JP3183202U - アンカー - Google Patents

アンカー Download PDF

Info

Publication number
JP3183202U
JP3183202U JP2013000835U JP2013000835U JP3183202U JP 3183202 U JP3183202 U JP 3183202U JP 2013000835 U JP2013000835 U JP 2013000835U JP 2013000835 U JP2013000835 U JP 2013000835U JP 3183202 U JP3183202 U JP 3183202U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion portion
handle
spring
anchor
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2013000835U
Other languages
English (en)
Inventor
正通 津金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013000835U priority Critical patent/JP3183202U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3183202U publication Critical patent/JP3183202U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

【課題】ばねの付勢力が低下しても湖底に容易に挿入できるアンカーを提供する。
【解決手段】柄部110と挿入部120とがばね(つる巻きばね130)を介して連結されたアンカー100は、挿入部120が互いに回動自在に連結された第1部材121と第2部材122とを有し、柄部110と挿入部120の第1部材121がV字状に固定する。さらに、柄部110と挿入部120の第2部材122がばねを介して連結され、ばねが柄部110と第2部材122を互いに近づけるように付勢して、挿入部120の第1部材121と第2部材122が一方向に伸びるように保持されており、第2部材122がばねの付勢力に抗って外側に向かって回動して、挿入部120が折れ曲がるように構成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、船舶用のアンカー(錨、anchor)に関する。
従来から、様々なアンカーが知られており、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のアンカー(バネ付きダンフォース型アンカー)は、つる巻きばね(密着巻き螺旋バネ)を介して回動自在に連結された棒状の柄部(シャンク)と板状の挿入部(フレーク)とを有し、前記つる巻きばねは前記柄部と前記挿入部とを互いに近づく方向に付勢してV字状に保持しており、前記つる巻きばねの付勢力に抗って前記柄部と前記挿入部とがなす連結角度を大きくすることができるように構成されている。これにより、前記挿入部が湖底の岩等の障害物に引っ掛かった場合でも、アンカーを湖底に放置することなく障害物から外して引き上げることができる。
また、特許文献2には異なる種類のアンカーが記載されている。特許文献2に記載のアンカーは、V字状に固定された柄部(シャンク)と挿入部(アンカー本体)と、前記柄部と前記挿入部を結ぶように装着された金属線(根掛かり防止用線材)とを有しており、前記金属線は岩や岩盤等の障害物が前記柄部と前記挿入部の間に侵入することを低減するように構成されている。これにより、前記挿入部が障害物に深く潜り込むことを防止できる。
実開昭64−022696号公報 特許第4678624号公報
特許文献1に記載のアンカーは柄部と挿入部とがつる巻きばねを介して回動自在に連結されており、つる巻きばねは付勢力によって柄部と挿入部とをV字状に保持していることにより、発錆等によってつる巻きばねの付勢力が低下すると、柄部と挿入部の保持状態が解除されて、挿入部は柄部に揺動自在に垂れ下がるので、挿入部を湖底に差し込むことが難しいという問題がある。
そこで、本考案は上記問題点を解決するものであり、その課題は、つる巻きばねの付勢力が低下しても挿入部を湖底に容易に差し込むことができるアンカーを提供することにある。
