JP3186959U - 太陽電池を備える建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根を貫通する貫通材を介して太陽電池パネルを屋根に確実に固定しながら、長期間にわたって雨漏りを確実に防止できる太陽電池を備える建物を提供する。
【解決手段】太陽電池を備える建物は、屋根1の上に貫通材4を介して太陽電池パネル2を固定している。屋根1は、屋外側に配置してなる第1のパネル11と、この第1のパネル11の下方に空気層13を介して配置してなる第2のパネル12を備える多層構造で、太陽電池パネル2が貫通材4を介して第1のパネル11に固定されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、屋根の上に太陽電池パネルを固定してなる建物に関し、とくに、防水構造で太陽電池パネルを屋根に固定してなる建物に関する。
屋根に太陽電池パネルを固定してなる建物は開発されている。(特許文献1参照)
特開2005−133666号公報
この建物は、太陽電池パネルを屋根に固定するために、釘やネジ等の貫通材を屋根に貫通して固定する必要がある。屋根に貫通材を固定する構造は、貫通材によって屋根に雨水が浸入する隙間ができ、この隙間を通過して雨水が建物内に侵入して雨漏りの原因となる。この弊害を防止するために、貫通材と屋根との隙間にコーキング剤を充填している。しかしながら、太陽電池パネルを固定するために屋根に固定される多数の貫通材による隙間を完全に塞ぐようにコーキングするのは現実には極めて難しい。また、施工時には全ての隙間を完全にコーキングできたとしても、コーキング剤の経時的な劣化を皆無にはできず、コーキング剤が劣化して雨漏りが発生する弊害がある。
本考案は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本考案の重要な目的は、屋根を貫通する貫通材を介して太陽電池パネルを屋根に確実に固定しながら、雨漏りを確実に防止でき、とくに長期間にわたって雨漏りを確実に防止できる太陽電池を備える建物を提供することにある。
課題を解決するための手段及び考案の効果
本考案の太陽電池を備える建物は、屋根1の上に貫通材4を介して太陽電池パネル2を固定している。屋根1は、屋外側に配置してなる第1のパネル11と、この第1のパネル11の下方に空気層13を介して配置してなる第2のパネル12を備える多層構造で、太陽電池パネル2が貫通材4を介して第1のパネル11に固定されている。
以上の建物は、屋根を貫通する貫通材を介して太陽電池パネルを屋根に確実に固定しながら、雨漏りを確実に防止できる特徴がある。とくに、屋根に太陽電池パネルを固定しながら、長期間にわたって屋根の雨漏りを確実に防止できる特徴がある。それは、以上の建物が、屋根を第1のパネルと第2のパネルからなる二重構造として、第1のパネルと第2のパネルとの間に空気層を設け、屋外側に配置する第1のパネルに、貫通材で太陽電池パネルを固定しているからである。この構造は、太陽電池パネルを屋根に固定するために、第1のパネルに貫通材を貫通させる。したがって、貫通材と第1のパネルとの間から雨水が浸入する。侵入する雨水は空気層に侵入するが、この空気層の室内側には第2のパネルを配置する。したがって、空気層に侵入する雨水は、第2のパネルで室内に侵入するのが阻止される。第2のパネルは太陽電池パネルを固定するために貫通材を貫通させる必要がなく、貫通材による雨漏れがない。このため、貫通材に沿って第1のパネルを雨水が通過しても、この雨水が室内に侵入するのは第2のパネルで阻止される。したがって、第1のパネルを雨水が通過しても、これが室内に侵入することはない。
本考案の太陽電池を備える建物は、第1のパネル11の上面に、複数の貫通材4を介して固定具3を固定して、この固定具3を介して太陽電池パネル2を屋根1に固定することができる。
