JP3183799B2 - 上下左右方向に開閉可能なカーテン装置 - Google Patents

上下左右方向に開閉可能なカーテン装置

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JP3183799B2
JP3183799B2 JP00929795A JP929795A JP3183799B2 JP 3183799 B2 JP3183799 B2 JP 3183799B2 JP 00929795 A JP00929795 A JP 00929795A JP 929795 A JP929795 A JP 929795A JP 3183799 B2 JP3183799 B2 JP 3183799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下左右方向に開閉可
能なカーテン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上下左右方向に開閉可能なカーテ
ン装置としては、特公昭60−51893号公報及び実
開平4−31579号公報に示されるものがある。特公
昭60−51893号公報に示される上下左右方向に開
閉可能なカーテン装置は、カーテンレールに案内されて
これの横方向に移動可能な複数のランナと、それぞれの
上端部がランナに吊持される2枚のカーテンと、カーテ
ンレールの両側端部に設けられる吊り上げ機構と、2枚
のカーテンをそれぞれ左右方向に横引き可能な横引き機
構と、を有するものである。すなわち、カーテンを吊り
上げる(上昇させる)ために、それぞれのランナには、
これらの下端部からブラケットが垂下されており、ブラ
ケットには、カーテンを吊り上げる吊紐の一端がそれぞ
れ掛け回されてカーテンを吊持する滑車が回転可能に支
持されている。滑車に掛け回された吊紐の一端は、カー
テンレールの右側に配置されるカーテンの場合、カーテ
ンレールの右側端部方向へ、カーテンレールの左側に配
置されるカーテンの場合、カーテンレールの左側端部方
向へそれぞれ延び、吊り上げ機構をそれぞれ通ってカー
テンレールの両側端部からそれぞれ外部に導出されて垂
下されている。これにより、カーテンレールの両側端部
からそれぞれ垂下している吊紐をそれぞれ下方に引っ張
ることにより、ランナの滑車が回転して吊紐の他端が上
昇していくため、左右のカーテンがそれぞれ吊り上げら
れていく。
【0003】また、横引き機構は、それぞれのカーテン
の中央側端部の先導ランナに連結されるロープと、カー
テンレールの両側端部に設けられており、ロープがそれ
ぞれ巻掛けられる滑車と、から構成されている。すなわ
ち、それぞれの先導ランナには、それぞれロープの一端
が連結されており、それぞれのロープの他端が、それぞ
れの先導ランナが設けられている側の滑車にそれぞれ巻
掛けられた後、他方の先導ランナにそれぞれ連結されて
おり、別の操作用ロープの一端が一方の先導ランナに連
結され、他端が一旦カーテンレールの外部に導出される
とともに再びカーテンレール内に導入され、他方の先導
ランナに連結されることにより、構成されている。これ
により、カーテンを開く場合、操作用ロープの一方側を
下方に引くことにより、一方の先導ランナがカーテンレ
ールの一側端部方向に移動するため、これに引っ張られ
てロープの一端がカーテンレールの一側端部方向に移動
するので、滑車を回転させつつロープの他端が他方の先
導ランナをカーテンレールの他側端部方向に移動させる
ため、カーテンが開かれる。また、カーテンを閉じる場
合、操作用ロープの他方側を下方に引くことにより、他
方の先導ランナがカーテンレールの中央方向に移動する
ので、ロープの他端がカーテンレールの他側端部方向に
移動するため、これに引っ張られてロープの一端が一方
の先導ランナをカーテンレールの中央方向に移動させる
ため、カーテンが閉じられる。また、左右それぞれのカ
ーテンの隣接するランナ同士は、カーテンが閉められた
ときにて定位置に位置決めされるように位置決めロープ
で連結されている。
【0004】また、実開平4−31579号公報に示さ
れる上下左右方向に開閉可能なカーテン装置は、カーテ
ンの上端部に所定間隔をあけて設けられ、カーテンレー
ルのローラ部に係合する複数のフックのうち、カーテン
の幅方向に所定間隔をあけて設けられるカーテンの昇降
用紐の位置と対応する位置のフックに、上記紐を挿通案
内させるための紐挿通部を有する紐通し具がそれぞれ連
結されている。上記紐は、これらの一端がそれぞれ対応
する位置の紐通し具の紐挿通部を挿通した後、カーテン
レールの一側端部方向に案内されて、カーテンレールの
一側端部からそれぞれ導出されて垂下される。カーテン
レールから導出された紐を下方に引っ張ることにより、
カーテンの上昇を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の上下左右方向に開閉可能なカーテン装置では、以下
のような問題がある。すなわち、特公昭60−5189
3号公報に示される上下左右方向に開閉可能なカーテン
装置では、カーテンが2枚設けられる場合、それぞれの
カーテンの吊り上げを操作する吊紐が、カーテンレール
の両側端部からそれぞれ導出されるため、カーテンレー
ルの一側端部で吊紐を操作してカーテンを吊り上げた
後、カーテンレールの他側端部まで移動して、吊紐を操
作してカーテンを吊り上げなければならないため、カー
テンの吊り上げ操作が面倒であるという問題がある。ま
た、カーテンの吊り上げ及び横引きをカーテンレールか
ら導出された紐を引っ張ることにより行うようにするた
め、機構が複雑になり、組立てが煩雑になるので、製造
効率が悪いという問題がある。また、部品点数も多くな
り、価格が高くなるという問題もある。
【0006】また、実開平4−31579号公報に示さ
れる上下左右方向に開閉可能なカーテン装置では、紐通
