JP3184935U - 運送車両の荷台降下防止装置 - Google Patents

運送車両の荷台降下防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】積荷の搬入・搬出時、エアサスペンション装置を作動することなく、運送車両の荷台とプラットホームの高さに大きな段差が起きるのを防止可能な運送車両の荷台降下防止装置を提供する。
【解決手段】エアサスペンション装置ASを装備した運送車両Tにおける左右一対のサイドレールS2に設けられる荷台降下防止装置100であって、サイドレールに取り付けられた固定部10と、固定部とヒンジを介して回動可能な可動部20と、可動部20に取り付けられた把持部及び安全装置とから構成される。積荷の搬入・搬出時に可動部を回動させ、底部を接地させることにより、荷台の沈み込みを防止できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、運送車両の荷台降下防止装置に関する。より詳しくは、積荷の搬入・搬出時、エアサスペンション装置を作動することなく、運送車両の荷台とプラットホームの高さに大きな段差が起きるのを防止可能な運送車両の荷台降下防止装置に関する。
従来より物流センターやトラックターミナル等にはプラットホームが設けられており、トラック等の運送車両は、プラットホームに接近し、フォークリフト等の荷おろし車両は、運送車両後部の荷台から進入し荷箱内の積荷を搬入・搬出作業を行っている。しかし通常、プラットホームの高さと運送車両の荷台の高さは異なるために、荷おろし車両等が運送車両内への進入には危険を伴い、安全上問題がある。その段差を解消するために、例えば、特許文献1(第1頁、図1参照)の「渡り板装置」や特許文献2(第1頁、図1参照)の「貨物自動車における荷箱の昇降装置」等が提案されている。
しかし、特許文献1は、電動シリンダによる昇降装置により段差を調整し、さらに電動モータを駆動して渡り板を設置するので作業効率が悪いという欠点がある。また特許文献2は、油圧シリンダを作動させて、テーブルリフターを昇降させて段差を調整するので、フォークリフト等が荷箱内の積荷を搬入・搬出作業を行っている時間は、油圧シリンダを駆動するために、運送車両のエンジンは停止することができないという不具合がある。
特開平10−236663号公報 特開平8−40134号公報
本願考案者は、上記の従来技術の特許文献1及び特許文献2が有する欠点や不具合の解消について鋭意検討を重ねて本願考案を創案するに至った。そこで、その課題は以下の通りである。
○本考案が解決しようとする第1課題
本考案が解決しようとする第1課題は、積荷の搬入・搬出時、エアサスペンション装置を作動することなく、運送車両の荷台とプラットホームの高さに大きな段差が起きるのを防止可能な運送車両の荷台降下防止装置を提供することである。
○本考案が解決しようとする第2課題
本考案が解決しようとする第2課題は、電動モータ、油圧シリンダやジャッ
キ等の動力を使うことなく、手動により荷台を一定高さに保持可能であり、燃費の節減と共に排気ガスによる環境汚染を低減することが可能な運送車両の荷台降下防止装置を提供することである。
○本考案が解決しようとする第3課題
本考案が解決しようとする第3課題は、荷おろし車両が円滑で安全な積荷の搬入・搬出作業を行うことができ、また運送車両のドライバーは、荷下ろし作業中に完全に休息することができる運送車両の荷台降下防止装置を提供することである。
課題を解決するための手段は、本願の[実用新案登録請求の範囲]の各請求項に記載の考案である。
実用新案登録請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
<用語の説明>
〇荷台降下防止装置とは、運送車両の荷台が所定の高さ以下に降下(沈み込み)することを防止する装置をいう。例えば、エアサスペンション装置の作動を停止して、運送車両内の積荷を搬入・搬出するために、フォークリフト等の荷おろし車両がプラットホームから荷台内に進入したとき、該荷台は、フォークリフト等の重量(約5t)で約15cm降下することがあり、プラットホームとの段差が大きくなり、フォークリフト等は、荷台から進入・退出が困難となる場合がある。本考案は上記のような不具合を解消するための装置である。
〇運送車両とは、エアサスペンション装置を装備し、荷台底部の前後に左右一対のサイドレールを延在したトラック等の大型貨物自動車をいう。
〇荷おろし車両とは、運送車両の荷台内に進入して積荷の搬入・搬出作業を行う車両をいう。例えば、フォークリフトや動力付き運搬台車等である。
〇荷重変化とは、荷おろし車両の進入・退出による運送車両の車輪にかかる重量変化をいう。例えば、運送車両のエンジン停止状態で、約5tのフォークリフトが運送車両の荷台内に進入すれば、左右の後輪は、約15cm降下することがある。
〇固定部とは、荷台降下防止装置を構成する部材で、左右のサイドレールに溶接又はボルト・ナット等の固着手段によって取り付けられた基台をいう。
〇可動部とは、固定部とヒンジ等により連結され、積荷の搬入・搬出時、手動によって接地・復帰される回動部材をいう。
〇把持部とは、可動部を作動させるための手掛け部をいう。
〇安全装置とは、荷台降下防止装置、特に運送車両が走行中、可動部が固定部から脱落することを防止する装置をいう。

課題を解決するための手段は、本願の実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の考案であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。

○第1の考案(請求項1に記載の考案)
