JP3186425U - キッチンユニット用フレーム及びキッチンユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】土台部分を油はねの拡散防止や防火に適した耐熱性のガラスで形成し、同時に、側壁にも耐熱性のガラスを有するキッチンユニットを提供する。
【解決手段】キッチンユニット用フレームとして、キッチンシンク用の槽体を設置するための穴11が形成された耐熱性のガラス板からなる天板10と、上端側が天板よりも上に突出するよう天板の両端を支持固定する、耐熱性のガラス板からなる二枚の側板20とを設ける。さらに望ましくは、天板の背面に耐熱性のガラス板からなる背面板30を固定する。
【選択図】図1
【解決手段】キッチンユニット用フレームとして、キッチンシンク用の槽体を設置するための穴11が形成された耐熱性のガラス板からなる天板10と、上端側が天板よりも上に突出するよう天板の両端を支持固定する、耐熱性のガラス板からなる二枚の側板20とを設ける。さらに望ましくは、天板の背面に耐熱性のガラス板からなる背面板30を固定する。
【選択図】図1
Description
本考案は、キッチンユニットに関し、特に、耐熱性のガラスを使用するものに関する。
キッチンユニットは、油汚れがつきやすいために、多くの場合ステンレスが用いられる。このため、ほとんどのキッチンは外観的に代わり映えがせず、デザインの多様性に乏しい。これに対して、下記特許文献1〜3には、天板をガラス板で形成したキッチンユニットが示され、下記特許文献4、5には背面板をガラス板で形成したキッチンユニットが示されている。ガラス板は耐熱性のあるものであれば、コンロ回りに使用することができ、ステンレスよりも傷がつきにくく、油汚れも落としやすいので、キッチンユニットに使用するに好適であり、ステンレス製のキッチンユニットに対して、デザイン的に大きく異なる印象を与えることができる。
ところで、キッチンユニットの側面は多くの場合開放されているが、油はねの拡散防止や防火の観点から、耐熱性のガラスで防壁を作ることが有用であると考えられる。また、上記特許文献に記載の考案は、天板や背面板等一部分のみが、ガラスで形成されるものであり、土台は従来のものと変わらず木製の箱を用いているため、デザイン的な自由度は限定的なものである。
本考案は、以上のような問題に鑑みて、土台部分を耐熱性のガラスで形成し、同時に、側壁に耐熱性のガラスを有するキッチンユニットを提供することを課題とする。
本考案は、以上のような問題に鑑みて、土台部分を耐熱性のガラスで形成し、同時に、側壁に耐熱性のガラスを有するキッチンユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は次のような構成を有する。
請求項1に記載の考案は、キッチンシンク用の槽体を設置するための穴が形成された耐熱性のガラス板からなる天板と、上端側が前記天板よりも上に突出するよう前記天板の両端を支持固定する、耐熱性のガラス板からなる二枚の側板とを有するキッチンユニット用フレームである。
請求項2に記載の考案は、前記キッチンユニット用フレームにおいて、前記天板の背面には耐熱性のガラス板からなる背面板が固定されるものである。
請求項3に記載の考案は、前記キッチンユニット用フレームを用いたキッチンユニットである。
請求項1に記載の考案は、キッチンシンク用の槽体を設置するための穴が形成された耐熱性のガラス板からなる天板と、上端側が前記天板よりも上に突出するよう前記天板の両端を支持固定する、耐熱性のガラス板からなる二枚の側板とを有するキッチンユニット用フレームである。
請求項2に記載の考案は、前記キッチンユニット用フレームにおいて、前記天板の背面には耐熱性のガラス板からなる背面板が固定されるものである。
請求項3に記載の考案は、前記キッチンユニット用フレームを用いたキッチンユニットである。
以上のような構成により、本考案は次のような効果を奏する。
請求項1に記載の考案は、キッチンユニットの天板の両端を耐熱性のガラス板からなる側板で支持しつつ、側板の上端側が天板面より上に延びるので、この部分が油はねの拡散防止や防火等の機能を果たす壁面を構成する。即ち、天板横の側壁を別途土台に固定する必要がないので、構造を単純することができ、また、土台部分もガラス板により形成することで、従来のキッチンユニットに比較してデザイン的に大きく異なる印象を与えることができる。
請求項2に記載の考案は、背面板を耐火性のガラスで形成することで、背面側も油はねの拡散防止や防火に資することができ、デザイン的にも天板、側面板、背面板ともにガラスとすることで特徴のあるものとすることができる。
請求項3に記載の考案は、上述の効果を奏するキッチンユニットを得ることができる。