し具は、これの掛止め孔によってフックに吊り下げられ
ているだけなので、紐を操作するときに、フックとロー
ラ部との係合点を支点として紐通し具が揺動するため、
操作荷重が大きくなるという問題がある。また、これを
左右両開きのカーテンに使用する場合、カーテンレール
の両側端部から昇降用の紐を導出させる構造になるた
め、カーテンレールの一側端部側の一方の紐を操作した
後、カーテンレールの他側端部まで移動して、他方の紐
を操作しなければならないため、操作が面倒であるとい
う問題がある。本発明は、このような課題を解決するた
めのものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ランナに設け
られるガイドローラに案内されてヘッドレール内に導入
された昇降コードの他端を、固定ガイドローラを介して
ヘッドレールの一端方向に導くようにすることにより、
上記課題を解決する。すなわち、請求項1記載の本発明
の上下左右方向に開閉可能なカーテン装置は、ヘッドレ
ール(12)と、ヘッドレール(12)に案内されてこ
れの長手方向に移動可能な複数のランナ(32、34)
と、ランナ(32、34)に上端部が支持されるカーテ
ン(14)と、一端がカーテン(14)の下端部に連結
されるとともに、他端がカーテン(14)に沿って上方
へと導かれた後、ヘッドレール(12)内に導入され
て、ヘッドレール(12)の一端から外部に導出される
昇降コード(20)と、ヘッドレール(12)内に固定
された固定ガイドローラ(60)と、昇降コード(2
0)を移動可能な状態と移動不可能な状態とに切換え可
能なストッパ装置(38)と、を有上記ヘッドレー
ル(12)内に導入された上記昇降コード(20)の他
端が、該ヘッドレール(12)の他端方向に向かって導
かれた後、該固定ガイドローラ(60)に巻き掛けられ
ることによりUターンさせられて、上記ヘッドレール
(12)の一端へ導かれる、ことを特徴とする。 また、
請求項2記載の本発明の上下左右方向に開閉可能なカー
テン装置は、 上記ランナ(34)には、上記昇降コード
(20)の他端を上記ヘッドレール(12)内に導入さ
せるガイドローラ(54)が設けられる、ことを特徴と
する。
【0008】また、請求項3記載の本発明の上下左右方
向に開閉可能なカーテン装置は、上記ヘッドレール(1
2)は、これの上下方向途中位置にこれの長手方向ほぼ
全長にわたって設けられる仕切板(40)によって、下
部空間部(12d)と上部空間部(12e)とに仕切ら
れており、下部空間部(12d)には、上記ランナ(3
4)から上記固定ガイドローラ(60、61)までの間
を導かれる上記昇降コード(20)が配置されており、
上部空間部(12e)には、固定ガイドローラ(60、
61)からヘッドレール(12)の一端までの間を導か
れる昇降コード(20)が配置されており、固定ガイド
ローラ(60、61)は、昇降コード(20)が通過す
る空間部の位置を下部空間部(12d)と上部空間部
(12e)との間で切換えられるように案内可能であ
る、ことを特徴とする。
【0009】また、請求項4記載の本発明の上下左右方
向に開閉可能なカーテン装置は、上記ランナ(34)か
ら上記固定ガイドローラ(60、61)までの間を導か
れる上記昇降コード(20)は、ランナ(32、34)
の側面と、これと対面する上記ヘッドレール(12)の
側面と、の間のすき間を挿通するように構成されてい
る、ことを特徴とする。
【0010】また、請求項5記載の本発明の上下左右方
向に開閉可能なカーテン装置は、上記ランナ(32、3
4)には、上記ヘッドレール(12)の長手方向に垂直
な軸の回りに揺動自在にハンガ(18)が連結されてお
り、ハンガ(18)には、カーテン(14、16)の上
端部が支持されている、ことを特徴とする。
【0011】また、請求項6記載の本発明の上下左右方
向に開閉可能なカーテン装置は、2枚の上記カーテン
(14、16)が上記ヘッドレール(12)の長手方向
中央位置から左右方向に開閉される上下左右方向に開閉
可能なカーテン装置であって、上記固定ガイドローラ
(60、61)は、上記ヘッドレール(12)の長手方
向中央位置に、ヘッドレール(12)の長手方向に所定
間隔をあけて2つ設けられており、ヘッドレール(1
2)の上記一端寄りに配置される一方のカーテン(1
4)の昇降コード(20)の上記他端が、上記ランナ
(34)から固定ガイドローラ(60)までの間をヘッ
ドレール(12)の他端方向に向かって導かれた後、ヘ
ッドレール(12)の一端寄りに配置される一方の固定
ガイドローラ(60)に巻掛けられることによりUター
ンさせられて、ヘッドレール(12)の一端まで導かれ
るように構成されており、他方のカーテン(16)の昇
降コード(20)の他端が、ランナ(34)から固定ガ
イドローラ(60、61)までの間をヘッドレール(1
2)の一端方向に向かって導かれた後、他方の固定ガイ
ドローラ(61)の下方から一方の固定ガイドローラ
(60)の上方を通って、ヘッドレール(12)の一端
まで導かれるように構成されている、ことを特徴とす
る。なお、上記かっこ内の符号は、後述する実施例の対
応する部材を示す。
【0012】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、カーテンを上
昇させる際には、ヘッドレールの一端から導出されてい
る昇降コードの他端側を下方に引くことにより、ランナ
のガイドローラに案内されて昇降コードがヘッドレール
内に導入されていき、固定ガイドローラまで移動した
後、これに案内されてヘッドレールの一端方向に移動
し、ヘッドレールの一端から外部に導出されていく。こ
れにより、昇降コードの一端が上昇するため、これと一
体にカーテンの下端部が上昇するので、カーテンが上昇
していく。次に、カーテンを下降させる際には、ヘッド
