JP3186153U - バナナエッセンス層微粒子構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】満腹感や快適感を与え、抗うつや老化防止の効果を得ることができるバナナエッセンス層微粒子構造を提供する。
【解決手段】バナナエッセンス層微粒子構造は、糖芯30と、糖芯30を覆う外層であるバナナエッセンス層20と、バナナエッセンス層20を覆う外層である保護層10とを含んでいる。バナナエッセンス層20にはバナナ皮抽出物が含まれている。バナナエッセンス層微粒子構造の粒子径は、100μm〜500μmであり、バナナエッセンス層の厚さは60μm〜100μmであり、保護層の厚さは10μm〜50μmである。
【選択図】図1

Description

本考案はバナナエッセンス層微粒子構造に関し、特に満腹感や快適感を与え、抗うつや老化防止が可能なバナナエッセンス層微粒子構造に関する。
現代人は、生活のリズムが速く、職場や日常生活の中でさまざまな役割を演じている。家庭や、職場、人間関係などに直面する場合、各方面からのストレスがあるため、多くの現代人はうつ病や肥満などの文明病を患い、痩身及びストレスの解消は長きにわたって最も注目される話題となっている。
痩身は、良いスタイルを維持するためだけのものではなく、最も重要な点は健康を維持することにある。一般大衆は、痩身について薬を飲まず、脂肪を抽出せず、空腹感を味わず、大金を使わないという新しい考え方を持つようになっている。そのため、現在最も話題になっているのは、如何に痩せたい人達に少量又は低カロリーの食べ物を食べた後に満腹感を感じさせ、食欲を満足させるとともに、痩身効果を得させるかということである。満腹感を感じさせる食べ物は、食べ物の体積や重さと関係があり、体積の大きい食べ物ほど、満腹感を感じさせることができ、例えば、食べ物の繊維、タンパク質の含有率及び水分は、多いほど満腹感を大きく感じさせることになる。
そのため、現在、満腹感を感じさせる市販の食べ物や飲み物は食物繊維を主としている。該食物繊維とは、人体が消化・分解不可能な多糖類及びリグニン(lignin)が、消化系において水分を吸収する役割を果たすことで、腸や胃内における食べ物の体積を増大させ、満腹感を感じさせるものを指す。上記の食べ物や飲み物は、例えば、寒天、蒟蒻及び菊芋繊維等からなる食べ物や、飲み物、粉末又は満腹感を得るための錠剤などが挙げられる。これらの食物繊維は、満腹感を増加させられる以外に、胃腸の蠕動を促進して、腸内の善玉菌を成長させ、排便をスムーズにする役割をも果たしている。また、食物繊維は、腸内の有害物質を吸着排出するとともに、血中コレステロール、トリグリセライドを低減し、肥満を予防することもできる。さらに、食物繊維は、体内の毒素を排出して、シミの形成などの皮膚のトラブルを予防することができるとともに、腸内における糖類の吸収を低減して、食後の血糖値を低下させることができる。また、腸内における善玉菌の増殖を促進して人体の吸収能力を高めることができる。
バナナは芭蕉科の単子葉植物であって、大形草本植物である。原産地は、中国の南部、インド、西インド諸島、大洋州などの地域であり、別名で甘蕉や実芭蕉とも呼ばれる。台湾は、亜熱帯にあり、バナナの生産量は高く、年中産出されているが、5月から8月までが量産期であり、バナナ王国とも呼ばれている。バナナは栄養が豊富で、炭水化物、デンプン、複数種類のビタミン、ペクチン、カルシウム、リン、鉄分及び複数種類の酵素を含んでいる。バナナは、カリウムイオンを豊富に含むため、高血圧、痛風、低カリウム血症及び心血管疾病を予防することができる。また、バナナは、食物繊維を豊富に含むため、胃腸の蠕動を促進して便秘を予防することができる。さらに、バナナは、デンプンを豊富に含むため、満腹感を与え、ダイエット食品として最もよく利用されている。しかし、バナナ皮は、これまで果物の皮類として回収されるゴミとされてきた。1949年以来、アメリカはバナナ皮の成分について分析し始めたが、それ以降の多数の研究結果は、バナナの皮に、タンパク質、アミノ酸、セルロース、タンニン類及び多くのミネラルなどの微量元素等の成分が含まれていることを示している。