム同期
信号と、前記フレーム同期信号検出手段から出力された
検出フレーム同期信号とを入力し、前記内部フレーム
期信号のタイミングにおいて前記検出フレーム同期信号
が入力されない場合を第1の同期はずれとして判定す
る。
【0019】第2の同期判定手段は、前記内部同期発生
手段から発生された内部フレーム同期信号と、前記フレ
ーム同期信号検出手段から出力された検出フレーム同期
信号とを入力し、前記内部フレーム同期信号のタイミン
グ以外において前記検出フレーム同期信号が入力された
場合を第2の同期はずれとして判定して、受信した該テ
レビジョン信号をディジタル的に処理して得られる映像
信号が表示回路へ出力されるのを一時的に止めてミュー
トをかける。
【0020】ミュートをかけた結果、受信したテレビジ
ョン信号を処理して得られる映像信号の代わりに、映像
出力として黒やグレーなどの単色映像信号が表示回路へ
出力されて、黒やグレーなどの単色パターンが表示さ
れ、或いは映像信号が遮断されて表示回路に出力され
ず、映像が表示されない状態になる。
【0021】以上のようにして、従来は同期切り替わり
(放送番組の切り替わり)による同期はずれの場合で
も、C/N劣化やフレーム同期信号の一時的欠落による
同期はずれの場合でも、フォワードプロテクション処理
を施した後に初めて同期はずれと判定していたが、前記
第1の解決手段においては、第2の同期判定手段を設
け、その判定結果を、第1の同期判定手段の判定結果と
併せ用いることにより、フォワードプロテクション処理
を待たずに、直ちに同期はずれを判定できるようにな
る。
【0022】その結果、到来信号の同期切り替わり(放
送番組の切り替わり)による同期はずれ状態において、
フォワードプロテクション処理の施されているあいだ、
無秩序に色が付いた見づらい映像が表示されつづけると
いう問題を解決することができる。
【0023】また前記第2の解決手段において、フレー
ム同期信号検出手段は、受信した前記高品位テレビジョ
ン信号に含まれるフレーム同期信号を検出して出力す
る。水平同期信号検出手段は、受信した前記高品位テレ
ビジョン信号に含まれる水平同期信号を検出して出力す
る。内部同期発生手段は、前記フレーム同期信号検出手
から出力された検出フレーム同期信号を基準として内
部フレーム同期信号及び内部水平同期信号を発生して出
力する。第1の同期判定手段は、前記内部同期発生手段
から出力された内部フレーム同期信号と、前記フレーム
同期信号検出手段から出力された検出フレーム同期信号
とを入力し、前記内部フレーム同期信号のタイミングに
おいて前記検出フレーム同期信号が入力されない場合を
第1の同期はずれとして判定する。
【0024】第2の同期判定手段は、前記内部同期発生
手段から出力された内部水平同期信号と、前記水平同期
信号検出手段から出力された検出水平同期信号とを入力
し、前記内部水平同期信号のタイミング以外において前
記検出水平同期信号が入力された場合を第2の同期はず
れ、として判定する。ミュートをかける手段は、前記第
1の同期判定手段で前記第1の同期はずれが判定され、
かつ前記第2の同期判定手段で前記第2の同期はずれが
判定された場合に、受信した該テレビジョン信号をディ
ジタル的に処理して得られる映像信号が表示回路へ出力
されるのを一時的に止めてミュートをかける。
【0025】以上のようにして、前記第2の解決手段に
おいては、第1の解決手段と同様に、到来信号の同期切
り替わり(放送番組の切り替わり)による同期はずれ状
態において、フォワードプロテクション処理の施されて
いるあいだ、無秩序に色が付いた見づらい映像が表示さ
れつづけるという問題を解決することができる。
【0026】さらに、第2の解決手段においては、フレ
ーム同期信号検出手段と並列に、第2の同期検出手段と
して、水平同期信号検出手段を設けることにより、フレ
ーム内のすべてのラインの先頭に配置され合計1125
カ所にある水平同期信号の同期はずれを、同期が切り替
わってからすぐに検出できるため、映像ミュート処理を
より早く施すことができ、見づらい画面を表示してしま
う時間が更に短縮するという作用がなる。
【0027】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図である。同図において、1はアナログMUSE信号
の入力端子、2はA/D変換器、3はフレーム同期信号
検出器、4は内部同期発生器、5は水平同期ゲート、6
は位相比較器、7はクロック発生器、8は同期判定器、
9はフォワードプロテクション処理回路、10は映像信
号処理回路、11は映像信号切り替え処理回路、12は