レールの一端から導出されている昇降コードの他端側を
下方に引くことにより、ストッパ装置が解除されて昇降
コードが移動可能な状態になる。これにより、カーテン
の自重によって昇降コードの一端が下方に引っ張られる
ため、ヘッドレールの一端からこれの内部に昇降コード
が導入されていき、固定ガイドローラまで移動した後、
これに案内されてランナのガイドローラ方向に移動し、
ガイドローラを介してヘッドレール外部に導出されてい
く。これにより、昇降コードの一端が下降していくた
め、これと一体にカーテンの下端部が下降するので、カ
ーテンが下降していく。カーテンを左右方向に開閉させ
る際には、カーテンを手で持ってこれをヘッドレールの
長手方向に引くことにより、ランナがヘッドレールに案
内されてこれの長手方向に移動するため、カーテンが開
閉される。部品点数が少なく簡単な構造で、カーテンを
上下左右方向に開閉させることができるため、上下左右
方向に開閉可能なカーテン装置の製造効率を向上させる
ことができ、また、価格を安くすることができる。
た、請求項2記載の本発明によれば、昇降コードは、ラ
ンナのガイドローラに案内されてヘッドレール内部に導
入される構造であるため、昇降コードを操作してもラン
ナが傾くというようなことがないので、カーテンを上昇
させる際の操作荷重を軽減することができる。
【0013】また、請求項3記載の本発明によれば、ヘ
ッドレールが仕切板によって下部空間部と上部空間部と
に仕切られ、ランナから固定ガイドローラまでの間を移
動する昇降コードが下部空間部に配置され、固定ガイド
ローラからヘッドレールの一端までの間を移動する昇降
コードが上部空間部に配置される。これにより、ランナ
から固定ガイドローラまでの間を移動する昇降コード
と、固定ガイドローラからヘッドレールの一端までの間
を移動する昇降コードと、が同一空間部内に混在しない
ため、昇降コード同士が絡み合うというようなことがな
い。
【0014】また、請求項4記載の本発明によれば、ラ
ンナから固定ガイドローラまでの間を導かれる昇降コー
ドは、ランナの側面と、これと対面するヘッドレールの
側面と、の間のすき間を挿通するように構成されている
ため、開閉操作中にランナが移動しても、昇降コードが
ランナに絡み付くというようなことがない。
【0015】また、請求項5記載の本発明によれば、カ
ーテンの上端を支持するハンガが、ヘッドレールの長手
方向に垂直な軸の回りに揺動自在にランナに連結される
ため、カーテンを左右方向に引いた際に、ハンガがカー
テンを引いた方向に揺動するので、ランナは傾かず、ス
ムーズに移動する。これにより、カーテンを左右方向に
開閉させる際の操作荷重を軽減することができる。
【0016】また、請求項6記載の本発明によれば、ヘ
ッドレールの一端寄りに配置される一方のカーテンの昇
降コード、及び他方のカーテンの昇降コードは、ともに
固定ガイドローラによってヘッドレールの上部空間部に
導かれた後、ヘッドレールの一端から導出されるため、
ヘッドレールの一端側で昇降コードを操作することによ
り、2枚のカーテンを一度に昇降させることができるた
め、操作が簡単である。
【0017】
【実施例】図1に本発明を実施したたくし上げカーテン
10の全体図を示す。図示してない窓枠などに固定され
るヘッドレール12に、これの長手方向中央位置を境と
して左右方向に開閉されるように2枚の第1カーテン
(カーテン)14及び第2カーテン(カーテン)16が
それぞれ配置されている。第1カーテン14及び第2カ
ーテン16の上端部は、ヘッドレール12の下端部から
下方に突出する後述の複数のハンガ18及び固定ハンガ
19によってそれぞれ吊り下げられている。第1カーテ
ン14及び第2カーテン16の下端部には、紐固定具2
8を介して昇降コード20の一端部が連結されており、
昇降コード20の他端部は、図2に示されるように、第
1カーテン14及び第2カーテン16にこれの上下方向
に所定間隔をあけて連結されるコードリング22内を挿
通してヘッドレール12内に導入され、ヘッドレール1
2内に設けられている後述のガイドユニット36及びス
トッパ装置38を介して、ヘッドレール12の図1中右
側端部から外部に導出されている。昇降コード20の他
端部には、つまみ24が連結されている。つまみ24に
は、補助コード26の一端部が連結されており、補助コ
ード26の他端部は、第1カーテン14の図1中右側端
部の紐固定具28に連結されている。第1カーテン14
及び第2カーテン16の紐固定具28が設けられている
すべての部分には、ウエイト30が連結されている。ヘ
ッドレール12の両側端部には、それぞれ後述のヘッド
レールキャップ13がはめ合わされている。
【0018】図5に示されるように、ヘッドレール12
には、これの下面に長手方向ほぼ全長にわたって開口部
12aが形成されており、開口部12aの両縁部には、
図5中上方に向かって屈曲するリブ12bがそれぞれ形
成されている。ヘッドレール12の内部両側面の図5中
上下方向途中位置には、互いに対向する位置に長手方向
ほぼ全長にわたって溝部12cがそれぞれ形成されてい
る。ヘッドレール12内には、ヘッドレールキャップ1
3、固定ハンガ19、ガイドユニット36、ストッパ装
置38、仕切板40、ランナ32、ガイドランナ(ラン
ナ)34及びスぺーサ42が設けられている。
【0019】図9に示されるように、ヘッドレールキャ
ップ13は、略「L」字状の筒状形状を有しており、第
1開口部13aがヘッドレール12の側端部方向を向く
ように、また、第2開口部13bがヘッドレール12の
下端部方向を向くように、ヘッドレール12の両側端部
にそれぞれはめ込まれている(なお、図9においては、
ヘッドレール12の右側端部のみ図示しているため、ヘ
ッドレール12の左側端部のヘッドレールキャップ13
は図示を省略されている)。
【0020】図9に示されるように、固定ハンガ19