バナナの皮に含まれる多量のペクチン、オリゴ糖、セルロース、リグニン等の食物繊維は、満腹感を与えることができる。バナナの皮に含まれる5-ヒドロキシトリプタミン(5−HT、5−hydroxytryptamine)は、セロトニン(serotonin)とも呼ばれるが、神経系を刺激することができ、気持ちを楽にし、落ち込んだ状態から脱出させる働きがあり、抗うつ効果を有する。バナナ皮抽出物は、果肉と比較してガロカテキン(gallocatechin)がより豊富に含まれ、100グラム当たり、バナナ皮抽出物には、約158mgのガロカテキンが、バナナ抽出物には約29.6mgのガロカテキンが、それぞれ含まれているため、良好な老化防止や抗酸化の機能を有する。同時に、緑色のバナナの皮を水で抽出する方式は、黄色のバナナの皮をアルコールで抽出する方式よりも、遊離基の活性を除去する良好な機能が得られることを発見した。
しかし、現在、バナナ皮が他の食物繊維と同様に満腹感を生じさせることができるほか、抗うつ及び抗酸化などの栄養成分を含んでいることは良く知られているが、摂取する方式としてはバナナの皮を砕くか、水で煮るか、または、絞ってその汁を飲むかしかない。そして、干してから粉などにする方式もあるが、いずれも不便であり、いつでもどこでも摂取できる利便性が欠如している。その結果、バナナの皮を完全に利用できる開発が行われず、バナナの経済的な利益を高めることができない。
本考案は、前記の課題を解決するために、バナナエッセンス層微粒子構造を提供し、該バナナエッセンス層微粒子構造は、糖芯と、該糖芯の外層を覆うバナナエッセンス層と、該バナナエッセンス層の外層を覆う保護層とを含んでいる。該バナナエッセンス層にはバナナ皮抽出物が含まれており、且つ、該バナナエッセンス層微粒子構造の粒子径は、100μm〜500μmであり、該バナナエッセンス層の厚さは600μm〜100μmであり、該保護層の厚さは10μm〜50μmである。該バナナエッセンス層には、豊富な食物繊維及び5-ヒドロキシトリプタミン(5−HT、5−hydroxytryptamine)が含まれ、急速に満腹感や快適感を与え、抗うつ機能を実現することができる。該保護層は防水成分であるので、該バナナエッセンス層微粒子構造が外部環境によって変質するのを防止することができる。本考案のバナナエッセンス層微粒子構造では、該バナナ皮抽出物はクエン酸(citric acid)を含む水溶液を抽出溶媒として抽出されたものであり、該抽出溶媒におけるクエン酸濃度は0.1%〜1%であり、該抽出溶媒とバナナの皮との体積比は6:1〜10:2.5である。
本考案の好ましい一実施例において、該バナナエッセンス層は、北蕉、台蕉1号、台蕉2号、台蕉3号、宝島、仙人、呂宋、紅皮、粉、李林、南投芭、蜜蕉、バラ、文旦及びリンゴから選ばれる少なくとも一種のバナナの皮の抽出物を含んでいる。
本考案の好ましい一実施例において、該バナナエッセンス層には、γ- アミノ酪酸(GABA、Gamma−aminobutyric acid)がさらに加えられており、該γ-アミノ酪酸と該バナナ皮抽出物との重量比は3.5:1〜5.4:2である。該γ-アミノ酪酸は、精神を安定させ、過度の刺激を抑制し、リラックスを助け、神経の緊張を和らげるのを助ける効果を有する。
本考案の好ましい一実施例において、該バナナエッセンス層には、香料成分がさらに含まれており、該香料成分は花や果物由来の香料であって、例えばバニラ、イチゴ、バラ、ラベンダー、ユリなどが挙げられる。また、香料成分とバナナ皮抽出物との重量比は5:1〜6.5:1である。
本考案の好ましい一実施例において、該保護層には賦形剤がさらに含まれており、該賦形剤は、調味料、甘味料、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、浸透剤、潤滑剤、着色料及び結合剤から選択されるものである。
本考案の好ましい一実施例において、該バナナエッセンス層微粒子構造は健康食品又は医薬品に用いられる。また、該バナナエッセンス層微粒子構造はカプセルに充填されてもよく、錠剤として用いられてもよい。該錠剤の保護膜は、フィルムコート(film coating)を用いてフィルムコーディング錠とされる。該フィルムコーディング錠は、糖衣錠、持続放出型フィルムコーディング錠、腸溶型フィルムコーディング錠、透明水溶性フィルムコーディング錠、黄色のフィルムコーディング錠及び黄色フィルムコーディング錠並びにこれらのいずれかの組み合わせを含んでもよい。