ミュート映像信号発生器、13は表示回路、であり、以
上の回路要素により構成されるものは、従来技術による
ミュート処理回路の構成と同じである。
【0028】本実施例が、従来技術によるミュート処理
回路と大きく異なる点は、14の第2の同期判定器、1
5の同期切り替わり判定器、を設けているところにあ
る。以下に、本実施例の動作を説明する。
【0029】図1を参照する。A/D変換器2より出力
されるディジタルMUSE信号に含まれるフレーム同期
信号を、フレーム同期信号検出器3で検出し、これを受
けた内部同期発生器4は、検出されたそのフレーム同期
信号を基準に、内部フレーム同期信号、内部水平同期信
号を発生する。内部水平同期信号で、水平同期ゲート5
のゲートタイミングを制御して、到来MUSE信号中の
水平同期信号期間を取り込み、位相比較器6でサンプリ
ング位相ずれを検出し、クロック発生器7ではその位相
差に応じてクロックの位相を変化させることで、A/D
変換器2へ適正なサンプリングクロックを供給する。以
上によりPLLループを構成し、内部同期信号を到来M
USE信号に同期させる。
【0030】一方、前記フレーム同期信号検出器3で検
出されたフレーム同期信号は、第1の同期判定器8及び
第2の同期判定器14にも導かれる。第1の同期判定器
8は、内部同期発生器4で発生する内部フレーム同期信
号のタイミングにおいて、フレーム同期信号検出器3で
検出されたフレーム同期信号が導かれてこない場合に第
1の同期はずれと判定する。
【0031】数回連続して同期はずれと判定されてはじ
めて同期はずれと判断するフォワードプロテクション処
理回路9は、第1の同期判定器8の同期はずれ判定に対
し、例えばフレーム同期検出が、連続8フレーム分にわ
たり、はずれ判定が続けば、同期が切り替わったと判断
し、内部同期発生器4に指示して同期の再引き込みを行
うようにする。これによりC/Nの劣化やフレーム同期
信号の一時的欠落による1〜2回の誤った同期はずれで
同期切り替わりと判定し同期の再引き込みを行うことを
防ぐ。
【0032】第2の同期判定器14は、内部同期発生器
4の発生する内部フレーム同期信号のタイミング以外に
おいて、フレーム同期信号検出器3で検出されたフレー
ム同期信号が導かれてくる場合、内部フレーム同期信号
と到来MUSE信号の同期がとれていないとして、第2
の同期はずれと判定する。
【0033】同期切り替わり判定器15は、第1の同期
判定器8からの第1の同期はずれと、第2の同期判定器
14からの第2の同期はずれが、両方生じた場合に同期
切り替わりが起こったと判定し、映像信号切り替え処理
回路11にミュート信号を送る。映像信号切り替え処理
回路11は、ミュート信号を受けると、映像信号処理回
路10からの信号に代えて、ミュート映像信号発生器1
2からの信号(例えば黒やグレーなどの単色パターン信
号)を表示回路13へ出力するように切り替えるか、或
いは表示回路13へ如何なる信号も出力されないように
信号遮断をすることにより、映像ミュート処理を施す。
【0034】以上により本実施例では、例えば放送の送
信局が切り替わった場合に起こる同期切り替わりを正
確、かつ迅速に検出することができるので、同期が切り
替わってすぐに、到来信号(MUSE信号)を処理して
得られる映像信号から、例えば黒やグレー等の単色映像
信号に切り替えてパターン表示をするか、或いは表示回
路に入力する如何なる信号も遮断して映像の表示されな
い状態を作り出すかして映像ミュート処理を施すことに
より、従来フォワードプロテクション処理の施されてい
るあいだ、無秩序に色が付いた見づらい映像を表示して
いたのを、解消させることができる。
【0035】次に、図2は本発明の第2の実施例を示す
ブロック図である。同図において、201は水平同期検
出器、202は第2の同期判定器、でありその他の構成
要素は図1の実施例のそれと同じである。
【0036】図2を参照する。水平同期検出器201
は、ディジタルMUSE信号に含まれる水平同期信号を
検出し、この検出したタイミングで検出水平同期信号を
出力する。第2の同期判定器202は、内部同期発生器
4より導かれる内部水平同期信号のタイミング以外にお
いて、水平同期検出器201から検出水平同期信号が入
力されたとき、内部同期信号に同期していないMUSE
信号が到来しているとして同期はずれと判定する。
【0037】同期切り替わり判定器15では、図1の実
施例の場合と同様に、第1の同期判定器8と第2の同期
判定器202との両方で同期はずれと判定されたとき
(放送番組の切り替わりなどによる同期の切り替わりが
