JP3183569B2 - 自動車の走行経路誘導装置 - Google Patents

自動車の走行経路誘導装置

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JP3183569B2
JP3183569B2 JP24648792A JP24648792A JP3183569B2 JP 3183569 B2 JP3183569 B2 JP 3183569B2 JP 24648792 A JP24648792 A JP 24648792A JP 24648792 A JP24648792 A JP 24648792A JP 3183569 B2 JP3183569 B2 JP 3183569B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車を設定された走
行経路に沿って誘導すべく、自動車の乗員に対して、設
定された走行経路における交叉点等の特定地点に関する
音声案内を行う自動車の走行経路誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車についての路上走行補助システム
の1つである自動車用ナビゲーションシステムにあって
は、例えば、特開昭 61-209316号公報にも示される如
く、画像表示装置に、当該自動車の走行エリアを含んだ
道路地図が表示されるとともに、その表示された道路地
図上に重ねて、自動車の現在位置,目的地,現在位置か
ら目的地までの通過予定経路等の種々の情報が表示され
る状態がとられ、自動車の乗員が、画像表示装置におけ
る表示に従って自動車を目的地まで走行させることがで
きるようされる。また、このような自動車用ナビゲーシ
ョンシステムとして、画像表示装置による情報表示に加
え、自動車の乗員に対して、設定された走行経路につい
ての音声による案内を行うようにしたものも知られてい
る。
【0003】音声案内により自動車に対する設定された
走行経路に沿う誘導を行う走行経路誘導装置として従来
提案されているシステムにあっては、音声案内が、予め
道路地図上において特定された交叉点等の複数の音声案
内対象地点の夫々に対応して用意された案内文が音声出
力化されることにより行われ、それにより、音声案内
は、複数の音声案内対象地点に対して画一的なものとさ
れる。従って、走行経路誘導のための音声案内は、自動
車がその乗員にとって未知の走行経路、あるいは、未知
ではないが、馴染みが薄い走行経路を走行するもとで行
われる場合には、極めて有効に作用するが、自動車がそ
の乗員にとって既知であって充分に馴染みがある走行経
路を走行するもとで行われる場合には、乗員に煩わしさ
を覚えさせることになるという不都合を生じる。
【0004】そこで、斯かる不都合を軽減すべく、例え
ば、特開平2-114117号公報にも示される如くに、画像表
示装置により表示される道路地図と音声出力装置からの
音声案内とによって自動車の目的地までの誘導を行うこ
とができ、音声案内については、各交叉点等とされる複
数の音声案内対象地点に対して内容は画一的なものとさ
れるが、目的地までの設定された走行経路のうちの乗員
が音声案内を希望する区間においてのみ行うようにされ
たシステムも提案されている。このようなシステムのも
とでは、自動車の乗員は、走行経路誘導のための音声案
内を全く必要としない走行経路区間においては、音声案
内がなされないようにする設定を行えることになる。
【0005】また、音声案内により自動車に対する走行
経路誘導が行われるもとでの走行経路における各交叉点
等とされる複数の音声案内対象地点は、夫々、固有の自
動車にとっての重要度(以下、端に重要度という)を具
えている。例えば、自動車が経路ミスを生じると、元の
設定された経路に復帰するにあたってのその復帰に要さ
れる時間等であらわされる復帰コストが比較的大とされ
る音声案内対象地点にあっては、そこにおける重要度が
比較的大であり、また、自動車が経路ミスを生じても、
元の設定された経路に復帰するにあたっての復帰コスト
が比較的小で済む音声案内対象地点にあっては、そこに
おける重要度が比較的小である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くにして、音
声案内により自動車に対する走行経路誘導が行われ、走
行経路における複数の音声案内対象地点が、夫々、固有
の自動車にとっての重要度を具えているもとにあって
は、重要度が大である音声案内対象地点に関する音声案
内は、重要度が小である音声案内対象地点に関する音声
案内に比して、自動車の乗員の注意を喚起する度合いが
大とされることが望まれる。例えば、重要度が大である
音声案内対象地点に関する音声案内は、重要度が小であ
る音声案内対象地点に関する音声案内に比して、案内内
容がより詳細とされる,より強い語調あるいは口調で行
われる,より大なる音量をもって行われる等々の如く
に、重要度が小である音声案内対象地点に関する音声案
内との差を有するものとされるのが好都合である。
【0007】しかしながら、従来提案されている音声案
内により自動車に対する走行経路誘導を行うシステムに
あっては、複数の音声案内対象地点の夫々に関する音声
案内は画一的なものとされるので、全ての音声案内対象
地点に対する音声案内が、重要度が比較的大である音声
