JP3186165B2 - 遠心分離機用温度計測装置 - Google Patents
遠心分離機用温度計測装置Info
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- JP3186165B2 JP3186165B2 JP02234792A JP2234792A JP3186165B2 JP 3186165 B2 JP3186165 B2 JP 3186165B2 JP 02234792 A JP02234792 A JP 02234792A JP 2234792 A JP2234792 A JP 2234792A JP 3186165 B2 JP3186165 B2 JP 3186165B2
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- Japan
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- temperature
- rotating body
- plate
- temperature sensor
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Centrifugal Separators (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は遠心分離機の回転体温度
計測用センサの搭載方法に関するものである。
計測用センサの搭載方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の遠心分離機の回転体温度計測に関
する技術は、米国特許３４０９２１２があげられる。上
記特許は、回転体の温度を回転体室底部に設置された熱
容量の小さい感熱板で受け、該感熱板とケースの間に熱
電対を取付け、該熱電対の起電圧が０になるようにサー
モモジュールにより該ケースの温度を制御している。す
なわち、該熱電対の該熱起電圧が０になった場合、該ケ
ースの温度が該感熱板の温度（＝該回転体の温度）とな
り、該ケースの温度をサーミスタにより計測し該回転体
の温度としている。
する技術は、米国特許３４０９２１２があげられる。上
記特許は、回転体の温度を回転体室底部に設置された熱
容量の小さい感熱板で受け、該感熱板とケースの間に熱
電対を取付け、該熱電対の起電圧が０になるようにサー
モモジュールにより該ケースの温度を制御している。す
なわち、該熱電対の該熱起電圧が０になった場合、該ケ
ースの温度が該感熱板の温度（＝該回転体の温度）とな
り、該ケースの温度をサーミスタにより計測し該回転体
の温度としている。
【０００３】しかし、かかる構成においては、該ケース
の温度を該感熱板の温度に近づけるため、該回転体温度
制御系以外の制御系が必要となり、制御回路が複雑にな
る。
の温度を該感熱板の温度に近づけるため、該回転体温度
制御系以外の制御系が必要となり、制御回路が複雑にな
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】温度センサの一つであ
る熱電対型赤外線温度センサ３は、一般に図２に示す構
成であり、被測定物より赤外線透過フィルタ２０を介し
て入射した赤外線により、該赤外線温度センサ内の熱容
量の小さな受熱部１５の温度が上昇し、その熱は基準接
点１７に伝達し、更にケース１９に伝達し、最終的に雰
囲気へ放熱されて熱平衡し、該赤外線温度センサ内部に
温度勾配をつくる。熱電対１６は、該温度勾配の内の該
受熱部１５と該基準接点１７とに生ずるわずかな温度差
を電圧変換し、該赤外線温度センサの電圧信号となる。
その際に、該基準接点１７の温度を測定するため基準接
点温度センサ１８が設置されている。
る熱電対型赤外線温度センサ３は、一般に図２に示す構
成であり、被測定物より赤外線透過フィルタ２０を介し
て入射した赤外線により、該赤外線温度センサ内の熱容
量の小さな受熱部１５の温度が上昇し、その熱は基準接
点１７に伝達し、更にケース１９に伝達し、最終的に雰
囲気へ放熱されて熱平衡し、該赤外線温度センサ内部に
温度勾配をつくる。熱電対１６は、該温度勾配の内の該
受熱部１５と該基準接点１７とに生ずるわずかな温度差
を電圧変換し、該赤外線温度センサの電圧信号となる。
その際に、該基準接点１７の温度を測定するため基準接
点温度センサ１８が設置されている。
【０００５】遠心分離機の回転体の温度制御を行う際
に、熱容量の大きな該回転体を短時間で希望の温度に制
御するためには、回転体室内の急激な冷却または加熱が
必要となり、該回転体室内に設置された該赤外線温度セ