起きたと判断して)ミュート信号を映像信号切り替え処
理回路11に出力する。これにより、図1の実施例の場
合と同様に、放送の送信局が切り替わり、到来MUSE
信号の同期が切り替わった場合などに、映像ミュート処
理を実施すことができる。
【0038】図3は、図2における水平同期検出器20
1の具体的一構成例を示すブロック図である。図3にお
いて、301はディジタルMUSE信号入力端子、30
2は入力ゲート回路、303はパターンマッチング回
路、304はマッチング回数累積回路、305は内部1
ラインカウンタ、306は出力端子である。
【0039】図3において、まずディジタルMUSE信
号入力端子301から信号が入力され、入力ゲート回路
302を通る。初期状態では、入力ゲート回路302は
到来するすべての信号を通過させる。パターンマッチン
グ回路303は、入力ゲート回路302を通った信号
と、別に保持する水平同期信号波形のパターンとを比較
し、一致している場合には一致信号を出力する。一致信
号は、1ラインカウンタ305とマッチング回数累積回
路304に導かれる。
【0040】1ラインカウンタ305は、一致信号を受
けると、そのタイミングから1ライン間隔で、入力ゲー
ト回路302にゲート信号を送り、該入力ゲート回路3
02を通過する信号にゲートをかける。これは、パター
ンマッチング回路303で水平同期信号波形が検出され
ると、それから1ライン間隔で水平同期信号波形が到来
する筈なので、そのタイミングを見計らって入力ゲート
回路302にゲートをかけてやるためである。
【0041】マッチング回数累積回路304に導かれた
一致信号は、該マッチング回数累積回路304におい
て、カウントされ、その一致信号の一定期間内のカウン
ト値(マッチング回数累積値)が、或る設定値を超える
と、入力ゲート302が水平同期信号をとらえていると
判断し、出力端子306へ水平同期信号検出信号を出力
する。
【0042】また、その一致信号の一定期間内のカウン
ト値(マッチング回数累積値)が、設定値を下回ると、
入力ゲート回路302に信号を送り、常時ゲートを開い
てすべての入力信号を通過させるように入力ゲート回路
302を制御し、それによって再び、パターンマッチン
グ回路303が水平同期信号のタイミングを探し始める
ことを可能にする。
【0043】以上が水平同期検出器201の具体例であ
るが、水平同期信号の位置を検出する手段は、この例に
限らないことは勿論である。
【0044】以上により、図2に示す本実施例において
も、図1の実施例の場合と同様に、例えば送信局が切り
替わった場合に起こる同期切り替わりを正確、かつ迅速
に検出することができるので、同期が切り替わってすぐ
に、表示回路へ出力する映像信号に対して、例えば黒や
グレー等の単色映像信号表示(パターン表示)に切り替
えるか、すべての映像信号を遮断して映像の出ない状態
に切り替えるか、する映像ミュート処理を施すことがで
き、それによって、フォワードプロテクション処理の施
されているあいだ、無秩序に色が付いた見づらい映像を
表示するなどのことをしないようにできる。
【0045】また図2において、第2の同期判定回路2
02として、水平同期検出器201で検出される水平同
期信号を用いることにより、水平同期信号はフレーム内
のすべてのラインの先頭に配置され合計1125カ所に
ある信号であるため、同期が切り替わってからすぐに同
期信号検出ができる。これにより、映像ミュート処理を
より早く施すことができ、見づらい画面を表示してしま
う時間をさらに短縮することが可能となる。
【0046】次に図4は、本発明の第3の実施例を示す
ブロック図である。図4に示す本実施例が、図1に示す
第1の実施例と異なる点は、内部同期発生器4への同期
はずれを知らせる信号が、第1の同期判定器8からフォ
ワードプロテクション処理回路9を介してだけではな
く、同期切り替わり判定器15の出力側からも導かれて
いる点である。
【0047】同期切り替わり判定器15は、第1の同期
判定器8からの同期はずれ判定結果と第2の同期判定器
14からの同期はずれ判定結果を受けて、同期が切り替
わったと判定し、映像切り替え処理回路11にミュート
信号を送るとともに、内部同期発生器4へも、ミュート
信号を同期はずれを知らせる信号として出力する。内部
同期発生器4は、同期切り替え判定器15またはフォワ
ードプロテクション処理回路16からの、同期はずれを
知らせるどちらかの信号が入力されたとき、次に来るフ
レーム同期信号検出器3で検出されたフレーム同期信号
を基準として、同期の再引き込みを開始する。
