JP3186742U - ゴルフティー - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴルフボールをグランドから浮かせて打球するゴルフティーであって、特に、打球した際のクラブの抜けを向上させるとともに、ティーの高さを任意に調節することができ、さらに、打球の際のティーの紛失を防ぐことができるゴルフティーを提供する。
【解決手段】台盤11と、台盤11上に立設された、上面に開口部13を有する筒状体12とからなる基台部10と、前記筒状体に挿入され立設されるボール保持具20と、基台10とボール保持具20とを連結する連結紐30と、を備えることを特徴とする。また、前記筒状体内に錘体40を配設させ、さらに、前記ボール保持具の下部に緩衝部材50を装着した。
【選択図】図1

Description

本考案は、ゴルフボールをグランドから浮かせて打球するゴルフティーであって、特に、打球した際のクラブの抜けを向上させるとともに、ティーの紛失を防ぐことができるゴルフティーに関する。
一般的に、ゴルフボールをグランドから浮かせて打球するには、ゴルフティーをグランドに刺し、ティー上部にボールを載せて打球していた。しかしながら、冬季においては凍結した地面にティーを刺し込むことが困難であった。また、円形状の台盤に筒状のボール載置具を立設したゴム製のティーも使用されるが、打球の際にティーが飛んでしまい利便性を低下させるという問題があった。
また、ゴルフティーに関する先行技術として、クラブのヘッドスピードをボールに伝え、打撃時のショックを少なくして、クラブヘッドの損傷が防げ、かつ、ティーグランドを荒らすことがなく、構造が簡単で安価に製作できるゴルフティーがある(例えば特許文献1参照)。
上掲特許文献1のゴルフティーは、ゴルフボールの直径の88%から65%の内径を有するゴム又は紙又はプラスチックからなる薄肉の円筒状の中空リングであって、高さが5mmから50mmであることを特徴とするものである。
特開2001−259100号公報
しかしながら、特許文献1のゴルフティーは、打球の際にティー自体が飛んでしまうという問題を解消できなかった。またティーアップの際、ボールを任意の高さに調節することも不可能であった。
そこで本考案は上記の点に鑑み、ゴルフボールをグランドから浮かせて打球するゴルフティーであって、特に、打球した際のクラブの抜けを向上させるとともに、ティーの高さを任意に調節することができ、さらに、打球の際のティーの紛失を防ぐことができるゴルフティーを提供することにある。
解決を解決するための手段
上記課題を解決するために本考案のゴルフティーは、ゴルフボールをグランドから浮かせて打球するゴルフティーであって、該ゴルフティーは、台盤と、台盤上に立設された、上面に開口部を有する筒状体とからなる基台部と、前記筒状体に挿入され立設されるボール保持具と、基台とボール保持具とを連結する連結紐と、を備えることを特徴とする。
また、前記筒状体内に錘体を配設させた。
さらに、前記ボール保持具の下部に緩衝部材を装着した。
考案の効果
本考案のゴルフティーは、台盤と、台盤上に立設された、上面に開口部を有する筒状体とからなる基台部と、前記筒状体に挿入して立設するボール保持具と、基台とボール保持具とを連結する連結紐と、を備えることにより、ボールを打球した際、基台部とボール保持具とが分離せず、ティーが紛失することがない。
また、前記筒状体内に錘体を配設させたことにより、安定性が増すとともに、強打した際でも、基台部とボール保持具とが遠方に飛んでしまうことも解消できる。
本考案におけるゴルフティーの全体斜視図である。 前記ゴルフティーの断面図である。 本考案のゴルフティーによる打球時の断面図である。 ボールを打ち抜いた状態の断面図である。 ティーショット後の断面図である。
本考案のゴルフティーは、打球した際のクラブの抜けを向上させるとともに、ティーの高さを任意に調節することができ、さらに、打球の際のティーの紛失を防ぐことを特徴とするものである。
以下、本考案のゴルフティーにおける実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すゴルフティー1は、台盤11と、台盤11上に立設された、上面に開口部13を有する筒状体12とからなる基台部10と、前記筒状体12内に挿入して立設するボール保持具20と、前記基台10とボール保持具20とを連結する連結紐30とを備える。