案内対象地点に対して好都合なもの、あるいは、重要度
が比較的小である音声案内対象地点に対して好都合なも
ののいずれかとされることになる。そして、全ての音声
案内対象地点に対する音声案内が、重要度が比較的大で
ある音声案内対象地点に対して好都合なものとされる場
合には、重要度が比較的小である音声案内対象地点に対
する音声案内は、自動車の乗員が煩わしさを覚え、さら
には、不快感を覚えることになる虞があり、また、全て
の音声案内対象地点に対する音声案内が、重要度が比較
的小である音声案内対象地点に対して好都合なものとさ
れる場合には、重要度が比較的大である音声案内対象地
点に対する音声案内は、自動車の乗員に対する注意の喚
起を充分に行えないものとなってしまう。
【0008】斯かる点に鑑み、本発明は、自動車を設定
された走行経路に沿って誘導すべく、自動車の乗員に対
して、設定された走行経路における各特定地点に関して
の音声案内を行うにあたり、特定地点が重要度が比較的
大である音声案内対象地点である場合及び特定地点が重
要度が比較的小である音声案内対象地点である場合のい
ずれにおいても、その特定地点に関する音声案内を、そ
れを受ける乗員にとって適正なものとなるようにして行
うことができる自動車の走行経路誘導装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る自動車の走行経路誘導装置は、自動車
についての目的地データ及び現在位置データと自動車走
行路網を示す地図データとに基づいて走行経路を設定
し、設定された走行経路に関する経路データを送出する
経路設定部と、地図データ及び経路設定部からの経路デ
ータに基づいて、経路データにより特定される設定され
た走行経路上の所定地点に関する案内文を作成し、作成
された案内文をあらわす案内文データを、現在位置デー
タ及び経路データに基づいて設定される所定のタイミン
グをもって送出する案内文作成部と、案内文作成部から
の案内文データに対応する音声信号を合成する音声信号
合成部と、音声信号合成部から得られる音声信号が供給
され、それに基づく所定地点に関する音声案内を実行し
て自動車の走行経路誘導を行う放音部と、現在位置デー
タ,地図データ及び経路設定部からの経路データに基づ
き、所定地点についての重要度に応じたランクを設定
し、案内文作成部からの案内文データの内容あるいは放
音部による放音態様を設定されたランクに応じたものと
なす制御を行うランク設定部とが備えられ、ランク設定
部が、所定地点についての重要度を、所定地点において
自動車が経路ミスを生じたとき、その後当該自動車が設
定された走行経路に復帰するに要することになる復帰コ
ストをもって計るものとされる,所定地点及びその周囲
地点を含む領域内の自動車走行路網における、所定の単
位距離あたりの所定地点に対する類似地点の数に基づい
て、所定地点及びその周囲地点を含む領域における自動
車走行路網の複雑度合いを算出し、その算出された複雑
度合いをもって、所定地点についての重要度を計るもの
とされる、あるいは、上述の如くに算出された複雑度合
いをもって所定地点についての重要度を計るにあたり、
所定地点に対する類似地点についての類似度合いに応じ
た重み係数を加味するものとされて、構成される。
【0010】
【作用】このように構成される本発明に係る自動車の走
行経路誘導装置にあっては、自動車に対して設定された
走行経路上の音声案内がなされるべき所定地点、即ち、
音声案内対象地点に関しての自動車の乗員に対する音声
案内が、各音声案内対象地点に固有の重要度に応じた案
内内容あるいは放音態様をもって行われ、例えば、重要
度が比較的大である音声案内対象地点に関する音声案内
は、重要度が比較的小である音声案内対象地点に関する
音声案内に比して、自動車の乗員の注意を喚起する度合
いが大であるものとされる。それにより、重要度が比較
的大である音声案内対象地点に対する音声案内は、自動
車の乗員に対する注意の喚起を充分に行えるものとされ
るとともに、重要度が比較的小である音声案内対象地点
に対する音声案内は、自動車の乗員に煩わしさを覚えさ
せることがないものとされ、重要度が比較的大である音
声案内対象地点及び重要度が比較的小である音声案内対
象地点のいずれに関しての音声案内も、それを受ける自
動車の乗員にとって適正なものとされて行われる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係る自動車の走行経路誘導
装置の一例を示す。この例には、それが搭載された自動
車の現在位置を検出する現在位置検出部11が備えられ
ている。現在位置検出部11には、人工衛星が用いられ
た電波航法システムであるグローバル・ポジショニング
・システム(GPS)における人工衛星からのGPS信
号を受信するGPS信号受信部12,自動車の方向を検
出する方向センサとしての役割を果たす地磁気センサ1
3,自動車の走行速度を検出する車速センサ14,自動
車の基準位置についてのデータ入力を行う基準位置デー
タ入力部15、及び、自動車の走行エリア内における自
動車走行路網を示す地図データが格納された地図データ
格納メモリ部16が接続されている。そして、現在位置
検出部11は、地図データ格納メモリ部16から読み出
された地図データDM,GPS信号受信部12により受
