JP3184497U - ウィスカー鉱物配合アスファルト混合物舗装構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】アスファルト舗装道路は、気温が高い季節に重車両が通過すると路面にわだち掘れが発生し、長年使用すると劣化して車両通行の安全性が損なわれる。このような現象に対応するために、軟化点の高いアスファルト、改質剤を配合した構造のアスファルト混合物を使用したアスファルト舗装構造を提供する。
【解決手段】瀝青材料1cと骨材1aとフィラー1bにウィスカー鉱物1dを配合し、安定度と軟化点を上げ、前述の問題点を解決している。骨材1aの空隙を瀝青材料1cとフィラー1bとウィスカー鉱物1dで充填配合し、配合構造が崩れないように加熱混合または混合気化により形状を維持している混合物を表層に使用する。
【選択図】図1
【解決手段】瀝青材料1cと骨材1aとフィラー1bにウィスカー鉱物1dを配合し、安定度と軟化点を上げ、前述の問題点を解決している。骨材1aの空隙を瀝青材料1cとフィラー1bとウィスカー鉱物1dで充填配合し、配合構造が崩れないように加熱混合または混合気化により形状を維持している混合物を表層に使用する。
【選択図】図1
Description
本考案は、わだち掘れの発生が少なく、劣化が遅いアスファルト混合物の構造に関するものである。
アスファルト舗装道路は、気温が高い季節に重車両が通過すると路面にわだち掘れが発生し、長年使用すると劣化して車両通行の安全性が損なわれる。このような現象に対応するために、軟化点の高いアスファルト、改質剤を配合した構造のアスファルト混合物が使用されている。
軟化点の高いアスファルト例えば、改質剤を配合したアスファルト混合物を使用して、タイヤ交通によるわだち掘れを少なくしている。
道路舗装用のアスファルト混合物は、経年により劣化する。劣化した混合物は塑性化して舗装は破損するために、少しでも長く使用するために、天然アスファルトや改質剤を配合した混合物を使用し、アスファルト舗装の供用期間を長くしている。
一般社団法人日本物理学会 会誌 第24巻 第8号 583P
社団法人日本道路協会 舗装設計施工指針(平成18年版)105P、221P、222P
社団法人日本道路協会 舗装調査・試験法便覧(平成19年6月版)第2分冊 2−124P、 第3分冊 3−5P
瀝青材料と骨材とフィラー配合の加熱または常温の混合物は、気温が高く交通量が多いとわだち掘れが発生し、わだち掘れが30mm以上になると走向の安定性が損なわれる。
瀝青材料と骨材とフィラー配合の加熱または常温の混合物は、交通量に関係なく供用年数が長くなると劣化し、塑性変形が大きくなり破損する。
以上の問題を解決するために、第一考案は、瀝青材料と骨材とフィラーにウィスカー鉱物を混合器の設置されている現場で配合し、密度・安定度・軟化点を上げ、前述の問題点を解決している。
第一考案は、第一考案の配合材料の内、瀝青材料とウィスカー鉱物を事前に配合して、品質が安定した配合にするものである。
第三考案は、ウィスカー鉱物として、ウィスカー石膏を瀝青材料の重量比5〜20%を配合するものである。
瀝青材料と骨材とフィラーに、ウィスカー鉱物を配合するとウィスカー鉱物以外は同じ配合でもウィスカーの働きにより、瀝青材料の結合力が大きくなって、安定度・軟化点温度・密度が高くなり、耐摩耗性と遮水性が向上する。
安定度が高くなると許容交通荷重が大きくなり、摩耗が少なく、わだち掘れも小さくなる。軟化点温度が高くなると季節変化に伴って起こる膨張収縮による塑性化を緩和し、流動も少なくなるので供用期間が長くなる。
本考案の瀝青材料と骨材とフィラーとウィスカー鉱物の配合構造は、骨材の空隙を瀝青材料とフィラーとウィスカー鉱物で充填結合し、配合構造が崩れないように加熱混合または混合気化により形状を維持し、道路舗装材として使用される。
ウィスカー鉱物は、鉱物に発生するひげ状(ウィスカー(Whisker))の結晶で、ウィスカーを結合材に配合すると結合力と付着力が大きくなる性質がある。従って、瀝青材料にウィスカーを配合すると瀝青材料の結合力が大きくなり、軟化点温度も高くなる。
本考案の軟化点温度効果を確認するため、瀝青材料として舗装用石油アスファルトにウィスカー鉱物としてウィスカー石膏を配合し軟化点温度を調査した。
舗装用石油アスファルトの軟化点温度の基準は42℃以上で、ウィスカー石膏を瀝青材料の10重量%配合すると70℃であった。
舗装用石油アスファルトの軟化点温度の基準は42℃以上で、ウィスカー石膏を瀝青材料の10重量%配合すると70℃であった。
