JP3186480U - 無機廃棄物用締固め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に、区画内を隙間なく締固めることができる無機廃棄物用締固め装置を提供する。
【解決手段】無機廃棄物を含む盛土材を埋め立てて得られる圧密成形体を製造するために用いる無機廃棄物用締固め装置1は、転圧面が矩形の平板な板状に形成された転圧板10aと、転圧板10aを振動させる油圧モータ10bを有する起振部10とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】無機廃棄物を含む盛土材を埋め立てて得られる圧密成形体を製造するために用いる無機廃棄物用締固め装置1は、転圧面が矩形の平板な板状に形成された転圧板10aと、転圧板10aを振動させる油圧モータ10bを有する起振部10とを備える。
【選択図】図2
Description
本考案は、最終処分場において、無機廃棄物を含む盛土材を埋め立てて得られる圧密成形体を製造するために用いる無機廃棄物用締固め装置に関する。
従来、廃棄物の埋立処分を行う最終処分場は、日本では、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に定められた構造基準と維持管理基準に基づいて設置・運営される。その最終処分場に運び込まれた廃棄物は、同法に定められた廃棄物の区分に従って埋立処分される。
本願考案者は、そのような埋立処分を行う区画内にセメントと無機廃棄物を混練した盛土材を用いてセメント固化物を形成し、最終的には区画全体をそのセメント固化物により、強固な再生地盤として圧密成形体を得る技術を開示している(特許文献1参照)。
その技術において、圧密成形体は、埋立処分を行う区画内に鉄板や仮設堰堤等によって単位区画を形成し、その単位区画内に盛土材の投入と圧縮を繰り返して単位圧密成形体を形成し、その単位圧密成形体を水平方向、さらに垂直方向に展開していくことによって得ることができる。
その単位圧密成形体の形成において、盛土材の圧縮は、油圧ショベルのアームに取り付けられたバケットで打設を行うことによって行われていた(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、そのようなバケットを用いた打設による圧縮は、発生する騒音や振動が非常に大きい。そこで、騒音や振動を抑制するために、油圧振動機等の振動で転圧面を振動させる締固め装置(例えば、特許文献3)を用いて、圧縮を行うという方法が考えられる。
しかし、従来の締固め装置は、平坦な地面を広範囲に亘って締固めるために製造されたものであり、鉄板や仮設堰堤等によって区切られた単位区画内に投入された盛土材を圧縮するために製造されたものではないので、単位区画内の盛土材を、単位区画の周縁部分まで、隙間なく締固めることが難しいという問題があった。
本考案は以上の点に鑑みてなされたものであり、容易に、区画内を隙間なく締固めることができる無機廃棄物用締固め装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の無機廃棄物用締固め装置は、無機廃棄物を含む盛土材を埋め立てて得られる圧密成形体を製造するために用いる無機廃棄物用締固め装置であって、転圧面が矩形の平板な板状に形成された転圧板と、前記転圧板を振動させる動力源を有する起振部とを備えたことを特徴とする。
このように、本考案の無機廃棄物用締固め装置においては、転圧面の形状が、従来の締固め装置のような両端が湾曲した形状ではなく、平板な板状に形成されている。そして、単位圧密成形体を形成するための単位区画は、鉄板や仮設堰堤等の仮枠によって、通常は、矩形に形成される。
そのため、本考案の無機廃棄物用締固め装置によれば、装置の向きを変更することなく、容易に単位区画内を隙間なく締固めることができる。
また、本考案の無機廃棄物用締固め装置においては、油圧ショベルのアームの先端に着脱自在に取り付け可能であり、起振部に接続された支持部を備えることが好ましい。
このような支持部を備えていれば、装置を油圧ショベルのアームに取り付けるアタッチメントの一つとして構成することができる。その結果、油圧ショベルを用いて、容易に、締固め作業を行うことができる。
以下、図1及び図2を参照して、本考案の無機廃棄物用締固め装置の実施形態を説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る無機廃棄物用締固め装置を取り付けたバックホーについて説明する。
図1に示すように、最終処分場において無機廃棄物を含む単位圧密成形体の締固めを行うために用いられる無機廃棄物用締固め装置1は、油圧ショベルであるバックホー2に取り付けられる。
具体的には、無機廃棄物用締固め装置1は、バックホー2のアーム20の先端をその揺動方向に対して垂直に貫く貫通孔に取り付けられた第1ピン21により枢支されると共に、シリンダ22に連結されたリンク23の先端に、第1ピン21と平行に取り付けられた第2ピン24により枢支される。
最終処分場において、バックホー2は、既に無機廃棄物を含む地面が締固めされた盛土Xに敷かれた鉄板Y上に位置する。そして、バックホー2の操作者は、バックホー2に取り付けられた無機廃棄物用締固め装置1を用いて、鉄板Yや仮設堰堤等の仮枠Zによって形成された単位区画に投入された無機廃棄物を含む盛土材Wを圧縮して締固める。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る無機廃棄物用締固め装置1の構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態の無機廃棄物用締固め装置1は、油圧ショベルであるバックホー2のアーム20に対して、着脱自在なアタッチメントとして構成されている。
そして、無機廃棄物用締固め装置1は、盛土材Wに振動を加えて締固める起振部10と、その起振部10と接続されるとともに、バックホー2のアーム20の先端に着脱自在に取り付けられた支持部11とを備えている。
起振部10は、転圧板10aと、転圧板10aを振動させる動力源である油圧モータ10bとを有している。
転圧板10aは、鋼鉄製であり、盛土材Wに接触する転圧面が矩形の平板な板状に形成されている。
油圧モータ10bは、バックホー2から伝達される油圧力によって駆動し、転圧板10aの転圧面を上下方向に振動させて、盛土材Wに振動を加える。