信されたGPS信号SG,地磁気センサ13からの検出
出力Dx,車速センサ14からの検出出力Ds、及び、
基準位置データ入力部15からの基準位置データDiに
基づいて、自動車の現在位置を地図データDMがあらわ
す自動車走行路網上の位置として検出し、検出された現
在位置をあらわす現在位置データDPを送出する。
【0012】現在位置検出部11から送出される現在位
置データDPは、経路設定部17に供給される。経路設
定部17には、地図データ格納メモリ部16から読み出
された地図データDM、及び、目的地データ入力部18
から入力される、自動車が到達すべき目的地をあらわす
目的地データDdも供給される。経路設定部17は、目
的地データDdが供給されたときの現在位置データDP
があらわす位置を、地図データDMがあらわす自動車走
行路網上の誘導走行開始地点とするとともに、目的地デ
ータDdがあらわす目的地に対応する地図データDMが
あらわす自動車走行路網上の位置を目的地点とし、地図
データDMがあらわす自動車走行路網上における誘導走
行開始地点から目的地点までの最適な走行経路を設定す
る。即ち、経路設定部17により、例えば、図2に示さ
れる如く、地図データDMがあらわす自動車走行路網上
において、目的地データDdが供給されたときの現在位
置データDPがあらわす地点である誘導走行開始地点P
Sと目的地データDdがあらわす目的地に対応する目的
地点PFとが設定され、さらに、図2において破線によ
りあらわされる如くの、誘導走行開始地点PSから目的
地点PFまでの最適な走行経路ACが設定される。
【0013】図2に示される走行経路ACは、誘導走行
開始地点PSから、交叉点X1,X2,X3,X4及び
X5を経て、目的地点PFに達するものとされている。
そして、経路設定部17は、設定された走行経路、例え
ば、走行経路ACに関する経路データDCを、設定され
た走行経路についての音声案内用の案内文を作成する案
内文作成部19に送出する。案内文作成部19は、経路
設定部17からの経路データDCがあらわす設定された
走行経路についての音声案内用の案内文として、設定さ
れた走行経路における特定の地点、例えば、各交叉点を
音声案内対象地点とし、設定された走行経路における各
交叉点に関する音声案内用の案内文を作成する。従っ
て、経路設定部17からの経路データDCが設定された
走行経路として走行経路ACをあらわす場合には、案内
文作成部19は、走行経路ACにおける交叉点X1,X
2,X3,X4及びX5の夫々に関する音声案内用の案
内文を作成する。(以下、経路設定部17から送出され
る経路データDCが、設定された走行経路として、走行
経路ACをあらわす場合について述べる。)
【0014】現在位置検出部11から送出される現在位
置データDPは、地点ランク設定部20にも供給され
る。地点ランク設定部20には、地図データ格納メモリ
部16からの地図データDM,経路設定部17からの経
路データDC及び渋滞情報送出部21からの渋滞情報デ
ータDjも供給され、地点ランク設定部20は、経路デ
ータDCがあらわす経路設定部17により設定された走
行経路における各交叉点等の特定の地点、この例にあっ
ては、走行経路ACにおける交叉点X1〜X5の夫々、
についての重要度に応じたランクを地図データDM,経
路データDC,現在位置データDP及び渋滞情報データ
Djに基づいて設定する。
【0015】地点ランク設定部20による、走行経路A
Cにおける交叉点X1〜X5の夫々についての重要度に
応じたランクの設定における一例にあっては、交叉点X
1〜X5の夫々についての重要度が、交叉点X1〜X5
の夫々において自動車が経路ミスを生じて走行経路AC
から外れたとき、その後自動車が走行経路ACに復帰す
るに要することになる時間に応じた復帰コストをもって
計られる。その際には、交叉点X1〜X5のうちの一つ
を一般化して交叉点XXとあらわすと、交叉点XXにつ
いての復帰コストCRは、交叉点XXにおいて自動車が
経路ミスを生じて走行経路ACから外れたとき、その後
自動車が交叉点XXまで引き返す際に要することになる
引返しコストCrと、交叉点XXにおいて自動車が経路
ミスを生じて走行経路ACから外れたとき、その後自動
車が、交叉点XXまで引き返すことなく、目的地点PF
に到達する際に要することになる追加コストCaとのう
ちの小なる方のものとされる。
【0016】引返しコストCrは、交叉点XXにおいて
経路ミスを生じた自動車が交叉点XXに引き返すべく方
向反転(Uターン)することができる反転地点に到達す
るにあたっての走行コストC1,交叉点XXにおいて経
路ミスを生じた自動車が反転地点に到達してから方向反
転を完了するにあたっての方向反転コストC2,交叉点
XXにおいて経路ミスを生じた自動車が方向反転を完了
してから交叉点XXに戻るにあたっての逆走コストC
3,交叉点XXにおいて経路ミスを生じた自動車が交叉
点XXに戻ってから交叉点XXにおいて走行経路ACに
沿った進行方向をとるにあたっての進路変更コストC
4、及び、走行コストC1,方向反転コストC2,逆走
コストC3及び進路変更コストC4に夫々付随する、渋
滞情報データDjがあらわす渋滞度に基づく渋滞コスト
T1,T2,T3及びT4の和がとられることによって
求められ、Cr=(C1+T1)+(C2+T2)+