請求項1に記載の考案は、キッチンユニットの天板の両端を耐熱性のガラス板からなる側板で支持しつつ、側板の上端側が天板面より上に延びるので、この部分が油はねの拡散防止や防火等の機能を果たす壁面を構成する。即ち、天板横の側壁を別途土台に固定する必要がないので、構造を単純することができ、また、土台部分もガラス板により形成することで、従来のキッチンユニットに比較してデザイン的に大きく異なる印象を与えることができる。
請求項2に記載の考案は、背面板を耐火性のガラスで形成することで、背面側も油はねの拡散防止や防火に資することができ、デザイン的にも天板、側面板、背面板ともにガラスとすることで特徴のあるものとすることができる。
請求項3に記載の考案は、上述の効果を奏するキッチンユニットを得ることができる。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に本実施形態に係るキッチンユニット用フレームXの正面側からみた斜視図を示し、キッチンユニット用フレームXの図2に背面側からみた斜視図を示す。キッチンユニット用フレームXは天板10、側板20、上部背面板30、上面板40、中央支持板50、下部背面板60、棚板板70を有する。これらを構成する板体は厚さ10mmの耐熱性の強化ガラスが用いられる。
天板10は横幅1200mm、奥行き600mmの板体であり、右寄りにキッチンシンク用の槽体が嵌る穴11が形成されている。
側板20は天板10と同じ奥行きを有する高さ1850mmの板体であり、天板10の両側に設けられ、天板10を固定する。
図1に本実施形態に係るキッチンユニット用フレームXの正面側からみた斜視図を示し、キッチンユニット用フレームXの図2に背面側からみた斜視図を示す。キッチンユニット用フレームXは天板10、側板20、上部背面板30、上面板40、中央支持板50、下部背面板60、棚板板70を有する。これらを構成する板体は厚さ10mmの耐熱性の強化ガラスが用いられる。
天板10は横幅1200mm、奥行き600mmの板体であり、右寄りにキッチンシンク用の槽体が嵌る穴11が形成されている。
側板20は天板10と同じ奥行きを有する高さ1850mmの板体であり、天板10の両側に設けられ、天板10を固定する。
上面板40は、両側面板20の上端面を連結するように設けられる板体であり、両側板20のそれぞれに固定される。上面板には、左寄りに換気扇を取り付ける穴41と、中央と右寄りにライトを取り付ける穴42が設けられている。
上部背面板30は天板10、両側板20、上面板40に囲まれる四角い空間に嵌る大きさを有する板体であり、これらに囲まれる範囲の背面部に位置するように、側板20に固定される。
下部背面板60は、天板10と同じ横幅を有する、高さ400mmの板体であり、天板10よりも下方において側板20に固定される。
中央支持板50は、天板10の下面接合部から側板20の下端位置までの長さに等しい高さを有する板体であり、天板10及び下部背面板60に固定される。
棚板70は、中央支持板50と側板20までの幅を有する天板10よりやや奥行きの狭い板体からなり、中央支持板50の下方において、中央支持板の両側にそれぞれ設けられる。棚板70は、側板20及び中央支持板50に固定される。
上部背面板30は天板10、両側板20、上面板40に囲まれる四角い空間に嵌る大きさを有する板体であり、これらに囲まれる範囲の背面部に位置するように、側板20に固定される。
下部背面板60は、天板10と同じ横幅を有する、高さ400mmの板体であり、天板10よりも下方において側板20に固定される。
中央支持板50は、天板10の下面接合部から側板20の下端位置までの長さに等しい高さを有する板体であり、天板10及び下部背面板60に固定される。
棚板70は、中央支持板50と側板20までの幅を有する天板10よりやや奥行きの狭い板体からなり、中央支持板50の下方において、中央支持板の両側にそれぞれ設けられる。棚板70は、側板20及び中央支持板50に固定される。
各板体の接合は、ここでは2種類の接合方法によって行われる。側板20と上面板40との接合、側面板20と下部背面板60との接合はLアングルを用いて行われる。図3にこの接合部分の分解斜視図を示す。接合部分では、適当な位置に貫通孔P1a、P2aを設けた各板体P1、P2を直交するように配置し、互いに直交する各面にボルト穴101が設けられたLアングル100を、貫通孔とボルト穴が一致するように内側から位置づけて、ボルト110と、ナット120とでLアングル100と板体P1、P2とを狭持固定している。
