JP3186919U

JP3186919U - 真空保温カップ蓋

Info

Publication number: JP3186919U
Application number: JP2013004781U
Authority: JP
Inventors: 劉宏如
Original assignee: 劉宏如
Priority date: 2013-08-20
Filing date: 2013-08-20
Publication date: 2013-10-31
Anticipated expiration: 2023-08-20

Abstract

【課題】保温カップの保温効果を更に長時間維持させることができる真空保温カップ蓋を提供する。
【解決手段】空保温カップ蓋１は、その一端面と周囲の側壁が一体成型されて、外側壁１１及び内側壁１２が形成される。外側壁１１と内側壁１２の間には、真空の断熱スペース１３が形成される。内側壁１２の内径には、内ネジ山１４が形成される。内ネジ山１４と、同様に断熱機能を備えたカップ体２の外ネジ山２１を、ネジ作用で組み合わせて保温カップをなすことにより、カップ体２内の水温を更に長時間保つことができる。
【選択図】図２

Description

本考案は、カップ蓋に関し、特に良好な断熱機能を備えた真空保温カップ蓋に関する。

中空断熱カップは、通称保温カップと呼ばれ、断熱保温、及び手で持つ時に熱過ぎないようにする機能を備えているため、幅広い人々に使用され且つ重宝されている。従来の中空断熱カップの構造は、その多くがステンレス素材から作られて、外壁と、内壁とからなる二重層構造をなすとともに、前記外壁と前記内壁の間が断熱スペースをなす。前記断熱スペースは、製造時に真空排気されて、空気が外壁と内壁の間の熱伝導媒質となることを回避する。従来の中空断熱カップは、良好な断熱効果を備えているため、たとえカップ内に沸騰したお湯を入れたとしても、使用者が手で外壁を持った時に熱さを感じることがない。

従来の中空断熱保温カップのカップ体は、良好な保温効果を備えているものの、前記カップ体と合わせて用いられるカップ蓋は、エネルギー伝導を阻止するための如何なる構造も有していない。よって、カップ体に入れられた物質の水温或いはエネルギーが、カップ蓋に伝導してから発散されやすくなるため、実際には、保温カップの長時間水温を保つ効果が低下する。

そこで、本考案は、保温カップの保温効果を更に長時間維持させることができる、真空保温カップ蓋を提供することを目的とする。

本考案の真空保温カップ蓋は、真空保温のカップ体と組み合わせて使われるとともに、真空断熱構造を備えることにより、カップ体と組み合わせた後に、更に完全な断熱構造をなすことを特徴とする。これにより、カップ体内に入れられた水のエネルギーが直接カップ体とカップ蓋を伝導しないようにする。以上の構造により、カップ体内のエネルギーの発散を更に遅らせて、更に長時間の保温効果を達成する。

上述に基づき、本考案の真空保温カップ蓋は、その一端面と周囲の側壁が一体成型されて、外側壁及び内側壁が形成される。前記外側壁と前記内側壁の間には、真空の断熱スペースが形成される。前記内側壁の内径には、内ネジ山が形成される。前記内ネジ山と、同様に断熱機能を備えたカップ体の外ネジ山を、ネジ作用で組み合わせて保温カップをなすことにより、更に長時間カップ体内の水温を保つことができる。

本考案の真空保温カップ蓋の構造形態の実施例を示した平面断面図である。本考案の真空保温カップ蓋とカップ体の組み合わせを示した立体分解図である。本考案の真空保温カップ蓋とカップ体を組み合わせた後の構造の実施例を示した平面断面図である。

図１を参照する。本考案の真空保温カップ蓋の実施例において、カップ蓋１は、その一端面と周囲の側壁が一体成型されて、外側壁１１及び内側壁１２が形成される。外側壁１１と内側壁１２の間には、断熱スペース１３が形成される。内側壁１２の内径には、内ネジ山１４が形成される。断熱スペース１３は、密閉空間であるとともに、カップ体１が製造される時に完全に空気を抜かれて真空に形成されることにより、外側壁１１と内側壁１２の間にエネルギーを伝導する媒介が存在しなくなる。

図２、図３を参照する。図は、本考案のカップ蓋１と、同様に保温効果を備えたカップ体２の組み合わせを示している。カップ体２は、水・茶或いは飲料等の液体を入れるための容器であるとともに、下方に延伸した深さを持つ内部スペースを備えて、前記内部スペースの上方が開口をなし、前記開口の外径に内ネジ山１４とネジ作用で対応する外ネジ山２１が設けられる。カップ体２は、外側壁２２と内側壁２３を有し、外側壁２２と内側壁２３の間が断熱スペース２４を形成する。加えて、カップ体２の外側壁２２と内側壁２３は、一体成型によって引き伸ばされて製造される。外側壁２２と内側壁２３の間には、距離が保たれて断熱スペース２４が形成される。断熱スペース２４は、更にその内部の空気が完全に抜かれて真空に形成される。断熱スペース２４内が空気媒質のない真空状態であることにより、カップ体２の内部スペースに入れられた液体の温度が散逸することを回避できる。

前述のカップ蓋１とカップ体２の構造に基づき、カップ体２に水・茶或いは飲料等の液体を入れた後、直接カップ蓋１の内ネジ山１４とカップ体２の外ネジ山２１を螺合することにより、カップ体２内のエネルギーがカップ体２とカップ蓋１を伝導して放熱されることを回避できる。これにより、長時間の保温効果が達成される。

１カップ蓋
１１外側壁
１２内側壁
１３断熱スペース
１４内ネジ山
２カップ体
２１外ネジ山
２２外側壁
２３内側壁
２４断熱スペース

Claims

カップ蓋の一端面と周囲の側壁が一体成型して形成される外側壁及び内側壁からなる、真空保温カップ蓋であって、
前記外側壁と前記内側壁の間には、真空の断熱スペースが形成されることを特徴とする、真空保温カップ蓋。