本考案の好ましい一実施例において、該バナナエッセンス層微粒子構造は、水に溶かして溶液にした後飲用されてもよく、口に入れて直接摂取されてもよい。
本考案は、一般的な食物繊維として満腹感を与える以外に、快適感を与え、抗うつ及び抗酸化の効果を有し、現代人の肥満及びうつ症状などの文明病を改善することができる。本考案が提供するバナナエッセンス層微粒子構造は、満腹感及び快適感を与え、抗うつ効果を有する以外に、健康に良い多機能性のサプリメントにもなる。一般的な食物繊維飲料の携帯性や保存上の難しさを改善でき、安定性が良好であるというメリットもあり、一般大衆は、より直接かつ便利にバナナの皮の豊富な栄養素を摂取することができる。なお、本考案のバナナエッセンス層微粒子構造は、バナナの皮エッセンスが急速に溶解可能で、吸収性が良好であり、水中でも消費者に視覚的な刺激を与え、リラックスやストレスからの解放の効果も得られる。本考案のバナナエッセンス層微粒子構造は、直接服用されることが可能であり、摂取しやすくしているので、消費者層をより広くすることができる。本考案のバナナエッセンス層微粒子構造は、満腹感及び快適感を与え、抗うつ効果を有する。該微粒子構造はバナナの皮の活性成分を保有し、該活性成分の保存期間が長くなっている。バナナの皮という廃棄物としての資源をリサイクル可能になり、環境汚染を低減し、バナナの経済効果を高めることができる。
これにより、本考案が提供するバナナエッセンス層微粒子構造は、多機能の栄養効果があり、バナナの皮の栄養としての活性成分を保有し、胃腸に吸収されやすいため、満腹感を与え、抗うつ及び抗酸化の効果が確実に得られる。
図1は本考案の好ましい一実施例のバナナエッセンス層微粒 子構造を模式的に示す断面図である。 図2は本考案の好ましい実施例における1%クエン酸水溶液で抽出を行った場合の抽出物、及び純水で抽出を行った場合の抽出物における5-ヒドロキシトリプタミン(5−HT、5−hydroxytryptamine)含有量を比較した比較図である。
本考案は、バナナエッセンス層微粒子構造を提供し、完全かつ明確に本考案の技術的な内容や目的機能を開示するために、以下、詳細に説明する。図1は、本考案の微粒子構造の一実施例を模式的に示す断面図である。本実施例において微粒子構造をボール状としたが、これに限定されるものではない。本考案のバナナエッセンス層微粒子構造は、保護層10と、バナナエッセンス層20と、糖芯30とを含んでいる。本考案の好ましい一実施例によると、該バナナエッセンス層20はバナナ皮抽出物及びγ−アミノ酪酸(GABA、Gamma−aminobutyric acid)を含んでいる。バナナの皮は、豊富な栄養素を含むため、満腹感や快適感を与え、抗うつ及び抗酸化の効果を有する。
本考案は、バナナエッセンス層微粒子構造を提供し、該バナナエッセンス層微粒子構造の粒子径は、100μm〜500μmであり、該糖芯30の厚さは30μm〜350μmであり、該バナナエッセンス層20の厚さは60μm〜100μmであり、該保護層の厚さは10μm〜50μmである。
本考案の一実施例において、該糖芯30は多孔質構造を有する糖微粒子であって、ラクトース、微結晶体であるセルロース及びモルトデキストリン(malt Dextrin)のいずれかの組み合わせと水とを混合した後、押し出し工程(Extrusion)及び球状化工程(Spheronization)を含む製造方法で製造され、活性成分に対する最大担持量は300〜350g/Kgにもなる。そのため、バナナエッセンス層の活性成分を効果的に担持することができる。
本考案の一実施例において、該バナナエッセンス層20に香料成分をさらに加えてもよく、該香料成分は花や果物由来の香料でもよく、例えばバニラ、イチゴ、バラ、ラベンダー、ユリなどが挙げられる。また、香料成分とバナナ皮抽出物との重量比は5:1〜6.5:1である。