上記の課題を解決するための第1の考案(請求項1に記載の考案)は、エアサスペンション装置(AS)を装備した運送車両(T)における左右一対のサイドレール(S1、S2)に設けられる荷台降下防止装置(100)であって、前記サイドレール(S1、S2)に取り付けられた固定部(10)と、前記固定部(10)とヒンジ(15)を介して回動可能な可動部(20)と、前記可動部(20)に取り付けられた把持部(21)及び安全装置(22)と、から構成されたことを特徴とする、運送車両の荷台降下防止装置(100)である。
○第2の考案(請求項2に記載の考案)
上記の課題を解決するための第2の考案(請求項2に記載の考案)は、前記固定部(10)及び/又は可動部(20)の高さ寸法は、前記荷台降下防止装置(100)を設置したとき、前記運送車両(T)の荷台(TN)の高さ(Th)とプラットホーム(P)等の高さ(Ph)がほぼ同高となるように設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の運送車両の荷台降下防止装置(100)である。
○第3の考案(請求項3に記載の考案)
上記の課題を解決するための第3の考案(請求項3に記載の考案)は、前記固定部(10)及び可動部(20)は積荷の搬入・搬出のために前記運送車両(T)の荷台(TN)に出入する荷おろし車両(F)の重量と積荷の重量に耐用可能な素材からなることを特徴とする、請求項1又は請求項2の何れかに記載の運送車両の荷台降下防止装置(100)である。
○第4の考案(請求項4に記載の考案)
上記の課題を解決するための第4の考案(請求項4に記載の考案)は、前記固定部(10)及び可動部(20)を構成する素材が、鉄、鋳鉄又はアルミニウム合金材であることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れかに記載の運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)である。
○第5の考案(請求項5に記載の考案)
上記の課題を解決するための第5の考案(請求項5に記載の考案)は、前記固定部(10)が永久磁石(M)を装着していることを特徴とした、請求項1〜請求項3の何れかに記載の運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)である。
○第6の考案(請求項6に記載の考案)
上記の課題を解決するための第6の考案(請求項6に記載の考案)は、前記荷台降下防止装置(100)は、前記運送車両(T)の左右後輪(LT、RT)とリアバンパー(RB)のほぼ中央に設置されていることを特徴とした請求項1又は請求項2の何れかに記載された運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)である。
本考案に係る、運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)は、上記のような特徴的構成要件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本願考案特有の効果を奏する。
また、上記の各考案に応じた、上記のような特徴的構成要件から構成された運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)によれば、本願考案の課題を十分解消することができた。
○第1の考案の効果
第1の考案によれば、エアサスペンション装置(AS)を装備した運送車両(T)における左右一対のサイドレール(S1、S2)に設けられる荷台降下防止装置(100)であって、前記サイドレール(S1、S2)に取り付けられた固定部(10)と、前記固定部(10)とヒンジ(15)を介して回動可能な可動部(20)と、前記可動部(20)に取り付けられた把持部(21)及び安全装置(22)と、から構成されたことという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の考案の効果
第2の考案によれば、前記固定部(10)及び/又は可動部(20)の高さ寸法は、前記荷台降下防止装置(100)を設置したとき、前記運送車両(T)の荷台(TN)の高さ(Th)とプラットホーム(P)等の高さ(Ph)がほぼ同高となるように設定されていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の考案の効果
第3の考案によれば、前記固定部(10)及び可動部(20)は積荷の搬入・搬出のために前記運送車両(T)の荷台(TN)に出入する荷おろし車両(F)の重量と積荷の重量に耐用可能な素材からなることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の考案の効果
第4の考案によれば、前記固定部(10)及び可動部(20)を構成する素材が、鉄、鋳鉄又はアルミニウム合金材であることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第5の考案の効果
第5の考案によれば、前記固定部(10)が永久磁石(M)を装着していることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第6の考案の効果
第6の考案によれば、前記荷台降下防止装置(100)は、前記運送車両(T)の左右後輪(LT、RT)とリアバンパー(RB)のほぼ中央に設置されていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
以下、本考案に係る、運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本考案に係る、運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)の使用状態を示す側面図である。