(C3+T3)+(C4+T4)とあらわされる。
【0017】走行コストC1は、交叉点XXから反転地
点までの距離Lと係数aとにより、C1=a・Lとあら
わされ,方向反転コストC2は、反転地点における方向
反転規制,中央分離帯の有無等の道路状況rに依存する
方向反転コスト関数S(r) と係数bとにより、C2=b
・S(r) とあらわされ,逆走コストC3は、自動車が交
叉点XXにおいて経路ミスを生じたときから経路ミスが
確認されるまでの走行距離Lmと走行コストC1と係数
cとにより、C3=c・(Lm+C1)とあらわされ、
進路変更コストC4は、進路変更に伴う右左折等の方向
変更状況tに依存する進路変更コスト関数S(t) と係数
dとにより、C4=d・S(t) とあらわされる。
【0018】一方、追加コストCaは、交叉点XXにお
いて経路ミスを生じて走行経路ACを外れた自動車が、
交叉点XXに引き返すことなく、そのまま目的地点PF
に到達する際に要することになる新経路コストCnとそ
れに付随する渋滞情報データDjがあらわす渋滞度に基
づく渋滞コストTnとの和から、自動車が交叉点XXに
おいて経路ミスを生じることなく走行経路ACに沿って
目的地点PFに到達する際に要することになる正規コス
トCoとそれに付随する渋滞情報データDjがあらわす
渋滞度に基づく渋滞コストToとの和を減じることによ
り求められ、Ca=(Cn+Tn)−(Co+To)と
あらわされる。
【0019】このようにして求められた引返しコストC
rと追加コストCaとのうちの値が小なる方のものが、
交叉点XXについての復帰コストCRとして設定され、
復帰コストCRは、予め設定された基準値CXと比較さ
れる。その結果、復帰コストCRが基準値CX以上であ
る場合には、交叉点XXにおける重要度は、比較的大で
あるとされ、それにより、交叉点XXについて比較的大
なる重要度に応じたランクRAが設定される。また、復
帰コストCRが基準値CX未満である場合には、交叉点
XXにおける重要度は、比較的小であるとされ、それに
より、交叉点XXについて比較的小なる重要度に応じた
ランクRBが設定される。
【0020】地点ランク設定部20による、走行経路A
Cにおける交叉点X1〜X5の夫々についての重要度に
応じたランクの設定における他の例にあっては、例え
ば、交叉点X1〜X5の夫々についての重要度が、交叉
点X1〜X5の夫々及びその周囲地点を含む領域につい
ての自動車走行路網の複雑度合いをもって計られる。そ
の際には、交叉点X1〜X5のうちの一つを一般化して
交叉点XXとあらわすと、交叉点XX及びその周囲地点
を含む領域についての自動車走行路網の複雑度合いCC
は、交叉点XX及びその周囲地点を含む領域における、
自動車が走行経路ACに沿って進行するうえでの交叉点
XXに対する類似地点の存在状況をあらわすものとして
算出される。例えば、図3に示される如くに、交叉点X
X及びその周囲地点を含む領域において、地点PPに位
置する自動車が、破線によりあらわされている如くに、
走行経路ACに沿うべく、交叉点XXにおいて右折して
道路Qoに進入すべき状況にあるとき、道路Qoの付近
に在って、道路Qoと大差ない幅を有して道路Qoと略
平行に設けられた道路Qa,Qb及びQcが在る交叉点
Xa,Xb及びXcが、交叉点XXに対する類似地点で
ある。
【0021】そして、複雑度合いCCの算出における一
例にあっては、交叉点XX及びその周囲地点を含む領域
内の自動車走行路網における、所定の単位距離あたりの
交叉点XXに対する類似地点の数に基づいて求められ、
交叉点XX及びその周囲地点を含む領域を定める自動車
からの距離Laと自動車からの距離Laにより設定され
る領域内の類似地点の数nと係数Eとにより、CC=E
・n/Laとあらわされる。図3に示される例の場合、
地点PPから交叉点XXまでの距離Loより大なる距離
Laだけ離隔した地点PQが設定されて、地点PPから
地点PQまでの中にあって交叉点XXに類似する3個所
の交叉点Xa,Xb及びXcが算出対象とされ、従っ
て、複雑度合いCCは、CC=E・3/Laとして求め
られる。
【0022】また、複雑度合いCCの算出における他の
例にあっては、交叉点XX及びその周囲地点を含む領域
内の自動車走行路網における、所定の単位距離あたりの
交叉点XXに対する類似地点の数に基づいて求められる
にあたり、類似地点が、交叉点XXからの距離が所定の
範囲内にあり、かつ、そこにおいて交叉する道路の幅が
所定の範囲内にあるものに限定される。類似地点におい
て交叉する道路の幅については、それと交叉点XXにお
いて交叉する道路の幅との差が予め設定された値以下で
あるものに限られる。斯かる場合には、複雑度合いCC
が、実情に則する度合いが大とされて算出されることに
なる。
【0023】さらに、複雑度合いCCの算出における別
の例にあっては、交叉点XX及びその周囲地点を含む領
域内の自動車走行路網における、所定の単位距離あたり
の交叉点XXに対する類似地点の数に基づいて求められ
るにあたり、各類似地点についての類似度合いが考慮さ
れ、各類似地点について類似度合いに応じた重み係数が
設定されて、複雑度合いCCの算出に加味される。斯か
る場合には、類似地点が、交叉点XXからの距離が所定
の範囲内にあり、かつ、そこにおいて交叉する道路の幅
が所定の範囲内にあるものに限定され、その限定された