は、これの一端がヘッドレール12の開口部12aから
垂下されるように、ヘッドレールキャップ13の下部に
隣接させてそれぞれ固定されている(なお、図9におい
ては、ヘッドレール12の右側端部のみ図示しているた
め、ヘッドレール12の左側端部の固定ハンガ19は図
示を省略されている)。固定ハンガ19の下端部には、
円形状の空間部19aが形成されている。固定ハンガ1
9は、これの空間部19aに、第1カーテン14及び第
2カーテン16の上端に連結される図5に示されるフッ
ク15が掛け止めされることにより、第1カーテン14
及び第2カーテン16の一側端部をそれぞれ支持してい
る。
【0021】図6、図7及び図11に示されるように、
ガイドユニット36は、ヘッドレール12の長手方向に
平行に配置される2つの第1固定ガイドローラ60及び
第2固定ガイドローラ61と、第1固定ガイドローラ6
0及び第2固定ガイドローラ61の軸心をそれぞれ貫通
してこれらを回転可能に支持する第1固定ガイドローラ
ピン62及び第2固定ガイドローラピン63と、第1固
定ガイドローラピン62及び第2固定ガイドローラピン
63の両側端部をそれぞれ支持するガイドユニットケー
ス64と、を有している。図2に示されるように、ガイ
ドユニット36は、ヘッドレール12の長手方向中央位
置に配置されており、図6に示されるように、ガイドユ
ニットケース64がヘッドレール12の内面にはめ合わ
されることによりヘッドレール12に固定されている。
また、ガイドユニットケース64の第1固定ガイドロー
ラ60及び第2固定ガイドローラ61よりも上部の空間
は、第1固定ガイドローラ60及び第2固定ガイドロー
ラ61の軸方向中央位置にガイドユニットケース64の
上端部から下方に突出する間仕切部64aが形成される
ことにより、図6中左右2つの第1室64b及び第2室
64cにそれぞれ区切られている。また、図6に示され
るように、ガイドユニットケース64の第1固定ガイド
ローラ60及び第2固定ガイドローラ61よりも下部の
空間は、ガイドユニットケース64の下面のヘッドレー
ル12の開口部12aに対応する位置の部分が、第1固
定ガイドローラ60及び第2固定ガイドローラ61方向
に突出することにより、図6中左右2つの第3室64d
及び第4室64eにそれぞれ区切られている。
【0022】図9及び図10に示されるように、ストッ
パ装置38は、ストッパケース66、挟持ローラ68、
移動枠70、切換部材72、係合子73、挟持部材74
及び板ばね76から構成されている。図9に示されるよ
うに、ストッパケース66の一端部(図9中左側端部)
には、三角状の凹凸がストッパケース66の長手方向に
連続しているローレット部66aが形成されている。挟
持ローラ68は、これの外周面に三角状の凹凸が形成さ
れており、ローレット部66aの凹凸とかみ合い可能で
ある。移動枠70は、挟持ローラ68と一体に図10中
左右方向に移動するようにストッパケース66に設けら
れている。切換部材72は、移動枠70に、図10中左
右方向には一体に移動するが、図10中上下方向には相
対移動可能にはめ合わされており、図9中上面に案内溝
72aが形成されている。係合子73は、ストッパケー
ス66の内部上面から下方に突出するように設けられて
おり、係合子73の先端部が、切換部材72の図10中
上下方向の移動を案内可能に案内溝72aに挿入されて
いる。挟持部材74は、ストッパケース66のローレッ
ト部66aの上部に設けられており、挟持ローラ68が
ローレット部66a上まで移動したときに、挟持部材7
4の先端部74aと挟持ローラ68との間で昇降コード
20を挟み付けて昇降コード20の移動を拘束可能であ
る。板ばね76は、ストッパケース66の上面から係合
子73を、切換部材72の案内溝72a上へ常時押圧す
るように設けられる。また、ストッパケース66に、こ
れの他端部(図10中右側端部)に幅方向に凹凸が連続
しているくし部を形成し、くし部の各凹部に昇降コード
20を1本ずつ挿通させることにより、各昇降コード2
0を分離可能にしてもよい。ストッパ装置38は、これ
の下端部がヘッドレール12の溝部12cと同じ高さ位
置になるように、ヘッドレール12の図2中右側端部に
固定されている。仕切板40は、ガイドユニット36を
挟んでヘッドレール12の両側端部付近まで延びてお
り、これの両側縁部がヘッドレール12の溝部12cに
それぞれはめ合わされている。これにより、ヘッドレー
ル12には、仕切板40を境として下部空間部12d及
び上部空間部12eが形成される。
【0023】図5に示されるように、ランナ32は、ヘ
ッドレール12のリブ12b上を走行可能な一対の第1
ホイール44と、上記ハンガ18と、一対の第1ホイー
ル44の軸心部44a及びハンガ18の回転中心部18
bをそれぞれ貫通して、これらを回転可能に支持する第
1ピン46と、壁部48aを介してハンガ18の両隣り
に一対の第1ホイール44がそれぞれ配置されるように
するとともに、上記第1ピン46の両端部を支持するラ
ンナケース48と、から構成されている。ランナ32
は、ヘッドレール12の開口部12aからハンガ18が
下方に突出されるように、また、一対の第1ホイール4
4がそれぞれヘッドレール12のリブ12b上に配置さ
れるように、ヘッドレール12内に設けられている。ハ
ンガ18の下端部には、円形状の空間部18aが形成さ
れている。ハンガ18は、回転中心部18bを中心とし
て揺動可能であると共に、これの空間部18aに、第1
カーテン14及び第2カーテン16のフック15が掛け
止めされることにより、第1カーテン14及び第2カー
テン16をそれぞれ支持している。また、ランナケース
48は、これの四隅部分がそれぞれ曲面状に形成されて
いる。
【0024】図9及び図10に示されるように、ガイド
ランナ34は、ヘッドレール12のリブ12b上を走行
可能な一対の第2ホイール50と、上記ハンガ18と、
