JP3184294B2 - 金属成形体用射出成形装置 - Google Patents

金属成形体用射出成形装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半凝固スラリの
製造から射出成形までの一連の成形プロセスを一装置内
で行うような金属成形体用射出成形機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インゴット状の金属材料を粉砕機
で粉砕した後、半凝固スラリを形成し、これを射出機に
よって金型に射出するような装置が知られている。例え
ば本出願人が既に開示している特開平3―258452
号はかかる装置として提案されたものであり、この装置
ではインゴット状金属材料を供給室に供給した後、該室
内にアルゴンガスを流通させて不活性雰囲気化に保持し
つつ所定温度で半溶融状態まで加熱し、その後この半溶
融状態のインゴットを粉砕機で粉砕して射出機の加熱シ
リンダ内に送給するとともに、このシリンダ内のスクリ
ュウの回転攪拌作用によって半凝固スラリを形成して金
型に射出するようにしている。そして材料供給室を不活
性雰囲気化しているのは、取り扱う金属材料が例えばア
ルミニウム合金或いはマグネシウム合金のように酸化し
やすい金属の場合に空気との接触を避けて酸化による不
純物混入を防止するためである。そしてかかる各工程を
一装置内で連続的に行い、付帯設備の不要化、金属材料
への不純物混入防止、射出機のスクリュウの耐久性向上
等を図ったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記装置の場合
は、インゴット状金属材料の加熱保持と粉砕機による粉
砕が単一の室で処理されているため、材料が粉砕されて
いる時は次ショットの材料を供給して加熱することが出
来ず、生産性を高められないという問題があった。すな
わち、前述のように酸化による不純物の混入を避けるた
め材料供給室の不活性雰囲気状態を保持する必要があ
り、粉砕している材料が残っている間に室を開放するこ
とが出来ないからである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1では、一端を金型2と連通し、横向きに配
設された射出機1の他端側に接続され、縦向きに配設さ
れた材料供給室3を備え、該材料供給室3からインゴッ
ト状の金属材料Wを射出機1に供給し、この金属材料W
を半凝固スラリにして射出機1の一端側に連通する前記
金型2に射出するようにした金属成形体用射出成形装置
において、前記材料供給室3を、上から下に順に連通す
るインゴットを導入するインゴット導入室31、その下
流にインゴットを加熱する加熱室32、その下流に該イ
ンゴット状の金属材料を粉砕するチョップ室34を設
け、前記インゴット導入室31とその下流の加熱室32
との間、前記加熱室32とその下流のチョップ室34と
の間には、上下に連通するこれ等の金属材料供給経路に
対して直交する方向に開閉自在とした区画部材35,3
6を設けたことを特徴とする。 請求項2では、請求項1
において、前記インゴット状の金属材料Wはマグネシウ
ム合金又はアルミニウム合金であり、且つ前記加熱室3
2は不活性雰囲気化されることを特徴とする
【0005】
【作用】材料供給室上から下に順に連通するインゴ
ットを導入するインゴット導入室31、その下流にイン
ゴットを加熱する加熱室32、その下流に該インゴット
状の金属材料を粉砕するチョップ室34に区画すること
で、チョップ室34でインゴットを粉砕している間に加
熱室32に次ショットのインゴットを供給し加熱保持す
る作業を行ってもチョップ室34での不活性雰囲気状態
は保持出来る。このためサイクル性が高まる。そして区
画部材35,36を供給経路に対して直交方向に開閉さ
せることで、インゴットのストッパを兼ねさせることが
出来、しかも、供給経路が例えば垂直である時は、イン
ゴットをスムースにチョップ室34内に自由落下させる
ことが出来る。
【0006】
【実施例】本発明の金属成形体用射出成形装置の実施例