上記課題を解決するための本考案のアンカーは、柄部と挿入部とがばねを介して連結されたアンカーであって、前記挿入部は互いに回動自在に連結された第1部材と第2部材とを有し、前記柄部と前記挿入部の前記第1部材がV字状に固定されており、前記柄部と前記挿入部の前記第2部材が前記ばねを介して連結され、前記ばねが前記柄部と前記第2部材を互いに近づけるように付勢して、前記挿入部の前記第1部材と前記第2部材が一方向に伸びるように保持されており、前記第2部材が前記ばねの付勢力に抗って外側に向かって回動して、前記挿入部が折れ曲がるように構成されていることを特徴とする。
この考案によれば、柄部と挿入部とがばねを介して連結されたアンカーであって、前記挿入部は互いに回動自在に連結された第1部材と第2部材とを有し、前記柄部と前記挿入部の前記第1部材がV字状に固定されており、前記柄部と前記挿入部の前記第2部材が前記ばねを介して連結され、前記ばねが前記柄部と前記第2部材を互いに近づけるように付勢して、前記挿入部の前記第1部材と前記第2部材が一方向に伸びるように保持されており、前記第2部材が前記ばねの付勢力に抗って外側に向かって回動して、前記挿入部が折れ曲がるように構成されていることにより、前記柄部と前記挿入部の前記第1部材はV字状に固定されているので、前記ばねの付勢力が低下しても前記柄部と前記第1部材の連結姿勢がV字状に維持され、前記挿入部を河川や湖沼や海等の底に容易に差し込むことができる。
ここで、前記柄部は一方向に伸びる棒状である。前記柄部は例えば中実である、すなわち中空になっていない。前記挿入部の前記第1部材と前記第2部材は例えば平板状である。前記ばねは例えばつる巻きばねである。
本考案の一態様においては、前記挿入部の前記第2部材には支柱が立設されており、前記ばねは前記柄部と前記支柱の間に介在されている。これによれば、前記挿入部の前記第2部材には支柱が設けられ、前記ばねは前記挿入部から離れた位置に設けられているので、前記支柱によって前記柄部と前記挿入部の間に岩等の障害物が侵入することを低減でき、前記挿入部の障害物への潜り込み量を低減できるとともに、前記ばねが挿入部の前記第2部材に直接接続している場合に比べて、前記ばねが河川や湖沼や海等の底にある障害物に引っ掛かることを低減できる。例えば、前記支柱は前記挿入部の前記第2部材から上方向に伸びており、前記ばねは前記支柱の上端部に取り付けられている。また、前記ばねは例えばつる巻きばねである。
本考案の別の態様においては、前記支柱は前記第2部材の前記第1部材側に設けられている。これによれば、前記第2部材において、前記支柱から前記第1部材側の端部までの距離に比べて、前記支柱から前記第1部材に対して反対側の端部までの距離が長くなるので、前記支柱が前記第2部材の前記第1部材に対して反対側に設けられている場合に比べて、前記支柱によって困難性を伴うことなく、前記第2部材を河川や湖沼や海等の底に差し込む量を増加させることができる。
以上、説明したように本考案によれば、挿入部は第1部材と第2部材とが互いに回動自在に連結されており、柄部と挿入部の第1部材がV字状に固定されており、柄部と挿入部の第2部材がばねを介して連結されているので、ばねの付勢力に関係なく、柄部と挿入部の第1部材との連結姿勢を常時V字状に維持できるという優れた効果を奏し得る。
本考案に係る実施形態のアンカーを模式的に示す概略斜視図である。 本実施形態のアンカーにおける柄部と挿入部とを広げた状態を示す概略斜視図である。 挿入部を下側から見た状態を拡大して示す概略斜視図である。 本実施形態のアンカーが岩に引っ掛かった状態を示す概略側面図である。 本実施形態のアンカーが起立した状態を示す概略側面図である。 本実施形態のアンカーが岩から外れる状態を示す概略側面図である。 つる巻きばねが伸びたアンカーを使用した状態を示す概略側面図である。
以下、本考案に係る実施形態のアンカーについて詳細に説明する。図1は本考案に係る実施形態のアンカーを模式的に示す概略斜視図である。図2は本実施形態のアンカーにおける柄部と挿入部とを広げた状態を示す概略斜視図である。図1と図2に示すように、アンカー100は柄部110と挿入部120とを有している。このアンカー100は例えば鉄やアルミ等の金属製であり、表面に防錆塗料の塗布等の防錆処理が施されている。
なお、矢印Aで示す方向を上側(図1と図3では紙面の上側)とし、矢印Bで示す方向を下側(図1と図3では紙面の下側)とし、矢印Cで示す方向を左側(図1では紙面に向かって左下側、図3では紙面に向かって左上側)とし、矢印Dで示す方向を右側(図1では紙面に向かって右上側、図3では紙面に向かって右下側)とし、矢印Eで示す方向を前側(図1では紙面に向かって左上側、図3では紙面に向かって左側)とし、矢印Fで示す方向を後側(図1では紙面に向かって右下側、図3では紙面に向かって右側)とする。これら上下左右前後は相対的な位置関係を示すものであり、重力方向に対する絶対的な位置関係を示すものではない。