一対の第2ホイール50の軸心部50a及びハンガ18
の回転中心部18bをそれぞれ貫通して、これらを回転
可能に支持する第2ピン52と、昇降コード20の移動
を案内可能なガイドローラ54と、ガイドローラ54の
軸心部54aを貫通してこれを回転可能に支持するガイ
ドローラピン56と、第1壁部58aを介してハンガ1
8の両隣りに一対の第2ホイール50がそれぞれ配置さ
れるようにするとともに、これらよりもヘッドレール1
2の長手方向中央寄りの位置にガイドローラ54が配置
されるようにして、第2ピン52及びガイドローラピン
56の両端部をそれぞれ支持するガイドローラケース5
8と、から構成されている。ガイドローラ54の外径部
と、これと対向する第2ホイール50側のガイドローラ
ケース58と、の間には、昇降コード20を挿通可能な
空間部58bが形成されている。また、ハンガ18は、
これの下端部にランナ32のものと同様の空間部18a
が形成されており、この空間部18aに第1カーテン1
4及び第2カーテン16のフック15が掛け止めされる
ことにより、第1カーテン14及び第2カーテン16を
それぞれ支持している。また、ガイドローラケース58
は、これの四隅部分がそれぞれ曲面状に形成されてい
る。
【0025】図9及び図11に示されるように、ランナ
32及びガイドランナ34は、これらの上端部と仕切板
40との間及びこれらの下端部とヘッドレール12の下
端部との間には、すき間がほとんど形成されないよう
に、また、これらの両側端部とヘッドレール12との間
には昇降コード20を挿通可能なすき間が形成されるよ
うに、ヘッドレール12の下部空間部12dに配置され
ている。次に、ヘッドレール12へのランナ32及びガ
イドランナ34の配置順を、ガイドユニット36側から
固定ハンガ19方向に向かって説明する。ガイドユニッ
ト36の両隣にランナ32がそれぞれ配置されており、
次いで、ガイドランナ34がそれぞれ配置されており、
次いで、ランナ32が連続して2つそれぞれ配置されて
おり、次いで、ガイドランナ34がそれぞれ配置されて
いる。
【0026】図2に示されるように、スぺーサ42は、
ガイドユニット36の両側にそれぞれ隣り合って配置さ
れるランナ32と、これらのランナ32にそれぞれ隣り
合って配置されるガイドランナ34と、の間に、ヘッド
レール12の長手方向に移動可能に設けられている。
【0027】次に、昇降コード20の引き回しについて
説明する。昇降コード20は、第1カーテン14及び第
2カーテン16のガイドランナ34に支持される位置に
設けられており、上述のように昇降コード20の一端が
第1カーテン14及び第2カーテン16の下端部に連結
されているとともに、昇降コード20の他端がコードリ
ング22内を挿通して第1カーテン14及び第2カーテ
ン16の上端部まで導かれ、次いで、ガイドランナ34
の空間部58bを挿通し、ガイドローラ54に案内され
てヘッドレール12内にそれぞれ導入されている。
【0028】第1カーテン14の昇降コード20は、ヘ
ッドレール12内に導入された後、図5及び図11に示
されるように、ガイドランナ34及びランナ32の図5
中右側部と、ヘッドレール12の下部空間部12dと、
の間の空間を通ってガイドユニット36方向に導かれ、
次いで、図6に示されるようにガイドユニット36の第
4室64eを通って、図7に示されるように第1固定ガ
イドローラ60に巻掛けられ、次いで、図6に示される
ように第2室64cを通り、次いで、図7に示されるよ
うにヘッドレール12の上部空間部12eを通ってスト
ッパ装置38に導入される。
【0029】一方、第2カーテン16の昇降コード20
は、ヘッドレール12内に導入された後、図5及び図1
1に示されるように、ガイドランナ34及びランナ32
の図5中左側部と、ヘッドレール12の下部空間部12
dと、の間の空間を通ってガイドユニット36方向に導
かれ、次いで、図6に示されるようにガイドユニット3
6の第3室64dを通って、図7に示されるように第2
固定ガイドローラ61下部に巻掛けられた後、第1固定
ガイドローラ60上部に巻掛けられ、次いで、図6に示
されるように第1室64bを通り、次いで、図7に示さ
れるようにヘッドレール12の上部空間部12eを通っ
てストッパ装置38に導入される。
【0030】図9及び図10に示されるように、ストッ
パ装置38に導入された昇降コード20は、挟持部材7
4と挟持ローラ68との間を通り、次いで、移動枠70
とストッパケース66との間を通って、ヘッドレールキ
ャップ13の第1開口部13aからヘッドレールキャッ
プ13内に導入され、次いで、第2開口部13bから外
部に導出される。なお、昇降コード20は、ガイドラン
ナ34及びランナ32の側部を通るが、上述のように、
ガイドランナ34のガイドローラケース58及びランナ
32のランナケース48の四隅部分がそれぞれ曲面状に
形成されているため、長期使用による摩耗が軽減されて
いる。
【0031】次に、本実施例の動作について説明する。
図2に示されるように、第1カーテン14及び第2カー
テン16が、左右方向に閉じられているとともに、最下
降位置までそれぞれ下降している状態のとき、ストッパ
装置38は、これの挟持ローラ68が挟持部材74の先
端部74aから離れた位置にあるので、ストッパが解除
された状態である。この状態のたくし上げカーテン10
において、第1カーテン14及び第2カーテン16を上
昇させる場合、つまみ24を持ってこれを下降させる。
これにより、ヘッドレール12の上部空間部12e内の
昇降コード20は、図2中右方向に引っ張られる。この
ため、第1カーテン14側の昇降コード20は、それぞ
れが挿通されているガイドランナ34をガイドユニット
36方向に押圧しつつガイドランナ34のガイドローラ
54に案内されてヘッドレール12の下部空間部12d
内を図3中左方向に移動し、次いで、ガイドユニット3