【0048】これにより同期切り替わりの場合には、同
期切り替わり判定器15からの同期はずれを知らせる信
号が導かれるため、新たな到来MUSE信号への同期の
引き込みが、数回連続して同期はずれと判定されてはじ
めて同期はずれと判断するフォワードプロテクション処
理に影響されることなく、迅速に実施される。その結
果、同期の切り替わりから同期の再引き込みに入るまで
の時間が短縮されることになる。
【0049】以上により、図4に示す本実施例において
も、図1の実施例の場合と同様に、例えば放送の送信局
が切り替わった場合に起こる同期切り替わりを、正確か
つ迅速に検出することによって、同期が切り替わってす
ぐに、到来信号を処理して作られた映像信号から、例え
ば黒やグレー等の単色映像信号に切り替えてパターン表
示を行うか、すべての映像信号を遮断して映像の出ない
状態を作り出すか、して映像ミュート処理を実施するこ
とができ、フォワードプロテクション処理の施されてい
るあいだ、無秩序に色が付いた見づらい映像を表示する
ことをしないようにできる。
【0050】さらに図4に示す本実施例では、同期切り
替わり判定器15から内部同期発生器4へ、同期はずれ
を知らせる信号を導くことにより、同期の切り替わりの
際に直ちに、新たな同期信号への同期再引き込みを開始
することができるので、映像ミュート処理を施す期間を
短縮でき、切り替わり後の到来信号の映像をより早く見
ることが可能となる。
【0051】図示はしないが、図4の実施例において
も、図2の実施例と同様に、水平同期検出器201、第
2の同期判定器202を用いる構成をとることができ
る。この場合においても、図2の実施例の場合と同様
に、同期切り替わり判定器15により、放送の送信局が
切り替わった場合に起こる同期の不連続を正確かつ迅速
に検出し、同期はずれによる見づらい画面を表示しない
ように映像ミュート処理を施すことが可能となる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
映像ミュート処理回路において、第1の同期判定手段と
第2の同期判定手段を設けることにより、到来MUSE
信号の同期切り替わりを正確かつ迅速に検出できるの
で、これにより同期が切り替わった場合にのみ映像ミュ
ート処理を施し、無秩序に色がついた見づらい映像を受
信画面に表示しないようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】図2における水平同期検出器201の具体的一
構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す図。本発明の第3
の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…入力端子、2…A/D変換器、3…フレーム同期信
号検出器、4…内部同期発生器、5…水平同期ゲート、
6…位相比較器、7…クロック発生器、8…第1の同期
判定器、9…フォワードプロテクション処理回路、10
…映像信号処理回路、11…映像信号切り替え処理回
路、12…ミュート映像信号発生器、13…表示回路、
14…第2の同期判定器、15…同期切り替わり判定
器、201…水平同期信号検出器、202…第2の同期
判定器、301…入力端子、302…入力ゲート、30
3…パターンマッチング回路、304…マッチング回数
累積回路、305…内部1ラインカウンタ、306…出
力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 巧 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所映像メディア研究所 内 (72)発明者 小島 昇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所映像メディア研究所 内 (72)発明者 永田 辰雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所映像メディア研究所 内 (72)発明者 的野 孝明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所情報映像メディア事 業部内 (72)発明者 長谷川 亨 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本 放送協会 放送センター内 (72)発明者 山北 淳 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本 放送協会 放送センター内 (72)発明者 岩本 卓史 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本 放送協会 放送センター内 (56)参考文献 特開 平1−314483(JP,A) 特開 平2−113788(JP,A) 実開 昭62−64081(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/44 H04N 7/015