この建物は、複数の貫通材で固定具を第1のパネルの表面に固定し、この固定具に太陽電池パネルを固定するので、太陽電池パネルを簡単かつ容易に、しかもより強固に屋根に固定できる。それは、複数の貫通材を介して屋根の第1のパネルの表面に簡単に固定具を固定でき、さらに、この固定具に太陽電池パネルを固定することで、屋根の定位置に太陽電池パネルを簡単に固定できるからである。
本考案の太陽電池を備える建物は、貫通材4を、第1のパネル11を貫通する釘又はネジの何れかとすることができる。
以上の建物は、釘やネジ等の貫通材を第1のパネルに貫通して、太陽電池パネルを固定するので、太陽電池パネルを強固に屋根に固定できる。また、以上の貫通材で固定具を第1のパネルに固定する構造は、太陽電池パネルを簡単かつ確実に屋根に固定でき、さらに確実に第1のパネルに固定している固定具に固定して、太陽電池パネルを屋根1の定位置に簡単に固定できる。
本考案の太陽電池を備える建物は、屋根材10を、瓦、スレート瓦、金属板の何れかとすることができる。
本考案の一実施例にかかる建物の概略断面図である。 図1に示す建物のII−II線断面図である。 図2に示す建物の要部拡大断面図である。 本考案の他の実施例にかかる建物の要部拡大断面図である。 本考案の他の実施例にかかる建物の拡大断面図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本考案の技術思想を具体化するための建物を例示するものであって、本考案は建物を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、実用新案登録請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、実用新案登録請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1の概略断面図に示す建物は、上り勾配に傾斜する片流れ屋根1Xの上に太陽電池パネル2を固定している。太陽電池パネル2は、屋根1と平行に配置される。片流れ屋根1Xの建物は、屋根1を南向きとしてここに固定される太陽電池パネル2の日照時間を長くする。さらに、片流れ屋根1Xは、建物の面積に対して太陽電池パネル2を固定する屋根面積を大きくできる。このため、屋根1に配置される太陽電池パネル2の面積を大きくして発電電力を大きくできる。とくに、この建物は、太陽電池パネル2の外形を屋根1の外形にほぼ等しく、あるいは屋根1よりもわずかに小さく、たとえば、屋根1の総面積の50%〜100%として、発電電力を大きくできる。太陽電池パネル2は、台風や強風に耐えるように、貫通材4を介して屋根1に強固に固定される。
貫通材4は、太陽電池パネル2を強固に固定できるが、太陽電池パネル2を強固に固定するために、屋根1の表面に固定している屋根材10やその下地材等を貫通すると雨漏りの原因となる。貫通材4の表面に沿って建物内に侵入する雨水を皆無にはできないからである。貫通材4と屋根1との隙間はコーキング剤で防水処理されるが、貫通材4の隙間を完全に防水処理することは現実には難しく、また、コーキング剤の経時的な劣化が、雨漏りの原因となる。コーキング剤が劣化すると、貫通材4と屋根1との間に隙間ができて、この隙間から雨水が室内に侵入する。
太陽電池パネル2を屋根1に固定する貫通材4による雨漏りを防止するために、本考案の建物は、図1〜図5に示すように、屋根1を多層構造としている。これらの図に示す屋根1は、屋外側に配置している第1のパネル11と、第1のパネル11の下に配置している第2のパネル12の二層構造として、第1のパネル11と第2のパネル12との間に空気層13を設けている。第1のパネル11と第2のパネル12は互いに平行に配置して、その間に一定の隙間の空気層13を設けている。第1のパネル11と第2のパネル12は、その表面に防水シート15、18を固定して表面を防水処理している。第1のパネル11と第2のパネル12の両方を防水処理して雨水の浸入をより確実に阻止できる。第1のパネル11を通過する雨水の室内への侵入を第2のパネル12で阻止できるからである。