この柄部110は一方向に伸びており、第1棒部材111と第2棒部材112を含んでいる。これら第1棒部材111と第2棒部材112は断面円形の棒状部材、すなわち丸棒によって構成されている。この丸棒は中実であり中空になっていない。このうち、第1棒部材111は下側部分が折り曲げられて、矢印Cと矢印Dで示す左右方向(側方)から見てV字状に形成されている。第1棒部材111の下側部分の折り曲げ角度は直角より小さい鋭角に設定されている。第1棒部材111の折り曲げ部分の中には中間部材111aが設けられている。この中間部材111aは丸棒であり、上下方向に伸びるように起立しており、第1棒部材111の折り曲げ角度を保持している。
一方、柄部110の第2棒部材112は全体形状がT字状であり、第2棒部材112の下端部に横棒部分112aが設けられている。この横棒部分112aは第2棒部材112の長手方向に対して直交又は略直交する方向に伸びている。図示例ではこの延在方向は矢印Cと矢印Dで示す左右方向になっている。この横棒部分112aは後述する挿入部120の姿勢を水平又は略水平に保持して、河川や湖沼や海等の底(以下、総称して湖底と呼ぶ。)に挿入部120を差し込むことができるようにするためのものである。
これら第1棒部材111と第2棒部材112は連結されている。具体的には、第1棒部材111の上に第2棒部材112が積み重ねられた状態で互いに固定されている。この固定は溶接でもよいし、ボルトとナット等の締結具を用いてもよい。この状態において、第2棒部材112の横棒部分112aは柄部110の下端部に配置されている。つまり、第2棒部材112の横棒部分112aは第1棒部材111における下側部分の屈曲位置又はその近くの位置に配置されている。なお、柄部110の上端部には円環部110aが設けられている。この円環部110aは内側に開口が形成されており、船舶等に連結されたロープやワイヤやチェーン等を取り付け可能に構成されている。図示例では、この円環部110aは第1棒部材111の上端に取り付けられている。
挿入部120は、アンカー100が動かないように湖底に差し込まれる部分であり、第1部材121と第2部材122を含んでいる。これら第1部材121と第2部材122は平板状であり、回動自在に連結されており、一方向に伸ばしたり重ね合わせたりすることができるように構成されている。これにより、挿入部120は一方向に伸ばしたり二つ折りにしたりすることができるようになっている。
図3は挿入部を下側から見た状態を拡大して示す概略斜視図である。図3に示すように、挿入部120には3つの円筒部121a、122a、122bと丸棒123とが設けられている。これら3つの円筒部121a、122a、122bは一方向に伸びる筒状であり、中空になっており、両端が開口している。丸棒123は断面円形の一方向に伸びる棒であり、中実になっている。これら3つの円筒部121a、122a、122bは一列に配列されて一方向に伸びており、内部が連通している。これら3つの円筒部121a、122a、122bの中に丸棒123が挿通されている。
これら3つの円筒部121a、122a、122bのうち、真ん中の円筒部121aは第1部材121の底部121Bに設けられており、この円筒部121aと丸棒123は回動不能に固定されている。両側2つの円筒部122a、122bは第2部材122の底部122Bに互いに間隔を空けて設けられており、これら2つの円筒部122a、122bと丸棒123は回動自在に係合している。このため、第1部材121と第2部材122は丸棒123の外周回りに回動自在に連結している。
具体的には、第1部材121と第2部材122は矢印Eと矢印Fで示す前後方向に隣接配置されている。第1部材121と第2部材122の互いに対向する端部、すなわち第1部材121の後端部121Dと第2部材122の前端部122Cとは平坦に形成されており、第1部材121と第2部材122の配列方向に対して直交する方向(矢印Cと矢印Dで示す左右方向)に伸びている。3つの円筒部121a、122a、122bのうち、真ん中の円筒部121aは第1部材121の後端部121Dに沿うように配置されており、両側2つの円筒部122a、122bは第2部材122の前端部122Cに沿うように間隔を空けて配置されている。このため、3つの円筒部121a、122a、122bは左右方向に一列に配列されて、内部の丸棒123は左右方向に伸びており、第1部材121と第2部材122は左右方向に伸びる軸線回りに回動自在に構成されている。
この状態で、第1部材121と第2部材122を矢印Aで示す上方向に回動させると、第1部材121の後端部121Dと第2部材122の前端部122Cとが当接して回動が停止され、第1部材121と第2部材122は一方向(矢印Eと矢印Fで示す前後方向)に伸びた状態になる。一方、第1部材121と第2部材122を矢印Bで示す下方向に回動させると、第1部材121の底部121Bと第2部材122の底部122Bとが当接して回動が停止され、第1部材121と第2部材122は二つ折り状態になる。これら底部121B、122Bは例えば平坦に形成されている。
