JP3166340U - 商品展示台単体及びそれを使用した組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の付属品の後付け設置を可能にして、趣のある展示を種々演出できると共に、運搬のし易い商品展示台単体及びその組立体を提供する。【解決手段】展示商品が載置される板状のステージ台1と、該ステージ台の裏面の略四隅から下方に延びる短足状の脚部材2とを備える硬質プラスチック製であって、前記脚部材には、柱状部材が下から差し込まれて嵌合する第1嵌合用孔が形成され、該ステージ台の表面側四隅には、柱状部材が上から差し込まれて嵌合する第2嵌合用孔3aが形成され、該第1嵌合用孔と該第2嵌合用孔は、孔の開口形状が同じである商品展示台単体10。【選択図】図1

Description

本考案は、比較的サイズの大きな商品などの展示を好適に演出する商品展示台単体及びそれを使用した組立体に関するものである。
百貨店、量販店などにおいては、比較的サイズの大きな商品を陳列したり、中サイズの商品を多数陳列したりすることがある。この場合、大きな陳列面を有する強度的に安定な商品展示台が使用される。また、商品の販売よりも展示を目的とした見本市などのイベントにおいては、比較的大きなステージ台に展示品を載せて展示することがある。
従来の商品展示台としては、箱状の台を数個用意し、並べたり積み重ねたりして大きな展示用のステージ台を造っていた。また、強度の高いスチール製の台を数個用意し、並べたり積み重ねたりして大きな展示用のステージ台を造っていた。
しかしながら、従来の商品展示台は、形状が固定しており、組み合わせたものであっても展示の演出に乏しいものであるか、あるいは重量物でしかもサイズが大きいため、搬送し難いものであった。
従って、本考案の目的は、種々の付属品の後付け設置を可能にして、趣のある展示を種々演出できると共に、運搬のし易い商品展示台単体及びその組立体を提供することにある。
かかる実情において、本考案者は鋭意検討を行った結果、硬質プラスチック製で、短足状の脚部には、柱状部材が下から差し込まれて嵌合する第1嵌合用孔が形成され、ステージ台の表面四隅には、柱状部材が上から差し込まれて嵌合する第2嵌合用孔が形成され、該第1嵌合用孔と該第2嵌合用孔は、孔の開口形状が同じである商品展示台単体及びその組立体であれば、種々の付属品の後付け設置を可能にして、趣のある展示を種々演出できると共に、運搬のし易いこと等を見出し、本考案を完成するに至った。
すなわち、本考案は、展示商品が載置される板状のステージ台と、ステージ台の裏面の略四隅から下方に延びる短足状の脚部と、を備える硬質プラスチック製であって、該脚部には、柱状部材が下から差し込まれて嵌合する第1嵌合用孔が形成され、該ステージ台の表面四隅には、柱状部材が上から差し込まれて嵌合する第2嵌合用孔が形成され、該第1嵌合用孔と該第2嵌合用孔は、孔の開口形状が同じであることを特徴とする商品展示台単体を提供するものである。
また、本考案は、前記商品展示台単体の2個以上を積み重ねて得られることを特徴とする組立体を提供するものであり、また、本考案は、柱状部材の一端を第2嵌合用孔に、他端を第1嵌合用孔に差し込み、前記商品展示台単体の2個以上を組み付けて得られることを特徴とする組立体を提供するものである。
本考案によれば、種々の付属品の後付け設置を可能にして、趣のある展示を種々演出できると共に、リブ構造の硬質プラスチック製であるため運搬がし易い。
本実施の形態における商品展示台単体の斜視図である。 図1の商品展示台単体の裏側から見た斜視図である。 図1のA−A線に沿って見た脚部近傍の断面図である。 図1の商品展示台単体の側面図である。 図1の商品展示台単体の使用例を示す図である。 図1の商品展示台単体の他の使用例を示す図である。 図1の商品展示台単体を2台積み重ねた組立体である。 図1の商品展示台単体を柱状部材を介して2台積み重ねた組立体である。 図8の組立体の他の使用例を示す図である。 図8の組立体の他の使用例を示す図である。 図8の組立体の他の使用例を示す図である。 組立体の他の使用例を示す図である。 組立体の他の使用例を示す図である。 組立体の他の使用例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態における商品展示台単体を図1〜図6を参照して説明する。商品展示台単体10は、展示商品が載置される板状のステージ台1と、ステージ台1の裏面の略四隅から下方に延びる短足状の脚部2と、を備える硬質プラスチック製である。硬質プラスチックとしては、硬質ポリプロピレン等公知のものが使用できる。