本考案の好ましい一実施例において、該バナナエッセンス層微粒子構造は、室温の純水に均一に分散した溶液にしてから飲用してもよく、該溶液30mLに、バナナエッセンス層が約100mg〜250mgと、γ−アミノ酪酸が約250mg〜350mgと、水とが含まれている。または、該バナナエッセンス層微粒子構造は直接摂取してもよい。
本考案が提供するバナナエッセンス層微粒子構造は、バナナエッセンス層のバナナ皮抽出液から栄養成分が供給され、また、γ−アミノ酪酸(GABA、Gamma−aminobutyric acid)が含まれており、該γ−アミノ酪酸とバナナ皮抽出物との重量比は3.5:1〜4:2.5である。そのため、該バナナエッセンス層微粒子構造は精神を安定させ、過度の刺激を抑制し、リラックスを助け、神経の緊張を和らげるのを助ける効果を有する。
本考案の一実施例において、該保護層には賦形剤がさらに含まれており、調味料、甘味料、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、浸透剤、潤滑剤、着色料及び結合剤から選択されることが可能である。
本考案の他の実施例において、該保護層10は、フィルムコート(film coating)を用いて作製されたフィルムコーディング錠であって、該フィルムコーディング錠は、糖衣錠、持続放出型フィルムコーディング錠、腸溶型フィルムコーディング錠、透明水溶性フィルムコーディング錠及び黄色フィルムコーディング錠、並びにこれらのいずれかの組み合わせを含んでいる。本考案におけるバナナエッセンス層微粒子構造は、服用する錠剤のフィルムコートが水に接触しても表面の平滑度を保つようにしたため、消費者が服用するときに口腔や食道に付着したりすることを防ぐことができ、胃腸への刺激をも低減することができる。
本考案が提供する該透明水溶性フィルムコートの組成は、繊維ポリマー、合成ポリマー及びポリサッカライドを含む。また、繊維ポリマーとしては、例えば、ヒドロキシプロピル繊維、ヒドロキシプロピルメチル繊維、ヒドロキシエチル繊維、ヒドロキシメチルエチル繊維などが挙げられ、合成ポリマーとしては、例えば、ポリビニールアセタールジエチルアミノエチルアセテート(polyvinyl acetal diethyl amino group ethyl acetate) 、アミノアルキルメチルアクリル酸エステル共重合体E、ポリエチレンピロリドンなどが挙げられ、ポリサッカライドとしては、例えばポリトリブドウ糖などが挙げられる。
本考案の該腸溶性フィルムコートは、腸内の環境に進入してから初めて溶解でき、バナナの皮エッセンス層の活性成分を放出して、活性成分の胃酸による分解・破壊を防ぐことができる。該腸溶性フィルムコートの組成は、例えば、ひまし油、セラックゴム、ミネラルオイル、プロピレングリコール、ポリメタクリル酸エステル、クエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、ジメチルフタレート(DMP:Dimethyl phthalate)、ジエチルフタレート(DEP:Diethyl phthalate)、ポリエチレングリコール、酢酸フタル酸セルロース(cellulose acetate phthalate)、ハイドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(Hydroxypropyl Methylcellulose Phthalate)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート(Hydroxypropyl Methylcellulose acetate succinate)などのうちの一種類又は複数種類の組み合わせを含む。該保護層における透明水性フィルムコートと黄色フィルムコートとの重量比は1:1.4〜1:2であり、又は該保護層における透明水性フィルムコートと腸溶型フィルムコートとの重量比は1:3.0〜1:3.6である。
そのため、本考案が提供するバナナエッセンス層微粒子構造は、該バナナエッセンス層20の活性成分が該保護層10で完全に覆われることで、外部からの汚染による変質を防止するとともに、バナナの皮の活性成分を延長保持する機能を有する。また、保護層10により、腸胃道内の消化液からバナナの皮の活性成分が保護され、急速に吸収されるのを効果的に助ける機能を有する。