なお、第2部材122の後端部122D(第1部材側に対して反対側の端部)は両方の側部にある角部が斜めに切り落されて、第2部材122の前端部122Cに比べて幅狭に形成されている。これにより、第2部材122は後端部が前端部と同じ横幅である場合に比べて湖底に差し込み易くなっている。
図1と図2に示すように、柄部110の第1棒部材111の下端が挿入部120の第1部材121の上部に溶接等によって固定されており、柄部110と挿入部120とが連結している。この状態において、柄部110と挿入部120は側方(矢印C又は矢印Dの左右方向)から見てV字状になっている。柄部110における第1棒部材111の中間部材111aは挿入部120における第1部材121の上部から上方向に伸びるように起立しており、柄部110と挿入部120とからなす角度を保持している。
挿入部120の第2部材122の上部には支柱124が立設されている。この支柱124は第2部材122から矢印Aで示す上方向に伸びており、その上端部が円環状に形成されている。この支柱124の上端部は、内部が開口しており、つる巻きばね130を取り付け可能又は引っ掛け可能に構成されている。この支柱124は第2部材122の前端部122Cに寄った位置、つまり第1部材側に配置されており、第2部材122の後端部122Dから支柱124までの距離が、第2部材122の前端部122Cから支柱124までの距離より長くなっている。これにより、支柱124が第2部材122の後端部122Dに寄った位置(第1部材121に対して反対側の端部側)に配置されている場合に比べて、第2部材122の湖底への差し込み量を多くすることができ、アンカー100を湖底に強固に固定できる。
挿入部120の第2部材122と柄部110との間にはつる巻きばね130が介在されている。このつる巻きばね130は第2部材122と柄部110を連結している。このつる巻きばね130は螺旋状であり、縮む方向に付勢しており、伸びる方向に付勢力に抗って弾性変形可能に構成されている。具体的には、つる巻きばね130の一端(下端)が支柱124の上端部に取り付けられており、つる巻きばね130の他端(上端)が柄部110の第1棒部材111に取り付けられている。したがって、つる巻きばね130は支柱124と柄部110の間に介在されている。
この状態で、つる巻きばね130は、柄部110と挿入部120の第2部材122とを互いに近づける方向に付勢しており、挿入部120における第2部材122の前端部122Cを第1部材121の後端部121Dに圧接して、挿入部120の第1部材121と第2部材122を一方向(矢印Eと矢印Fで示す前後方向)に伸ばした状態に保持している。
このつる巻きばね130の付勢力に抗って、挿入部120の第2部材122を外側(柄部110に対して反対側)に向かって回動させると、柄部110と挿入部120の第1部材121とが固定した状態のまま、第2部材122が丸棒123の回りに矢印Bで示す下側(外側)に向かって回動して、柄部110から離れて、挿入部120の第1部材121と第2部材122が矢印Cと矢印Dで示す左右方向(側方)から見てL字状又は二つ折りになり、挿入部120が折れ曲がるようになっている。
上述のように構成されたアンカー100は、船舶に連結されたロープを円環部110aに取り付けた状態で、アンカー100を船舶の前方の水中に投入してから、船舶を後退させたりロープを引っ張ったりして、挿入部120を湖底Bに差し込んで、船舶を停泊させるように使用する。
図4は本実施形態のアンカーが岩に引っ掛かった状態を示す概略側面図であり、図5は本実施形態のアンカーが起立した状態を示す概略側面図であり、図6は本実施形態のアンカーが岩から外れる状態を示す概略側面図である。図4から図6までに示すように、このとき、アンカー100の挿入部120が湖底Bの岩Rに引っ掛かった場合、図示しないロープを矢印Pで示す上方向に引き上げると(図4参照)、挿入部120が折れ曲がって柄部110が起立し(図5参照)、このまま、さらに引き上げると、柄部110が湖底Bから引き上げられ、挿入部120が二つ折りになるとともに上方向に移動して、挿入部120が岩Rから外れる(図6参照)。
図7はつる巻きばねが伸びたアンカーを使用した状態を示す概略側面図である。図7に示すように、つる巻きばね130が伸びてその付勢力が低下した場合でも、アンカー100を水中に投入して引くと、挿入部120が湖底Bに差し込まれる。