について添付した図面に基づき説明する。図1は本発明
の要部である材料供給室の拡大図、図2は射出成形装置
の全体図である。
【0007】先ず、図2に基づき射出成形装置全般の概
要から説明する。
【0008】本発明の射出成形機は、横向きに配設され
射出機1の一端側に接続する金型2と、射出機1の他
端側に接続する材料供給室3を備え、材料供給室3から
供給したインゴット状の金属材料Wを処理して半凝固ス
ラリを形成し、金型2に射出するようにしている。
【0009】そして射出機1は、支持台4上のシリンダ
ホルダ5に支持される加熱シリンダ6と、この加熱シリ
ンダ6内に設けられた混練スクリュ7と、該加熱シリン
ダ6先端に接続するプランジャ機8からなり、このプラ
ンジャ機8のプランジャスリーブ10のセラミックスリ
ーブ11内には、プランジャチップ12が摺動自在に設
けられている。
【0010】そしてプランジャスリーブ12の周囲は保
温用ヒータ13で覆われ、更にその周囲には断熱材14
が設けられている。又、プランジャスリーブ12の所定
箇所に複数の温調用の熱電対が設けられている。
【0011】一方、前記加熱シリンダ6の周囲にも抵抗
加熱コイル16と断熱材17が設けられ、又、先端側に
は、周囲をセラミックアタッチメント18に囲われるア
タッチメント19が設けられて先端先細りのスラリ供給
口20を形成している。そしてこのスラリ供給口20が
前記セラミックスリーブ11の内周面に向けて開口して
いる。そしてこの加熱シリンダ6にも、複数の温調用熱
電対を設けている。
【0012】混練スクリュ7は先端にストップバルブ2
3を備え、このストップバルブ23は、前記スラリ供給
口20の先端最小径部より大きな径とし、前進した際に
スラリ供給口20を塞ぐことが出来るようにされるとと
もに、後端部側はスクリュ回転用モータ24に連結され
て回転自在とされている。そして、このスクリュ回転用
モータ24は、前記支持台4上にスライドガイド25を
介して取り付けられており、前後(図中左右)にスライ
ド自在とされている。
【0013】又、混練スクリュ7の螺旋溝は少なくとも
前記材料供給室3より前方側に設けられ、この螺旋溝の
後端部上部に材料供給室3が連通している。
【0014】ところで、前記混練スクリュ7の後端側
は、カップリングを介してスクリュ回転用モータ24よ
り更に後方に延出しスクリュ前後動用シリンダユニット
26に接続している。このため、このスクリュ前後動用
シリンダユニット26の作動によって、混練スクリュ7
とスクリュ回転用モータ24は前後動する。
【0015】尚、前記加熱シリンダ6の後端側には、混
練スクリュ7との摺動部に、図1に示すような回転摺動
用シール及びダストシールを組み合わせたシール部27
を設けるとともに、所定箇所にメタルパッキン、メタル
シールを使用して外部との接触を避けた密封構造として
いる。
【0016】又、支持台4とシリンダホルダ5との接合
部にはセラミック板28を設けるとともに、支持台4側
に冷却コイル29を設け、又、前記加熱シリンダ6の後
端側にも冷却コイル29を設けて冷却するようにしてい
る。これは通常の射出成形機以上にシリンダホルダ5が
加熱されるため、他の機器等への悪影響を避けるためで
ある。
【0017】それでは、材料供給室3の構成について、
図1に基づき説明する。
【0018】材料供給室3は縦向きに配設され、上方か
らインゴットの導入室31、加熱室32、保温室33、
チョップ室34に区画され、導入室31と加熱室32の
間は区画部材としての第1シャッタ35によって遮断可
能とされるとともに、加熱室32と保温室33の間は、
第2シャッタ36によって遮断自在とされている。
【0019】すなわち、この第1、第2シャッタ35、
36は夫々の開閉用シリンダユニット37、38によっ
て水平に進退動可能となり、縦方向に形成される材料供
給経路に対して直交方向に開閉するようにしている。
【0020】導入室31は、ケーシング40の上部にイ
ンゴット挿入ハッチ41を備え、ケーシング40周囲を
囲む抵抗加熱ヒータ42によって室内が所定温度に保持
されるようにされている。そしてこの抵抗加熱ヒータ4