第1のパネル11は、表面基板14の上側の表面に防水シート15を積層し、防水シート15の上に屋根材10を配置して固定している。表面基板14は合板、防水シート15はアスファルトルーフィング等の可撓性のシート材である。表面基板14を厚くして、屋根1の断熱特性は向上する。したがって、表面基板14である合板の厚さは、例えば15mm〜30mm、好ましくは20mm〜25mmとする。表面基板14は合板が使用されるが、天然の板材も使用できる。また、パーチクルボードやMDF等の板材も使用できる。また、防水シート15には、雨水を通過させない全てのシート材を使用できる。
第2のパネル12は、内面基板17の上面に防水シート18を積層している。内面基板17は合板、防水シート18はゴム状弾性体やプラスチック発泡体等のクッション材の表面に、アスファルトルーフィング材を積層してものが最適である。この防水シート18は、これを貫通する釘などにクッション材を密着させて、雨水の透過をより確実に阻止して室内への雨漏りをより確実に防止する。ただ、第1のパネル11を通過する雨水は極めて少ないので、第2のパネル12の防水シート18にもアスファルトルーフィング材を使用することができる。内面基板17は、表面基板14と同じように合板を使用するが、天然の板材も使用できる。また、パーチクルボードやMDF等の板材も使用できる。さらに、防水シート18には、アスファルトルーフィング材に代わって雨水を通過させない全のシート材を使用できる。
図2〜図5の断面図は、屋根1の傾斜方向に対して垂直な方向の断面図である。図3は図2の拡大断面図、図4と図5は図2と異なる実施例の断面図をそれぞれ示している。これ等の図に示す屋根1は、傾斜方向に延びる大梁6の上に、第2のパネル12の内面基板17である合板を釘などで固定し、この内面基板17の上に防水シート18を固定している。さらに、内面基板17の上面には、所定の間隔で傾斜方向に延びるように角材7を平行に固定して、この角材7の上に第1のパネル11の表面基板14の合板を固定している。図2に示す屋根1は、第2のパネル12の上面であって角材7の間に断熱材20を固定している。断熱材20は、プラスチック発泡体、繊維材を所定の厚さに集合したものである。プラスチック発泡体は、独立気泡を有するウレタン発泡体やポリスチレン発泡体が使用される。繊維材を集合したものは、ガラス繊維やロックウールを集合したものが使用できる。
空気層13の厚さは、角材7の太さで調整できる。角材7が第1のパネル11の表面基板14と第2のパネル12の内面基板17との間に固定されるからである。空気層13は、好ましくは3cm〜8cmとして、下部に断熱材20を配置し、断熱材20と表面基板14との間には、空気を対流させる空気の対流層21を設けている。対流層21は、下端部と上端部を、室内あるいは室外に連通して、空気を対流させる構造としている。この屋根1は、対流層21に空気を対流させるので、屋根1の温度上昇を防止して室内を涼しく、また、表面基板14の温度上昇も少なくして、太陽電池パネル2の温度上昇も少なくできる。
屋根材10は、屋根1の表面であって、第1のパネル11の上面に配置される。屋根材10には、金属板、瓦、スレート瓦等が使用できる。図2〜図4に示す屋根材10は金属板22で、金属板22は、上下に折曲加工されて、上面と下面とを平面状とする波形に加工したものである。すなわち、図の屋根材10は、鉄やアルミニウム等の金属板22を、凸部と凹部の断面形状を台形状とする波形に折曲加工している。この形状の屋根材10は、凹部と凸部が屋根1の下り勾配に向かって延びるように、すなわち凹部を雨水が流れるように第1のパネル11の上面に固定される。