本実施形態においては、挿入部120が回動自在に連結された第1部材121と第2部材122とを有し、柄部110における第1棒部材111の下側部分がV字状に折り曲げられており、第1棒部材111の下端部と挿入部120の第1部材121とが固定されており、第1棒部材111と挿入部120の第2部材122がつる巻きばね130を介して連結していることにより、柄部110と挿入部120の第1部材121とからなる角度が常に維持されるので、つる巻きばね130の付勢力が低下しても、挿入部120を湖底に差し込むことができる。
この実施形態においては、挿入部120の第2部材122に支柱124が立設されており、つる巻きばね130が柄部110と支柱124の間に介在されていることにより、支柱124が柄部110と挿入部120の間に配置されているので、岩等の障害物が柄部110と挿入部120の間に侵入することを低減でき、挿入部120の障害物への潜り込み量を低減できる。
この状態において、つる巻きばね130は挿入部120から上方向に支柱124の分だけ離れた位置に設けられているので、つる巻きばね130が第2部材122に直接接続している場合に比べて、つる巻きばね130が湖底の障害物に引っ掛かることを低減できる。
また、本実施形態においては、支柱124は第2部材122の前端部122Cに寄った位置(第1部材121の側)に設けられており、第1部材121に近づいていることにより、支柱124から第2部材122の後端部122Dまでの距離が、支柱124から第2部材122の前端部122Cまでの距離より長くなっているので、支柱124が第2部材122の後端部122Dに寄った位置(第1部材121の反対側)に設けられている場合に比べて、第2部材122の湖底への差し込み量を多くすることができ、アンカー100を湖底から抜け難くすることができる。
尚、上記実施形態のアンカー100は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本実施形態のアンカー100は金属製であるが、木製でもよいし、合成樹脂製でもよい。柄部110の第1棒部材111と第2棒部材112は中実であるが、中空であってもよい。柄部110の第1棒部材111と第2棒部材112は丸棒であるが、断面形状が三角形や四角形や六角形等の角棒でもよい。柄部110は第1棒部材111と第2棒部材112の2つの部材から構成されているが、1つの部材から構成されていてもよい。
また、挿入部120の第1部材121と第2部材122は平板状であるが、平板状に限定されることなく、例えば、断面形状が三角状やかまぼこ状になっていてもよい。図示例では、第1部材121の矢印Eと矢印Fで示す前後方向の長さは、第2部材122の前後方向の長さより短いが、第1部材121と第2部材122の前後方向の長さは同じでもよいし、第1部材121の前後方向の長さは第2部材122の前後方向の長さより長くてもよい。
なお、挿入部120における3つの円筒部121a、122a、122bのうち、真ん中の円筒部121aは第1部材121に設けられており、両側2つの円筒部122a、122bは第2部材122に設けられているが、真ん中の円筒部121aが第2部材122に設けられており、両側2つの円筒部122a、122bが第1部材121に設けられていてもよい。また、真ん中の円筒部121aと丸棒123は回動不能に固定されており、両側2つの円筒部122a、122bと丸棒123は回動自在に係合しているが、真ん中の円筒部121aと丸棒123が回動自在に係合しており、両側2つの円筒部122a、122bと丸棒123が回動不能に固定されていてもよい。
また、柄部110の第1棒部材111の下側部分がV字状に折り曲げられており、第1棒部材111の下端が挿入部120の第1部材121に固定されているが、第1棒部材111の下側部分が真っ直ぐに伸びており、第1棒部材111と挿入部120の第1部材121がV字状に固定されていてもよい。
100…アンカー、110…柄部、110a…円環部、111…第1棒部材、111a…中間部材、112…第2棒部材、112a…横棒部分、120…挿入部、121…第1部材、121a、122a、122b…円筒部、121B、122B…底部、121C、122C…前端部、121D…後端部、122…第2部材、123…丸棒、124…支柱、130…つる巻きばね、B…湖底、R…岩、A、B、C、D、E、F、P…矢印

Claims (3)

  1. 柄部と挿入部とがばねを介して連結されたアンカーであって、前記挿入部は互いに回動自在に連結された第1部材と第2部材とを有し、前記柄部と前記挿入部の前記第1部材がV字状に固定されており、前記柄部と前記挿入部の前記第2部材が前記ばねを介して連結され、前記ばねが前記柄部と前記第2部材を互いに近づけるように付勢して、前記挿入部の前記第1部材と前記第2部材が一方向に伸びるように保持されており、前記第2部材が前記ばねの付勢力に抗って外側に向かって回動して、前記挿入部が折れ曲がるように構成されていることを特徴とするアンカー。