2の周囲を断熱材43によって覆っている。
【0021】又、前記インゴット挿入ハッチ41には、
上下に開閉させるための開閉シリンダユニット44が連
結され、又、この挿入ハッチ41に対して上下に摺動自
在なスライド軸45が設けられている。
【0022】そしてこのスライド軸45の下端部には、
インゴットWの下部を支えるインゴットホルダ46を設
けて、スライド軸45の更に中央を貫く回転軸47の下
端に連結するとともに、スライド軸45の中間部に保持
枠49を設けている。そして回転軸47の上端に設けた
回転つまみ48によって、回転軸47とインゴットホル
ダ46を回転させるようにしている。尚、このインゴッ
トホルダ46は、後述するように加熱室32内にインゴ
ットWを降下させた後、インゴットWの下面を外れる位
置まで回転させ、インゴットWを第2シャッタ上に移載
するためのものである。
【0023】又、前記挿入ハッチ41とケーシング40
間、及び前述の第1、第2シャッタ35、36とケーシ
ング40間等の摺動接合部、或いは回転接合部等はすべ
てメタルパッキン又はメタルシールによってシールされ
密封化が図られており、以下、各室同様である。
【0024】次に、加熱室32は、インゴットWを加熱
する室であり、周囲に誘導加熱コイル50を巻装せしめ
たセラミックスリーブ51が設けられている。
【0025】そしてかかるセラミックスリーブ51は、
例えば窒化珪素、アルミナ、サイアロン、ジルコニア等
のセラミックスであり、又、誘導加熱コイル50は、ケ
ーシング40のコイル引出し口52から外部に延出する
銅パイプであり、この銅パイプの内部には冷却水を導入
するようにしている。
【0026】前記第2シャッタ36は、このセラミック
スリーブ51の下端に沿って摺動する訳であるが、誘導
加熱による影響を考慮してセラミック製としている。
又、このシャッタ36に結合するシャフト53もセラミ
ック軸として、ジョイント54を介して開閉シリンダユ
ニット38のロッドに連結している。
【0027】保温室33は、加熱したインゴットWをチ
ョップするまでの間、温度が低下するのを防ぐための室
であり、室の高さが他の2室より長く、材料の一時スト
ック室、或いは供給量の調整室としての役目も果たすよ
うに考慮されている。
【0028】そして、材料は通常上方から自由落下によ
って供給されるが、落下をスムースにするためケーシン
グ40の上方側が漏斗状となり、下方の狭まった箇所に
はケーシング40周囲に抵抗加熱ヒータ55が巻き付け
られている。そしてその周囲を断熱材56で覆ってい
る。
【0029】チョップ室34は、変形抵抗の低下したイ
ンゴットWを裁断、押し潰して下方の混練スクリュ7に
供給するための室であり、このチョップ室34の上部に
は、混練器式2軸チョッパ58が設けられている。
【0030】この2軸チョッパ58は、相互に反対向き
螺旋ブレードを有する一対の回転体を有し、この回転体
を逆方向に回転させて螺旋ブレードを未接触状態で噛み
合わせ、インゴットWを下方に引き込むように粉砕して
ゆくものである。そして、この2軸チョッパ58は混練
スクリュ7と同期して回転し、停止時にはインゴットW
のストッパの役目も果たすものである。
【0031】かかるチョップ室34も温度低下を避ける
ため抵抗加熱ヒータ59によって加熱保温されている。
又、場合によってはチョッパ58の回転軸を二重にし、
内側に棒状ヒータを入れることもあり、この際軸受にセ
ラミックベアリングを使用することもある。
【0032】又、チョッパ58の駆動は油圧或いは電動
モータによるが、熱被害から避けるためその設置位置は
装置から遠く離し、動力の伝達系統にも途中に断熱材を
使用している。
【0033】ところで、前記導入室31及び加熱室32
には、不活性雰囲気化機構61を接続している。
【0034】この不活性雰囲気化機構61は、導入室3
1、加熱室32から空気を吸引する真空ポンプ62と、
同室31、32に不活性ガスを充填するガスボンベ63
と、三方弁64、リーク弁65a、その他の弁65b等
を介して導入室31と加熱室32に連通する管路66を