図2〜図4の金属板22は、屋根材10と放熱プレート5に併用されて太陽電池パネル2の熱を放熱する。図5の金属板22は屋根材10に併用されない放熱プレート5で、放熱プレート5と屋根1との間に屋根材10を配置している。放熱プレート5は、太陽電池パネル2に熱結合されて、太陽電池パネル2を冷却する。金属板22を屋根材10と放熱プレート5に併用する構造は、太陽電池パネル2の熱を放熱するために、専用の放熱プレートを設けることなく、太陽電池パネル2の熱を金属板22で放熱する。図5の建物は、屋根材10と太陽電池パネル2との間に放熱プレート5を配置して、太陽電池パネル2の熱を放熱プレート5で放熱する。
上面と下面とを平面状とする波形の金属板22は、第1のパネル11の上面に積層される第1の平面部22Aと、屋根1の表面から上方に離れて配置される第2の平面部22Bとを交互に立ち上り部22Cで連結する形状に金属板22を折曲加工している。図の金属板22は、立ち上り部22Cを平面状としているが、立ち上り部22Cは好ましくは弾性変形できる形状、たとえば湾曲する形状、あるいはジグザグ状とする。弾性変形する立ち上り部22Cは、第2の平面部22Bを太陽電池パネル2の下面に弾性的に押圧して熱結合できる。この構造は、金属板22を太陽電池パネル2の放熱プレート5に使用して、金属板22で太陽電池パネル2の熱を効率よく放熱できる。とくに、弾性的に太陽電池パネル2の裏面に密着して熱結合される金属板は、長期間にわたって安定して、太陽電池パネル2に熱結合して太陽電池パネル2を効率よく冷却する。
金属板22は、屋根1と太陽電池パネル2との間に冷却隙間9を設け、さらにこの冷却隙間9を、金属板22の立ち上り部22Cで内側対流隙間29と外側対流隙間28とに区画している。内側対流隙間29は、第2の平面部22Bと屋根1との間にできる、図2〜図5において点々で示す隙間に、外側対流隙間28は、太陽電池パネル2と第1の平面部22Aとの間に設けられる。内側対流隙間29と外側対流隙間28は、太陽電池パネル2で加温された空気を対流させて太陽電池パネル2を裏面から強制的に冷却する。内側対流隙間29は、太陽電池パネル2よりも温度が低くなる建物側にあって、太陽電池パネル2をより効率よく冷却する。
図2〜図5の断面図に示す建物は、太陽電池パネル2の下方の放熱隙間9に、放熱プレート5で複数列の内側対流隙間29と外側対流隙間28とを設けて、太陽電池パネル2の熱を放熱する。さらに、放熱プレート5の立ち上り部22Cは、内側対流隙間29と外側対流隙間28との間にあって、太陽電池パネル2の熱を放熱する放熱フィンの作用をして、内側対流隙間29と外側対流隙間28を流れる空気に冷却され、また太陽電池パネル2に熱結合されて効率よく冷却する。冷却隙間9は、放熱プレート5に使用される金属板22を折曲する高さによって、上下の間隔が特定される。上下の間隔が広くても狭くても対流による空気の流速が遅くなるので、冷却隙間9の上下の間隔は、たとえば2cm〜10cm、好ましくは3cm〜8cmとなるように形成される。
屋根材10は、太陽電池パネル2を屋根1に固定する固定具3を介して屋根1に固定される。さらに、屋根材10は、谷部となる第1の平面部22Aを貫通する釘やネジ等を、第1のパネル11に打ち込み、あるいはねじ込んで、直接に屋根1に固定される。
固定具3は、屋根1に固定されて、太陽電池パネル2を屋根1に固定する。図2〜図5の固定具3は、太陽電池パネル2に加えて、屋根材10も固定する。太陽電池パネル2は屋根1から離して配置されて、屋根1との間に、金属板22で複数列の内側対流隙間29と外側対流隙間28を設けて太陽電池パネル2を冷却する。
図2、図3及び図5の固定具3は、第1のパネル11の上面に固定される固定プレート31に垂直にロッド32を固定して、ロッド32に太陽電池パネル2を固定している。固定プレート31は金属板で、四隅を含む外周部に、釘やネジなどの貫通材4を挿入する貫通孔33を設けている。貫通孔33に釘やネジ等の貫通材4を挿入し、貫通材4の釘を第1のパネル11の表面基板14に打ち込み、あるいはネジを表面基板14にねじ込んで、固定プレート31を屋根1に固定している。ロッド32は、先端部に鍔35を連結して、鍔35よりも先端部に雄ネジ36を設けている。このロッド32は、上下方向に移動しないように鍔35を連結している。とくに、鍔35は下方に移動しないようにロッド32に連結される。ロッド32は、金属板22の上側の平面部である第2の平面部22Bの下面に鍔35を配置する長さとしている。