類似地点の夫々についての類似度合いに応じた重み係数
が設定されて、複雑度合いCCの算出がなされることに
より、複雑度合いCCがより一層実情に則したものとさ
れて算出されることになる。
【0024】このようにして求められた交叉点XX及び
その周囲地点を含む領域についての自動車走行路網の複
雑度合いCCは、予め設定された基準値CY及びCZの
夫々と比較される。基準値CZは基準値CYより大とさ
れ、比較の結果、複雑度合いCCが基準値CZ以上であ
る場合には、交叉点XXにおける重要度は、大であると
され、それにより、交叉点XXについて大なる重要度に
応じたランクR1が設定される。また、複雑度合いCC
が基準値CZ未満で基準値CY以上である場合には、交
叉点XXにおける重要度は、中程度であるとされ、それ
により、叉点XXについて中程度の重要度に応じたラン
クR2が設定される。さらに、複雑度合いCCが基準値
CY未満である場合には、交叉点XXにおける重要度
は、小であるとされ、それにより、交叉点XXについて
小なる重要度に応じたランクR3が設定される。
【0025】上述の如くにして、交叉点XXについての
ランクRAもしくはRB、あるいは、ランクR1,R2
もしくはR3が設定された地点ランク設定部20から
は、設定されたランクRAもしくはRB、あるいは、ラ
ンクR1,R2もしくはR3をあらわすランクデータD
Rが案内文作成部19に供給される。案内文作成部19
には、経路設定部17からの経路データDC及び地点ラ
ンク設定部20からのランクデータDRに加えて、地図
データ格納メモリ部16からの地図データDM及び現在
位置検出部11からの現在位置データDPも供給され
る。そして、案内文作成部19は、経路データDCがあ
らわす走行経路ACにおける交叉点X1〜X5の夫々に
ついての音声案内のための案内文を、地図データDMに
基づく内容と、当該交叉点についてのランクデータDR
があらわすランクRAもしくはRB、あるいは、ランク
R1,R2もしくはR3に応じた内容詳細度及び文体と
を有するものとして作成し、交叉点X1〜X5の夫々に
ついての作成された案内文をあらわす案内文データDS
を、経路データDC及び現在位置データDPに基づいて
設定される所定のタイミングをもって順次送出する。斯
かる案内文データDSの送出タイミングは、自動車が走
行経路ACにおける交叉点X1〜X5の夫々の手前の、
その交叉点から所定の距離だけ離隔した地点に到達した
ときとされる。
【0026】案内文作成部19において作成される案内
文の内容詳細度及び文体が、ランクデータDRがあらわ
すランクRAもしくはRB、あるいは、ランクR1,R
2もしくはR3に応じたものとされることにより、案内
文作成部19から送出される案内文データDSの内容
が、ランクデータDRがあらわすランクRAもしくはR
B、あるいは、ランクR1,R2もしくはR3に応じて
変化せしめられることになるが、案内文データDSの内
容とランクデータDRがあらわすランクRAもしくはR
B、あるいは、ランクR1,R2もしくはR3との関係
は、例えば、ランクデータDRがランクRAもしくはR
Bをあらわすものとされる場合には、ランクRAに応じ
たものとされた案内文データDSの内容が、ランクRB
に応じたものとされた案内文データDSの内容より、自
動車の乗員の注意を喚起する度合いが大なるものとされ
る。また、ランクデータDRがランクR1,R2もしく
はR3をあらわすものとされる場合には、ランクR1に
応じたものとされた案内文データDSの内容より、ラン
クR2に応じたものとされた案内文データDSの内容の
方が、自動車の乗員の注意を喚起する度合いが小なるも
のとされ、さらに、ランクR2に応じたものとされた案
内文データの内容より、ランクR3に応じたものとされ
た案内文データDSの内容の方が、自動車の乗員の注意
を喚起する度合いがより一層小なるものとされる。
【0027】案内文作成部19から送出される案内文デ
ータDSは、音声信号合成部22に供給される。音声信
号合成部22には、地点ランク設定部20からのランク
データDRも供給され、音声信号合成部22は、案内文
データDSによりあらわされる案内文に対応するアナロ
グ音声信号SAを、必要に応じて、その案内文データD
Sに対応するランクデータDRがあらわすランクRAも
しくはRB、あるいは、ランクR1,R2もしくはR3
に応じたレベルを有するものとして合成する。アナログ
音声信号SAが、ランクデータDRがあらわすランクR
AもしくはRB、あるいは、ランクR1,R2もしくは
R3に応じたレベルを有するものとされる際には、例え
ば、ランクデータDRがランクRAもしくはRBをあら
わすものとされる場合、ランクRAに応じたものとされ
たアナログ音声信号SAのレベルが、ランクRBに応じ
たものとされたアナログ音声信号SAのレベルより大な
るものとされ、また、ランクデータDRがランクR1,
R2もしくはR3をあらわすものとされる場合、ランク
R1に応じたものとされたアナログ音声信号SAのレベ
ルより、ランクR2に応じたものとされたアナログ音声
信号SAのレベルの方が小とされ、さらに、ランクR2
に応じたものとされたアナログ音声信号SAのレベルよ
り、ランクR3に応じたものとされたアナログ音声信号
SAのレベルの方がより一層小なるものとされる。
【0028】音声信号合成部22において合成されたア