天板10と側板20、背面板30と側板20、天板10及び下部背面板60と中央支持板50、側板20及び中央支持板50と棚板70との接合は、ガラス板が嵌る幅の断面コの字状の隙間が形成された受け金具を用いて行われる。図4にこの接合部分の分解斜視図を示す。接合部分では、一方の板体P3にボルト穴P3aを設け、断面コの字状に形成された受け部201を有し、開放端と反対面にねじ穴202が形成された受け金具200がボルト210でボルト穴P3aを介して固定される。そして、他方の板体P4を受け金具200の受け部201に嵌めることで板体P4は板体P3に固定される。
以上のような構成を有するキッチンユニット用フレームXは、天板10の穴11にキッチンシンク用の蛇口付き水槽を嵌めて、穴11の横にコンロを設置する。また、上面板40の穴41に換気扇ユニットを固定し、穴42にランプを固定する。その後、必要な配線及び配管を行うことでキッチンユニットを構成することができる。
このように構成されるキッチンユニットは、フレームを構成するほぼすべてがガラス板で形成されているのでデザイン的に従来にない印象を与えることができる。また、側板20は天板10を支持する土台としての機能を果たすとともに、天板10から上の部分は油や煙が拡散することを防止する隔壁としても機能するので、このような隔壁を別途土台に固定する場合に比較して構造を単純にすることができる。さらに、表裏に違いのないガラス板で形成することにより、天板10や上面板40はひっくり返すことで水槽の位置や換気扇の位置を簡単に左右対称に移動させることができる。
このように構成されるキッチンユニットは、フレームを構成するほぼすべてがガラス板で形成されているのでデザイン的に従来にない印象を与えることができる。また、側板20は天板10を支持する土台としての機能を果たすとともに、天板10から上の部分は油や煙が拡散することを防止する隔壁としても機能するので、このような隔壁を別途土台に固定する場合に比較して構造を単純にすることができる。さらに、表裏に違いのないガラス板で形成することにより、天板10や上面板40はひっくり返すことで水槽の位置や換気扇の位置を簡単に左右対称に移動させることができる。
なお、上記実施形態では、板体同士の接合に、Lアングルと受け金具を用いたが、接合方法はその他の方法も適宜採用することができる。また、キッチンユニット用フレームの構造や大きさも両側板20で天板10を支持する構造以外を採用する限りは、適宜変更可能であり、例えば、図5に示すキッチンユニット用フレームYのように側板20を低くして上面板40をなくすような構造を採用することができる。
X、Y キッチンユニット用フレーム
10 天板
20 側板
30 上部背面板
40 上面板
50 中央支持板
60 下部背面板
70 棚板板
10 天板
20 側板
30 上部背面板
40 上面板
50 中央支持板
60 下部背面板
70 棚板板
Claims (3)
- キッチンシンク用の槽体を設置するための穴が形成された耐熱性のガラス板からなる天板と、
上端側が前記天板よりも上に突出するよう前記天板の両端を支持固定する、耐熱性のガラス板からなる二枚の側板と
を有するキッチンユニット用フレーム。 - 前記天板の背面には耐熱性のガラス板からなる背面板が固定される請求項1に記載のキッチンユニット用フレーム。
- 請求項1又は2に記載のキッチンユニット用フレームを用いたキッチンユニット。
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JP2013004265U JP3186425U (ja) | 2013-07-24 | 2013-07-24 | キッチンユニット用フレーム及びキッチンユニット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015181779A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 株式会社アイホー | 食物アレルギー対応調理ユニット |
JPWO2017110070A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2018-09-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 厨房装置およびガラスカウンター |
JP2021046746A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | 植村 誠 | 箱形ルーフ用筒体および箱形ルーフ工法 |
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- 2013-07-24 JP JP2013004265U patent/JP3186425U/ja not_active Expired - Fee Related
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