  2. 前記挿入部の前記第2部材には支柱が立設されており、前記ばねは前記柄部と前記支柱の間に介在されていることを特徴とする請求項1に記載のアンカー。
  3. 前記支柱は前記第2部材の前記第1部材側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のアンカー。
JP2013000835U 2013-02-18 2013-02-18 アンカー Expired - Lifetime JP3183202U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000835U JP3183202U (ja) 2013-02-18 2013-02-18 アンカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013000835U JP3183202U (ja) 2013-02-18 2013-02-18 アンカー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3183202U true JP3183202U (ja) 2013-05-09

Family

ID=50427190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013000835U Expired - Lifetime JP3183202U (ja) 2013-02-18 2013-02-18 アンカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3183202U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10118672B2 (en) 2014-01-15 2018-11-06 Fe Anchor Corporation Anchor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10118672B2 (en) 2014-01-15 2018-11-06 Fe Anchor Corporation Anchor
EP3094550B1 (en) * 2014-01-15 2019-11-06 FE Anchor Corporation Anchor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI705918B (zh) 具有折疊結構的船舶用錨
US9926046B2 (en) Device for mooring a water craft to a mooring berth of a pontoon, and corresponding pontoon
AU2014202968B2 (en) Barrier
US4890566A (en) Retractable cleat
JP3183202U (ja) アンカー
JP4990209B2 (ja) 消波ブロック及び消波ブロック工法
KR101271044B1 (ko) 방현재 설치 구조
JP4678624B1 (ja) アンカー
JP4909794B2 (ja) 擁壁構造用連結具、係合工具、擁壁構造、および擁壁の構築方法
KR101066118B1 (ko) 앵커 및 이를 갖는 오탁방지막
US10259536B1 (en) Swivel subsea anchor system
JP5996344B2 (ja) アンカーピン
US849362A (en) Buoy.
JP5822351B2 (ja) 消波ブロック
ES2639399T3 (es) Conector de cadena retráctil
EP2955097B1 (en) A weight device for an anchor line
JP5551146B2 (ja) 拡開羽根付地中アンカー
KR101956561B1 (ko) 고추대 지주
US11685477B2 (en) Anchoring device
JP2016037214A5 (ja)
US1048671A (en) Buoy.
US20150375827A1 (en) Anchor systems and methods
US792869A (en) Anchor.
JP6253267B2 (ja) 釣竿用部材及び釣竿
JP3124277U (ja) 打込み型アンカー

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3183202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160410

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term