ナログ音声信号SAは、放音部を構成するスピーカ23
に供給される。それにより、スピーカ23から、自動車
の乗員に対しての走行経路ACにおける交叉点X1〜X
5の夫々に関する音声案内が、案内文作成部19におい
て作成された案内文をもって、さらには、アナログ音声
信号SAのレベルに応じた音量をもって順次行われる。
その結果、誘導走行開始地点PSを発した自動車が、ス
ピーカ23からの音声案内により、それを受ける乗員の
運転操作を介して、走行経路ACに沿って誘導され、目
的地点PFに到達せしめられることになる。
【0029】このようにして、自動車を設定された走行
経路ACに沿って誘導すべく、自動車の乗員に対し、走
行経路ACにおける交叉点X1〜X5の夫々に関して行
われる音声案内は、当該交叉点についての地点ランク設
定部20からのランクデータDRがあらわすランクRA
もしくはRB、あるいは、ランクR1,R2もしくはR
3に応じて、従って、当該交叉点の重要度に応じて、そ
の内容詳細度及び文体が変化せしめられ、さらには、必
要に応じてそれらに加えて音量も変化せしめられるの
で、交叉点X1〜X5のうちの重要度が比較的大である
もの及び重要度が比較的小であるもののいずれについて
も、自動車の乗員にとって適正なものとされる。
【0030】上述の例における地点ランク設定部20
は、例えば、マイクロコンピュータが用いられて構成さ
れ、斯かるマイクロコンピュータが、走行経路ACにお
ける交叉点X1〜X5の夫々についての重要度に応じた
ランクの設定にあたって実行するプログラムの例を、図
4あるいは図5のフローチャートを参照して説明する。
【0031】図4のフローチャートは、走行経路ACに
おける交叉点X1〜X5の夫々についての重要度に応じ
たランクの設定に際して、交叉点X1〜X5の夫々にお
ける重要度を復帰コストをもって計る場合に適用され
る。斯かるフローチャートによりあらわされるプログラ
ムは、自動車が交叉点X1〜X5の夫々に対してそれか
ら所定の距離にまで近接する毎にスタートする。
【0032】そして、スタート後、ステップ31におい
て、近接した交叉点が交叉点X1〜X5のうちのいずれ
であるかを確認し、それ以後においては確認された交叉
点に関する各種のデータが取り込まれるようになす状態
設定を行う。続いて、ステップ32において、ステップ
31で確認された交叉点についての引返しコストCr
を、走行コストC1,方向反転コストC2,逆走コスト
C3,進路変更コストC4、及び、それらに夫々付随す
る渋滞コストT1,T2,T3及びT4の和をとって算
出する(Cr=(C1+T1)+(C2+T2)+(C
3+T3)+(C4+T4))。さらに、ステップ33
において、ステップ31で確認された交叉点についての
追加コストCaを、新経路コストCnとそれに付随する
渋滞コストTnとの和から、正規コストCoとそれに付
随する渋滞コストToとの和を減じることにより算出す
る(Ca=(Cn+Tn)−(Co+To))。
【0033】次に、ステップ34において、ステップ3
2で算出された引返しコストCrがステップ33で算出
された追加コストCa以下であるか否かを判断し、引返
しコストCrが追加コストCa以下である場合には、ス
テップ35において、引返しコストCrをステップ31
で確認された交叉点についての復帰コストCRとして設
定し、ステップ36に進み、また、引返しコストCrが
追加コストCaより大である場合には、ステップ37に
おいて、追加コストCaをステップ31で確認された交
叉点についての復帰コストCRとして設定し、ステップ
36に進む。
【0034】ステップ36においては、ステップ35も
しくはステップ37で設定された復帰コストCRが、基
準値CX以上であるか否かを判断する。その結果、復帰
コストCRが基準値CX以上である場合には、ステップ
38において、ステップ31で確認された交叉点に関し
てのランクRAをあらわすランクデータDRを送出し
て、プログラムを終了し、また、復帰コストCRが基準
値CX未満である場合には、ステップ39において、ス
テップ31で確認された交叉点に関してのランクRBを
あらわすランクデータDRを送出して、プログラムを終
了する。
【0035】図5のフローチャートは、走行経路ACに
おける交叉点X1〜X5の夫々についての重要度に応じ
たランクの設定に際して、交叉点X1〜X5の夫々にお
ける重要度を、交叉点X1〜X5の夫々及びその周囲地
点を含む領域についての自動車走行路網の複雑度合いを
もって計る場合に適用される。斯かるフローチャートに
よりあらわされるプログラムも、自動車が交叉点X1〜
X5の夫々に対してそれから所定の距離にまで近接する
毎にスタートする。
【0036】そして、スタート後、ステップ41におい
て、近接した交叉点が交叉点X1〜X5のうちのいずれ
であるかを確認し、それ以後においては確認された交叉
点に関する各種のデータが取り込まれるようになす状態
設定を行う。続いて、ステップ42において、ステップ
41で確認された交叉点及びその周囲地点を含む領域に
ついての自動車走行路網の複雑度合いCCを、例えば、
ステップ41で確認された交叉点及びその周囲地点を含
む領域内の自動車走行路網における、所定の単位距離あ
たりのステップ41で確認された交叉点に対する類似地