図2は、同第1の実施形態を示す要部の一部切欠側断面図である。
図3は、図2における3−3線断面図である。
図4は、同第2の実施形態を示す要部の側面図である。
図5は、図4における5−5線断面図である。
図6は、同第3の実施形態を示す斜視図である。
図7は、第3の実施形態である永久磁石(M)を装着した荷台降下防止装置(100)を左右のサイドレール(S1、S2)に取り付けた状態の正面図である。
以下、本考案に係る、運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)について、図面を参照しながら説明する。
11111**************************************************
図1は、本考案に係る、荷台降下防止装置(100)を運送車両(T)に取り付けた状態を示している。(T)はトラック等の運送車両で、荷台(TN)及び左後輪(LT)、右後輪(RT)の高さを調整するエアサスペンション装置(AS)を装備している。荷台降下防止装置(100)は、固定部(10)と、ヒンジ(15)を介して回動可能な可動部(20)と、該可動部(20)に取り付けられた把持部(21)及び安全装置(22)とから構成されている。固定部(10)は、図1〜図3に示すように左右一対のサイドレール(S1、S2)の底部にボルト・ナット(BN)によって固着されている。可動部(20)は、積荷の搬入・搬出作業時のように、荷台(TN)が降下するとき以外は、固定バンド等の安全装置(22)により、サイドレール(S1、S2)の底部に強く固定されている。把持部(21)は、可動部(20)を円滑に作動させるためのものであり、また、これをサイドレール(S1、S2)の底部に固定するときに使用する。
また、図4及び図5は、本考案に係る、荷台降下防止装置(100)の第2の実施形態を示している。固定部(10)は、図5に示すように左右一対のサイドレール(S1、S2)の底部に溶接(Y)されている。可動部(20)は、ヒンジ(15)を介して回動可能に保持され、不使用時は、固定バンド等の安全装置(22)により、サイドレール(S1、S2)の側壁部に強く固定されている。積荷の搬入・搬出作業時は、安全装置(22)が解除され、図4の二点鎖線(仮想線)で示すように、可動部(20)は垂下され、地面(FL)より上方で保持されている。図5は、荷おろし車両、例えば、フォークリフト(F)が、運送車両(T)内に進入したとき、その荷重変化により、可動部(20)は地面(FL)に接地し、荷台(TN)の高さ(Th)とプラットホーム(P)等の高さ(Ph)はほぼ同高となり、荷台(TN)はそれ以上降下(沈み込み)することがないので、フォークリフト(F)は運送車両(T)内の積荷の搬入・搬出作業を安全かつ円滑に行うことができる。
○第1の考案の効果・第1の考案によれば、エアサスペンション装置(AS)を装備した運送車両(T)における左右一対のサイドレール(S1、S2)に設けられる荷台降下防止装置(100)であって、前記サイドレール(S1、S2)に取り付けられた固定部(10)と、前記固定部(10)とヒンジ(15)を介して回動可能な可動部(20)と、前記可動部(20)に取り付けられた把持部(21)及び安全装置(22)と、から構成されたことという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
22222**************************************************
図1に示すように、固定部(10)及び/又は可動部(20)は、運送車両(T)が、プラットホーム(P)等に接近したとき、即ち、フォークリフト(F)等の荷おろし車両が、未だ運送車両(T)内に進入していないとき、荷台(TN)の高さ(Th)は、予めエアサスペンション装置(AS)を作動して、少なくともプラットホーム(P)等の高さ(Ph)より高くなるように左右の後輪(LT、RT)を調整してからエンジンは停止される。したがって固定部(10)及び/又は可動部(20)は、地面(FL)より上方で保持されている。図2は、フォークリフト(F)が荷台(TN)に進入したときの状態で、図示するように可動部(20)の底部は、地面(FL)に接地する。これにより荷台(TN)の高さ(Th)とプラットホーム(P)等の高さ(Ph)はほぼ同高となり、荷台(TN)はそれ以上降下(沈み込み)することがないので、フォークリフト(F)は運送車両(T)内の積荷の搬入・搬出作業を安全かつ円滑に行うことができる。
○第2の考案の効果・第2の考案によれば、前記固定部(10)及び/又は可動部(20)の高さ寸法は、前記荷台降下防止装置(100)を設置したとき、前記運送車両(T)の荷台(TN)の高さ(Th)とプラットホーム(P)等の高さ(Ph)がほぼ同高となるように設定されていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
33333**************************************************
運送車両(T)内の積荷の搬入・搬出作業を行う、フォークリフト(F)は、約5tの重量のものもある。したがって、固定部(10)及び可動部(20)は、その重量に加えて積荷の重量に耐える素材から選択される。
○第3の考案の効果・第3の考案によれば、前記固定部(10)及び可動部(20)は積荷の搬入・搬出のために前記運送車両(T)の荷台(TN)に出入する荷おろし車両(F)の重量と積荷の重量に耐用可能な素材からなることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
44444**************************************************