6の第1固定ガイドローラ60に案内されて上方向にU
ターンし、次いで、ヘッドレール12の上部空間部12
e内に導入されて図3中右方向に移動し、次いで、スト
ッパ装置38を通って、ヘッドレールキャップ13の第
1開口部13aからこれの内部に導入され、次いで、ヘ
ッドレールキャップ13の第2開口部13bから下方に
導出されるように移動していく。これにより、第1カー
テン14の昇降コード20の一端部が上昇していくた
め、第1カーテン14が上昇していく。
【0032】一方、第2カーテン16側の昇降コード2
0は、それぞれが挿通されているガイドランナ34をガ
イドユニット36方向に押圧しつつガイドランナ34の
ガイドローラ54に案内されてヘッドレール12の下部
空間部12d内を図3中右方向に移動し、次いで、ガイ
ドユニット36の第2固定ガイドローラ61の下部から
第1固定ガイドローラ60の上部方向に案内されてヘッ
ドレール12の上部空間部12e内に導入され、次い
で、第1カーテン14側の昇降コード20と一緒に図3
中右方向に移動し、次いで、ストッパ装置38を通っ
て、ヘッドレールキャップ13の第1開口部13aから
これの内部に導入され、次いで、ヘッドレールキャップ
13の第2開口部13bから下方に導出されるように移
動していく。これにより、第2カーテン16の昇降コー
ド20の一端部が上昇していくため、第2カーテン16
も第1カーテン14と一体に上昇していく。
【0033】なお、第1カーテン14及び第2カーテン
16が左右方向に開かれている状態で、これらを上昇さ
せる場合には、つまみ24を持ってこれを下降させる
と、上述のようにガイドランナ34がガイドユニット3
6方向にそれぞれ押圧されるため、第1カーテン14及
び第2カーテン16が完全に閉じられた状態になるまで
ガイドランナ34が移動した後、第1カーテン14及び
第2カーテン16が上昇していくようになる。
【0034】第1カーテン14及び第2カーテン16を
所望の高さ位置まで上昇させた後、つまみ24を引く手
を離すと、ウエイト30、第1カーテン14及び第2カ
ーテン16の自重により、昇降コード20は図3中左方
向に移動していく。これにより、挟持ローラ68が昇降
コード20との摩擦によって図9中左方向に移動し、ロ
ーレット部66aに案内されて図9中左方向に移動する
とともに、移動枠70も挟持ローラ68と一体に図9中
左方向に移動する。挟持ローラ68が、これと挟持部材
74の先端部74aとの間で昇降コード20の移動を拘
束する位置まで移動すると、係合子73が、切換部材7
2の案内溝72aの位置A(図10)に達し、切換部材
72の移動を拘束するため、移動枠70の移動が拘束さ
れる。これにより、挟持ローラ68と挟持部材74の先
端部74aとの間で挟み付けられて、昇降コード20の
移動が拘束されるため、第2カーテン16及び第1カー
テン14は上記所望の高さ位置で停止する。
【0035】次に、第1カーテン14及び第2カーテン
16を下降させる場合、つまみ24を一担下方に引く。
これにより、昇降コード20が図9中右方向に移動する
ため、挟持ローラ68も図9中時計方向に回転しながら
ローレット部66aに案内されて図9中右方向に移動し
ていく。これに伴って、移動枠70も図9中右方向に移
動するため、切換部材72の案内溝72aに案内されて
係合子73の位置が移動し、係合子73が位置B(図1
0)まで達して、切換部材72の移動が拘束された時点
で、移動枠70の移動も拘束される。これにより、挟持
ローラ68の移動も拘束される。ここで、つまみ24を
引く手を離すと、ウエイト30、第1カーテン14及び
第2カーテン16の自重により、昇降コード20は図3
中左方向に移動していく。これにより、挟持ローラ68
が昇降コード20との間の摩擦で図9中左方向に移動す
るとともに、移動枠70も挟持ローラ68と一体に図9
中左方向に移動する。このとき、係合子73が切換部材
72の案内溝72aの位置C(図10)まで達して、切
換部材72の移動が拘束された時点で、移動枠70の移
動も拘束される。これにより、挟持ローラ68の移動も
拘束されるが、挟持ローラ68は挟持部材74の先端部
74aから離れた位置で停止する。このため、昇降コー
ド20は移動が自由になり、ヘッドレール12の上部空
間部12e内を図2中左方向に移動していく。この後、
第1カーテン14の昇降コード20は、ガイドユニット
36の第1固定ガイドローラ60に案内されて下方向に
Uターンし、次いで、ヘッドレール12の下部空間部1
2d内に導入されて、図2中右方向に移動し、次いで、
ガイドランナ34のガイドローラ54に案内されてガイ
ドランナ34の下端部から下方に導出されるように移動
していく。一方、これと同時に、第2カーテン16の昇
降コード20は、ガイドユニット36の第1固定ガイド
ローラ60の上部から第2固定ガイドローラ61の下部
に向かって移動するように案内された後、ヘッドレール
12の下部空間部12d内に導入されて、図2中左方向
に移動し、次いで、ガイドランナ34のガイドローラ5
4に案内されてガイドランナ34の下端部から下方に導
出されるように移動していく。これにより、第1カーテ
ン14及び第2カーテン16が一体に下降していく。
【0036】次に、図1に示されているように、第1カ
ーテン14及び第2カーテン16が閉じられている状態
のたくし上げカーテン10において、第1カーテン14
及び第2カーテン16を左右方向に開く場合は、まず、
第1カーテン14を手で持って図4中右方向に引く。こ
れにより、ランナ32の第1ホイール44及びガイドラ
ンナ34の第2ホイール50が、ヘッドレール12のリ
ブ12bに案内されて図4中右方向に移動していく。こ
のため、昇降コード20は、ガイドランナ34によって
図4中右方向に引っ張られるので、ヘッドレールキャッ
プ13から外部に導出されている昇降コード20がスト