板状のステージ台1は、展示商品が載置されるもので、平面視が長方形でやや短めの高さの側板12a、12bを有する。側板12a、12bの高さは概ね、50〜200mmである。短足状の脚部2とステージ台1の側板12a、12bの高さを抑えることで、載置面が低くなり、大きな商品や重量のある商品の設置安定性が向上する。また、ステージ台1は4つの側板12a、12bで囲まれた内側部分はリブ構造である。このリブ構造としては、特に制限されないが、本例では、多数の縦リブ13と多数の横リブ14が格子状に配置されたものである。これにより、強度を保持しつつ軽量化が図れる(図2参照)。
ステージ台1の表面側の縁周りには、周回溝5が形成されている。周回溝5の溝幅は数mm〜10mmであり、溝底を有するものが好ましい。これにより、転落防止板、目隠し用化粧板、柵部材等の設置が可能となる。また、周回溝5は溝底が段差のある2段底となっていてもよい。これより、溝幅の異なる2つの溝が形成でき、2つの異なる厚みの板状物の設置が可能となる。図6は周回溝15に柵部材18を設置したものであり、後方柵より前方柵の高さが低いため、前方から展示商品を投入することができる。
ステージ台1の表面側の四隅には、柱状部材31が上から差し込まれて嵌合する第2嵌合用孔3aが形成され、ステージ台1の表面側中央には、柱状部材31が上から差し込まれて嵌合する任意の構成要素である第3嵌合用孔3bが形成されている。これにより、商品展示台単体10を柱状部材31を介して、積み重ねることで、図8及び図13に示すような2段の組立体30、60を得ることができる。図8に示すように、ステージ台1の表面側四隅の第2嵌合用孔3aを使用する場合は、注状部材31は4本の使用となり、更に表面側中央の第3嵌合用孔3bを使用する場合は、柱状部材31は合計5本の使用となり、設置安定性が向上する。また、第2嵌合用孔3aと第3嵌合用孔3bは、同じ孔形状である。これにより、同じ形状の柱状部材31が使用できる。なお、第2嵌合用孔3aと第3嵌合用孔3bの孔の深さは適宜決定される。
第2嵌合用孔3a及び第3嵌合用孔3bには、通常、孔を塞ぐキャップ部材4が嵌められおり、キャップ部材4の表面とステージ台1の表面は略面一である。これにより、柱状部材31を使用しない場合、キャップ部材4を第2嵌合用孔3aと第3嵌合用孔3bに嵌めておけば、載置面を凸凹のない大きな平坦面とすることができる。キャップ部材4は、キャップ天板41と孔に嵌る脚部42とからなる。
ステージ台1の表面側の周縁には、適宜の間隔及び適宜の数の嵌合用丸孔6が形成されている。本例では、長手方向における一方の側縁には、中央に2つ、両端側にそれぞれ1つ都合4つ、長手方向における他方の側縁には、中央に2つ、両端側にそれぞれ1つ都合4つ、短手方向における一方の側縁には、2つ、短手方向における他方の側縁には、2つそれぞれ形成されている。また、キャップ部材4には、全て前記嵌合用丸孔6と同じ形状の丸孔が形成されている。嵌合用丸孔6は、数十mm程度の深さを有するもので、図5に示すように、POP表示16用の丸棒部材17などが差し込まれる。このように、多くの嵌合用丸孔6を設けることで、POP表示用の丸棒部材を種々の位置に、種々の形状で設置でき、展示を趣のあるものにすることができる。
ステージ台1の表面側には、キャスター取付用のボルト挿入孔15が形成されてなる。キャスター取付用のボルト挿入孔15は、不図示のキャスターフランジの4つの孔に対応するため、1つのキャスターに対して、4つ形成されることになる。本例では、一方の長手方向の側縁近傍に3箇所、他方の長手方向の側縁近傍に3箇所、都合6箇所に形成されている。すなわち、キャスターを取り付ける際は、ボルトをボルト挿入孔15及びキャスターフランジの孔に通し、ナットで締め付ければよい。
また、ステージ台1の裏側において、側板12a、12bに平行且つ2つの脚部2、2間に差し渡し状で板状リブ8が形成されおり、側板12a、12bと板状リブ8で形成される隙間が長溝9となっている。この長溝9は、周回溝5と対応する位置にあり、転落防止板や目隠し用化粧板等の板状物の上縁部が係合する。また、板状リブ8は、脚部2の下端近傍にまで連続しており、ステージ台のみならず、脚部2の強度も補強している。