本考案の安定度効果を確認するため、本考案の瀝青材料として舗装用石油アスファルトと骨材として密粒度用砕石および砂とフィラーとして石灰岩石粉とウィスカー鉱物としてウィスカー石膏を使用し、平成24年12月10日に社団法人北海道鋪装事業協会舗装研究所に依頼して、マーシャル安定度試験(24065)を行った。
基準安定度は4.9KNでウィスカー石膏を瀝青材料の10重量%配合すると13.18KNであった。
基準安定度は4.9KNでウィスカー石膏を瀝青材料の10重量%配合すると13.18KNであった。
以下、本考案1を添付図面−2に従って実施例を説明する。骨材2とフィラー3を加熱混合器7に投入混合し、均一に混合してから加熱瀝青材4とウィスカー石膏5を投入して混合するとウィスカー石膏配合アスファルト混合物1が出来る。
本考案2を添付図面−3に従って実施例を説明する。骨材2とフィラー3を加熱混合器7に投入混合し均一に混合してから、加熱瀝青材4とウィスカー石膏5を混合したウィスカー石膏瀝青材6を投入して混合するとウィスカー石膏配合アスファルト混合物1が出来る。
1 ウィスカー鉱物配合のアスファルト混合物の構造図
1a 骨材 砕石・砂
1b フィラー 石灰岩粉末
1c 瀝青材 舗装用石油アスファルト
1d ウィスカー鉱物
2 骨材 砕石・砂
3 フィラー 石灰岩粉末
4 瀝青材 舗装用石油アスファルト
5 ウィスカー鉱物
6 ウィスカー鉱物配合瀝青材
7 混合器
1a 骨材 砕石・砂
1b フィラー 石灰岩粉末
1c 瀝青材 舗装用石油アスファルト
1d ウィスカー鉱物
2 骨材 砕石・砂
3 フィラー 石灰岩粉末
4 瀝青材 舗装用石油アスファルト
5 ウィスカー鉱物
6 ウィスカー鉱物配合瀝青材
7 混合器
本考案は、わだち掘れの発生が少なく、劣化が遅いアスファルト混合物の舗装構造に関するものである。
アスファルト舗装道路は、気温が高い季節に重車両が通過すると路面にわだち掘れが発生し、劣化して車両通行の安全性が損なわれる。このような現象に対応するために、軟化点の高いアスファルト、改質剤を配合したアスファルト混合物が表層に使用されている。
以上の問題を解決するために、第一考案は、瀝青材料と骨材とフィラーにウィスカー鉱物を混合器の設置されている現場で配合し、密度・安定度・軟化点を上げ、接着力の強い混合物を表層に使用し、前述の問題点を解決している。
第二考案は、第一考案の配合材料の内、瀝青材料とウィスカー鉱物を事前に混合して、品質が安定した混合物を表層に使用するものである。
本考案の舗装構造は、骨材の空隙を瀝青材料とフィラーとウィスカー鉱物で充填結合し、配合構造が崩れないように加熱混合または混合気化により形状を維持している混合物を表層に使用し、道路舗装の摩耗や塑性変形を抑制している。
ウィスカー鉱物は、鉱物に発生するひげ状(ウィスカー(Whisker))の結晶で、ウィスカー鉱物を結合材に配合すると結合力と付着力が大きくなる性質がある。従って、瀝青材料にウィスカー鉱物を配合すると瀝青材料の結合力が大きくなり、軟化点温度も高くなる。
本考案の軟化点温度効果を確認するため、瀝青材料として舗装用石油アスファルトにウィスカー鉱物としてウィスカー石膏を配合し軟化点温度を調査した。
舗装用石油アスファルトの軟化点温度の基準は42℃以上で、ウィスカー石膏を瀝青材料の10重量%配合すると70℃であった。
舗装用石油アスファルトの軟化点温度の基準は42℃以上で、ウィスカー石膏を瀝青材料の10重量%配合すると70℃であった。
本考案の安定度効果を確認するため、本考案の瀝青材料として舗装用石油アスファルトと骨材として密粒度用砕石および砂とフィラーとして石灰岩石粉とウィスカー鉱物としてウィスカー石膏を使用し、平成24年12月10日に社団法人北海道鋪装事業協会舗装研究所に依頼して、マーシャル安定度試験(24065)を行った。
基準安定度は4.9KNでウィスカー石膏を瀝青材料の10重量%配合すると13.18KNであった。
基準安定度は4.9KNでウィスカー石膏を瀝青材料の10重量%配合すると13.18KNであった。
以下、本考案1に使用する混合物を添付図面−2に従って実施例を説明する。骨材2とフィラー3を加熱混合器7に投入混合し、均一に混合してから加熱瀝青材4とウィスカー鉱物5を投入して混合したウィスカー鉱物配合アスファルト混合物1を舗装構造の表層に使用する。
本考案2を添付図面−3に従って実施例を説明する。骨材2とフィラー3を加熱混合器7に投入混合し均一に混合してから、加熱瀝青材4とウィスカー鉱物5を混合したウィスカー鉱物配合瀝青材6を投入して混合するとウィスカー鉱物配合アスファルト混合物1を舗装構造の表層に使用する。