点の数に基づいて算出する(CC=E・n/La)。続
いて、ステップ43において、ステップ42で算出され
た複雑度合いCCが基準値CZ以上であるか否かを判断
し、複雑度合いCCが基準値CZ以上である場合には、
ステップ44において、ステップ41で確認された交叉
点に関してのランクR1をあらわすランクデータDRを
送出して、プログラムを終了する。
【0037】また、ステップ43での判断の結果、複雑
度合いCCが基準値CZ未満である場合には、ステップ
45において、ステップ42で算出された複雑度合いC
Cが、基準値CZより小なる基準値CY以上であるか否
かを判断し、複雑度合いCCが基準値CY以上である場
合には、ステップ46において、ステップ41で確認さ
れた交叉点に関してのランクR2をあらわすランクデー
タDRを送出して、プログラムを終了する。さらに、ス
テップ45での判断の結果、複雑度合いCCが基準値C
Y未満である場合には、ステップ47において、ステッ
プ41で確認された交叉点に関してのランクR3をあら
わすランクデータDRを送出して、プログラムを終了す
る。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る自動車の走行経路誘導装置によれば、自動車に対し
て設定された走行経路上の音声案内がなされるべき地点
である、例えば、交叉点とされる音声案内対象地点に関
しての自動車の乗員に対する音声案内が、各音声案内対
象地点に固有の重要度に応じた案内内容あるいは放音態
様をもって行われ、例えば、重要度が比較的大である音
声案内対象地点に関する音声案内は、重要度が比較的小
である音声案内対象地点に関する音声案内に比して、自
動車の乗員の注意を喚起する度合いが大であるものとさ
れるので、重要度が比較的大である音声案内対象地点に
対する音声案内を、自動車の乗員に対する注意の喚起を
充分に行えるものとなすことができるとともに、重要度
が比較的小である音声案内対象地点に対する音声案内
を、自動車の乗員に煩わしさを覚えさせることがないも
のとなすことができ、その結果、重要度が比較的大であ
る音声案内対象地点及び重要度が比較的小である音声案
内対象地点のいずれに関しての音声案内も、それを受け
る自動車の乗員にとって適正なものとすることができる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の走行経路誘導装置の一例
を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示される例の動作説明に供される自動車
の走行経路を示す概念図である。
【図3】図1に示される例の動作説明に供される自動車
の走行経路における交叉点及びその周囲をを示す概念図
である。
【図4】図1に示される例における地点ランク設定部を
構成するマイクロコンピュータが交叉点に対する重要度
に応じたランクの設定を行うに際して実行するプログラ
ムの一例をあらわすフローチャートである。
【図5】図1に示される例における地点ランク設定部を
構成するマイクロコンピュータが交叉点に対する重要度
に応じたランクの設定を行うに際して実行するプログラ
ムの他の例をあらわすフローチャートである。
【符号の説明】
11 現在位置検出部 16 地図データ格納メモリ部 17 経路設定部 18 目的地データ入力部 19 案内文作成部 20 地点ランク設定部 21 渋滞情報送出部 22 音声信号合成部 23 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/0969 G01C 21/00 G09B 29/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車についての目的地データ及び現在位
    置データと自動車走行路網を示す地図データとに基づい
    て走行経路を設定し、設定された走行経路に関する経路
    データを送出する経路設定部と、 上記地図データ及び上記経路設定部からの経路データに
    基づいて、上記経路データにより特定される上記設定さ
    れた走行経路上の所定地点に関する案内文を作成し、作
    成された案内文をあらわす案内文データを、上記現在位
    置データ及び上記経路データに基づいて設定される所定
    のタイミングをもって送出する案内文作成部と、 該案内文作成部からの案内文データに対応する音声信号
    を合成する音声信号合成部と、 該音声信号合成部から得られる音声信号が供給され、該
    音声信号に基づく上記所定地点に関する音声案内を実行
    して上記自動車の走行経路誘導を行う放音部と、 上記現在位置データ,上記地図データ及び上記経路設定
    部からの経路データに基づき、上記所定地点についての
    重要度に応じたランクを設定し、上記案内文作成部から
    の案内文データの内容あるいは上記放音部による放音態
    様を設定されたランクに応じたものとなす制御を行うラ
    ンク設定部と、 を備え 上記ランク設定部が、上記所定地点についての重要度
    を、該所定地点において上記自動車が経路ミスを生じた
    とき、その後該自動車が上記設定された走行経路に復帰
    するに要することになる復帰コストをもって計ることを
    特徴とする 自動車の走行経路誘導装置。
