JP3183320U - 収納棚 - Google Patents

Abstract

【課題】収納容量を変えられる収納棚を提供する。
【解決手段】収納棚１０は、ベース収納部材１２と、追加収納部材１４とを有する。ベース収納部材１２は、棚２６および追加収納部材１４が着脱できる受部となる溝１８ａ，２０ａを、側板１８，１８の内側に備える。また、ベース収納部材１２は、壁面等の設置場所に取り付けられる取付部となるワイヤー３０を備える。また、ベース収納部材１２は、収納部の少なくとも一部を覆う額縁が掛けられる掛部２４を備える。追加収納部材１４は、ベース収納部材１２に装着できる装着部となる突出を備える。また、追加収納部材１４は、棚および他の追加収納部材が着脱できる受部となる溝を備える。
【選択図】図１

Description

本考案は、収納容量を変えられる収納棚に関する。

室内の壁面の上部に取り付ける収納棚が知られている。この収納棚は収納容量が決まっているため、収納したい物品が増えても収納しきれない。収納容量が大きい収納棚を壁面に取り付けておけば収納したい物品が増えても対応できる。しかし、収納したい物品が少ないときには、収納容量が大きい収納棚は邪魔になることがある。

本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、収納容量を変えられる収納棚を提供することを目的とする。

本考案の収納棚は、ベース収納部材と、追加収納部材とを有する収納棚であって、ベース収納部材は、棚および追加収納部材が着脱できる受部と、設置場所に取り付けられる取付部とを備え、追加収納部材は、ベース収納部材に装着できる装着部を備える。

本考案の収納棚において、追加収納部材は、棚および他の追加収納部材が着脱できる受部を備えることが好ましい。本考案の収納棚において、追加収納部材は、取り外し可能な背面板を備えていてもよい。本考案の収納棚において、ベース収納部材は、収納部の少なくとも一部を覆う額縁が掛けられる掛部を備えることが好ましい。

本考案によれば、収納棚の収納容量を簡単に変えられる。

本考案の実施形態に係る収納棚の斜視図である。 本考案の実施形態に係る追加収納部材の斜視図である。

以下、本考案の収納棚について、図面を参照しながら実施形態に基づいて説明する。なお、図面は、収納棚、収納棚を構成する部材、および収納棚の周辺部材を模式的に表したものであり、これらの実物の寸法および寸法比は、図面上の寸法および寸法比と必ずしも一致していない。また、重複説明は適宜省略し、同一部材には同一符号を付与することがある。

図１は、本考案の実施形態に係る収納棚１０を示す。収納棚１０は、ベース収納部材１２と、追加収納部材１４とを備える。ベース収納部材１２は、それぞれ長方形板形状を有する天板１６、側板１８，２０、および背板２２を備える。天板１６には、額縁が掛けられる掛部２４が設けられている。天板１６、側板１８，２０、背板２２、および掛部２４は、木材や樹脂等から構成される。掛部２４は上面に凹凸が形成されており、凹部に額縁のひもやワイヤー等を引っ掛けるようになっている。凹部が複数あるので、いろいろな形状や大きさの額縁に対応できる。

ベース収納部材１２に掛けられた額縁は、ベース収納部材１２の前面で、収納部の少なくとも一部を覆う。このため、単に壁面の上部に額縁を掛けた場合と比べて、額縁の奥の空間を有効利用できる。収納部には、例えば、額縁に入れた写真や賞状に関連する小物を収納する。側板１８，２０の内側には、溝１８ａ，２０ａが形成されている。溝１８ａ，２０ａは、棚２６および追加収納部材１４が着脱できる受部となる。すなわち、収納棚１０は、ベース収納部材１２の側板１８，２０に形成された溝１８ａ，２０ａに棚２６を入れて、収納したい物品を棚２６の上に置くように構成されている。