本考案の他の実施例において、本考案の微粒子構造は、カプセルに充填されてもよく、該カプセルを健康食品又は医薬品としてもよい。又は、ラクトース、デンプン若しくは繊維素などの賦形剤をプレスして錠剤とし、例えば、二層の錠剤、発泡錠剤、持続放出錠剤などに加工し、該錠剤は、健康食品又は医薬品として用いることができる。
本考案の好ましい一実施例において、バナナエッセンス層はバナナ皮抽出物を含み、バナナ皮抽出物は以下の方法で抽出されたものである。
<実施例1>
(バナナ皮抽出物の抽出プロセス)
まず、良質のバナナを選び、果実及び両端部を除去し、皮を洗浄した後、粉砕機で粉状にする。超音波でバナナの皮を抽出する。水、アルコール類、水を含むアルコール類のいずれか一つ又はそれらの組み合わせである抽出溶媒をバナナの皮に加える。0.1〜1%のクエン酸(citric acid)を含む水溶液であることが好ましい。抽出溶媒とバナナの皮との体積比は6:1〜10:1であるが、10:1であることが好ましい。抽出する際の超音波の強度は10〜20KWである。超音波によって40〜60℃の温度でバナナの皮の粉末を1〜2時間抽出する。その後、揮散性の溶媒で遠心濃縮して、濃縮されたバナナ皮抽出液を得る。次に、抽出液を冷凍乾燥又は噴霧乾燥して、濃縮したバナナ皮抽出液の水分を除去して、バナナの皮抽出液が濃縮乾燥された粉末を得る。粉末の粗さのバラツキが大きくならないようにメッシュ篩で微細な粉末を分離する。そして、該微細な粉末を本考案のバナナエッセンス層微粒子構造のバナナエッセンス層に適用する。
<実施例2>
(バナナ皮抽出物における成分の含有量の分析)
前記本考案の製造方法で得られたバナナ皮抽出物を分析したところ、1キロ当たりのバナナの抽出液が濃縮乾燥された粉末に対して、従来の食品金属測定方式(CNS12638)で重金属の含有量を、農試所生物快速法で残留農薬量を、それぞれ測定し、(合格基準:35%未満)微生物検査を行った(表1を参照)。
Figure 0003186153
<実施例3>
(バナナ皮抽出物における5-ヒドロキシトリプタミン(5−HT、5−hydroxytryptamine)成分の含有量の分析)
高速液体クロマトグラフ(HPLC)を用いて前記バナナ抽出物における5-HTの含有量を分析した。図2に示すように、本考案の好ましい実施例では、1%クエン酸水溶液で抽出を行った場合の抽出物、及び純水で抽出を行った場合の抽出物における5-HTの含有量を比較しているが、本考案の好ましい実施例である1%クエン酸水溶液で抽出を行った場合の5-HTの含有量は138ppmであり、純水で抽出を行った場合の5-HT含有量は60ppmである。
バナナ皮1キロ当たり含まれる5-HTは、約100mgであって、100%の抽出率で計算する場合、水を媒体とする従来の抽出方式で抽出を行った場合の5-HTの濃度は約2.3mg/gと推測されるが、実際に約2.3mg/gであった。しかし、1%クエン酸水溶液を抽出媒体とすると、50mg/gとなる。そのため、本考案の抽出方式によると、明らかに5-HTの含有量は高く、神経系を刺激して、人を楽しませるより良い効果が得られる。
以上のように、本考案のバナナエッセンス層微粒子構造は、一般的な食物繊維として満腹感を与える以外に、以下の利点がある。抗うつ及び抗酸化の効果を有し、バナナの皮の摂取や保存上の難しさを改善でき、バナナ皮の活性成分の保存期間を長くし、バナナ皮抽出物に良好な安定性を付与することができる。上記の利点により、バナナ皮の利用効果を高め、品質、安全性及び確実性を向上し、最も良い口当たり、香りや安定性などを有するものを作り出すことができる。なお、該微粒子構造は、水に溶かした後、急速に水と中和するため、バナナ皮抽出物の高活性である天然活性成分は、食用後に人体に直接吸収され、人体に吸収される機能を高めることができる。該バナナエッセンス層微粒子構造は、バナナ皮のエッセンス層の天然成分を含み、化学合成された薬剤ではなく、痩身、リラックス及び老化防止を助けるとともに、消費者の利便性や選択性を高め、極めて高い機能を有する栄養品である。