図2と図3の固定具3は、屋根材10の金属板22と太陽電池パネル2を屋根1に固定する。この固定具3は、ロッド32の雄ネジ36を屋根材10と太陽電池パネル2の連結具23に貫通させて、雄ネジ36にナット37をねじ込んで、屋根材10と連結具23を屋根1に固定している。図2と図3の屋根材10は、第2の平面部22Bを固定具3に固定している。屋根材10は、第2の平面部22Bにロッド32を貫通して、ロッド先端の雄ネジ36にナット37をねじ込んで、鍔35の上に第2の平面部22Bを固定している。固定具は、図示しないが、ロッドの先端に止ネジで固定することもできる。以上の固定具3は、ロッド32の雄ネジ36にナット37をねじ込んで、ナット37で屋根材10を固定するが、止ネジで屋根材をロッドに固定することもできる。この固定具は、ロッド先端に雌ネジ孔を設けている。止ネジは、屋根材の第2の平面部を貫通して、ロッド先端の雌ねじ孔にねじ込まれて、屋根材をロッドに固定する。
図4は異なる構造の固定具3を示す。この図の固定具3も屋根材10と太陽電池パネル2を屋根1に固定している。この固定具3は、屋根材10の第2の平面部22Bを下面から支持する支持台である。この固定具3は、貫通材4を介して屋根1に固定される。貫通材4は、連結具23と屋根材10と固定具3を貫通して第1のパネル11に打ち込み、あるいはねじ込んで固定される。貫通材4は、釘やネジで、屋根材10の第2の平面部22Bと、固定具3と、第1のパネル11の表面基板14とを貫通して、連結具23と屋根材10を第1のパネル11に固定する。図に示す固定具3は上下に延びる柱状、あるいは屋根の上下方向に延びる角材で、屋根材10を支持する面積と、屋根1に接する面積を大きくして、安定して第1のパネル11の表面に起立姿勢で配置しながら、屋根材10を支持できる。さらに、支持台は、図の鎖線で示すように、第1のパネルの表面に沿う鍔部を下端に設けることで、安定して自立させることもできる。
図2ないし図4に示す太陽電池パネル2は、固定具3を介して屋根材10の上に固定される。固定具3は、連結具23を介して太陽電池パネル2に連結される。連結具23は溝型で、両側壁の上縁に、外側に折曲している係止片24を有する。この連結具23は、金属板を折曲加工して製作される。連結具23は、溝の底部を貫通して固定具3に固定されて、両側の係止片24で太陽電池パネル3の側縁を係止して、太陽電池パネル2を屋根1に固定する。連結具23は、左右に隣接する太陽電池パネル2の境界に配置されて、太陽電池パネル2を固定具3を介して屋根1に固定する。このように、第2の平面部22Bに太陽電池パネル2を固定する構造は、安定して太陽電池パネル2を支持できる。それは、第2の平面部22Bが所定の間隔で平行に配置されて同じ高さとなるからである。
図5の建物は、フラットな屋根材10の上に太陽電池パネル2を固定して、太陽電池パネル2と屋根1との間に放熱プレート5を配置する。この建物は、屋根材10に太陽電池パネル2を固定するのではなく、屋根1に固定具3を固定して、この固定具3に太陽電池パネル2を固定している。図5の固定具3は、図2と図3と同じ構造で、屋根1に固定される固定プレート31に垂直にロッド32を固定している。この固定具3は、下地材34と連結具23を介して太陽電池パネル2を屋根1に固定する。下地材34は、屋根1の雨水の流れる方向に延びる細長い材料で、部分的にロッド32に固定される。下地材34は、左右に隣接する太陽電池パネル2の境界に配置される。下地材34は連結具23を固定し、下地材34と連結具23で太陽電池パネル2を固定する。太陽電池パネル2は下地材34に載せられて、連結具23の係止片24で下地材34に固定される。