ッパ装置38を通ってヘッドレール12の上部空間部1
2e内を図4中左方向に移動し、次いで、ガイドユニッ
ト36の第1固定ガイドローラ60に案内されて下方向
へUターンし、次いで、ヘッドレール12の下部空間部
12d内に導入されて、図4中右方向に移動していく。
これにより、第1カーテン14は上昇することなく図4
中右方向に移動していく。第1カーテン14が開かれた
際には、ランナ32、ガイドランナ34及び昇降コード
20は、図12に示されるような状態になる。
【0037】次に、第2カーテン16を手で持って図4
中右方向に引く。これにより、ランナ32の第1ホイー
ル44及びガイドランナ34の第2ホイール50が、ヘ
ッドレール12のリブ12bに案内されて図4中左方向
に移動していく。このため、昇降コード20は、ガイド
ランナ34によって図4中左方向に引っ張られるので、
ヘッドレールキャップ13から外部に導出されている昇
降コード20がストッパ装置38を通ってヘッドレール
12の上部空間部12e内を図4中左方向に移動し、次
いで、ガイドユニット36の第1固定ガイドローラ60
の上部から第2固定ガイドローラ61の下部に向かって
移動するように案内され、次いで、ヘッドレール12の
下部空間部12d内に導入されて、図4中左方向に移動
していく。これにより、第2カーテン16は上昇するこ
となく図4中左方向に移動していく。
【0038】なお、第1カーテン14及び第2カーテン
16は、これらを左右方向に開閉させる際、これらが引
かれる方向にランナ32及びガイドランナ34のハンガ
18が揺動する(例えば、第1カーテン14が図8中右
方向に引かれるときには、ハンガ18が図8中反時計方
向に揺動し、第1カーテン14が図8中左方向に引かれ
るときには、ハンガ18が図8中時計方向に揺動する)
ため、ランナ32のランナケース48及びガイドランナ
34のガイドローラケース58が傾かない。このため、
ランナ32及びガイドランナ34をスムーズに移動させ
ることができる。これにより、ランナ32及びガイドラ
ンナ34の走行性が向上するため、第1カーテン14及
び第2カーテン16の左右方向の開閉の際の操作荷重が
軽減される。
【0039】このように、第1カーテン14及び第2カ
ーテン16を左右方向及び上下方向に開閉させる装置
は、複数のランナ32と、ガイドローラ54に案内させ
てヘッドレール12内に昇降コード20を導入させるガ
イドランナ34と、ガイドランナ34からガイドユニッ
ト36までの間を導かれる昇降コード20と、ガイドユ
ニット36からストッパ装置38までの間を導かれる昇
降コード20と、を仕切る仕切板40と、昇降コード2
0をヘッドレール12の下部空間部12d内から上部空
間部12e内に導くガイドユニット36と、ストッパ装
置38と、によって構成されており、部品点数が少なく
簡単な構造である。このため、製造効率を向上させるこ
とができ、また、価格を安くすることができる。また、
ヘッドレール12の一端のみから導出されている昇降コ
ード20を操作することにより、2枚の第1カーテン1
4及び第2カーテン16を一度に昇降させることができ
るため、操作が簡単である。また、ガイドランナ34か
らガイドユニット36まで導かれる昇降コード20は、
ガイドランナ34及びランナ32と、ヘッドレール12
の下部空間部12dと、仕切板40と、によって構成さ
れる空間内を移動するとともに、ガイドユニット36か
らストッパ装置38まで導かれる昇降コード20はヘッ
ドレール12の上部空間部12eを移動するため、昇降
コード20の移動を拘束するようなものはない。このた
め、開閉操作中にランナ32及びガイドランナ34が移
動して昇降コード20がランナ32及びガイドランナ3
4に絡み付くというようなことはない。
【0040】図13に第2実施例を示す。これは、片開
きのたくし上げカーテンであり、第1実施例のたくし上
げカーテン10のうち第1カーテン14側のみの構造を
有するものである。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、ヘッド
レールの一端から外部に導出される昇降コードを、ヘッ
ドレールの一端側で操作することによりカーテンを昇降
させることができ、昇降操作が簡単である。また、部品
点数が少なく簡単な構造で、カーテンを上下左右方向に
開閉させることができるため、上下左右方向に開閉可能
なカーテン装置の製造効率を向上させることができ、ま
た、価格を安くすることができる。また、請求項2記載
の本発明によれば、昇降コードはランナのガイドローラ
に案内されてヘッドレール内部に導入される構造である
ため、昇降コードを操作してもランナが傾くというよう
なことがないので、カーテンを上昇させる際の操作荷重
を軽減することができる。また、請求項3記載の本発明
によれば、ランナから固定ガイドローラまでの間を移動
する昇降コードと、固定ガイドローラからヘッドレール
の一端までの間を移動する昇降コードと、が同一空間部
内に混在しないため、昇降コード同士が絡み合うという
ようなことがない。また、請求項4記載の本発明によれ
ば、開閉操作中にランナが移動しても、昇降コードがラ
ンナに絡み付くというようなことがない。また、請求項
記載の本発明によれば、カーテンを左右方向に開閉さ
せる際の操作荷重を軽減することができる。また、請求
項6記載の本発明によれば、ヘッドレールの一端側だけ
で昇降コードを操作することにより、2枚のカーテンを
一度に昇降させることができるため、操作が簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したたくし上げカーテンの全体図
である。
【図2】カーテン全閉時のカーテン装置の状態を示す図
である。
【図3】カーテン上昇時のカーテン装置の状態を示す図
である。
【図4】カーテンを左右方向に開放したときのカーテン
装置の状態を示す図である。