背板２２の左右両端には、底面が長方形である四角柱形状を有する背板柱２８，２８を備える。背板柱２８，２８は木材や樹脂等から構成され、天板１６の上方に突き出している。天板１６の上方に突き出した背板柱２８，２８の間には、ワイヤー３０が渡されている。ワイヤー３０は、ベース収納部材１２の設置場所、例えば、家具の側面、壁、柱、梁のフック等に取り付けられる取付部として機能する。

図２は、本考案の実施形態に係る収納棚１０を構成する追加収納部材１４を示す。追加収納部材１４は、それぞれ長方形板形状を有する天板３６、側板３８，４０、および背板４２を備える。天板３６、側板３８，４０、および背板４２は、木材や樹脂等から構成される。また、棚２６と、底板４４とを備える。棚２６は、側板３８，４０に形成された溝３８ａ，４０ａに着脱可能である。天板３６と背板４２の間には、隙間が設けられており、図２に示すように、この隙間から背面板４６が取り外し可能、すなわち抜き差しできるようになっている。

背面板４６は、背面４２を覆う化粧板で、表面が赤色、青色、橙色等に着色されている。このため、収納棚１０に収納する物品に応じて、追加収納部材１４の背景色を変えることができる。追加収納部材１４は、天板３６の左右両端に突出３６ａ，３６ａを備える。突出３６ａ，３６ａは、ベース収納部材１２の溝１８ａ，２０ａに装着できる装着部となる。追加収納部材１４をベース収納部材１２に装着することによって、収納棚１０の収納容量を増やすことができる。また、収納棚１０の収納容量を減らしたいときは、追加収納部材１４をベース収納部材１２から取り外し、溝１８ａ，２０ａに棚２６を嵌め込めばよい。なお、棚２６および底板４４の前面には、それぞれ透明なフェンス２６ａ，４４ａがあり、棚２６および底板４４に置いた物品の落下を防ぐとともに、物品を視認することができる。

棚２６および追加収納部材１４は、収納棚１０の前面からベース収納部材１２の溝１８ａ，２０ａに沿って差し込んで装着する。また、装着した棚２６および追加収納部材１４は、ベース収納部材１２の溝１８ａ，２０ａに沿って収納棚１０の前面方向に引き出せば取り外せる。同様に、棚２６は、収納棚１０の前面から追加収納部材１４の溝３８ａ，４０ａに沿って差し込んで装着する。また、装着した棚２６は、追加収納部材１４の溝３８ａ，４０ａに沿って収納棚１０の前面方向に引き出せば取り外せる。

以上、実施形態に基づいて本考案の収納棚を説明したが、本考案の収納棚は上記実施形態に限定されない。すなわち、追加収納部材の底板を溝で着脱可能な棚にすれば、この棚と他の追加収納部材を交換することによって、さらに収納容量を増やすことができる。また、背面板の表面は、例えば背面板の表面を市松模様にしたり、地図、カレンダー、キャラクラターの絵画等にしたりしてもよい。また、受部は溝以外であってもよく、取付部はワイヤー以外であってもよく、装着部は突出以外であってもよい。

１０…収納棚、 １２…ベース収納部材、 １４…追加収納部材、 １６，３６…天板、 １８，２０，３８，４０…側板、 ２２，４２…背板、 ２４…掛部、 ２６…棚、 ２８…背板柱、 ３０…ワイヤー、 ４４…底板、 ４６…背面板

Claims (4)

1. ベース収納部材と、追加収納部材とを有する収納棚であって、
   前記ベース収納部材は、棚および前記追加収納部材が着脱できる受部と、設置場所に取り付けられる取付部とを備え、
   前記追加収納部材は、前記ベース収納部材に装着できる装着部を備える収納棚。
2. 請求項１において、
   前記追加収納部材は、棚および他の追加収納部材が着脱できる受部を備える収納棚。
3. 請求項１または２において、
   前記追加収納部材は、取り外し可能な背面板を備える収納棚。
4. 請求項１から３のいずれかにおいて、
   前記ベース収納部材は、収納部の少なくとも一部を覆う額縁が掛けられる掛部を備える収納棚。

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