備えており、導入室31と加熱室32から当初真空引き
した後、不活性ガスを充填するようにしている。
【0035】そしてかかる不活性ガスとしては、例えば
アルゴン、窒素、二酸化炭素等を使用する。
【0036】以上のような射出成形装置の作用について
述べる。
【0037】先ず、射出成形機の準備が整うと、真空ポ
ンプ62が作動して導入室31と加熱室32を介して保
温室33、チョップ室34加熱シリンダ6室内等含めて
真空にした後、ガスボンベ63から不活性ガスを供給し
て装置内を不活性雰囲気にする。
【0038】その後、それまで開いていた第1シャッタ
35が閉じられ、リーク弁65aを介して導入室31が
大気と開放され、開閉シリンダユニット44によってイ
ンゴット挿入ハッチ41とインゴットホルダ46が持ち
上げられる。
【0039】続いて手作業又は自動搬送機によって、例
えばマグネシウム合金等のインゴットWがインゴットホ
ルダ46にセットされると、開閉シリンダユニット44
は降下し、再び挿入ハッチ41が閉じられる。そしてリ
ーク弁65aも閉じる。
【0040】そして真空ポンプ62によって導入室31
内を減圧するが、この際、導入室31内はヒータ42に
よって100℃から300℃の範囲内に加熱されてお
り、インゴットW表面に付着している水分は蒸発してエ
アとともに排出される。
【0041】その後、そのままの減圧状態を保ったま
ま、或いは不活性ガスを導入して不活性雰囲気状態にし
て第1シャッタ35を開ける。
【0042】ここでスライド軸45が降下して、インゴ
ットホルダ46上のインゴットWが加熱室32のセラミ
ックスリーブ51内に挿入される。そして挿入が終える
と、回転つまみ48によって回転軸47、インゴットホ
ルダ46を回転させ、インゴットWの下面支持を解放す
る。このためインゴットWは第2シャッタ36上に移載
される。
【0043】その後インゴットホルダ46は上昇して第
1シャッタ35が閉じ、インゴットWの加熱が開始され
る。又、この加熱と同時に、前記導入室31では次のシ
ョットのインゴットWの導入手順を行うことが出来る。
【0044】インゴットWの加熱は予めテストによって
設定された条件で加熱され、例えば所定のパワー、周波
数、時間等によってインゴットWが半凝固領域に達する
まで行われる。
【0045】そしてこの温度は、インゴットWの固相率
が約50%から90%程度の範囲内で、インゴットWと
しての形状を保持したまましかもチョップ時にチョッパ
58に過大な力を要さない範囲に加熱出来ることが好ま
しく、一般的なマグネシウム合金(AZ91)の場合、
約564℃から493℃位が適当である。
【0046】尚、最終的な半凝固スラリの温度管理は、
射出機の加熱シリンダ6内で行われるため、この加熱室
32における温度管理幅は、例えば固相率50%以下に
加熱出来るものであればよく、工程管理は容易である。
【0047】加熱が終えると、第2シャッタ36が開い
てインゴットWは下方の保温室33に落下する。そし
て、前記のように2軸チョッパ58が作動していない
時、インゴットWはチョッパ58上で待機するが、この
室内は上記加熱室32と同じ温度で加熱されており、待
機中或いはチョップ中にインゴットWの温度が低下する
のを防止する。
【0048】又、第2シャッタ36はその後閉じられ、
加熱室32では次のインゴットWを挿入、加熱すること
が出来る。
【0049】チョップ室34のチョッパ58が作動する
と、インゴットWは細かく分断される。すなわち、加熱
されたインゴットWは、変形抵抗が約数百分の一から数
千分の一に低下しており、逆回転する2つの回転体の螺
旋ブレードによって引きちぎられ且つ押し潰されて裁断
される。
【0050】そして裁断された金属材料は混練スクリュ
7に供給され、このスクリュ7の強い攪拌作用と、加熱
シリンダ6からの加熱によって固相デンドライトが分
断、粒状化されながら半凝固スラリとなって前方に運ば
れる。
【0051】前方に運ばれたスラリはプランジャスリー
ブ10内に入り、所定量溜まったところでスクリュ7が
前進して、ストップバルブ23がスラリ供給口20を塞