なお、以上は、本考案の好ましい実施例に過ぎず、本考案の範囲を限定するものではない。当該技術を熟知する当業者が、本考案の精神や範囲を逸脱しない範囲で行った同等の修飾や変更などは、本考案の範囲に属する。
10 保護層
20 バナナエッセンス層
30 糖芯

Claims (15)

  1. バナナエッセンス層微粒子構造であって、糖芯と、該糖芯を覆う外層であるバナナエッセンス層と、該バナナエッセンス層を覆う外層である保護層とを含んでおり、該バナナエッセンス層にはバナナ皮抽出物が含まれていることを特徴とするバナナエッセンス層微粒子構造。
  2. 該バナナエッセンス層微粒子構造の粒子径は、100μm〜500μmであることを特徴とする請求項1に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  3. 該バナナエッセンス層の厚さは60μm〜100μmであることを特徴とする請求項1に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  4. 該保護層の厚さは10μm〜50μmであるを特徴とする請求項1に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  5. 該バナナエッセンス層は、北蕉、台蕉1号、台蕉2号、台蕉3号、宝島、仙人、呂宋、紅皮、粉、李林、南投芭、蜜蕉、バラ、文旦及びリンゴから選ばれる少なくとも一種のバナナの皮の抽出物を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  6. 該バナナエッセンス層には、γ- アミノ酪酸(GABA、Gamma−aminobutyric acid)がさらに加えられており、精神を安定させ、過度の刺激を抑制し、リラックスを助け、神経の緊張を和らげるのを助ける効果を有することを特徴とする請求項1に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  7. 該バナナエッセンス層には、香料成分がさらに含まれていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  8. 該香料成分は花又は果物由来の香料であることを特徴とする請求項7に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  9. 該保護層には賦形剤がさらに含まれていることを特徴とする請求項1に記載バナナエッセンス層微粒子構造。
  10. 該賦形剤は、調味料、甘味料、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、浸透剤、潤滑剤、着色料及び結合剤から選択されるものであることを特徴とする請求項9に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  11. 健康食品又は医薬品として用いられることを特徴とする請求項1に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  12. カプセルに充填され又は錠剤として用いられることを特徴とする請求項1に記載バナナエッセンス層微粒子構造。
  13. 上記錠剤は、保護膜がフィルムコーディングによって設けられたものであることを特徴とする請求項12に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  14. 上記フィルムコーディング錠は、糖衣錠、持続放出型フィルムコーディング錠、腸溶型フィルムコーディング錠、透明水溶性フィルムコーディング錠及び黄色フィルムコーディング錠並びにこれらのいずれかの組み合わせから選ばれるものであることを特徴とする請求項13に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
  15. 水に溶かして溶液にしてから飲用され、又は直接摂取されることを特徴とする請求項1に記載のバナナエッセンス層微粒子構造。
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