  2. 【請求項2】ランク設定部が、設定された走行経路上の
    所定地点に関しての復帰コストを、上記所定地点におい
    て自動車が経路ミスを生じたとき、その後該自動車が上
    記所定地点まで引き返す際に要することになる引返しコ
    ストと、上記所定地点において上記自動車が経路ミスを
    生じたとき、その後該自動車が、引き返すことなく、目
    的地点に到達する際に要することになる追加コストとの
    うちの小なる方のものに基づいて算出することを特徴と
    する請求項1記載の自動車の走行経路誘導装置。
  3. 【請求項3】ランク設定部が、設定された走行経路上の
    所定地点に関しての引返しコストを、上記所定地点にお
    いて自動車が経路ミスを生じたとき、上記所定地点から
    上記自動車が該所定地点に引き返すべく方向反転するこ
    とができる地点までの距離を演算要素の一つとして算出
    することを特徴とする請求項2記載の自動車の走行経路
    誘導装置。
  4. 【請求項4】ランク設定部が、放音部からの音声案内の
    音量を、設定されたランクに応じたものとなす制御を行
    ことを特徴とする請求項記載の自動車の走行経路誘
    導装置。
  5. 【請求項5】自動車についての目的地データ及び現在位
    置データと自動車走行路網を示す地図データとに基づい
    て走行経路を設定し、設定された走行経路に関する経路
    データを送出する経路設定部と、 上記地図データ及び上記経路設定部からの経路データに
    基づいて、上記経路データにより特定される上記設定さ
    れた走行経路上の所定地点に関する案内文を作成し、作
    成された案内文をあらわす案内文データを、上記現在位
    置データ及び上記経路データに基づいて設定される所定
    のタイミングをもって送出する案内文作成部と、 該案内文作成部からの案内文データに対応する音声信号
    を合成する音声信号合成部と、 該音声信号合成部から得られる音声信号が供給され、該
    音声信号に基づく上記所定地点に関する音声案内を実行
    して上記自動車の走行経路誘導を行う放音部と、 上記現在位置データ,上記地図データ及び上記経路設定
    部からの経路データに基づき、上記所定地点についての
    重要度に応じたランクを設定し、上記案内文作成部から
    の案内文データの内容あるいは上記放音部による放音態
    様を設定されたランクに応じたものとなす制御を行うラ
    ンク設定部と、 を備え、 ランク設定部が、上記所定地点及びその周囲地点を含む
    領域内の自動車走行路網における、所定の単位距離あた
    りの上記所定地点に対する類似地点の数に基づ いて、上
    記領域における自動車走行路網の複雑度合いを算出し、
    算出された複雑度合いをもって、上記所定地点について
    の重要度を計ることを特徴とする自動車の走行経路誘導
    装置。
  6. 【請求項6】ランク設定部が、設定された走行経路上の
    所定地点に対する類似地点を、上記所定地点からの距離
    及び道路幅の夫々が所定の範囲内にあるものに限定する
    ことを特徴とする請求項記載の自動車の走行経路誘導
    装置。
  7. 【請求項7】自動車についての目的地データ及び現在位
    置データと自動車走行路網を示す地図データとに基づい
    て走行経路を設定し、設定された走行経路に関する経路
    データを送出する経路設定部と、 上記地図データ及び上記経路設定部からの経路データに
    基づいて、上記経路データにより特定される上記設定さ
    れた走行経路上の所定地点に関する案内文を作成し、作
    成された案内文をあらわす案内文データを、上記現在位
    置データ及び上記経路データに基づいて設定される所定
    のタイミングをもって送出する案内文作成部と、 該案内文作成部からの案内文データに対応する音声信号
    を合成する音声信号合成部と、 該音声信号合成部から得られる音声信号が供給され、該
    音声信号に基づく上記所定地点に関する音声案内を実行
    して上記自動車の走行経路誘導を行う放音部と、 上記所定地点及びその周囲地点を含む領域内の自動車走
    行路網における、所定の単位距離あたりの上記所定地点
    に対する類似地点の数に基づいて、上記領域における自
    動車走行路網の複雑度合いを算出し、算出された複雑度
    合いをもって、上記所定地点についての重要度を計り、
    該重要度に応じた上記所定地点についてのランクを、上
    記現在位置データ,上記地図データ及び上記経路設定部
    からの経路データに基づいて設定し、上記案内文作成部
    からの案内文データの内容あるいは上記放音部による放
    音態様を設定されたランクに応じたものとなす制御を行
    うランク設定部と、 を備え、 上記 ランク設定部が、上記領域における自動車走行路網
    の複雑度合いの算出に あたり、上記所定地点に対する類
    似地点についての類似度合いに応じた重み係数を加味す
    ることを特徴とする自動車の走行経路誘導装置。
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