下地材34は、鍔35に載せられて、ロッド32の先端に設けた雄ネジ36にねじ込まれるナット37でロッド32に固定される。図5の屋根1は、下地材34を固定具3に固定するナット37で、連結具23を下地材34に固定するが、連結具は、溝部を貫通する止ネジ(図示せず)で下地材に固定することもできる。この構造は、太陽電池パネルを固定するのに最適な位置で連結具を下地材に固定できるので、所定の間隔で下地材に固定する連結具で太陽電池パネルを強固に屋根に固定できる。ただし、図示しないが、太陽電池パネルは、下地材を使用することなく、固定具で屋根に固定することもできる。この取付構造は、鍔の上に太陽電池パネルを載せて、ロッドにねじ込むナットで連結具をロッドに固定する。鍔は太陽電池パネルを載せることができる幅として、ここに太陽電池パネルを載せて固定する。
図5の建物は、屋根材10と太陽電池パネル2との間の冷却隙間9に金属板22を配置して、金属板22を放熱プレート5として太陽電池パネル2を冷却する。この放熱プレート5は、図2〜図4の屋根材10と同じ波形で、第1のパネル11の上面に固定される第1の平面部22Aと、太陽電池パネル2の下面に熱結合状態に接触する第2の平面部22Bを、立ち上り部22Cで連結する形状としている。この放熱プレート5は、図2〜図4に示す金属板22と同じように、外側対流隙間28と内側対流隙間29の間に立ち上り部22Cがあって、太陽電池パネル2の熱を効率よく放熱する。ただ、放熱プレートは、屋根材には併用されないので屋根としての機能が要求されず、太陽電池パネルの熱を効率よく放熱できる他の形状とすることができる。
1…屋根 1X…片流れ屋根
2…太陽電池パネル
3…固定具
4…貫通材
5…放熱プレート
6…大梁
7…角材
9…冷却隙間
10…屋根材
11…第1のパネル
12…第2のパネル
13…空気層
14…表面基板
15…防水シート
17…内面基板
18…防水シート
20…断熱材
21…対流層
22…金属板
22A…第1の平面部
22B…第2の平面部
22C…立ち上がり部
23…連結具
24…係止片
28…外側対流隙間
29…内側対流隙間
31…固定プレート
32…ロッド
33…貫通孔
34…下地材
35…鍔
36…雄ネジ
37…ナット

Claims (4)

  1. 屋根(1)上に貫通材(4)を介して太陽電池パネル(2)を固定してなる建物であって、
    前記屋根(1)が、屋外側に配置してなる第1のパネル(11)と、この第1のパネル(11)の下方に空気層(13)を介して配置してなる第2のパネル(12)を備える多層構造で、
    前記太陽電池パネル(2)が貫通材(4)を介して前記第1のパネル(11)に固定されてなることを特徴とする太陽電池を備える建物。
  2. 前記第1のパネル(11)の上面に、複数の貫通材(4)を介して固定具(3)を固定しており、この固定具(3)を介して前記太陽電池パネル(2)を屋根(1)に固定してなる請求項1に記載される太陽電池を備える建物。
  3. 前記貫通材(4)が、前記第1のパネル(11)の表面基板(14)を貫通する釘又はネジの何れかである請求項1または2に記載される太陽電池を備える建物。
  4. 前記屋根材(10)が瓦、スレート瓦、金属板の何れかである請求項1ないし3のいずれかに記載される太陽電池を備える建物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016011543A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 株式会社Lixil 太陽光発電屋根及び架台
CN115387643A (zh) * 2022-08-31 2022-11-25 广东省建筑设计研究院有限公司 一种枢纽机场航站楼光伏建筑一体化结构

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