フォークリフト(F)等の重量に加えて積荷の重量に耐える固定部(10)及び可動部(20)の素材は、鉄、鋳鉄又はアルミニウム合金材から選択することができる。
○第4の考案の効果・第3の考案によれば、前記固定部(10)及び可動部(20)を構成する素材が、鉄、鋳鉄又はアルミニウム合金材であることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
55555**************************************************
図6は、本考案に係る、荷台降下防止装置(100)の第3の実施形態を示すもので、固定部(10)を永久磁石(M)としたものである。該永久磁石(M)の底部には、軽量素材、例えばアルミニウム合金材からなる基台(MB)を接着剤又は、ボルト・ナット(BN)によって固着することができる。図7は、永久磁石(M)と基台(MB)からなる荷台降下防止装置(100)を左右一対のサイドレール(S1、S2)に取り付けたものである。
○第5の考案の効果・第3の考案によれば、前記固定部(10)が永久磁石(M)を装着していることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
66666**************************************************
本考案に係る、荷台降下防止装置(100)は、図1、図2及び図4に示すように、運送車両(T)における左右後輪(LT、RT)とリアバンパー(RB)のほぼ中央に設置されているので、フォークリフト(F)等の重量に加えて積荷の重量は、左右一対のサイドレール(S1、S2)に取り付けられた両荷台降下防止装置(100)と左右後輪(LT、RT)に均等に荷重されるので、左右後輪(LT、RT)はもちろん荷台降下防止装置(100)も損傷することなく長期に使用に耐えることができる。
○第6の考案の効果・第3の考案によれば、前記荷台降下防止装置(100)は、前記運送車両(T)の左右後輪(LT、RT)とリアバンパー(RB)のほぼ中央に設置されていることという特徴的な構成要件により、本考案が解決しようとする第1課題〜第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
本考案に係る、運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)の使用状態を示す側面図である。 同第1の実施形態を示す要部の側面図である。 図2における3−3線断面図である。 同第2の実施形態を示す要部の側面図である。 図4における5−5線断面図である。 同第3の実施形態を示す斜視図である。 第3の実施形態である永久磁石(M)を装着した荷台降下防止装置を左右のサイドレール(S1、S2)に取り付けた状態の正面図である。
100…荷台降下防止装置
10 …固定部
15 …ヒンジ
20 …可動部
21 …把持部
22 …安全装置
M …永久磁石
T …運送車両
AS …エアサスペンション装置
TN …荷台
Th …荷台の高さ
Ph …プラットホーム等の高さ
S1 …左サイドレール
S2 …右サイドレール
LT …左後輪
RT …右後輪
RB …リアバンパー
F …荷おろし車両(フォークリフト)
P …プラットホーム

Claims (6)

  1. エアサスペンション装置(AS)を装備した運送車両(T)における左右一対のサイドレール(S1、S2)に設けられる荷台降下防止装置(100)であって、
    前記サイドレール(S1、S2)に取り付けられた固定部(10)と、
    前記固定部(10)とヒンジ(15)を介して回動可能な可動部(20)と、
    前記可動部(20)に取り付けられた把持部(21)及び安全装置(22)と、
    から構成されたことを特徴とした、運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)。
  2. 前記固定部(10)及び/又は可動部(20)の高さ寸法は、前記荷台降下防止装置(100)を設置したとき、前記運送車両(T)の荷台(TN)の高さ(Th)とプラットホーム(P)等の高さ(Ph)がほぼ同高となるように設定されていることを特徴とした、請求項1に記載の運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)。
  3. 前記固定部(10)及び可動部(20)は積荷の搬入・搬出のために前記運送車両(T)の荷台(TN)に出入する荷おろし車両(F)の重量と積荷の重量に耐用可能な素材からなることを特徴とした、請求項1又は請求項2の何れかに記載の運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)。
  4. 前記固定部(10)及び可動部(20)を構成する素材が、鉄、鋳鉄又はアルミニウム合金材であることを特徴とした、請求項1〜請求項3の何れかに記載の運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)。
  5. 前記固定部(10)が永久磁石(M)を装着していることを特徴とした、請求項1〜請求項3の何れかに記載の運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)。
  6. 前記荷台降下防止装置(100)は、前記運送車両(T)の左右後輪(LT、RT)とリアバンパー(RB)のほぼ中央に設置されていることを特徴とした請求項1又は請求項2の何れかに記載された運送車両(T)の荷台降下防止装置(100)。

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