ぎ、プランジャ機8による射出が行われる。
【0052】尚、以上のような装置によってチョップ室
34でインゴットの粉砕を行っている間に、加熱室32
で次ショットのインゴットを加熱し、その間外部と遮断
して酸化防止を図ることが出来るが、この装置によって
例えば近年製造頻度が高くなったMMC成形等をインラ
インで行うことも出来る。
【0053】すなわち、かかるMMC(金属基複合材)
の製造方法には、半凝固スラリにセラミック粒子等を入
れ、これを攪拌しながら分散させるコンポキャスティン
グのような方法があるが、チョップ室34直下のスクリ
ュ7部等にセラミックス粉末の供給口を設ければ、加熱
シリンダ6内で容易にMMCスラリを製造出来るからで
ある。
【0054】又、セラミック粒子等を分散させたMMC
インゴットを使用することも可能である。この際、MM
Cインゴットは機械加工が難しくペレットに加工しよう
とすると加工コストが極めて高くつくという問題がある
が、半凝固状態にすれば常温に較べて変形抵抗が充分小
さくなり、合金インゴットと同様に加熱、供給出来るた
め、コスト上昇を伴わないで成形出来る。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明は、材料供給室
上から下に順に連通するインゴットを導入するインゴッ
ト導入室31、その下流にインゴットを加熱する加熱室
32、その下流に該インゴット状の金属材料を粉砕する
チョップ室34に区画して、インゴットの加熱と粉砕を
同時に行うことが出来るようにしたため、生産性が極め
て高くなった。そしてこの間外部と一切遮断すること
で酸化等の不純物の混入がなく、品質の良い成形品を製
造出来る。又区画部材を供給経路に直交させて開閉する
ことで、供給経路が例えば縦向きに形成される時に、区
画部材によってストッパの役割を果たさせ、又自重落下
による搬送をスムースに行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部である材料供給室の拡大図
【図2】射出成形装置の全体図
【符号の説明】
1 射出機 2 金型 3 材料供給室 31 導入室 32 加熱室 33 保温室 34 チョップ室 35 第1シャッタ 36 第2シャッタ 61 不活性雰囲気化機構 W インゴット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−258452(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 17/30 B22D 17/00 B22D 27/04 B22D 27/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を金型2と連通し、横向きに配設さ
    れた射出機の他端側に接続され、縦向きに配設された
    材料供給室3を備え、該材料供給室3からインゴット状
    の金属材料Wを射出機1に供給し、この金属材料を半
    凝固スラリにして射出機端側に連通する前記金型
    に射出するようにした金属成形体用射出成形装置にお
    いて 前記材料供給室、上から下に順に連通するインゴッ
    トを導入するインゴット導入室31、その下流にインゴ
    ットを加熱する加熱室32、その下流に該インゴット状
    の金属材料を粉砕するチョップ室34を設け、 前記インゴット導入室31とその下流の加熱室32との
    間、前記加熱室32とその下流のチョップ室34との間
    には、上下に連通するこれ等の金属材料供給経路に対し
    て直交する方向に開閉自在とした区画部材35,36を
    設けた、 とを特徴とする金属成形体用射出成形装置。
  2. 【請求項2】 前記インゴット状の金属材料はマグネ
    シウム合金又はアルミニウム合金であり、且つ前記加熱
    32は不活性雰囲気化されることを特徴とする請求項
    1に記載の金属成形体用射出成形装置。
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