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高品位テレビジョン信号を受信し、受信
    した該テレビジョン信号の中に含まれる同期信号の位相
    の切り替わりを検出して、受信した前記テレビジョン信
    号をディジタル的に処理して得られる映像信号が表示回
    路へ出力されるのを一時的に止めてミュートをかける映
    像ミュート処理回路において、 受信した前記高品位テレビジョン信号に含まれるフレー
    ム同期信号を検出して出力するフレーム同期信号検出手
    段と、 前記フレーム同期信号検出手段から出力された検出フレ
    ーム同期信号を基準として内部フレーム同期信号を発生
    して出力する内部同期発生手段と、 前記内部同期発生手段から出力された内部フレーム同期
    信号と、前記フレーム同期信号検出手段から出力された
    検出フレーム同期信号とを入力し、前記内部フレーム
    期信号のタイミングにおいて前記検出フレーム同期信号
    が入力されない場合を第1の同期はずれとして判定する
    第1の同期判定手段と、前記内部同期発生手段から発生された内部フレーム同期
    信号と、前記フレーム同期信号検出手段から出力された
    検出フレーム同期信号とを入力し、前記内部フレーム同
    期信号のタイミング以外において前記検出フレーム同期
    信号が入力された場合を第2の同期はずれとして 判定す
    る第2の同期判定手段と、 前記第1の同期判定手段で前記第1の同期はずれが判定
    され、かつ前記第2の同期判定手段で前記第2の同期は
    ずれが判定された場合に、受信した該テレビジョン信号
    をディジタル的に処理して得られる映像信号が表示回路
    へ出力されるのを一時的に止めてミュートをかける手段
    と、 を具備して成ることを特徴とする映像ミュート処理回
    路。
  2. 【請求項2】 高品位テレビジョン信号を受信し、受信
    した該テレビジョン信号の中に含まれる同期信号の位相
    の切り替わりを検出して、受信した前記テレビジョン信
    号をディジタル的に処理して得られる映像信号が表示回
    路へ出力されるのを一時的に止めてミュートをかける映
    像ミュート処理回路において、 受信した前記高品位テレビジョン信号に含まれるフレー
    ム同期信号を検出して出力するフレーム同期信号検出手
    段と、 受信した前記高品位テレビジョン信号に含まれる水平同
    期信号を検出して出力 する水平同期信号検出手段と、 前記フレーム同期信号検出手段から出力された検出フレ
    ーム同期信号を基準として内部フレーム同期信号及び内
    部水平同期信号を発生して出力する内部同期発生手段
    と、 前記内部同期発生手段から出力された内部フレーム同期
    信号と、前記フレーム同期信号検出手段から出力された
    検出フレーム同期信号とを入力し、前記内部フレーム同
    期信号のタイミングにおいて前記検出フレーム同期信号
    が入力されない場合を第1の同期はずれとして判定する
    第1の同期判定手段と、前記内部同期発生手段から出力された内部水平同期信号
    と、前記水平同期信号検出手段から出力された検出水平
    同期信号とを入力し、前記内部水平同期信号のタイミン
    グ以外において前記検出水平同期信号が入力された場合
    を第2の同期はずれ、として 判定する第2の同期判定手
    段と、 前記第1の同期判定手段で前記第1の同期はずれが判定
    され、かつ前記第2の同期判定手段で前記第2の同期は
    ずれが判定された場合に、受信した該テレビジョン信号
    をディジタル的に処理して得られる映像信号が表示回路
    へ出力されるのを一時的に止めてミュートをかける手段
    と、 を具備して成ることを特徴とする映像ミュート処理回
    路。
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