ンサ自身が急激な温度変動の影響を受け、正確な該回転
体の温度計測・制御ができないという問題があった。
に、熱容量の大きな該回転体を短時間で希望の温度に制
御するためには、回転体室内の急激な冷却または加熱が
必要となり、該回転体室内に設置された該赤外線温度セ
ンサ自身が急激な温度変動の影響を受け、正確な該回転
体の温度計測・制御ができないという問題があった。
【０００６】本発明の目的は、該赤外線温度センサの周
囲温度を安定させ、正確な該回転体の温度計測・制御を
行うことである。
囲温度を安定させ、正確な該回転体の温度計測・制御を
行うことである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、モータによ
って回転駆動される回転体と、回転体を収容するボウル
と、ボウルの底部に配したペルチェ素子に接触するプレ
ートとを備えた遠心分離機において、ボウルとプレート
との間に空間を形成し、空間に前記回転体の温度を検出
する赤外線温度センサを配し、更に赤外線温度センサを
プレート上に熱伝導性の低いスペーサを介して配すと共
に、その上方に回転体からの輻射を取り入れる開口部を
有した反射板を配すことで達成される。
って回転駆動される回転体と、回転体を収容するボウル
と、ボウルの底部に配したペルチェ素子に接触するプレ
ートとを備えた遠心分離機において、ボウルとプレート
との間に空間を形成し、空間に前記回転体の温度を検出
する赤外線温度センサを配し、更に赤外線温度センサを
プレート上に熱伝導性の低いスペーサを介して配すと共
に、その上方に回転体からの輻射を取り入れる開口部を
有した反射板を配すことで達成される。
【０００８】
【作用】遠心分離機の温度制御装置の一つであるペルチ
ェ素子の放熱部であり、回転体室底面となるプレート
は、熱容量が大きくかつ冷却ファンにより放熱フィンが
常に遠心分離機外部温度に近い温度に保たれるため、該
プレート自身の温度変化速度は遅くなり、かつ変動幅は
少なくなる。また、該プレート上に熱伝導の少ない支持
部を介して設置された赤外線温度センサは、該プレート
と比較してさらに変化速度は遅くなり変化幅が少なくな
る。また、輻射による影響を防ぐために、該赤外線温度
センサの周囲を反射板で覆うことで、該赤外線温度セン
サは外部からの温度変動の影響が少なくなり、基準接点
温度は安定する。
ェ素子の放熱部であり、回転体室底面となるプレート
は、熱容量が大きくかつ冷却ファンにより放熱フィンが
常に遠心分離機外部温度に近い温度に保たれるため、該
プレート自身の温度変化速度は遅くなり、かつ変動幅は
少なくなる。また、該プレート上に熱伝導の少ない支持
部を介して設置された赤外線温度センサは、該プレート
と比較してさらに変化速度は遅くなり変化幅が少なくな
る。また、輻射による影響を防ぐために、該赤外線温度
センサの周囲を反射板で覆うことで、該赤外線温度セン
サは外部からの温度変動の影響が少なくなり、基準接点
温度は安定する。
【０００９】
【実施例】図１は、本発明の一実施例である遠心分離機
における温度センサの搭載方法である。
における温度センサの搭載方法である。
【００１０】遠心分離機フレーム１４内に設けられた回
転体室を形づくるボウル２内に搭載された分離すべき試
料の入った回転体１は、シャフト１２を介して駆動部１
３によって高速回転される。
転体室を形づくるボウル２内に搭載された分離すべき試
料の入った回転体１は、シャフト１２を介して駆動部１
３によって高速回転される。
【００１１】非接触方式の熱電対型赤外線温度センサ３
によって該回転体１の温度が測定され、測温結果をもと
に該回転体温度制御装置であるペルチェ素子６の運転方
式が決定され、該ボウル２が冷却または加熱されて該回
転体の温度制御が行われる。ここで、上記温度センサ３
は、上記ボウル２と上記ペルチェ素子６に熱接触して成
るプレート９との間に形成した空間２４に配されてい
る。
によって該回転体１の温度が測定され、測温結果をもと
に該回転体温度制御装置であるペルチェ素子６の運転方
式が決定され、該ボウル２が冷却または加熱されて該回
転体の温度制御が行われる。ここで、上記温度センサ３
は、上記ボウル２と上記ペルチェ素子６に熱接触して成
るプレート９との間に形成した空間２４に配されてい
る。
【００１２】温度制御の際に、該ペルチェ素子６の放熱
側となっているプレート９は熱容量が大きく、かつ該プ
レート９と熱的接触にある放熱フィン１０が、該フレー
ム１４に取付けられた冷却ファン１１によって遠心分離
機外部温度に近い温度に保たれる。該回転体１の温度制
御のため、該ペルチェ素子６によって発熱側の該ボウル