脚部2において、短足とは、通常の500mm程度の脚部に比べて、短いという意味であり、概ね100〜200mm程度のものである。脚部2を短足状にすることで、ステージ台1の高さが低くなり、大きな商品や重量のある商品の設置安定性が向上する。また、ステージ台1を持ち上げ易くなると共に、搬送し易くなる。
脚部2には、柱状部材31が下から差し込まれて嵌合する第1嵌合用孔21が形成されている。第1嵌合用孔21は、所定の開口形状と孔底を有する。孔底は、面であってもリブ状の部分面であってもよい。すなわち、脚部2の第1嵌合用孔21には、別途部材である柱状部材31が差し込まれて、ステージ台1に高さが付与される。
第1嵌合用孔21と第2嵌合用孔3は、孔の開口形状が同じである。これにより、長さ方向に均一形状の柱状部材31を使用する場合、上下関係なく使用できる。第1嵌合用孔21と第2嵌合用孔3において、孔の深さは同じでも異なっていてもよい。
ステージ台1の裏面側中央には、更に中央脚部7を有する。中央脚部7は、4つの脚部2より約数mm程度と僅かに短足である。これにより、商品を展示しない場合あるいは展示商品が軽量の場合、ステージ台1は4つの脚部2で支持され、展示品が重量物の場合、ステージ台1が僅かに撓んで4つの脚部2と中央脚部7で大きなステージ台1が支持される。中央脚部7の脚径(径方向の最大長さ)は、脚部2の脚径より大とすることが好ましい。これにより、重量物を安定して支持できる。中央脚部7は、本例では内部がリブ構造であり、これにより、強度を保持しつつ軽量化を図っている。
次に、本発明の実施の形態における組立体を図7〜図14を参照して説明する。図7は上段の商品展示台単体が下段の商品展示台単体に載置される直前の状態を示す。図7の組立体20は、2個の商品展示台単体10、10を積み重ねて得られるものである。組立体20は、ステージ台1のステージ面の嵩上げを狙ったものであるが、下段のステージ台のステージ面に展示商品を載置することもできる。
図8の組立体30は、柱状部材31の一端(下端)部を下段の商品展示台単体10の第2嵌合用孔3aに差し込み、他端(上端)部を上段の商品展示台単体10の脚部2の第1嵌合用孔21に差し込んで、2台の商品展示台単体10を組み付け、2段のステージ面を形成したものである。組立体30は、上下2つのステージ台1のステージ面に展示商品を載置することができる。
図9の組立体40は、図8の組立体30に更に、柱状部材31を介して商品展示台単体10を積み重ねたものである。すなわち、柱状部材31の一端(下端)部を中段の商品展示台単体10の第2嵌合用孔3aに差し込み、他端(上端)部を上段の商品展示台単体10の脚部2の第1嵌合用孔21に差し込み、3台の商品展示台単体10を組み付け、3段のステージ面を形成したものである。組立体40は、3つのステージ台1のステージ面に展示商品を載置することができる。なお、本発明の組立体は、商品展示台単体10の積み重ね数は上記形態に限定されず、4個以上も可能である。また、図9の組立体40は、目隠し用化粧板41を中段の商品展示台単体10の周回溝5と上段の商品展示台単体10の長溝9に係合して設置する。なお、図9では目隠し用化粧板41は2枚の使用であるが、実際は4枚を使用し、四方全てを目隠しするものである。また、目隠し用化粧板41は、下段の商品展示台単体10と中段の商品展示台単体10間に設置することができる。なお、隠し用化粧板41は、商品展示台単体10を横並びにしたもの(図12)、商品展示台単体10を横並びにしたものに、更に商品展示台単体10を積み重ねたもの(図14)にも設置できる。このような組立体はステージ台1というよりもボックスとして認識でき、趣の異なる展示を演出できる。
2台の商品展示台単体10を積み重ねて得られる組立体30は、例えば図10に示すように、柵部材33を上段の商品展示台単体10の周回溝5に設置すれば、上段の商品展示台単体10のステージ台1の上面に載置された商品の転落を防止できる。なお、柵部材33の下端に下方に延びる係止丸棒(不図示)が形成されていれば、係止丸棒を嵌合用丸孔6に係合させてもよい。また、図11に示すように、透明のアクリル板34を上段の商品展示台単体10の周回溝5に設置すれば、上段の商品展示台単体10のステージ台1の上面に載置された商品の転落を防止できる。