【図5】図2の5−5断面図である。
【図6】図2の6−6断面図である。
【図7】ガイドユニット付近のヘッドレール内部を示す
図である。
【図8】カーテンをヘッドレールの長手方向に引いてい
るときの状態を示す図である。
【図9】カーテンを左右方向に全開させたときのストッ
パ装置側端部の状態を示す正面図である。
【図10】ストッパ装置付近の平面図である。
【図11】ガイドユニット付近の平面図である。
【図12】カーテンを左右方向に全開させたときのスト
ッパ装置側端部の下部空間部内の状態を示す平面図であ
る。
【図13】第2実施例を示す図である。
【符号の説明】
12 ヘッドレール 14 第1カーテン(カーテン) 16 第2カーテン(カーテン) 18 ハンガ 20 昇降コード 32 ランナ 34 ガイドランナ(ランナ) 38 ストッパ装置 40 仕切板 54 ガイドローラ 60 第1固定ガイドローラ(固定ガイドローラ) 61 第2固定ガイドローラ(固定ガイドローラ)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレール(12)と、 ヘッドレール(12)に案内されてこれの長手方向に移
    動可能な複数のランナ(32、34)と、 ランナ(32、34)に上端部が支持されるカーテン
    (14)と、 一端がカーテン(14)の下端部に連結されるととも
    に、他端がカーテン(14)に沿って上方へと導かれた
    後、ヘッドレール(12)内に導入されて、ヘッドレー
    ル(12)の一端から外部に導出される昇降コード(2
    0)と、 ヘッドレール(12)内に固定された固定ガイドローラ
    (60)と、 昇降コード(20)を移動可能な状態と移動不可能な状
    態とに切換え可能なストッパ装置(38)と、 を有し、 上記ヘッドレール(12)内に導入された上記昇降コー
    ド(20)の他端が、該ヘッドレール(12)の他端方
    向に向かって導かれた後、該固定ガイドローラ(60)
    に巻き掛けられることによりUターンさせられて、上記
    ヘッドレール(12)の一端へ導かれる、ことを特徴と
    する上下左右方向に開閉可能なカーテン装置。
  2. 【請求項2】 上記ランナ(34)には、上記昇降コー
    ド(20)の他端を上記ヘッドレール(12)内に導入
    させるガイドローラ(54)が設けられる、 請求項1記載の上下左右方向に開閉可能なカーテン装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ヘッドレール(12)は、これの上
    下方向途中位置にこれの長手方向ほぼ全長にわたって設
    けられる仕切板(40)によって、下部空間部(12
    d)と上部空間部(12e)とに仕切られており、下部
    空間部(12d)には、上記ランナ(34)から上記固
    定ガイドローラ(60、61)までの間を導かれる上記
    昇降コード(20)が配置されており、上部空間部(1
    2e)には、固定ガイドローラ(60、61)からヘッ
    ドレール(12)の一端までの間を導かれる昇降コード
    (20)が配置されており、固定ガイドローラ(60、
    61)は、昇降コード(20)が通過する空間部の位置
    を下部空間部(12d)と上部空間部(12e)との間
    で切換えられるように案内可能である、 請求項1又は2記載の上下左右方向に開閉可能なカーテ
    ン装置。
  4. 【請求項4】 上記ランナ(34)から上記固定ガイド
    ローラ(60、61)までの間を導かれる上記昇降コー
    ド(20)は、ランナ(32、34)の側面と、これと
    対面する上記ヘッドレール(12)の側面と、の間のす
    き間を挿通するように構成されている、 請求項1から3記載の上下左右方向に開閉可能なカーテ
    ン装置。
  5. 【請求項5】 上記ランナ(32、34)には、上記ヘ
    ッドレール(12)の長手方向に垂直な軸の回りに揺動
    自在にハンガ(18)が連結されており、 ハンガ(18)には、カーテン(14、16)の上端部
    が支持されている、 請求項1、2、3又は4記載の上下左右方向に開閉可能
    なカーテン装置。
  6. 【請求項6】 2枚の上記カーテン(14、16)が上
    記ヘッドレール(12)の長手方向中央位置から左右方
    向に開閉される上下左右方向に開閉可能なカーテン装置
    であって、 上記固定ガイドローラ(60、61)は、上記ヘッドレ
    ール(12)の長手方向中央位置に、ヘッドレール(1
    2)の長手方向に所定間隔をあけて2つ設けられてお
    り、 ヘッドレール(12)の上記一端寄りに配置される一方
    のカーテン(14)の昇降コード(20)の上記他端
    が、上記ランナ(34)から固定ガイドローラ(60)
    までの間をヘッドレール(12)の他端方向に向かって
    導かれた後、ヘッドレール(12)の一端寄りに配置さ
    れる一方の固定ガイドローラ(60)に巻掛けられるこ
    とによりUターンさせられて、ヘッドレール(12)の
    一端まで導かれるように構成されており、 他方のカーテン(16)の昇降コード(20)の他端
    が、ランナ(34)から固定ガイドローラ(60、6
    1)までの間をヘッドレール(12)の一端方向に向か
    って導かれた後、他方の固定ガイドローラ(61)の下
    方から一方の固定ガイドローラ(60)の上方を通っ
    て、ヘッドレール(12)の一端まで導かれるように構
    成されている、 請求項1、2、3、4又は5記載の上下左右方向に開閉
    可能なカーテン装置。
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