２の温度が急激な変化を示すが、放熱側である該プレー
ト９は、熱容量が大きくかつ該放熱フィン１０が該冷却
ファン１１によって温度が遠心分離機外部温度に近い温
度に保たれるため、急激な温度変化はなくなる。
側となっているプレート９は熱容量が大きく、かつ該プ
レート９と熱的接触にある放熱フィン１０が、該フレー
ム１４に取付けられた冷却ファン１１によって遠心分離
機外部温度に近い温度に保たれる。該回転体１の温度制
御のため、該ペルチェ素子６によって発熱側の該ボウル
２の温度が急激な変化を示すが、放熱側である該プレー
ト９は、熱容量が大きくかつ該放熱フィン１０が該冷却
ファン１１によって温度が遠心分離機外部温度に近い温
度に保たれるため、急激な温度変化はなくなる。
【００１３】該赤外線温度センサ３は、前記のように温
度変化が遅く少ない該プレート９上に、熱伝導の少ない
スペーサ５を介してセンサ支持基板４上に設置されてい
るため、該赤外線温度センサ自身の温度変化は、該プレ
ート９に対して少なくなる。
度変化が遅く少ない該プレート９上に、熱伝導の少ない
スペーサ５を介してセンサ支持基板４上に設置されてい
るため、該赤外線温度センサ自身の温度変化は、該プレ
ート９に対して少なくなる。
【００１４】また、激しく温度変化する該ボウル２から
の輻射による熱の影響を防ぐために、該ボウル２と熱的
接触状態にあるセンサ・カバー７と該赤外線温度センサ
との間に、回転体１からの輻射を取り入れるための開口
部8ａを有した反射板８を設けている。
の輻射による熱の影響を防ぐために、該ボウル２と熱的
接触状態にあるセンサ・カバー７と該赤外線温度センサ
との間に、回転体１からの輻射を取り入れるための開口
部8ａを有した反射板８を設けている。
【００１５】次に本発明の第２の実施例を示す。図３
は、本実施例の赤外線温度センサ３の取付部の部分図を
示す。該取付部は、金属と比較して熱伝導率の低いプラ
スチック（例えばベークライトなど）製の取付板２１、
取付ねじ２２、ディスタントピース２３から構成されて
いる。このように該スペーサを直接に該プレートに取付
けず、熱伝導の悪い該取付板を介して該プレートに取付
けることにより、該プレートの温度変動にによる該赤外
線温度センサの温度変動をより緩和することにより、運
転開始直後などの過渡期の温度計測をより正確にするこ
とができる効果がある。
は、本実施例の赤外線温度センサ３の取付部の部分図を
示す。該取付部は、金属と比較して熱伝導率の低いプラ
スチック（例えばベークライトなど）製の取付板２１、
取付ねじ２２、ディスタントピース２３から構成されて
いる。このように該スペーサを直接に該プレートに取付
けず、熱伝導の悪い該取付板を介して該プレートに取付
けることにより、該プレートの温度変動にによる該赤外
線温度センサの温度変動をより緩和することにより、運
転開始直後などの過渡期の温度計測をより正確にするこ
とができる効果がある。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、ボウルとプレートとの
間に空間を形成し、空間に前記回転体の温度を検出する
赤外線温度センサを配し、更に赤外線温度センサをプレ
ート上に熱伝導性の低いスペーサを介して配すと共に、
その上方に回転体からの輻射を取り入れる開口部を有し
た反射板を配すことで、回転体室内の急激な温度変化に
よる影響を受けにくくし、赤外線温度センサの基準接点
温度を安定させ、正確な回転体の温度計測・制御を行う
ことができる。
間に空間を形成し、空間に前記回転体の温度を検出する
赤外線温度センサを配し、更に赤外線温度センサをプレ
ート上に熱伝導性の低いスペーサを介して配すと共に、
その上方に回転体からの輻射を取り入れる開口部を有し
た反射板を配すことで、回転体室内の急激な温度変化に
よる影響を受けにくくし、赤外線温度センサの基準接点
温度を安定させ、正確な回転体の温度計測・制御を行う
ことができる。
【図１】 本発明になる遠心分離機の温度センサ搭載方
法の一実施例を示す断面図である。
法の一実施例を示す断面図である。
【図２】 熱電対型赤外線温度センサの構造図である。
【図３】 熱電対型赤外線温度センサの取付部の部分図
である。
である。
１は回転体、２はボウル、３は熱電対赤外線温度セン
サ、４はセンサ支持基板、５はスペーサ、６はペルチェ
素子、７はセンサカバー、８は反射板、９はプレート、
１０は放熱フィン、１１は冷却ファン、１２はシャフ
ト、１３は駆動部、１４は遠心分離機のフレーム、１５
は受熱部、１６は熱電対、１７は基準接点、１８は基準
接点温度センサ、１９はケース、２０は赤外線透過フィ