商品展示台単体10は別途部材のキャスター61を取り付けることができる。キャスター61の使用個数は少なくとも4個であり、本例では6個である。これにより、商品展示台単体10は移動自在となる。また、商品展示台単体10を複数台使用した組立体においても、同様に、下段の商品展示台単体10に別途部材のキャスター61を取り付けることができる。これにより、組立体は移動自在となる。
本発明によれば、注状部材、転落防止板、目隠し用化粧板、柵部材、キャスター、アクリル板、POP表示用ポール等の種々の付属品の後付け設置を可能にしている。このため、趣のある展示を種々演出できる。また、商品展示台単体は脚部材が短足状でもあり、運搬がし易い。
1 ステージ台
2 脚部材
3a 第2嵌合用孔
3b 第3嵌合用孔
4 キャップ部材
5 周回溝
6 嵌合用丸孔
7 中央脚部材
8 板状リブ
9 長溝
10 商品展示台単体
20、30、40、50、60、70 組立体
21 第1嵌合用孔

Claims (14)

  1. 展示商品が載置される板状のステージ台と、
    ステージ台の裏面の略四隅から下方に延びる短足状の脚部と、を備える硬質プラスチック製であって、
    該脚部には、柱状部材が下から差し込まれて嵌合する第1嵌合用孔が形成され、該ステージ台の表面側四隅には、柱状部材が上から差し込まれて嵌合する第2嵌合用孔が形成され、該第1嵌合用孔と該第2嵌合用孔は、孔の開口形状が同じであることを特徴とする商品展示台単体。
  2. 該第2嵌合用孔には、該孔を塞ぐキャップ部材が嵌められていることを特徴とする請求項1記載の商品展示台単体。
  3. 該ステージ台の表面側の縁周りには、周回溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の商品展示台単体。
  4. 該ステージ台の表面側中央には、柱状部材が上から差し込まれて嵌合する第3嵌合用孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の商品展示台単体。
  5. 該第2嵌合用孔と該第3嵌合用孔は、同じ孔形状であることを特徴とする請求項4記載の商品展示台単体。
  6. 該第3嵌合用孔には、該孔を塞ぐキャップ部材が嵌められおり、該キャップ部材の表面と該ステージ台の表面は略面一であることを特徴とする請求項4又は5記載の商品展示台単体。
  7. 該ステージ台の裏面側中央には、下方に延びる短足状の中央脚部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の商品展示台単体。
  8. 該中央脚部は、該略四隅に形成される短足状の脚部より、脚長さが僅かに短いものであることを特徴とする請求項7記載の商品展示台単体。
  9. 該ステージ台は4つの側板を有し、側板で囲まれた内側部分はリブ構造であって、該側板に平行且つ2つの脚部間に差し渡し状で板状リブが形成され、該側板と板状リブで長溝を形成することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の商品展示台単体。
  10. 該板状リブは、該脚部の下端近傍にまで連続することを特徴とする請求項9記載の商品展示台単体。
  11. 該ステージ台の表面側の周縁には、適宜の間隔及び適宜の数の嵌合用丸孔が形成されてなることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の商品展示台単体。
  12. 該ステージ台の表面側には、キャスター取付用のボルト挿入孔が形成されてなることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の商品展示台単体。
  13. 請求項1〜12の商品展示台単体の2個以上を積み重ねて得られることを特徴とする組立体。
  14. 柱状部材の一端を第2嵌合用孔に、他端を第1嵌合用孔に差し込み、請求項1〜12の商品展示台単体の2個以上を組み付けて得られることを特徴とする組立体。
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