支持部11は、鋼鉄製であり、起振部10に接続された一対の第1取付ブラケット11aと、その上側に立設された一対の第2取付ブラケット11bとを有する。
第2取付ブラケット11bには、バックホー2のアーム20の先端に取り付けられた第1ピン21が貫通して軸支される第1軸受11cと、バックホー2のリンク23の先端に取り付けられた第2ピン24が貫通して軸支される第2軸受11dとが形成されている。
次に、図1及び図2を参照して、本実施形態の無機廃棄物用締固め装置1の使用方法について説明する。
まず、図1に示すように、最終処分場において、バックホー2のキャビン内の運転席に着席した操作者は、操縦レバー(図示省略)を操作することにより、無機廃棄物用締固め装置1で仮枠Zによって形成された単位区画に投入された無機廃棄物を含む盛土材Wを締固める。
具体的には、まず、バックホー2の操作者は、アーム20を介して無機廃棄物用締固め装置1を、圧縮を行う位置まで移動させる。その後、無機廃棄物用締固め装置1を盛土材Wの上に下ろす。その後、バックホー2から油圧力を伝達して、油圧モータ10bを駆動し、転圧板10aを上下に振動させて、盛土材Wに振動を伝達する。そして、伝達された振動によって、盛土材Wが締固められる。
そして、ある位置において締固め作業が終了した場合には、無機廃棄物用締固め装置1を次の締固め作業を行う位置へそのまま水平移動させるのではなく、一旦、アーム20を介して上方へ移動させた後、水平移動させて、再度、盛土材Wの上に下ろして、次の締固め作業を行う。
このように、圧密成形体を形成する締固め作業においては、締固め作業をしながら水平移動をする必要はないので、従来の締固め装置のように、水平移動をしやすくするために転圧板の転圧面の両端を湾曲させる必要はない。
また、圧密成形体を形成する締固め作業を行う単位区画は、鉄板や仮設堰堤等の仮枠Zによって、通常は、矩形に形成されている。
したがって、従来の締固め装置のように転圧板の転圧面の両端が湾曲した形状になっている場合、単位区画の周縁部においても隙間なく締固め作業を行うためには、バックホー2を移動させて、湾曲した部分の向きを変更しなければならない。
そこで、本実施形態の無機廃棄物用締固め装置1では、図2に示すように、転圧板の転圧面を矩形の平板な板状に形成している。
そのため、本実施形態の無機廃棄物用締固め装置1によれば、装置の向きを変更することなく、容易に単位区画内を隙間なく締固めることができる。
以上、図示の実施形態について説明したが、本考案はこのような形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態においては、本考案の無機廃棄物用締固め装置1を、油圧ショベルであるバックホー2のアーム20の先端に取り付けるアタッチメントとして構成している。
しかし、本考案の無機廃棄物用締固め装置は、そのような構成に限定されるものではなく、単体で駆動する独立した締固め装置として構成してもよい。
1…締固め装置、10…起振部、10a…転圧板、10b…油圧モータ(駆動源)、11…支持部、11a…第1取付ブラケット、11b…第2取付ブラケット、11c…第1軸受、11d…第2軸受、2…バックホー(油圧ショベル)、20…アーム、21…第1ピン、22…シリンダ、23…リンク、24…第2ピン、X…盛土、Y…鉄板、Z…仮枠、W…無機廃棄物含む盛土材(圧密成形体)。
Claims (2)
- 無機廃棄物を含む盛土材を埋め立てて得られる圧密成形体を製造するために用いる無機廃棄物用締固め装置であって、
転圧面が矩形の平板な板状に形成された転圧板と、前記転圧板を振動させる動力源を有する起振部とを備えたことを特徴とする無機廃棄物用締固め装置。 - 請求項1に記載の無機廃棄物用締固め装置であって、
油圧ショベルのアームの先端に着脱自在に取り付け可能であり、前記起振部に接続された支持部を備えたことを特徴とする無機廃棄物用締固め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013004333U JP3186480U (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | 無機廃棄物用締固め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013004333U JP3186480U (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | 無機廃棄物用締固め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3186480U true JP3186480U (ja) | 2013-10-10 |
Family
ID=50430139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013004333U Expired - Lifetime JP3186480U (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | 無機廃棄物用締固め装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3186480U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115198720A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-10-18 | 窦仁友 | 一种市政工程用打夯磨平一体机 |
-
2013
- 2013-07-26 JP JP2013004333U patent/JP3186480U/ja not_active Expired - Lifetime
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CN115198720A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-10-18 | 窦仁友 | 一种市政工程用打夯磨平一体机 |
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