本考案3は、ウィスカー鉱物にウエスカ石膏を使用した混合物を表層に使用した、本考案1または本考案2の舗装構造である。
1 ウィスカー鉱物配合のアスファルト混合物
1a 骨材 砕石・砂
1b フィラー 石灰岩粉末
1c 瀝青材 舗装用石油アスファルト
1d ウィスカー鉱物
2 骨材 砕石・砂
3 フィラー 石灰岩粉末
4 瀝青材 舗装用石油アスファルト
5 ウィスカー鉱物
6 ウィスカー鉱物配合瀝青材
7 混合器
8 基層
9 路盤
1a 骨材 砕石・砂
1b フィラー 石灰岩粉末
1c 瀝青材 舗装用石油アスファルト
1d ウィスカー鉱物
2 骨材 砕石・砂
3 フィラー 石灰岩粉末
4 瀝青材 舗装用石油アスファルト
5 ウィスカー鉱物
6 ウィスカー鉱物配合瀝青材
7 混合器
8 基層
9 路盤
Claims (3)
- 道路を舗装するための加熱または常温の混合物で、瀝青材料と骨材とフィラーとウィスカー鉱物を配合した構造を特徴とするウィスカー配合アスファルト混合物。
- 瀝青材料とウィスカー鉱物を事前に配合した請求項1に記載のウィスカー配合アスファルト混合物。
- ウィスカー鉱物にウィスカー石膏を瀝青材料の重量比で5から20%の範囲を配合した請求項1または請求項2に記載のウィスカー配合アスファルト混合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012008006U JP3184497U (ja) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | ウィスカー鉱物配合アスファルト混合物舗装構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012008006U JP3184497U (ja) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | ウィスカー鉱物配合アスファルト混合物舗装構造 |
Publications (1)
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JP3184497U true JP3184497U (ja) | 2013-07-04 |
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Family Applications (1)
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JP2012008006U Expired - Fee Related JP3184497U (ja) | 2012-12-26 | 2012-12-26 | ウィスカー鉱物配合アスファルト混合物舗装構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103788666A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-05-14 | 广西科中大交通科技有限公司 | 沥青路面抗车辙剂及其制备方法 |
CN109180074A (zh) * | 2018-09-20 | 2019-01-11 | 王建东 | 一种改性纤维沥青胶浆 |
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2012
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CN103788666A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-05-14 | 广西科中大交通科技有限公司 | 沥青路面抗车辙剂及其制备方法 |
CN103788666B (zh) * | 2013-12-16 | 2016-01-20 | 广西科中大交通科技有限公司 | 沥青路面抗车辙剂及其制备方法 |
CN109180074A (zh) * | 2018-09-20 | 2019-01-11 | 王建东 | 一种改性纤维沥青胶浆 |
CN109180074B (zh) * | 2018-09-20 | 2021-01-12 | 江苏雨梦建设有限公司 | 一种改性纤维沥青胶浆 |
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