ルタ、２１はプラスチック製の取付板、２２は取付ね
じ、２３はディスタントピース、２４は空間である。
サ、４はセンサ支持基板、５はスペーサ、６はペルチェ
素子、７はセンサカバー、８は反射板、９はプレート、
１０は放熱フィン、１１は冷却ファン、１２はシャフ
ト、１３は駆動部、１４は遠心分離機のフレーム、１５
は受熱部、１６は熱電対、１７は基準接点、１８は基準
接点温度センサ、１９はケース、２０は赤外線透過フィ
ルタ、２１はプラスチック製の取付板、２２は取付ね
じ、２３はディスタントピース、２４は空間である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−172225（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−221823（ＪＰ，Ａ) 特表 平４−500037（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B04B 15/02 G01K 1/14
Claims (1)
- 【請求項１】 モータによって回転駆動される回転体
と、該回転体を収容するボウルと、該ボウルの底部に配
したペルチェ素子に接触するプレートとを備えた遠心分
離機において、前記ボウルと前記プレートとの間に空間
を形成し、該空間に前記回転体の温度を検出する赤外線
温度センサを配し、更に該赤外線温度センサを前記プレ
ート上に熱伝導性の低いスペーサを介して配すと共に、
その上方に前記回転体からの輻射を取り入れる開口部を
有した反射板を配すことを特徴とした遠心分離機用温度
計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02234792A JP3186165B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 遠心分離機用温度計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02234792A JP3186165B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 遠心分離機用温度計測装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05212314A JPH05212314A (ja) | 1993-08-24 |
| JP3186165B2 true JP3186165B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=12080141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02234792A Expired - Fee Related JP3186165B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 遠心分離機用温度計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3186165B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004064945A (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Hitachi Koki Co Ltd | 回転体駆動装置 |
| GB0225335D0 (en) * | 2002-10-31 | 2002-12-11 | Genevac Ltd | Temperature sensing in centrifugal evaporators |
| SE528701C2 (sv) * | 2005-06-08 | 2007-01-30 | Alfa Laval Corp Ab | Centrifugalseparator för rening av en gas |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP02234792A patent/JP3186165B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05212314A (ja) | 1993-08-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010410 |
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