前記基台部10は、柔軟性を有するゴム部材からなり、円盤状の台盤11と、台盤11の略中央に立設する筒状体12とからなり、筒状体12の上部開口部13には、ボール保持具20が挿入され立設される。特に前記基台部10は、一般のゴルフ練習場で打球の練習に用いられるゴム製のティーが好適に使用される。
ボール保持具20は、筒状の本体部21と、本体部21の上部に形成されたボール載置部22と、本体部21の下部に設置された挿入部23とからなる。前記ボール保持具20は、挿入部23より前記筒状体12の内部に挿入される。
また前記基台部10とボール保持具20とは、連結紐30にて連結されている。前記連結紐30の一端は、前記基台部10の台盤11に穿孔されている開孔部14に、他端は、前記ボール保持具20の基部に連結されている。なお、前記連結紐30の長さや素材は特に限定されたものではなく、適宜強度を有するものであれば、如何なる素材のものでも使用することができる。
また特に、前記筒状体12の内部には錘体40が収容されている。錘体40は、装着性や利便性を考慮した場合、金属製の球体で形成することが好ましい。筒状体12の内部に錘体40を収容させることで、基台部10の安定性を高めるとともに、ボールを強打した際でも、基台部10とボール保持具20とが遠方に飛んでしまうことも解消できる。なお、前記錘体40は、筒状体12の底部に配置させることが特に好ましい。
さらに、前記ボール保持具20の下部の挿入部23には、緩衝部材50が装着されている。緩衝部材50は、スポンジ等の緩衝性の高い材質で形成されている。前記ボール保持具20の挿入部23を筒状体12の開口部13内に挿入することで、ボール保持具20を安定した状態に立設することができる。
また、挿入部23に緩衝部材50を装着することで、打球の際にゴルフクラブがボール保持具20当たった際でも、ボール保持具20がスムーズに抜け出る。そのことにより、打球した際のクラブの抜けを向上させることができる。さらに、緩衝部材50を装着することで、ボール保持具20の高さを任意に調節することも可能となる。
次に、本考案のゴルフティーの使用状態を図3乃至5に基づいて説明する。
先ず図3に示すように、基台部10をグランド上に配設させ、筒状体12の開口部13内にボール保持具20を装着し、ボール載置部22にゴルフボールAを載置する。この際、基台部10とボール保持具20とは、連結紐30にて連結されている。
ゴルフボールAを載置した後、通常のようにゴルフクラブでボールを打球する。すると、図4に示すように、ボールAが打ち出されるとともに、ボール保持具20も開口部13より抜け出る。この際、打球の強さやヒットする箇所により、基台部10も打ち出される可能性が生じる。しかしながら、基台部10の筒状体12内には錘体40が収容されているため、遠方に飛んだり、裏返しになったりする可能性が少ない。
また、ボール保持具20の挿入部23に緩衝部材50が装着されていることにより、打球した際、ボール保持具20がスムーズに抜け出るため、打球した際のクラブの抜けを向上させることができる。
ボールAが打ち出されると、図5に示すように、ボール保持具20は連結紐30の長さの範囲内に配置される。そのことにより、従来のように遠方に飛んだティーを拾いに行ったり、長時間捜したりする手間を省くことができる。
1 ゴルフティー
10 基台部
11 台盤
12 筒状体
13 開口部
14 開孔部
20 ボール保持具
21 本体部
22 ボール載置具
23 挿入部
30 連結紐
40 錘体
50 緩衝部材
A ゴルフボール

Claims (3)

  1. ゴルフボールをグランドから浮かせて打球するゴルフティーであって、該ゴルフティーは、台盤と、台盤上に立設された、上面に開口部を有する筒状体とからなる基台部と、前記筒状体に挿入して立設するボール保持具と、基台とボール保持具とを連結する連結紐と、を備えることを特徴とするゴルフティー。
  2. 前記筒状体内に錘体を配設させた請求項1記載のゴルフティー。
  3. 前記ボール保持具の下部に緩衝部材を装着した請求項1または2記載のゴルフティー。
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